JP6920598B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本開示は、加熱調理器、特にそのドアに関する。
特許文献1は、従来の加熱調理器のドアの一例を開示している。図10は、特許文献1に記載の従来の加熱調理器の、ドアを閉めた状態における一部切欠き側面図であり、図11は、その加熱調理器のドアを開けた状態における一部切欠き側面図である。
図10、図11に示すように、加熱調理器は、本体51内に設けられた加熱室52と、加熱室52の前面開口を覆うドア53と、ドア53の開閉機構とを有する。
ドア53の開閉機構は、ダンパ54とドアアーム56とローラ57とバネ58と作動レバー62と連結レバー64とを有する。
加熱室52の上方の本体51と加熱室52との間の空間には、電気部品66が配置される。
ドア53を閉じる場合、図10に示すように、バネ58によりドア53の衝撃力が発生する。ドア53を完全に閉じる直前に、ドア53の内側面が、作動レバー62に設けられた凸部61を矢印Yaの方向に押す。この動作により、ドア53の衝撃力がダンパ54に伝達され、ダンパ54によって吸収される。
ドア53を開ける場合、ドアアーム56は、バネ58によってローラ57に押し付けられながら引き出される。図11に示す状態まで引き出されると、ドアアーム56は、ドアアーム56に設けられたピン68で、連結レバー64の下端を矢印Ybの方向に押す。
その結果、連結レバー64の上端が矢印Ycの方向に移動して、作動レバー62に設けられた凸部61を矢印Ydの方向に押す。これらの動作により、ドア53の自重による衝撃力がダンパ54に伝達され、ダンパ54によって吸収される。
上記従来技術によれば、ドア53の開閉時に加熱調理器の本体51に伝わる衝撃力をダンパ54により緩和することで、加熱室52内での液体の飛び散りを防止するとともに、振動による電気部品66への影響を抑制する。
特開2002−039541号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ドア53を開ける場合と閉める場合とで、ダンパ54に衝撃力を伝達する仕組みが異なり、ダンパ54の周囲の部品点数が増加する。このため、ドア53の開閉機構を簡素化、小型化することが困難である。
本開示の一態様の加熱調理器は、加熱室とドアとダンパとダンパアームとを備える。加熱室は、本体に設けられ、被加熱物を収容するように構成される。ドアは、回転軸を中心に回転自在に本体に取り付けられ、加熱室の前面開口を覆うように構成される。ダンパは、本体に設けられる。ダンパアームは、本体に設けられ、前方端と、ダンパに対向する後方端とを有する。
ドアは、前方端に当接するように構成された当接部材を有する。ドアが回転軸を中心に回転すると、ドアが原動節として機能し、当接部材または前方端がカムとして機能し、ダンパアームが従動節として機能することにより、ダンパアームの後方端がダンパを押圧するように構成される。
本態様によれば、ドアの開閉時に加熱調理器の本体に伝わる衝撃力を緩和するダンパの周囲の構造を簡素化かつ小型化することができる。その結果、ドアの開閉機構のコスト低減および省スペース化を図ることができる。
図1は、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器の、ドアを完全に閉めた状態における一部切欠き側面図である。 図2は、実施の形態1に係る加熱調理器の、ドアを途中まで開けた状態における一部切欠き側面図である。 図3は、実施の形態1に係る加熱調理器の、ドアを完全に開けた状態における一部切欠き側面図である。 図4は、実施の形態1に係る加熱調理器におけるドア開閉時のダンパ、ダンパアーム、および、当接部材の要部拡大側面図である。 図5は、実施の形態1においてダンパが作動するドアの開き角度の範囲を示す図である。 図6は、本開示の実施の形態2に係る加熱調理器の、ドアを閉めた状態における一部切欠き側面図である。 図7は、ドアを開ける際のドアのいくつかの中間状態を示す、実施の形態2に係る加熱調理器の一部切欠き上面図である。 図8は、実施の形態2におけるドアの開閉時のダンパ、ダンパアーム、および、当接部材の要部拡大側面図である。 図9は、実施の形態2においてダンパが作動するドアの開き角度の範囲を示す図である。 図10は、従来の加熱調理器の、ドアを閉めた状態における一部切欠き側面図である。 図11は、従来の加熱調理器の、ドアを開けた状態における一部切欠き側面図である。
本開示の第1の態様の加熱調理器は、加熱室とドアとダンパとダンパアームとを備える。加熱室は、本体に設けられ、被加熱物を収容するように構成される。ドアは、回転軸を中心に回転自在に本体に取り付けられ、加熱室の前面開口を覆うように構成される。ダンパは、本体に設けられる。ダンパアームは、本体に設けられ、前方端と、ダンパに対向する後方端とを有する。
ドアは、前方端に当接するように構成された当接部材を有する。ドアが回転軸を中心に回転すると、ドアが原動節として機能し、当接部または前方端がカムとして機能し、ダンパアームが従動節として機能することにより、ダンパアームの後方端がダンパを押圧するように構成される。
本開示の第2の態様の加熱調理器では、第1の態様に加えて、ドアの全閉状態に近いドアの開き角度と、ドアの全開状態に近いドアの前記開き角度とにおいて、ダンパアームの後方端がダンパを押圧するように構成される。
本開示の第3の態様の加熱調理器では、第2の態様に加えて、全閉状態と全開状態との間のドアの開き角度において、ダンパアームの後方端がダンパを押圧しないように構成される。
本開示の第4の態様の加熱調理器では、第1の態様に加えて、当接部がカムとして機能するように構成される。
本開示の第5の態様の加熱調理器では、第4の態様に加えて、当接部材が、第1当接部と第2当接部とを有する。ドアの全閉状態では、第1当接部のみがダンパアームの前方端に当接する。ドアの全開状態では、第2当接部のみが前方端に当接する。
全閉状態と全開状態との間のドアの開き角度において、第1当接部と第2当接部とが前方端に当接するように構成される。
本開示の第6の態様の加熱調理器では、第1の態様に加えて、前方端が反対カムとして機能するように構成される。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係る加熱調理器の、ドア3を完全に閉めた状態における一部切欠き側面図である。図2は、本実施の形態に係る加熱調理器の、ドア3を途中まで開けた状態における一部切欠き側面図である。図3は、本実施の形態に係る加熱調理器の、ドア3を完全に開けた状態における一部切欠き側面図である。
本実施の形態では、加熱調理器の本体1のドア3側、すなわち、図1〜図3の左側を前方とする。前方から本体1に向かって右側、すなわち、図1〜図3の手前側を右側とする。ドア3を完全に閉めた状態をドア3の全閉状態といい、ドア3を完全に開けた状態をドア3の全開状態という。
図1〜図3に示すように、加熱調理器の本体1内には、前面開口2aを有する加熱室2が設けられる。加熱室2の前面には、前面開口2aを覆うようにドア3が設けられる。
ドア3は、その下部に設けられて水平方向(図面では奥行き方向)に延在する回転軸9を中心に回転自在の、いわゆる縦開きのドアである。ドア3は、開き角度が0°〜90°の範囲で回転自在である。ドア3の上部には把手10が設けられる。
加熱調理器の本体1はさらに、ドアアーム6とローラ7とバネ8とを備える。ローラ7は、加熱室2と本体1との間の空間に取り付けられる。バネ8の一端は、本体1内の下部に固定される。
ドアアーム6は細長い板状の部材である。ドアアーム6の下縁部はローラ7に当接する。ドアアーム6の一端はドア3に回転自在に取り付けられる。ドアアーム6の他端はバネ8の他端に係合される。この構成により、ドアアーム6は、バネ8によってローラ7に押し付けられる。
ドア3の開き角度が所定値より小さい場合、バネ8によってドア3を閉めようとする力が、ドア3の自重によってドア3を開けようとする力より大きい。このため、使用者が把手10を離すと、ドア3はバネ8の力により自動的に閉まる。
バネ8の力は、図2または図3の状態から使用者がドア3を閉めるのを補助する。図1に示す状態において、バネ8の力で加熱室2の密閉状態が保持される。
ドア3の開き角度が所定値以上である場合、バネ8によってドア3を閉めようとする力が、ドア3の自重によってドア3を開けようとする力より小さい。このため、使用者が把手10を離すと、ドア3は自重により自動的に開く。
加熱調理器の本体1はさらにダンパ4を備える。ダンパ4は、ドア3の開閉時に、加熱調理器の本体1に伝わる衝撃力を緩和する。以下、ダンパ4について説明する。
ダンパ4は、その長手方向が加熱調理器の本体1の前後方向を向くように、本体1の下部に配置される。
ダンパアーム5は、前方端5aと後方端5bとを有し、ダンパ4と同一直線上に並ぶようにダンパ4の前方に配置された、細長い棒状の部材である。ダンパアーム5は、その長手方向すなわち前後方向に摺動可能である。
ダンパアーム5の前方端5aは、ダンパアーム5の先端に設けられて本体1外に突出する板状部材である。ダンパアーム5の後方端5bは本体1内でダンパ4に当接する。前方端5aが後方に押されると、後方端5bがダンパ4を押圧する。
ドア3の下部には、凹部3aが設けられる。凹部3a内には、水平方向(図面では奥行き方向)に突出する当接部材11が設けられる。本実施の形態では、当接部材11は、二つの突起状部材(第1当接部11a、第2当接部11b)を有する。
図1に示すように、ドア3の全閉状態において、当接部材11は、第1当接部11aが回転軸9の上方に位置し、第2当接部11bが回転軸9の前方に位置するように設けられる。より詳細には、第1当接部11a、回転軸9を結ぶ線分が、第2当接部11b、回転軸9を結ぶ線分と直交する。二つの線分の長さは同じである。
なお、凹部3a内には第1当接部11a、第2当接部11bのみが配置される。回転軸9は、図示されない部材がドア3を軸支することにより、図1〜図3に示す位置に仮想的に形成されるものであって、実際に凹部3a内に存在するわけではない。
第1当接部11aと第2当接部11bとは、以下のようにして、ドア3の開閉時に前方端5aに当接する。
図1に示す状態では、前方端5aは第1当接部11aに当接している。この状態からドア3を開けると、当接部材11は回転軸9を中心としてドア3とともに回転する。図2に示す状態までは、ドア3の回転に連動して、前方端5aは第1当接部11aだけに当接しながら、ダンパアーム5は前方に移動する。
図2に示す状態では、前方端5aは第1当接部11aおよび第2当接部11bに当接する。この状態において、ダンパアーム5は最も前方に位置する。
ドア3をさらに開けると、さらに当接部材11は回転軸9を中心としてドア3とともに回転する。ドア3の回転に連動して、前方端5aが第2当接部11bだけに当接しながら、ダンパアーム5は後方に移動する。ドア3は図3に示す状態に移行する。
図3に示す状態からドア3を閉める場合、当接部材11は回転軸9を中心としてドア3とともに回転する。図2に示す状態までは、ドア3の回転に連動して、前方端5aが第2当接部11bだけに当接しながら、ダンパアーム5は前方に移動する。
図2に示す状態では、前方端5aは第2当接部11bおよび第1当接部11aに当接する。この状態において、ダンパアーム5は最も前方に位置する。
ドア3をさらに閉めると、さらに当接部材11は回転軸9を中心としてドア3とともに回転する。ドア3の回転に連動して、前方端5aが第1当接部11aだけに当接しながら、ダンパアーム5は後方に移動する。ドア3は図1に示す状態に移行する。
このように、ドア3が回転軸9を中心に90°回転するのに伴い、ダンパアーム5は、本体1の前後方向に往復運動を行う。すなわち、本実施の形態では、ドア3が原動節として機能し、当接部材11(第1当接部11a、第2当接部11b)が一種の平面カムとして機能し、ダンパアーム5が従動節として機能する。
図4は、加熱調理器の本体1におけるドア開閉時のダンパ4、ダンパアーム5、および、第1当接部11aの要部拡大側面図である。図5は、ダンパ4が作動するドア3の開き角度の範囲を示す図である。
図4に示すように、第1当接部11aおよび第2当接部11b(第2当接部11bは図4には図示せず)の位置、および、ダンパアーム5の前方端5aの形状を変更することで、ダンパ4による緩衝効果を調整することができる。
図4に示す構成例C1と構成例C2とを比べると分かるように、第1当接部11aに最初に当接する前方端5aの水平方向の位置は、前方端5aの形状に応じて変わる。このため、前方端5aの形状を調整することで、ダンパ4を押圧するドア3の開き角度の範囲を、例えば次のように設定することができる。
図5に示すように、開き角度が0°の場合、ドア3は全閉状態であり、開き角度が90°の場合、ドア3は全開状態である。
開き角度が0°〜30°の範囲では、ダンパアーム5の後方端5bがダンパ4を押圧する。開き角度が30°〜60°の範囲では、後方端5bはダンパ4を押圧しない。開き角度が60°〜90°の範囲では、後方端5bがダンパ4を押圧する。
すなわち、全閉状態に近いドア3の開き角度と、全開状態に近いドア3の開き角度とにおいて、ダンパアーム5の後方端5bはダンパ4を押圧する。
本実施の形態では、ドア3を開ける場合、開き角度が60°〜90°の範囲で、ダンパ4の反発力が、ドア3の動きとは逆方向の制動力としてドア3に作用する。すなわち、ダンパ4の作動範囲は、開き角度が60°〜90°の範囲(作動範囲A)となる。
ドア3を閉じる場合は、開き角度が30°〜0°の範囲で、ダンパ4の反発力が、ドア3の動きとは逆方向の制動力としてドア3に作用する。すなわち、ダンパ4の作動範囲は、開き角度が0°〜30°の範囲(作動範囲B)となる。
開き角度が30°〜60°の範囲では、ダンパ4の反発力はダンパアーム5に及ばず、使用者への負担が軽減される。
図4に示す構成例C1と構成例C3とを比べると分かるように、第1当接部11aと回転軸9との距離が変わると、同じ開き角度に対応する第1当接部11aの水平方向の移動距離が変わる。これにより、ドア3に作用するダンパ4の制動力を所望の値に設定することができる。
以上のように、ドア3を完全に開ける前、および、完全に閉じる前に、ダンパ4の制動力がドア3に作用する。これにより、縦開きのドア3の開閉時に、加熱調理器の本体1に伝わる衝撃力をダンパ4により緩和することができる。
本実施の形態によれば、ダンパ4の周囲の構造を簡素化かつ小型化することができる。その結果、ドア3の開閉機構のコスト低減および省スペース化を図ることができる。
本実施の形態では、当接部材11は二つの突起状部材(第1当接部11a、第2当接部11b)を有する。しかし、本開示はこれに限定されるものではなく、当接部材11が、本実施の形態の第1当接部11aおよび第2当接部11bと同じ位置に二つの辺を有する一つの板状部材で構成されてもよい。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態2について、実施の形態1との相違点に注目して説明する。
図6は、本実施の形態に係る加熱調理器の、ドアを閉めた状態における一部切欠き側面図である。
図7は、ドア3を開ける際のドア3のいくつかの中間状態を示す、本実施の形態に係る加熱調理器の一部切欠き上面図である。
図6、図7に示すように、本実施の形態では、ドア3は、本体1の前面左側に設けられ、垂直方向に延在する回転軸9を中心に回転自在の、いわゆる横開きのドアである。
ダンパアーム5の前方端5cは、本体1外に突出し、後述する凹部3a内に挿入される。ダンパアーム5の後方端5bは、本体1内でダンパ4に対向する。前方端5cが後方に押されると、後方端5bがダンパ4を押圧する。
ドア3の下部には、凹部3aが設けられる。凹部3a内には、垂直方向に突出する当接部材11が設けられる。本実施の形態では、当接部材11は一つの突起状部材(第3当接部11c)で構成される。
なお、実施の形態1と同様、凹部3a内には第3当接部11c、前方端5cのみが配置される。回転軸9は、図示されない部材がドア3を軸支することにより、図6に示す位置に仮想的に形成されるものであって、実際に凹部3a内に存在するわけではない。
第3当接部11cは、以下のように、ドア3の開閉時に前方端5cに当接する。
図6に示す全閉状態(図7の状態D1)から使用者がドア3の右端に設けられた把手10を引くと、ドア3は、図7に示す途中の状態(D2〜D4)を経由して全開状態(D5)で停止する。
図8は、本実施の形態におけるドア3の開閉時のダンパ4、ダンパアーム5、および、第3当接部11cの要部拡大上面図である。
図8に示すように、第3当接部11cは、ドア3の全閉状態において回転軸9の右側に設けられる(図8の状態A1参照)。
ダンパアーム5の前方端5cは、次のような形状を有する。
ドア3の全閉状態において、第3当接部11cは前方端5cと接点P1で接する(図8の状態A1参照)。全閉状態と全開状態との間のドア3の開き角度(本実施の形態では90°)において、第3当接部11cは前方端5cと接点P2で接する(図8の状態A3参照)。ドア3の全開状態において、第3当接部11cは前方端5cと接点P3で接する(図8の状態A5参照)。
接点P1〜P3のうち、接点P1が最も後方に位置し、接点P2が最も前方に位置する。接点P1〜P3における接線は、ダンパアーム5の長手方向とほぼ直交する。接点P2は、接点P1となめらかな曲線で接続され、接点P3は、接点P2となめらかな曲線で接続される。
回転軸9を中心にドア3を150°回転させる際、第3当接部11cは前方端5cに接しながら回転する。ダンパアーム5は、上記前方端5cの形状により、ドア3の回転に連動して本体1の前後方向に往復運動を行う。
すなわち、本実施の形態では、ドア3が原動節として機能し、前方端5cが反対カムとして機能し、ダンパアーム5が従動節として機能する。その結果、以下に示すように、開き角度の所定範囲で3回、ダンパアーム5の後方端5bがダンパ4を押圧する。
図7において、状態D1では、ドア3の開き角度は0°(全閉状態)である。状態D2、D3、D4では、開き角度はそれぞれ45°、90°、120°である。状態D5では、開き角度は150°(全開状態)である。
図8において、状態A1〜A5は、ドア3が状態D1〜D5にあるときのダンパアーム5およびダンパ4の状態をそれぞれ示す。
図7の状態D1では、ダンパアーム5の前方端5cは第3当接部11cにより押され、ダンパアーム5の後方端5bがダンパ4を押圧する。開き角度が0°〜30°の範囲において、後方端5bはダンパ4を押圧する。
開き角度が30°を超えると、後方端5bはダンパ4を押圧しなくなる。開き角度が45°(状態D2)のとき、再び後方端5bはダンパ4を押圧し始め、開き角度が90°(状態D3)になるまで後方端5bはダンパ4を押圧し続ける。
開き角度が90°を超えると、再び後方端5bはダンパ4を押圧しなくなる。開き角度が120°(状態D4)を超えると、再び後方端5bはダンパ4を押圧する。
すなわち、全閉状態に近いドア3の開き角度と、全開状態に近いドア3の開き角度と、全閉状態と全開状態との間のドア3の開き角度において、ダンパアーム5の後方端5bがダンパ4を押圧する。
図9は、本実施の形態において、ダンパ4が作動するドア3の開き角度の範囲を示す図である。
ドア3を開ける場合、開き角度が45°〜90°の範囲と、開き角度が120°〜150°の範囲で、ダンパ4の反発力が、ドア3の動きとは逆方向の制動力としてドア3に作用する。すなわち、ダンパ4の作動範囲は、開き角度が45°〜90°の範囲(作動範囲D)、および、開き角度が120°〜150°の範囲(作動範囲C)となる(図9参照)。
反対にドア3を閉じる場合は、開き角度が90°〜45°の範囲と、開き角度が30°〜0°の範囲で、ダンパ4の反発力が、ドア3の動きとは逆方向の制動力としてドア3に作用する。すなわち、ダンパ4の作動範囲は、開き角度が45°〜90°の範囲(作動範囲D)、および、開き角度が0°〜30°の範囲(作動範囲E)となる(図9参照)。
開き角度が30°〜45°の範囲および開き角度が90°〜120°の範囲では、ダンパ4の反発力はダンパアーム5に及ばず、使用者への負担が軽減される。
以上のように、ドア3を完全に開ける前、および、完全に閉じる前に、ダンパ4の制動力がドア3に作用する。これにより、横開きのドア3の開閉時に、加熱調理器の本体1に伝わる衝撃力をダンパ4により緩和することができる。
ドア3が半開きの状態でも、ダンパ4の制動力がドア3に作用する。これにより、調理後に加熱室2の内部を冷却するために、ドア3を半開きの状態で開け放しておくことが可能となる。
本実施の形態によれば、ダンパ4の周囲の構造を簡素化かつ小型化することができる。その結果、ドア3の開閉機構のコスト低減および省スペース化を図ることができる。
本実施の形態では、ドア3の凹部3aに突起状の第3当接部11cが設けられ、ダンパアーム5の前方端5cが図8に示す形状を有する。しかし、本開示はこれに限定されるものではなく、第3当接部11cおよび前方端5cと同様の機能を有するものであれば、他の構成を用いてもよい。
本開示は調理器だけでなく、その他の電化製品、家具にも適用可能である。
1,51 本体
2,52 加熱室
2a 前面開口
3,53 ドア
3a 凹部
4,54 ダンパ
5 ダンパアーム
5a,5c 前方端
5b 後方端
6,56 ドアアーム
7,57 ローラ
8,58 バネ
9 回転軸
10 把手
11 当接部材
11a 第1当接部
11b 第2当接部
11c 第3当接部
61 凸部
62 作動レバー
64 連結レバー
66 電気部品
68 ピン

Claims (4)

  1. 本体に設けられ、被加熱物を収容するように構成された加熱室と、
    回転軸を中心に回転自在に前記本体に取り付けられ、前記加熱室の前面開口を覆うように構成されたドアと、
    前記本体に設けられたダンパと、
    前記本体に設けられ、前方端と、前記ダンパに対向する後方端とを有するダンパアームと、を備え、
    前記ドアは、前記前方端に当接するように構成された当接部材を有し、
    前記ドアが前記回転軸を中心に回転すると、前記ドアが原動節として機能し、前記当接部材または前記前方端がカムとして機能し、前記ダンパアームが従動節として機能することにより、前記ダンパアームの前記後方端が前記ダンパを押圧するように構成され、
    前記ドアの全閉状態に近い前記ドアの開き角度と、前記ドアの全開状態に近い前記ドアの前記開き角度とにおいて、前記ダンパアームの前記後方端が前記ダンパを押圧するように構成された加熱調理器。
  2. 前記全閉状態と前記全開状態との間の前記ドアの前記開き角度において、前記ダンパアームの前記後方端が前記ダンパを押圧しないように構成された、請求項に記載の加熱調理器。
  3. 本体に設けられ、被加熱物を収容するように構成された加熱室と、
    回転軸を中心に回転自在に前記本体に取り付けられ、前記加熱室の前面開口を覆うように構成されたドアと、
    前記本体に設けられたダンパと、
    前記本体に設けられ、前方端と、前記ダンパに対向する後方端とを有するダンパアームと、を備え、
    前記ドアは、前記前方端に当接するように構成された当接部材を有し、
    前記ドアが前記回転軸を中心に回転すると、前記ドアが原動節として機能し、前記当接部材がカムとして機能し、前記ダンパアームが従動節として機能することにより、前記ダンパアームの前記後方端が前記ダンパを押圧するように構成され、
    前記当接部材が、第1当接部と第2当接部とを有し、
    前記ドアの全閉状態では、前記第1当接部のみが前記ダンパアームの前記前方端に当接し、
    前記ドアの全開状態では、前記第2当接部のみが前記前方端に当接し、
    前記全閉状態と前記全開状態との間の前記ドアの開き角度において、前記第1当接部と前記第2当接部とが前記前方端に当接するように構成された加熱調理器。
  4. 前記前方端が反対カムとして機能するように構成された、請求項1に記載の加熱調理器。
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