JP6917467B2 - 低コストで高分子量と高溶解性を有するポリグリコール酸の合成 - Google Patents

低コストで高分子量と高溶解性を有するポリグリコール酸の合成 Download PDF

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Description

本発明は、本発明は、より低コストでより適切な合成パラメータを用いて高分子量及び高溶解性を有するポリグリコール酸(PGA)の合成方法に関する。本発明は特に、縮合の後に形成された過剰の水及びモノマーを有機溶媒によって除去し、触媒の存在下で共沸蒸留法を使用することによって得られるPGAの合成方法に関する。
アルファヒドロキシ酸基中に存在するグリコール酸の重合によって得られるPGAは脂肪族ポリエステルである[Soni2010(1)、Singh2010(2)、Ha1981(3)]。特に医療分野におけるその使用は、その分解生成物が毒性ではないという事実に加えてその生体適合性及び生分解性のため[Rovshandeh2001](23)、そしてそれは良好な機械的特性を有するために、[Moon2004](25)、そしてアメリカ食品医薬品局(FDA)により承認されたポリマーであるために広く普及している[Shen2013(4)、Montes2006(5)]。この分野で初めて使用されたのは、1962年にデュポンケミカル社によって開発され、1970年以来市販されている合成の吸収性縫合糸(Dexon(R))である[Gilding1979(6)、Singh2010(2)、Soni2010(1)、Cooper1973(7)、Marega1992(8)]。生物医学的用途のための非常に重要なポリマーであるので、PGAは、縫合糸以外に、薬物放出システム、組織足場構造、使い捨て医療機器などを含む多くの分野でも使用されている[Liu2014(9)、Schmidt2014(10)]。ポリエチレンテレフタレート(PET)(Kuredux)よりも100倍優れたバリア品質を有するため、包装用途でのその使用もますます普及している[Gokturk2015](11)
その単純な化学構造及び三次元制御のために、それは非晶質構造から結晶性が非常に高い構造までの幅広い結晶化度範囲を有する[Singh2010(2)、Soni2010(1)、Gokturk2015(11)]。文献に、熱重量分析の対象である時、35〜40°Cの範囲でのガラス転移温度(Tg)[Singh2010](2)及び、220〜230°Cの範囲での融点を有することが記載されている[Soni2010](1)
体内で、PGAの分解は加水分解によって起こる[Hurrell2001(12)、Montes2006(5)、Shen2013(4)]。しかしながら、その加水分解速度は他の生分解性ポリマー、例えばポリ乳酸(PLA)と比較的により高いという事実のためにその使用は制限されている[Nieuwenhuis1992](13)。分解時間は、ポリマーの重量と結晶化度によって異なる。この範囲は、PGAでは数週間である[Perrin1997](21)。それによってこれは、高分子量のPGAの合成を非常に重要にする。PGAを得るために、モノマーとして、線状形態のグリコール酸、または環状ジエステル構造を有するグリコールを用いて重合を行うことができる。異なる構造を有するモノマーで出発する能力は、異なる重合方法をもたらした。線状構造を有するグリコール酸の直接縮合によって行われる重合の間、反応媒体の中に形成された水は反応収率に影響を及ぼし、そしてこのようにして形成された水を反応媒体から除去することは極めて困難である。そしてこれはポリマーの分子量が増加するのも防ぐ。
それにもかかわらず、Takashaki等は二段階反応システムで高分子量のPGAを得た[Takahashi-2010](14)。この研究は、この方法が反応条件において高温及び高圧のようなパラメーターを必要としたり、得られた生成物が褐-暗褐色であったり、そして反応時間が長時間かかったりするという点で不利である。他のいくつかの研究では、イオン性液体[Dali2006](15)や粘土、粘土/三酸化アンチモン[Murugan2008](16)を使用した直接縮合重合が行われた。しかしながら、オリゴマーレベルのPGAは得られた。高分子量PGAに使用される最も一般的な重合方法は、グリコール酸二量体の開環重合である[Singh2010(2)、Kathan1996(24)]。この方法では、1-ブタノール、1-ヘキサノール、1-デカノール、1-ドデカノール[Kaihara-1997(17)]、1-テトラデカノール、1-ヘキサデカノール、1-オクタデカノール、1-エイコサノール、1 -ドコサノール[Baez2011(18)]1 ,4-ブタンジオール[Gautier2009](19)が促進剤として使用されて、触媒としては、2-エチルヘキサン酸錫(2)、(NH[Mo1034]、アンチモン、亜鉛、鉛及び錫が使用された[Soccio2010(20)]。
この方法は、より高い反応収率及びより短い反応時間を有するという利点を有する。しかしながら、開環反応は、適切な反応条件を満たすために必要とされる高温パラメータ及び反応の出発物質であるグリコリドが高価な化学物質であるというような欠点を有する。別の重合法の「共沸蒸留」を溶融/固体法及び開環反応の両方において制限的な反応条件を排除するために、使用することができる。線状芳香族ポリエステルのような異なる種類のポリエステルにも使用することができるこの方法は[Patisson-1976(29)]、高温高圧を必要としないという点で非常に単純な方法である。
生物医学的用途において他の最も好ましいポリマーであるポリ乳酸のための溶媒処理方法は三井化学社によって使用され、それは比較的長い時間を要するが、分子量の増加が観察された[Kashimal995(22)、Kim1997(28)、Moon2000(27)]。この方法は、有機溶媒を用いた縮合中に生成した過剰の水及びモノマーを反応媒体から除去する方法が、出発原料としてグリコール酸が使用されるので、短く、効率的で、より費用効果的な方法であるという点で重要である。[Yoshida1998(30)]、そして得られるポリマーにおけるその色の変化が防止される。この反応に使用される有機溶媒は、トルエンやキシレンのような炭化水素溶媒であり得るが、或いはハロゲン化炭化水素溶媒、ケトン、エーテル、エステル溶媒またはそれらの混合物でもあり得る[Kashima1995(26)]。
最新技術の範囲内で1992年12月18日に出願された米国特許出願第US5310865号は、ヒドロキシカルボン酸の直接脱水縮合を行うことによってポリヒドロキシカルボン酸を製造する方法を開示している。反応装置としてディーンスターク装置を用い、異なる溶媒を用いて共沸蒸留を行った。この研究では、グリコール酸と乳酸の混合物をヒドロキシカルボン酸として使用した。グリコール酸のみの重合に関する研究はここでは行われなかった。
別の先行技術文献である1994年4月19日に出願された米国特許出願第5440008号は、触媒の存在下または非存在下及び有機溶媒の存在下または非存在下でヒドロキシカルボン酸の脱水重縮合を行うことによるポリヒドロキシカルボン酸の製造方法を開示する。この方法では、ヒドロキシカルボン酸として、グリコール酸、乳酸、3-ヒドロキシ酪酸等及びそれらの混合物を用いた。溶媒の量の安定化、そして水を留去するために反応器システムを使用した。
高分子量ポリグリコール酸の合成に使用される溶融/固体及び開環反応が高い真空度及び温度パラメータを必要とし、製造中に得られるポリマーを工業量で除去することは技術的な問題を提示する。従って、本発明に従って、より低コストで高分子量のポリグリコール酸の合成方法を開発することが必要となってきた。
発明の目的及び概要
本発明の目的は、高分子量かつ高溶解性のポリグリコール酸(PGA)の合成方法を提供することである。
本発明の他の目的は、低コストでポリグリコール酸(PGA)の合成方法を提供することである。
そして、本発明の他の目的は、高い真空度及び温度パラメータを用いることなく、高分子量のポリグリコール酸(PGA)の合成方法を提供することである。
本発明による方法は、ポリグリコール酸の高分子量合成に関し、その使用は生分解性及び生物医学的材料において一般的である。ポリマーは、触媒の存在下で共沸蒸留法を使用して有機溶媒を用いて媒体から縮合後に形成された過剰の水及びモノマーを除去することによって得られる。
本発明は、ポリグリコール酸の合成方法であり、以下の工程を含む。
− 塩化錫(SnCl)、塩化錫二水和物(SnCl・2HO)、酢酸亜鉛(ZnOAc)、酢酸亜鉛二水和物(ZnOAc・2HO)、三酸化アンチモン(Sb)、p−トルエンスルホン酸(p−TSA)、トリフルオロメタンスルホン酸、ビス(トリフルオロメタン)スルホン酸、メタンスルホン酸、及びSnCl・2HO/p−TSAの二重系の中の一つまたはいくつかから選択された触媒と共に溶媒からなる反応媒体にグリコール酸を入れる。ここで縮合反応に使用する触媒の量はモノマーの0.1〜30モル%である。
− 縮合中に形成された過剰な水分やモノマーを除去するために有機溶媒を使用する。
− 反応温度が0℃から200℃の間である混合物を混合し沸騰させる。
− ディーンスターク装置を用いて反応媒体中の溶媒の量を安定させ、水を留去する。
− 反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、それをモノマー残渣及び触媒から除去する、そして
− 得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定された分子量が5000〜60000Daのポリグリコール酸を白色微粉末状の形態で得る。
縮合反応の時間が0.1〜48時間であることを特徴とする。
本発明は高分子量のPGAの合成方法であって、それは反応の最後に得られた固体ポリマーを溶媒とある期間蒸留し、そしてそれをモノマー残留物及び触媒から除去することからなる。
本発明は、PGAの合成方法であって、有機溶媒、ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)の中での反応の結果得られたポリマーの溶解度は、25℃で12時間撹拌した後で50mg/2mL以上、且つ、50℃で24時間撹拌した後で350mg/2mL以下である。
機械抵抗は非常に良好で、食品包装、特に医療機器を含む様々な分野で好ましい生分解性及び生体適合性ポリマーであるPGAの重合は、有機溶媒中で触媒の存在下でディーンスターク装置及び/或いは 同様の装置 を用いて行われる。得られたポリマーの分子量はGPCを用いて測定される。
この方法では、
a)溶媒及び触媒を回収することができる、
b)微粉末形態の白色ポリマーが得られる、
c)高い溶解度を有するポリマーが達成される、
d)高真空及び温度パラメータが使用されていない、そして、
e)原料としてグリコール酸モノマーを使用することにより費用効率が提供される。
[例1]
5gのグリコール酸を秤量して反応媒体中に入れた後、75mlのトルエンを添加し、反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することによって留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。触媒の効果を制御することができるようにするために、最初の試験では触媒を使用しなかった。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は8400DaでGPCにより測定された。
[例2]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたSnCl・2HO(塩化錫二水和物)の触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することによって留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は5400DaでGPCにより測定された。
[例3]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたp−TSA(パラトルエンスルホン酸)触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより除去する。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は6100DaでGPCにより測定された。
[例4]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、GPCにより11000Daで測定された。
[例5]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は6500DaでGPCにより測定された。
[例6]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算された錫(2)エチルヘキサノエート触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより7400Daで測定された。
[例7]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの5%モルとして計算されたSnCl・2HO触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌により留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は10600DaでGPCにより測定された。
[例8]
5gのグリコール酸を秤量しそして、モノマーの5%モルとして計算されたp−TSA触媒と共に反応媒体に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、反応媒体中で生成された水を溶媒の沸点で5時間撹拌により留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより8100Daで測定された。
[例9]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの5%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、GPCにより8900Daで測定された。
[例10]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの5%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は14600DaでGPCにより測定された。
[例11]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの5%モルとして計算された錫(2)エチルヘキサノエート触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間 撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は9400DaでGPCにより測定された。
[例12]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で20時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、15600DaでGPCにより測定された。
[例13]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で20時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、7300DaでGPCにより測定された。
[例14]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で30時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより17900Daで測定された。
[例15]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのトルエンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は16500DaでGPCにより測定された。
[例16]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたSnCl・2HO触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、GPCにより8900Daで測定された。
[例17]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとしてとして計算されたp−TSA触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより8100Daで測定された。
[例18]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとしてとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体に入れ、次いで75mlのアニソールを加えた。反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で5時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、27100DaでGPCにより測定された。
[例19]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとしてとして計算されたリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより27900Daで測定された。
[例20]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算された錫(2)エチルヘキサノエート触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で5時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は6300DaでGPCにより測定された。
[例21]
5gのグリコール酸を秤量し、モノマーの1%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で20時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は30800DaでGPCにより測定された。
[例22]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で20時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は26400DaでGPCにより測定された。
[例23]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたp−TSA/SnCl・2HO(1:1 n/n)触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、28000DaでGPCにより測定された。
[例24]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlアニソールを添加し、そして反応媒体中に生成した水を溶媒の沸点で30時間撹拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は40300DaでGPCにより測定された。
[例25]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されるトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのメシチレンを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、22400DaでGPCにより測定された。
[例26]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで75mlのフェネトールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は25700DaでGPCにより測定された。
[例27]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで37.5mlのアニソールを添加し、そして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量はGPCにより33000Daで測定された。
[例28]
5gのグリコール酸を秤量し、そしてモノマーの1%モルとして計算されたトリフルオロメタンスルホン酸触媒と共に反応媒体中に入れ、次いで150mlのアニソールを添加しそして反応媒体中で生成した水を溶媒の沸点で30時間攪拌することにより留去した。反応媒体中の溶媒の量の安定化、そして水を留去するために、ディーンスターク装置及び/或いは同様の装置を使用した。反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、そしてモノマー残渣及び触媒から除去した。得られた脂肪族ポリエステルの平均分子量は、32000DaでGPCにより測定された。
アニソールが研究で試みた溶媒の中で最良の結果を与えることが観察された。さらに、触媒としてトリフリック酸を使用して、30時間反応媒体中で高分子量の白色PGAを得た。
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Claims (4)

  1. 以下の工程を含むことを特徴とするポリグリコール酸の合成方法。
    − 塩化錫(SnCl)、塩化錫二水和物(SnCl・2HO)、酢酸亜鉛(ZnOAc)、酢酸亜鉛二水和物(ZnOAc・2HO)、三酸化アンチモン(Sb)、p−トルエンスルホン酸(p−TSA)、トリフルオロメタンスルホン酸、ビス(トリフルオロメタン)スルホン酸、メタンスルホン酸、及びSnCl・2HO/p−TSAの二重系の中の一つまたはいくつかから選択された触媒と共に溶媒からなる反応媒体にグリコール酸を入れる。ここで縮合反応に使用する触媒の量はモノマーの0.1〜30モル%である。
    − 縮合中に形成された過剰な水分やモノマーを除去するために有機溶媒を使用する。
    − 反応温度を0℃から200℃の間で混合物を混合し沸騰させる。
    − ディーンスターク装置を用いて反応媒体中の溶媒の量を安定させ、水を留去する。
    − 反応終了時に得られた固体ポリマーを酢酸エチルと共に4〜5時間還流し、それをモノマー残渣及び触媒から除去する、そして
    − ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定された分子量が5000〜60000Daのポリグリコール酸を白色微粉末状の形態で得る。
    縮合反応の時間が0.1〜48時間であることを特徴とする。
  2. メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレンから選択される有機溶媒を、縮合により生じる過剰の水やモノマーを除去するために使用することを特徴とする請求項1に記載のポリグリコール酸の合成方法。
  3. 得られた脂肪族ポリエステルの有機溶媒のヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)中の溶解度が、25℃で12時間撹拌した後で50mg/2mL以上、且つ、50℃で24時間撹拌した後で350mg/2mL以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリグリコール酸の合成方法。
  4. 重合に使用される触媒の1つであるSnCl・2HO/p−TSAの二重系におけるSnCl・2HO/p−TSAのモル量が0.1〜5であることを特徴とする請求項1に記載のポリグリコール酸の合成方法。
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