JP6910018B2 - エア工具 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、エア工具にエアホースのソケットを接続し、エアホースの途中部に、作業者に対して着脱可能に固定する固定部を設けた構成の開示がある。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るエア工具は、一方向に軸方向を沿わせた略柱状の握り部の軸方向先側にエア駆動されステープルを打ち出す作動部を内蔵する本体部を有し、前記握り部の軸方向基端側にエア導入口となる接続部が設けられ、かつ、多数のステープルを収容し、前記作動部に向けてステープルを供給するマガジンが前記握り部の軸方向に概ね軸方向を沿わせて前記握り部に略平行状に設けられた工具本体と、長手方向第1端部に、前記接続部に接続される被接続部が設けられ、長手方向第2端部に、エア供給管路が接続される管路接続部が設けられ、かつ、該管路接続部が前記握り部よりも軸方向先側となる前記本体部の反打出側に配置されるように、長手方向途中部位を前記工具本体の前記握り部に沿わせて固定する固定部を有した補助パイプ部材と、を備えていることを特徴とする。
なお、一部の図では、他図に付している符号の一部を省略している。
図1及び図2は、第1実施形態に係る補助パイプ部材及びこれを備えたエア工具の一例を模式的に示す図である。
この工具本体10は、図2に示すように、一方向に軸方向を沿わせた略柱状の握り部(グリップ)11の軸方向基端部(小指側端部、グリップエンド)に、軸方向に沿って突出させるように接続部13を設けた構成とされている。この接続部13としては、クイック継手(ワンタッチ継手)の雄側を構成するものでもよい。
また、このパイプ本体部21の長手方向第1端部に連結された被接続部22としては、工具本体10の接続部13に応じて適宜の構成とされたものでもよく、クイック継手(ワンタッチ継手)の雌側を構成するものでもよい。図例では、被接続部22を、パイプ本体部21の長手方向に軸方向を沿わせた略柱状とされたものとした例を示しているが、エルボ状(略L字状)に屈曲されたものでもよい。なお、接続部13及び被接続部22としては、クイック継手の雄部及び雌部を構成するものに限られず、雄ねじ部及び雌ねじ部を構成するものや、その他、種々の構成とされたものでもよい。
本実施形態では、この管路接続部23を、工具本体10の本体部17の射出口18a側部位の側方に位置するように設けた構成としている。また、この管路接続部23を、射出口18aからの打出方向に沿う方向で打出方向逆側(反打出側)に向けて開口させた構成としている。このような構成とすれば、図1(b)に示すように、エア供給管路2が上方側から垂れ下がるように配されている場合には、管路接続部23に接続されたエア供給管路2が本体部17の側方において打出方向逆側に向けて延びるように配されることとなる。
この管路接続部23としては、工具本体10の接続部13と概ね同様、クイック継手(ワンタッチ継手)の雄側を構成するものでもよく、上記同様、種々の構成とされたものでもよい。また、図例では、エルボ状(略L字状)に屈曲されたものとした例を示しているが、パイプ本体部21の長手方向に軸方向を沿わせた略柱状とされたものでもよい。
また、本実施形態では、パイプ本体部21及びマガジン19の長手方向に間隔を空けて複数(図例では、2つ)の固定部24,24を設けた構成としている。なお、パイプ本体部21を工具本体10のマガジン19に固定する態様に代えて、または加えて、パイプ本体部21を保持部14や本体部17に固定するように固定部24を設けた態様等としてもよい。
つまり、管路接続部23が握り部11よりも先側に配された状態で、当該補助パイプ部材20の途中部位を工具本体10に固定する固定部24を設けた構成としている。従って、工具本体10の握り部11の基端側の接続部13に、補助パイプ部材20の被接続部22を接続し、途中部位を工具本体10に固定することで、管路接続部23を握り部11よりも先側に位置するように設けることができる。これにより、握り部11よりも先側、つまり、作動部18が設けられた側に位置する管路接続部23にエア供給管路2を接続することができる。この結果、エア供給管路2が上方側から垂れ下がるように配される場合にも、エア供給管路2が握り部11の基端側において上方側に引き上げられてエア供給管路2が邪魔になるようなことがなく、作業性を向上させることができる。
なお、以下の各実施形態では、先に説明した実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係るエア工具1Aは、管路接続部23を、工具本体10の本体部17の握り部11側部位に位置するように設けた構成とされている。また、パイプ本体部21を、本体部17の射出口18a側部位の側方から更に本体部17の握り部11側部位の側方に向けて延びるように設け、その第2端部に管路接続部23を設けた態様としている。また、管路接続部23を、握り部11の軸方向に沿う方向で先側に向けて開口するように設けた構成としている。
このような構成とされた本実施形態に係るエア工具1Aにおいても上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。なお、パイプ本体部21の本体部17の側方に沿うように設けられた部位や管路接続部23近傍部位を本体部17に固定する固定部を設けた構成としてもよい。また、上記第1実施形態と同様、反打出側に向けて開口するように管路接続部23を設けた構成としてもよい。また、後記する第3実施形態のように、補助パイプ部材20のパイプ本体部21を工具本体10の握り部11等に沿わせるように設けた構成としてもよい。
本実施形態に係るエア工具1Bは、工具本体10に対する補助パイプ部材20の固定位置が異なる。本実施形態では、補助パイプ部材20のパイプ本体部21の長手方向途中部位を、工具本体10の握り部11に沿わせるように設けた構成としている。また、パイプ本体部21の長手方向途中部位を、握り部11の上面側(反マガジン19側)に沿わせるように設けた構成としている。また、固定部24,24の工具側取付部26,26を、握り部11に取り付けた構成としている。また、管路接続部23が工具本体10の本体部17の上面側(反打出側)に位置するように補助パイプ部材20を設けた構成としている。また、上記第1実施形態と同様、反打出側に向けて開口するように管路接続部23を設けた構成としている。
なお、本実施形態においては、握り部11に沿わせられたパイプ本体部21が握り部11とともに把持されるので、パイプ本体部21の少なくとも握り部11に沿わせられた部位を、適度な剛性を有したものとしたり、補強カバー等の補強部材を設けたりしてもよい。また、上記のような態様に代えて、パイプ本体部21の長手方向途中部位を握り部11の側方に沿わせるように設けた構成としてもよい。この場合、握り部11とパイプ本体部21との間に手指の差込スペースが形成されるように、パイプ本体部21の途中部位を握り部11に固定部24によって固定したような態様等としてもよい。
本実施形態に係るエア工具1Cは、固定部24Aの態様が上記各実施形態とは主に異なる。本実施形態では、固定部24Aは、補助パイプ部材20A及び工具本体10Aのうちの一方に設けられた磁石26Aと、他方に設けられた吸着部12と、を備えている。本実施形態では、補助パイプ部材20A及び工具本体10Aのうちの一方としての補助パイプ部材20Aに磁石26Aを設け、他方としての工具本体10Aに、磁石26Aに吸着される吸着部12を設けた構成としている。
上記構成とされた本実施形態に係る補助パイプ部材20A及びこれを備えたエア工具1Cにおいても上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。また、本実施形態では、固定部24Aを上記のような構成としたことで、補助パイプ部材20Aの途中部位を工具本体10Aに対して容易に固定することができ、また、工具本体10Aから容易に取り外すことができる。
また、パイプ本体部21の途中部位を工具本体10,10Aに固定する固定部24,24Aとしては、上記各実施形態において説明したような構成とされたものに限られず、種々の構成とされたものでもよい。
本実施形態に係るエア工具1Dは、握り部11Bと、この握り部11Bの先側に設けられエア駆動される作動部18を有した本体部17Aと、を備えている。また、このエア工具1Dは、本体部17Aに、エア供給管路2が接続される接続部13Aを握り部11Bよりも先側に位置するように設けた構成とされている。つまり、本実施形態では、補助パイプ部材を設けた態様に代えて、接続部13A自体を本体部17Aに設けた構成としている。つまりは、握り部11Bの基端側に接続部を設けた態様に代えて、握り部11Bの先側となる本体部17Aに接続部13Aを設けた構成としている。
また、本実施形態では、作動部18の打出方向逆側に位置するように接続部13Aを設けた構成としている。従って、本体部17Aの側面等に接続部13Aを設けたものと比べて、作動部18の射出口18aから打ち出される針または釘の視認性がエア供給管路2によって阻害されるようなことを抑制することができる。なお、このような態様に代えて、本体部17Aの側面や本体部17Aにおける握り部11Bの軸方向先側面等に接続部13Aを設けた態様等としてもよい。
また、上記した工具本体10,10A及び補助パイプ部材20,20A並びにエア工具1Dの各部の具体的構成は、一例に過ぎず、種々の変形が可能である。
また、上記した各実施形態では、工具本体10,10A及びエア工具1Dを、針または釘を打ち出す打出機(打込機)とした例を示しているが、このような態様に限られない。工具本体10,10A及びエア工具1Dを、エアドライバーや切削機、研磨機等を構成するものとしてもよく、その他、種々の工具を構成するものとしてもよい。
10,10A 工具本体
11,11A,11B 握り部
12 吸着部
13 接続部(握り部の基端側に設けられた接続部)
13A 接続部(握り部よりも先側に位置する接続部)
17A 本体部
18 作動部
20,20A 補助パイプ部材
22 被接続部
23 管路接続部
24,24A 固定部
26A 磁石
2 エア供給管路
Claims (5)
- 一方向に軸方向を沿わせた略柱状の握り部の軸方向先側にエア駆動されステープルを打ち出す作動部を内蔵する本体部を有し、前記握り部の軸方向基端側にエア導入口となる接続部が設けられ、かつ、多数のステープルを収容し、前記作動部に向けてステープルを供給するマガジンが前記握り部の軸方向に概ね軸方向を沿わせて前記握り部に略平行状に設けられた工具本体と、
長手方向第1端部に、前記接続部に接続される被接続部が設けられ、長手方向第2端部に、エア供給管路が接続される管路接続部が設けられ、かつ、該管路接続部が前記握り部よりも軸方向先側となる前記本体部の側方に配置されるように、長手方向途中部位を前記工具本体の前記マガジンに沿わせて固定する固定部を有した補助パイプ部材と、
を備えていることを特徴とするエア工具。 - 一方向に軸方向を沿わせた略柱状の握り部の軸方向先側にエア駆動されステープルを打ち出す作動部を内蔵する本体部を有し、前記握り部の軸方向基端側にエア導入口となる接続部が設けられ、かつ、多数のステープルを収容し、前記作動部に向けてステープルを供給するマガジンが前記握り部の軸方向に概ね軸方向を沿わせて前記握り部に略平行状に設けられた工具本体と、
長手方向第1端部に、前記接続部に接続される被接続部が設けられ、長手方向第2端部に、エア供給管路が接続される管路接続部が設けられ、かつ、該管路接続部が前記握り部よりも軸方向先側となる前記本体部の反打出側に配置されるように、長手方向途中部位を前記工具本体の前記握り部に沿わせて固定する固定部を有した補助パイプ部材と、
を備えていることを特徴とするエア工具。 - 請求項1または2において、
前記固定部は、前記工具本体に対して着脱可能とされていることを特徴とするエア工具。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記管路接続部は、エルボ状に屈曲されていることを特徴とするエア工具。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記固定部は、前記補助パイプ部材及び前記工具本体のうちの一方に設けられた磁石と、他方に設けられた吸着部と、を備えていることを特徴とするエア工具。
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