JP2000304850A - 超音波センサの送波回路 - Google Patents

超音波センサの送波回路

Info

Publication number
JP2000304850A
JP2000304850A JP11117311A JP11731199A JP2000304850A JP 2000304850 A JP2000304850 A JP 2000304850A JP 11117311 A JP11117311 A JP 11117311A JP 11731199 A JP11731199 A JP 11731199A JP 2000304850 A JP2000304850 A JP 2000304850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
circuit
coil
wave
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11117311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4151154B2 (ja
Inventor
Yusuke Hashimoto
裕介 橋本
Toshimasa Takagi
俊昌 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11731199A priority Critical patent/JP4151154B2/ja
Publication of JP2000304850A publication Critical patent/JP2000304850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151154B2 publication Critical patent/JP4151154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を大幅に増加させることなく超音波
の送波のエネルギーを大きくし、もって超音波センサの
S/N比を従来より向上させる。 【解決手段】 送波回路2は、高周波信号により超音波
振動子1を駆動して超音波を送波する。スイッチング回
路4は、直流電源である電源回路10から供給された直
流電力をトランジスタよりなるスイッチング素子Q1で
スイッチングすることによって上記高周波信号を生成
し、超音波振動子1とコイルL1との並列回路に与え
る。その結果、スイッチング素子Q1のスイッチングに
よりコイルL1に発生する起電力によって、超音波振動
子1への印加電圧は、電源回路10の出力電圧Vと負電
圧−Vaとの間で振動する波形となり、絶対値としては
出力電圧Vよりも大きい電圧が印加されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波センサの送
波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動子から超音波を送
波し、物体からの反射波を上記超音波振動子で受波し、
送波した超音波と受波した反射波との間の時間差に基づ
いて、超音波振動子から物体までの距離を検出する超音
波センサが知られている。
【0003】この種の超音波センサには、例えば図6に
示すような構成を有するものがある。この超音波センサ
は、超音波を送受波する超音波振動子1と、超音波振動
子1を駆動して超音波を送波させる送波回路2’と、超
音波振動子1で受波された超音波に基づいて受波信号
(後述する)を生成する受波回路3と備えている。
【0004】送波回路2’は、所定周波数(通常は40
KHz程度)で所定時間幅のパルス状の高周波信号(以
下、高周波パルス信号という)を間欠的に出力すること
により、超音波振動子1から超音波パルス波を送波させ
る。つまり、高周波パルス信号を出力するタイミングを
設定するための同期パルスが周期発振回路2aで生成さ
れ、高周波パルス信号の時間幅を設定する送波ゲート回
路2bにより同期パルスのタイミングで間欠的に出力さ
れる高周波パルス信号が生成されて、この高周波パルス
信号が増幅回路2cで超音波振動子1を駆動することが
できるレベルまで電力増幅されることにより、超音波振
動子1が駆動される。
【0005】超音波振動子1は、上述した高周波パルス
信号に基づいて振動することにより超音波パルス波を送
波し、物体からの反射波を含む超音波を受波するととも
に、この受波した超音波の音圧変化を電圧変化に変換し
た信号を受波回路3に出力する。
【0006】受波回路3では、超音波振動子1から出力
された信号を増幅器3aで増幅した後、検波回路3bに
入力する。検波回路3bは、超音波振動子1が受波した
超音波の音圧レベルに比例した電圧信号を得るために、
増幅器3aの出力電圧の包絡線を抽出し、この電圧を波
形整形回路3cに出力する。波形整形回路3cは、あら
かじめ設定された基準電圧と検波回路3bの出力電圧と
を比較して、検波回路3bの出力電圧が基準電圧を上回
る期間をHレベルとする2値信号を受波信号として制御
部20に出力する。
【0007】上述した構成によって、増幅器3aの出力
信号は、例えば図7(a)に示すような波形となり、超
音波振動子1を駆動している駆動時間T1は高周波パル
ス信号の回り込みによる信号が出力される。また、超音
波振動子1から超音波が送波された後にも残響振動によ
る信号が持続時間T2だけ出力される。このような駆動
時間T1および持続時間T2を除く時間において、物体
からの反射波が受波可能になり、物体からの反射波を受
波したときには反射波形B1が得られる。
【0008】このような増幅器3aの出力信号を検波し
波形整形することによって、図7(b)に示すように、
駆動波形と残響波形とに基づく入射信号Fと、反射波形
B1に基づく反射信号Bとを含む受波信号が制御部20
に入力される。
【0009】制御部20は、マイコンを含んで構成され
ており、超音波センサ全体を制御するとともに、上述し
た同期パルスと反射信号Bとの間の時間差に基づいて超
音波振動子1から物体までの距離を求め、この距離を表
示部21に表示させる。
【0010】ところで、物体からの反射波に対応する信
号レベルとその他の音響ノイズや電気的ノイズに起因す
るノイズレベルとの比(S/N比)が大きいほど、検知
可能な空間領域を広く設定することができる。近距離側
について検知可能な空間領域を広げるには、残響振動の
持続時間T2を減少させることが要求される。つまり、
残響振動の持続時間T2が長くなると、残響振動の影響
により超音波振動子1の極近傍に位置する物体を検出す
ることができなくなる。そこで、図8(a)に示すよう
に、超音波振動子1と並列に可変コイルであるコイルL
1’を接続することが考えられる。コイルL1’のイン
ダクタンスを調節すれば、超音波振動子1の電極間容量
とコイルL1’とにより構成される並列共振回路の共振
周波数を残響振動の周波数に一致させることができる。
この条件に設定すると、残響振動の持続時間T2を短く
することができ、結果的に超音波振動子1の極近傍に位
置する物体の検出が可能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一方、遠距離側につい
て検知可能な空間領域を広げるには、上述した超音波セ
ンサでは、超音波の送波および受波を効率よく行うこと
が必要である。つまり、送波のエネルギーを大きくし、
受波の感度を高めることが考えられる。しかしながら、
このような構成は一般に部品点数の大幅な増加をもたら
し、大型化・高価格化の要因になる。
【0012】本発明は上記事由に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、部品点数を大幅に増加させることな
く超音波の送波のエネルギーを大きくし、もってS/N
比を従来より向上させる超音波センサの送波回路を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、高周
波信号により超音波振動子を駆動して超音波を送波する
とともに、物体からの反射波を受波し、送波した超音波
と受波した反射波との関係によって上記物体を検出する
超音波センサに用いられ、上記超音波振動子を含む振動
子回路と第1のコイルとの並列回路と、直流電源と上記
並列回路との間に挿入されスイッチングにより上記高周
波信号を生成するスイッチング回路とを備えるものであ
る。この構成によれば、直流電源からの直流電圧をスイ
ッチング回路により断続させて超音波振動子を含む振動
子回路と第1のコイルとの並列回路に印加するから、ス
イッチング回路のスイッチングにより第1のコイルに生
じる起電力を利用して超音波振動子の両端に印加される
電圧の振幅を直流電源の電圧よりも大きくすることがで
きるので、超音波振動子からの超音波の送波のエネルギ
ーを高めることができ、S/N比を向上させることがで
きる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記振動子回路を上記超音波振動子と第2のコイル
との直列回路としたものである。この構成によれば、超
音波振動子の電極間容量と第2のコイルとにより直列共
振回路が構成され、この直列共振回路に共振電流を流す
ことによって超音波振動子の両端電圧を一層大きくする
ことができ、超音波振動子からの超音波の送波の効率を
高めることができる。
【0015】請求項3の発明は、高周波信号により超音
波振動子を駆動して超音波を送波するとともに、物体か
らの反射波を受波し、送波した超音波と受波した反射波
との関係によって上記物体を検出する超音波センサに用
いられ、上記超音波振動子と並列接続され中間端子を設
けたコイルと、このコイルの一端と中間端子との間の巻
線と直流電源との間に挿入されスイッチングにより上記
高周波信号を生成するスイッチング回路とを備えるもの
である。この構成によれば、直流電源からの直流電圧を
スイッチング回路により断続させて上記コイルの一端と
中間端子との間の一方の巻線に印加するから、スイッチ
ング回路のスイッチングにより上記一方の巻線に生じる
起電力を利用して超音波振動子の両端に印加される電圧
の振幅を直流電源の電圧よりも大きくすることができる
ので、超音波振動子からの超音波の送波のエネルギーを
高めることができ、S/N比を向上させることができ
る。また、上記コイルの他端と中間端子との間の他方の
巻線は超音波振動子と直列接続されるので、超音波振動
子の電極間容量と上記他方の巻線とにより直列共振回路
が構成され、この直列共振回路に共振電流を流すことに
よって超音波振動子の両端電圧を一層大きくすることが
でき、超音波振動子からの超音波の送波の効率を高める
ことができる。しかも、中間端子を設けたコイルを用い
ることにより、2つのコイルを別々に設ける必要がな
く、送波回路の小型化と低コスト化とを図ることができ
る。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記コイルの上記中間端子と上記一端との間のイン
ダクタンスを可変とするように巻線内に出し入れ可能に
挿入されたコアを上記コイルに設けたものである。この
構成によれば、コアを出し入れすることにより上記コイ
ルの一端と中間端子との間のインダクタンスを変化させ
ることができ、超音波振動子の電極間容量と上記コイル
とにより構成される並列共振回路の共振周波数を変化さ
せることができるので、超音波振動子の残響振動の振幅
を小さくするように共振周波数を設定することが可能に
なり、残響振動の持続時間を短くすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】(実施形態1)本実施形態の送波回路2
は、図1(a)に示すように、振動子回路としての超音
波振動子1と並列接続されたコイルL1と、直流電源で
ある電源回路10とコイルL1との間に挿入され電源回
路10から供給された直流電力をスイッチングすること
により高周波パルス信号を生成するスイッチング回路4
とを備え、この高周波パルス信号を超音波振動子1とコ
イルL1との並列回路に与えることにより超音波振動子
1から超音波を間欠的に送波させるものである。
【0019】スイッチング回路4は、トランジスタより
なるスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1を
スイッチングさせるための信号を生成する発振回路5と
により構成される。受波回路3の構成は従来例と同様で
ある。
【0020】上述した構成によって、スイッチング回路
4からの高周波パルス信号が超音波振動子1とコイルL
1との並列回路に与えられる。この高周波パルス信号は
電源回路10からの直流電圧を断続させたものになる。
【0021】しかして、スイッチング素子Q1がオンし
ているときには、超音波振動子1の両端に電源回路10
の出力電圧Vが印加され、コイルL1に電流iが流れ込
む。その後、スイッチング素子Q1がオフすると、コイ
ルL1に電流iを流し続ける向きに起電力が発生し、こ
れによって超音波振動子1には出力電圧Vに対して逆極
性である負電圧−Vaが印加される。この負電圧−Va
の大きさは、スイッチング素子Q1がオンしているとき
にコイルL1に流れていた電流iとコイルL1のインダ
クタンスとによって決まる。その結果、超音波振動子1
への印加電圧は、図1(b)に示すように出力電圧Vと
負電圧−Vaとの間で振動する波形となり、絶対値とし
ては出力電圧Vよりも大きい電圧が印加されることにな
る。
【0022】上述したように、本実施形態では、電源回
路10からの直流電圧をスイッチング回路4で断続させ
て超音波振動子1とコイルL1との並列回路に与えるか
ら、超音波振動子1への印加電圧の振幅を電源回路10
の出力電圧Vよりも大きくすることができるので、超音
波振動子1から送波される超音波のエネルギーを従来構
成より大きくすることが可能になり、超音波振動子1か
らの超音波の送波を効率よく行い超音波センサのS/N
比を向上させることができる。
【0023】また、コイルL1には可変コイルを用いて
おり、コイルL1のインダクタンスを調節すれば、超音
波振動子1の電極間容量とコイルL1とにより構成され
る並列共振回路の共振周波数を超音波振動子1の残響振
動の周波数と一致させることができ、そのとき、図1
(b)に示す残響振動の持続時間T2を最小にすること
ができる。
【0024】(実施形態2)本実施形態は、図2(a)
に示すように、超音波振動子1と直列にコイルL2を接
続し、超音波振動子1とコイルL2との直列回路と並列
にコイルL1を接続したものであり、他の構成は実施形
態1と同様である。
【0025】本実施形態では、超音波振動子1の電極間
容量とコイルL2とにより直列共振回路が構成され、こ
の直列共振回路の共振作用によって、超音波振動子1の
両端電圧は図2(b)に示すような波形となり、図1
(b)に示した実施形態1の波形よりも振幅を大きくす
ることができる。また、上記直列共振回路の共振周波数
とスイッチング素子Q1のスイッチング周波数とを一致
させたときには、超音波振動子1の両端電圧の振幅が最
大になる。
【0026】上述したように、本実施形態では、超音波
振動子1とコイルL2との直列回路にコイルL1を並列
接続することにより、実施形態1よりも超音波振動子1
の両端電圧を大きくすることができ、超音波振動子1か
らの超音波の送波の効率を高めることができる。
【0027】(実施形態3)本実施形態は、図3に示す
ように、中間端子TMを設けたコイルL3aを超音波振
動子1と並列接続し、中間端子TMにスイッチング素子
Q1のエミッタを接続したものである。コイルL3aの
接地された一端と中間端子TMとの間の一方の巻線をコ
イルL1aとし、他方の巻線をコイルL2aとすると、
コイルL1aの両端にはスイッチング回路4により生成
された高周波パルス信号が与えられ、コイルL2aは超
音波振動子1と直列接続される。他の構成は実施形態1
と同様である。
【0028】このような構成によって、コイルL1a,
L2aは上述した各実施形態で説明したコイルL1,L
2と同様の接続状態となるので、上述した各実施形態と
同様に、超音波振動子1への印加電圧の振幅を大きくし
て超音波振動子1からの超音波の送波を効率よく行い超
音波センサのS/N比を向上させることができる。
【0029】しかも、中間端子TMを設けたコイルL3
aを用いることにより、コイルL1a,L2aを別々の
コイルとして設ける必要がなく、送波回路2の小型化と
低コスト化とを図ることができる。
【0030】(実施形態4)本実施形態は、図4に示す
ように、実施形態3と同様に中間端子TMを設けたコイ
ルL3bを超音波振動子1と並列接続し、中間端子TM
にスイッチング素子Q1のエミッタを接続したものであ
る。ただし、接地側のコイルL1bは可変コイルとして
ある。
【0031】コイルL3bは、図5(a)に示すよう
に、一端部に鍔部6aを有するコア6をコイルL3bの
巻線内に出し入れ可能に挿入した構成を有する。したが
って、図5(b)に示すように、コア6を図に矢印Aで
示す向きに引き上げると、コア6の下端部とコイルL1
bの下端部との間に空隙Wが生じてコイルL1bのイン
ダクタンスが変化する。つまり、コイルL1bはコア6
を出し入れすることによりインダクタンスが変化する可
変コイル(図5(c)参照)となる。他の構成は実施形
態1と同様である。
【0032】本実施形態では、実施形態3と同様に中間
端子TMを設けたコイルL3bを用いることにより、送
波回路2の小型化と低コスト化とを図ることができる。
しかも、コア6を出し入れすることによりコイルL1b
のインダクタンスを調節すれば、超音波振動子1の電極
間容量とコイルL3bとにより構成される並列共振回路
の共振周波数を超音波振動子1の残響振動の周波数と一
致させることができ、残響振動の持続時間を最小にする
ことができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、高周波信号により超
音波振動子を駆動して超音波を送波するとともに、物体
からの反射波を受波し、送波した超音波と受波した反射
波との関係によって上記物体を検出する超音波センサに
用いられ、上記超音波振動子を含む振動子回路と第1の
コイルとの並列回路と、直流電源と上記並列回路との間
に挿入されスイッチングにより上記高周波信号を生成す
るスイッチング回路とを備えるものであり、直流電源か
らの直流電圧をスイッチング回路により断続させて超音
波振動子を含む振動子回路と第1のコイルとの並列回路
に印加するから、スイッチング回路のスイッチングによ
り第1のコイルに生じる起電力を利用して超音波振動子
の両端に印加される電圧の振幅を直流電源の電圧よりも
大きくすることができるので、超音波振動子からの超音
波の送波のエネルギーを高めることができ、S/N比を
向上させることができるという効果がある。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記振動子回路を上記超音波振動子と第2のコイル
との直列回路としたものであり、超音波振動子の電極間
容量と第2のコイルとにより直列共振回路が構成され、
この直列共振回路に共振電流を流すことによって超音波
振動子の両端電圧を一層大きくすることができ、超音波
振動子からの超音波の送波の効率を高めることができる
という効果がある。
【0035】請求項3の発明は、高周波信号により超音
波振動子を駆動して超音波を送波するとともに、物体か
らの反射波を受波し、送波した超音波と受波した反射波
との関係によって上記物体を検出する超音波センサに用
いられ、上記超音波振動子と並列接続され中間端子を設
けたコイルと、このコイルの一端と中間端子との間の巻
線と直流電源との間に挿入されスイッチングにより上記
高周波信号を生成するスイッチング回路とを備えるもの
であり、直流電源からの直流電圧をスイッチング回路に
より断続させて上記コイルの一端と中間端子との間の一
方の巻線に印加するから、スイッチング回路のスイッチ
ングにより上記一方の巻線に生じる起電力を利用して超
音波振動子の両端に印加される電圧の振幅を直流電源の
電圧よりも大きくすることができるので、超音波振動子
からの超音波の送波のエネルギーを高めることができ、
S/N比を向上させることができるという効果がある。
また、上記コイルの他端と中間端子との間の他方の巻線
は超音波振動子と直列接続されるので、超音波振動子の
電極間容量と上記他方の巻線とにより直列共振回路が構
成され、この直列共振回路に共振電流を流すことによっ
て超音波振動子の両端電圧を一層大きくすることがで
き、超音波振動子からの超音波の送波の効率を高めるこ
とができるという効果がある。しかも、中間端子を設け
たコイルを用いることにより、2つのコイルを別々に設
ける必要がなく、送波回路の小型化と低コスト化とを図
ることができるという利点がある。
【0036】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記コイルの上記中間端子と上記一端との間のイン
ダクタンスを可変とするように巻線内に出し入れ可能に
挿入されたコアを上記コイルに設けたものであり、コア
を出し入れすることにより上記コイルの一端と中間端子
との間のインダクタンスを変化させることができ、超音
波振動子の電極間容量と上記コイルとにより構成される
並列共振回路の共振周波数を変化させることができるの
で、超音波振動子の残響振動の振幅を小さくするように
共振周波数を設定することが可能になり、残響振動の持
続時間を短くすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態1のブロック図であ
り、(b)は同上における超音波振動子の両端電圧の波
形図である。
【図2】(a)は本発明の実施形態2のブロック図であ
り、(b)は同上における超音波振動子の両端電圧の波
形図である。
【図3】本発明の実施形態3のブロック図である。
【図4】本発明の実施形態4のブロック図である。
【図5】同上に用いるコイルを示し、(a)はコアを終
端まで挿入したときの正面図であり、(b)はコアを引
き上げたときの正面図であり、(c)は回路図である。
【図6】従来例のブロック図である。
【図7】同上の受波回路の動作波形図である。
【図8】(a)は同上の要部ブロック図であり、(b)
は同上の送波回路の出力波形図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 送波回路 4 スイッチング回路 6 コア 10 電源回路 L1,L1a,L1b コイル L2,L2a,L2b コイル L3a,L3b コイル TM 中間端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号により超音波振動子を駆動し
    て超音波を送波するとともに、物体からの反射波を受波
    し、送波した超音波と受波した反射波との関係によって
    上記物体を検出する超音波センサに用いられ、上記超音
    波振動子を含む振動子回路と第1のコイルとの並列回路
    と、直流電源と上記並列回路との間に挿入されスイッチ
    ングにより上記高周波信号を生成するスイッチング回路
    とを備えることを特徴とする超音波センサの送波回路。
  2. 【請求項2】 上記振動子回路は上記超音波振動子と第
    2のコイルとの直列回路であることを特徴とする請求項
    1記載の超音波センサの送波回路。
  3. 【請求項3】 高周波信号により超音波振動子を駆動し
    て超音波を送波するとともに、物体からの反射波を受波
    し、送波した超音波と受波した反射波との関係によって
    上記物体を検出する超音波センサに用いられ、上記超音
    波振動子と並列接続され中間端子を設けたコイルと、こ
    のコイルの一端と中間端子との間の巻線と直流電源との
    間に挿入されスイッチングにより上記高周波信号を生成
    するスイッチング回路とを備えることを特徴とする超音
    波センサの送波回路。
  4. 【請求項4】 上記コイルの上記中間端子と上記一端と
    の間のインダクタンスを可変とするように巻線内に出し
    入れ可能に挿入されたコアを上記コイルに設けたことを
    特徴とする請求項3記載の超音波センサの送波回路。
JP11731199A 1999-04-23 1999-04-23 超音波センサの送波回路 Expired - Lifetime JP4151154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731199A JP4151154B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 超音波センサの送波回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731199A JP4151154B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 超音波センサの送波回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000304850A true JP2000304850A (ja) 2000-11-02
JP4151154B2 JP4151154B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=14708620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11731199A Expired - Lifetime JP4151154B2 (ja) 1999-04-23 1999-04-23 超音波センサの送波回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4151154B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152723A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Nippon Ceramic Co Ltd 可変トランスを内蔵した超音波センサ
JP2011508959A (ja) * 2007-11-02 2011-03-17 ブラウン ゲーエムベーハー 容量性負荷を供給するための回路配列及び方法
JP2012229990A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Panasonic Corp 超音波センサ
JP2017122706A (ja) * 2015-10-21 2017-07-13 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 線形減衰特性が適応的に調節される圧電変換器コントローラ及び方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508959A (ja) * 2007-11-02 2011-03-17 ブラウン ゲーエムベーハー 容量性負荷を供給するための回路配列及び方法
US8456248B2 (en) 2007-11-02 2013-06-04 Braun Gmbh Circuit arrangement and method for supplying a capacitive load
JP2009152723A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Nippon Ceramic Co Ltd 可変トランスを内蔵した超音波センサ
JP2012229990A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Panasonic Corp 超音波センサ
JP2017122706A (ja) * 2015-10-21 2017-07-13 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 線形減衰特性が適応的に調節される圧電変換器コントローラ及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4151154B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4353004A (en) Circuit for alternate transmission and reception with only one sound source transducer
US20160284967A1 (en) Pulse generator for energizing an ultrasonic transducer, a method of operating the pulse generator and a ultrasonic distance sensing system
JP4151154B2 (ja) 超音波センサの送波回路
US8721550B2 (en) High voltage ultrasound transmitter with symmetrical high and low side drivers comprising stacked transistors and fast discharge
KR102158040B1 (ko) 다중 주파수 초음파 발생기 및 주파수 제어방법
WO2010070892A1 (ja) 発振回路
JP4728728B2 (ja) 超音波センサ
JP4219775B2 (ja) 超音波センサの駆動回路
JP6911614B2 (ja) 超音波振動子駆動装置
US11123766B2 (en) Capacitive discharge push-pull converter pulser for electromagnetic acoustic transducer
JP2002210408A (ja) 超音波振動子の駆動装置および水中探知装置
JP2004057477A (ja) 超音波診断装置
JP4290018B2 (ja) 超指向性音響装置
GB2488390A (en) Object detection
JP4003406B2 (ja) 金属板検知センサ
KR950002062B1 (ko) 다주파용 초음파 발진기
JPH10154951A (ja) 送信装置
JP2001235538A (ja) 超音波送受信回路及び視覚障害者用物体検知装置
JP3026220B2 (ja) 超音波開閉検出方法及び装置
JP2004150815A (ja) 超音波測定装置
JP2019138689A (ja) 超音波振動子駆動回路およびこれを用いたソナー
JPH04325149A (ja) 超音波振動子駆動回路
JP2019029740A (ja) 超音波振動子駆動装置
JP2016158043A (ja) 多周波数送受信回路
JP3888112B2 (ja) 超音波美容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080313

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080623

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term