JP6911302B2 - ポンプ容器入りミノキシジル含有製剤 - Google Patents

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本発明は、ポンプ容器入りミノキシジル含有製剤に関する。
ミノキシジルは、外用塗布により優れた育毛・発毛効果を発揮する薬剤であり、ローション又はエアゾールタイプのミノキシジル含有外用剤が国内外で市販されている。
ミノキシジルは、容器の材質により影響を受けることが知られている。例えば、ミノキシジルを配合した育毛剤を高密度PE(ポリエチレン)容器に充填すると、製剤が経時的に着色するため、現在ミノキシジル含有製剤はPET容器に収容されている(特開2007−204489号公報、市販のリアップ(登録商標))。
一方、ポンプは、液体を吐出するための機構で、シャンプーの容器や乳液などの化粧品容器に広く使われている。ポンプとは、一定量の製剤を容器から外部に吐出できるようにした機構であり、一定量の製剤を一度にもしくは複数回に分けて吐出させることができるものである。
図1は本発明のポンプ容器の一例を示すものである。ポンプ容器の作動機構を図1に基づいて説明する。ポンプ容器は、ノズル頭部1を上下動させてポンプ動作を行うばね7を具え、ノズル頭部1の上下動と共にシリンダー6内をステム3、ピストンガイド5およびピストン4も摺動し、ノズル頭部1のポンプ作用により内容物(製剤)が吐出するポンプ容器である。規制されたノズル頭部1のストロークによって、吐出される内容物の量が常に一定に保たれる。
本発明のポンプ容器の一例を示す図である。
1:ノズル頭部
2:容器
3:ステム
4:ピストン
5:ピストンガイド
6:シリンダー
7:ばね
8:弁
9:ネジキャップ
10:パッキン
特開2007−204489号公報
ミノキシジル含有製剤をポンプ容器に収容し保存したところ、製剤が経時的に着色し、商品価値の低下を招くおそれがあることがわかった。本発明は、ミノキシジル含有製剤の着色を抑制した、ポンプ容器入りミノキシジル含有製剤を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、ポンプ容器に収容したミノキシジル含有製剤の着色の原因が、ポンプ容器のシリンダー内にあるピストン材質にあることを突き止めた。
ミノキシジル含有製剤をポンプ容器に収容する場合、ポンプ容器のピストン材質として特定のポリエチレン材質を用いた場合、製剤の着色を防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、
(1)ミノキシジルを含む製剤をポンプ容器に収容した容器入りミノキシジル含有製剤であって、前記ポンプ容器のピストンの材質が低密度ポリエチレンであることを特徴とする、ポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(2)製剤中に酸を含む、(1)に記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(3)酸が、リン酸、塩酸、乳酸、酢酸、酒石酸、ホウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、硫酸、硝酸、及びグルコン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である、(2)に記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(4)製剤が液体である(1)〜(3)のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(5)製剤中のミノキシジルの含有量が1w/v%以上である、(1)〜(4)のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(6)非エアゾール型である、(1)〜(5)のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(7)製剤のpHが4.0〜10.0である、(1)〜(6)のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
(8)製剤中に粘稠剤を含む、(1)〜(7)のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤、
である。
本発明により、ミノキシジルを含む製剤をポンプ容器に収容しても、製剤の経時的な着色を抑制できる。また、ポンプ容器に収容したミノキシジルを含む製剤の揮散を抑制できる。
本発明は、ミノキシジルを含む製剤をポンプ容器に収容した容器入りミノキシジル含有製剤であって、ポンプ容器内のピストン材質が、低密度ポリエチレンである。低密度ポリエチレンとは、密度0.91g/ミリリットル以上〜0.942g/ミリリットル未満のポリエチレンである。本発明において、より好ましいピストン材質は密度0.91g/ミリリットル以上〜0.93g/ミリリットル未満の低密度ポリエチレンである。
製剤中に含まれる酸の種類としては特に制限はないが、好ましくはリン酸、塩酸、乳酸、酢酸、酒石酸、ホウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、硫酸、硝酸、又はグルコン酸であり、より好ましくはリン酸、塩酸、乳酸、酢酸、酒石酸又は硝酸である。製剤中に酸を含むと、製剤の着色への影響が大きくなるため、製剤中に酸を含む方が本発明を実施する意義が高い。
本発明のミノキシジルを含む製剤は液体が好ましく、25℃における粘性が0.890〜60000mPa・sが好ましい。なお、製剤の粘性の測定は、振動式粘度計にて行う。本願ではVISCOMATE VM−100A(株式会社セコニック)を使用し、使用プローブ等の条件の選定は、本機の取扱説明書に準拠し、25℃における粘度を測定する。
ミノキシジルを含む製剤の剤型の例としては、液剤、ローション剤、ゲル剤、クリーム剤、リニメント剤等が挙げられ、このうち好ましいのは液剤、ローション剤、ゲル剤である。また、本発明では、噴射剤が含まれない非エアゾール型の製剤が好ましい。
本発明の製剤中におけるミノキシジルの含有量は、1w/v%以上が好ましく、より好ましくは3w/v%以上である。最も好ましくは5w/v%以上である。ミノキシジルの濃度が高くなるにつれ製剤の着色の影響が大きくなるため、本発明においては製剤中のミノキシジルの濃度は3w/v%以上の濃度で実施する意義が高い。
また、本発明のミノキシジルを含む製剤のpHは4.0〜10.0が好ましく、より好ましくは4.0〜8.0である。
本発明のミノキシジルを含む製剤には、さらに、低級アルコール及び/又は水を配合するのが好ましい。好ましい低級アルコールとしてはエタノールが挙げられ、含有量は製剤中40〜90w/vが好ましく、より好ましくは50w/v%〜65w/v%である。また、水の含有量は製剤中5〜30w/v%が好ましく、より好ましくは8〜20w/v%である。
さらに、本発明のミノキシジルを含む製剤中には、多価アルコールを配合してもよい。好ましい多価アルコールとしては、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられるが、このうち1,3-ブチレングリコールが最も好ましい。多価アルコールの含有量は製剤中50w/v%を超えるとべたつきの原因となるため、好ましくは2〜50w/v%、より好ましくは5w/v%〜35w/v%である。
本発明のミノキシジルを含む製剤中には、さらに粘稠剤を含んでもよい。粘稠剤とは、液体の粘性を高めるために添加する添加物の総称であり、例えば ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、メチルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合体またはペクチン等が挙げられる。粘稠剤の含有量は、製剤中0.01〜5w/v%が好ましい。
その他、本発明の効果に影響のない質的・量的範囲で、ミノキシジル配合製剤中に配合しうる成分を添加することができる。
以下に、実施例、比較例及び試験例を記載し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら制約されるものではない。なお、表中の表記はそれぞれ次の通りである。
NBR: アクリロニトリル− ブタジエンゴム、LDPE:低密度ポリエチレン(密度0.92g/ミリリットル)、シリコン:シリコンゴム
製剤の調製(1):
ミノキシジル、1,3−ブチレングリコール又はプロピレングリコール、エタノールにリン酸又は乳酸を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル含有溶液を調製し、製剤1〜4を得た。処方を表1に示す。
Figure 0006911302
(試験例1)
ポンプ容器のピストン材質において、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、低密度ポリエチレン、シリコンゴムの3種のサンプルを用意した。それぞれのサンプルをPET製のバイアルに入れ、製剤の溶液25mLを加えたものを実施例1〜4、比較例1〜8、参考例1〜4とし、50℃で14日間保存後、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例1の結果を表2〜5に示す。
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
表2〜5から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質としてシリコンゴム又はアクリロニトリル−ブタジエンゴムを使用すると、ミノキシジルを含む製剤は黄色又は微黄色に着色した(比較例1〜8)。一方、低密度ポリエチレンを使用した場合は着色しなかった(実施例1〜4)。
この試験の結果から、製剤中の酸としてリン酸を配合し、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用したポンプ容器が最も着色が少ないことが明らかとなった(実施例1、2)。
(試験例2)
上記で調製した製剤1について、80mLポンプ容器(吉野工業所製の定量ポンプ)に60mL充填し、キャップをして電子天秤で重量を測定後、50℃で30日間保存した後に重量変化を測定し、下式より揮散率を求めた。
試験例2の結果を表6に示す。
揮散率(%)=重量減少量(g)/直後の内容液重量(g)×100
Figure 0006911302
表6から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用した場合は、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、シリコンゴムと比べて揮散率が低かった(実施例5、比較例9〜10)。
(試験例3)
上記で調製した製剤1及び製剤3について、それぞれ80mLポンプ容器(吉野工業所製の定量ポンプ)に20mLずつ充填し、キャップをした後ポンプを数回押し、シリンダー部を製剤で満たした。ピストン材質としてシリコンゴムを用いたものを比較例11、12、低密度ポリエチレンを用いたものを実施例6、7とし、50℃で7日間保存後、シリンダー内の製剤約1mLをとり、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例3の結果を表7に示す。
Figure 0006911302
表7から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質としてシリコンゴムを使用すると、ミノキシジルを含む製剤はすべて黄色又は微黄色に着色した(比較例11、12)。一方、低密度ポリエチレンを使用した場合は着色しなかった(実施例6、7)。
製剤の調製(2):
ミノキシジルと、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールのうちいずれか一種、エタノールを添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル含有溶液を調製し、製剤5〜7を得た。処方を表8に示す。
Figure 0006911302
(試験例4)
ポンプ容器のピストン材質において、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、低密度ポリエチレンの2種のサンプルを用意した。それぞれのサンプルをPET製のバイアルに入れ、製剤の溶液25mLを加えたものを実施例8〜10、比較例13〜15、参考例5〜7とし、50℃で60日間保存後、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例4の結果を表9〜11に示す。
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
表9〜11から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質としてアクリロニトリル−ブタジエンゴムを使用すると、ミノキシジルを含む製剤は微黄色に着色した(比較例13〜15)。一方、低密度ポリエチレンを使用した場合は着色しなかった(実施例8〜10)。
(試験例5)
上記で調製した製剤5及び製剤6について、試験例3と同様にそれぞれ80mLポンプ容器(吉野工業所製の定量ポンプ)に20mLずつ充填し、キャップをした後ポンプを数回押し、シリンダー部を製剤で満たした。ピストン材質として低密度ポリエチレンを用いたものを実施例11、12とし、50℃で7日間保存後、シリンダー内の製剤約1mLをとり、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例5の結果を表12に示す。
Figure 0006911302
表12から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用した場合、製剤は着色しなかった(実施例11、12)。
製剤の調製(3):
ミノキシジル、プロピレングリコール、エタノールに塩酸、酢酸、硝酸、酒石酸又はリン酸を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル含有溶液を調製し、製剤8〜13を得た。処方を表13に示す。
Figure 0006911302
(試験例6)
ポンプ容器のピストン材質において、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、低密度ポリエチレン、シリコンゴムの3種のサンプルを用意した。それぞれのサンプルをPET製のバイアルに入れ、製剤の溶液25mLを加えたものを実施例13〜18、比較例16〜27、参考例8〜13とし、50℃で14日間保存後、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例6の結果を表14〜19に示す。
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
表14〜19から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質としてシリコンゴム又はアクリロニトリル−ブタジエンゴムを使用すると、ミノキシジルを含む製剤は茶色又は黄色又は微黄色に着色した(比較例16〜27)。一方、低密度ポリエチレンを使用した場合は着色しなかった(実施例13〜18)。
この試験の結果から、製剤中の酸に塩酸、酢酸、硝酸、酒石酸を用いた場合でも、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用したポンプ容器が最も着色が少ないことが明らかとなった(実施例13〜16)。また、製剤中の酸にリン酸を用い、製剤のpHを酸性側及びアルカリ側に変更した場合にも、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用したポンプ容器が最も着色が少ないことが明らかとなった(実施例17、18)。
製剤の調製(4):
ミノキシジル、プロピレングリコール、エタノールに乳酸又はリン酸を添加し、精製水で全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル含有溶液を調製し、製剤14〜16を得た。また、ヒドロキシプロピルセルロースとヒプロメロースをエタノールまたは1,3−ブチレングリコールに分散、膨潤させた後、ミノキシジル、リン酸を添加し、さらに残りのエタノール及び精製水を加えて全量を100mLとし、撹拌溶解してミノキシジル含有ゲル剤を調製し、製剤17、18を得た。製剤17、18の粘度を振動式粘度計VISCOMATE VM−100A(株式会社セコニック)を使用し測定した結果、製剤17は46.7mPa・s、製剤18は36.3mPa・sであった。処方を表20に示す。
Figure 0006911302
(試験例7)
ポンプ容器のピストン材質において、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、低密度ポリエチレン、シリコンゴムの3種のサンプルを用意した。それぞれのサンプルをPET製のバイアルに入れ、製剤の溶液25mLを加えたものを実施例19〜23、比較例28〜37、参考例14〜18とし、50℃で14日間保存後、製剤の吸光度(420nm)を分光光度計UV−2450(島津製作所製)を用いて測定した。また、これらの製剤を目視で観察し、色調を確認した。
試験例7の結果を表21〜25に示す。
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
Figure 0006911302
表21〜25から明らかなように、ポンプ容器のピストン材質としてシリコンゴム又はアクリロニトリル−ブタジエンゴムを使用すると、ミノキシジルを含む製剤は微黄色に着色した(比較例28〜37)。一方、低密度ポリエチレンを使用した場合は着色しなかった(実施例19〜23)。
この試験の結果から、異なるミノキシジル濃度の製剤を用いた場合でも、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用したポンプ容器が最も着色が少ないことが明らかとなった(実施例19〜21)。また、製剤中に粘稠剤を含む場合にも、ポンプ容器のピストン材質として低密度ポリエチレンを使用したポンプ容器が最も着色が少ないことが明らかとなった(実施例22、23)。
本発明により、製剤の経時的な着色を抑制した、ポンプ容器入りミノキシジル含有製剤を提供することが可能となった。

Claims (7)

  1. 3w/v%以上のミノキシジルを含む製剤をポンプ容器に収容した容器入りミノキシジル含有製剤であって、前記ポンプ容器のピストンの材質が低密度ポリエチレン又は中密度ポリエチレンであることを特徴とする、PET製のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  2. 製剤中に酸を含む、請求項1に記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  3. 酸が、リン酸、塩酸、乳酸、酢酸、酒石酸、ホウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、硫酸、硝酸、及びグルコン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項2に記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  4. 製剤が液体である請求項1〜3のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  5. 非エアゾール型である、請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  6. 製剤のpHが4.0〜10.0である、請求項1〜5のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
  7. 製剤中に粘稠剤を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のポンプ容器入りミノキシジル含有製剤。
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