JP6911240B2 - 熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置 - Google Patents

熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置 Download PDF

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Description

本発明は、所定温度に加熱された長尺のバー材を圧造ステーション側に所定長さ間歇的に供給して切断ナイフで切断し、その切断素材を所定形状の成形品に成形する熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置に関するものである。
従来、ボルトやナット或いはベアリングなどの各種のパーツ類を成形する熱間フォーマーは、加熱されたバー材を所定長さの素材に切断して、この切断素材をそれぞれがダイとパンチとからなる複数段の圧造ステーションにわたって移送し、これらの圧造ステーションによる成形加工により所定形状の製品に鍛造するようになされている。
その場合、例えば図10に示すように、切断ナイフで所定長さに切断された切断素材X1は素材の切断位置と第1圧造ステーションとの間で適宜トランスファチャックにより掴まれて、先ず、据え込み用の成形孔を有する第1ダイD1と第1パンチP1とからなる1段目の圧造ステーションZ1の前面に移送され、かつラム4の前動で第1パンチP1により第1ダイD1の成形孔にて据え込みされて素材径が所定の寸法となるように成形される。次に、この成形された素材X2が第2ダイD2と第1パンチP2とからなる2段目の圧造ステーションZ2で予備成形され、その後、この予備成形された素材X3が第3ダイD3と第3パンチP3とからなる3段目の圧造ステーションZ3で本成形され、さらに、この本成形された素材X4が4段目の圧造ステーションZ4で穴明け成形されて製品Xとされる。
実登2521909号公報
ところで、上記した従来の熱間フォーマーのように、切断ナイフで所定長さに切断された切断素材X1がその形状のまま1段目の圧造ステーションZ1の前面に直接的に移送され、中心部に成形孔を有する第1ダイD1と第1パンチP1とにより据え込みされる場合、切断素材X1が第1ダイD1の成形孔内に入り込んだ状態で据え込みされることから、切断素材X1の表面に形成されたスケールが第1ダイD1の成形孔内に入り込むおそれがあり、据え込み時に切断素材X1に対してスケール落としが適切に行えない問題を有していた。その結果、除去すべきスケールが素材X2に付着したり素材X2内に入り込んで製品の品質を低下させたり、或いは第1ダイD1やその他のダイの成形孔を摩耗させるなどの悪影響を与える問題を有していた。
そこで本発明は、バー材の切断位置と第1圧造ステーションとの間に切断素材の保持手段とスケールの除去手段とを工夫して組み合わせたうえで配設することにより、切断素材の保持が確実に行え、かつその保持状態を継続的に維持しながらラムの前動を利用してスケール除去ダイの前面位置にて保持した切断素材にスケール除去パンチでスケール落としのための据え込みが行え、かつラムとスケール除去パンチが後退しトランスファチャックによるスケール除去素材の移送が始まるまでの間切断素材の保持手段による素材保持が維持できる熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置の提供を課題とする。
上記した問題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、機台に、加熱されたバー材を所定長さの素材に切断する切断ナイフと、切断素材をダイとパンチとによって圧造する複数段の圧造ステーションと、これらの圧造ステーションにおける各パンチをそれぞれダイに対して進退させるラムとを備えた熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置であって、機台におけるバー材の切断位置と第1段目の圧造ステーションとの間のスケール除去ステーションに設けられる中実のスケール除去ダイと、機台におけるスケール除去ダイの前方位置に配設される支持部材と、この支持部材にラムの進退方向に摺動自在に支持されると共に先端部と後端部とが支持部材よりも外方に突出しかつ先端にスケール除去パンチを有する摺動体と、スケール除去パンチに内装され先端部が該パンチ前面から前方に向って出退動可能に設けられる保持軸体と、保持軸体の先端部を常時はスケール除去パンチよりも前方に押し出す第1付勢手段と、摺動体を常時は支持部材の後方待機位置に位置させかつ切断素材がスケール除去ダイの前面に移送されたタイミングで摺動体を支持部材に対し前進させて保持軸体とスケール除去ダイとによる切断素材の保持位置に移動させる一方、ラムが後退しスケール落としされた素材がトランスファチャックにより掴まれた後のタイミングで摺動体を上記切断素材の保持位置から支持部材の後方待機位置まで後退させる移動機構と、摺動体の上記切断素材の保持位置から前方への移動を許しかつ前方移動時には摺動体に対し上記切断素材の保持位置への戻し力を作用させる第2付勢手段と、ラムの一側部に設けられラムの前動途中で摺動体の後端部に当接して上記切断素材の保持位置に位置する摺動体を第2付勢手段に抗して前方へ強制移動させかつスケール除去パンチと保持軸体とを一体化した状態で切断素材にスケール落としのための据え込みを行う当接部材とを、備えてなることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の発明は、上記した移動機構として、支持部材の長方向中間下部にラムの進退方向に延びかつ摺動溝上方に開口する長孔が形成されると共に、摺動体の長さ方向中間下部に長孔に符合して連通する凹所が形成されている一方、この支持部材の下部において機台にラムの前後方向に揺動可能に支持される揺動杆と該揺動杆の先端に前後方向に揺動可能に支持されるL形の押しレバーとを備え、押しレバーの一端部が支持部材の長孔を介して摺動体の凹所に挿入されかつ他端部と揺動杆との間に該レバーを常時は揺動杆に設けられた後方ストッパーに当接するように付勢する復帰ばねが介在されており、さらに、揺動杆が、ラムのダイ側への進退動に同期して前後揺動するようにフォーマーを運転する動力伝達系の連動軸にカム駆動機構を介して連動連結されていることを特徴とする。
また、本願の請求項3記載の発明は、上記したトランスファチャックとして、切断位置側に水平状に大きく開く揺動爪と、切断位置とは反対側にV字溝状の凹所受爪とを有する開閉チャック機構を備えていることを特徴とする。
本願の請求項1記載の熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置によれば、上述したようにバー材の切断位置と第1圧造ステーションとの間に、切断素材の保持手段とスケールの除去手段とを工夫して一体的に組み合わせたうえで配設したから、移動機構による摺動体の前進で保持軸体による切断素材の保持が確実行え、しかも、その保持状態を継続的に維持しながらラムの前動を利用して摺動体を前進させ、この前進でスケール除去ダイの前面位置にて保持した切断素材にスケール除去パンチと保持軸体との協働でスケール落としのための据え込みが行える。これにより、切断素材の表面に形成されたスケールがスケール除去ダイに残ったり或いは複数段の圧造ステーションにおけるダイの成形孔内に入り込むのを防止でき、製品の品質を低下させたり、第1ダイやその他のダイの成形孔を摩耗させるなどの悪影響を防止できる。しかも、摺動体の移動機構と、第1及び第2付勢手段との組み合わせにより、ラムが後動するときには、第1付勢手段による付勢力により保持軸体によるスケール落としされた素材の保持を継続しながら第2付勢手段の付勢力により摺動体と共にスケール除去パンチをスケール落としされた素材から離れる切断素材の保持位置まで後退させることができる。これにより、摺動体が後退し、かつスケール落としされた素材が保持軸体とスケール除去ダイの間に挟み付けられて保持された状態のもとで、スケール落としされた素材がトランスファチャックにより正確かつ確実に掴まれて第1段目の圧造ステーションへ移送されることになる。その上、トランスファチャックによりスケール落としされた素材が掴まれた後のタイミングで摺動体を切断素材の保持位置から支持部材の後方待機位置まで後退復帰させることができる。これにより、上記した移動機構とラムの進退動に同期したタイミングによる切断素材の保持動作及びスケール除去動作を繰り返し良好に行うことができる。
また、本願の請求項2記載の構成の移動機構によれば、揺動杆とL形の押しレバーとの組み合わせからなる移動機構を、支持部材と摺動体の下部にコンパクトとに配置構成することができながら、揺動杆の前後揺動がフォーマーを運転する動力伝達系の連動軸に設けられたカム駆動機構によりラムのダイ側への進退動に同期させて正確に行なえるのでこのましい。
また、本願の請求項3記載の構成のようにトランスファチャックとして、切断位置側に水平状に大きく開く揺動爪と、切断位置とは反対側のV字溝状の凹所受爪とを有する開閉チャック機構を備えるようにすれば、スケール落としされた中膨らみの太鼓形状を呈する素材をラムの後退途中において、切断位置側に水平状に大きく開く揺動爪と、反対側のV字溝状の凹所受爪とを有する開閉チャック機構により横方向からスムーズに挟持位置に入り込んで確実かつ正確に掴んでスケール除去ステーションから第1工程へ移送することができるのでこのましい。
本発明に係る熱間フォーマーの概略平面図である。 切断素材から圧造すべき製品への成形工程の一例を示す説明図である。 トランスファチャック部分の全体説明図である。 スケール除去ステーションへの切断素材の移送時における切断素材の保持兼スケール除去装置の横断平面図である。 同装置による切断素材の保持状態を示す横断平面図である。 同装置による切断素材への据え込み状態を示す横断平面図である。 同装置の摺動体の第2付勢部材による後退を示す横断平面図である。 同装置の摺動体の移動機構による後退を示す横断平面図である。 同装置における移動機構の一部切欠正面図である。 従来の説明図である。
以下本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る熱間フォーマーを示す。このフォーマー1は、機台2に一定間隔で横方向に並設された複数個の第1ダイD1〜第4ダイD4を有するダイブロック3が配置され、このダイブロック3に対向してラム4,5が機台に設けられると共に、これらのラム4,5の前面に第1ダイD1〜第4ダイD4と同数の第1パンチP1〜第4パンチP4が振り分けて取付けられる。その場合、ラム4,5は後端部がクランク軸6のクランクアームにそれぞれロッド7,8を介して連結され、フォーマー駆動用モータ(図示せず)の回転力がプーリ及びベルトなどの動力伝達機構(図示せず)を介してクランク軸6に伝達されることによって、クランク軸6の1回転ごとにラム4,5が1回前後動され、この前後によって第1パンチP1〜第4パンチP4が第1ダイD1〜第4ダイD4対して進退移動し、これらのダイとパンチとからなる4段の圧造ステーションZ1(予備成形)、Z2(成形)、Z3(分離)、Z4(穴抜き)においては、例えば図2に示すような素材X1、素材X2、素材X3及びX3´(ベアリング部品)、素材X4(ベアリング部品)及びX4´(抜きカス)への成形動作が順次行われるようになされている。
そして、ダイブロック3の一側部には、加熱されたバー材をダイブロック3の供給部3aに供給する供給装置9と、ダイブロック3の前面において供給されたバー材を所定長さの素材X0に切断する切断ナイフ10と、バー材切断位置と第1段目の圧造ステーションZ1との間に介在されるスケール除去ステーションZ0とが設けられている。
機台2の上部には、水平ガイド部材(図示せず)が設けられ、この水平ガイド部材に、図3に示すような可動フレーム11が第1ダイD1〜第4ダイD4の並設方向に移動可能に支持されていると共に、可動フレーム11の図面上、右側の端部には駆動ロッド12が連結され、この駆動ロッド12がラム4,5のダイ側への進退動に同期して左右方向に進退駆動されることにより、可動フレーム11が左右に往復動されるように構成されている。
可動フレーム11の前面には、図2に示すように4つのチャック機構13,14,15,16が取り付けられ、可動フレーム11の左右方向の往復動により、最も左側、即ち上段側に位置する開閉チャック機構13がスケール除去ステーションZ0と第1成形ステーションZ1との間で、次に位置する平行チャック機構14が第1成形ステーションZ1と第2成形ステーションZ2との間で、その次に位置する平行チャック機構15が第2成形ステーションZ2と第3成形ステーションZ3との間で、最も右側に位置する平行チャック機構16が第3成形ステーションZ3と第4成形ステーションZ4との間でそれぞれ往復移動される。こうして、これら4つのチャック機構13,14,15,16により上段側で受け取った素材をそれぞれ下段側成形ステーションにおけるダイに順次移送させるトランスファチャックが構成されている。
その場合、平行チャック機構14,15,16は、第1ダイD1〜第3ダイ3からそれぞれノックアウトピン(図示せず)によって突き出された素材を掴持して移送する一方、開閉チャック機構13は、ラム4の進退動に同期して一対のチャック爪13a,13bがメカ的に開閉され、後述するスケール除去ステーションZ0のスケール除去素材X0を掴み、第1ステーションZ1に移送するように構成されている。
また、図1に示す実施例では、2つのラムから構成され、1段目の圧造ステーションZ1の第1パンチD1を第1のラム4に取付け、2段〜4段目の圧造ステーションZ2〜Z4の第2〜第4パンチD2〜D4を第2のラム5に取り付けると共に、クランク軸6におけるクランクアームにクランク角度が異なる二つのクランクアーム部(図示せず)を形成し、一方のクランクアーム部にロッド7を介して第1のラム4を連結し、他方のクランクアーム部にロッド8を介して第2のラムを連結して、クランク軸6を回転させたとき、クランク角度の相違分、2段〜4段目の圧造ステーションZ2〜Z4における圧造成形開始タイミングが1段目の圧造ステーションZ1における開始タイミングよりも若干早くなるようにしている。これにより、圧造時に機台フレームに作用する荷重タイミングをずらせてトータル最大負荷荷重を減らすと共に負荷荷重作用位置の偏りを少なくし、機台フレームの変形やラムのこじりなどの発生を抑制して製品への影響を少なくしている。また、端末処理時において空打ちされる圧造ステーションが生じる場合にも圧造時の負荷荷重変動を少なく抑えて、不良品発生を防ぐようにしている。
本発明は以上のように構成する熱間フォーマー1において、上記した機台2におけるバー材切断位置と1段目の圧造ステーションZ1との間に設けられるスケール除去ステーションZ0に切断素材の保持兼スケール除去装置20を設けたのである。
図4〜図9に示すように、切断素材の保持兼据え込み装置20は、機台2におけるバー材の切断位置と第1段目の圧造ステーションZ1との間のスケール除去ステーションZ0に設けられる中実のスケール除去ダイ21と、機台2におけるスケール除去ダイ21の前方位置に配設される支持部材22と、この支持部材22にラム4の進退方向に摺動自在に支持されると共に先端部と後端部とが支持部材22よりも外方に突出しかつ先端にスケール除去パンチ23を有する摺動体24と、スケール除去パンチ23に内装され先端部が該パンチ23前面から前方に向って出退動可能に設けられる保持軸体25と、保持軸体25の先端部を常時はスケール除去パンチ23よりも前方に押し出すエアーシリンダー機構(第1付勢手段)26と、摺動体24を常時は支持部材22の後方待機位置(図4の待機位置)に位置させかつ切断素材Xがスケール除去ダイ21の前面に移送されたタイミングで摺動体24を支持部材22に対し前進させて後方待機位置(図4の待機位置)から保持軸体25とスケール除去ダイ21とによる切断素材Xの保持位置(図5の保持位置)に移動させる一方、ラム4が後退しスケール落としされた素材X0が上記開閉チャック機構13により掴まれて1段目の圧造ステーションZ1へ移送される途中のタイミングで摺動体24を切断素材Xの保持位置(図7の保持位置)から支持部材22の後方待機位置(図8の待機位置)まで後退させる移動機構27と、摺動体24の切断素材の保持位置(図5の保持位置)から前方への移動を許しかつ前方移動時(図6の移動位置)には摺動体24に対して上記切断素材の保持位置(図5の保持位置)への戻し力を作用させる復帰ばね(第2付勢手段)28と、第1のラム4の摺動体一側部に設けられ該ラム4の前動途中で摺動体24の後端部に当接して切断素材の保持位置(図5の保持位置)に位置する摺動体24を復帰ばね28に抗して前方へ移動させかつスケール除去パンチ23と保持軸体25とを一体化した状態で切断素材にスケール落としのための据え込みを行う当接部材32とを、備えてなる。
保持軸体25は図4に示すように大径軸部25aと小径軸部25bとからなり、大径軸部25aがスケール除去パンチ23の中空部23a内に内装され、先端部が該パンチ23前面中心部から前方に向って出退動可能に設けられている。そして、スケール除去パンチ23の中空部23aの底面と大径軸部25aの底面との間においてシリンダー室を形成し、このシリンダー室に所定圧のエアーを供給するエアーシリンダー機構26が接続されている。また、保持軸体25の先端部がスケール除去パンチ23前面中心部に設けられているので、保持軸体25の先端部で切断素材X及びスケール落とし素材X0を保持するときこれらの素材の中心部分をいずれにおいてもスケール除去ダイ21に押し付けて保持することができ、これにより終始安定よく確実に保持することができる。なお、エアーシリンダー機構26におけるエアーポンプについては既知のものを使用するので省略している。
移動機構27としては、図9に示すように支持部材22の長方向中間下部にラム4の進退方向に延びかつ摺動溝上方に開口する長孔22aが形成されると共に、摺動体24の長さ方向中間下部に長孔22aに符合して連通する凹所24aが形成される。一方、支持部材22の下部に、機台2にラム4の前後方向に揺動可能に支持される揺動杆29と、揺動杆29の先端に前後方向に揺動可能に支持されるL形の押しレバー30とを備える。押しレバー30はその一端部30aが支持部材22の長孔22aを介して摺動体24の凹所24aに挿入され、また他端部30bと揺動杆29との間には復帰ばね28が介在されている。この復帰ばね28は押しレバー30が常時は揺動杆29に設けられた後方ストッパー31に当接するように伸長方向に付勢されている。また、揺動杆29の前後揺動は、フォーマー1を運転する動力伝達系の適宜連動軸にカム(図示せず)を設け、このカムによるカム駆動を利用してラム4のダイ側への進退動に同期して前後揺動するようになされている。
次に、以上のように構成する熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置の作用について説明する。
先ず、バー材がダイブロック3の供給部3aに供給され、ダイブロック3の前面において、切断ナイフ10により所定長さに切断される。そして、図4に示すように、この切断素材Xは、スケール除去ステーションZ0に設けられる中実のスケール除去ダイ21の前面位置に移送される。このとき、摺動体24は支持部材の後方待機位置に位置し、保持軸体25の小径軸部25bはエアーシリンダー機構26の付勢力によりスケール除去パンチ23から前方に押し出されている。
次に、図5に示すように、この切断素材Xがスケール除去ダイ21の前面に移送されたタイミングで移動機構27の揺動杆29と共に押しレバー30が前方へ揺動される。この揺動により押しレバー30が摺動体24を支持部材22に対し前進させて保持軸体25の先端面とスケール除去ダイ21の前端面とにより切断素材Xを挟み付けてバランスよく保持する。このとき、保持軸体25はエアーシリンダー機構26の付勢力に抗して少しスケール除去パンチ23側に押し戻されるが切断素材Xとスケール除去パンチ23とが当接することはなく、また、保持軸体25の後端面とスケール除去パンチ23との底面との間においても所定の隙間が維持されている。
その後、図6に示すように、ラム4が前動する途中でラム4の一側部に設けられた当接部材32が切断素材Xの保持位置に位置する摺動体24の後端部に当接し、この当接部材32が摺動体24を、復帰ばね28を圧縮させかつ押しレバー30を前方へ揺動させながら前進させる。この前進により摺動体24前端のスケール除去パンチ23と保持軸体25との両部材で切断素材Xに対しスケール落としのための据え込みが行われる。つまり、図6に示すように保持軸体25の大径軸部25aはエアーシリンダー26機構の付勢力に抗してスケール除去パンチ23の底面に当接するまで押し戻され、保持軸体25の前端面とスケール除去パンチ23の前端面とが面一となるように一体化した状態で切断素材Xに上記据え込みが行われる。これにより、スケール除去ダイ21の前面においてダイブロック外へのスケール落としが確実に行われると共に、両端が扁平で中間部が膨らむ端正な太鼓形状を呈する素材X0が成形される。
その成形後、図7に示すように、ラム4がスケール除去ダイ21側から後退すると、その後退動作に関連して復帰ばね28が伸長し、押しレバー30の後方への揺動と共に摺動体24が先の切断素材Xの保持位置まで後退する。この際、保持軸体25の小径軸部25bはエアーシリンダー機構26の付勢力によりスケール除去パンチ23の前端面から前方へ押し出されることになり、これによりスケール落としされた素材X0は、保持軸体25とスケール除去ダイ21とにより継続的に挟み付けられて保持状態が維持される。
然る後、保持軸体25とスケール除去ダイ21とにより保持された素材X0は、ラム4の更なる後退途中において図3に示す開閉チャック機構13に掴まれ、該チャック機構13により次回のラム4の前動に合わせたタイミングで1段目の圧造ステーションZ1へ移送される。また、この開閉チャック機構13により素材X0が掴まれた後でラム4の後退途中において、移動機構27の揺動杆29と共に押しレバー30が後方へ揺動され、図8に示すように、このレバー30の揺動により摺動体24が支持部材22における切断素材Xの保持位置から元の後方待機位置まで後退することになる。
このような一連の動作がスケール除去ステーションZ0において繰り返し行なわれることになる。
以上のように熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置によれば、バー材の切断位置と第1圧造ステーションとの間に、切断素材の保持手段とスケールの除去手段とを工夫して一体的に組み合わせたうえで配設したから、移動機構27による摺動体24の前進で保持軸体25による切断素材Xの保持が確実行え、しかも、その保持状態を継続的に維持しながらラム4の前動を利用して摺動体24を前進させ、この前進でスケール除去ダイ21の前面位置にて保持した切断素材Xにスケール除去パンチ23と保持軸体25との協働でスケール落としのための据え込みが行える。これにより、切断素材Xの表面に形成されたスケールがスケール除去ダイ21に残ったり或いは複数段の圧造ステーションにおけるダイの成形孔内に入り込むのを防止でき、製品の品質を低下させたり、各ダイの成形孔を摩耗させるなどの悪影響を防止できる。また、摺動体24の移動機構27と、シリンダー機構26及び復帰ばね28との組み合わせにより、ラム4が後動するときには、シリンダー機構26による付勢力により保持軸体25によるスケール落としされた素材X0の保持が継続的に行えながら、復帰ばね28の付勢力により摺動体24と共にスケール除去パンチをスケール落としされた素材X0から離れる元の切断素材Xの保持位置まで後退させることができる。これにより、摺動体24が元の切断素材Xの保持位置まで後退しかつスケール落としされた素材X0が保持軸体25とスケール除去ダイ21の間に挟み付けられて保持された状態のもとで、該素材X0が開閉チャック機構13により正確かつ確実に掴まれて第1段目の圧造ステーションへ移送されることになる。その上、開閉チャック13によりスケール落としされた素材X0が掴まれた後のタイミングで摺動体24を切断素材の保持位置から支持部材22の後方待機位置まで後退復帰させることができる。これにより、上記した移動機構27とラム4の進退動に同期したタイミングによる切断素材の保持動作及びスケール除去動作を繰り返し良好に行うことができる。
また、上記した実施例では、ラムをクランク角度の相違する2つのラム4,5から構成し、1段目の圧造ステーションZ1における開始タイミングよりも2段〜4段目の圧造ステーションZ2〜Z4における圧造成形開始タイミングが若干早くなるように設定した第1のラム4の一側部に、ラム4の前動途中で摺動体24の後端部に当接して前方へ移動させ切断素材Xにスケール落としのための据え込みを行う当接部材32を設ける構成としているので、切断素材の保持兼スケール除去装置20を備えたスケール除去ステーションZ0を新たに設けるも、圧造時、機台フレームに作用するトータル最大負荷荷重を効果的に分散化して減らすことができ、機台フレームの変形やラムのこじりなどの発生を抑制して製品への影響を少なくできる。また、端末処理時に空打ちされる圧造ステーションが生じる場合にも同様に圧造時の負荷荷重変動を少なく抑えて、不良品発生を防ぐことができる。なお、実施例では2つのラムを備えた熱間フォーマーに切断素材の保持兼スケール除去装置20を設けたものについて説明したけれども、必ずしも2つのラムを使用するものに限られるものではなく、1つのラムや多数のラムを備えたタイプのものにも適用できること勿論である。
また、第1付勢手段としては、図に示す実施例のエアーシリンダー機構に何ら限定されることはなく、例えば付勢ばねなどを内蔵するなど適宜付勢手段を用いてもよいこと勿論である。
さらに、スケール落としされた中膨らみの太鼓形状を呈する素材X0を、その横方向からスムーズに挟持位置に入り込んで確実かつ正確に掴み、スケール除去ステーションZ0から第1工程へ移送するトランスファチャックとしては、上記した図2の開閉チャック機構13のように、切断位置側に水平状に大きく開く揺動爪13aを有し、切断位置とは反対側にV字などの溝状の凹所受爪13bを備えた開閉チャック機構を用いるのがこのましい。
1 熱間フォーマー
2 機台
3 ダイブロック
D1〜D4 ダイ
P1〜P4 パンチ
5,6 ラム
10 切断ナイフ
13 開閉チャック機構
13a 揺動爪
13b 凹所受爪
20 切断素材の保持兼据え込み装置
21 スケール除去ダイ
22 支持部材
22a 長孔
23 スケール除去パンチ
24 摺動体
24a 凹所
25 保持軸体
26 エアーシリンダー機構(第1付勢手段)
27 移動機構
28 復帰ばね(第2付勢手段)
29 揺動杆
30 押しレバー
31 後方ストッパー
32 当接部材

Claims (3)

  1. 機台に、加熱されたバー材を所定長さの素材に切断する切断ナイフと、切断素材をダイとパンチとによって圧造する複数段の圧造ステーションと、これらの圧造ステーションにおける各パンチをそれぞれダイに対して進退させるラムとを備えた熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置であって、機台におけるバー材の切断位置と第1段目の圧造ステーションとの間のスケール除去ステーションに設けられる中実のスケール除去ダイと、機台におけるスケール除去ダイの前方位置に配設される支持部材と、この支持部材にラムの進退方向に摺動自在に支持されると共に先端部と後端部とが支持部材よりも外方に突出しかつ先端にスケール除去パンチを有する摺動体と、スケール除去パンチに内装され先端部が該パンチ前面から前方に向って出退動可能に設けられる保持軸体と、保持軸体の先端部を常時はスケール除去パンチよりも前方に押し出す第1付勢手段と、摺動体を常時は支持部材の後方待機位置に位置させかつ切断素材がスケール除去ダイの前面に移送されたタイミングで摺動体を支持部材に対し前進させて保持軸体とスケール除去ダイとによる切断素材の保持位置に移動させる一方、ラムが後退しスケール落としされた素材がトランスファチャックにより掴まれた後のタイミングで摺動体を上記切断素材の保持位置から支持部材の後方待機位置まで後退させる移動機構と、摺動体の上記切断素材の保持位置から前方への移動を許しかつ前方移動時には摺動体に対し上記切断素材の保持位置への戻し力を作用させる第2付勢手段と、ラムの一側部に設けられラムの前動途中で摺動体の後端部に当接して上記切断素材の保持位置に位置する摺動体を第2付勢手段に抗して前方へ強制移動させかつスケール除去パンチと保持軸体とを一体化した状態で切断素材にスケール落としのための据え込みを行う当接部材とを、備えてなることを特徴とする熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置。
  2. 移動機構として、支持部材の長方向中間下部にラムの進退方向に延びかつ摺動溝上方に開口する長孔が形成されると共に、摺動体の長さ方向中間下部に長孔に符合して連通する凹所が形成されている一方、この支持部材の下部において機台にラムの前後方向に揺動可能に支持される揺動杆と該揺動杆の先端に前後方向に揺動可能に支持されるL形の押しレバーとを備え、押しレバーの一端部が支持部材の長孔を介して摺動体の凹所に挿入されかつ他端部と揺動杆との間に該レバーを常時は揺動杆に設けられた後方ストッパーに当接するように付勢する復帰ばねが介在されており、さらに、揺動杆が、ラムのダイ側への進退動に同期して前後揺動するようにフォーマーを運転する動力伝達系の連動軸にカム駆動機構を介して連動連結されていることを特徴とする請求項1記載の熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置。
  3. トランスファチャックとして、切断位置側に水平状に開く揺動爪と、切断位置とは反対側にV字溝状の凹所受爪とを有する開閉チャック機構を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱間フォーマーにおける切断素材の保持兼スケール除去装置。
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