JP6919483B2 - 警音構造 - Google Patents

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本発明は、警音構造に関するものである。
自動車に用いられる警音器は、車両前部に取り付けられ、車両の前方へ警告音を発生する。警音器から発生された警告音は、車両の前方において、法律で定められた音圧を満たすことが求められる。警音器を備えた従来の車両の警音構造は、警告音を発生する警音器のバイブレータ部を、音の伝播方向に遮るものの無い箇所であるバンパの開口部に配置することで、法律で定められた音圧を満たした警告音を発生していた。
バンパの開口部における車両後方側には、ラジエータ等の冷却部品が配置されており、開口部は、開口部から流入する空気を冷却部品に供給することで冷却部品を冷却させるために設けられている。バンパの開口部に警音器を配置するにあたり、音圧を確保するために、警音器を冷却部品よりも車両前方側に配置すると、開口部の有効面積が小さくなり、開口部から流入する空気量が減るため、冷却部品の冷却性能が悪化するという問題がある。
そこで特許文献1では、冷却部品の冷却性能を悪化させないよう、バンパにフィンを備えて構成されるホーン取り付け部が枠状に開設され、警音器としてのホーンがホーン取り付け部に配置された構成が開示されている。この構成では、開口部の開口面積が小さくなることがなく、空気の流入が遮られないため、冷却効果が低減されないとともに、音圧低下を抑えることができる。
特開2001−287588号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、バンパに新たに警音器を取り付けるための穴を開設し、バンパにフィンを設ける必要がある。そのため、車両の意匠を含むバンパの設計の自由度が低くなるとともに、部品点数が増加する虞がある。そのため、警音器が発する警告音を伝播するための構造を検討する必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、意匠の制約を発生させにくく、冷却性能を悪化させにくい警音構造を提供することである。
上記問題点を解決するために、本発明の警音構造は、電流の印加によって振動し音を発するバイブレータ部を備えた警音器と、意匠を構成する車両前部に設けられた開口から流入する空気によって冷却される冷却部品と、意匠面を備え、前記車両前部に取り付けられることで前記意匠面が前記車両前部の外装の一部を構成するエンブレムと、を有している。そして、前記バイブレータ部は前記エンブレムの前記意匠面の反対面に対向するように前記反対面と離間して冷却部品の前方に配置され、前記エンブレムは、前記開口と別であって、かつ、前記バイブレータ部が発する音が通り抜けて前記エンブレムの前方へ伝播する開口部を備えることを特徴とする。
車両の意匠を構成し車両に取り付けられるエンブレムの意匠面の反対側に、警音器のバイブレータ部が配置され、エンブレムには開口部を設ける構成により、開口部によって生じる意匠の制約は発生しにくい。また、冷却部品に空気を供給するための開口部に、警音器を配置しないことから、空気の流入が遮られないため、冷却性能を悪化させにくい。また、車両に通常配置されるエンブレムを利用して警音器からの警告音を伝播させるため、部品点数が増えることがない。
また、上記の警音構造において、前記エンブレムは、識別マーク部としてのロゴ部を備え、前記開口部は、前記エンブレムにおける前記ロゴ部を除く部分に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、意匠の制約を発生させにくく、冷却性能を悪化させにくい警音構造を提供できる。
(A)は警音器が取り付けられた車両前部の断面図であり、(B)は警音器付近の要部拡大図。 は本発明でのエンブレムに係る構造図。 は別例でのエンブレムに係る構造図。
以下、発明の実施形態に係る警音構造について、図1〜3を用いて説明する。明細書中で述べる車両の前後とは、車両の走行方向に沿った方向であり、車両の左右方向とは、車両の走行方向に対して直交する方向であり、車両の上下方向とは、車両の高さ方向のことである。
図1(A)に示すように、車両10の前部は、フロントバンパ11とフロントバンパ11の上方且つエンジンフード前端の下方に配置されるフロントグリル12とを備えている。フロントバンパ11やフロントグリル12は車両10の前部の意匠を構成し、フロントバンパ11の下部にはロアグリル13が設けられている。フロントグリル12およびロアグリル13は車外とエンジンルーム14とを連通させる開口を有しており、開口を通してエンジンルーム14内に空気を流入させることができる。また、エンジンルーム14にはエンジン15が備えられており、エンジン15の前方には、冷却部品16が配置されている。
冷却部品16は、フロントグリル12およびロアグリル13の開口の後方に配置されており、フロントグリル12およびロアグリル13の開口から流入した空気が冷却部品16に供給されるようになっている。車両10の走行時には、フロントグリル12およびロアグリル13の開口からエンジンルーム14にかけて流れる走行風によって、エンジン15および冷却部品16が冷却される。冷却部品16は、ラジエータやエアコンコンデンサであり、上部がアッパーコアサポート17によって支持される。アッパーコアサポート17はフロントグリル12の後方に配置される。
図1(B)に示すように、フロントグリル12には、エンブレム21が取り付けられている。エンジンルーム14内において、エンブレム21の後方には、警音器としてのホーン22が取り付けられている。エンブレム21は、車両10の意匠を構成する部品で、ブランドの識別マークや、車種固有の識別マークが標示されている。なお、図1では、エンジン15や冷却部品16、アッパーコアサポート17、ホーン22における断面のハッチングを省略して記載している。
図2に示すように、エンブレム21はブランドの識別マークや、車種固有の識別マークとしてのロゴ部30を備えている。また、ロゴ部30の周辺には、開口部としての孔25が設けられている。よって、エンブレム21はロゴ部30のまわりが抜き取られるように孔25が形成されている。近年の一般的な車両では、ロゴ部30はめっき等の加飾処理がされており、ロゴ部30の周辺は、つやのない黒色処理がなされていることが多い。本実施例では、ロゴ部30の周辺のロゴ部30と比べ相対的に目立ちにくい部分に孔25を設けている。孔25があけられた部分は、光が当たっても影ができやすく、一般的な車両と同様に、黒色に見えやすい。
図1(B)に示すように、ホーン22は、筐体26と、筐体26に設けられ電流の印加によって振動し音が発生するバイブレータ部23と、筐体26に設けられ車両10に取り付ける部分を備えた取り付け部24とを備えている。ホーン22はこれら以外にも各種の構成を具備しているが、本実施例において説明しない他の構成については、公知の車両用ホーンと同様の構成を採用することができるため、ここでの詳細な説明は省略する。
ホーン22は、エンブレム21の意匠面21aの反対側に対しバイブレータ部23が対向するように、取り付け部24がアッパーコアサポート17の前端に取り付けられている。また、ホーン22がアッパーコアサポート17に取り付けられた状態では、バイブレータ部23が車両10前方に向かうように配置されている。なお、ホーン22の取り付けられている個数は1個に限定されず、2個以上取り付けられていてもよい。
次に、本実施形態に係る警音構造の作用について説明する。
運転者がステアリング(図示せず)に取り付けられたスイッチ(図示せず)を押すと、ホーン22を動作させる電気回路(図示せず)に電流が流れ、バイブレータ部23が振動する。バイブレータ部23が振動するとバイブレータ部23より警告音が発生し、車両10の前方に警告音が伝播する。ここで、警告音は、フロントグリル12の開口およびエンブレム21に設けられた孔25を通り抜けることができるため、遮られることなく車両10の前方に伝播する。この構成を設計する段階で、穴の大きさおよびホーンの性能を検討することにより、法律で定められた音圧を満たすことができる。
上記の実施形態によって、次のような効果を得ることができる。
(1)本発明では、車両10の外装の意匠を構成し、車両10に取り付けられるエンブレム21の意匠面21aの反対側に、ホーン22のバイブレータ部23を設けてある。また、エンブレム21には孔25が形成され、バイブレータ部23で発生する音は孔25を通り抜けて車両10の前方へ伝播する。この構成により、法規で定められた警告音の音圧を満たすことができる。また、ホーン22を冷却部品16へ冷却風を供給するための開口を遮るように配置しないことから、冷却部品16の冷却性能を悪化させにくい。また、通常車両10の前部に設置されるエンブレム21の裏側にホーン22を配置するため、フロントバンパ11やフロントグリル12にホーン22専用の取り付けスペースや警告音伝播用の開口を設ける場合に比べ、フロントバンパ11やフロントグリル12の設計に自由度を持たせることができる。また、通常車両10に取り付けられるエンブレム21を利用するため、部品点数を増加させることがない。
(2)エンブレム21に備えられているロゴ部30の周辺には、開口部としての孔25が設けられている。ロゴ部30の周辺は、ロゴ部30と比べ相対的に目立ちにくい部分であり、光が当たっても影ができやすく、黒色に見えやすいため、近年の一般的な車両10に取り付けられるエンブレムと同様に見える。この構成により、車両10を見る人は、エンブレム21に孔25があけられていることが分かりにくいため、意匠への影響を発生させにくい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○実施形態では、車両10前部に取り付けられた警音器として、ホーン22について示したが、警告音を発生するものであればホーン22に限らず適用してもよい。また、警音器の取り付け位置は車両10の前部に限らない。たとえば、警音器として、車両10を後退させるときに警告音を発生する後退ブザーを用いてもよい。この場合、車両10の後方に配置されるエンブレム21に孔25を設け、エンブレム21の意匠面21aの反対側に対向するように後退ブザーを配置すればよい。
○実施形態では、エンブレム21に記載されるロゴ部30はブランドおよび車種固有の識別マークの例を示したが、図3に示すように、文字部31のような、文字によって表現されていてもよい。図3では、ゴシック体のアルファベットである「T」、「Z」、「S」を並べている例を示している。
○実施形態では、フロントバンパ11とフロントグリル12とを別体の部品として例示したが、フロントグリル12がフロントバンパ11と一体になって形成されているものに本発明を適用していてもよい。その場合、フロントバンパ11にはロアグリル13とは別に、エンブレム21の孔25が車外とエンジンルーム14とを連通させるための開口を別途備える。
○実施形態では、開口部としての孔25が単一の開口として例示したが、小孔を複数設けて形成されてもよい。また、孔25の有効面積の大きさは、ホーン22の性能に応じて、適宜変更してもよい。
○実施形態では、フロントグリル12とエンブレム21とを別体の部品として例示したが、フロントグリル12とエンブレムとが一体になって形成されているものに本発明を適用してもよい。
10…車両、21…エンブレム、21a…意匠面、22…警音器としてのホーン、23…バイブレータ部、25…開口部としての孔

Claims (2)

  1. 電流の印加によって振動し音を発するバイブレータ部を備えた警音器と、
    意匠を構成する車両前部に設けられた開口から流入する空気によって冷却される冷却部品と、
    意匠面を備え、前記車両前部に取り付けられることで前記意匠面が前記車両前部の外装の一部を構成するエンブレムと、を有した警音構造において、
    前記バイブレータ部は前記エンブレムの前記意匠面の反対面に対向するように前記反対面と離間して冷却部品の前方に配置され、
    前記エンブレムは、前記開口と別であって、かつ、前記バイブレータ部が発する音が通り抜けて前記エンブレムの前方へ伝播する開口部を備えることを特徴とする警音構造。
  2. 前記エンブレムは、識別マーク部としてのロゴ部を備え、
    前記開口部は、前記エンブレムにおける前記ロゴ部を除く部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の警音構造。
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