JP6912918B2 - ラベルロール品 - Google Patents
ラベルロール品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6912918B2 JP6912918B2 JP2017069027A JP2017069027A JP6912918B2 JP 6912918 B2 JP6912918 B2 JP 6912918B2 JP 2017069027 A JP2017069027 A JP 2017069027A JP 2017069027 A JP2017069027 A JP 2017069027A JP 6912918 B2 JP6912918 B2 JP 6912918B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- base material
- adhesive
- label continuum
- continuum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
前述のように、旧ラベル連続体の終端部に新ラベル連続体の始端部を繋ぎ合わせるためには、旧ラベル連続体を引き出し終わった際に旧ラベル連続体が巻き芯から何らの抵抗なく確実に剥がれるようにしておかなければならない。
特許文献1には、紙管に両面粘着テープを用いてロール用紙を巻き始める際に、紙管側に両面粘着テープの強粘着性部を配置し、ロール紙先端部に弱粘着性部を配置することにより、最終段階でロール用紙が引っ張られるとき、粘着力の弱いロール紙先端部と両面粘着テープの弱粘着性部との間で剥離し、両面粘着テープが紙管側に残るようにすることが開示されている。
しかしながら、ロール用紙を紙管に巻いたロール品においては、ロール用紙に巻き圧が加わり、特に、紙管付近のロール用紙には大きな巻き圧が加わるので、経時的に、両面粘着テープの弱粘着性部を構成する粘着剤がロール用紙に移行するようになる。このため、実際の使用状況下においては、両面粘着テープの弱粘着性部とロール用紙との間が剥がれ難くなるおそれがある。
また、両面粘着テープの弱粘着性部とロール用紙との間で剥がれた場合でも、ロール用紙に粘着剤の一部が残存して露出するおそれがある。ロール用紙に粘着剤が露出していると、ロール用紙を搬送する搬送装置などに粘着剤が蓄積するので、装置の動作不良の原因になり、メンテナンスの負荷が増して好ましくない。
本明細書において、「裏面」は、巻き芯の周面側に向く面を指し、「表面」は、前記裏面とは反対側の面を指す。また、「平面視」は、表面又は裏面に対して垂直な方向から見ることを言い、「平面視形状」は、前記方向から見たときの形状を言う。「〜」で表される数値範囲は、「〜」の前後の数値を下限値及び上限値として含む数値範囲を意味する。複数の下限値と複数の上限値が別個に記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「〜」で結んだ範囲とすることができるものとする。
各図に示される層、部分及び部材の寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
第1実施形態は、離型シートに複数のラベルが所定間隔を開けて貼り付けられているラベル連続体が巻き芯に巻き付けられているラベルロール品に関する。
図3は、ラベル連続体の終端部が巻き芯から離れる直前までラベル連続体を引き出した状態を示す側面図であり、図4は、その平面図であり、図5は、一部拡大断面図である。なお、ラベルロール品の製造過程では、図3乃至図5は、巻き芯にラベル連続体を巻き付け始めるときを示す図でもある。
巻き芯2は、ラベル連続体3を巻く際の芯となる部材である。
巻き芯2は、ラベル連続体3を巻き付ける部分である周面21を有する。図示例では、巻き芯2は、周面21の内側に貫通部22を有する筒状体からなるが、巻き芯2は、前記貫通部を有さない中実状であってもよい。
巻き芯2の周面21の側面視形状は、特に限定されない。巻き芯2の周面21は、図1に示したような、側面視略円形状のほか、特に図示しないが、側面視略楕円形状、略三角形状、略四角形状、略六角形状などの平面視略多角形状などでもよい。本明細書において「略」は、本発明の属する技術分野において許容される範囲を意味する。略円及び略楕円の「略」は、例えば、周の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、周の一部が若干直線又は斜線とされた形状などが含まれる。略四角などの略多角の「略」は、例えば、角部が面取りされている形状、辺の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、辺が若干湾曲している形状などが含まれる。なお、角部が面取りされているとは、角張った部分の角を取り去り、その部分を弧状又はなだらかな鈍角状に形成することをいう。
巻き芯2の材質としては、厚紙、不織布、合成紙、合成樹脂、金属、陶器などが挙げられる。
例えば、厚紙製の巻き芯2の肉厚は、1mm〜10mmである。
巻き芯2の周面21の周長は、特に限定されず、適宜設定できる。例えば、巻き芯2の周面21の周長は、円相当径で、直径50mm〜500mmである。
巻き芯2の幅は、特に限定されず、図示例では、ラベル連続体3の短手方向長さと同じとされている(図2参照)。もっとも、巻き芯2の幅がラベル連続体3の短手方向長さよりも大きくてもよい。
ラベル連続体3は、概念的には、複数のラベルが連続的に連なったものである。ラベル連続体3は、長尺帯状であり、その長手方向に複数のラベルが順に並んで配置されている。前記長尺帯状は、長手方向の長さが短手方向よりも十分に長い平面視略長方形状をいう。長尺帯状としては、例えば、長手方向の長さが3m以上であり、好ましくは、長手方向の長さが5m以上である。なお、短手方向は、長手方向と直交する方向である。
粘着ラベル4は、図5に示すように、ラベル基材41と、ラベル基材41の裏面に積層された粘着剤層42と、を有する。
ラベル基材41としては、例えば、1層の樹脂層又は2層以上の樹脂層からなる合成樹脂製シート、紙、合成紙、発泡樹脂シート、不織布、金属薄膜、これらから選ばれる2種以上の積層体、又は、これらと他の層の積層体などが挙げられる。前記合成樹脂製シートなどの合成樹脂の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィン、ポリエチレンを含む共重合ポリマーなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系などが挙げられる。
ラベル基材41は、熱収縮性及び/又は自己伸縮性を有していてもよく、或いは、それらを有さない基材でもよい。粘着ラベル4には、通常、熱収縮性及び自己伸縮性を有さないラベル基材41を用いることが多い。なお、熱収縮性及び/又は自己伸縮性を有するラベル基材41を用いる場合、そのラベル基材の主収縮方向及び/又は主伸縮方向をラベル連続体3の長手方向に一致させて配置される。
ラベル基材41の厚みは、特に限定されず、例えば、30μm〜150μm程度である。
透明なラベル基材41としては、例えば、透明な合成樹脂製シートなどが挙げられ、不透明なラベル基材41としては、乳白色の合成樹脂製シート、所望の色彩に着色された着色合成樹脂製シート、紙、合成紙、発泡樹脂シート、不織布、又は、これらを含む積層体などが挙げられる。
ラベル基材41には、必要に応じて、所望のデザインが印刷された印刷層(図示せず)が設けられている。印刷層は、ラベル基材41の表面若しくは裏面又は表面及び裏面に設けられる。なお、不透明なラベル基材41を用いた場合には、前記印刷層は、ラベル基材41の少なくとも表面に設けられる。
粘着剤層42を形成する粘着剤としては、例えば、感圧型粘着剤、感熱粘着剤などが挙げられる。図示例では、粘着剤層42は、感圧型粘着剤からなる。前記感圧型粘着剤は、室温で粘着性を有し且つその粘着力が長期間持続している粘着剤であり、例えば、両面粘着テープなどに広く使用されているものである。感熱粘着剤は、室温で粘着性を示さず、加熱することにより粘着力を生じ且つ加熱後の粘着力が室温において長期間持続する粘着剤である。
粘着剤層42の厚みは、特に限定されず、例えば、10μm〜40μmである。
離型シート5は、一般に離型紙とも呼ばれるシート材であり、例えば、離型面を有する紙や合成樹脂製シートなどが挙げられる。離型シート5は、長尺帯状であり、この離型シート5の表面(離型面)に、複数の粘着ラベル4がその長手方向に一定間隔を開けて順に並んで貼付されている。
従って、本実施形態のラベル連続体3は、長尺帯状の離型シート5と、前記離型シート5の表面に剥離可能な状態で長手方向に連なって貼付された複数の粘着ラベル4と、からなる。
図6及び図7も参照して、介在シート片6は、ラベル連続体3の終端部31を巻き芯2の周面21に貼り付けるための部材である。介在シート片6は、第1基材61と第2基材62とを有する。第1基材61の裏面と第2基材62の表面が擬似接着された状態で、第1基材61及び第2基材62は互いに積層されている。
ここで、擬似接着は、少しの力で層間剥離できる程度に弱く付着している状態をいう。
擬似接着された第1基材61と第2基材62の層間接着強度は、90度剥離強度で、0.01N/25mm〜2N/25mmであり、且つ、剪断強度で20N/15mm以上である。前記90度剥離強度は、0.05N/25mm〜1N/25mmであることが好ましい。また、前記剪断強度は、30N/15mm以上であることが好ましく、40N/15mm以上であることがより好ましい。前記剪断強度の上限は、特にないが、現実的な数値では、200N/15mm以下である。
第1基材61及び第2基材62は、それぞれ独立して、透明又は不透明のいずれでもよい。不透明な第1基材61を用いる場合には、その第1基材61の色彩は、ラベル連続体3の裏面の色彩とは異なっていることが好ましい。
第1基材61及び第2基材62の厚みは、特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、5μm〜50μmである。特に、ラベル連続体3を巻き芯2から引き出し終わった後にラベル連続体側に残存することになる第1基材61は、その厚みが小さいことが好ましく、例えば、第1基材61の厚みは、5μm〜30μmであり、好ましくは、5μm〜20μmである。
例えば、介在シート片6は、横方向において縦方向長さが変わらない平面視形状でもよく、或いは、縦方向において横方向長さが変わらない平面視形状でもよい。また、介在シート片6は、横方向において縦方向長さが変化する部分を有する平面視形状でもよく、或いは、縦方向において横方向長さが変化する部分を有する平面視形状でもよい。
ラベル連続体3の終端部31を巻き芯2から引き剥がす際に、第1基材61と第2基材62が層間剥離し易くなることから、介在シート片6は、平面視において、横方向第1側から第2側に向かって徐々に幅広となる部分を有する形状に形成されていることが好ましい。換言すると、介在シート片6は、平面視において、横方向第1側から第2側に向かって、縦方向長さが徐々に大きくなって変化する部分を有する形状に形成されていることが好ましい。より好ましくは、前記横方向第1側から第2側に向かって徐々に幅広となる部分の縁が円弧状に形成される。なお、前記介在シート片6の横方向は、介在シート片6をラベル連続体3及び巻き芯2に接着した際に、ラベル連続体3の長手方向に対応し、介在シート片6の縦方向は、それと直交する方向(ラベル連続体3の短手方向)に対応する。
また、第1基材61の裏面と第2基材62の表面のうち重なり合った領域の全てが擬似接着されていてもよく、或いは、前記重なり合った領域の一部分が擬似接着されていてもよい。
本実施形態では、第1基材61及び第2基材62は、平面視において同じ形状且つ同じ面積で、その全体が擬似接着状態で積層されている。
ラベル連続体3の裏面内に介在シート片6を収めることが好ましいことから、介在シート片6の縦方向長さ(ラベル連続体3の短手方向長さに対応する)の最大値は、ラベル連続体3の短手方向長さと同じ又はそれよりも小さいことが好ましい。また、ラベル連続体3の裏面からはみ出さないように介在シート片6を容易に接着できることから、介在シート片6の縦方向長さの最大値は、ラベル連続体3の短手方向長さよりも小さいことがより好ましい。例えば、介在シート片6の縦方向長さの最大値は、ラベル連続体3の短手方向長さ×0.3倍〜ラベル連続体3の短手方向長さ×0.9倍であり、好ましくは、ラベル連続体3の短手方向長さ×0.6倍〜ラベル連続体3の短手方向長さ×0.9倍である。
また、介在シート片6の横方向長さ(ラベル連続体3の長手方向長さに対応する)は、特に限定されないが、余りに小さいとラベル連続体3の巻き芯2に対する貼り付けが不安定になるおそれがあり、余りに大きいと費用対効果の点の好ましくない。かかる観点から、介在シート片6の横方向長さの最大値は、10mm〜100mmが好ましく、さらに、20mm〜80mmがより好ましい。
第1貼着剤層71は、介在シート片6の第1基材61をラベル連続体3の終端部31の裏面に強接着させるために、第1基材61の表面に設けられている。第2貼着剤層72は、介在シート片6の第2基材62を巻き芯2の周面21に強接着させるために、第2基材62の裏面に設けられている。
貼着剤は、前記のように第1基材61とラベル連続体3、及び、第2基材62と巻き芯2を強固に接着できるものであれば特に限定されず、例えば、粘着剤、接着剤などを用いることができる。本明細書において、粘着剤は、人力で被着体から引き剥がすことができ、引き剥がした後も室温で粘着性を有して再貼付できるものをいう。接着剤は、人力で被着体から引き剥がすことができない又は引き剥がすことが困難で、引き剥がしたとしても粘着性を有さず再貼付できないものをいう。粘着剤としては、上述の感圧型粘着剤、感熱粘着剤などが挙げられる。また、接着剤としては、その硬化形態での分類で、加熱によって接着性を生じる感熱型、紫外線や可視光などで硬化する光硬化型、有機溶剤揮発型、水系溶媒乾燥型、2液反応型などが挙げられる。
第1貼着剤層71及び第2貼着剤層72は、同種の貼着剤から形成されていてもよく、或いは、異種の貼着剤から形成されていてもよい。図示例では、第1貼着剤層71及び第2貼着剤層72は、いずれも感圧型粘着剤から形成されている。
第1貼着剤層71及び第2貼着剤層72の厚みは、特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、10μm〜40μmである。
図6及び図7に示す介在シート片6の第1貼着剤層71側に貼付された離型シート711を剥離し、介在シート片6の第1基材61を第1貼着剤層71を介して長尺帯状のラベル連続体3の終端部31の裏面に貼り付ける(図8参照)。次に、介在シート片6の第2貼着剤層72側に貼付された離型シート721を剥離し、介在シート片6の第2基材62を第2貼着剤層72を介して巻き芯2の周面21の一部分に貼り付ける(図3乃至図5参照)。このようにして、ラベル連続体3の終端部31と巻き芯4の周面21の間に、介在シート片6が具備される。
ここで、強接着は、人力で引き剥がすことができない又は引き剥がすことが困難なほどに強く接着していることをいう。例えば、強接着の層間接着強度は、上記90度剥離強度で3N/25mm以上である。
特に、ラベル連続体3の始端部32側から終端部31側に向かって徐々に幅広となる部分を有するように介在シート片6が貼り付けられている場合には、ラベル連続体3を引き剥がす際(ラベル連続体3を終端部31側に向かって引き剥がしていく際)、第1基材61と第2基材62が極めて容易に剥離するようになる。
なお、ラベル連続体3の裏面の色彩とは異なる色彩を呈する第1基材61を用いた場合には、両者の色彩の相違から、完全に剥がれた後のラベル連続体3の終端部31を第1基材61を通じて確認できるので好ましい。
前記繋ぎ合わせは、図11に示すように、旧ラベル連続体3’(巻き芯2から終端部31が剥がれたラベル連続体3)の終端部31’と新ラベル連続体3”の始端部32”を片面粘着テープなどの接続テープAを用いて繋ぎ合わせる。具体的には、旧ラベル連続体3’の終端縁31a’と新ラベル連続体3”の始端縁32a”を突き合わせ、旧ラベル連続体3’の終端部31’の裏面と新ラベル連続体3”の始端部32”の裏面に跨がって片面接続テープAを介して貼り付ける。このようにして旧ラベル連続体3’と新ラベル連続体3”を長手方向に繋げることにより、ラベラーにて連続的に粘着ラベルを物品に装着できる。なお、接続テープAは、基材A2と粘着剤層A1とからなる。
旧ラベル連続体3’の終端縁31a’と粘着ラベル4’の縁の間の長さL’、及び、新ラベル連続体3”の始端縁32a”と粘着ラベル4”の縁の間の長さL”が、次の関係を満たすように設定されていることが好ましい。関係:旧ラベル連続体3’の終端縁31a’と粘着ラベル4’の縁の間の長さL’+新ラベル連続体3”の始端縁32a”と粘着ラベル4”の縁の間の長さL”=旧ラベル連続体3’の隣接する粘着ラベル4’,4’間の長さL=新ラベル連続体3”の隣接する粘着ラベル4”,4”間の長さL。このように設定されていることにより、旧ラベル連続体3’と新ラベル連続体3”とを繋ぎ合わせることによって得られた連結連続体Bは、前記継ぎ合わせ部分を含んで全体的に粘着ラベルが一定間隔で並んだものとなる。
第1実施形態のラベル連続体3は長尺帯状の離型シート5上に複数のラベルが設けられているものであるが、第2実施形態のラベル連続体は(離型シートを有さず)複数のラベルが互いに繋がって長尺帯状を成している点で異なっている。
図12及び図13に示すように、本実施形態のラベルロール品1も、巻き芯2と、長尺帯状のラベル連続体8と、を有し、前記ラベル連続体8の終端部が介在シート片を介して前記巻き芯2の周面に貼り付けられた状態で前記ラベル連続体8が巻き芯2の周囲に巻き付けられている。介在シート片は、第1実施形態と同様であり、介在シート片を介してラベル連続体8と巻き芯2を接着することも第1実施形態と同様である。
本実施形態のラベル連続体8から得られるラベルは、例えば、物品の周囲に巻き付けて装着するラベル(巻付けラベルとも呼ばれる)として使用することができる。また、本実施形態のラベルは、水系接着剤などの適宜な接着剤を塗布して物品に貼り付けて使用することもできる。さらに、本実施形態のラベル基材81として熱収縮性を有するシートを用いた場合には、本実施形態のラベルは、熱収縮によって物品に装着することもできる。
上記第1及び第2実施形態の介在シート片6は、第1基材61の裏面と第2基材62の表面のうち重なり合った領域の全てが擬似接着されているが、例えば、図14及び図15に示すように、第1基材61の裏面と第2基材62の表面のうち重なり合った領域のうち、一部分68が擬似接着され且つ一部分69が非接着とされていてもよい。非接着部分69は、第1基材61と第2基材62は、接着しておらず、単に接しているだけである。
前記非接着部分69は、横方向第1側の先端縁692aを含む端部であることが好ましい。なお、図14に非接着部分69を判り易く表すために、その部分69に網掛けを付している。
上記第1実施形態と同様に、本実施形態の介在シート片6の横方向第1側の端部をラベル連続体3の始端部32側に向けた状態で、介在シート片6を介してラベル連続体3の終端部31を巻き芯2に接着することにより、ラベルロール品1が得られる。
かかるラベルロール品1は、ラベル連続体3を終端部31側に向かって引き剥がしていく際に、第1基材61と第2基材62が極めて容易に剥離するようになる。
上記第1乃至第3実施形態では、第1基材61及び第2基材62を有する介在シート片6は、不変部691と、前記不変部691の横方向両側に配置された略円弧状の第1変化部692及び第2変化部693と、からなるが、これに限定されず、様々な平面視形状に変更できる。
上記各実施形態では、介在シート片6が第1貼着剤層71及び第2貼着剤層72を有するが、擬似接着された第1基材61及び第2基材62のみからなる介在シート片6を用いてもよい。この介在シート片6を用いる場合には、ラベル連続体3の終端部31を巻き芯2に接着する際に、第1基材61の表面を適切な貼着剤(接着剤や両面粘着テープなど)を用いてラベル連続体3の終端部31に強接着し、その介在シート片6の第1基材61の表面を適切な貼着剤(接着剤や両面粘着テープなど)を用いて強接着し、第2基材62の裏面を適切な貼着剤を用いて巻き芯2に強接着することにより、本発明のラベルロール品1が得られる。
その他、上記各実施形態から選ばれる2以上の構成を適宜組み合わせてもよく、或いは、上記各実施形態から選ばれる1つ又は2つ以上の構成を、それ以外の実施形態に置換してもよい。
2 巻き芯
21 巻き芯の周面
3,8 ラベル連続体
31 ラベル連続体の終端部
32 ラベル連続体の始端部
4 粘着ラベル
5 離型シート
6 介在シート片
61 第1基材
62 第2基材
Claims (1)
- 巻き芯と、長尺帯状のラベル連続体と、を有し、前記ラベル連続体の終端部が介在シート片を介して前記巻き芯の周面に貼り付けられた状態で前記ラベル連続体が巻き芯の周囲に巻き付けられているラベルロール品において、
前記介在シート片が、前記ラベル連続体の終端部に強接着された第1基材と、前記巻き芯の周面に強接着された第2基材と、を有し、前記第1基材と第2基材が擬似接着状態で積層されており、
前記介在シート片が、平面視において、前記ラベル連続体の始端部側から終端部側に向かって徐々に幅広となる部分を有する、ラベルロール品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017069027A JP6912918B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | ラベルロール品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017069027A JP6912918B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | ラベルロール品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018169584A JP2018169584A (ja) | 2018-11-01 |
JP6912918B2 true JP6912918B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=64020458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017069027A Active JP6912918B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | ラベルロール品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6912918B2 (ja) |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017069027A patent/JP6912918B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018169584A (ja) | 2018-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2006001889A1 (en) | Selective adhesive gift wrapping sheet and method for using same | |
JP6040520B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP2015174318A (ja) | シート積層体 | |
JP6912918B2 (ja) | ラベルロール品 | |
JP2017219752A (ja) | ラベル | |
JP5957849B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP5974459B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP3035779B1 (ja) | ラベルの貼付方法及びラベルの貼付構造 | |
WO2014097736A1 (ja) | ラベル、帯状ラベル体及びラベルロール | |
JP6195439B2 (ja) | ラベルロール | |
JP6012354B2 (ja) | ラベルロール及びラベルロールの製造方法 | |
US20050276953A1 (en) | Selective adhesive gift wrapping sheet | |
JP2017013271A (ja) | 巻付けラベル連続体の製造方法、及びラベル付き容器 | |
JP3243717B2 (ja) | 全周巻用枚葉ラベル | |
KR101402693B1 (ko) | 합지 용지 제조 방법 및 합지 용지 | |
JP6585364B2 (ja) | 包装体 | |
JP6303319B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP2009058917A (ja) | 積層ラベル | |
JP5648337B2 (ja) | 配送伝票 | |
WO2014024580A1 (ja) | ラベルロール | |
JP2001202020A (ja) | 積層型剥離ラベル及びその製造方法 | |
JP6702610B2 (ja) | 巻ラベル、ラベル連続体およびラベル積層体 | |
JP6712154B2 (ja) | ラベル付き物品、及び収納ラベル | |
JP2007057623A (ja) | 収納ラベル | |
JP2011186259A (ja) | 積層ラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6912918 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |