JP6921683B2 - 非常用消火設備 - Google Patents
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本発明は、トンネル延伸方向の壁面に沿った監視員通路に放水銃装置が配置された非常用消火設備であって、
放水銃装置は、監視員通路及び道路の両側から放水及び停止が操作可能な開閉レバーを備えたことを特徴とする。
放水銃装置は、
監視員通路の下側のトンネル延伸方向に配設された給水配管と、
監視員通路の路面上に起立配置され、給水配管からの分岐管が接続されたスタンド管と、
スタンド管の上端に設けられ、開閉レバーの操作により開閉される制御弁と、
制御弁の2次側に、水平回り及び垂直回りに旋回自在に設けられた放水ノズルと、
放水ノズルに設けられ、旋回操作及び仰角操作を行う操作ハンドルと、
を備えたことを特徴とする。
放水銃装置は、
放水ノズルを水平回りに旋回させる第1旋回部と、
第1旋回部による水平回りへの旋回を固定可能な第1固定部と、
を備える。
放水銃装置は、
放水ノズルを垂直回りに旋回させる第2旋回部と、
第2旋回部による垂直回りへの旋回を固定可能な第2固定部と、
を備える。
開閉レバーは、制御弁との接合部を介して放水銃装置の前後に伸びた形状である。
放水銃装置における制御弁の開閉レバー及び放水ノズルの操作ハンドルは、監視員通路の路面から高さ0.8メートル以上で1.5メートル以下の範囲に設けられる。
放水銃装置は、トンネル延伸方向の所定間隔毎に少なくも1台が設けられ、
放水銃装置の水平方向の放水距離は、所定間隔の半分を超える所定距離に設定される。
放水銃装置は、トンネル延伸方向の100メートルの設置間隔毎に少なくも1台が設けられ、
放水銃装置の水平方向の放水距離は100メートル設置間隔の半分の50メートルを超える所定距離に設定される。
放水銃装置は、隣接する放水銃装置との放水範囲が相互に重複するように、所定間隔毎に設置される。
放水銃装置は、放水形態を棒状放水と噴霧放水のいずれかに切替可能である。
本発明は、トンネル延伸方向の壁面に沿った監視員通路た放水銃装置が配置された非常用消火設備であって、放水銃装置は、監視員通路及び道路の両側から放水及び停止が操作可能な開閉レバーを備えたため、監視員通路上に放水銃装置が配置されたことで、従来の消火栓装置のように消火栓扉を開いてノズル付きのホースを引き出す操作が不要となり、車両事故による火災の発生時には、放水銃装置を火災場所に向けて放水するという簡単な操作により消火作業を開始することができ、また、道路から離れた監視員通路上の道路を見下ろせる位置で放水銃装置を操作して放水することから火災場所に近づく必要がなく、火災規模が大きい場合でも、安全に消火作業を行うことが可能となる。
また、放水銃装置は、監視員通路の下側のトンネル延伸方向に配設された給水配管と、監視員通路の路面上に起立配置され、給水配管からの分岐管が接続されたスタンド管と、スタンド管の上端に設けられ、開閉レバーの操作により開閉される制御弁と、制御弁の2次側に、水平回り及び垂直回りに旋回自在に設けられた放水ノズルと、放水ノズルに設けられ、旋回操作及び仰角操作を行う操作ハンドルとを備えたため、車両事故による火災の発生時には、監視員通路に設置された放水銃装置の後ろに立ち、スタンド管の上部に水平回り及び垂直回りに旋回自在に配置されている放水ノズルの操作ハンドルを握って火災現場に向け、スタンド管の上部に設けている制御弁の開閉レバーを開位置に操作することで、簡単且つ容易に放水ノズルからの消火用水の放水を開始することができる。
また、放水銃装置は、放水ノズルを水平回りに旋回させる第1旋回部と、第1旋回部による水平回りへの旋回を固定可能な第1固定部と、放水ノズルを垂直回りに旋回させる第2旋回部と、第2旋回部による垂直回りへの旋回を固定可能な第2固定部を備えたため、火災現場に放水方向を固定したのち、放水銃装置から離れることが可能となり、消火対応を行ったのちは避難が可能となる。
また、開閉レバーは、制御弁との接合部を介して放水銃装置の前後に伸びた形状であるため、放水銃装置の前後から操作可能となる。これにより、放水銃が放水動作を行っている現場に消防隊が到着したとき、監視員通路に上らずに路面側から開閉レバーを操作して放水を止めることが可能となる。また、前後からの操作部を共通化したため、構造が複雑化せずに実施可能である。
また、放水銃装置における制御弁の開閉レバー及び放水ノズルの操作ハンドルは、監視員通路の路面から高さ0.8メートル以上で1.5メートル以下の範囲に設けられているため、車両事故による火災の発生時に監視員通路に設置された放水銃装置の後ろに利用者が立った状態で、利用者の手の届く範囲に制御弁の開閉レバー及び放水ノズルの操作ハンドルが位置しており、火災発生といった緊迫した状況であっても、直感的に制御弁の開閉レバー及び放水ノズルの操作ハンドルの取扱操作が把握可能であり、確実の放水銃装置を操作して迅速な消火作業を可能とする。
また、放水銃装置は、トンネル延伸方向の所定間隔毎に少なくも1台が設けられ、放水銃装置の水平方向の放水距離は、所定間隔の半分を超える所定距離に設定され、例えば、放水銃装置は、トンネル延伸方向の100メートルの設置間隔毎に少なくも1台が設けられ、放水銃装置の水平方向の放水距離は100メートル設置間隔の半分の50メートルを超える所定距離に設定されたため、放水銃装置は設置位置を中心に左右両側に放水範囲が形成され、最大100メートルとなる放水銃装置の設置間隔に対しその半分を超える所定の放水距離を確保することで、トンネル内の全領域を放水範囲とすることができる。
また、放水銃装置は、隣接する放水銃装置との放水範囲が相互に重複するように、所定間隔毎に設置されたため、車両事故による火災の発生場所に対し、その両側に設置されている放水銃装置の何れか一方または両方からの放水のよる消火が可能となり、火災発生場所に近い方の放水銃装置を選んで操作するといった手間が省け、火災発生場所の如何に関わらず、迅速且つ確実な消火作業が可能となる。
放水銃装置は、放水形態を棒状放水と噴霧放水のいずれかに切替可能であるため、
放水射程を大きく取りたいときは棒状放水を行い、冷却効果等の消火効果を大きく取りたいときは噴霧放水とすることで状況に応じた放水動作が可能となる。
図1はトンネル内に設置された非常用消火設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2は監視員通路に設置された放水銃装置を示した説明図、図3は放水銃装置の実施形態を示した説明図であり、図3(A)に側面を示し、図3(A)に操作側となる背面を示している。
図2に示すように、放水銃装置16は手摺り26を設けた監視員通路14の路面上に設置されており、放水銃装置16の設置場所で手摺り26は除かれている。
図4は監視員通路に設置された非常用消火設備を道路側から示した説明図である。図4に示すように、手摺り26が途切れた放水銃装置16が設置された監視員通路14の道路15側に位置する前壁14aの路肩側の部分には、消火栓箱45が埋込み配置されている。
(放水銃装置の設置間隔と放水距離)
図5は非常用消火設備の設置状態の一例を示した説明図であり、図5(A)は道路側から見た断面を示し、図5(B)は平面から見た断面を示す。
図6は非常用消火設備の設置状態の一例を示した説明図であり、図6(A)は道路側から見た断面を示し、図6(B)は平面から見た断面を示す。
上記の実施形態は手動で放水銃を操作するものあるが、監視員通路に所定間隔で設置される放水銃であれば、遠隔操作や自動操作できるものであっても良い。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
14a:前壁
15:道路
16:放水銃装置
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
23:電線管
24:給水本管
25:分岐配管
28:スタンド管
30:制御弁
32:開閉レバー
33:制御弁開検出スイッチ
34:水平旋回管
36:水平旋回ジョイント
38:放水ノズル
40:垂直旋回ジョイント
42:操作ハンドル
44:給水栓
45:消火栓箱
46:固定パネル
48:通報装置パネル
50:赤色表示灯
52:発信機
54:応答表示灯
56:パネル扉
58:ポンプ起動スイッチ
60,62:プランジャ
Claims (10)
- トンネル延伸方向の壁面に沿った監視員通路に放水銃装置が配置された非常用消火設備であって、
前記放水銃装置は、前記監視員通路及び道路の両側から放水及び停止が操作可能な開閉レバーを備えたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項1記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、
前記監視員通路の下側のトンネル延伸方向に配設された給水配管と、
前記監視員通路の路面上に起立配置され、前記給水配管からの分岐管が接続されたスタンド管と、
前記スタンド管の上端に設けられ、前記開閉レバーの操作により開閉される制御弁と、
前記制御弁の2次側に、水平回り及び垂直回りに旋回自在に設けられた放水ノズルと、
前記放水ノズルに設けられ、旋回操作及び仰角操作を行う操作ハンドルと、
を備えたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項2記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、
前記放水ノズルを水平回りに旋回させる第1旋回部と、
前記第1旋回部による水平回りへの旋回を固定可能な第1固定部と、
を備えたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項2又は請求項3記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、
前記放水ノズルを垂直回りに旋回させる第2旋回部と、
前記第2旋回部による垂直回りへの旋回を固定可能な第2固定部と、
を備えたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項3乃至4記載の非常用消火設備に於いて、
前記開閉レバーは、前記制御弁との接合部を介して前記放水銃装置の前後に伸びた形状であることを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項2記載の非常用消火設備に於いて、
前記制御弁の開閉レバー及び前記放水ノズルの操作ハンドルは、前記監視員通路の路面から高さ0.8メートル以上で1.5メートル以下の範囲に設けられたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項1記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、トンネル延伸方向の所定間隔毎に少なくも1台が設けられ、
前記放水銃装置の水平方向の放水距離は、前記所定間隔の半分を超える所定距離に設定されたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項1記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、トンネル延伸方向の100メートルの設置間隔毎に少なくも1台が設けられ、
前記放水銃装置の水平方向の放水距離は、前記100メートル設置間隔の半分の50メートルを超える所定距離に設定されたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項1記載の非常用消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、隣接する放水銃装置との放水範囲が相互に重複するように、所定間隔毎に設置されたことを特徴とする非常用消火設備。
- 請求項1記載の非常消火設備に於いて、
前記放水銃装置は、放水形態を棒状放水と噴霧放水のいずれかに切替可能であることを特徴とする非常用消火設備。
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