JP6924178B2 - 液体リングポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、液体リングポンプ及び該液体リングポンプの作動方法に関する。詳細には、本発明は、少なくとも1つの成分が、ポンプのサービス液と反応するか又はこれに溶解する、処理チャンバからの腐食性排ガス流をポンプ送給及び処理するための液体リングポンプに関する。
液体リングポンプは、種々のガスをポンプ送給するために使用されるが、その一般的な構成材料は(例えば、ステンレス鋼、鋳鉄、真鍮など)、強腐食性又は反応性ガス(すなわち、酸性、塩基性、酸化又は還元ガス)によって長期使用が妨げられる。公知の液体リングポンプは、チタン、セラミックス、又はポリマーなどの特殊な材料で作られているが、この材料はコストが高いのみならず、この材料で、例えば、特定の各構成要素、例えばロータとステータとの間の所望の厳密な寸法公差でもってポンプを製造するのは難しい場合がある。一部の半導体製造プロセス、例えばプラズマエッチングの真空排気の間に生成される排ガス流は、液体リングポンプ内のサービス液(典型的には水)と化学的に反応するか又はこれに溶解する。これにより腐食性サービス液が生じ、結果的にこの腐食性サービス液のポンプ内部の機能部品との反応から腐食生成物が生じる。当該腐食生成物は、ポンプ装置内でさらなる腐食及び摩耗をもたらす場合がある。
本発明は、従来の液体リングポンプに関連する1又は2以上の問題を少なくとも軽減しようとするものである。
本発明は、処理チャンバからの腐食性排ガス流を処理するための液体リングポンプを提供し、腐食性排ガス流は、ポンプのサービス液と反応するか又はそれに溶解して腐食生成物を形成し、ポンプは、ガス流及びサービス液を受け入れるための中央ポンプチャンバ軸の周りで略円筒形である環状ポンプチャンバと;中央ポンプチャンバ軸からオフセットしたロータ軸を有するロータであって、ロータは複数のロータブレードを有し、ロータブレードは、ロータが回転すると、ポンプチャンバ内の液体がポンプチャンバの中心軸と一致した中心を有するリングを形成するようにさせ、かつポンプチャンバの入口から出口へ運ばれる排ガスの圧縮を引き起こす、ロータと;ロータを駆動するための磁気駆動組立体であって、磁気駆動組立体は、駆動チャンバに収容されて駆動チャンバの外部の磁気駆動部と磁気結合することができる磁気従動部を備え、磁気駆動部がモータによって駆動される場合に磁気従動部がロータに回転を伝えるようになっている、磁気駆動組立体と;を備え、駆動チャンバはポンプチャンバと流体連通して、駆動チャンバ及びポンプチャンバ内のサービス液の循環を可能にし、ポンプチャンバ、駆動チャンバ、磁気従動部、及びロータは、排ガス流、及び該ガス流がサービス液で処理される場合に発生した腐食生成物に対して耐性を示す1又は2以上の材料から成る。
本発明の他の好ましい及び/又は随意的な態様は、特許請求の範囲に定義されている。
本発明を十分に理解できるように、添付図面を参照して例示的な実施形態を以下に説明する。
処理チャンバを排気するためのシステムを概略的に示す。 処理チャンバから引き出されたガス流を処理するための装置の1つの実施形態を概略的に示す。 液体リングポンプの断面図を示す。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図3のV−V線に沿った断面図である。 液体リングポンプ内の液圧分布を示す。 図3に示す液体リングポンプの変更形態を示す。 図3に示す液体リングポンプの別の変更形態を示す。 図3に示す液体リングポンプの別の変更形態を示す。
まず、図1を参照すると、処理チャンバ10は、全体が14で示されるガス源から1又は2以上の処理ガスを受け入れるための少なくとも1つの入口12を備える。例えば、処理チャンバ10は、内部に半導体又はフラットパネル表示装置が配置されるチャンバとすることができる。質量流コントローラ16は、それぞれの各処理ガスのために設けることができ、質量流コントローラは、所望のガス量が処理チャンバ10に供給されるのを保証するために、システムコントローラ(図示せず)によって制御される。
排ガス流は、図1において20で示されるポンプシステムによって処理チャンバ10の出口18から引き出される。チャンバ10内で実施されるプロセスを通して、チャンバに供給された処理ガスの一部だけが消費されることになるので、処理チャンバ10の出口18から排出される排ガス流は、チャンバ10に供給された処理ガスと、チャンバ10内で実施されたプロセスからの副生成物との混合物とを含むことになる。
ポンプシステム20は、第1のポンプ構成22を備える。第1のポンプ構成22は、多段ドライポンプを備え、このポンプの各ポンプ段は、ルーツ(Roots)式又はノーシー(Northey)式ポンプ機構とすることができる。また、第1のポンプ構成は、処理チャンバ10のポンプ要件に応じて、ターボ分子ポンプ及び/又は分子ドラッグポンプ、及び/又はルーツブロアなどのメカニカルブースターポンプとすることができる。図1の第1のポンプ構成22には1つのポンプが示されているが、処理チャンバ10の容量に応じて何らかの適切な数のポンプを設けることができる。処理チャンバ10の排気の間に第1のポンプ構成22のポンプ(複数可)が損傷を受けるのを防止するために、図1に示すように、パージガスの供給源26を第1のポンプ構成22のポンプのパージポート28に接続する導管系24によって、窒素又はヘリウムなどのパージガスをポンプ構成22のポンプに供給することができる。
第1のポンプ構成22は、排ガス流を処理チャンバ10の出口18から引き出し、典型的に50から1000ミリバールの範囲の圧力で排出口30からガス流を排出する。ポンプシステム20は、導管系36によって第1のポンプ構成22の排出口30に接続された第1の入口34を有する液体リングポンプ(LRP)バッキングポンプ32を含むことが好都合であることも分かっている。
処理チャンバ10内で実施されるプロセスに応じて、液体リングポンプ32に流入する廃棄流は、半導体デバイスの製造において前駆体として使用される1又は2以上のハロゲン含有ガス及び/又はシリコン含有ガスを含有する場合がある。当該ガス又は第3のプロセス副生成物としては、四フッ化炭素、フッ素、フッ化水素、シラン、ジシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(OMCTS)などのシロキサン、及びオルガノシランを挙げることができる。
この種類のガスに照らして、液体リングポンプ32は、排ガス流に関する湿式スクラッバとして機能すると共に大気に排出するためにガス流を加圧するように機能することができる(結果的に、全体的な動力使用量が少なくなるように第1のポンプ構成22の排圧を低減する)。また、液体リングポンプ32は、第1のポンプ構成がターボ分子ポンプ及び/又は分子ドラッグ機構、及び/又はメカニカルブースターポンプだけを備える場合、バッキングポンプとして機能することができる。
図1及び図2を参照すると、排ガス流は、入口34を通って液体リングポンプ32に流入する。第2の入口44は、ポンプ32内に液体リング48を形成するために液体制御部50から導管系52を介して液体を送る。サービス液供給源134は、ポンプから失われた液体を補給する。この実施形態において、液体は水であるが、何らかの他の水溶液又は適切な溶媒を使用することができる。ポンプから排出された液体は、液体制御部50によって廃棄又は処置ユニット132に送られる。
図2に示すように、液体リングポンプ32は、ロータ軸58がチャンバ56の中心軸60に対して偏心するように環状ポンプチャンバ56内に回転可能に取り付けられた、ロータ54を備える。ロータ54は、ロータハブ61及び複数のブレード62を有し、複数のブレード62はロータハブ61から半径方向外向きに延び、ロータ54の周りで等間隔に離間している。ロータ54が回転すると、ブレード62は、液体に係合して、液体をチャンバ56の内部で環状リング48に形成する。
このことは、ポンプ32の入口側に関して、隣接するロータブレード62の間に位置する圧縮領域に存在するガスは、ロータハブから離れて半径方向外向きに移動するが、ポンプの出口側に関して、ガスはロータハブに向かって半径方向内向きに移動することを意味する。これは、ポンプ32を通過するガスに対してピストン式ポンプ作用をもたらす。
第1の入口34を通って液体リングポンプ32に流入する廃棄流は、隣接するブレード62の間の空間63に引き込まれる。このガス流は、ピストン式ポンプ作用で圧縮され、主として処理ガスを含有するが液体リング48からの液体を一部含有する処理ガス流をポンプ32から排出するために出口側の排出口64を通って排出される。サービス液は、腐食生成物又はガス流の処理で生成された粒子状物質で汚染されるようになり、経時的に、サービス液は、ガス処理において効果が低下するようになるか、又は腐食性又は摩耗性が過度になる場合がある。従って、ポンプから液体を除去してポンプに新鮮なサービス液を補給する必要がある。液体の補給割合は、複数の要因に左右され、例えば、排ガス流の特定成分のサービス液に対する反応又は溶解速度である。ポンプから排出される液体は、実質的に腐食生成物及び/又は粒子状物質が除去されるように処理することができ、再利用されるか又は単純に廃棄される。以下に詳細に説明するように、液体はポンプから排出ポート96を通って排出され、新鮮な液体が入口44を通ってポンプに流入する。
図3は液体リングポンプ32の断面を示す。ポンプは、ロータ54を駆動するための磁気駆動組立体を備える。この駆動組立体は、駆動チャンバ92に収容されかつ該駆動チャンバ92の外部で磁気駆動部70に磁気結合された磁気従動部74を備える。磁気駆動部70は、駆動用磁石72を備える。使用時、モータ(図示せず)は、磁気駆動部70及び磁気従動部74を駆動する駆動磁石72に回転を与える。従って、モータからポンプチャンバ90内のロータ54へ磁気駆動結合によってトルクが伝達される。この構成により、漏洩のリスクを有意に低減する回転軸シールが必要なくなる。
磁気従動部74は、第1の軸受76に固定され、磁気駆動ハウジング80に固定された片持ち軸78によって回転支持される。軸78の反対側の端部はポートプレート82を貫通して延び、結果的にポンプの偏心軸58に沿った中心軸線で保持される。ロータ54は、第2の軸受84に固定され、軸78によって回転するように支持される。駆動要素94は、モータの回転がロータに伝達されるように、磁気従動部74をロータに結合する。ロータブレード62は、ロータハブから外向きに延び、一端において円周部分86によって支持される。軸78は、ロータと従動部の磁石との間のアダプタプレート88を貫通して延びる。ステータ56は、本実施例ではポンプハウジングの一部であり、アダプタプレート88及び駆動要素94と一緒にポンプチャンバ90を形成する。磁気駆動ハウジング80は、アダプタプレート88及び駆動要素94と一緒に駆動チャンバ92を形成する。従って、アダプタプレートは、概してポンプチャンバ90と駆動チャンバ92とを分離する。
ヘッドプレート98は、液体入口44並びに廃棄流ガス入口34及び出口66を備える。ポンプからの液体出口96は、駆動ハウジング80を貫通して駆動チャンバ92から延びる。ヘッドプレート98はポートプレート82と協働し、ポートプレート82は、ガスをポンプチャンバの中又はそこから外に送ると共にサービス液を駆動チャンバ及びポンプチャンバの中に送る。入口34は、ヘッドプレートを貫通して形成された導管126に沿ってガスを送る。ヘッドプレートは、出口66と連通している内部チャンバ128をさらに備える。
ポートプレート82は、図3のIV−IV線に沿ったポンプの断面である図4に詳細に示されている。ガス入口34は、ガスを導管126に沿って入口開口102に送り、入口開口102は、ポートプレート82を貫通してポンプチャンバ90に移行する。複数の出口開口100は、ポートプレートを貫通して、ガスをポンプチャンバ90から内部チャンバ128を通って送り、ガスはガス出口66を通って排出される。ポートプレート82の中心部はスラストプレート104を受け入れるための円形凹部を有する。スラストプレート104は、軸78が貫通する中心孔を有する。スラストプレート104及びポートプレート82は、軸を潤滑するためにサービス液が流れることができる複数のチャンネル106をさらに備える。スラストプレート104は、ポートプレートから軸方向に延び、ポートプレートの平坦面を超えて位置してロータ54とポートプレートとの間の最小軸方向間隔を定めるようになっている。ポートプレートの表面を超えるスラストワッシャ104の軸方向拡大部/高さは、間隙を定める。スラストプレート104は、第2の軸受84のスラスト面108と協働しており、スラスト面108は図5に詳細に示されている。図5は図3のV−V線に沿ったポンプの断面である。
軸受スラスト面108は、彫り込まれた盲端の3つの半径方向液体分配チャンネル110を有し、これは軸受面に対して同一平面上に位置している。磁気駆動結合手段72、74の適切な軸方向位置合わせによって、軸受スラスト面108がポートプレート82内に配置されたスラストプレート104に対して保持されるように、前向きの軸方向スラスト(図2の右側への)が第2の軸受に伝達される。サービス液圧は、分配チャンネル110内で第2の軸受84とスラストプレート104との間の流体軸受を形成し、ポートプレート82からの正確な軸方向間隙でのインペラ54の回転を助けるための非接触軸受が可能になる。バネは不要であり、軸78に沿って挿入されたシム112を用いることで力の微調整を実現することができる。
後方スラストプレート114は、駆動ハウジング80の円形凹部内に取り付けることができ、軸方向に延びて駆動ハウジング80の内面を超えて位置するよう構成され、図2に示すように軸方向の力が従動部の磁石を左側に動かす場合に磁気駆動部を保護するようになっている。
ポンプに流入する液体は、入口44に沿ってポートプレート内の軸78の軸端を取り囲む中央チャンバ116に導かれる。中央チャンバ116は、ポートプレート82及びスラストプレート104内のチャンネル106と連通し、軸78とポンプの回転要素76、94、84との間の界面を潤滑及び洗浄するために、ポンプに流入する液体が軸78に沿って導かれるようになっている。回転要素は、軸78との境界面に沿って形作られており、チャンネル106を軸に沿って駆動チャンバ92まで延ばして、軸の軸方向及び円周方向の全範囲が潤滑されるのを保証するようになっている。チャンネル106は、軸方向に沿って水を送り、軸受84、76及び駆動要素94の回転によって、サービス液(例えば、水)が円周面を清浄水によって洗浄し、結果的に何らかの微粒子物質は軸に沿って下流側に除去される。サービス液は、潤滑の役目を果たすと、第1の軸受76の後方から流出し、アダプタプレート88と駆動要素94との間の間隙により定められた水路を通ってポンプチャンバ90に流入する。追加のサービス液(おそらく再循環サービス液)は、他の適切に配置されたポートから供給することができる。
追加の適切な大きさのポート117は、アダプタプレート88を貫通して延び、液体が駆動チャンバ92とポンプチャンバ90との間を通過して、結果的に駆動ハウジングとポンプチャンバとの間のサービス液用の圧力除去装置として機能するのを可能にする。このポートの位置及びサイズは、ポンプ性能を高めるためにポンプチャンバ内のサービス液の流れを最適にするように選択される。
ポンプは、外部スチール支持リング118を用いて組み立て及び保持された複数の個別の構成要素を備え、支持リング118は、圧縮力を分散して複数の連結バー120によって固定される。この構成は、機械的剛性をもたらしかつ軸方向及び半径方向の位置及び方向決めを容易にする。構成要素の密封は、各構成要素の面に形成されたチャンネル124の中に配置されたOリング122を用いて実現される。さらに、ポンプの構成要素は、異なるポンプ送給及び軽減要件に合わせて性能変更を可能にするために半径方向に変化することができる。例えば、ポンプチャンバを定めるステータ56は個別の構成要素であり、これにより、インペラ54とステータ56との間の半径方向間隙を制御することで、ポンプ性能を最適にするために使用される異なる半径方向プロフィール及びサイズが可能になる。また、液体リングポンプのポンプ能力は、ステータ56、インペラ54、及び軸78の軸方向長さを変えることで、ポンプの何らかの他の構成要素の再設計を必要とすることなく調整することができる。
ポンプの構成要素を作る材料は、処理チャンバから排出された排ガス流中で遭遇する場合がある広範な攻撃性物質に対する良好な耐食性を与えるために、耐食性であるように選択することができる。駆動軸78及びスラストワッシャ104、114は、高純度アルミナ、焼結窒化ケイ素、又は他の類似の材料から作ることができる。磁気駆動74用の第1の軸受76及びインペラ54用の第2の軸受84は、限定されるものではないが、グラファイト及びグラファイト/PTFE複合材料などの様々な自己潤滑性材料から選択される。磁気駆動ハウジング80、アダプタプレート88、ポンプチャンバステータ56、ポートプレート82、ヘッドプレート98、及びインペラ54は、限定されるものではないが、ポリ(塩化ビニル)、充填ポリプロピレン、ポリ(フェニレン硫化物)、ポリ(フッ化ビニリデン)、などの様々なポリマーから作製することができ、これらはPTFEを含むこともできる。
液体リングポンプは、排ガス流の処理を考慮して最適化されている。この関連で、液体リングポンプは、概して垂直に延びる軸に一致して垂直配向で組み込まれるようになっている。従来の液体リングポンプは、伝統的に水平方向に取り付けられていたことに留意されたい。ポンプを垂直方向に取り付けることで、ポンプ入口34は、軸に平行でかつ垂直になることができる。従って、処理チャンバからの微粒子含有ガス流は、ポンプチャンバ90の中へ連続した進路を有しており、閉塞可能性が最小になる(例えば、導管36内で)。さらに、閉塞可能性は、特別に設計された、入口経路を洗浄するために圧力下で液体リングから直接移送されたサービス液が供給される入口システムを使用することで低くなる。
また、液体リングポンプを垂直に取り付けることで、その占有面積が著しく低減する。軸線に直交する(地面に対して水平な)排出口66を使用することで、ガス/液体分離器タンクの非常に緊密な結合が可能になり、ポンプのパッケージングが更に改善されて専有面積が低減する。
液体リングポンプの使用方法を以下に詳細に説明する。
ポンプのモータ(図示せず)が作動すると、磁気駆動部70、結果的に駆動磁石72がポンプの偏心軸58の周りで回転する。磁気結合により、磁気従動部74が回転して、駆動要素94を介してインペラ/ロータ54にトルクを伝達する。水などのサービス液は、制御部50から液体リングポンプの液体入口44を通って導入され、軸78に沿って進んで潤滑を行い、駆動チャンバ92の中に入る。駆動チャンバから、液体は、駆動要素94とアダプタプレート88との間に形成された間隙又は導管を通ってポンプチャンバ90に入る。ロータ54が回転すると、液体は、ポンプチャンバ90内に軸方向長さがステータ56の長さに近いリングを形成する。図2は、この作動状態でのポンプチャンバ90を示す。第1のポンプ構成22によって処理チャンバ10からポンプ送給された排ガス流は、入口34、導管126を通って、さらにポートプレート82内の入口開口102を通って液体リングポンプ32のポンプチャンバ90に導入される。ガスはポンプチャンバ90内で圧縮されかつ湿式スクラビン処理される。湿式スクラビング処理に関して、サービス液とガスとの間の界面層は、気泡130を生じ、この気泡はガスをスクラビン処理するのに利用できる液体の表面積を増加させる。ガス流は、ポンプチャンバ90から出口開口100を通り、内部チャンバ128及びガス出口66を通って排出される。サービス液の中の腐食性生成物の濃度は、作動時、より多くの腐食性ガスがポンプ32を通過する場合に高くなるであろう。サービス液は、液体出口96を通してポンプから排出され、ユニット132(図1)内に排除又は廃棄するために運ばれる。追加の清浄なサービス液は、供給源134から入口44に沿ってポンプ内に導入される。
特定の腐食性ガスをスクラビン処理する場合、サービス液の温度を制御するために、ポンプに流入するサービス液の量を制御することが望ましい。すなわち、ポンプ32は、作動時に熱を発生し、この熱はサービス液とやりとりされる。ポンプ内に存在するサービス液の量(総量又は補充流量)が少なくなるとサービス液は高温になる。逆に、より多くの液体が存在すると(総量又は補充流量)、サービス液の温度は低下する。従って、制御部50は、液体温度が構成物質をスクラビン処理するのに適するように、排ガスのこの構成物質に応じてポンプ内の液体の量を制御する。
例えば、排ガス流がフッ素を含有する場合、ほぼ室温又はそれ以下の温度では二フッ化酸素が発生する場合があるので、スクラビン処理は、ある室温以上で、例えば少なくとも30℃で行う必要がある。二フッ化酸素は、フッ素よりもはるかに有毒である。従って、制御部50は、液体温度が所定の温度、好ましくは35℃から80℃、例えば60℃に維持されるようにポンプに流入する液体の量を制限するので、フッ化水素が二フッ化酸素よりも優先的に生成される。このことは、フッ化水素がフッ素及び二フッ化酸素よりも有害ではなく容易に廃棄できるので好ましい。ポンプ内の/ポンプに送給される液体の量を制限することは、排除を必要とするサービス液が少なくなるという別の利点を有する。
図6及び図7を参照して以下に液体リングポンプ(LRP)32の変更形態を説明する。LRPは、ポンプの静止部品と動的部品との間のシールとして機能するサービス液に依存する。リング内の液体の圧力分布は不規則である。図6は、図4に類似した図を示し、変更されていないLRPに関して測定した一般的な液体圧力分布136が重ね合わされている。ライン138は、大気圧を示す。2つの高圧ローブ(lobe)が生じる。一方のローブ142は出口開口100の上に中心を置き、他方のローブ140は出口開口の直前に配置される。入口開口102の上、及び入口と出口とを分離する臨界領域144において低圧領域144が生じる。測定値は、排出ポートの前方で、液体の動圧は約2バール(絶対圧)であること、すなわち、各インペラブレードの間のガスを圧縮して、過剰なリング液体及びガスを正確にサイズ決めされた排出ポートを通過させるのに必要な圧力よりも著しく大きいことを示した。この液体リングの過剰圧縮は、動力を無駄に消費する。
過剰圧縮の問題を解決するための以前に提案された解決策は、非円筒形のポンプチャンバを採用することであった。これは液体リングが、ポンプ送給が生じない入口ポートと出口ポートとの間のロータに近接するが、リングが膨張及び圧縮が生じるサイクル部分の間に入口ポート及び排出ポートから離れて拡張するのを助ける。しかしながら、このような複雑なステータデザインの製造は自明ではない。
図7は本発明による変更形態を示し、ステータ56は、ポンプチャンバ90の2つの領域148、150の間に導管を形成するように構成されており、この導管は、液体を一方の領域から他方の領域に運ぶようになっている。このようにして、各領域(例えば、図6の140及び144)の間の圧力差を低減すること、好ましくは等しくすることができる。図示のように、ステータは、円筒形の外側スリーブ154の内側に嵌合した緊密嵌合の内側スリーブ152を備えることができる。導管は、外側スリーブ154に隣接した内側スリーブ152内に溝によって形成される。第1のポート156は、領域148でポンプチャンバに開口し、略直線状のボア158は、このポートから導管に沿って液体を運ぶ。ボア158は、リングの接線方向にほぼ整列するようにリングの周りの液体の流れに対して角度付けされており、流体は、導管に容易に流入することができる。第2のボア160は、液体を導管に沿って第2のポート162へ運び、第2のポート162は、ポンプチャンバの第2の領域に開口する。ボア158は、リングの接線方向にほぼ整列するようにリングの周りの液体の流れに対して角度付けされており、ポンプチャンバに流入する液体は、リングの周りの液体の流れを妨害しない。使用時、液体は、排出ポート前方の高圧領域148から、入口ポートと排出ポートとの間の領域150に液体リングを供給する導管を通って移送される。ボア156、160の選択された角度は、ポンプケーシングの頂上に到達して通過したときの液体リングの加速及び充填を助長し、この領域で発生するガスの漏洩を低減する。
図8a及び図8bは、図7の代替的な構成を示す。この図は、ポンプチャンバ90の1つの軸端を形成するプレート162のそれぞれの側面を示す。プレートは、例えばポートプレート82又はアダプタプレート88とすることができる。図8aは、プレートのポンプチャンバ側の図であり、図8bは、ポンプチャンバから離れたプレートの後側の図である。ポート164は、プレートの前面に形成され、プレート162の後面に形成された溝166に開口する。第2のプレート(図示せず)は、プレート162の後部に固定され、チャンネルを閉じて液体を運ぶための導管を形成する。チャンネル166に沿って運ばれた液体は、ボア168に入り、ポート170を通ってポンプチャンバ90の中に運ばれる。従って、液体は、排出ポートより前の高圧領域148から、ポンプ本体の頂上に近接した領域150において液体リングの中に運ばれる。チャンネルは高圧液体流を案内し、高圧流体流は、液体リングの中に接線方向に再注入される。明確にするために、駆動軸の穴172及びポンプチャンバ90の外側半液方向範囲を定める円174が示されている。圧縮サイクル内での高圧除去孔168及びそのインペラ軸からの距離を注意深く位置決めすることで、液体リングポンプの負荷サイクル及び圧縮比に応じて液体流の分流を最適にすることが可能になる。
図6ないし図8において、導管のサイジングは、液体リングが過剰に排出されないが、インペラ及びステータの密封を助けるために十分な液体が分流することを保証するように選択する必要がある。導管のサイジングは、バルブ機構(内部又は外部に配置される)を使用して動的に制御することができるので、液体流は、作動条件に対して調整することができる。

Claims (15)

  1. 処理チャンバ(10)からの腐食性排ガス流を処理するための液体リングポンプ(32)であって、前記腐食性排ガス流は、前記ポンプのサービス液と反応するか又はそれに溶解して腐食生成物を形成するものであり、前記液体リングポンプは、
    中央ポンプチャンバ軸を中心とした円筒形で前記ガス流及び前記サービス液を受け入れる環状ポンプチャンバ(56,90)と、
    前記中央ポンプチャンバ軸からオフセットしたロータ軸(58)を有するロータであって、複数のロータブレードを有し、前記ロータブレードは、前記ロータが回転すると、前記ポンプチャンバ内の液体が前記ポンプチャンバの中心軸と一致した中心を有するリングを形成するようにさせ、かつ前記ポンプチャンバの入口から出口へ運ばれる排ガスの圧縮を引き起こすロータ(54)と、
    駆動チャンバであって前記環状ポンプチャンバと流体連通して該駆動チャンバおよび前記ポンプチャンバ内のサービス液の循環を可能にする駆動チャンバ(92)と、
    前記ロータを駆動するための磁気駆動組立体であって、前記駆動チャンバに収容され前記駆動チャンバの外部の磁気駆動部と磁気結合することができ前記磁気駆動部がモータによって駆動されたとき前記磁気従動部が前記ロータに回転を伝えるように構成されている磁気従動部(74)を有する磁気駆動組立体と、を備え、
    前記ポンプチャンバと駆動チャンバと磁気従動部とロータは、前記腐食性排ガス流と該ガス流がサービス液で処理された場合に発生する腐食生成物とに対して耐性を示す1又は2以上の材料から成り、
    前記磁気従動部(74)が、前記ロータ(54)に対して固定され、前記磁気駆動部と磁気従動部との軸方向の整列が、使用時に、前記磁気駆動部が前記磁気従動部に軸方向スラストを与え前記ポンプチャンバ内での前記ロータの軸方向位置合わせさせるように前記ロータをポートプレート(82)内に配置されたスラストプレート(104)と協働させるように構成されている、
    ことを特徴とする液体リングポンプ。
  2. 前記ロータ及び前記従動部は、前記ロータのオフセット軸と位置合わせされた中心を有する軸方向軸によって回転支持され、前記軸方向軸は、耐食性材料から作られている、
    請求項1に記載の液体リングポンプ。
  3. 前記ポンプに入るサービス液は、前記軸方向軸の外面を潤滑及び洗浄するために、前記軸方向軸と、前記ロータ又は前記磁気従動部との間で運ばれる、
    請求項2に記載の液体リングポンプ。
  4. 前記軸方向軸と前記磁気従動部又は前記ロータのうちの1つは、前記軸方向軸に沿ってサービス液を運ぶための軸方向に延びるチャンネルを備える、
    請求項3に記載の液体リングポンプ。
  5. 前記磁気従動部及び前記ロータは、前記軸方向軸を支持するための軸受をそれぞれ備える、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の液体リングポンプ。
  6. 前記ロータは、前記スラストプレートと協働する軸受面を備え、前記ポンプに入るサービス液は、前記軸受面と前記スラストプレートとの間で運ばれ、前記スラストプレートは、非接触流体軸方向軸受を形成する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載の液体リングポンプ。
  7. 前記軸受面は、前記軸受面を横切ってサービス液を運び、前記流体軸受を形成する複数の略半径方向に延びるチャンネルを備える、
    請求項6に記載の液体リングポンプ。
  8. 前記駆動チャンバの半径方向外側部は、処理又は廃棄目的でサービス液をポンプから排出させることができる排出ポートを備え、前記駆動チャンバ内での前記磁気従動部の回転は、前記排出ポートを通る前記サービス液に流体力を与える、前記駆動チャンバの半径方向外周の周りの液体リングを形成する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の液体リングポンプ。
  9. 前記液体リング内の液体を前記ポンプチャンバの高圧領域から低圧領域へ運ぶために、前記ポンプチャンバに開口する第1のポート及び第2のポートで形成された端部を有する導管を備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の液体リングポンプ。
  10. 前記導管の端部は、前記液体リングの接線とほぼ一致しており、前記導管に流入する液体流を増加させる、及び/又は液体が前記液体リングの接線に沿って前記導管から流出することを可能にする、
    請求項9に記載の液体リングポンプ。
  11. 処理チャンバからの腐食性排ガス流を処理するための装置であって、
    請求項1ないし10のいずれか1項に記載の液体リングポンプを有するポンプ構成を備え、
    前記ポンプチャンバが、前記処理チャンバからの排ガス流入と、サービス液源からの前記サービス液とを受入れる、ことを特徴とする装置。
  12. 前記液体リングポンプは、前記サービス液を受け入れるための入口と、腐食性生成物を含有するサービス液を排出するための出口とを備え、液体制御部は、前記排ガス流及び前記サービス液の成分に応じて、サービス液の供給源から前記ポンプに入る液体の割合を制御するように構成される、
    請求項11に記載の装置。
  13. 前記液体制御部は、前記排ガスの成分の前記サービス液との溶解度又は反応度に応じて、サービス液の供給源から前記ポンプに入る液体の割合を制御するように構成される、
    請求項12に記載の装置。
  14. 前記排ガス流はフッ素を含有し、前記サービス液は水であり、前記液体制御部は、サービス液の供給源から前記ポンプに流入する液体の割合を制御するように構成され、前記ポンプ内の前記サービス液の温度が所定の温度よりも高く維持されるのを保証するようになっている、
    請求項12または13に記載の装置。
  15. 前記液体リングポンプは、略鉛直に配置され、前記ポンプへの入口は鉛直方向に延びており、排ガス流内の微粒子は重力下で前記ポンプ内に落下する、
    請求項11から14のいずれか1項に記載の装置。
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