JP6920064B2 - ロボットハンド及び多関節ロボット - Google Patents

ロボットハンド及び多関節ロボット Download PDF

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Description

本発明は、曲げ加工機への素材の搬入等を行う多関節ロボットの先端部に装着されかつ素材又は製品を保持するロボットハンド等に関する。
多関節ロボットの一部であるロボットハンドについて種々の開発がなされており、ロボットハンドの先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。そして、先行技術に係るロボットハンドの構成について簡単に説明すると、次の通りである。
ロボットハンドは、多関節ロボットの先端部に装着されるハンドベースを具備している。また、ハンドベースは、その適宜位置に、素材又は製品の端部側を支持する第1グリッパを一体的に備えている。第1グリッパは、その先端部側に、素材又は製品の端部側に密着する第1把持パッドを着脱可能に備えている。特許文献1、2には詳細に記載されていないが、通常、第1把持パッドは、第1グリッパに設けられかつ金属等の剛体により構成された取付板と、取付板の表面に接着又は溶着等によって貼り付けられかつゴム等の弾性体により構成されたパッド本体とからなる。
ハンドベースは、その適宜位置に、第1グリッパと協働して素材又は製品の端部側を把持する第2グリッパを備えており、第2グリッパは、第1グリッパに対して接近離反する方向へ移動可能(揺動可能を含む)になっている。第2グリッパは、その先端部側に、素材又は製品の端部側に密着する第2把持パッドを着脱可能に備えている。第2把持パッドは、第1把持パッドと同様に、第2グリッパに設けられかつ金属等の剛体により構成された取付板と、取付板の表面に貼り付けられかつ弾性体により構成されたパッド本体とからなる。
特開2016−112667号公報 特開平6−254627号公報
ところで、第1把持パッドのパッド本体の頂面(パッド面)だけでなく、第1把持パッドのパッド本体の先端面及び側端面が露出している。同様に、第2把持パッドのパッド本体の頂面だけでなく、第2把持パッドのパッド本体の先端面及び側端面が露出している。それにより、素材等の保持位置の変更(保持換え)等を行う際に、ロボットハンドを素材等の端部に最短距離で接近させようとすると、第1把持パッドのパッド本体等と素材等が干渉して、パッド本体と取付板との間に大きな剪断力が発生することがある。すると、パッド本体が取付板から剥がれて、ロボットハンドによって素材等を保持することができなくなり、多関節ロボットを用いた曲げ加工システムの稼動を一旦停止して、第1把持パッド等の交換を行うことが必要になる。
そのため、通常、第1把持パッドのパッド本体等と素材等との干渉を回避するための回避動作を多関節ロボットの動作に加えて、第1把持パッド等の交換頻度を低減している。具体的には、素材等の端部が第1グリッパの先端部と第2グリッパの先端部の中間に位置するように、ロボットハンドを素材等の端部に接近させてから、ロボットハンドを素材等の厚み方向へ移動させることにより、第1把持パッドのパッド本体等と素材等との干渉を回避している(後述する図7の説明参照)。
しかしながら、素材等の保持位置の変更等を行う際に、多関節ロボットの動作に前記回避動作を加えると、多関節ロボットの動作のタクトタイムが回避動作の分だけ長くなって、曲げ加工システムの生産性が低下する。
つまり、第1把持パッド等の交換頻度を低減しつつ、多関節ロボットの動作のタクトタイムを短縮して、曲げ加工システムの生産性を十分に高めることは困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成からなるロボットハンド等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、曲げ加工機への素材の搬入、素材の曲げ加工の補助、又は前記曲げ加工機からの製品の搬出を行う多関節ロボットの先端部に装着され、素材又は製品を保持するロボットハンドにおいて、前記多関節ロボットの先端部に装着されるハンドベースと、 前記ハンドベースに設けられ、先端部側に素材又は製品の端部側に密着する第1把持パッドを備えた第1グリッパと、前記ハンドベースに前記第1グリッパに対して接近離反する方向へ相対的に移動可能に設けられ、先端部側に素材又は製品の端部側に密着する第2把持パッドを備え、前記第1グリッパと協働して素材又は製品の端部側を把持する第2グリッパと、を具備し、前記第1把持パッド及び前記第2把持パッドは、それぞれ、剛体により構成される取付板と、前記取付板にり付けられかつ弾性体により構成されるパッド本体とからなり、
更に、前記第1把持パッドの前記パッド本体及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体における頂面の全面を露出させ先端面及び側端面を覆って保護する保護カバーを具備したことである。
本発明の第1の態様によると、前記保護カバーによって前記第1把持パッド及び又は前記第2把持パッドの前記パッド本体を覆って保護しているため、前記第1把持パッド及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体の先端面及び側端面の露出を低減することができる。これにより、素材等の保持位置の変更(保持換え)等を行う際に、前記ロボットハンドを素材等の端部に最短距離で接近させても、前記第1把持パッドの前記パッド本体等と素材等との干渉を十分に防止することができる。また、仮に、前記第1把持パッドの前記パッド本体等が素材等に干渉しても、前記パッド本体と前記取付板との間に大きな剪断力が発生することを十分に防止することがきる。
そのため、前記第1把持パッドの前記パッド本体等と素材等との干渉を回避するための回避動作を前記多関節ロボットの動作に加えることなく、前記取付板からの前記パッド本体の剥がれを防止しつつ、前記ロボットハンドを素材等の端部に最短距離で接近させることができる。
本発明の第2の態様によると、曲げ加工機への素材の搬入、素材の曲げ加工の補助、又は前記曲げ加工機からの製品の搬出を行う多関節ロボットにおいて、先端部に本発明の第1の態様からなるロボットハンドが装着されていることである。
本発明の第2の態様によると、本発明の第1の態様による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前述のように、前記第1把持パッド等の交換頻度を低減しつつ、前記多関節ロボットの動作のタクトタイムを短縮して、前記多関節ロボットを用いた曲げ加工システムの生産性を十分に高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るロボットハンドの側面図であり、素材又は製品を保持(把持)する前の状態を示している。 図2は、本発明の実施形態に係るロボットハンドの側面図であり、素材又は製品を保持(把持)した後の状態を示している。 図3は、本発明の実施形態に係るロボットハンドの斜視図である。 図4は、図3におけるIV部の拡大斜視図である。 図5は、図1におけるV-V線に沿った拡大端面図である。 図6(a)(b)は、本発明の実施形態に係るロボットハンドの動作を説明する図である。 図7(a)(b)(c)は、比較例に係るロボットハンドの動作を説明する図である。 図8(a)は、本発明の実施形態の変形例1に係るロボットハンドの特徴部分を示す断面図である。図8(b)は、本発明の実施形態の変形例2に係るロボットハンドの特徴部分を示す断面図である。図8(c)(d)は、本発明の実施形態の変形例3に係るロボットハンドの特徴部分を示す断面図である。
本発明の実施形態(変形例1〜変形例3を含む)について図面を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意であって、「備えられる」と同義である。「備える」とは、直接的に備えることの他に、別部材を介して間接的に備えることを含む意であって、「設ける」と同義である。「及び/又は」とは、2つのうちのいずれか一方と両方を含む意である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る多関節ロボット10は、プレスブレーキ等の曲げ加工機(図示省略)への素材(板金)Wの搬入、素材Wの曲げ加工の補助、及びプレスブレーキからの製品(曲げ加工済みの板金)Mの搬出を行う機械である。また、多関節ロボット10は、多関節のロボットアーム12を具備しており、ロボットアーム12は、その先端部側に、リスト14を有している。リスト14は、その軸心14c周りに回転可能になっている。
リスト14は、その先端部(先端面)に、素材W又は製品Mを保持するロボットハンド16を着脱可能に備えている。換言すれば、多関節ロボット10の先端部には、ロボットハンド16が着脱可能に装着されている。なお、多関節ロボット10の構成のうち、ロボットハンド16を除く構成は、特許文献1に記載の多関節ロボットと同じ構成であり、その構成の詳細については、省略する。
続いて、本発明の実施形態に係るロボットハンド16の具体的な構成について説明する。
図1から図3に示すように、ロボットハンド16は、多関節ロボット10の先端部であるリスト14の先端部に同心上に装着されたハンドベース18を具備している。ハンドベース18は、リスト14の先端部に同心上に装着された円形の接続部材(ベース盤)20と、接続部材20に一体的に設けられかつハンドベース18(接続部材20)の軸心方向(軸心18cの方向)へ延びた取付部材22とを有している。
取付部材22は、その基端部側に、ハンドベース18の軸心方向に対して直交する方向に延びたガイドバー24を一体的に備えている。また、取付部材22は、その中間(先端部と基端部の中間)側に、一対(1つのみ図示)の筒状の支持ブロック26を一体的に備えている。
図1、図3から図5に示すように、取付部材22は、その先端部側に、素材W又は製品Mの端部側を支持する第1グリッパ(第1把持爪)としての固定グリッパ28を一体的に備えている。固定グリッパ28は、ハンドベース18の軸心方向へ延びている。固定グリッパ28は、その先端部側及び中間(先端部と基端部の中間)側に、それぞれ、素材W又は製品Mに密着する一対の第1把持パッド30を複数のボルト32によって着脱可能に備えており、各一対の第1把持パッド30と固定グリッパ28の間には、シム34が介在されている。ここで、各第1把持パッド30は、固定グリッパ28に設けられかつ金属等の剛体により構成された取付板36と、取付板36の表面に接着又は溶着等によって貼り付けられかつゴム等の弾性体により構成されたパッド本体38とからなる。
図1から図3に示すように、ガイドバー24は、その外周面に、固定グリッパ28と協働して素材W又は製品Mの端部側を把持する第2グリッパ(第2把持爪)としての可動グリッパ40を前記直交する方向へ移動可能に備えている。換言すれば、取付部材22には、可動グリッパ40がガイドバー24を介して固定グリッパ28に対して接近離反する方向(前記直交する方向)へ移動可能に設けられている。また、可動グリッパ40は、固定グリッパ28に対向しかつハンドベース18の軸心方向へ延びている。更に、可動グリッパ40は、その基端部側に、前記直交する方向へ延びた一対(1つのみ図示)のスライドバー42を一体的に備えており、各スライドバー42は、対応する支持ブロック26に前記直交する方向へ移動可能に支持されている。
図1、図3から図5に示すように、可動グリッパ40は、その先端部側及び中間側に、それぞれ、素材W又は製品Mに密着する一対の第2把持パッド44を複数のボルト46によって着脱可能に備えており、各一対の第2把持パッド44と可動グリッパ40の間には、シム48が介在されている。ここで、各第2把持パッド44は、各第1把持パッド30と同様に、可動グリッパ40に設けられかつ金属等の剛体により構成された取付板50と、取付板50の表面に接着又は溶着等によって貼り付けられかつゴム等の弾性体により構成されたパッド本体52とからなる。
図1から図3に示すように、取付部材22は、一対の支持ブロック26の間に、可動グリッパ40を固定グリッパ28に対して接近離反する方向(前記直交する方向)へ移動させる把持アクチュエータとしてエアシリンダ54を備えている。エアシリンダ54は、前記直交する方向へ移動可能な作動ロッド56を有しており、作動ロッド56の先端部は、可動グリッパ40の適宜位置に連結されている。
図1、図3から図5に示すように、固定グリッパ28は、その先端部側及び中間側に、それぞれ、一対の第1把持パッド30のパッド本体38を覆って保護する第1保護カバー64を一体的に備えている。各第1保護カバー64は、鉄鋼等の金属により構成されている。また、各第1把持パッド30のパッド本体38は、その弾性変形量(素材W又は製品Mの端部側を把持する際における弾性変形量)に応じた分だけ第1保護カバー64の端面64eに対して可動グリッパ40側(外側)へ突出している。なお、第1保護カバー64がゴム等の弾性体により構成された場合には、各第1把持パッド30のパッド本体38の頂面(パッド面)38tが第1保護カバー64の端面64eと同一平面上に位置してもよい。
可動グリッパ40は、その先端部側及び中間側に、それぞれ、一対の第2把持パッド44のパッド本体52を覆って保護する第2保護カバー66を一体的に備えている。各第2保護カバー66は、各第1保護カバー64と同様に、鉄鋼等の金属により構成されている。また、各第2把持パッド44のパッド本体52は、その弾性変形量に応じた分だけ第2保護カバー66の端面66eに対して固定グリッパ28側(外側)へ突出している。なお、第2保護カバー66がゴム等の弾性体により構成された場合には、各第2把持パッド44のパッド本体52の頂面52tが第2保護カバー66の端面66eと同一平面上に位置してもよい。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
各第1保護カバー64によって一対の第1把持パッド30のパッド本体38を覆って保護しているため、各第1把持パッド30のパッド本体38の先端面38p及び側端面38sの露出を低減することができる。同様に、各第2保護カバー66によって一対の第2把持パッド44のパッド本体52を覆って保護しているため、各第2把持パッド44のパッド本体52の先端面52p及び側端面52sの露出を低減することができる。これにより、素材W又は製品Mの保持位置の変更(保持換え)等を行う際に、多関節ロボット10の動作を制御してロボットハンド16を素材W又は製品Mの端部に最短距離で接近させても、第1把持パッド30のパッド本体38等と素材W又は製品Mとの干渉を十分に防止することができる。また、仮に、第1把持パッド30のパッド本体38等が素材W又は製品Mに干渉しても、パッド本体38(52)と取付板36(50)との間に大きな剪断力が発生することを十分に防止することがきる。
そのため、図6(a)に示すように、第1把持パッド30のパッド本体38等と素材W等との干渉を回避するための回避動作を多関節ロボット10の動作に加えることなく、取付板36(50)からのパッド本体38(52)の剥がれを十分に防止しつつ、ロボットハンド16を素材W等の端部に最短距離で接近させることができる。そして、図6(b)に示すように、エアシリンダ54の駆動により可動グリッパ40を固定グリッパ28に対して接近する方向(前記直交する方向の一方側)へ移動させて、可動グリッパ40と固定グリッパ28の協働により素材W等の端部側を把持する。
仮に、ロボットハンド16が各第1保護カバー64及び各第2保護カバー66を具備していない場合には、多関節ロボット10の動作に前記回避動作を加えて、可動グリッパ40と固定グリッパ28の協働により素材W等の端部側を把持する。具体的には、図7(a)に示すように、素材W等の端部が固定グリッパ28の先端部と可動グリッパ40の先端部の中間に位置するように、多関節ロボット10の動作を制御してロボットハンド16Aを素材W等の端部に接近させる。次に、図7(b)に示すように、多関節ロボット10の動作を制御してロボットハンド16Aを素材W等の厚み方向へ移動させる。そして、図7(c)に示すように、エアシリンダ54の駆動により可動グリッパ40を固定グリッパ28に対して接近する方向へ移動させて、可動グリッパ40と固定グリッパ28の協働により素材W等の端部側を把持する。なお、比較例に係るロボットハンド16Aは、各第1保護カバー64及び各第2保護カバー66を具備していない点を除き、本発明の実施形態に係るロボットハンド16と同様の構成である。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、前述のように、多関節ロボット10の動作に前記回避動作を加えることなく、取付板36(50)からのパッド本体38(52)の剥がれを十分に防止しつつ、ロボットハンド16を素材W等の端部に最短距離で接近させることができる。よって、本発明の実施形態によれば、第1把持パッド30等の交換頻度を低減しつつ、多関節ロボット10の動作のタクトタイムを短縮して、多関節ロボット10を用いた曲げ加工システム(図示省略)の生産性を十分に高めることができる。
(変形例1)
本発明の実施形態の変形例1について説明する。
図8(a)に示すように、各第1保護カバー64の端部(縁部)には、一対(1つのみ図示)の第1把持パッド30のパッド本体38の縁部に係止する第1フランジ68が形成されている。同様に、各第2保護カバー66の端部(縁部)には、一対(1つのみ図示)の第2把持パッド44のパッド本体52の縁部に係止する第2フランジ70が形成されている。
従って、本発明の実施形態の変形例1においては、前述の本発明の実施形態の作用及び効果を奏する他に、第1把持パッド30のパッド本体38が固定グリッパ28から離脱することを十分に防止することができる。また、第2把持パッド44のパッド本体52が可動グリッパ40から離脱することを十分に防止することができる。
(変形例2)
本発明の実施形態の変形例2について説明する。
図8(b)に示すように、各第1保護カバー64は、第1把持パッド30の取付板36の端部(縁部)に形成(一体形成)されている。同様に、各第2保護カバー66は、第2把持パッド44の取付板50に形成(一体形成)されている。
従って、本発明の実施形態の変形例2においては、前述の本発明の実施形態の作用及び効果を奏する他に、ロボットハンド16(図1参照)の部品点数を減らして、ロボットハンド16の構成の簡略化を図ることができる。
(変形例3)
本発明の実施形態の変形例3について説明する。
図8(c)に示すように、各第1把持パッド30のパッド本体38の縁部には、面取り部72が形成されている。同様に、各第2把持パッド44のパッド本体52の縁部には、面取り部74が形成されている。また、図8(d)に示すように、各第1保護カバー66の端部(縁部)には、第1把持パッド30のパッド本体38の面取り部72に連続した面取り部76が形成されてもよい。同様に、各第2保護カバー66の端部(縁部)には、第2把持パッド44のパッド本体52の面取り部74に連続した面取り部78が形成されてもよい。
従って、本発明の実施形態の変形例3においては、固定グリッパ28の先端部と可動グリッパ40の先端部の間に対する素材W又は製品Mの導入性を高めて、パッド本体38(52)と取付板36(50)との間に大きな剪断力が発生することをより十分に防止することがきる。よって、本発明の実施形態の変形例3によれば、前述の本発明の実施形態の効果を更に高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、次のように種々の態様で実施可能である。即ち、第1保護カバー64及び第2保護カバー66のうちのいずれか一方を省略してもよい。また、特許文献1に記載の多関節ロボットと同様に、多関節ロット10が素材W又は製品Mを吸着する吸着機構(図示省略)を具備してもよい。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
10 多関節ロボット
12 ロボットアーム
14 リスト(多関節ロボットの先端部)
14c 軸心
16 ロボットハンド
18 ハンドベース
18c 軸心
20 接続部材
22 取付部材
24 ガイドバー
26 支持ブロック
28 固定グリッパ(第1グリッパ)
30 第1把持パッド
32 ボルト
34 シム
36 取付板
38 パッド本体
38p 先端面
38s 側端面
38t 頂面(パッド面)
40 可動グリッパ(第2グリッパ)
42 スライドバー
44 第2把持パッド
46 ボルト
48 シム
50 取付板
52 第2パッド本体
52p 先端面
52s 側端面
52t 頂面(パッド面)
54 エアシリンダ
56 作動ロッド
64 第1保護カバー
64e 端面
66 第2保護カバー
66e 端面
68 第1フランジ
70 第2フランジ
72 面取り部
74 面取り部
76 面取り部
78 面取り部
W 素材(板金)
M 製品(曲げ加工済みの板金)

Claims (7)

  1. 曲げ加工機への素材の搬入、素材の曲げ加工の補助、又は前記曲げ加工機からの製品の搬出を行う多関節ロボットの先端部に装着され、素材又は製品を保持するロボットハンドにおいて、
    前記多関節ロボットの先端部に装着されるハンドベースと、
    前記ハンドベースに設けられ、先端部側に素材又は製品の端部側に密着する第1把持パッドを備えた第1グリッパと、
    前記ハンドベースに前記第1グリッパに対して接近離反する方向へ相対的に移動可能に設けられ、先端部側に素材又は製品の端部側に密着する第2把持パッドを備え、前記第1グリッパと協働して素材又は製品の端部側を把持する第2グリッパと、を具備し、
    前記第1把持パッド及び前記第2把持パッドは、それぞれ、剛体により構成される取付板と、前記取付板にり付けられかつ弾性体により構成されるパッド本体とからなり、
    更に、前記第1把持パッドの前記パッド本体及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体における頂面の全面を露出させ先端面及び側端面を覆って保護する保護カバーを具備したことを特徴とするロボットハンド。
  2. 前記第1把持パッド及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体は、その弾性変形量に応じた分だけ前記保護カバーの端面に対して外側へ突出していることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記保護カバーの端部に、前記第1把持パッド及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体の縁部に係止するフランジが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボットハンド。
  4. 前記保護カバーは、前記第1把持パッド及び/又は前記第2把持パッドの前記取付板の端部に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボットハンド。
  5. 前記第1把持パッド及び/又は前記第2把持パッドの前記パッド本体の縁部に、面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロボットハンド。
  6. 前記保護カバーの端部に、面取り部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のロボットハンド。
  7. 曲げ加工機への素材の搬入、素材の曲げ加工の補助、又は前記曲げ加工機からの製品の搬出を行う多関節ロボットにおいて、
    先端部に請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のロボットハンドが装着されていることを特徴とする多関節ロボット。
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