JP6911232B2 - 小型物品の梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主にインターネット通販などで発送される小型物品を梱包するための梱包装置に関する。
インターネット通販の拡大に伴い、小型の物品(書籍、サプリメントなど)の注文及びそれらの梱包(あるいは包装)業務が飛躍的に増大しているが、取り扱う物品が小さいことから、輸送上の安全性を維持した上で、配送料金を低廉に抑えるため、通常の物品の梱包とは異なる技術が必要となっている。
そこで、二層構造で内側が熱溶着可能な素材、外側が熱溶着しない素材のシート状部材を両側から(例えば上方からと下方から)供給し、予め両側からのシート状部材の先端同士を溶着しておき、それに向かって小型の物品を進行させ、物品の全面(上面と下面)が包まれたら、後端部分を溶着し、切断する装置が実用化されている。
例えば、特許文献1に記載の発明は、書籍等をエアキャップ付きクラフト封筒に入れて包装する作業を自動化することを課題としたもので、先端部を予め溶着した2枚のエアキャップ付きクラフト紙の中間に書籍をはさみ、プッシャ2で後方から押し出すと同時にクランプ装置4で前方から引き寄せ、書籍がクラフト紙に覆われた位置から所定幅通過したところで両脇と末端部分を溶着装置5で溶着し、末端部中央を切断して包装された書籍を排出装置31から排出し、残った溶着部を次の包装の先端部として使用する自動包装装置(梱包装置)の技術思想が開示されている。
このような技術を用いた自動包装装置は、プッシャ装置で後方から被包装物を押し出すと同時に前方からエアキャップ付きクラフト紙の先端を引き寄せるので、被包装物の押す力だけでクラフト紙を引き出さなくてよいので、腰の弱い被包装物でも折れ曲がったりすることなしに包装され、自動包装の効率ならびに品質を向上させることができるという効果を奏する。
特開2004−26160
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、その図1に記載のように、2巻のエアキャップ付きクラフト紙を供給する上下一対のリール1のうち、下方にあるリール1bは装置の入口部分の搬送路の下方に収容されているが、上方にあるリール1aは包装動作が行われる機構部の上方に設けられているため、装置の全体、特に高さが大きくなるという問題があった。
同様に、装置全体が一体で構成されているため、使用する場所にそのまま搬入することは困難で大型の重機を必要とするか、工場出荷時に分解し使用する場所で再組立する必要があり、費用と時間がかかり、煩雑であるという問題もあった。
また、装置全体が一体で構成されていることから、装置の一部の機能の性能が向上した場合でも、その部分の入れ替えは容易ではなく、最新の技術性能を享受することが難しいという問題もあった。
更に、包装の出来上がりの状態(美麗さ)は、梱包を依頼する業者にとっては、受け取る顧客の印象などから極めて重要な要素であるが、特許文献1に記載の技術では、被包装物が包装された状態で、両脇と末端部分を溶着装置5で溶着するものの、切断するのは末端部中央のみであることから、両脇は処理されておらず、出来上がりが美麗とは言えないという問題点もあった。
なお、不要な両脇部分を切断しない場合は、外形寸法で料金が計算されるため、梱包を依頼する業者に不利益を与えるという問題点もある。
また、特許文献1には、先端部を予め溶着した2枚のエアキャップ付きクラフト紙の中間に被包装物をはさみ、プッシャ2で後方から押し出すと同時にクランプ装置4で前方から引き寄せるという技術思想が開示されているが、クランプ装置4が単一のため、被包装物を受け取る場所(起点)から、最終的に包装が終了して排出する場所(終点)まで、長い距離を引っ張る(牽引する)必要があり、また、牽引が完了したら長い距離を起点まで戻し、次の被包装物に対応することになるため、タクトタイム(あるいはサイクルタイム)が長くなり、全体の処理能力を向上させることができないという問題点がある。
また、特許文献1に記載はないが、このような装置の運用を行う業者にとっては、装置提供会社が供給する、消耗品であるリールに巻かれたシート状部材(エアキャップ付きクラフト紙)の費用負担が大きく、通常は、リールに巻かれたシート状部材を購入して使用する。その際に費用負担を軽減するため、大量に一括購入することが通例であり、広い保管場所を必要とするという問題点もある。
本発明はこうした従来技術上の問題点を解決することを企図したものであり、ネット通販などで発注される小型物品を、自動で、簡便な構成で、経済的に実行することができる梱包装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第一の態様は、小型物品の梱包装置であって、
−内容物を略水平状態で搬送する第一の搬送手段と、
−熱溶着可能なシート状部材を巻き回した状態の、装置の上方と下方とに設けられた一対のシート状部材ロールと、
−前記第一の搬送手段の下流側に、前記シート状部材が通過可能な間隔を隔てて配置され、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段と、
−前記第二の搬送手段の位置に設けられ、搬送方向と直角方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第一の熱溶着手段と、
−前記第二の搬送手段の位置に設けられ、前記第一の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材を切断する第一の切断手段と、
−前記第一の熱溶着手段より下流側に設けられ、搬送方向と平行な方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第二の熱溶着手段と、
−前記第一の切断手段より下流側に設けられ、前記第二の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着された部分より外側の部分を切断する第二の切断手段とを有し、
a)上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが予め接続された状態で、
b)前記第一の搬送手段が前記内容物を前記シート状部材に当接させ、更に前記第二の搬送手段に受け渡すように下流側に搬送し、
c)前記第二の搬送手段が、前記シート状部材が前記内容物を覆うように下流側に前記内容物を搬送し、
d)前記第一の熱溶着手段が、前記内容物を覆った状態の前記シート部材の下流側端部を熱溶着し、
e)前記第一の切断手段が、下流側端部の熱溶着された部分を切断し、
f)前記第二の熱溶着手段が、搬送方向と平行な方向の、前記内容物より外側の複数の前記シート状部材の重なり部分を熱溶着し、
g)前記第二の切断手段が、前記第二の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着された部分より外側の部分を切断する
ことを特徴とする。
このようにすると、内容物がシート状部材で覆われて下流端部及び両側部分が熱溶着されたもの(以下、梱包体と言う)の、下流端部だけではなく、両側の熱溶着された部分より外側の部分(いわば余分な不要部分)も切断するため、梱包体の配送料金計算の面からも有利になり、かつ、梱包体の仕上がりの外観も美麗となる。
なお、シート状部材とは、二層以上の構造で内側が熱溶着可能、外側が非熱溶着性で、内側同士を熱溶着するものであって、外側はクラフト紙、段ボールなどの紙製が好適であるがプラスチックでもよい。内側は「プチプチ」(登録商標)のようなエアー緩衝材が好適であるが、緩衝機能がない、あるいは少ないものでもよい。更には、単層であって熱溶着性の高いものであってもよい。
また、本発明の第二の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置であって、前記シート状部材の使用寸法を測定するシート状部材使用寸法測定手段を有することを特徴とする。
シート状部材使用寸法測定手段としては、シート状部材の延伸経路に、シート状部材が接触して滑らずに回転するように設けた、外径が一定の測定用ロールの回転角度から算出する機構が望ましいが、シート状部材に予め付された寸法測定用マークを光学的に読み取る機構など、シート状部材の使用寸法、特に、幅方向が一定である場合の長さ方向が測定できるものであれば、どのような手段であってもよい。
このようにすると、本発明の装置の提供会社は、装置の運用業者に対して、シート状部材の正確な使用寸法から算出したシート状部材の費用請求を行うようにすることができ、そのようにすれば、運用業者は、消費量に応じた費用負担をすればよいことになるので、シート状部材ロールを大量に一括購入する必要がなく、広い保管場所も不要となる。
また、本発明の第三の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置であって、前記第二の搬送手段の下流側に配置される第三の搬送手段をさらに具備し、前記第一の搬送手段と、前記第二の搬送手段と、前記第三の搬送手段とが分割可能であることを特徴とする。
このようにすると、装置全体を三分割することができ、工場出荷、輸送、及び現地組み立てが容易となる。
また、将来、三分割した一部分に新たな技術革新による優れた機能が実用化された場合には、その部分のみを入れ替えれば、最新の技術を享受できるという利点もある。
また、本発明の第四の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置であって、前記一対のシート状部材ロールが、前記第一の搬送手段の上方及び下方に配置されることを特徴とする。
このようにすると、一対のシート状部材ロールが、第一の搬送手段の上方と下方に設けられており、一方、熱溶着手段と切断手段は第二の搬送手段の位置に設けられているため、装置全体の高さは低く抑えられ、装置の小型化が実現している。
また、本発明の第五の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置において、前記第一の搬送手段の位置に設けられ、前記内容物に表示された一次元コードもしくは二次元コードを読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた移動先に関するデータに基づいて前記梱包体に前記移動先を印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする。
このようにすると、内容物に表示された一次元コードもしくは二次元コードを読み取って得られた移動先を梱包体に印刷することで移動先の誤記が防止される。
また、本発明の第六の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置において、前記データに基づく移動先が前記梱包体に印刷されたか否か、前記梱包体の荷姿が正常か否かを撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする。
このようにすると、撮像手段を備えることで工場の内外で内容物の梱包の様子を把握することが可能となる。撮像手段の数を複数として搬送手段ごとに配置することでより確実に内容物の梱包の様子を把握することができる。
また、本発明の第七の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置において、前記第二の切断手段及び前記第二の熱溶着手段は、搬送方向と直交する方向に所定のピッチで移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
このようにすると、切断装置及び熱溶着装置を搬送方向と直交する方向に所定のピッチで移動させることにより、内容物の大きさに応じて内容物と熱溶着シートとの間の隙間を最小限にすることができる。
また、本発明の第八の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置において、前記第一の熱溶着手段及び前記第二の熱溶着手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に熱溶着し、前記第一の切断手段及び前記第二の切断手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に切断するようにしたことを特徴とする。
このようにすると、シート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に熱溶着し、熱溶着した部分を別々に切断することにより、内容物のサイズに合わせてきめ細かく微調整ができる。
また、本発明の第九の態様は、本発明の第一の態様の小型物品の梱包装置において、前記第一の熱溶着手段及び前記第二の熱溶着手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に熱溶着し、前記第一の切断手段及び前記第二の切断手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に切断するようにしたことを特徴とする。
このようにすると、シート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に熱溶着し、熱溶着した部分を同時に切断することにより、微調整することなく効率的に梱包できる。
また、本発明の第十の態様は、本発明の第八または第九の態様の小型物品の梱包装置において、前記第一並びに第二の熱溶着手段及び前記第一並びに第二の切断手段は、前記内容物のサイズに合わせて着脱自在に交換可能であることを特徴とする。
このようにすると、内容物のサイズに応じた効率的な処理が可能となる。
また、先に述べた課題を解決するため、本発明の第十一の態様は、小型物品の梱包装置であって、
−内容物を略水平状態で搬送する第一の搬送手段と、
−熱溶着可能なシート状部材を巻き回した状態の、装置の上方と下方とに設けられた一対のシート状部材ロールと、
−前記第一の搬送手段の下流側に、前記シート状部材が通過可能な間隔を隔てて配置され、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段Aと、
−前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、搬送方向と直角方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第一の熱溶着手段と、
−前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、前記第一の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材を切断する第一の切断手段と、
−前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、前記シート状部材の熱溶着部分を把持して略水平方向に牽引する第一の把持牽引手段と、
−前記第二の搬送手段Aの下流側に設けられ、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段Bと
−前記第二の搬送手段Bに設けられ、搬送方向と平行な方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第二の熱溶着手段と、
−前記第二の搬送手段Bに設けられ、前記第二の熱溶着手段によって溶着される前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着される部分より外側の部分を切断する第二の切断手段と、
−前記シート状部材で覆われた内容物を前記第二の搬送手段Aから前記第二の搬送手段Bへと渡すように設けられ、前記シート状部材の熱溶着部分を把持して略水平方向に牽引する第二の把持牽引手段と、
を有し、
a)上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが予め接続された状態で、
b)前記第一の搬送手段が前記内容物を前記シート状部材に当接させ、更に前記第二の搬送手段に受け渡すように下流側に搬送し、
c)前記第二の搬送手段が、前記シート状部材が前記内容物を覆うように下流側に前記内容物を搬送し、
d)前記第一の把持牽引手段が、内容物の下流側への搬送に同期して、前記シート状部材の熱溶着された部分を把持して、前記シート状部材が内容物を覆った状態での、前記シート状部材の下流端部が前記第一の熱溶着手段の位置に来るように牽引し、
e)前記第一の熱溶着手段が、前記内容物を覆った状態の前記シート部材の下流側端部を熱溶着し、
f)前記第一の切断手段が、下流側端部の熱溶着された部分を切断し、
g)前記第二の搬送手段Aが、前記シート状部材で覆われた内容物を前記第二の搬送手段Bに送り込み、
h)前記第二の把持牽引手段が、前記シート状部材で覆われた内容物の下流側への搬送に同期して、前記シート状部材の熱溶着された下流端部を前記第二の熱溶着手段の位置へと牽引し、
i)前記第二の熱溶着手段が、搬送方向と平行な方向の、前記内容物より外側の複数の前記シート状部材の重なり部分を熱溶着し、
)前記第二の切断手段が、前記第二の熱溶着手段によって溶着される前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着される部分より外側の部分を切断する
ことを特徴とする。
なお、この態様の小型物品の梱包装置は、これまでの態様の梱包装置とは異なり、内容物を覆う前のシート状部材、または、内容物を覆った後のシート状部材を把持して牽引する把持牽引手段を設けたことを大きな特徴とする。
また、第一の把持牽引手段と第一の熱溶着手段と第一の切断手段とを含む、第二の搬送手段Aの上に設けられるステージと、第二の把持牽引手段と第二の熱溶着手段と第二の切断手段とを含む、第二の搬送手段Bの上に設けられるステージとに分かれて構成される。
ここで、第二の搬送手段Aと第一の把持牽引手段とによるシート状部材及びシート状部材に突っ込んだ内容物の先端部(下流端部)の位置は、内容物の寸法(長さ)によって定められ、第一の熱溶着手段の位置が、内容物の後端部(上流端部)より、所定の寸法だけ離れた位置になるように決定される。
同様に、第二の搬送手段Bと第二の把持牽引手段とによる内容物を覆ったシート状部材の先端部の位置は、内容物の寸法(長さ)によって定められ、第一の熱溶着手段の位置が、内容物の後端部より、所定の寸法だけ離れた位置になるように決定される。
なお、第二の把持牽引手段の上流側起点は、第二の搬送手段Aに食い込んで、第一の熱溶着手段及び第一の切断手段によってシート状部材の上流側端部が熱溶着及び切断される位置で、下流側端部を把持できる位置が好ましい。
また、第一の熱溶着手段と第一の切断手段とは、内容物の位置の移動を行わず、同時または後者が若干遅れる程度の時間差で、動作が完了することが、処理能力上、好ましい。
同様に、第二の熱溶着手段と第二の切断手段とも、内容物の位置の移動を行わず、同時または後者が若干遅れる程度の時間差で、動作が完了することが、処理能力上、好ましい。
このようにすると、各々のステージにおける処理が短時間で完了することに加え、把持牽引部を設けることで、ベルトなどによる搬送部での滑りや失速の発生を抑え、迅速に、シート状部材またはシート状部材で覆われた内容部を移動することができる。
更に、把持牽引部を、2カ所設けて、第一の熱溶着手段までの牽引と、第一の熱溶着手段から第二の熱溶着手段までの牽引とを分離したから、1カ所の場合に比べ、処理能力の大幅向上(タクトタイムの大幅減少)が可能となる。
また、本発明の十二の態様は、本発明の第十一の態様の小型物品の梱包装置であって、前記シート状部材の使用寸法を測定するシート状部材使用寸法測定手段を有することを特徴とする。
この場合、シート状部材使用長さ寸法測定手段は、第一の把持牽引手段の移動距離を測定することが好ましい。
すなわち、第一の把持牽引手段の起点から終点までの移動距離の2倍に、所定の物品の厚さの分による加算や、熱溶着・切断における余裕分の加算を行ったものをシート状部材の使用長さとすることが、簡便で、かつ、正確である。
なお、その寸法精度は、精緻とすることができ、例えば、1cm単位での積算が可能なようにすることができる。
このようにすると、本発明の装置の提供会社は、装置の運用業者に対して、シート状部材の正確な使用寸法から算出したシート状部材の費用請求を行うようにすることができ、そのようにすれば、運用業者は、消費量に応じた費用負担をすればよいことになるので、シート状部材ロールを大量に一括購入する必要がなく、広い保管場所も不要となる。
更に、装置の提供会社は、装置を販売するのではなく、装置を貸与するようにして、装置賃貸料と、消耗品使用量とを請求するような形態とすることも可能である。このようにすると、装置の提供会社は、装置が使用されている限り、日々、あるいは月々に定常的な売り上げが期待でき、一方、装置の運用会社は、高額な初期投資を必要とせず装置を運用することができ、お互いに経済的メリットが大きい。
更に、運用会社は、利用者(物品発送元)に対しても、消耗品の使用量に見合う料金を請求する、あるいは、発送する物品1点あたりいくらというように料金を請求するなど、運用会社、利用者双方にメリットのある料金体系を構築することもできる。
本発明によれば、シート状部材を熱溶着し、その後、切断して小型物品を梱包する梱包装置において、上方及び下方のシート状部材ロールの配置を適切にしたこと、装置を3分割できるようにしたこと、熱溶着後に切断手段によって梱包体の画側の不要部分を切断できるようにしたこと、シート状ロールの寸法を測定して使用量を算出できるようにしたことなどから、ネット通販などで発注される小型物品の梱包を、自動で、簡便な構成で、経済的に実行することができる梱包装置を提供することができる。
本発明に係る情報処理システムの概念を説明するための平面図の一例である。 図1Aの正面図である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムのハードウェアブロック図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの機能ブロック図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートの一例の一部である。 図4Aの残りである。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 発明に係る情報処理システムの概念を説明するための平面図の一例である。 図6Aの正面図である。 図6A、図6Bに示した情報処理システムのハードウェアブロック図の一例である。 図6A、図6Bに示した情報処理システムの機能ブロック図の一例である。 図6Bに示した情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートの一例の一部である。 図9Aの残りである。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。 本発明の第十一の態様の一実施形態の構成の正面図である。
<第一の実施の形態>
<構成>
<概念図>
第一の実施の形態について図面を参照して説明する。図1Aは、本発明に係る情報処理システムの概念を説明するための平面図の一例であり、図1Bは、図1Aの正面図である。
図1A、図1Bにおいて、水平な搬送方向に沿って第一ベルトコンベア101、第二ベルトコンベア102、第三ベルトコンベア103、傾斜トレー127、及び収容部128が配置されている。
第一ベルトコンベア101の上には内容物51aと内容物51bとが重畳されており、内容物51の上に一次元コード(バーコード)が表記されたデータシート52が載置されている。第一ベルトコンベア101の上にはデータシート52の一次元コードを読み取るバーコードリーダー111が配置されている。バーコードリーダー111は、一次元コードの読み取りに限定されるものではなく、二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))を読み取るように構成されていてもよい。
第一ベルトコンベア101もしくは第二ベルトコンベア102の上方には、熱溶着可能なシート状部材61uがロール状に巻き回されたシート状部材ロール61uLが配置されている。第一ベルトコンベア101もしくは第二ベルトコンベア102の下方には、熱溶着可能なシート状部材61dがロール状に巻き回されたシート状部材ロール61dLが配置されている。上方のシート状部材ロール61uLから引き出されたシート状部材61uの下端と下方のシート状部材ロール61dLから引き出されたシート状部材61dの上端とが熱溶着により接続されている。シート状部材61u、61dの接続部は第一ベルトコンベア101と第二ベルトコンベア102との間の隙間に鉛直に配置されている。すなわち、第一ベルトコンベア101と第二ベルトコンベア102とはシート状部材61u、61dが通過可能な間隔が隔てられている。
なお、図示は略すが、上方からのシート状部材61u及び下方からのシート状部材61dのそれぞれの延伸経路に、シート状部材61u、61dが接触して滑らずに回転するように設けた、外径が一定の測定用ロールを設ける。
このロールの回転角度または回転数は、公知の角度または回転数測定機構によって測定でき、それによって、シート状部材61u、61dの延伸長さ、すなわち、梱包時のシート状部材使用長さ(寸法)が測定できる。
なお、先に述べた測定用ロールは、上下どちらかのシート状部材61のみを測定するようにしてもよい。概略では、その延伸長さの約2倍が、梱包時のシート状部材の使用長さと推定しうる。
シート状部材61u、61dはそれぞれ別々の画像(人物画像、風景画像、商品画像等の包装紙デザイン)、もしくは無地が施されている。
第二ベルトコンベア102の上には第一切断部用の歯受け114、及び第二切断部用の歯受け117a、117bが配置されており、各歯受け114、117a、117bの真下を第二ベルトコンベア102の上側のベルトが移動するようになっている。
第二ベルトコンベア102の上方には上流側(図では左側)から下流側(この場合右側)に向かって第一熱溶着部112、第一切断部113、第二熱溶着部115a、115b、及び第二切断部116a、116bがこの順で昇降部材115ad、115bd、116ad、116bdによって昇降自在に配置されている。
第二熱溶着部115a、115bは、第二熱溶着部移動部327により搬送方向と直交する方向に移動可能である。第二熱溶着部移動部327は、例えば、第二ヒーター移動用モーター140、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、及びリニアガイドによって構成されている。
第二切断部116a、116bは、第二切断部移動部333により搬送方向と直交する方向に移動可能である。第二切断部移動部333は、例えば、第二切断部移動用モーター141、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、及びリニアガイドによって構成されている。
第二切断部受117a、117bは、第二切断部受移動部334により第二切断部116a、116bに同期して搬送方向と直交する方向に移動可能である。第二切断部受117a、117bは、例えば、第二切断部受移動部用モーター142、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、及びリニアガイドによって構成されている。
尚、図1Aでは第二ヒーター移動用モーター140、第二切断部移動用モーター141、及び第二切断部受移動用モーター142は、第二溶着部115a、第二切断部116a、及び第二切断部受117aにしか示されていないが、第二溶着部115b、第二切断部116b、及び第二切断部受117bにも同様の機構が設けられており、第二溶着部115a、第二切断部116a、及び第二切断部受117aと、第二溶着部115b、第二切断部116b、及び第二切断部受117bとは、互いに接近もしくは離反する方向に同一距離だけ移動できるようになっている。
第二熱溶着部115a、115b、第二切断部116a、116b、及び第二切断部受117a、117bは、一定のピッチ(1mm、2mm、3mm、5mm、10mm、…)で移動させることができ、例えば、18cm、23cmで梱包体53の熱溶着部を切断した場合、その分の費用を顧客に請求することが可能である。
第一熱溶着部112は、昇降部材112aにより昇降され、シート状部材61u、61dを搬送方向と直交する方向に熱溶着する際に一定の幅(例えば、数cm)で溶着するようになっている。これは、切断後に一定の幅を有することで応力により梱包が開封するのを防止するためである。
第一切断部113は、第一切断部用歯受け114上にシート状部材61u、61dの溶着部の中央が位置したときに昇降部材113aによって降下することで熱溶着部を長い方の中心軸に沿って二つに分断するようになっている。
第二熱溶着部115a、115bは、第一切断部113の下流側に搬送方向に沿って内容物51の両側に位置するように昇降自在に配置されている。第二熱溶着部115a、115bは、昇降部材115ad、115bdにより鉛直方向に沿って降下することで一定の幅(例えば、数cm)でシート状部材61u、61dを熱溶着するようになっている。
第二切断部116a、116bは、第二熱溶着部115a、115bの下流側に配置された第二切断部用歯受け117に位置するように昇降部材116ad、116bdにより昇降自在に配置されている。第二切断部116a、116bは第二熱溶着部115a、115bにより熱溶着されたシート状部材61u、61dの両端部の中央を切断することで余分なシート状部材61u、61dを削除するようになっている。これにより封筒サイズや定型サイズに加工することができ、かつ見栄えが良くなる。
また、図1Aの吹き出しに示すように第二切断部116a、116bの端部を内側にRを付けたり斜めに曲げることにより、切断後の角部により手が切れたり、他の梱包体を傷つけたりすることを防止できる。
第二ベルトコンベア102及び第三ベルトコンベア103の上側にはカメラ120が配置されており内容物51を内包する梱包体53の荷姿を撮像し、得られた画像を解析しパターン認識することで内容物51が曲がったりシート状部材61u、61dからはみ出ていたりしていないか、梱包体53が重なっていないか等の異常を監視することができる。異常を発見した場合にはシステムを停止するとともにパトライト130を点灯させるようになっている(スマートホンで監視することも可能である。)。尚、カメラ120は、図では1台であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のカメラを各部材の近傍に配置し、異常発生を監視するようにしてもよい。
第三ベルトコンベア103の上方には上流側から下流側に向かって掃出部121、吸着部123、昇降部124、125、押圧部材126、及びパトライト130が配置されている。尚、パトライト130の位置は、図では下流側であるが限定されるものではない。
150は、管理サーバーであり、情報処理システムを管理するものである。管理サーバー150は外部の機器から一次元コードもしくは二次元コードのデータを受け、データに基づく移動先が梱包体53に印刷されたか否かを撮像手段からの画像で確認する管理サーバーである。
160は、操作表示部であり、カメラ120の画像、エラー表示、エラー発生個所、タッチパネルを含む。操作表示部160の位置もカメラ120の位置と同様に限定されない。
情報処理システムは、第一ベルトコンベア101から第三ベルトコンベア103までの一連の梱包処理を行う梱包装置を管理サーバー150で管理するシステムである。
図1Bに示すP1は第一熱溶着位置、P2は第一切断位置、P3は第二熱溶着位置、P4は第二切断位置、P5は印刷位置、及びP6は押圧位置を示す。
本システムは、第一搬送部系Pa、第二搬送部系Pb、及び第三搬送部系Pcの三つに分割が可能である。このような構造を有するため、工場出荷、輸送、及び現地組み立てが容易となる。
<ハードウェアブロック>
図2は、図1A及び図1Bに示した情報処理システムのハードウェアブロック図の一例である。
図2に示す情報処理システムは、CPU(Central Processing Unit:中央情報処理装置)201、ROM(Read Only Memory:読み出し専用記憶装置)202、RAM(Random Access Memory:読み書き可能な記憶装置)203a、SSD(Solid State Drive)203b、バーコードリーダー111、コード読取回路204、カメラ120、画像解析回路205、印刷装置206、掃出部121、吸着部123、吸着機構用ポンプ208、昇降部124、吸着機構昇降用モーター210、昇降部124、吸着機構昇降機構用モーター210、昇降部材211、押圧部材昇降機用モーター212、第一ベルトコンベア用モーター222、第一ベルトコンベア101、第二ベルトコンベア用モーター224、第二ベルトコンベア102、第三ベルトコンベア用モーター226、第一ヒーター昇降機用モーター227、昇降部材、第一ヒーター駆動回路229、第一熱溶着部112、第一切断部昇降機用モーター232、第一切断部113、第二ヒーター昇降機用モーター234、昇降部材115ad、115bd、第二ヒーター駆動回路235、第二熱溶着部115a、115b、第二切断部昇降機用モーター238、昇降部材116ad、116bd、通信回路239、警告回路240、パトライト130、第二ヒーター移動用モーター140、第二切断部移動用モーター141、第二切断部受移動用モーター142、及びバスライン250を有するシステムである。SSD203bの代わりにHDD(Hard Disc Drive)を用いてもよい。
CPU201は、情報処理システムを統括制御、すなわち、命令を読み出し解読して実行する素子であり、例えばマイクロプロセッサが挙げられる。CPU201は、ROM202のどの位置から命令を読み出すかを示す番地が保存されているプログラムカウンタと、ROM202から読み出した命令を解読する命令デコード回路と、算術演算や論理演算を行う演算回路と、一時的な情報を保存する内部レジスタとを有する素子である。
ROM202は、情報処理システムの制御プログラムを記憶する素子であり、例えばマスクROMが用いられる。
RAM203aは、ROM202に保存された制御プロブラムを展開するための素子であり、例えばフラッシュメモリが挙げられる。
SSD203bは、一次元コードに関するデータ、顧客情報、指示情報、及び印刷記録情報等のデータを保存する装置である。
バーコードリーダー111は、一次元コードを読み取るセンサーであり、例えばCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)ラインセンサが挙げられる。
コード読取回路204は、バーコードリーダー111からの一次元コード読み取りデータから宛先情報、商品情報、差出人情報等の情報に変換する回路である。
カメラ120は、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)と光学系が用いられ、情報処理システムの各部を撮像してデジタル形式の画像信号に変換する装置である。
画像解析回路205は、カメラ120からの画像信号を解析して正常な画像や異常な画像と比較し、解析して異常を検知する回路である。
印刷装置206は、梱包体53に貼り付けられる移動先表示シート54(後述する図5L)に例えば梱包体53が郵便物や宅配物の場合には宛先、商品情報、差出人、追跡番号用バーコード(各配送会社の送り状レイアウトに準ずる)、梱包体53が陳列用の商品の場合には棚番号、段番号、列番号、追跡番号用バーコード等の移動先を印刷する回路であり、例えばインクジェットプリンタもしくは感熱プリンタが挙げられる。移動先表示シート54の一方の主面(図1Bでは上側)に移動先が印刷されており、移動先表示シート54の他方の主面(この場合下側)には粘着剤が塗布されている。移動先表示シート54は、印刷前は、粘着剤は剥離シートで覆われているが、印刷後は剥離シートが除去されるようになっている。
吸着部123は、底面に形成された貫通孔から外気を吸入することで、印刷装置206によって印刷され、掃出部121により掃出されたシート206aを一時的に保持する機構であり、吸着機構用ポンプ208で外気が吸入される。
吸着機構用ポンプ208は、例えば、真空ポンプもしくはベンチュリ―の法則に基づいて駆動するエアー駆動式真空発生器(アスピレータ)が挙げられる。
吸着機構昇降用モーター210は、吸着部123を鉛直方向に上下させる機構に用いられるモーターである。吸着機構昇降機構は、例えば、鉛直に配置されたリニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、及びモーター210で構成される。
押圧部材昇降機構用モーター212は、押圧部材(例えば、スポンジ)126を鉛直方向に上下させる機構用のモーターである。押圧部材昇降機構は、例えば、リニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、及びモーター212で構成される。
第一ベルトコンベア用モーター221は、第一ベルトコンベア機構用のモーターである。第一ベルトコンベア機構は、例えばベルトと、ローラーと、ギヤヘッドとを有し、モーター222によりベルトが搬送されるものである。
第二ベルトコンベア駆動機構223、第三ベルトコンベア駆動機構225も第一ベルトコンベア機構221と同様にそれぞれ、モーター224、226によりベルトが搬送されるようになっている。尚、第二ベルトコンベア機構のベルトは、熱溶着が行われるので、耐熱ベルトを用いるのが好ましい。
第一ヒーター昇降機構用モーター227は、第一ヒーター昇降機構に用いられるモーターである。第一ヒーター昇降機構は、第一熱溶着部112を鉛直方向に上下させ、下死点が耐熱ベルトと接触する位置となるように設定された機構であり、例えば、鉛直に配置されたリニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、センサー及びモーター227で構成される。
第一ヒーター駆動回路229は、例えば第一熱溶着部112の金属ブロックに内蔵されたヒーターに所定の電圧を印加することで加熱させ熱溶着性シートを熱溶着させる回路である。ヒーターの加熱温度や加熱時間は熱溶着シートを熱溶着できる程度であればよい。
第一切断部昇降機構用モーター232は、第一切断部昇降機構用のモーターである。第一切断部昇降機構は、第一切断部113を鉛直方向に上下させ、下死点が歯受け114となるように設定されており、例えば、鉛直に配置されたリニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、センサー及びモーター232で構成される。
第二ヒーター昇降機構用モーター234は、第二ヒーター昇降機構用のモーターである。第二ヒーター昇降機構は、第二熱溶着部115a、115bを鉛直方向に上下させ、下死点が耐熱ベルトと接触する位置となるように設定された機構であり、例えば、鉛直に配置されたリニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、センサー及びモーター234で構成される。
第二ヒーター駆動回路235は、例えば第二熱溶着部115a、115bの金属ブロックにそれぞれ内蔵されたヒーターに所定の電圧を印加することで加熱させ熱溶着性シートを熱溶着させる回路である。ヒーターの加熱温度や加熱時間は熱溶着シートを熱溶着できる程度であればよい。
第二切断部昇降機構用モーター238は、第二切断部昇降機構用のモーターである。第二切断部昇降機構は、第二切断部116a、116bを鉛直方向に上下させ、下死点が歯受け117a、117bとなるように設定されており、例えば、鉛直に配置されたリニアガイド、ボールねじ、カップリング、ギヤヘッド、センサー及びモーター238で構成される。
シート状部材6u、6dの熱溶着部は長尺状に形成される。各切断部は熱溶着部の直交する二つの中心線のうち長い方の中心線を切断する。
通信回路239は、情報処理システムの外部の機器との間で顧客情報、宛先情報、商品情報、差出人情報を授受する回路である。
警告回路240は、情報処理システムの動作中に異常が発生した場合に周囲の作業者に警告音や警告灯としてのパトライト130を作動させる回路である。
第一搬送部系Paは、第一ベルトコンベア101、バーコードリーダー111、及びロール61uL、61dLを含む。
第二搬送部系Pbは、第二ベルトコンベア102、第一熱溶着部112、第一切断部113、昇降部材113a、歯受け114、昇降部材115bd、115ad、第二熱溶着部115a、115b、第二切断部116a、116b、昇降部材116ad、116bd、歯受け117a、117b、第二ヒーター移動用モーター140、第二切断部移動用モーター141、第二切断部受移動用モーター142を含む。
第三搬送部系Pcは、第三ベルトコンベア103、掃出部121、吸着部123、昇降部124、125、押圧部材126を含む。
これにより、工場出荷、輸送、及び現地組み立てが容易となり効率的な運用が可能である。
本システムは、通信回路239を用いて外部の機器、例えばスマートホンのアプリケーションソフトウェアでカメラ120の画像である、梱包の様子を見ることができるようになっている。
<機能ブロック>
図3は、図1A及び図1Bに示した情報処理システムの機能ブロック図の一例である。
図3に示す情報処理システムは、通信部301、記憶部302、読取部303、印刷部304、吸着部305、貼付部306、撮像部307、押圧部308、警告部309、制御部310、第一搬送部321、第二搬送部322、第三搬送部323、第一熱溶着部昇降部324、第一熱溶着部加熱部325、第一切断部昇降部326、第二熱溶着部昇降部327、第二熱溶着部加熱部328、第二切断部昇降部329、管理部330、表示操作部331、第二熱溶着部移動部332、第二切断部移動部333、及び第二切断部受移動部334を有する。
通信部301は、外部の機器と情報処理システムとの間で情報の授受を行うものであり、例えば図2に示した通信回路239によって実現される。
記憶部302は、制御プログラム、一次元コードに関するデータ、顧客情報、指示情報、及び印刷記録情報等のデータを記憶するものであり、例えば、図2に示したROM202、RAM203a、及びSSD203bによって実現される。
読取部303は、内容物51の上に載置されたデータシート52の一次元コード(バーコード)を読み取るものであり、例えば図2に示したバーコードリーダー111及びコード読取回路204によって実現される。
印刷部304は、梱包体53に貼り付けられる移動先表示シート54(図5L)に移動先である宛先、商品名、差出人等を印刷するものであり、例えば図2に示した印刷装置206によって実現される。
吸着部305は、移動先表示シート54を梱包体53に貼り付けるため一時的に吸着するものであり、例えば図2に示した吸着機構用ポンプ208及び吸着部123によって実現される。
貼付部306は、吸着部123に一時的に吸着された移動先表示シート54を梱包体53に向けて降下させて貼り付けるものであり、例えば図2に示した吸着機構昇降機構用モーター210及び昇降部124によって実現される。
撮像部307は、梱包体53に異常が無いか否かを撮像するものであり、例えば、図2に示したカメラ120及び画像解析回路205によって実現される。
押圧部308は、梱包体53に貼り付けられた移動先表示シート54を上から押し付けることで確実に移動先表示シート54の粘着剤が梱包体53に確実に貼り付けるようにするものであり、例えば図2に示した押圧部材昇降機構用モーター212及び押圧部材126によって実現される。
警告部309は、情報処理装置に異常が発生した場合に周囲に報知するものであり、例えば図2に示した警告回路240によって実現される。
制御部310は、情報処理システムを統括制御するものであり、例えば図2に示したCPU201、ROM202、及びRAM203aによって実現される。
第一搬送部321は、内容物51を第二搬送部322に向けた搬送するものであり、例えば図2に示した第一ベルトコンベア駆動用モーター222及び第一ベルトコンベア101によって実現される。
第二搬送部322は、内容物51をシート状部材61u及びシート状部材61dで覆って熱溶着し、切断することで梱包体53にするために第三搬送部323に向けて搬送するものであり、例えば図2に示した第二ベルトコンベア用モーター224及び第二ベルトコンベア102によって実現される。
第三搬送部323は、梱包体53に表示先表示シート54を貼り付けし、収容部128に収納させるものであり、例えば図2に示した第三ベルトコンベア用モーター226及び第三ベルトコンベア103によって実現される。
第一熱溶着部昇降部324は、シート状部材61u、61dで覆われた内容物51の上流側を熱溶着する熱溶着部を昇降させるものであり、例えば図2に示した第一ヒーター昇降機構用モーター227及び昇降部材113aによって実現される。
第一熱溶着部加熱部325は、シート状部材61u、61dで覆われた内容物51の上流側を熱溶着するものであり、例えば図2に示した第一ヒーター駆動回路229及び第一熱溶着部112によって実現される。
第一切断部昇降部326は、内容物51を覆ったシート状部材61u、61dの上流側の熱溶着部を切断するものであり、例えば図2に示した第一切断部昇降機構用モーター232及び第一切断部113によって実現される。
第二熱溶着部昇降部327は、内容物51を覆ったシート状部材61u、61dの両側の端部を溶着する第二熱溶着部加熱部328を鉛直方向に昇降させるものであり、例えば図2に示した第二ヒーター昇降機用モーター234及び昇降部材115ad、115bdによって実現される。
第二熱溶着部加熱部328は、内容物51を覆ったシート状部材61u、61dの両側の端部を熱溶着するものであり、例えば図2に示した第二ヒーター駆動回路235及び第二熱溶着部によって実現される。
第二切断部昇降部329は、内容物51を覆ったシート状部材61u、61dの両側の端部の熱溶着部を切断するものであり、例えば図2に示した第二切断部昇降機構用モーター238及び切断部116a、116bによって実現される。
管理部330は、外部の機器から一次元コードもしくは二次元コードのデータを受け、データに基づく移動先が梱包体53に印刷されたか否かを撮像部307からの画像で確認するものであり、例えば図2に示したCPU201、ROM202、及びRAM203aによって実現される。
操作表示部331は、システムの操作及び動作状態を表示するものであり、エラー表示、エラー発生個所、エラー原因、エラー対処法等が表示される。操作表示部331は、例えば図2に示した操作表示回路241によって実現される。
第二熱溶着部移動部332は、第二熱溶着部加熱部328を搬送方向と直交する方向に移動させるものであり、例えば、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、リニアガイド、及び図2に示した第二ヒーター移動用モーター140によって実現される。
第二切断部移動部333は、第二切断部昇降部329を搬送方向と直交する方向に移動させるものであり、例えば、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、リニアガイド、及び図2に示した第二切断部移動用モーター141によって実現される。
第二切断部受移動部334は、第二切断部昇降部329と同期して第二切断部受を搬送方向と直交する方向に移動させるものであり、例えば、ギヤヘッド、カップリング、ボールねじ、リニアガイド、及び図2に示した第二切断部受移動用モーター142によって実現される。
これら第一熱溶着部昇降部324、第一熱溶着部加熱部325、第一切断部昇降部326、第二熱溶着部昇降部327、第二熱溶着部加熱部328、第二切断部昇降部329、第二熱溶着部移動部332、第二切断部移動部333、第二切断部受移動部334によってシート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に熱溶着し、熱溶着した部分を別々に切断することができるのである。
<動作>
図4Aは、図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートの一例の一部であり、図4Bは図4Aの残りである。
図5Aから図5Sは、図1A及び図1Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。
図4A、図4Bに示すフローチャートにおける動作の主体は制御部310(図3)である。
外部の機器から通信部301を介して一次元コードもしくは二次元コードのデータを所得すると(ステップS1/YES)、一次元コードが表示され、第一搬送部321としての第一ベルトコンベア101に載置された内容物51を第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102へ搬送準備する。図5Aに示すように第一ベルトコンベア101の上に内容物51が載置されている(ステップS2)。
内容物51上のデータシート52の一次元コードが読み取り部303での読取に成功したか否かを判断する(ステップS4)。一次元コードが搬送方向に対して傾斜していても許容範囲内なら読み取り可能であるが、許容範囲外の場合には読み取りできない場合があるためである。
一次元コードの読み取りに成功すると(ステップS4/YES)、内容物51の荷姿が正常か否か判断する(ステップS5)。
ここで、一次元コードの読み取りに成功しなかったり(ステップS4/NO)、内容物51の荷姿が異常だったりした場合(ステップS5/NO)、復旧するまで搬送停止/パトライト130が点灯/操作表示部160に表示されることになり、操作表示部331に表示される(ステップS3)。
内容物51の荷姿が正常の場合(ステップS5/YES)、第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102で内容物51の後端部が図5B、図5Cに示すように第一熱溶着位置P1まで搬送される(ステップS6)。
内容物51を覆うシート状部材61u、61dの後端側に第一熱溶着部加熱部325が第一熱溶着部昇降部324で降下されて図5Dに示すように熱溶着され、熱溶着後第一熱溶着部加熱部325が第一熱溶着部昇降部324で図5Eに示すように上昇される(ステップS7)。
第一熱溶着部が第一熱溶着部昇降部324で上昇され、第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102で内容物51が図5Fに示すように熱溶着部の半分の長さだけ搬送される。これは熱溶着部の中央となる切断位置P2で切断されるためである(ステップS8)。
内容物51を覆うシート状部材61u、61dの後端部に第一切断部が第一切断部昇降部326で降下されて図5Gに示すように切断される(ステップS9)。
第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102で内容物51が、切断されたシート状部材61u、61dごと第二熱溶着位置P3まで搬送される(ステップS10)。
内容物51を覆うシート状部材61u、61dの両側に第二熱溶着部116a、116bが第二熱溶着部昇降部327で降下されて図5H、図5I、図5Jに示すように熱溶着される(ステップS11)。
第二熱溶着部116a、116bが第二熱溶着部昇降部327で上昇され、第二切断部116a、116bが第二切断部昇降部329で降下されて内容物51の両側の余分な熱溶着部が切断されて梱包体53が形成される(ステップS12)。
梱包体53の荷姿が正常でない場合(ステップS13/NO)、復旧まで搬送停止/パトライト点灯/操作表示部160の表示となり(ステップS14)、梱包体53の荷姿が正常な場合(ステップS13/YES)、第三搬送部323で梱包体53が印刷物貼付け位置P5に搬送される。印刷部304で印刷された移動先表示シート54が図5Lに示すように掃出部121から移動先表示シート54が掃出され、図5Mに示す吸着部123に吸着され、コード読取データを印刷した印刷物としての移動先表示シート54が図5Nに示すように梱包体53に貼り付けられる(ステップS15)。
図5Oに示すように梱包体53から吸着部123が上昇し、梱包体53に移動先表示シート54が貼り付けられる。
印刷物である移動先表示シート54の貼付けに成功したか否かを判断する。判断には撮像部307で撮像画像を解析することで判断される(ステップS16)。
印刷物としての移動先表示シート54の貼付けに成功しなかった場合(ステップS16/NO)、復旧まで搬送停止/パトライト点灯/操作表示部160の表示がなされ(ステップS7)、印刷物の貼付けに成功した場合(ステップS16/YES)、第三搬送部323としての第三ベルトコンベア103で梱包体53が図5Pに示す押圧位置P6まで搬送され、図5Qに示すように押圧部308の押圧部材126で押圧される(ステップS18)。
図5Rに示すように第三搬送部323としての第三ベルトコンベア103で梱包体53が収容部128に向けて搬送され、図5Sに示すように梱包体53が傾斜トレー127上を滑り、収容部128に収容される(ステップS19)。
梱包作業が終了される場合(ステップS20/YES)は終了し、梱包作業が継続される場合(ステップS20/NO)、ステップS1に戻る。
以上において、本実施形態によれば、内容物を梱包する際に2種類の異なる熱溶着シートを用いることで、梱包体の表裏両面に異なる画像を印刷することを可能とし、内容物が異なっていても自動的に移動先を指定することを可能とし、ガセットを形成する工程を不要とすることができる。
<第二の実施の形態>
<構成>
<概念図>
第二の実施の形態について図面を参照して説明する。図6Aは、本発明に係る情報処理システムの概念を説明するための平面図の一例であり、図6Bは、図6Aの正面図である。
図6A、図6Bに示した実施の形態の図1A、図1Bに示した実施の形態との相違点は、図1A、図1Bに示した実施の形態における切断手段が、シート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に切断するようにしたのに対し、図6A、図6Bに示した実施の形態における切断手段が、シート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に切断するようにした点である。以下、同様の部材には共通の符号を用いる。
図6A、図6Bにおける第一搬送系Pa及び第三搬送系Pcは、図1A、図1Bに示した第一搬送系Pa及び第三搬送系Pcと同様の構造のため、説明を省略する。
図6A、図6Bにおける第二搬送系Pbは、第二ベルトコンベア102と、第二ベルトコンベア102上の上流側(図6A、図6Bでは左側)に下流側に開口するように配置された略コの字平面形状の溶着部1120と、溶着部1120を昇降させる昇降部材115ad、115bdと、第二ベルトコンベア102上の下流側(図6A、図6Bでは右側)に下流側に開口するように配置された略コの字平面形状の歯受け117と、歯受け117上に下流側に開口するように配置され略コの字平面形状の切断部1130と、切断部1130を昇降させる昇降部材116ad、116bdと、を有する。歯受け117の真下を第二ベルトコンベア102の上側のベルトが移動するようになっている。
切断部1130及び歯受け117の角部及び端部は湾曲していてもよい。内容物51の切断部が湾曲することにより内容物51の角によるケガの発生が防止される。
<ハードウェアブロック>
図7は、図6A、図6Bに示した情報処理システムのハードウェアブロック図の一例である。
図7に示したハードウェアブロック図と図2に示したハードウェアブロック図との相違点は、図2に示した第一ヒーター昇降機用モーター227、昇降部113a、第一ヒーター駆動回路229、第一溶着部112、第一切断部昇降機用モーター232、切断部113、第二ヒーター昇降機構用モーター234、昇降部材115ad、115bd、第二ヒーター駆動回路235、第二溶着部115a、115b、第二切断部昇降機用モーター238、切断部116a、116b、第二ヒーター移動用モーター140、第二切断部移動用モーター141、及び第二切断部受け移動用モーター142の代わりに、ヒーター昇降機構用モーター2270、昇降部1130a、ヒーター駆動回路2290、溶着部1120、切断部昇降機用モーター2320、及び切断部1130が用いられ、簡素化されている点である。
<機能ブロック>
図8は、図6A、図6Bに示した情報処理システムの機能ブロック図の一例である。
図8に示した機能ブロック図と図3に示した機能ブロック図との相違点は、図3に示した制御部310、第一熱溶着部昇降部324、第一熱溶着部加熱部325、第一切断部昇降部326、第二熱溶着部移動部327、第二熱溶着部加熱部328、第二切断部昇降部329、及び第二切断部受け移動部334の代わりに、制御部3100、内容物熱溶着部昇降部3240、内容物熱溶着部加熱部3250、及び切断部昇降部3260が用いられている点である。
これら第一熱溶着部昇降部324、第一熱溶着部加熱部325、第一切断部昇降部326、第二熱溶着部移動部327、第二熱溶着部加熱部328、第二切断部昇降部329、及び第二切断部受け移動部334の代わりに、制御部3100、内容物熱溶着部昇降部3240、内容物熱溶着部加熱部3250、及び切断部昇降部3260によって、シート状部材の上流側及び内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に熱溶着し、熱溶着した部分を同時に切断することができるのである。
<動作>
図9Aは、図6A、図6Bに示した情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートの一例の一部であり、図9Bは、図9Aの残りである。
図10Aから図10Hは、図6A及び図6Bに示した情報処理システムの動作中の各部の状態を示す説明図の一例である。
図9A、図9Bに示すフローチャートにおける動作の主体は制御部3100(図8参照)である。
外部の機器から通信部301を介して一次元コードもしくは二次元コードのデータを所得すると(ステップS31/YES)、一次元コードが表示され、第一搬送部321としての第一ベルトコンベア101に載置された内容物51を第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102へ搬送準備する。図10Aに示すように第一搬送部321としての第一ベルトコンベア101の上に内容物51が載置されている(ステップS32)。
内容物51上のデータシート52の一次元コードが読み取り部303での読取に成功したか否かを判断する(ステップS34)。
一次元コードの読み取りに成功すると(ステップS34/YES)、内容物51の荷姿が正常か否か判断する(ステップS35)。
ここで、一次元コードの読み取りに成功しなかったり(ステップS34/NO)、内容物51の荷姿が異常だったりした場合(ステップS35/NO)、復旧するまで搬送停止/パトライト130が点灯/操作表示部160に表示されることになり、操作表示部331に表示される(ステップS33)。
内容物51の荷姿が正常の場合(ステップS35/YES)、第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102で内容物51の後端部が図10B、図10Cに示すように溶着位置P11まで搬送される(ステップS36)。
内容物51を覆うシート状部材61u、61dの後端側(上流側)及び搬送方向に対する左右両側に溶着部1120が昇降部材115ad、115bdで降下されて図10Dに示すようにシート状部材61u、61dの後端側及び搬送方向に対する左右両側が同時に熱溶着される(ステップS37)。
図10Eに示すように溶着部1120が昇降部材115ad、115bdで上昇され、第二搬送部322としての第二ベルトコンベア102で内容物51が図10Fに示すように熱溶着部の略半分の長さだけ搬送される。これは熱溶着部の中央となる切断位置P12で切断されるためである(ステップS38)。
内容物51を覆うシート状部材61u、61dの後端部及び搬送方向に対する左右両側に切断部1130が昇降部材116ad、116bdで降下されて図10Gに示すように切断位置P12にてシート状部材61u、61dの後端側及び搬送方向に対する左右両側が同時に切断されて梱包体53となる(ステップS39)。
図10Hに示すように切断部1130が昇降部材116ad、116bdで上昇され、梱包体53が搬送可能な状態となり、梱包体53の荷姿が正常か否か判断され(ステップS40)、荷姿が正常でない場合(ステップS40/NO)、例えば内容物51が斜めになっていたり、シート状部材61u、61dにバリが発生したりしていた場合には切断部1130を交換したり、内容物51を梱包しなおしたりするなどの復旧まで搬送が停止され、パトライトが点灯し、モニタに表示される(ステップS44)。
図10Iに示すように梱包体53の荷姿が正常な場合(ステップS40/YES)、第三搬送部323としての第三ベルトコンベア103で梱包体53が印刷物貼り付け位置P13に搬送されて印刷物が貼り付けられる(ステップS42)。
印刷物の貼付けに成功したか否かが判定され(ステップS43)、成功でない場合(ステップS43/NO)、復旧まで搬送停止、パトライト点灯、モニタ表示が行われる(ステップS44)。
印刷物の貼付けに成功すると(ステップS43/YES)、第三搬送部323としての第三ベルトコンベア103で梱包体53が押圧位置P14まで搬送され、押圧位置P14で押圧部308の押圧部材126で押圧される(ステップS45)。
第三搬送部323としての第三ベルトコンベア103で梱包体53が収容部側に搬送され(ステップS47)、終了し(ステップS47/YES)、終了でない場合(ステップS47/NO)、ステップS31に戻る。
<プログラム>
以上で説明した本発明に係る情報処理システムは、コンピュータで処理を実行させる制御プログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明の機能を実現する場合の説明を以下で行う。
例えば、
内容物に表記された一次元コードもしくは二次元コードを読み取って得られた移動先を梱包体に印刷するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータに、一次元コードもしくは二次元コードのデータを受信する第一の機能と、内容物に一次元コードもしくは二次元コードを表示する第二の機能と、表示された前記一次元コードもしくは二次元コードを読み取る第三の機能と、上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが接続された前記シート状部材に当接した状態で搬送されると、前記内容物を覆う前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する両側の前記シート状部材を別々に熱溶着することで前記内容物を梱包する第四の機能と、前記シート状部材で梱包された内容物の搬送方向の後端側の熱溶着部の長い方の中心線及び両側のシート状部材の熱溶着部の長い方の中心線を別々に切断する第五の機能と、前記余分な箇所が切り捨てられた梱包体に移動先が印刷されたシール状部材を貼り付ける第六の機能と、前記データに基づく移動先が前記梱包体に印刷されたか否か、前記梱包体の荷姿が正常か否かを撮像する第七の機能と、前記一次元コードもしくは二次元コードに基づく移動先を印刷したか否かを確認する第八の機能と、前記梱包体の大きさを測定し、測定結果を外部の機器に請求費用のデータを送る第九の機能と、前記外部の機器で前記撮像された画像を視聴可能とする第十の機能と、を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム、
あるいは、
内容物に表記された一次元コードもしくは二次元コードを読み取って得られた移動先を梱包体に印刷するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータに、一次元コードもしくは二次元コードのデータを受信する第一の機能と、内容物に一次元コードもしくは二次元コードを表示する第二の機能と、表示された前記一次元コードもしくは二次元コードを読み取る第三の機能と、上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが接続された前記シート状部材に当接した状態で搬送されると、前記内容物を覆う前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側の前記シート状部材を同時に熱溶着することで前記内容物を梱包する第四の機能と、前記シート状部材で梱包された内容物の搬送方向の後端側の熱溶着部の長い方の中心線及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側のシート状部材の熱溶着部の長い方の中心線を同時に切断する第五の機能と、前記余分な箇所が切り捨てられた梱包体に移動先が印刷されたシール状部材を貼り付ける第六の機能と、前記データに基づく移動先が前記梱包体に印刷されたか否か、前記梱包体の荷姿が正常か否かを撮像する第七の機能と、前記一次元コードもしくは二次元コードに基づく移動先を印刷したか否かを確認する第八の機能と、前記梱包体の大きさを測定し、測定結果を外部の機器に請求費用のデータを送る第九の機能と、前記外部の機器で前記撮像された画像を視聴可能とする第十の機能と、を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムが挙げられる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
<記憶媒体>
ここで、記憶媒体としては、例えばCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM、ROM、FeRAM等の半導体メモリやHDDが挙げられる。
CD−ROMは、Compact−Disc−Read Only Memoryの略である。フレキシブルディスクは、Flexible Disc:FDを意味する。CD−Rは、Compact−Disc−Recordableの略である。FeRAMは、Ferroelectric Random Access Memoryの略で、強誘電体メモリを意味する。
尚、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
上述した実施の形態では、熱溶着部に付着した樹脂については言及していないが、例えば、エアーで吹き飛ばしたり、回転ローラーで除去したり、摺動ブラシやスキージーで除去したりしてもよい。
次に、本発明の第十一の態様の小型物品の梱包装置の実施形態を説明する。これまでと共通する部分の説明は省略し、また、同一構成要素には、同一部番を付して、図中及び本文中にて説明する。
図11は本発明の第十一の態様の一実施形態の構成の正面図である。第一の搬送手段である第一ベルトコンベア101、第二の搬送手段Aである第二ベルトコンベヤA102A、第二の搬送手段Bである第二ベルトコンベヤB102B、第一ベルトコンベヤ101と第二ベルトコンベヤA102Aとの間を通過するシート状部材61(上方側を61u、下方側を61d)を有する。
次に、第二ベルトコンベヤA102Aの上に設けた第一の熱溶着手段である第一熱溶着部112と第一の切断手段である第一切断部113、第二ベルトコンベヤB102Bの上に設けた第二の熱溶着手段である第二熱溶着部115と第二の切断手段である第二切断部116を有する。
更に、シート状部材61の両脇部分を把持し、把持した状態で搬送方向に牽引可能な第一の把持牽引手段191を有する。
ここで、第一の把持牽引手段191の起点は第二ベルトコンベヤA102Aの搬送方向の後端部の位置、終点は第二ベルトコンベヤA102Aにおいて内容物をシート状部材61で覆った状態で、所定の余裕をもって第一熱溶着部112と第一切断部113とが機能しうる位置とする。
また、シート状部材61の両脇部分を把持し、把持した状態で搬送方向に牽引可能な第二の把持牽引手段192を有する。
ここで、第二の把持牽引手段192の起点は第一の把持牽引手段191の終点と略同じ位置、終点は第二ベルトコンベヤB102Bにおいて内容物をシート状部材61で覆った状態で、第二熱溶着部115と第一切断部116とが機能しうる位置とする。
なお、これまでに説明した第一熱溶着部112、第一切断部113、第二熱溶着部115、第二切断部116の機構は、先の実施形態で詳述した機構をそのまま、あるいは、設計変更の範囲でアレンジすればよい。
更に、第一の把持牽引手段191、第二の把持牽引手段192については、周知のグリップ機構と周知の直線運動機構とを組み合わせればよい。このような機構は特許文献1にも記載があるが、それに限定されるものではない。
このような構成の第十一の態様の一実施形態の動作を説明する。
まず、上方のロールから引き出されたシート状部材61uの下端と下方のロールから引き出されたシート状部材61dの上端とが予め接続(熱溶着)された状態で、第一ベルトコンベア101が内容物をシート状部材61に当接させ、更に第二ベルトコンベヤA102Aに受け渡すように下流側に搬送する、
次に、第二ベルトコンベヤA102Aが、シート状部材61が内容物を覆うように下流側に内容物を搬送するとともに、第一の把持牽引手段191が、内容物の下流側への搬送に同期して、シート状部材61の接続された部分を把持して、シート状部材61が内容物を覆った状態で、シート状部材61の下流端部が第一熱溶着部112の位置に来るように牽引する。
次に、第一熱溶着部112が内容物を覆った状態のシート部材61の下流側端部を熱溶着し、第一切断部113が下流側端部の熱溶着された部分を切断する。
次に、第二ベルトコンベヤA102Aが、シート状部材61で覆われた内容物を第二ベルトコンベヤB102Bに送り込むとともに、第二の把持牽引手段192が、シート状部材61で覆われた内容物の下流側への搬送に同期して、シート状部材61の熱溶着された下流端部(搬送方向先端部)を第二熱溶着部115の位置へと牽引する。
次に、第二熱溶着部115が、搬送方向と平行な方向の、内容物より外側の複数のシート状部材61の重なり部分を熱溶着し、第二切断部116が、第二熱溶着部115によって溶着されるシート状部材61の、搬送方向と平行な両側の熱溶着される部分より外側の部分を切断する。
ここで、第二ベルトコンベヤA102Aと第一の把持牽引手段191とによるシート状部材61及びシート状部材61に突っ込んだ内容物の先端部(下流端部)の位置は、内容物の寸法(長さ)によって定められ、第一熱溶着部112の位置が、内容物の後端部(上流端部)より、所定の寸法だけ離れた位置になるようにする。
同様に、第二ベルトコンベヤB102Bと第二の把持牽引手段192とによる内容物を覆ったシート状部材61の先端部の位置は、内容物の寸法(長さ)によって定められ、第二熱溶着部115の位置が、内容物の後端部より、所定の寸法だけ離れた位置になるように決定される。
なお、第二の把持牽引手段192の上流側起点は、第二ベルトコンベヤA102Aに食い込んで、第一熱溶着部112及び第一切断部113によってシート状部材61の上流側端部(搬送方向後端部)が熱溶着及び切断される位置で、シート状部材61の下流側端部(搬送方向先端部)を把持できる位置が好ましい。
また、第一熱溶着部112と第一切断部113とは、内容物の位置の移動を行わず、同時または後者が若干遅れる程度の時間差で、動作が完了することが、処理能力上、好ましい。
同様に、第二熱溶着部115と第二切断部116とも、内容物の位置の移動を行わず、同時または後者が若干遅れる程度の時間差で、動作が完了することが、処理能力上、好ましい。
このようにすると、各々のステージにおける処理が短時間で完了することに加え、把持牽引部191、192を設けることで、ベルトなどによる搬送部での滑りや失速の発生を抑え、迅速に、シート状部材またはシート状部材で覆われた内容部を移動することができる。
更に、把持牽引部191、192を、2カ所設けて、第一熱溶着部112までの牽引と、第一熱溶着部112から第二熱溶着部115までの牽引とを分離したから、1カ所の場合に比べ、処理能力の大幅向上(タクトタイムの大幅減少)が可能となる。
なお、これまでに述べた本発明は、小型物品の梱包装置としたが、物品のサイズに限定がある訳ではなく、大型の物品においても、本発明を適用することは可能である。
本発明に係る小型物品の梱包装置は、工業的に製造することができ、また商取引の対象とすることができるため、経済的価値を有しており、産業上利用することができる発明である。
51・・・ 内容物
52・・・ データシート
53・・・ 梱包体
54・・・ 移動先表示シート
61u、61d・・・ シート状部材
61uL、61dL・・シート状部材ロール
101・・・ 第一ベルトコンベア
102・・・ 第二ベルトコンベア
103・・・ 第三ベルトコンベア
111・・・ バーコードリーダー
112・・・ 第一熱溶着部
113・・・ 第一切断部
115a、115b・・・ 第二熱溶着部
116a、116b・・・ 第二切断部
120・・・ カメラ
121・・・ 掃出部
126・・・ 押圧部
128・・・ 収容部
130・・・ パトライト
150・・・ 管理サーバー
160・・・ 操作表示部
310、3100・・・ 制御部
3240・・・ 内容物熱溶着部昇降部
3250・・・ 内容物熱溶着部加熱部
3260・・・ 切断部昇降部

Claims (12)

  1. −内容物を略水平状態で搬送する第一の搬送手段と、
    −熱溶着可能なシート状部材を巻き回した状態の、装置の上方と下方とに設けられた一対のシート状部材ロールと
    −前記第一の搬送手段の下流側に、前記シート状部材が通過可能な間隔を隔てて配置され、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段と、
    −前記第二の搬送手段の位置に設けられ、搬送方向と直角方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第一の熱溶着手段と、
    −前記第二の搬送手段の位置に設けられ、前記第一の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材を切断する第一の切断手段と、
    −前記第一の熱溶着手段より下流側に設けられ、搬送方向と平行な方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第二の熱溶着手段と、
    −前記第一の切断手段より下流側に設けられ、前記第二の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着された部分より外側の部分を切断する第二の切断手段とを有し、
    a)上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが予め接続された状態で、
    b)前記第一の搬送手段が前記内容物を前記シート状部材に当接させ、更に前記第二の搬送手段に受け渡すように下流側に搬送し、
    c)前記第二の搬送手段が、前記シート状部材が前記内容物を覆うように下流側に前記内容物を搬送し、
    d)前記第一の熱溶着手段が、前記内容物を覆った状態の前記シート部材の下流側端部を熱溶着し、
    e)前記第一の切断手段が、下流側端部の熱溶着された部分を切断し、
    f)前記第二の熱溶着手段が、搬送方向と平行な方向の、前記内容物より外側の複数の前記シート状部材の重なり部分を熱溶着し、
    g)前記第二の切断手段が、前記第二の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着された部分より外側の部分を切断する
    ことを特徴とする小型物品の梱包装置。
  2. 前記シート状部材の使用寸法を測定するシート状部材使用寸法測定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  3. 前記第二の搬送手段の下流側に配置される第三の搬送手段をさらに具備し、
    前記第一の搬送手段と、前記第二の搬送手段と、前記第三の搬送手段とが分割可能であることを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  4. 前記一対のシート状部材ロールが、前記第一の搬送手段の上方及び下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  5. 前記第一の搬送手段上で前記内容物に表示された一次元コードもしくは二次元コードを読み取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた移動先に関するデータに基づいて前記梱包体に前記移動先を印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  6. 前記データに基づく移動先が前記梱包体に印刷されたか否か、前記梱包体の荷姿が正常か否かを撮像する撮像手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  7. 前記第二の切断手段及び前記第二の熱溶着手段は、搬送方向と直交する方向に所定のピッチで移動させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  8. 前記第一の熱溶着手段及び前記第二の熱溶着手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に熱溶着し、前記第一の切断手段及び前記第二の切断手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を別々に切断するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  9. 前記第一の熱溶着手段及び前記第二の熱溶着手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に熱溶着し、前記第一の切断手段及び前記第二の切断手段は、それぞれ、前記シート状部材の上流側及び前記内容物の搬送方向に対する左右両側を同時に切断するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の小型物品の梱包装置。
  10. 前記第一の切断手段並びに前記第二の熱溶着手段及び前記第一の熱溶着手段並びに前記第二の切断手段は、前記内容物のサイズに合わせて着脱自在に交換可能であることを特徴とする請求項8または9に記載の小型物品の梱包装置。
  11. −内容物を略水平状態で搬送する第一の搬送手段と、
    −熱溶着可能なシート状部材を巻き回した状態の、装置の上方と下方とに設けられた一対のシート状部材ロールと、
    −前記第一の搬送手段の下流側に、前記シート状部材が通過可能な間隔を隔てて配置され、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段Aと、
    −前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、搬送方向と直角方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第一の熱溶着手段と、
    −前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、前記第一の熱溶着手段によって溶着された後の前記シート状部材を切断する第一の切断手段と、
    −前記第二の搬送手段Aの位置に設けられ、前記シート状部材の熱溶着部分を把持して略水平方向に牽引する第一の把持牽引手段と、
    −前記第二の搬送手段Aの下流側に設けられ、内容物を略水平状態で搬送する第二の搬送手段Bと
    −前記第二の搬送手段Bに設けられ、搬送方向と平行な方向の、複数の前記シート状部材の重なり部分の熱溶着を行う第二の熱溶着手段と、
    −前記第二の搬送手段Bに設けられ、前記第二の熱溶着手段によって溶着される前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着される部分より外側の部分を切断する第二の切断手段と、
    −前記シート状部材で覆われた内容物を前記第二の搬送手段Aから前記第二の搬送手段Bへと渡すように設けられ、前記シート状部材の熱溶着部分を把持して略水平方向に牽引する第二の把持牽引手段と、
    を有し、
    a)上方のロールから引き出された前記シート状部材の下端と下方のロールから引き出された前記シート状部材の上端とが予め接続された状態で、
    b)前記第一の搬送手段が前記内容物を前記シート状部材に当接させ、更に前記第二の搬送手段に受け渡すように下流側に搬送し、
    c)前記第二の搬送手段が、前記シート状部材が前記内容物を覆うように下流側に前記内容物を搬送し、
    d)前記第一の把持牽引手段が、内容物の下流側への搬送に同期して、前記シート状部材の熱溶着された部分を把持して、前記シート状部材が内容物を覆った状態での、前記シート状部材の下流端部が前記第一の熱溶着手段の位置に来るように牽引し、
    e)前記第一の熱溶着手段が、前記内容物を覆った状態の前記シート部材の下流側端部を熱溶着し、
    f)前記第一の切断手段が、下流側端部の熱溶着された部分を切断し、
    g)前記第二の搬送手段Aが、前記シート状部材で覆われた内容物を前記第二の搬送手段Bに送り込み、
    h)前記第二の把持牽引手段が、前記シート状部材で覆われた内容物の下流側への搬送に同期して、前記シート状部材の熱溶着された下流端部を前記第二の熱溶着手段の位置へと牽引し、
    i)前記第二の熱溶着手段が、搬送方向と平行な方向の、前記内容物より外側の複数の前記シート状部材の重なり部分を熱溶着し、
    )前記第二の切断手段が、前記第二の熱溶着手段によって溶着される前記シート状部材の、搬送方向と平行な両側の熱溶着される部分より外側の部分を切断する
    ことを特徴とする小型物品の梱包装置。
  12. 前記シート状部材の使用寸法を測定するシート状部材使用寸法測定手段を有することを特徴とする請求項11に記載の小型物品の梱包装置。
JP2019240174A 2019-02-26 2019-12-24 小型物品の梱包装置 Active JP6911232B2 (ja)

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