JP6915850B2 - 扇風機 - Google Patents

扇風機 Download PDF

Info

Publication number
JP6915850B2
JP6915850B2 JP2017078392A JP2017078392A JP6915850B2 JP 6915850 B2 JP6915850 B2 JP 6915850B2 JP 2017078392 A JP2017078392 A JP 2017078392A JP 2017078392 A JP2017078392 A JP 2017078392A JP 6915850 B2 JP6915850 B2 JP 6915850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
shutter
heat source
heaters
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017078392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018178834A (ja
Inventor
唯司 千石
唯司 千石
剛平 千石
剛平 千石
佳典 高本
佳典 高本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sengoku Co Ltd
Original Assignee
Sengoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sengoku Co Ltd filed Critical Sengoku Co Ltd
Priority to JP2017078392A priority Critical patent/JP6915850B2/ja
Publication of JP2018178834A publication Critical patent/JP2018178834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6915850B2 publication Critical patent/JP6915850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、熱源及び回転ファンを備える扇風機に関する。
従来、熱源と、回転ファンと、半球状をなし、前記回転ファンを覆う熱輻射手段とを備える扇風機が提案されている。回転ファンの回転によって、風は熱源に当たって加熱され、その後、熱輻射手段に沿って送出される。そのため、ユーザに直接温風が当たることが防止される(例えば特許文献1参照)。
特開2003―28454号公報
特許文献1の扇風機は、温風を送風する為に、まずは熱源に風を集中させている。しかし、熱源に風を集中させる為には、熱輻射手段を精度よく設計する必要があり、また熱輻射手段に対する回転ファンの位置決めも精度よく行う必要がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成にて熱源へ風を集中させることができる扇風機を提供することを目的とする。
本発明に係る扇風機は、回転ファンと、該回転ファンによって送出された気体を加熱する熱源と、該熱源を配置する配置孔及び気体が通流する第1通気孔を有する通気部と、前記配置孔に対応する開口を有し、前記第1通気孔を開閉する可動式のシャッタとを備え、前記シャッタが前記第1通気孔を閉鎖した場合、前記配置孔及び第1通気孔は連通していることを特徴とする。
本発明においては、シャッタが第1通気孔を閉鎖した場合、配置孔及び開口は連通している。風は第1通気孔を通流することができないので、配置孔及び開口に集中する。配置孔に熱源が配置されているので、風は熱源に集中する。
本発明に係る扇風機は、前記シャッタ及び回転ファンは対向しており、前記シャッタは、気体が通流する複数の第2通気孔を有し、隣合う二つの前記第2通気孔の間に、前記回転ファンに向けて突出しており、前記第1通気孔を閉鎖する閉鎖部が設けられており、前記閉鎖部の突出方向に交差する方向において、前記閉鎖部の前記回転ファン側の幅が前記回転ファンの反対側の幅よりも短くなることを特徴とする。
本発明においては、閉鎖部の幅は回転ファン側(風の上流側)が短く、回転ファンの反対側(風の下流側)が長い。風の下流側の幅が長いので、閉鎖部が第1通気孔を閉鎖する場合、確実に閉鎖することができる。閉鎖部が第1通気孔を閉鎖していない場合、第1通気孔及び第2通気孔は連通され、閉鎖部は、風の通流方向において、第1通気孔及び第2通気孔に重ならない位置に配されている。閉鎖部の上流側の幅は狭いので、閉鎖部が第1通気孔に向かう風の流れを妨げることを抑制することができる。
本発明に係る扇風機は、前記シャッタの開閉を検知する検知部と、前記検知部の信号が入力される制御部とを備え、前記検知部が前記シャッタの閉を検知した場合、前記制御部は前記熱源をオンにし、前記検知部が前記シャッタの開を検知した場合、前記制御部は前記熱源をオフにすることを特徴とする。
本発明においては、シャッタが第1通気孔を閉じた場合に熱源がオンになり、熱源に当たった風は加熱される。シャッタが第1通気孔を開いた場合に熱源がオフになり、熱源に当たっても風は加熱されない。
本発明に係る扇風機は、前記検知部が前記シャッタの閉を検知した場合、前記制御部は前記回転ファンの回転速度を低くし、前記検知部が前記シャッタの開を検知した場合、前記制御部は前記回転ファンの回転速度を高くすることを特徴とする。
本発明においては、シャッタが第1通気孔を閉じた場合に風量が小さくなり、風量が小さくならない場合に比べて、風はより高い温度に加熱され、ユーザに供給される。シャッタが第1通気孔を開いた場合に風量は大きくなり、ユーザに大風量が供給される。
本発明に係る扇風機は、前記回転ファンを収容し、前記回転ファンの回転軸に交差する軸回りに回転可能な収容部と、該収容部を回転可能に支持する支持部と、前記収容部に設けられており、前記収容部の回転を停止させるための係止部と、前記支持部に設けられており、前記係止部を受ける被係止部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、係止部が被係止部に当接することによって、収容部が回転しすぎることを防止できる。
本発明に係る扇風機は、前記シャッタに取手が設けられており、前記収容部が一方向に回転した場合、前記取手は前記支持部に当接可能であることを特徴とする。
本発明においては、シャッタの取手が支持部に当接し、ストッパとしても機能する。
本発明に係る扇風機は、前記熱源は複数のヒータと、該複数のヒータを支持する支持枠とを有し、前記複数のヒータは前記回転ファンの回転中心軸の周囲に配置されており、前記ヒータにおける前記回転中心軸側部分が前記支持枠に連結されていることを特徴とする。
本発明においては、複数のヒータと支持枠との連結部分が、回転ファンの回転中心軸側に配置されている。回転中心軸付近の風は、回転中心軸から離れた箇所の風に比べて、風量が小さい。ヒータの連結部分は発熱しないので、連結部分を回転中心軸側に配置することによって、ヒータにおける発熱量の多い部分は、回転中心軸から離れた箇所、即ち風量の大きい箇所に配置される。
本発明に係る扇風機はスタンドを備え、前記ヒータは前記スタンド側に配置されていることを特徴とする。
本発明においては、ヒータはスタンド側、換言すれば下側に配置され、床面に温風が届きやすくなる。
本発明に係る扇風機にあっては、シャッタが第1通気孔を閉鎖した場合、配置孔及び開口は連通される。風は第1通気孔を通流することができないので、配置孔及び開口に集中する。配置孔に熱源が配置されているので、風は熱源に集中する。簡素な構成にて、風を熱源に集中させて、確実に加熱することができる。
扇風機を略示する斜視図である。 扇風機を略示する分解斜視図である。 扇風機を略示する分解右側面図である。 前枠、安全柵、及びヒータカバーの記載を省略した扇風機の正面図である。 前枠、安全柵、及びヒータカバーの記載を省略した扇風機の縦断面図である。 シャッタを略示する正面図である。 図6のVII−VII線を切断線とした端面図である。 後方から視認したシャッタを略示する斜視図である。 ヒータがオフ状態である場合における前枠、安全柵、通気部の記載を省略した扇風機の正面図である。 図9のAで示す丸で囲った部分の拡大図である。 ヒータがオン状態である場合における前枠、安全柵、ヒータカバー、通気部の記載を省略した扇風機の正面図である。 図11のBで示す丸で囲った部分の拡大図である。 収容部の姿勢が前傾姿勢である場合における回転軸付近の構成を切断した右側面断面図である。 収容部の姿勢が真上を向いた姿勢である場合における回転軸付近の構成を切断した右側面断面図である。 制御部による運転処理を説明するフローチャートである。
以下本発明を実施の形態に係る扇風機を示す図面に基づいて説明する。図1は、扇風機を略示する斜視図、図2は、扇風機を略示する分解斜視図、図3は、扇風機を略示する分解右側面図である。なお以下の説明では、図に示す上下前後左右を使用する。
扇風機はスタンド1を備える。スタンド1は、円形の基台2と、支持円柱3とを備える。円形の基台2の右側面にリモコン収納孔2aが形成されている。リモコン収納孔2aにはリモコン100が収納される。
基台2の上面中央部に挿入孔2dが設けられている。基台2の上面前側に、扇風機を操作するための複数のスイッチ2bと、扇風機の状態を示す複数のランプ2cとが設けられている。基台2の内部には、扇風機の駆動を制御する制御部90が設けられている。制御部90は、後述するモータ11及びヒータ19aの駆動を制御するための制御回路及び駆動回路を備える。支持円柱3は挿入孔2dに挿入されている。
支持円柱3の上端部に支持部4が設けられている。支持部4は、半円弧形をなす外枠5及び内枠6を備える。外枠5は円弧の頂点部分を下側にし、両端部を左右に向けて配置されており、前記頂点部分が支持円柱3の上端部に連結されている。内枠6は円弧の頂点部分を下側にして、外枠5の上に重ねられている。
内枠6の右端部は外枠5の右端部よりも上側に位置する。内枠6の右端部に、左右方向を回転軸方向とした回転軸7が支持されている。内枠6の右端部の左側に、左右方向を回転軸方向とした円形の回転板8が配置されている。回転板8は回転軸7に連結しており、回転軸7と共に回転する。
なお内枠6の左端部も外枠5の左端部よりも上側に位置し、内枠6の右端部と同様に、回転軸7及び回転板8が設けられている。回転板8は内枠6の左端部の右側に配置されている。内枠6の左右端部それぞれにキャップ5aが設けられている。各キャップ5aは内枠6の右端部及び左端部に配置された回転軸7を覆い、回転軸7は外側から視認されない。
内枠6の右端部における回転板8から前後方向に並んだ二つのピン9が内向きに突出している。なお図2において、前側のピン9のみが表されている。内枠6の左端部における回転板8から前後方向に並んだ二つのピン9が内向きに突出している。なお図において、内枠6の左端部における回転板8及びピン9の記載は省略されている。
内枠6の内側に、回転ファン12を収容する収容部30が配置されている。収容部30は第1連結枠16及び第2連結枠13を備える。第1連結枠16及び第2連結枠13は前後方向に並んでいる。
第1連結枠16は、前後方向を軸方向とした円筒状をなす。第1連結枠16の左右側面それぞれに挿入孔16fが設けられている。第2連結枠13は第1連結枠16の後側に配置されている。第2連結枠13は、後方に突出したドーム状をなし、後方に突出した部分には複数のスリットが形成されている。第2連結枠13の左右側面それぞれに挿入孔13fが設けられている。
内枠6の左右端部それぞれにおいて、前側のピン9は第1連結枠16の挿入孔16fに挿入されている。内枠6の左右端部それぞれにおいて、後側のピン9は第2連結枠13の挿入孔13fに挿入されている。前後のピン9によって、第1連結枠16及び第2連結枠13は連結されている。
第1連結枠16及び第2連結枠13の内側に、前後方向を軸方向とした円筒状のモータ支持枠10、モータ11及び回転ファン12が設けられている。モータ支持枠10の中心部分にモータ11を収容するモータ収容部が設けられている。モータ11の回転軸はモータ収容部から後方に突出している。モータ11の後側に回転ファン12が配置されており、回転ファン12はモータ11の回転軸に連結している。
第2連結枠13の後側に、後方に突出したドーム状をなす第1カバー14及び第2カバー15が設けられている。第1カバー14及び第2カバー15それぞれに、複数の貫通孔が設けられている。
図2及び図3に示すように、第1連結枠16の前縁部全周から内側に環状板16aが突出している。環状板16aの前側に、シャッタ17、通気部18、ヒータユニット19(熱源)及び安全柵20が、安全柵20を最も前側にして、順に設けられている。シャッタ17、通気部18、ヒータユニット19及び安全柵20は、円筒状の前枠21の内側に配置されている。図1に示すように、前枠21は第1連結枠16に連結されている。
図4は、前枠21、安全柵20、及びヒータカバー19cの記載を省略した扇風機の正面図、図5は、前枠21、安全柵20、及びヒータカバー19cの記載を省略した扇風機の縦断面図である。なおヒータカバー19cについては後述する。
図4に示すように、通気部18は、前後方向を軸方向とした円形の板体18aを備える。板体18aの中央部分には、左右に延びた矩形の配置孔18bが形成されている。配置孔18bには、ヒータユニット19が配置される。板体18aには、配置孔18bから放射状に延びた複数の第1通気孔18cが設けられている。第1通気孔18cは扇形をなし、径方向外側における周方向の幅が径方向内側における幅よりも大きい。
板体18aにおいて、隣合う二つの第1通気孔18cの間の部分及び第1通気孔18cと配置孔18bとの間の部分は、境界部18dを構成する。図5に示すように、通気部18と第1連結枠16との間にシャッタ17が配置されている。
図6は、シャッタ17を略示する正面図、図7は、図6のVII−VII線を切断線とした端面図、図8は、後方から視認したシャッタ17を略示する斜視図である。
シャッタ17は、前後方向を軸方向とした円盤17aを備える。円盤17aの中央部分には、左右に延びた矩形の開口17bが形成されている。開口17bは配置孔18bの略真後ろに位置する。
開口17bよりも上側において、正面視半円形の壁17cが円盤17aの外周部分に沿って設けられている。壁17cは円盤17aから前方に突出している。開口17bよりも下側においても、正面視半円形の壁17cが円盤17aの外周部分に沿って設けられている。壁17cは円盤17aから前方に突出している。
円盤17aには、開口17bと上側の壁17cとの間及び開口17bと下側の壁17cとの間において、開口17bから放射状に延びた複数の第2通気孔17dが設けられている。円盤17aにおいて、隣合う二つの第2通気孔17dの間の部分及び第2通気孔17dと開口17bとの間の部分は、第1通気孔18cを閉鎖する閉鎖部17eをそれぞれ構成する。
図7に示すように、閉鎖部17eは後方に向かうに従って、先細りになるように、後方に突出している。即ち、周方向において、閉鎖部17eの後部の幅は、閉鎖部17eの前部の幅よりも短くなる。
径方向において、円盤17aにおける上側及び下側の壁17cよりも外側の部分(以下フランジ17fという)に、切欠状の複数の凹部17gが形成されている。複数の凹部17gは周方向に並んでいる。フランジ17fの下端部には、取手17hが設けられている。取手17hはフランジ17fから下方に突出している。
ヒータユニット19の構成について説明する。図3に示すように、ヒータユニット19は回転ファン12の前側に配置されており、回転ファン12の回転中心軸P上に配置されている。図3及び図4に示すように、ヒータユニット19は、二つのヒータ19aと、ヒータ19aの前側に設けられたヒータカバー19cと、ヒータ19aの後側に設けられており、ヒータ19aを支持する支持枠19bとを備える。
支持枠19bは左右に長い矩形状をなし、配置孔18b及び開口17bに挿入されている。通気部18の前側において、二つのヒータ19aは支持枠19bに支持されている。図4に示すように、二つのヒータ19aは左右に並ぶ。二つのヒータ19aの間に回転ファン12の回転中心軸Pが配置されている。ヒータ19aの回転中心軸P側部分が支持枠19bに連結している。
換言すれば、ヒータ19aの支持枠19bとの連結部分は、回転中心軸P側に配置されている。ヒータ19aの連結部分は発熱せず、ヒータ19aにおける連結部分の反対側部分は発熱する。ヒータ19aは支持枠19bの下部、換言すれば支持枠19bのスタンド1側部分に配置されている。ヒータカバー19cは左右に長い矩形状をなし、前後に貫通した格子状の複数の孔を備える。ヒータカバー19cは二つのヒータ19aの前部を覆う。ヒータ19aとしては、例えばPTCヒータ(Positive Temperature Coefficient heater)が挙げられる。なお三つ以上のヒータ19aを設けてもよい。
図9は、ヒータ19aがオフ状態である場合における前枠21、安全柵20、通気部18の記載を省略した扇風機の正面図、図10は、図9のAで示す丸で囲った部分の拡大図である。
図9に示すように、前述した環状板16aには、貫通孔16bが形成されている。貫通孔16bは凹部17gの内側に配置されている。図10に示すように、環状板16aの後側にスイッチ25が配され、該スイッチ25は貫通孔16bから前方に突出している。スイッチ25はプッシュスイッチである。
環状板16aに、周方向に延びた第1部分16c1と、該第1部分の右端から径方向中央側に向けて突出した第2部分16c2とを有する壁体16cが設けられている。壁体16cは前方に突出し、その突出端部はシャッタ17よりも前側に配置される。径方向において、第1部分16c1は貫通孔16bの外側に位置する。第2部分16c2は貫通孔16bの右側に位置する。
図10に示すように、スイッチ25は凹部17gの内側に配置されている。この場合、閉鎖部17eは境界部18dの後側に配置され、第1通気孔18cは開いている。スイッチ25から第1通気孔18cが開いていることを示す信号が制御部90に入力され、制御部90はヒータ19aをオフにする。制御部90がモータ11を駆動させた場合、前方への送風が実行される。制御部90は回転ファン12を、第1回転速度で回転させて、送風を実行する。制御部90は第1風量で送風を実行する。
図11は、ヒータ19aがオン状態である場合における前枠21、安全柵20、ヒータカバー19c、通気部18の記載を省略した扇風機の正面図、図12は、図11のBで示す丸で囲った部分の拡大図である。
ユーザが取手17hを操作し、シャッタ17を正面視時計回りに回転させた場合、凹部17gの左縁部が第2部分16c2に当接する。この場合、閉鎖部17eは第1通気孔18cの後側に配置され、第1通気孔18cを閉じている。配置孔18bの後側に開口17bが配置されており、配置孔18bは閉鎖されない。配置孔18b及び開口17bは前後方向に連通される。
またフランジ17fによって貫通孔16bは塞がれ、スイッチ25はフランジ17fによって押される。スイッチ25から第1通気孔18cが閉じていることを示す信号が制御部90に入力され、制御部90はヒータ19aをオンにする。
制御部90がモータ11を駆動させた場合、前方への送風が実行される。制御部90は回転ファン12を、第1回転速度よりも低速の第2回転速度で回転させて、送風を実行する。制御部90は第1風量よりも小さい第2風量で送風を実行する。第1通気孔18cが閉じているので、風は配置孔18b及び開口17bに集中し、ヒータユニット19に集中する。風はヒータユニット19にて加熱され、温風が安全柵20から送出される。
図13は、収容部30の姿勢が前傾姿勢である場合における回転軸7付近の構成を切断した右側面断面図である。図13に示すように、内枠6の右端部の左側面には、左方向に突出した被係止部6aと、予備ストッパ6bとが設けられている。被係止部6aは下側に配置されており、予備ストッパ6bは上側に配置されている。また内枠6の左端部の右側面にも、被係止部6aと、予備ストッパ6bとが設けられている。
円形の回転板8には、径方向に突出した第1係止部8a及び第2係止部8bが設けられている。第1係止部8a及び第2係止部8bは、回転板8の軸回りに略100度の位相差で周方向に離隔配置されている。第1係止部8a及び第2係止部8bの間に、被係止部6aが配置されている。第1係止部8aは被係止部6aよりも前側に位置し、第2係止部8bは被係止部6aよりも後側に位置する。なお内枠6の左端部においても、第1係止部8a及び第2係止部8bが設けられている。
ユーザが収容部30を前側に倒した場合、回転軸7及び回転板8は、右側面視反時計回りに回転し、第1係止部8aが被係止部6aに当接して、回転が停止される。このとき、取手17hも外枠5に当接する。
図14は、収容部30の姿勢が真上を向いた姿勢である場合における回転軸7付近の構成を切断した右側面断面図である。ユーザが収容部30を後側に倒した場合、回転軸7及び回転板8は、右側面視時計回りに回転し、第2係止部8bが被係止部6aに当接して、回転が停止される。
図15は、制御部90による運転処理を説明するフローチャートである。なお初期状態においてモータ11及びヒータ19aはオフになっている。制御部90は、スイッチ2bが操作され、スイッチ2bからモータ11のオン信号が入力されるまで待機する(ステップS1:NO)。スイッチ2bからモータ11のオン信号が入力された場合(ステップS1:YES)、制御部90は、スイッチ25から第1通気孔18cが閉じていることを示す信号が入力されているか否かを判定する(ステップS2)。
スイッチ25から第1通気孔18cが閉じていることを示す信号が入力されていない場合(ステップS2:NO)、即ち、スイッチ25から第1通気孔18cが開いていることを示す信号が入力されている場合、制御部90はモータ11を回転させて、回転ファン12を第1回転速度で回転させる(ステップS3)。
スイッチ25から第1通気孔18cが閉じていることを示す信号が入力されている場合(ステップS2:YES)、制御部90はヒータ19aにオン信号を出力し(ステップS4)、モータ11を回転させて、回転ファン12を第2回転速度で回転させる(ステップS5)。
ステップS3又はステップS5において、回転ファン12を第1回転速度又は第2回転速度で回転させる処理を実行した場合、制御部90はスイッチ2bが操作され、スイッチ2bからモータ11のオフ信号が入力されたか否かを判定する(ステップS6)。モータ11のオフ信号が入力されていない場合(ステップS6:NO)、制御部90はステップS6に処理を戻す。
モータ11のオフ信号が入力されている場合(ステップS6:YES)、制御部90はモータ11をオフにし、ヒータ19aをオフにして(ステップS7)、処理を終了する。
実施の形態に係る扇風機にあっては、シャッタ17が第1通気孔18cを閉鎖した場合、配置孔18b及び開口17bは連通される。風は第1通気孔18cを通流することができないので、配置孔18b及び開口17bに集中する。配置孔18bにヒータユニット19が配置されているので、風はヒータユニット19に集中する。簡素な構成にて、風をヒータユニット19に集中させて、確実に加熱することができる。
閉鎖部17eの幅は回転ファン12側(風の上流側)が短く、回転ファン12の反対側(風の下流側)が長い。風の下流側の幅が長いので、閉鎖部17eが第1通気孔18cを閉鎖する場合、確実に閉鎖することができる。閉鎖部17eが第1通気孔18cを閉鎖していない場合、第1通気孔18c及び第2通気孔17dは連通され、閉鎖部17eは、風の通流方向において、第1通気孔18c及び第2通気孔17dに重ならない位置に配されている。閉鎖部17eの上流側の幅は狭いので、閉鎖部17eが第1通気孔18cに向かう風の流れを妨げることを抑制することができる。
シャッタ17が第1通気孔18cを閉じた場合にヒータユニット19がオンになり、ヒータユニット19に当たった風は加熱される。シャッタ17が第1通気孔18cを開いた場合にヒータユニット19がオフになり、ヒータユニット19に当たっても風は加熱されず、ユーザに涼風を提供することができる。シャッタ17の開閉切り替えと、温風及び涼風の切り替えを対応させることができる。
またシャッタ17が第1通気孔18cを開いた場合に、第1風量で送風が実行され、シャッタ17が第1通気孔18cを閉じた場合に、第1風量よりも小さい第2風量で送風が実行される。シャッタ17が第1通気孔18cを閉じた場合、風量が小さくなり、風量が小さくならない場合に比べて、風はより高い温度に加熱され、ユーザに供給される。一方、シャッタ17が第1通気孔18cを開いた場合に風量は大きくなり、ユーザに大風量が供給され、ユーザにより涼しい環境を提供することができる。
また第1係止部8a又は第2係止部8bが被係止部6aに当接することによって、収容部30が回転しすぎることを防止できる。またシャッタ17の取手17hは支持部4に当接するので、ストッパとしても機能する。
また二つのヒータ19aと支持枠19bとの連結部分が、回転ファン12の回転中心軸P側に配置されている。回転中心軸P付近の風は、回転中心軸Pから離れた箇所の風に比べて、風量が小さい。ヒータ19aの連結部分は発熱しないので、連結部分を回転中心軸P側に配置することによって、ヒータ19aの発熱部分は、回転中心軸Pから離れた箇所、即ち風量の大きい箇所に配置され、風を効率良く加熱することができる。
またヒータ19aはスタンド1側、換言すれば下側に配置されているので、床面に温風が届きやすくなる。
スイッチ25はプッシュスイッチであるが、これに限定されない。例えばプッシュスイッチに代えて、光センサ又は超音波センサ等を使用し、第1通気孔18の開/閉信号を制御部90に入力してもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 スタンド
4 支持部
6a 被係止部
8a 第1係止部
8b 第2係止部
12 回転ファン
17 シャッタ
17b 開口
17d 第2通気孔
17e 閉鎖部
17h 取手
18 通気部
18b 配置孔
18c 第1通気孔
19 ヒータユニット(熱源)
19a ヒータ
19b 支持枠
19c ヒータカバー
25 スイッチ(検知部)
30 収容部
90 制御部
P 回転中心軸

Claims (10)

  1. 回転ファンと、
    該回転ファンによって送出された気体を加熱する熱源と、
    該熱源を配置する配置孔及び気体が通流する第1通気孔を有する通気部と、
    前記配置孔に対応する開口を有し、前記第1通気孔を開閉する可動式のシャッタと
    を備え、
    前記シャッタが前記第1通気孔を閉鎖した場合、前記配置孔及び開口は連通し
    前記シャッタ及び回転ファンは対向しており、
    前記シャッタは、気体が通流する複数の第2通気孔を有し、
    隣合う二つの前記第2通気孔の間に、前記回転ファンに向けて突出しており、前記第1通気孔を閉鎖する閉鎖部が設けられていること
    を特徴とする扇風機。
  2. 記閉鎖部の突出方向に交差する方向において、前記閉鎖部の前記回転ファン側の幅が前記回転ファンの反対側の幅よりも短くなること
    を特徴とする請求項1に記載の扇風機。
  3. 前記シャッタの開閉を検知する検知部と、
    前記検知部の信号が入力される制御部と
    を備え、
    前記検知部が前記シャッタの閉を検知した場合、前記制御部は前記熱源をオンにし、
    前記検知部が前記シャッタの開を検知した場合、前記制御部は前記熱源をオフにすること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の扇風機。
  4. 前記検知部が前記シャッタの閉を検知した場合、前記制御部は前記回転ファンの回転速度を低くし、
    前記検知部が前記シャッタの開を検知した場合、前記制御部は前記回転ファンの回転速度を高くすること
    を特徴とする請求項3に記載の扇風機。
  5. 前記回転ファンを収容し、前記回転ファンの回転軸に交差する軸回りに回転可能な収容部と、
    該収容部を回転可能に支持する支持部と、
    前記収容部に設けられており、前記収容部の回転を停止させるための係止部と、
    前記支持部に設けられており、前記係止部を受ける被係止部と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の扇風機。
  6. 前記シャッタを開閉するための取手が設けられており、
    前記収容部が一方向に回転した場合、前記取手は前記支持部に当接可能であること
    を特徴とする請求項5に記載の扇風機。
  7. 前記熱源は
    複数のヒータと、
    該複数のヒータを支持する支持枠と
    を有し、
    前記複数のヒータは前記回転ファンの回転中心軸の周囲において、前記回転中心軸に交差する方向に離れて配置されており、
    前記複数のヒータの間に前記回転中心軸が位置し、
    前記ヒータにおける前記回転中心軸側部分が前記支持枠に連結されていること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の扇風機。
  8. 上下方向における前記ヒータの中心は前記回転ファンの回転中心よりも下側に配置されていること
    を特徴とする請求項7に記載の扇風機。
  9. 回転ファンと、
    該回転ファンによって送出された気体を加熱する熱源と、
    該熱源を配置する配置孔及び気体が通流する第1通気孔を有する通気部と、
    前記配置孔に対応する開口を有し、前記第1通気孔を開閉する可動式のシャッタと、
    前記回転ファンを収容し、前記回転ファンの回転軸に交差する軸回りに回転可能な収容部と
    該収容部を回転可能に支持する支持部と
    を備え、
    前記シャッタが前記第1通気孔を閉鎖した場合、前記配置孔及び開口は連通し、
    前記シャッタを開閉するための取手が設けられており、
    前記収容部が一方向に回転した場合、前記取手は前記支持部に当接可能であること
    を特徴とする扇風機。
  10. 回転ファンと、
    該回転ファンによって送出された気体を加熱する熱源と、
    該熱源を配置する配置孔及び気体が通流する第1通気孔を有する通気部と、
    前記配置孔に対応する開口を有し、前記第1通気孔を開閉する可動式のシャッタと
    を備え、
    前記シャッタが前記第1通気孔を閉鎖した場合、前記配置孔及び開口は連通し、
    前記熱源は
    複数のヒータと、
    該複数のヒータを支持する支持枠と
    を有し、
    前記複数のヒータは、前記回転ファンの回転中心軸の周囲において、前記回転中心軸に交差する方向に離れて配置されており、
    前記複数のヒータの間に前記回転中心軸が位置し、
    前記ヒータにおける前記回転中心軸側部分が前記支持枠に連結されていること
    を特徴とする扇風機。
JP2017078392A 2017-04-11 2017-04-11 扇風機 Active JP6915850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078392A JP6915850B2 (ja) 2017-04-11 2017-04-11 扇風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078392A JP6915850B2 (ja) 2017-04-11 2017-04-11 扇風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018178834A JP2018178834A (ja) 2018-11-15
JP6915850B2 true JP6915850B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=64282883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017078392A Active JP6915850B2 (ja) 2017-04-11 2017-04-11 扇風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6915850B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022108072A (ja) * 2021-01-12 2022-07-25 トヨタ自動車株式会社 冷却システム
JP2023105243A (ja) * 2022-11-16 2023-07-28 スリーアップ株式会社 サーキュレータ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823147Y1 (ja) * 1969-02-12 1973-07-05
JPS4823159Y1 (ja) * 1969-03-10 1973-07-05
JPS54104011A (en) * 1978-02-02 1979-08-15 Hitachi Heating Appliance Co Ltd Fan and hot blower device
JPS6069393U (ja) * 1983-10-19 1985-05-16 三洋電機株式会社 温風機兼用扇風機
JP2612998B2 (ja) * 1992-10-16 1997-05-21 松下精工株式会社 換気扇
JP5690425B2 (ja) * 2014-04-10 2015-03-25 アイリスオーヤマ株式会社 サーキュレーター
JP6395562B2 (ja) * 2014-11-05 2018-09-26 三菱電機株式会社 鉄道車両用空気調和装置の室外機
CN207299333U (zh) * 2017-09-05 2018-05-01 深圳市中富龙科技有限公司 一种新型智能风扇

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018178834A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6915850B2 (ja) 扇風機
WO2013021905A1 (ja) 加熱調理器
JP2006292181A (ja) 電子レンジ
WO2020075606A1 (ja) 送風機
JP4692395B2 (ja) 生ごみ処理機
JP4828508B2 (ja) 電気ポット
JP6097137B2 (ja) レジスタ
US6051824A (en) Wet prevention apparatus for sensor of microwave oven
JP2010200943A (ja) ハンドルの回り止め構造及び洗濯機
JP6757590B2 (ja) 送風装置
JP2000097457A (ja) 加湿器
JP2005305009A (ja) 洗濯機
JP7220893B2 (ja) ヘアードライヤー
JPWO2016098222A1 (ja) 温度検知装置及び空気調和機用室内機
KR20140112852A (ko) 스팀 용기 덮개
JPH06269362A (ja) 調理器
KR20200037940A (ko) 차량용 hvac 모듈
JP7340860B2 (ja) 乾燥装置
JP5908119B2 (ja) 空気調和機
JP2019084841A (ja) 車両用空調装置の内気導入構造
JP4899102B2 (ja) 空冷式餅つき機
JP2014217557A (ja) 液体加熱器
JP2022036485A (ja) 衣類乾燥機
JP2007077716A (ja) 物品乾燥装置および物品乾燥便器装置
JP2018167627A (ja) 車両空調用送風装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6915850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150