JP6911614B2 - 超音波振動子駆動装置 - Google Patents

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本発明は、トランスが有する一次側コイルへの周期的交流電圧の印加又は周期的交流電流の通電により、トランスが有する二次側コイルに接続された圧電素子を用いた超音波振動子を駆動し、超音波振動子の駆動後の一次側コイルを流れる電流をゼロとし、二次側コイルと、二次側コイルが有する2つの端子間に設けられた第1のコンデンサ、第1の抵抗器及び超音波振動子の第2のコンデンサからなり、圧電素子を駆動する並列共振回路を有する超音波振動子駆動装置に関する。
従来、周囲に存在する物体の検出にソナーが利用されている。ソナーには超音波振動子を有して構成され、当該超音波振動子が超音波の送信源であると同時に、送信した超音波の反射波を受信する検出素子として機能するものが多い。このため、近距離の物体を検出するには超音波の送信後、超音波振動子に生じる残響振動が生じている時間(以下「残響時間」とする)の短縮が必要である。残響時間を短くする技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載されるものがある。
特許文献1には超音波センサの送波回路が記載されている。この超音波センサの送波回路は、超音波振動子の駆動後の残響時間を短縮するため、超音波振動子の電極間容量と並列にインダクタンスを調整可能なコイルを接続して並列共振回路を形成している。当該コイルのインダクタンスを調整することにより、前記並列共振回路の共振周波数と超音波振動子の残響周波数とを略一致させて残響時間を短縮し、近距離の物体の検出を可能としている。
特開2000−304850号公報
特許文献1に記載の技術では、並列共振回路の振動の減衰が超音波振動子の振動におけるロス成分により減衰すると推定され、ロスを大きくすると残響時間は短縮されるが、超音波の出力音圧の低下や受信感度の低下につながりセンサ性能が低下する。また、超音波振動子の駆動時に並列共振回路に蓄えられたエネルギーは、駆動後は前記ロス成分にて消費されるのみであるためエネルギーの放出効率が悪い。
そこで、超音波を送信した超音波振動子が送信した超音波の反射波を受信するソナーの場合、近距離から遠距離まで広い範囲で物体を検出する為には、センサ性能を低下させることなく、並列共振回路に蓄えられたエネルギーを効率良く放出することが可能な超音波振動子駆動装置が求められる。
本発明に係る超音波振動子駆動装置の特徴構成は、トランスが有する一次側コイルへの周期的交流電圧の印加又は周期的交流電流の通電により、前記トランスが有する二次側コイルに接続された圧電素子を用いた超音波振動子を駆動し、前記超音波振動子の駆動後の前記一次側コイルを流れる電流をゼロとし、前記二次側コイルと、前記二次側コイルが有する2つの端子間に設けられた第1のコンデンサ、第1の抵抗器及び前記超音波振動子の第2のコンデンサとからなり、前記圧電素子を駆動する並列共振回路を有する超音波振動子駆動装置であって、前記二次側コイルが有する前記2つの端子のうちの一方は接地され、第1のダイオードと第1のスイッチとが直列接続された帰還部を有し、前記帰還部における前記第1のダイオードのアノードに接続された端子が前記二次側コイルの前記2つの端子のうちの他方に接続され、前記帰還部における前記第1のダイオードのカソードに接続された端子が前記一次側コイルが有する端子に接続されてある点にある。
このような特徴構成とすれば、二次側コイルが有する2つの端子のうちの一方を接地することにより、トランスの二次側回路の基準電位をグランドにすることができる。また、二次側回路は、トランスの二次側コイルと超音波振動子の圧電素子の電極間容量により並列共振回路を構成することで、効率的な超音波振動子の駆動と検出感度の向上とを実現することができる。ここで、トランスの一次側コイルに周期的交流電圧の印加後又は周期的交流電流の通電後、第1のスイッチを閉状態とすることにより、トランスの二次側コイルが有する2つの端子のうちの他方の電位が一次側コイルが有する端子よりも高くなると、トランスの二次側回路において超音波振動子の駆動に使われなかったエネルギーの回収が可能となると同時に、二次側の残響振幅を短時間で低減でき残響時間の短縮が可能となる。以上のように、本特徴構成とすれば、センサ性能を低下させることなく、並列共振回路に蓄えられたエネルギーを効率良く放出することが可能な超音波振動子駆動装置を実現できる。
また、前記二次側コイルの前記他方の端子と接地電位との間に第2のスイッチが設けられていると好適である。
このような構成において、トランスの一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時には第1及び第2のスイッチを開状態とし、第1のスイッチが閉状態になった後に第2のスイッチが閉状態に遷移するように制御することにより、第2のスイッチが閉状態に遷移後、速やかに並列共振回路の残響振幅が低減され、残響時間の短縮が可能となる。なお、第2のスイッチは、第1のスイッチを流れる電流が0になった後、又は第1のスイッチに直列接続される第1のダイオードへの印加電圧が第1のダイオードの閾値電圧を下回った後、閉状態に遷移するように制御するとより好ましい。
また、前記第2のスイッチは、第2のダイオードと直列に接続されていると好適である。このような構成において、超音波の受信中、第2のスイッチを開状態に戻さなくても受信可能となり第2のスイッチの制御時に時間的精度の要求度を下げることができる。
また、前記第2のスイッチは、第2の抵抗器と直列に接続されていると好適である。このような構成とすれば、第2のスイッチを流れる電流の突入電流を低減し高周波成分を抑制すると同時に並列共振回路の電位の急激な変動を抑制することにより高周波ノイズの発生を抑制できる。
また、前記第1のスイッチは、前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加終了後又は周期的交流電流の通電終了後は少なくとも前記超音波振動子に生じる残響振動の1周期に対応する時間が経過するまで閉状態とされると好適である。
このような構成とすれば、トランスの一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時には第1のスイッチを開状態とすることにより並列共振回路の振幅を大きくすることができ、圧電素子の電極間電圧を高くできるため、効率良く超音波を送信できると同時に、第1のスイッチの閉状態を残響振動の1周期以上持続することにより確実に並列共振回路からトランスの一次側へ電力を回収でき、残響振幅の低減が可能となり、残響時間の短縮が可能となる。
また、前記二次側コイルの前記他方の端子と接地電位との間に設けられる第2のスイッチは、前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、前記第1のスイッチが前記閉状態になってから前記1周期に対応する時間が経過した後、閉状態とされると好適である。
このような構成とすれば、トランスの一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時には第1のスイッチを開状態とし、トランスの一次側コイルへの周期的交流電圧の印加後又は周期的交流電流の通電後に第1のスイッチの閉状態を残響振動の1周期以上持続し、第1のスイッチが閉状態に遷移後、残響振動の1周期以上遅れて第2のスイッチを閉状態に遷移させることにより、残響振幅を更に低減でき、残響時間の短縮が可能となる。
第1の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の変形例を示す図である。 第1の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の超音波振動子に印加される電圧波形の説明図である。 第2の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る超音波振動子駆動装置の超音波振動子に印加される電圧波形の説明図である。
本発明に係る超音波振動子駆動装置は、センサ性能を低下させることなく、並列共振回路に蓄えられたエネルギーを効率良く放出することができるように構成される。以下、超音波振動子駆動装置について説明する。
1.第1の実施形態
図1には、本実施形態に係る超音波振動子駆動装置1が示される。超音波振動子駆動装置1は、トランス10が有する一次側コイル11への周期的交流電流の通電により、トランス10が有する二次側コイル12に接続された圧電素子を用いた超音波振動子20を駆動する。周期的交流電流とは、所定の周期で交番する交流電流である。このような周期的交流電流は駆動回路部2からトランス10が有する一次側コイル11に入力される。駆動回路部2は、図1の例では、2つのスイッチSW1、SW2を交互に開閉することにより、定電流源の出力(出力電流)から上述した周期的交流電流を形成している。また、図1の例では、超音波振動子20は直列接続されたコイルLs、コンデンサCs、及び抵抗器Rsと、コンデンサCdとが並列接続された等価回路で示される。
また、図2に示すように、超音波振動子駆動装置1は、トランス10が有する一次側コイル11への周期的交流電圧の印加により、トランス10が有する二次側コイル12に接続された圧電素子を用いた超音波振動子20を駆動してもよい。周期的交流電圧とは所定の周期で交番する交流電圧である。このような周期的交流電圧は駆動回路部2’からトランス10が有する一次側コイル11に入力される。駆動回路部2’は、図2の例では、2つのスイッチSW1、SW2を交互に開閉することにより、電源から上述した周期的交流電圧を形成している。また、図1と同様に、図2の例でも、超音波振動子20は直列接続されたコイルLs、コンデンサCs、及び抵抗器Rsと、コンデンサCdとが並列接続された等価回路で示される。なお、駆動回路部2’によるトランス10が有する一次側コイル11への周期的交流電圧の印加により、トランス10が有する二次側コイル12に接続された圧電素子を用いた超音波振動子20を駆動することについては、第1の実施形態だけでなく、第2の実施形態及び第3の実施形態にも適用され得る。
超音波振動子駆動装置1は、超音波振動子の駆動後の一次側コイル11を流れる電流をゼロとする。一次側コイル11を流れる電流をゼロとするには、例えば上述したスイッチSW1、SW2の双方を開状態にすると良い。これにより、一次側コイル11に印加される電圧や通電される電流が遮断される。
超音波振動子駆動装置1は圧電素子を駆動する並列共振回路30を有し、当該並列共振回路30は、二次側コイル12と、二次側コイル12が有する2つの端子間に設けられたコンデンサCt、第1の抵抗器R1及び超音波振動子20のコンデンサCdとからなる。二次側コイル12が有する2つの端子とは、端子12A、12Bである。この端子12A、12Bに亘ってコンデンサCt、第1の抵抗器R1及び超音波振動子20のコンデンサCdが設けられる。
二次側コイル12が有する2つの端子のうちの一方は接地される。本実施形態では、端子12Bが接地される。
超音波振動子駆動装置1は、第1のダイオードDと第1のスイッチSW3とが直列接続された帰還部40を有する。本実施形態では、第1のダイオードDのカソードに第1のスイッチSW3が接続される。
帰還部40における第1のダイオードDのアノードに接続された端子が二次側コイル12の2つの端子のうちの他方に接続される。二次側コイル12の2つの端子とは、上述したように端子12A、12Bであり、二次側コイル12の2つの端子のうちの他方とは端子12Aが相当する。したがって、帰還部40は、第1のダイオードDのアノードが端子12Aに接続される。
帰還部40における第1のスイッチSW3の第1のダイオードDのカソードに接続された端子に対する他方の端子が一次側コイル11が有する端子に接続される。本実施形態では、一次側コイル11が有する端子とは、端子11A、11B、11Cである。一次側コイル11はスイッチSW1が閉状態とされた時に端子11Cから端子11Aへ電流が流れ出、スイッチSW2が閉状態とされた時に端子11Cから端子11Bへ電流が流れ出る。帰還部40は、第1のダイオードDのカソードが、第1のスイッチSW3を介して端子11Cに接続される。以上のように超音波振動子駆動装置1が構成される。
本実施形態では、第1のスイッチSW3は、一次側コイル11への周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、一次側コイル11への周期的交流電圧の印加終了後又は周期的交流電流の通電終了後は少なくとも超音波振動子20に生じる残響振動の1周期に対応する時間が経過するまで閉状態とされる。
図3には、本実施形態における超音波振動子20への印加電圧波形の一例が示される。また、参考として、従来例における超音波振動子20への印加電圧波形の一例も示される。図3に示されるように、スイッチSW1、SW2を交互に開閉することにより、超音波振動子20に所定の周期で振幅する電圧が印加される。スイッチSW1、SW2を共に開状態にした後、第1のスイッチSW3を所定時間、閉状態にすることで、速やかに並列共振回路30の残響振幅が低減され、従来例に比べて残響時間の短縮を行うことが可能となる。なお、端子12Aが端子12Bに対して高電位のピーク近傍において、第1のスイッチSW3を閉状態にすることで、より短時間で二次側回路のエネルギーを低減できる。
以上のように超音波振動子駆動装置1によれば、二次側コイル12が有する端子12Bを接地することにより、トランス10の二次側の回路の基準電位をトランス10の一次側の回路の基準電位と同じグランドにすることができる。また、二次側回路は、トランス10の二次側コイル12と超音波振動子20の圧電素子の電極間容量により並列共振回路30を構成することで、効率的な超音波振動子20の駆動と検出感度の向上とを実現することができる。ここで、トランス10の一次側コイル11に周期的交流電圧の印加後又は周期的交流電流の通電後、第1のスイッチSW3を閉状態とすることにより、トランス10の二次側コイル12が有する端子12Aの電位が一次側コイル11が有する端子11Cよりも高くなると、第1のスイッチSW3を介してトランス10の二次側コイル12の端子12Aから一次側コイル11の端子11Cへ電流が流れる。この結果、トランス10の二次側回路において超音波振動子20の駆動に使われなかったエネルギーの回収が可能となると同時に、二次側の残響振幅を短時間で低減でき残響時間の短縮が可能となる。
なお、超音波振動子20の圧電素子と並列に並列共振周波数を調整するためのコンデンサCtをなくしても良く、超音波振動子20の圧電素子と並列に並列共振回路30のダンピング定数を調整し残響時間を短縮するためのダンピング抵抗(第1の抵抗器)R1をなくしても良い。また、図示していないが、帰還部40は、トランス10の二次側コイル12から一次側コイル11への方向を順方向となるよう接続された第1のダイオードDと、第1のスイッチSW3と、突入電流を抑制するための抵抗器とが直列接続された構成としても良い。
2.第2の実施形態
次に、超音波振動子駆動装置1の第2の実施形態について説明する。図4には、本実施形態に係る超音波振動子駆動装置1が示される。超音波振動子駆動装置1は二次側コイル12の他方の端子と接地電位との間に第2のスイッチSW4が設けられる。すなわち、本実施形態では、二次側コイル12の一対の端子12A、12B間に第2のスイッチSW4が設けられる。
本実施形態においても、第1のスイッチSW3は、一次側コイル11への周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、一次側コイル11への周期的交流電圧の印加終了後又は周期的交流電流の通電終了後は少なくとも超音波振動子20に生じる残響振動の1周期に対応する時間が経過するまで閉状態とされる。
また、第2のスイッチSW4は、一次側コイル11への周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、第1のスイッチSW3が閉状態になってから超音波振動子20に生じる残響振動の1周期に対応する時間が経過した後、閉状態とされる。
このような構成とすれば、トランス10の一次側コイル11への周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時には第1のスイッチSW3及び第2のスイッチSW4を開状態とすることにより並列共振回路30の振幅を大きくすることができ、圧電素子の電極間電圧を高くできるため、効率良く超音波を送信できると同時に、第1のスイッチSW3の閉状態を残響振動の1周期以上持続することにより確実に並列共振回路30からトランス10の一次側へ電力を回収でき、残響振幅の低減が可能となり、残響時間の短縮が可能となる。また、第1の実施形態の効果に加えて、第1のスイッチSW3が閉状態に遷移後、残響振動の1周期以上遅れて第2のスイッチSW4を閉状態に遷移させ一定時間経過後に第2のスイッチSW4を開状態に戻すことにより、残響振幅を更に低減でき、残響時間の短縮が可能となる。なお、端子12Aと端子12Bとの間に、第2のスイッチSW4単体ではなく、第2のスイッチSW4と第2の抵抗器Rとが直列接続された構成としても良い。このような構成にあっては、第2のスイッチSW4が閉状態になった時の突入電流を低減すると共に、第2のスイッチSW4を流れる電流の高周波成分や並列共振回路30の電位の急激な変動を抑制することにより高周波ノイズの発生を抑制できる。
3.第3の実施形態
次に、超音波振動子駆動装置1の第3の実施形態について説明する。図5には、本実施形態に係る超音波振動子駆動装置1が示される。本実施形態の超音波振動子駆動装置1は、第2のスイッチSW4が第2のダイオード4と直列に接続される。なお、図5の例では、第2のスイッチSW4は、第2のダイオード4に加えて第2の抵抗器Rも直列に接続される。図5では、第2のダイオード4のアノードが端子12Aに接続され、カソードが第2のスイッチSW4の一端に接続される。第2の抵抗器Rは第2のスイッチSW4の他端と接地電位との間に設けられる。
図6には、本実施形態における超音波振動子20への印加電圧波形の一例が示される。図6に示されるように、本構成においても素早く減衰させることができる。
また、本実施形態に係る超音波振動子駆動装置1によれば、トランス10の一次側コイル11への周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時には第1のスイッチSW3及び第2のスイッチSW4を開状態とし、トランス10の一次側コイル11への周期的交流電圧の印加終了後又は周期的交流電流の通電終了後の第1のスイッチSW3が閉状態になった後に第2のスイッチSW4が閉状態に遷移するように制御することにより、第2のスイッチSW4が閉状態に遷移後、速やかに並列共振回路30の残響振幅が低減され、残響時間の短縮が可能となると同時に超音波の受信中、第2のスイッチSW4を開状態に戻さなくても受信可能となり第2のスイッチSW4の制御時に時間的精度の要求度を下げることができる。
本発明は、トランスが有する一次側コイルへの周期的交流電圧の印加又は周期的交流電流の通電により、トランスが有する二次側コイルに接続された圧電素子を用いた超音波振動子を駆動し、超音波振動子の駆動後の一次側コイルを流れる電流をゼロとし、二次側コイルと、二次側コイルが有する2つの端子間に設けられた第1のコンデンサ、抵抗器及び前記超音波振動子の第2のコンデンサとからなり、圧電素子を駆動する並列共振回路を有する超音波振動子駆動装置に用いることが可能である。
1:超音波振動子駆動装置
4:第2のダイオード
10:トランス
11:一次側コイル
12:二次側コイル
12A:端子
12B:端子
20:超音波振動子
30:並列共振回路
40:帰還部
Cd:第2のコンデンサ
Ct:第1のコンデンサ
D:第1のダイオード
R:第2の抵抗器
R1:第1の抵抗器
SW3:第1のスイッチ
SW4:第2のスイッチ

Claims (6)

  1. トランスが有する一次側コイルへの周期的交流電圧の印加又は周期的交流電流の通電により、前記トランスが有する二次側コイルに接続された圧電素子を用いた超音波振動子を駆動し、前記超音波振動子の駆動後の前記一次側コイルを流れる電流をゼロとし、前記二次側コイルと、前記二次側コイルが有する2つの端子間に設けられた第1のコンデンサ、第1の抵抗器及び前記超音波振動子の第2のコンデンサとからなり、前記圧電素子を駆動する並列共振回路を有する超音波振動子駆動装置であって、
    前記二次側コイルが有する前記2つの端子のうちの一方は接地され、
    第1のダイオードと第1のスイッチとが直列接続された帰還部を有し、
    前記帰還部における前記第1のダイオードのアノードに接続された端子が前記二次側コイルの前記2つの端子のうちの他方に接続され、
    前記帰還部における前記第1のダイオードのカソードに接続された端子が前記一次側コイルが有する端子に接続されてある超音波振動子駆動装置。
  2. 前記二次側コイルの前記他方の端子と接地電位との間に第2のスイッチが設けられている請求項1に記載の超音波振動子駆動装置。
  3. 前記第2のスイッチは、第2のダイオードと直列に接続されている請求項2に記載の超音波振動子駆動装置。
  4. 前記第2のスイッチは、第2の抵抗器と直列に接続されている請求項2又は3に記載の超音波振動子駆動装置。
  5. 前記第1のスイッチは、
    前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、
    前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加終了後又は周期的交流電流の通電終了後は少なくとも前記超音波振動子に生じる残響振動の1周期に対応する時間が経過するまで閉状態とされる請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波振動子駆動装置。
  6. 前記二次側コイルの前記他方の端子と接地電位との間に設けられる第2のスイッチは、
    前記一次側コイルへの周期的交流電圧の印加時又は周期的交流電流の通電時は開状態とされ、
    前記第1のスイッチが前記閉状態になってから前記1周期に対応する時間が経過した後、閉状態とされる請求項5に記載の超音波振動子駆動装置。
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