JP6916464B2 - サーバ用プリンタドライバプログラム - Google Patents

サーバ用プリンタドライバプログラム Download PDF

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本発明は、印刷ジョブを作成してプリントサーバに送信するサーバ用プリンタドライバプログラムに関する。
近年、印刷ジョブを、プリントサーバ経由で印刷装置に送信する印刷システムが普及している。たとえば、ネットワークに接続されたどの印刷装置からでも印刷を可能とする、所謂、ユビキタスプリントに対応した印刷システムでは、以下のようなシーケンスで印刷が行われる。まず、PCで出力許可ユーザを指定した印刷ジョブを作成し、これをプリントサーバに送信する。プリントサーバは、該印刷ジョブを保持する。その後、ユーザがいずれかの印刷装置にユーザ認証してログインすると、そのユーザを出力許可ユーザとする印刷ジョブのリストがプリントサーバからその印刷装置に送信される。該印刷装置にてユーザがそのリストの中から印刷ジョブを選択すると、選択された印刷ジョブがプリントサーバから該印刷装置に転送されて印刷が実行される。
このようにプリントサーバを経由した印刷を前提とする印刷システムでは、印刷に関する各種の情報を一括管理するために、各PCにインストールするプリンタドライバを、プリントサーバ用のプリンタドライバのみに制限するといった規制が管理者等によって行われることがある。
しかし、このような環境下でプリントサーバがダウンした場合に、PCから各印刷装置に印刷ジョブを直接送信するといった対応ができなかった。また、プリントサーバがダウンしている場合に、ローカルのプリンタドライバをユーザのPCにインストールし、該PCから印刷装置に直接印刷ジョブを送信することを管理者が一時的に許可したとしても、ユーザは、印刷ジョブの送信先にする印刷装置に対応したローカルのプリンタドライバを探し出してインストールし、さらにこれを利用可能にするための初期設定(IPアドレスの設定等)も行わなければならず、容易な作業ではなかった。
下記特許文献1には、複合機が、クライアントPCの情報(OS、ドライバ状況)と自装置の情報(IPアドレス、機種情報)等から、自装置用であってクライアントPCのOS等に適合したプリンタドライバプログラムをプリントサーバからダウンロードして入手し、これと自装置のIPアドレスなどとを含むインストールセットを作成してクライアントPCに送ることで、クライアントPCにてドライバのインストールおよびセットアップを容易にする方法が開示されている。
特開2007−086969号公報
特許文献1に開示の方法では、複合機がインストールセットを作成してPCに送信することでその複合機のローカルのプリンタドライバがPCにインストールされて初期設定される。そのため、インストールするプリンタドライバをプリントサーバ用のプリンタドライバのみに制限する印刷システムでは、特許文献1の方法を採用すると、該制限との整合性がとれなくなる。また、複合機がインストールセットを作成するため、該インストールセットを作成するためのアプリケーションプログラムを複合機が保有する必要がある。さらに、ローカルプリンタドライバをプリントサーバが保持しているため、プリントサーバがダウンしてローカルプリンタドライバが必要となったときは、インストールセットを作成できないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、インストールするプリンタドライバがプリントサーバ用のプリンタドライバに制限された環境下においてプリントサーバがダウンした場合に印刷ジョブを印刷装置に送信することのできるサーバ用プリンタドライバプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]情報処理装置で実行されるプログラムであって、
受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置からの転送要求に応じてその印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用して印刷ジョブを作成して印刷装置に送信する非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップと、
を有し、
非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップでは、前記使用可能な状態に設定された、すべてのローカルプリンタドライバプログラムまたは優先度順の所定数のローカルプリンタドライバプログラムのそれぞれで印刷ジョブを作成して対象の印刷装置に送信する
ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、サーバ用プリンタドライバは、通常、プリントサーバに印刷ジョブを送信するが、プリントサーバがダウンしたときに備えて、自動的にローカルプリンタドライバを取得して使用可能に設定する。すなわち、ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報、IPアドレス情報等を取得し、該当する機種のローカルプリンタドライバをWeb等からダウンロードして取得し、IPアドレス等を設定して使用可能な状態にする。
また上記発明では、サーバ用プリンタドライバは、プログラムを取得してインストールし設定したローカルプリンタドライバを用いて、印刷装置に印刷ジョブを送信する。
[2]情報処理装置で実行されるプログラムであって、
受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
を有し、
前記接続情報取得ステップでは、前記印刷ジョブ作成送信ステップで作成して前記プリントサーバに送信した印刷ジョブが印刷装置に転送されて印刷が実行された場合に前記プリントサーバから送られてくる該印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を受信することで、前記印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を取得する
ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、当該サーバ用プリンタドライバからプリントサーバ経由で送信した印刷ジョブが印刷装置で実行された場合に、該印刷ジョブを実行した印刷装置の接続情報をプリントサーバから取得し、該機種のローカルプリンタドライバを取得し、インストールして使用可能に設定する。
上記発明では、当該サーバ用プリンタドライバからプリントサーバ経由で送信した印刷ジョブが印刷装置で実行された場合に、該印刷ジョブを実行した印刷装置の接続情報をプリントサーバから取得し、該機種のローカルプリンタドライバを取得し、インストールして使用可能に設定する。
[3]ユーザが当該サーバ用プリンタドライバプログラムを経由せずに前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用できないようにした
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
[4]情報処理装置で実行されるサーバ用プリンタドライバプログラムであって、
受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
を有し、
ユーザが当該サーバ用プリンタドライバプログラムを経由せずに前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用できないようにした
ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記[3][4]に係る発明では、ローカルプリンタドライバをユーザが直接使用できないようにすることで、たとえば、ユーザ毎の印刷枚数の管理・制限等をサーバ用プリンタドライバで出来なくなる事態を防止する。
[5]前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用して印刷ジョブを作成して印刷装置に送信する非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップをさらに有する、
ことを特徴とする[2]または[3]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、サーバ用プリンタドライバは、プログラムを取得してインストールし設定したローカルプリンタドライバを用いて、印刷装置に印刷ジョブを送信する。
[6]印刷ジョブの作成送信の指示を受けた場合に、前記プリントサーバにアクセス可能な場合は前記印刷ジョブ作成送信ステップを選択し、前記プリントサーバにアクセスできない場合は前記非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップを選択する
ことを特徴とする[1]または[4]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、プリントサーバにアクセス可能な場合は、プリントサーバに印刷ジョブを送信し、プリントサーバにアクセスできない場合は、ローカルプリンタドライバを用いて、直接、印刷ジョブを印刷装置に送信する。
]前記接続情報取得ステップでは、前記プリントサーバと前記ネットワークを介して接続されたすべての印刷装置の前記接続情報を取得する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、たとえば、インストール時などに、プリントサーバにアクセスして、ネットワーク上のすべての複合機の接続情報を取得する。
]前記接続情報取得ステップでは、前記印刷ジョブ作成送信ステップで作成して前記プリントサーバに送信した印刷ジョブが印刷装置に転送されて印刷が実行された場合に前記プリントサーバから送られてくる該印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を受信することで、前記印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を取得する
ことを特徴とする[1]または[]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、当該サーバ用プリンタドライバからプリントサーバ経由で送信した印刷ジョブが印刷装置で実行された場合に、該印刷ジョブを実行した印刷装置の接続情報をプリントサーバから取得し、該機種のローカルプリンタドライバを取得し、インストールして使用可能に設定する。
]前記接続情報取得ステップでは、前記接続情報を、前記プリントサーバを経由せずに印刷装置から直接取得する
ことを特徴とする[1]または[]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、たとえば、ネットワーク上の印刷装置を検索し、各印刷装置からその印刷装置の接続情報を取得する。
10]前記プログラム取得ステップでは、前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムをWeb経由で入手する
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、ローカルプリンタドライバをWeb経由で取得するので、たとえば、プリントサーバがダウンしているときでも、ローカルプリンタドライバを入手することができる。
11]インストールするローカルプリンタドライバの数を制限するインストール数制限ステップをさらに有する
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、PCのメモリを過度に圧迫しないように、インストールするローカルプリンタドライバの数を制限する。
[12]前記インストール数制限ステップでは、優先的にインストールするローカルプリンタドライバを、印刷回数、最後の印刷実行からの経過時間、前記情報処理装置からの距離のうちの少なくとも1つの要素に基づいて選択する
ことを特徴とする[11]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
上記発明では、たとえば、過去の印刷回数が多い印刷装置、最後に印刷を実行してからの経過時間が短い印刷装置、PCからの距離が短い印刷装置、などの条件により、優先的にインストールするローカルプリンタドライバを選択する。
13]前記インストール数制限ステップでは、インストール済みのローカルプリンタドライバの数が所定の上限数を超えた場合は、前記インストール済みのローカルプリンタドライバのうち前記上限数を超える分のローカルプリンタドライバを削除する
ことを特徴とする[11]または[12]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
14]インストール済みのローカルプリンタドライバを最新バージョンに自動的にアップデートするアップデートステップをさらに有する
ことを特徴とする[1]乃至[13]のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
15]前記アップデートステップは、前記情報処理装置の起動、もしくは、前記印刷ジョブ作成送信ステップの実行を契機に実行される、
ことを特徴とする[14]に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
本発明に係るサーバ用プリンタドライバプログラムによれば、インストールするプリンタドライバがプリントサーバ用のプリンタドライバに制限された環境下においてプリントサーバがダウンした場合に印刷ジョブを印刷装置に直接送信することができる。
本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。 複合機の概略構成を示すブロック図である。 サーバ用プリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。 プリントサーバの概略構成を示すブロック図である。 プリントサーバが正常に動作しているときの印刷シーケンスを示す図である。 PCが複合機のローカルプリンタドライバを入手して設定する様子を示す図である。 プリントサーバがダウンしているときの印刷シーケンスを示す図である。 PCが通常ユビキタスプリントを行った際に複合機のローカルプリンタドライバを入手して設定する様子を示す図である。 インストール時にサーバ用プリンタドライバがローカルプリンタドライバをインストールして設定する処理を示す流れ図である。 通常ユビキタスプリントの実行時にサーバ用プリンタドライバがその印刷を実行したMFPのローカルプリンタドライバをインストールして設定する処理を示す流れ図である。 サーバ用プリンタドライバが印刷ジョブを作成して送信する処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システム2の構成例を示している。印刷システム2は、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(以下、PC5と記す)と、印刷装置としての機能を有する複合機10と、プリントサーバ50と、認証サーバ40が、ネットワークを介して接続されて構成される。PC5や複合機10は1台でもよいが、通常は複数台接続される。
PC5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、OS、アプリケーションプログラムなどの各種のプログラムに基づいて動作する。PC5には、印刷ジョブを作成してプリントサーバ50に送信する等の機能を果たすプログラムであるサーバ用プリンタドライバ30がインストールされている。
サーバ用プリンタドライバ30は、複合機10に対して印刷ジョブを直接送信するために使用するローカルプリンタドライバのプログラムをWeb等からダウンロードして自装置にインストールし、利用可能にセットアップする機能を備えている。サーバ用プリンタドライバ30は、通常はプリントサーバ50へ印刷ジョブを送信するが、プリントサーバ50がダウン等している場合には、事前にダウンロードしてセットアップ済みのローカルプリンタドライバを使用して複合機10に対し直接、印刷ジョブを送信することができる。
複合機10は、スキャナで原稿を光学的に読み取って得た画像データに基づく画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイル等にして保存する保存ジョブ、読み取った原稿の画像データをファイル等にして外部へ送信する送信ジョブ、PC5から受信した印刷ジョブのデータに基づいて画像を記録紙に印刷して出力する印刷ジョブ、ファクシミリ手順に従って画像データを送受信するFAXジョブなどの各種ジョブを実行する機能を備えた画像形成装置である。以後、複合機10をMFPとも記す。なお、複合機10に代えて、印刷ジョブのみに対応する単機能の印刷装置でもよい。
複合機10では、操作パネルに表示する操作画面を、ユーザ毎にカスタマイズすることができる。また、複合機30は、ユーザを認証する機能を備えており、ユーザがユーザ認証に成功して複合機30にログインした際に、そのユーザ用の個人パネル設定情報に基づいてそのユーザ専用にカスタマイズした操作画面を表示することができる。
プリントサーバ50は、背景技術の項で説明した、ユビキタスプリントに対応したサーバである。認証サーバ40は、ユーザ認証用のサーバである。
プリントサーバ50は、各複合機10の接続情報(IPアドレス、機種情報等)、ドライバ設定に関する情報、個人パネル設定情報、印刷に関するユーザ毎の制限情報(カウンタ等)を記憶し管理する。
図2は、複合機10の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、当該複合機10の動作を統括的に制御するCPU11を有している。CPU11にはバスを通じてROM12、RAM13、不揮発メモリ14、ハードディスク装置15、画像読取部16、自動原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)17、プリンタ部18、画像処理部19、操作パネル20、ファクシミリ通信部23、ネットワーク通信部24、認証部25などが接続されている。操作パネル20は、操作部21と表示部22を備えている。
CPU11は、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで複合機10の各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置15は、大容量不揮発の記憶装置であり、PC5のサーバ用プリンタドライバ30から受信した印刷ジョブを保持する保持部としての機能を果たす。また、印刷ジョブのデータ、画像データなどのほか各種のプログラムやデータが記憶される。
画像読取部16は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部16は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
自動原稿搬送部17は、原稿台にセットされた原稿をその最上のものから1枚ずつ順に繰り出して搬送し、画像読取部16の読み取り位置を通過させて所定の排紙位置へ排紙する機能を果たす。画像読取部16は、プラテンガラス上に載置された原稿を読み取る機能と、自動原稿搬送部17によって搬送される原稿を順次読み取る機能を備えている。
プリンタ部18は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
画像処理部19は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
操作パネル20は、操作部21と表示部20を備えている。表示部22は各種の操作画面を表示する機能を果たし、液晶ディスプレイなどで構成される。操作部21はユーザから各種の操作を受けるスタートボタンやテンキーなど各種のハードキーと、表示部22の表示面に設けられたタッチスクリーンで構成される。
ファクシミリ通信部22は、ファクシミリ機能を備えた装置と電話回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部24は、ネットワークを通じてPC5やプリントサーバ50のほか各種の外部装置との間で通信する機能を果たす。
認証部25は、ユーザを認証する機能を果たす。認証部25による認証方法は、たとえば、ユーザIDとパスワードの入力による認証、あるいは、IDカードの検出、静脈認証など任意でよい。
図3は、サーバ用プリンタドライバ30の機能構成を示すブロック図である。これらの機能は、PC5がサーバ用プリンタドライバプログラムを実行することで実現される。サーバ用プリンタドライバ30は、印刷ジョブ作成送信ステップに対応するサーバ経由印刷ジョブ作成送信部31、接続情報取得ステップに対応する接続情報取得部32、プログラム取得ステップに対応するプログラム取得部33、インストールステップに対応するインストール部34、設定ステップに対応する設定部35、非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップに対応する非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36、インストール数制限ステップに対応するインストール数制限部37、アップデートステップに対応するアップデート部38の各機能を果たす。
サーバ経由印刷ジョブ作成送信部31は、プリントサーバ経由用の印刷ジョブを作成し、これをプリントサーバ50に送信する機能を果たす。ここでは、プリントサーバ50を経由する場合は、どの複合機10からでも印刷出力が可能なユビキタスプリントが行われる。サーバ経由印刷ジョブ作成送信部31が作成する印刷ジョブには、出力を許可するユーザを示すユーザ情報が付加される。
接続情報取得部32は、ネットワーク上に存在する各複合機10について、機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する機能を果たす。ここでは、接続情報取得部32は接続情報をプリントサーバ50から取得する。なお、接続情報取得部32は、接続情報をネットワーク上の各複合機10から取得してもよい。
プログラム取得部33は、接続情報取得部32が取得した接続情報に含まれる機種情報が示す機種の複合機10に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得する機能を果たす。ここでは、プログラム取得部33は、Web経由でローカルプリンタドライバプログラムを取得する。
インストール部34は、プログラム取得部33が取得したローカルプリンタドライバプログラムを当該サーバ用プリンタドライバ30が動作しているPC5にインストールする。設定部35は、インストール部34がインストールしたローカルプリンタドライバを、接続情報取得部32が取得した接続情報に含まれるIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する。たとえば、印刷ジョブの送信先となる複合機10のIPアドレスをローカルプリンタドライバ9に設定する。
非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36は、インストールし設定済みのローカルプリンタドライバを使用して印刷ジョブを作成し、これを複合機10に直接送信する機能を果たす。非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36は、当該サーバ用プリンタドライバ30のユーザの個人パネル設定情報を取得して記憶し、ローカルプリンタドライバに生成させた印刷ジョブにこの個人パネル設定情報とサーバ用プリンタドライバ30のユーザ情報を付加して複合機10に送信する。
なお、インストールして設定したローカルプリンタドライバは、サーバ用プリンタドライバ30の配下にあり、ユーザはローカルプリンドライバをサーバ用プリンタドライバ30を通じてのみ利用でき、直接ローカルプリンタドライバを使用することはできない。また、サーバ用プリンタドライバ30(サーバ用プリンタドライバ30の非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36)は、配下のローカルプリンタドライバが作成した印刷ジョブに任意の情報を付加したり、任意の情報を変更したり削除したりすることができる。非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36は、出力時に複合機10等でユーザ認証を必要とするセキュリティプリントやプルプリントに係る印刷ジョブの送信指示をユーザから受けた場合に、ローカルプリンタドライバが作成した印刷ジョブに、ユーザ情報および個人パネル設定情報を付加する。
インストール数制限部37は、インストールするローカルプリンタドライバの数が所定の上限数を超えないように制限する。上限数はユーザが設定変更可能である。サーバ用プリンタドライバ30がPC5の能力等に応じて定めてもよい。インストール数制限部37は、優先的にインストールしておくローカルプリンタドライバを、対応する複合機10での印刷回数、最後の印刷実行からの経過時間、PC5からの距離のうちの少なくとも1つの要素に基づいて選択する。2以上の要素を組み合わせて選択してもよい。また、インストール済みのローカルプリンタドライバの数が所定の上限数を超えた場合は、インストール済みのローカルプリンタドライバのうち上限数を超える分のローカルプリンタドライバを、上記の要素等に基づいて選択して削除する。
アップデート部38は、インストール済みのローカルプリンタドライバを最新バージョンに自動的にアップデートする機能を果たす。たとえば、定期的にWebをチェックし、インストール済みのものより新しいバージョンのローカルプリンタドライバプログラムがWebにアップロードされたことを検出した場合に、インストール済みのローカルプリンタドライバプログラムをその新しいバージョンのローカルプリンタドライバプログラムに更新する。
図4は、プリントサーバ50の概略構成を示すブロック図である。プリントサーバ50は、当該プリントサーバ50の動作を統括的に制御する制御部としてのCPU51を有している。CPU51にはバスを通じてROM52、RAM53、不揮発メモリ54、ハードディスク装置55、操作部56、表示部57、ネットワーク通信部58などが接続されている。
CPU51は、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM52には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU51が各種処理を実行することでプリントサーバ50の各機能が実現される。
RAM53は、CPU51がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ54は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置55は、大容量不揮発の記憶装置であり、各種のプログラムやデータを記憶する。ここでは、前述した、各MFPの接続情報(IPアドレス、機種情報等)、ドライバ設定に関する情報、個人パネル設定情報、印刷に関するユーザ毎の制限情報(カウンタ等)などを記憶する情報記憶部61、受信した印刷ジョブを保持するジョブ保持部62としての機能をハードディスク装置55が果たす。
表示部57は、各種の操作画面、設定画面等を表示する機能を果たす。表示部57は液晶ディスプレイなどで構成される。操作部56はユーザから各種の操作を受ける機能を果たす。ネットワーク通信部58は、ネットワークを通じてPC5や複合機10、その他の各種の外部装置と通信する機能を果たす。
CPU51は、複合機10でユーザ認証されたユーザの個人パネル設定情報を情報記憶部61から読み出して複合機10に送信する設定情報送信部64と、複合機10からユーザ認証されたユーザの印刷ジョブの転送要求を受けた場合に、ジョブ保持部62に保持している中の該当する印刷ジョブをその転送要求の送信元の複合機10に送信するジョブ転送部65と、PC5からの要求に応じて、情報記憶部61に記憶してあるすべてのMFPの接続情報(機種情報やIPアドレス情報等)を、要求元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30に通知(送信)する、あるいは、通常ユビキタスプリントの印刷ジョブを実行した複合機10に関する接続情報をその印刷ジョブの送信元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30に通知(送信)する、MFP情報通知部66としての機能を果たす。
図5は、プリントサーバ50が正常に動作しているときの印刷システム2における印刷シーケンスを示している。なお、各PC5は一人のユーザに専用されるものとする。PC5のサーバ用プリンタドライバ30のサーバ経由印刷ジョブ作成送信部31は、ユーザ認証を受け(P1)、さらにそのユーザから、出力時に複合機10等でユーザ認証を必要とするセキュリティプリントやプルプリントに係る印刷ジョブの送信指示を受けると、該ユーザのユーザ情報を付加した印刷ジョブを作成してプリントサーバ50に送信する(P2)。
上記印刷ジョブを受信したプリントサーバ50は、受信した印刷ジョブをそのユーザ用のフォルダ等のジョブ保持部62に保持する(P3)。その後、いずれかの複合機10においてユーザがユーザ認証のためのユーザ認証情報を入力すると(P4)、該複合機10は、入力されたユーザ認証情報をプリントサーバ50に送信する(P5)。プリントサーバ50は、受信したユーザ認証情報を認証サーバ40に送信してユーザ認証を依頼する(P6)。
プリントサーバ50は、認証サーバ40からユーザ認証に成功した旨の応答を受けると、ユーザ認証情報の送信元の複合機10に係る該ユーザ認証に成功したユーザ(ログインユーザとする)の個人パネル設定情報をハードディスク装置55から読み出し、該個人パネル設定情報とログインユーザのフォルダに記憶されている印刷ジョブのリストを、ユーザ認証情報の送信元の複合機10に送信する(P7)。
これを受信した複合機10は、受信した個人パネル設定情報を一時記憶すると共に、該個人パネル設定情報に従って操作画面をカスタマイズして表示する(P8)。また該複合機10は、ログインユーザから個人パネル設定情報の変更操作を受けた場合は、一時記憶している個人パネル設定情報を変更操作に従って変更し、表示中の操作画面も変更する(P9)。
その後、複合機10は、プリントサーバ50から受信した印刷ジョブのリストを表示し、ユーザから印刷ジョブの選択および印刷指示を受けると、その選択された印刷ジョブの転送要求をプリントサーバ50へ送信する(P10)。転送要求を受信したプリントサーバ50は、該転送要求で要求された印刷ジョブのデータを要求元の複合機10に送信する(P11)。
印刷ジョブを受信した複合機10は印刷を実行する(P12)。その後、プリントサーバ50へ該印刷ジョブの実行結果等(ジョブ履歴)を送信する(P13)。また、個人パネル設定情報の変更操作を受けている場合は、変更後の個人パネル設定情報(ここでは、変更分のみ)とログインユーザのユーザ情報と当該複合機10の情報(機種等)をプリントサーバ50に送信する(P14)。複合機10は、ユーザがログアウトしたとき(印刷ジョブの実行完了時)、当該ログアウトしたユーザの個人パネル設定情報を自装置から削除する(P9)。
プリントサーバ50は、複合機10から受信したジョブ履歴に基づいて自装置が保持しているジョブ履歴や制限情報のカウンタ等を更新する。また、該ジョブ履歴の送信元の複合機10(P3で受信した印刷ジョブを実行した複合機10)の接続情報(機種情報やIPアドレス情報等)を、P3で受信した印刷ジョブの送信元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30へ通知(送信)する(P14)。サーバ用プリンタドライバ30は、プリントサーバ50から受信した接続情報に基づいてローカルプリンタドライバ9をインストールする等の処理を行うがその詳細は後述する。
プリントサーバ50は、さらに複合機10から個人パネル設定情報を受信した場合は、該複合機10に対応しかつ受信したユーザ情報が示すユーザに対応する個人パネル設定情報を、受信した変更後の個人パネル設定情報で更新する(P15)。
なお、以上のような印刷シーケンスでプリントサーバ50を介して行う印刷を、通常ユビキタスプリント、と称するものとする。このように、プリントサーバ50が機能しているときは、通常ユビキタスプリントが行われ、各複合機10はプリントサーバ50から受信した個人パネル設定情報に基づいてカスタマイズした操作画面を表示する。
次に、プリントサーバ50がダウンしている場合に対応する処理について説明する。
プリントサーバ50がダウンしている場合には、PC5のサーバ用プリンタドライバ30は配下のローカルプリンタドライバを使用して印刷ジョブを作成し、これに個人パネル設定情報とユーザ情報を付加したものを複合機10に直接送信する。まず、ローカルプリンタドライバを入手してインストールし設定する手順について説明する。
図6は、PC5が複合機10のローカルプリンタドライバ9を入手して設定する様子を示す。PC5に、サーバ用プリンタドライバ30をインストールしたとき(R1)、該サーバ用プリンタドライバ30はネットワーク上のすべての複合機10の接続情報の通知をプリントサーバ50に要求して、ネットワーク上のすべての複合機10の接続情報をプリントサーバ50から取得する(R2)。
その後、バックグラウンド処理にて、サーバ用プリンタドライバ30は、プリントサーバ50から得た接続情報が示す各機種のローカルプリンタドライバプログラムをWeb上で検索してダウンロードし、自装置にインストールする(R3)。さらに、サーバ用プリンタドライバ30はプリントサーバ50から取得した各複合機10のIPアドレス等の情報を使用して、各ローカルプリンタドライバ9をいつでも利用可能な状態に設定する(R4)。
なお、サーバ用プリンタドライバ30は、ネットワーク上の各複合機10の接続情報を、各複合機10から直接取得するようにしてもよい。すなわち、サーバ用プリンタドライバ30は、PC5にインストールされたとき、ネットワーク上の複合機10を検索し、検出したすべての複合機10に、接続情報の通知を要求する。該要求を受けた複合機10は、要求元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30に対して、自機の接続情報を送信する。
次に、プリントサーバ50がダウンしているときの印刷シーケンス(印刷シーケンスAとする)を、図7を参照して説明する。まず、PC5のサーバ用プリンタドライバ30は、ユーザから印刷指示を受けたとき、プリントサーバ50が使用可能か否かを通信状態からチェックする。そして、通信ができず、プリントサーバ50を使用できない(ダウンしている)と判断した場合(またはユーザからプリントサーバ50を経由しないで直接印刷する指示を受けた場合)は、サーバ用プリンタドライバ30は、枚数制限等の管理権限をプリントサーバ50から当該サーバ用プリンタドライバ30へ移行し、配下のローカルプリンタドライバ9を使用して、非サーバ経由モードの印刷ジョブを作成する。非サーバ経由モードの印刷ジョブには、個人パネル設定情報とユーザ情報と非サーバ経由モード情報が付加される。
なお、非サーバ経由モード情報は、非サーバ経由モードか否かを示すビットとして常に印刷ジョブに付加されるようにしてもよいし、非サーバ経由モードのときだけ印刷ジョブに付加される情報あるいは、非サーバ経由モードでないときだけ印刷ジョブに付加される情報であってもよい。非サーバ経由モードか否かを受信側で判別できれば、情報の形態は問わない。
サーバ用プリンタドライバ30は、印刷枚数の上限やカラー設定の制限をチェックした上で、配下のすべてのローカルプリンタドライバ9を使用して、それらのローカルプリンタドライバ9が対象とするすべての複合機10に(または優先度の高い指定数の複合機10)に対して、非サーバ経由モードの印刷ジョブを送信する(図7、P1)。
各複合機10は、非サーバ経由モード情報およびユーザ情報が付加された印刷ジョブを受信すると、該印刷ジョブのデータを、受信したユーザ情報が示すユーザの認証プリント用BOXに保存する。また、受信したユーザ情報と個人パネル設定情報を紐付けて記憶する。さらに、非サーバ経由モードを示すフラグをセットする。なお、該当する認証プリント用BOXがなければ、新たに作成する。
ユーザからICカードなどを使用したログイン操作を受けた複合機10は、非サーバ経由モードのフラグがセットされているか否かを確認し、非サーバ経由モードのフラグがセットされている場合は、直接、認証サーバ40とやり取りをして、ICカード等から取得したユーザ情報に基づくユーザ認証を行う(P2)。
複合機10は、ユーザ認証に成功してユーザがログインすると、ログインしたユーザのユーザ情報に紐付けて保存されている個人パネル設定情報を使用して、操作画面をそのユーザ用にカスタマイズしたものに変更する(図7、P3)。これにより、操作画面上のボタンの配置や設定状態はプリントサーバ50を経由した通常ユビキタスプリントの場合と同じになり、あたかもプリントサーバ50を経由する通常ユビキタスプリントを行う場合と同様の操作性をユーザに提供することができる。なお、このユーザがログインして印刷が行われる複合機10を出力機とする。
出力機の複合機10は、ログインユーザの認証プリント用BOXに保存されている印刷ジョブのリストを表示して、印刷ジョブの選択を受ける。複合機10は選択された印刷ジョブを実行する。該複合機10は、印刷後にプリントサーバ50の状態を確認し、プリントサーバ50が復旧し稼動していれば、管理情報(ジョブ履歴等)と個人パネル設定情報をプリントサーバ50へ送る。一方、プリントサーバ50にアクセスが出来なかった場合は、管理情報と個人パネル設定情報(変更された場合)を、ログインユーザのPC5のサーバ用プリンタドライバ30へ送信し、その後、非サーバ経由モードを解除し、個人パネル設定情報を削除する(図7、P4)。
サーバ用プリンタドライバ30は、受け取った管理情報を利用し、現在の管理情報(該ユーザの印刷枚数等)を更新し、次回利用できるようにする。また、個人パネル設定情報を複合機10から受信した場合は、これに従って個人パネル設定情報を更新する。
サーバ用プリンタドライバ30は、次回ユーザが印刷ジョブを実施しようとした際にプリントサーバ50の状態を確認し、接続が出来た場合は、自装置が保持している更新後の管理情報をプリントサーバ50へ送信する(図7;P5)。
一方、出力機の複合機10においては、プリントサーバ50が復旧したか否かを監視し、プリントサーバ50にアクセスできるようになると、自装置が保持している管理情報をプリントサーバ50へ送信する(図7;P6)。
プリントサーバ50は、PC5のサーバ用プリンタドライバ30から取得した管理情報と出力機の複合機10から取得した管理情報をタイムスタンプなどから最新状態にマージ・統合して、出力機の複合機10と印刷を実行したユーザに係る管理情報を更新する。
次に、PC5のサーバ用プリンタドライバ30が、ローカルプリンタドライバ9を取得して利用可能に設定する他の方法について説明する。
図6の例では、サーバ用プリンタドライバ30をPC5にインストールした際に、ネットワーク上のすべての複合機10についてローカルプリンタドライバ9をWeb経由で取得して設定したが、図8に示す例では、通常ユビキタスプリントを実施した際に、出力機の複合機10についてローカルプリンタドライバ9を取得して設定する。
すなわち、ユーザは、PC5からプリントサーバ50へ通常ユビキタスプリントの印刷ジョブを送信し(R1)、たとえば、MFP1にログインしてその印刷ジョブの印刷を実行する(R2)。
このとき、プリントサーバ50は、MFP1の接続情報(IPアドレス情報、機種モデル情報)およびMFP1にログインしたユーザのユーザ情報と該ユーザのMFP1における個人パネル設定情報を、MFP1で実行された印刷ジョブの送信元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30へ送信する(R3)。
上記の情報を受信したPC5のサーバ用プリンタドライバ30は、バックグラウンド処理にて、MFP1用のローカルプリンタドライバ9のプログラムをWeb上で検索してダウンロードし、自装置にインストールする(R4)。さらに、サーバ用プリンタドライバ30はプリントサーバ50から取得したMFP1のIPアドレス等の情報を使用して、MFP1用のローカルプリンタドライバ9をいつでも利用可能な状態に設定する(R5)。
その後、プリントサーバ50がダウンしているときには、基本的に、図7を参照して説明した印刷シーケンスAと同様にして印刷が行われる。ただし、PC5のサーバ用プリンタドライバ30の非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36は、既にインストールして設定済みのローカルプリンタドライバ9に対応するMFPにのみ印刷ジョブを送信する。たとえば、プリントサーバ50がダウンした状態で印刷ジョブの送信指示を受けた際に、MFP1のローカルプリンタドライバ9のみがインストールされているならば、PC5のサーバ用プリンタドライバ30の非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部36は、MFP1用のローカルプリンタドライバ9を使用してMFP1にのみ印刷ジョブを送信する。
<ローカルプリンタドライバの数の制限について>
ユーザは、インストールされるローカルプリンタドライバ9の数の上限数や、優先的にインストールしておくローカルプリンタドライバ9を選択する条件などを、設定変更することができる。
たとえば、サーバ用プリンタドライバ30は、インストール時の初期化処理等において、インストールを許可するローカルプリンタドライバ9の上限数Nや選択条件をユーザに問い合わせし、ユーザの設定した上限数Nや選択条件と共に複合機10の接続情報の通知要求をプリントサーバ50に送信する。
これを受けたプリントサーバ50は、指定された選択条件に基づいて指定された台数(N台とする)の複合機10を選択し、その選択した複合機10に関する接続情報を、要求元のPC5のサーバ用プリンタドライバ30に送信する。
たとえば、選択の条件が、接続情報の要求元のPC5からの距離であれば、プリントサーバ50は、接続情報の要求元のPC5と各複合機10との距離を位置情報等に基づいて調べ、距離の短い順に上位N台を選択してそれらの接続情報を要求元のPC5へ通知する。
また、インストールしておくべきローカルプリンタドライバ9を印刷回数に基づいて選択する場合であって、たとえば、上限数Nが10に設定されているとする、この状態で通常ユビキタスプリントの印刷が実行されることによって、印刷回数が10番目に多い複合機10と11番目に多い複合機10とが入れ替わるならば、新規に10番目になった複合機10のローカルプリンタドライバ9をインストールして設定し、11番目になった複合機10に対応するインストール済みのローカルプリンタドライバ9を削除する。
なお、プリントサーバ50が上限台数分の接続情報をPC5に通知するようにしてもよいし、サーバ用プリンタドライバ30側で上限台数のみをインストールするように制御してもよい。
<アップデートについて>
PC5のサーバ用プリンタドライバ30のアップデート部38は、PC5の起動時等にWebをチェックし、インストール済みのものより新しいバージョンのローカルプリンタドライバプログラムがWeb上にアップロードされていることを検出したら、インストール済みのローカルプリンタドライバプログラムをその新しいバージョンのローカルプリンタドライバプログラムに更新する。この処理は、バックグラウンドで行われる。
アップデートを行うタイミングは、PC5の起動時に限定されず、たとえば、通常ユビキタスプリントが実行されたときなどでもよい。
図9は、ローカルプリンタドライバ9のインストールおよび設定に関してサーバ用プリンタドライバ30が行う処理を示す流れ図である。この処理は図6の動作に対応しており、サーバ用プリンタドライバ30がインストールされた時に行われる。
サーバ用プリンタドライバ30の接続情報取得部32は、プリントサーバ50にアクセスして、すべての複合機10(もしくは、上位N台の複合機10)の接続情報を要求し、プリントサーバ50からすべての複合機10(もしくは上位N台の複合機10)の接続情報(機種情報やIPアドレス情報)を取得する(ステップS101)。
次に、サーバ用プリンタドライバ30のプログラム取得部33は、Web経由で各複合機10のローカルプリンタドライバプログラムを取得する(ステップS102)。サーバ用プリンタドライバ30のインストール部34は、これらのローカルプリンタドライバプログラムを当該サーバ用プリンタドライバ30が動作しているPC5にインストールする。その後、サーバ用プリンタドライバ30の設定部35は、ステップS101で取得した接続情報に含まれるIPアドレス情報を使用してローカルプリンタドライバ9に複合機10のIPアドレスを設定して、該ローカルプリンタドライバ9を利用可能にする。
図10は、サーバ用プリンタドライバ30がローカルプリンタドライバ9をインストールする処理であって、図8に対応する動作を示している。サーバ用プリンタドライバ30のサーバ経由印刷ジョブ作成送信部31は、通常ユビキタスプリントの印刷ジョブを作成してプリントサーバ50に送信する(ステップS201)。その後、該印刷ジョブに係る印刷を実行した複合機10に関する接続情報がプリントサーバ50から通知されるので、それを受信する(ステップS202)。
サーバ用プリンタドライバ30のプログラム取得部33は、プリントサーバ50から通知された接続情報が示す複合機10の機種に対応するローカルプリンタドライバ9が既にインストール済みか否かを調べ(ステップS203)、インストール済みならば(ステップS203;Yes)、本処理を終了する。
プリントサーバ50から通知された接続情報が示す複合機10の機種に対応するローカルプリンタドライバ9がインストール済みでなければ(ステップS203;No)、サーバ用プリンタドライバ30のプログラム取得部33は、その機種のローカルプリンタドライバ9をWeb上で検索し、Web経由で取得する(ステップS204)。
サーバ用プリンタドライバ30のインストール部34は、取得したローカルプリンタドライバプログラムを当該サーバ用プリンタドライバ30が動作しているPC5にインストールする(ステップS205)。その後、サーバ用プリンタドライバ30の設定部35は、ステップS2021で取得した接続情報に含まれるIPアドレス情報を使用してローカルプリンタドライバ9に複合機10のIPアドレスを設定して、該ローカルプリンタドライバ9を利用可能に設定する(ステップS206)。
次に、インストール数制限部37は、インストール済みのローカルプリンタドライバ9が上限数を超えるか否かを調べ(ステップS207)、上限数を超えない場合は(ステップS207;No)、本処理を終了する。インストール済みのローカルプリンタドライバ9が上限数を超える場合は(ステップS207;Yes)、上限数を超える分のローカルプリンタドライバ9を所定の条件(使用回数等)で選択して削除する(ステップS208)。
図11は、サーバ用プリンタドライバ30が印刷ジョブを作成して送信する際の処理を示す流れ図である。PC5のサーバ用プリンタドライバ30は、ユーザから印刷ジョブを作成して送信する指示を受けたとき、プリントサーバ50が使用可能か否かを通信状態からチェックする(ステップS301)。プリントサーバ50にアクセスできる場合は(ステップS301;No)、通常ユビキタスプリントの印刷ジョブ(ユーザ情報は付加し、個人パネル設定情報は付加しない)を作成し、これをプリントサーバ50へ送信する(ステップS306)。
プリントサーバ50にアクセスできない場合は(ステップS301;Yes)、枚数制限等をサーバ用プリンタドライバ30で管理する非サーバ経由モードに切り替え(ステップS302)、今回の印刷ジョブが、印刷枚数の上限やカラー設定の制限に引っ掛かるか否かをチェックする(ステップS303)。
今回の印刷ジョブが制限に引っ掛かる場合は(ステップS303;Yes)、エラー表示を行って(ステップS305)、本処理を終了する。今回の印刷ジョブが制限に引っ掛からない場合は(ステップS303;No)、該当のローカルプリンタドライバ9を使用して、複合機10に直接送信する印刷ジョブを作成し、該印刷ジョブに、PC5にログイン中のユーザのユーザ情報とそのユーザの個人パネル設定情報を付加して、対象の複合機10に送信して(ステップS304)、本処理を終了する。なお、ローカルプリンタドライバ9が複数あれば、そのすべてのローカルプリンタドライバ9に印刷ジョブを作成させて送信する。
また、ステップS305を実施した場合は、その直後に、ステップS304を実施した場合は、印刷ジョブの実行が完了した通知(ジョブ履歴等)を受信した場合あるいは次回の処理でステップS301;Noとなった場合に、非サーバ経由モードを解除する。
以上のように、本発明に係る印刷システム2では、インストールするプリンタドライバがサーバ用プリンタドライバ30に制限されている環境下においても、該サーバ用プリンタドライバ30が事前にローカルプリンタドライバ9をインストールしてこれを利用可能に設定するので、プリントサーバ50がダウンした場合には、インストール済みのローカルプリンタドライバ9を使用して印刷ジョブを複合機10に直接送信して印刷することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態に示すプリントサーバ50は、ユビキタスサーバに限定されず、その他のプリンンとサーバとしてもよい。
実施の形態では、複合機10としたが、印刷機能があればよく、単機能の印刷装置であってもかまわない。
なお、各実施の形態では、ローカルプリンタドライバ9をWebからダウンロードして入手したが、たとえば、プリントサーバ50がダウンする前に、プリントサーバ50から取得するように構成されてもよい。
2…印刷システム
5…PC
7…設定情報管理部
8…ジョブ作成送信部
9…ローカルプリンタドライバ
10…複合機(MFP)
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像読取部
17…自動原稿搬送部
18…プリンタ部
19…画像処理部
20…操作パネル
21…操作部
22…表示部
23…ファクシミリ通信部
24…ネットワーク通信部
25…認証部
30…サーバ用プリンタドライバ
31…サーバ経由印刷ジョブ作成送信部
32…接続情報取得部
33…プログラム取得部
34…インストール部
35…設定部
36…非サーバ経由印刷ジョブ作成送信部
37…インストール数制限部
38…アップデート部
40…認証サーバ
50…プリントサーバ
51…CPU
52…ROM
53…RAM
54…不揮発メモリ
55…ハードディスク装置
56…操作部
57…表示部
58…ネットワーク通信部
61…情報記憶部
62…ジョブ保持部
64…設定情報送信部
65…ジョブ転送部
66…MFP情報通知部

Claims (15)

  1. 情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置からの転送要求に応じてその印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
    ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
    前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
    前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
    前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用して印刷ジョブを作成して印刷装置に送信する非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップと、
    を有し、
    非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップでは、前記使用可能な状態に設定された、すべてのローカルプリンタドライバプログラムまたは優先度順の所定数のローカルプリンタドライバプログラムのそれぞれで印刷ジョブを作成して対象の印刷装置に送信する
    ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
  2. 情報処理装置で実行されるプログラムであって、
    受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
    ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
    前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
    前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
    を有し、
    前記接続情報取得ステップでは、前記印刷ジョブ作成送信ステップで作成して前記プリントサーバに送信した印刷ジョブが印刷装置に転送されて印刷が実行された場合に前記プリントサーバから送られてくる該印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を受信することで、前記印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を取得する
    ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
  3. ユーザが当該サーバ用プリンタドライバプログラムを経由せずに前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用できないようにした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  4. 情報処理装置で実行されるサーバ用プリンタドライバプログラムであって、
    受信した印刷ジョブをネットワーク上の印刷装置に転送する所定のプリントサーバに印刷ジョブを作成して送信する印刷ジョブ作成送信ステップと、
    ネットワーク上に存在する印刷装置の機種情報とIPアドレスを含む接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムを取得するプログラム取得ステップと、
    前記プログラム取得ステップで取得したローカルプリンタドライバプログラムを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
    前記インストールステップでインストールしたローカルプリンタドライバプログラムを、前記接続情報取得ステップで取得したIPアドレス情報を用いて使用可能な状態に設定する設定ステップと、
    を有し、
    ユーザが当該サーバ用プリンタドライバプログラムを経由せずに前記ローカルプリンタドライバプログラムを使用できないようにした
    ことを特徴とするサーバ用プリンタドライバプログラム。
  5. 前記ローカルプリンドライバプログラムを使用して印刷ジョブを作成して印刷装置に送信する非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップをさらに有する、
    ことを特徴とする請求項2または4に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  6. 印刷ジョブの作成送信の指示を受けた場合に、前記プリントサーバにアクセス可能な場合は前記印刷ジョブ作成送信ステップを選択し、前記プリントサーバにアクセスできない場合は前記非サーバ経由印刷ジョブ作成送信ステップを選択する
    ことを特徴とする請求項1または5に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  7. 前記接続情報取得ステップでは、前記プリントサーバと前記ネットワークを介して接続されたすべての印刷装置の前記接続情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  8. 前記接続情報取得ステップでは、前記印刷ジョブ作成送信ステップで作成して前記プリントサーバに送信した印刷ジョブが印刷装置に転送されて印刷が実行された場合に前記プリントサーバから送られてくる該印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を受信することで、前記印刷の実行された印刷装置に係る前記接続情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  9. 前記接続情報取得ステップでは、前記接続情報を、前記プリントサーバを経由せずに印刷装置から直接取得する
    ことを特徴とする請求項1または4に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  10. 前記プログラム取得ステップでは、前記接続情報取得ステップで取得した前記機種情報が示す機種に対応するローカルプリンタドライバプログラムをWeb経由で入手する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  11. インストールするローカルプリンタドライバプログラムの数を制限するインストール数制限ステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  12. 前記インストール数制限ステップでは、優先的にインストールするローカルプリンタドライバプログラムを、印刷回数、最後の印刷実行からの経過時間、前記情報処理装置からの距離のうちの少なくとも1つの要素に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  13. 前記インストール数制限ステップでは、インストール済みのローカルプリンタドライバプログラムの数が所定の上限数を超えた場合は、前記インストール済みのローカルプリンタドライバプログラムのうち前記上限数を超える分のローカルプリンタドライバプログラムを削除する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  14. インストール済みのローカルプリンタドライバプログラムを最新バージョンに自動的にアップデートするアップデートステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つに記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
  15. 前記アップデートステップは、前記情報処理装置の起動、もしくは、前記印刷ジョブ作成送信ステップの実行を契機に実行される、
    ことを特徴とする請求項14に記載のサーバ用プリンタドライバプログラム。
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