JP6921263B1 - 電力変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの低減を正確に行う電力変換回路を提供することを目的とする。【解決手段】ゲート電圧により駆動される半導体トランジスタ2aと、半導体トランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧から検出したゲートミラー電圧の値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路4aと、スイッチング速度制御回路4aからスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに半導体トランジスタ2aのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバー3aとを備える。【選択図】図1

Description

本願は、電力変換回路に関するものである。
電力変換回路においてノイズを低減するために、例えば、ターンオン動作終了後に電力変換回路の半導体トランジスタIGBTに流れる電流を検出し、電流値が設定値以下になったときにゲート抵抗を増大させてターンオン時の電圧変化率を小さくし、ノイズを低減している。この方法によれば、電流が小さいときにスイッチング速度を遅くしているため、損失を大きく増大させることなくノイズを低減できる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−69779号公報
従来の電力変換回路では、電力変換回路に流れる電流を検出して、電流値が設定値以下になったときにターンオン時の電圧変化率を小さくしている。しかし、電力変換回路に流れる電流の検出は検出遅れと検出精度に問題があり、特に電流がゼロに近いときは信号に対する検出誤差の比率が大きくなることにより電流値が設定値以下になったことの検出が困難になり、ノイズの低減を正確にできないという課題があった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたもので、ノイズの低減を正確に行う電力変換回路を提供することを目的とする。
本願に開示される電力変換回路は、ゲート電圧により駆動される半導体トランジスタと、半導体トランジスタのターンオフ時のゲート電圧から検出したゲートミラー電圧の値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路と、半導体トランジスタを駆動するとともにスイッチング速度制御回路からスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに半導体トランジスタのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバーとを備え、スイッチング速度制御回路はゲートミラー電圧が半導体トランジスタのしきい値電圧と等しいときにスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信することを特徴とする。
本願に開示される電力変換装置は、半導体トランジスタのターンオフ時のゲート電圧から検出したゲートミラー電圧の値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路と、スイッチング速度制御回路からスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに半導体トランジスタのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバーとを備え、スイッチング速度制御回路はゲートミラー電圧が半導体トランジスタのしきい値電圧と等しいときにスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するので、ノイズが増大するゼロ負荷電流の近傍期間を高精度に検出でき、電力変換回路のノイズの低減を正確に行うことができる。

実施の形態1による電力変換回路の構成を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタのゲートミラー電圧を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタのゲートミラー電圧を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタの伝達特性を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタの伝達特性を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタのターンオフ時の波形を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタの等価回路を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタの電流と電圧の変化の様子を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタのターンオフ時の波形を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路における半導体MOSトランジスタの電流と電圧の変化の様子を示す図である。 実施の形態1による電力変換回路におけるゲートミラー電圧を検出する方法を説明するための図である。 実施の形態1による電力変換回路におけるスイッチング速度制御回路の動作を説明するための図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係る電力変換回路について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による電力変換回路の構成を示す図である。実施の形態1による電力変換回路1はハーフブリッジ回路であり、上アームに、半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2aと、半導体MOSトランジスタ2aを駆動しかつスイッチング速度制御回路4aからの信号をもとに半導体MOSトランジスタ2aのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバー3aと、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧に基づいてゲートドライバー3aにスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路4aとを備えている。下アームには、上アームと同様の、半導体MOSトランジスタ2b、ゲートドライバー3bおよびスイッチング速度制御回路4bを備えている。電力出力部には誘導性負荷5が接続されており、電力入力部には直流電源6および平滑コンデンサ7が接続されている。
実施の形態1による電力変換回路1では、半導体MOSトランジスタ2a、2bのターンオフ時のゲート電圧を検出して、その値に基づいて半導体MOSトランジスタ2a、2bのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする。以下に、その様子を説明する。
図2および図3は、半導体MOSトランジスタ2a、2bのゲートミラー電圧の様子を示す図である。図2の下段の図は、半導体MOSトランジスタ2aのドレインからソースに向かって流れる電流を正として、誘導性負荷5への出力電流を示したものであり、横軸は時間を示している。図2の上段の図は、下段の図のAからDの各代表点における半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSを示しており、VGAはゲート−ソース間へ印加する最大電圧である。図3の下段の図は、半導体MOSトランジスタ2bのドレインからソースに向かって流れる電流を正として、誘導性負荷5への出力電流を示したものであり、横軸は時間を示している。図3の上段の図は、下段の図のFからIの各代表点における半導体MOSトランジスタ2bのターンオフ時のゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSを示しており、VGAはゲート−ソース間へ印加する最大電圧である。図2および図3では、それぞれの下段に示された誘導性負荷5への出力電流が正弦波として出力されている。半導体MOSトランジスタ2aおよび半導体MOSトランジスタ2bのゲート電圧を例えばPWM制御することにより、このような出力電流を出力することができる。
誘導性負荷5への出力電流の絶対値が、半導体MOSトランジスタ2aの特性とスイッチング条件で定まる電流値ICよりも小さい場合、すなわち、図2の代表点AおよびDでは、図2の上段のAおよびDの図に示すように、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。一方、誘導性負荷5への出力電流がICよりも大きい場合、すなわち、図2の代表点BおよびCでは、図2の上段のBおよびCの図に示すように、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲートミラー電圧VMおよびVMは半導体MOSトランジスタ2aに流れるそれぞれの電流に対応した値を示す。図4は、半導体MOSトランジスタ2aの伝達特性を示す図であり、縦軸は半導体MOSトランジスタ2aのチャンネル電流ICHであり、横軸はゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSである。図2のゲートミラー電圧VMおよびVMは、図4に示す伝達特性によって定まる。
図2の下段の図において負側に電流が流れている場合、例えば代表点Eでは、半導体MOSトランジスタ2aのソースからドレインに向かって電流が流れる。その時のスイッチング動作ではドレイン−ソース間電圧VDSが変動しないため、ミラー効果が無く、ミラー電圧は現れない。また、負側に電流が流れている場合はドレイン−ソース間電圧VDSが変動しないため、半導体MOSトランジスタ2aのスイッチングによるノイズは発生しない。
図3の下段に示された図において、誘導性負荷5への出力電流が負の領域では、図1に示す半導体MOSトランジスタ2bのスイッチングによって誘導性負荷5への出力電流の波形が制御される。誘導性負荷5への出力電流の絶対値が半導体MOSトランジスタ2bの特性とスイッチング条件で定まる電流値ICよりも小さい場合、すなわち、図3における代表点FおよびIでは、図3の上段のFおよびIの図に示すように、半導体MOSトランジスタ2bのターンオフ時のゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。一方、誘導性負荷5への出力電流が負の領域において誘導性負荷5への出力電流の絶対値がICよりも大きい場合、すなわち図3における代表点GおよびHでは、図3の上段のGおよびHの図に示すように、半導体MOSトランジスタ2bのターンオフ時のゲートミラー電圧VMおよびVMは半導体MOSトランジスタ2bに流れるそれぞれの電流に対応した値を示す。図5は、半導体MOSトランジスタ2bの伝達特性を示す図であり、縦軸は半導体MOSトランジスタ2bのチャンネル電流ICHであり、横軸はゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSである。図3におけるゲートミラー電圧VMおよびVMは、図5に示す伝達特性によって定まる。
図3の下段の図において正側に電流が流れている場合、例えば代表点Jでは、半導体MOSトランジスタ2bにおいてはソースからドレインに向かって電流が流れる。その時のスイッチング動作ではドレイン−ソース間電圧VDSが変動しないため、ミラー効果が無く、ミラー電圧は現れない。また、正側に電流が流れている場合はドレイン−ソース間電圧VDSが変動しないため、半導体MOSトランジスタ2bのスイッチングによるノイズは発生しない。
以上のように、誘導性負荷5への出力電流の絶対値がICよりも小さいときは、半導体MOSトランジスタ2a、2bのゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。次に、誘導性負荷5への出力電流の絶対値が半導体MOSトランジスタ2a、2bの特性とスイッチング条件で定まる電流値ICよりも小さいときに半導体MOSトランジスタ2a、2bのゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しくなる理由について、説明する。
初めに、電力変換回路1に流れる電流が電流値ICよりも大きいときの、半導体MOSトランジスタ2a、2bのターンオフ時のゲートミラー電圧の挙動について説明する。図1に示す電力変換回路1では半導体MOSトランジスタ2aと半導体MOSトランジスタ2bの回路上での機能が対称となっているので、半導体MOSトランジスタ2aの動作について説明する。
図6は、上アームの半導体MOSトランジスタ2aがオン状態からオフ状態に遷移するターンオフ過渡時の波形を示す図である。同様の図は、例えば、B.JAYANT BALIGA著、「POWER SEMICONDUCT DEVICES」、390ページ、PWS PUBLISHING COMPANY、1996年に示されている。図6は、半導体MOSトランジスタ2aのドレイン電流が電流値ICよりも大きいときについて示しており、例えば、図2の代表点Cにおける波形を示している。図6の上段はゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSを示しており、図6の下段はドレイン−ソース間電圧VDSとドレイン電流IDを示しており、横軸は時間である。図6の下段の図において、破線で示しているVPNは図1の直流電源6の出力電圧である。
図6において、時刻T0までは半導体MOSトランジスタ2aは定常的なオン状態であり、半導体MOSトランジスタ2aのゲート−ソース間にはゲートドライバー3aによってゲート−ソース間に印加される最大の電圧であるVGAが印加されている。この時、ドレイン電流IDは、誘導性負荷5に流れる電流ILと等しい。
図6の時刻T0においてゲートドライバー3aがターンオフ動作を開始すると、半導体MOSトランジスタ2aのゲート−ソース間電圧VGSが減少し、時刻T1においてゲート−ソース間電圧VGSはゲートミラー電圧VMと等しくなる。時刻T0から時刻T1の間では、ゲート−ソース間電圧VGSが減少するため、半導体MOSトランジスタ2aの抵抗が大きくなりドレイン−ソース間電圧VDSは上昇するが、上昇電圧は数ボルト程度であり、ドレイン−ソース間に印加される直流電源6の出力電圧VPNが数百ボルトであることと比べると小さいので、図6ではドレイン−ソース間電圧VDSの上昇は示していない。
図6の時刻T0から時刻T1の間では、半導体MOSトランジスタ2aに流れるドレイン電流IDは誘導性負荷5に流れる電流ILと等しく、さらに、半導体MOSトランジスタ2aのチャンネル電流ICHとも等しい。図7は、半導体MOSトランジスタ2a、2bの等価回路を示す図である。図7に示す半導体MOSトランジスタ2a、2bの等価回路は、ドレイン8、ソース9およびゲート10の3つの端子に対して、ドレイン8とソース9との間に寄生容量11および寄生ダイオード12を持っており、寄生容量11は寄生ダイオード12に並列に接続されている。ドレイン8からソース9へ流れるドレイン電流IDは、チャンネル電流13と容量電流14との2つの電流成分からなる。チャンネル電流ICHはゲート電圧で制御される電流であり、容量電流IDSPは主にドレイン−ソース間電圧VDSの時間変化率dVDS/dtとドレイン−ソース間の寄生容量CDSの積である(dVDS/dt)CDSに等しい電流である。時刻T0から時刻T1の間ではドレイン−ソース間電圧VDSの時間変動はほぼゼロに等しいため、容量電流IDSPはほぼゼロとなる。
図6において、ドレイン−ソース間電圧VDSが上昇し始める時刻T1からドレイン−ソース間電圧VDSが一定となる時刻T2までは、ゲート−ソース間電圧VGSはほぼ一定値となりゲートミラー電圧VMとなる。T1からT2までの期間は、ミラー期間と呼ばれている。誘導性負荷5に接続された電力変換回路1の半導体MOSトランジスタ2aでは、ミラー期間におけるドレイン電流IDは誘導性負荷5に流れる電流ILと等しくなる。ミラー期間では、厳密には、ドレイン電流IDはチャンネル電流ICHと容量電流IDSPの2つの電流成分からなるが、ドレイン電流IDがゼロ負荷電流よりも十分に大きいときは、ドレイン電流IDはそのほとんどがチャンネル電流ICHとなる。
図6において、時刻T2から時刻T3では、ゲート−ソース間電圧VGSが減少し、チャンネル電流ICHが減少する。時刻T2から時刻T3では、ドレイン−ソース間電圧VDSが一定であり、dVDS/dtがゼロとなるため容量電流IDSPがゼロとなりドレイン電流IDはチャンネル電流ICHと等しくなり、ドレイン電流IDは減少する。時刻T3では、ゲート−ソース間電圧VGSがしきい値電圧VTHとなり、ドレイン電流IDはゼロとなる。この時刻T2から時刻T3の期間では、半導体MOSトランジスタ2aのドレイン電流IDは減少するが、下アームの半導体MOSトランジスタ2bにはソースからドレインに向かって図7に示される寄生ダイオード12に電流が流れるため、上アームと下アームの電流の和は誘導性負荷5に流れる電流ILと等しくなっている。
図8は、図6の時刻T0から時刻T3に至る期間の半導体MOSトランジスタ2aの電流と電圧の変化を半導体MOSトランジスタ2aの出力特性における軌跡として示したものである。図8において、横軸はドレイン−ソース間電圧VDS、縦軸はチャンネル電流ICHであり、ゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSをパラメータとして半導体MOSトランジスタ2aの出力特性を示している。ただし、縦軸はチャンネル電流ICHであり、容量電流IDSPは含まれていない。半導体MOSトランジスタ2aのドレイン−ソース間電圧VDSに対するチャンネル電流ICHの特性は、ドレイン−ソース間電圧VDSの増加とともにチャンネル電流ICHがほぼ線形に増大する線形領域と、ドレイン−ソース間電圧VDSの増加に対してチャンネル電流ICHがほぼ一定となる飽和領域に分かれる。図6に記載の時刻T0、T1、T2およびT3におけるドレイン−ソース間電圧VDSとドレイン電流IDに対応する点を、図8に黒点で示している。図8の点T0は、ゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSがVGAと等しいときの出力特性の線形領域にある。T0からT1への遷移中は、チャンネル電流ICHは誘導性負荷5に流れる電流ILと同じであり、図8の横軸と平行に移動する。図8では、点T0と点T1が判別し易いようにするため、点T0と点T1のドレイン−ソース間電圧VDSの差を点T2と点T3のドレイン−ソース間電圧VDSよりも明確に大きくしているが、実際の点T0と点T1のドレイン−ソース間電圧VDSの差は数ボルト程度である。図6の下段の図では、点T0と点T1のドレイン−ソース間電圧VDSの差は微小であるため、明確に示していない。
図8の点T1は、ゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSがゲートミラー電圧VMと等しいときの出力特性の上にあり、線形領域と飽和領域の境界線上にある。T1からT2への遷移では、チャンネル電流ICHは誘導性負荷5に流れる電流ILと等しく、ゲート−ソース間電圧VGSはゲートミラー電圧VMと等しい。T2からT3への遷移では、チャンネル電流ICHはゼロに向かって減少するが、ドレイン−ソース間電圧VDSは直流電源6の出力電圧VPNと等しい。
次に、電力変換回路1から誘導性負荷5への出力電流が半導体MOSトランジスタ2aの特性とスイッチング条件で定まる電流値ICよりも小さい場合に、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しくなる理由を説明する。図9は、半導体MOSトランジスタ2aのドレイン電流IDがゼロ負荷電流の近傍にあるときの、上アームの半導体MOSトランジスタ2aがオン状態からオフ状態に遷移するターンオフ過渡時の波形を示す図である。図9は、例えば、図2の代表点Aにおける波形を示している。図9は、図6と同様に、上段はゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSを示しており、下段はドレイン−ソース間電圧VDSとドレイン電流IDを示しており、横軸は時間である。図9の下段の図において、破線で示しているVPNは図1の直流電源6の出力電圧である。
図9の時刻T0までは、半導体MOSトランジスタ2aは定常的なオン状態であり、ゲート−ソース間にはゲートドライバー3aによってゲート−ソース間へ印加する最大電圧であるVGAが印加されている。ドレイン電流IDは、誘導性負荷5に流れる電流ILと等しい電流となる。図9の時刻T0までと図6の時刻T0までを比べると、図9のILが図6のILに比べて非常に小さくなっていること以外は、同じである。
図9の時刻T0においてゲートドライバー3aがターンオフ動作を開始すると、半導体MOSトランジスタ2aのゲート−ソース間電圧VGSがゲートミラー電圧VMまで減少し、時刻T1においてゲート−ソース間電圧VGSはゲートミラー電圧VMと等しくなる。時刻T0から時刻T1の間では、ゲート−ソース間電圧VGSが減少するため、半導体MOSトランジスタ2aの抵抗が大きくなりドレイン−ソース間電圧VDSは上昇するが、上昇電圧は数ボルト程度であり、ドレイン−ソース間に印加される直流電源6の出力電圧VPNが数百ボルトであることと比べると小さいので、図9ではVDSの上昇は示していない。図9の時刻T0から時刻T1の間では、半導体MOSトランジスタ2aに流れるドレイン電流IDは、誘導性負荷5に流れる電流ILと等しく、さらに、半導体MOSトランジスタ2aのチャンネル電流ICHとも等しい。
図9の時刻T1から時刻T2のミラー期間では、誘導性負荷5に流れる電流ILが小さいため、ドレイン電流IDは容量電流IDSPと等しくなり、チャンネル電流ICHが流れない。そのため、ゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。つまり、誘導性負荷5に接続された電力変換回路1の半導体MOSトランジスタ2aのドレイン電流IDがゼロ負荷電流の近傍にあるときは、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。よって、誘導性負荷5に流れる電流ILが小さく、時刻T1から時刻T2のミラー期間においてIDSP=(dVDS/dt)CDS=ILの条件が満たされているときは、チャンネル電流ICHはゼロであり、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲートミラー電圧VMはしきい値電圧VTHと等しくなる。このときに誘導性負荷5に流れる電流ILが、図2の下段および図3の下段で示した電流値ICである。
図10は、図9の時刻T0から時刻T3に至る期間の半導体MOSトランジスタ2aの電流と電圧の変化を半導体MOSトランジスタ2aの出力特性における軌跡として示したものである。図10では、図8と同様に、横軸はドレイン−ソース間電圧VDS、縦軸はチャンネル電流ICHであり、ゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSをパラメータとして半導体MOSトランジスタ2aの出力特性を示している。ただし、縦軸はチャンネル電流ICHであり、容量電流IDSPは含まれていない。図10の点T1から点T2のミラー期間では、チャンネル電流ICHがゼロであり、IDSP=(dVDS/dt)CDS=IL=ICの条件が満たされており、ゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しくなる。
図1に示す電力変換回路1のスイッチング速度制御回路4aは、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSからゲートミラー電圧VMを検出し、スイッチング速度制御回路4bは、半導体MOSトランジスタ2bのターンオフ時のゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSからゲートミラー電圧VMを検出する。スイッチング速度制御回路4aとスイッチング速度制御回路4bの動作は同一なので、以下に、スイッチング速度制御回路4aの動作について説明する。図11は、スイッチング速度制御回路4aにおいてゲート−ソース間電圧VGSからゲートミラー電圧VMを検出する方法を説明するための図である。図11は、電力変換回路1の上アームの半導体MOSトランジスタ2aがオン状態からオフ状態に遷移するターンオフ過渡時のゲート−ソース間電圧VGSを示す図である。図11は、半導体MOSトランジスタ2aのドレイン電流IDがゼロ負荷電流よりも大きいときについて示しており、例えば、図2の代表点Cにおける波形を示している。ゲート−ソース間電圧VGSの最大値は、ゲートドライバー3aによってゲート−ソース間に印加される最大の電圧であるVGAである。ゲート−ソース間電圧VGSの最小値は、VGOである。
スイッチング速度制御回路4aは、一定の時間間隔で半導体MOSトランジスタ2aのゲート−ソース間電圧VGSを測定する。測定する時間の間隔は、ゲートミラー電圧VMが検出できる十分に短い間隔に設定する。図11では、時刻t4、t5およびt6がミラー期間に含まれている。ミラー期間ではゲート−ソース間電圧VGSの時間変化が少ないため、図11に示す例では、時刻t4でのゲート−ソース間電圧VGSであるVGS(t4)と時刻t5でのゲート−ソース間電圧VGSであるVGS(t5)の差の絶対値と、時刻t5での電圧VGS(t5)と時刻t6での電圧VGS(t6)の差の絶対値とが、ともに予め設定した基準値MTHより小さいときは、t4、t5およびt6がミラー期間に含まれていると判定され、例えば時間的に中間にある時刻t5におけるVGS(t5)の値をゲートミラー電圧VMとする。基準値MTHは、例えば、実際のゲート−ソース間電圧VGSを測定して、ミラー期間を検出できる値に設定する。図11では、時刻t2以前および時刻t10以後においてもゲート−ソース間電圧VGSの時間変動が基準値MTHよりも小さくなるが、ゲート−ソース間電圧VGSがVGAまたはVGOと等しい場合は、ゲートミラー電圧VMとしては検出しない。以上の方法により、半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧であるゲート−ソース間電圧VGSからゲートミラー電圧VMを検出することができる。
上記の方法で検出したゲートミラー電圧VMが半導体MOSトランジスタ2aのしきい値電圧VTHと等しくなったとき、すなわち、図2の上段に示す代表点AまたはDのようなゲートミラー電圧VMが検出されたときは、誘導性負荷5への出力電流ILがICよりも小さいと判断し、図1のスイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信する。
図12は、スイッチング速度制御回路4aの出力信号を説明するための図である。図12の上段は、スイッチング速度制御回路4aの出力信号を示しており、「ON」は、ゲートドライバー3aへスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を出力していることを示している。「OFF」は、ゲートドライバー3aへスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を出力していないことを示している。図12の中段はスイッチング速度制御回路4aによって検出された半導体MOSトランジスタ2aのゲートミラー電圧VMを示しており、図12の下段は電力変換回路1の出力電流である誘導性負荷5に流れる電流ILを示している。図12では、誘導性負荷5への出力電流ILがゼロに近い部分のみを示している。図12に示した黒点は説明のために示した代表点であり、ゲートミラー電圧VMを検出するタイミングあるいはスイッチング速度制御回路4aから信号を送信するタイミングを示すものではない。ゲートミラー電圧VMの検出およびスイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへの信号の送信は、電力変換回路1のノイズを低減するために十分に細かい頻度で行われるものとする。
以下に、図12の各代表点における動作について説明する。代表点AおよびJでは、誘導性負荷5への出力電流ILがICよりも大きいため、ゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHより大きい。そのため、スイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへは「OFF」が出力され、スイッチング速度は予め定められた速度となる。
代表点Bでは、誘導性負荷5への出力電流ILがゼロからICまでの間にあるため、ゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しくなる。そのため、スイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへは「ON」が送信される。ゲートドライバー3aはスイッチング速度制御回路4aからの「ON」の信号を受信し、半導体MOSトランジスタ2aのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする。代表点C、D、G、HおよびIについても同様の動作を行う。これにより、誘導性負荷5への出力電流ILがゼロ近傍にあるときに半導体MOSトランジスタ2aのターンオンのスイッチング速度が予め定められた速度よりも遅くなり、電力変換回路1のノイズが低減される。また、誘導性負荷5への出力電流ILがゼロ近傍にあるときだけスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くしているので、スイッチング損失の増大を抑制することができる。さらに、ゼロ近傍にある誘導性負荷5への出力電流ILがしきい値以下にあるかを測定するのではなく、ゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しいかどうかを検出しているので、ノイズに強い検出が可能であり、電力変換回路1のノイズの低減を正確に行うことができる。
代表点EおよびFにおいては、半導体MOSトランジスタ2aのソースからドレインへ電流が流れているため、スイッチング時にドレイン−ソース間電圧VDSの変動がなく、ミラー期間が存在しない。そのため、スイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへは「OFF」が送信され、半導体MOSトランジスタ2aのスイッチング速度は予め定められた速度となる。しかし、スイッチング時のドレイン−ソース間電圧VDSに変動がないので、電力変換回路1のノイズに影響を与えない。
なお、実施の形態1においては半導体トランジスタを半導体MOSトランジスタとしたが、ゲート電圧によって駆動される半導体トランジスタであればどのようなものでも構わない。また、電力変換回路をハーフブリッジ回路としたが、スイッチング動作を行うインバータ回路あるいはコンバータ回路であってもよい。例えば、インバータ回路から誘導性負荷への出力電流はモータ電流となり、コンバータ回路から誘導性負荷への出力電流はリアクトル電流となる。
以上のように、本実施の形態1による電力変換回路1は、誘導性負荷5に接続され、ゲート電圧VGSによって駆動される半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2aと、半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2aのターンオフ時のゲート電圧VGSから検出したゲートミラー電圧VMの値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路4aと、半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2aを駆動するとともにスイッチング速度制御回路4aからスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2aのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバー3aとを備えているので、電力変換回路1のノイズの低減を正確に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2による電力変換回路の構成は図1に示した実施の形態1による電力変換回路1と同じであるが、スイッチング速度制御回路4a、4bの動作が異なる。スイッチング速度制御回路4aとスイッチング速度制御回路4bの機能は同一なので、以下に、スイッチング速度制御回路4aの動作について説明する。実施の形態1によるスイッチング速度制御回路4aは、図12の代表点B、C、D、G、HおよびIにおいて、「ゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しい」ことを検出して、スイッチング速度制御回路4aからゲートドライバー3aへスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号が送信されていた。
図12において、誘導性負荷5への出力電流ILがゼロからICまでの間にある代表点BからDの期間と代表点GからIの区間では、ゲートミラー電圧VMが時間的に変動していない。実施の形態2によるスイッチング速度制御回路4aでは、ゲートミラー電圧VMの時間変動を算出し、ゲートミラー電圧VMの時間変動が無いこと、あるいは、ゲートミラー電圧VMの時間変動が予め設定したしきい値以下であることを検出して、ゲートドライバー3aへスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信する。しきい値電圧VTHは一般的に温度により変動するが、この方法によればゲートミラー電圧VMとしきい値電圧VTHとの比較が不要となるので、温度に依存することなく高精度にスイッチング速度の制御を行うことができる。
以上のように、本実施の形態2による電力変換回路1は、スイッチング速度制御回路4a、4bがゲートミラー電圧VMの時間変動に基づいてターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するので、実施の形態1による電力変換回路1と同様の効果を得られるとともに、温度に依存することなく高精度にスイッチング速度の制御を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3による電力変換回路の構成は図1に示した実施の形態1による電力変換回路1と同じであるが、半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2a、2bにワイドギャップ半導体材料を主材料としたものを用いる。ワイドギャップ半導体材料を主材料とした半導体トランジスタは、耐圧を保持する耐圧保持層のドーパント濃度を高くすることができるため、ドレイン−ソース間の寄生容量CDSが大きくなる。これにより、ゼロ負荷電流の近傍期間においてIDSP=(dVDS/dt)CDS=IL=ICの条件が満たされる電流値ICの大きさが大きくなる。図12においては、図12の下段に示された図のICの大きさが大きくなり、結果として図12の中段に示された図においてゲートミラー電圧VMがしきい値電圧VTHと等しくなる期間が長くなるため、図12の上段のスイッチング速度制御回路4aからの出力信号が「ON」になる期間を長くすることができる。
以上のように、本実施の形態3による電力変換回路1は、半導体トランジスタである半導体MOSトランジスタ2a、2bはワイドギャップ半導体材料を主材料としているので、実施の形態1による効果が得られるとともに、よりノイズ低減効果が大きな電力変換回路を得ることができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 電力変換回路、2a、2b 半導体MOSトランジスタ、3a、3b ゲートドライバー、4a、4b スイッチング速度制御回路、5 誘導性負荷、6 直流電源、7 平滑コンデンサ、8 ドレイン、9 ソース、10 ゲート、11 寄生容量、12 寄生ダイオード、13 チャンネル電流、14 容量電流。

Claims (3)

  1. 誘導性負荷に接続される電力変換回路であって、
    ゲート電圧により駆動される半導体トランジスタと、
    前記半導体トランジスタのターンオフ時の前記ゲート電圧から検出したゲートミラー電圧の値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路と、
    前記半導体トランジスタを駆動するとともに前記スイッチング速度制御回路からスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに前記半導体トランジスタのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバーとを備え
    前記スイッチング速度制御回路は前記ゲートミラー電圧が前記半導体トランジスタのしきい値電圧と等しいときにスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信することを特徴とする電力変換回路。
  2. 誘導性負荷に接続される電力変換回路であって、
    ゲート電圧により駆動される半導体トランジスタと、
    前記半導体トランジスタのターンオフ時の前記ゲート電圧から検出したゲートミラー電圧の値に基づいてスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信するスイッチング速度制御回路と、
    前記半導体トランジスタを駆動するとともに前記スイッチング速度制御回路からスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を受信したときに前記半導体トランジスタのターンオンのスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くするゲートドライバーとを備え、
    前記スイッチング速度制御回路は前記ゲートミラー電圧に時間変動が無いときにスイッチング速度を予め定められた速度よりも遅くする信号を送信することを特徴とする電力変換回路。
  3. 前記半導体トランジスタはワイドギャップ半導体材料を主材料とすることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換回路。
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