JP6909612B2 - 粒状混合物搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状混合物搬送装置に関する。
従来、例えば、砂、石又はセメントなど、粒度の異なる複数の材料を含む粒状混合物を搬送可能なベルトコンベアが知られている。このようなベルトコンベアを備えたプラントでは、品質管理の観点から、所定期間毎にベルトコンベアを停止して該ベルトコンベア上の混合物の試料をサンプリングし、含水率や各材料の粒度分布等に関する検査をした後、必要に応じて混合物の粒度調整等が行われることがある。
ところで、従来のプラントでは、上記のような混合物の試料のサンプリング工程が、主に作業員の手作業すなわち人力により行われていたため、作業員の負担が大きく、安全性についても必ずしも問題がないとは言えなかった。
この点に鑑み、特許文献1には、ベルトコンベアの搬送方向前端部から粉塊混合物を落下させ、該ベルトコンベアの下方で上記搬送方向と直交する幅方向にバケットを往復移動させることで、落下する粉塊混合物から機械的に試料を採取する構成が開示されている。
特開2008−196871号公報
しかし、上記特許文献1に開示された構成は、ベルトコンベアの全幅に亘って偏りなく試料をサンプリングするために、サンプリング用のバケットを幅方向に移動させるための機構や動力を別に要するため、装置が大掛かりとなり効率的でないという問題があった。
上記問題に鑑み、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、ベルトコンベア上の試料を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る粒状混合物搬送装置は、
粒状混合物を搬送するための搬送装置であって、
正逆回転可能なベルトコンベアと、
前記ベルトコンベアの正転時の搬送方向における上流側である一方側の端部の上方において、水平に沿って延在し且つ前記搬送方向に略直交する軸線を中心として回動自在に垂下される扉体と、を備え、
前記ベルトコンベアの前記正転時には、前記ベルトコンベアの搬送面に載置された前記粒状混合物が、前記一方側から他方側に向かって搬送されるとともに、
前記ベルトコンベアの逆回転時には、前記ベルトコンベアの前記搬送面に載置された前記粒状混合物が前記扉体を押圧することで前記扉体が回動することにより、前記粒状混合物が前記ベルトコンベアにおける前記一方側の端部から落下するように構成される。
上記(1)の構成によれば、ベルトコンベアの正転時には該ベルトコンベアの搬送面に載置された粒状混合物が該ベルトコンベアの正転時の搬送方向における上流側である一方側から他方側に向かって搬送される。一方、搬送面に粒状混合物が載置された状態でベルトコンベアを逆転させることにより、扉体が粒状混合物の押圧力を受けて自重に抗して正転時における搬送方向の上流側である一方側に向けて開放され、該一方側の端部から粒状混合物の試料が採取される。従って、所定期間ごとにベルトコンベアを逆転させることにより、該ベルトコンベア上の試料を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。また、ベルトコンベア上の粒状混合物を、該ベルトコンベアを逆転させて採取することにより、ベルトコンベアの全幅に亘って粒状混合物の試料を偏りなく採取することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の粒状混合物搬送装置において、
前記ベルトコンベアは、前記搬送方向が水平に対して傾斜するように設けられる。
上記(2)の構成によれば、例えば、ベルトコンベアの一方側が低く他方側が高く配置された場合、ベルトコンベアの正転により粒状混合物が一方側である下方側から他方側である上方側に向けて搬送される。一方、ベルトコンベアの逆転時には粒状混合物が上方側から下方側に搬送される。また、例えば、ベルトコンベアの一方側が高く他方側が低く配置された場合、ベルトコンベアの正転により粒状混合物が一方側である上方側から他方側である下方側に向けて搬送される。一方、ベルトコンベアの逆転時には粒状混合物が下方側から上方側に搬送される。したがって、上記(2)の構成によっても、一方側の端部からベルトコンベア上の試料を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の粒状混合物搬送装置において、
前記扉体は、扉本体と、一端が当該扉本体の下端部に接続され、且つ、他端が前記ベルトコンベアの前記搬送面に当接可能な弾性構造体と、を含む。
上記(3)の構成によれば、弾性構造体の他端がベルトコンベアの搬送面に当接するため、扉体の閉塞状態において搬送面と扉体との間の隙間を少なくとも部分的に閉塞することができる。これにより、例えば、正転時にベルトコンベアの一方側の端部から粒状混合物が流出することを効果的に防止することができる。一方、逆転時には弾性構造体の他端が搬送面とともに上記一方側に移動し、上端部を回動中心として下端部が開放されるため、粒状混合物の試料の採取を阻害することがない。従って、所定期間ごとにベルトコンベアを逆転させることにより、該ベルトコンベア上の粒状混合物の試料を効率的かつ安全に採取することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の粒状混合物搬送装置において、
前記弾性構造体はゴム製である。
上記(4)の構成によれば、ゴム製の弾性構造体により、上記(3)で述べた効果を効果的に享受することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の粒状混合物搬送装置において、
前記弾性構造体は、前記ベルトコンベアの前記搬送面よりも耐摩耗性が低い。
上記(5)の構成によれば、弾性構造体の耐摩耗性がベルトコンベアの搬送面の耐摩耗性よりも低いため、ベルトコンベアの稼働中に搬送面と弾性構造体とが直接的に接触して摺接した際には弾性構造体が優先的に摩耗する。従って、典型的には弾性構造体よりも寸法が大きく高価であるベルトコンベアの摩耗による劣化や、これに起因してベルトコンベアを交換する頻度を効果的に抑制しつつ、上記(4)で述べた効果を享受することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の何れか一つに記載の粒状混合物搬送装置において、
前記ベルトコンベアの前記一方側の端部に隣接して配置された荷重計をさらに備える。
上記(6)の構成によれば、荷重計を備えたことにより、ベルトコンベアを逆転させて採取した粒状混合物の試料の重量を計測することができる。これにより、例えば、粒度分布の推定等の検査目的に応じて必要な分量だけ試料を採取する際の指標を得ることができる。よって、ベルトコンベアを逆転させる期間を最小限に抑制することができるため、作業の効率化を図ることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(6)の何れか一つに記載の粒状混合物搬送装置において、
前記ベルトコンベアにおける前記扉体を挟んで前記一方側の端部の反対側に設けられるホッパー装置をさらに備え、
前記ホッパー装置は、
前記粒状混合物が投入される投入口部と、
前記投入口部の下部に接続されるとともに、前記搬送方向に沿って延在する一対の壁部と、を含み、
前記一対の壁部の間に露出される前記搬送面は、前記ベルトコンベアの前記他方側から前記一方側に向かって露出幅が狭くなるように構成されている。
上記(7)の構成によれば、ホッパー装置の投入口部から投入された粒状混合物が、一対の壁部により案内されてベルトコンベアの搬送面上に円滑に載置される。そして、ベルトコンベアの正転時には、一対の壁部の間に露出される搬送面を経由して、搬送方向の上流側である一方側から他方側に粒状混合物が円滑に搬送される。一方、ベルトコンベアの他方側から一方側に向かって搬送面の露出幅が狭くなるように構成されていることにより、ベルトコンベアの逆転時には、他方側から扉体に接近するにつれて粒状混合物がベルトコンベアの幅方向の中央部に寄せ集められるとともに高さ方向に隆起し、他方側から一方側に扉体を押圧する。これにより、扉体が一方側に開いて粒状混合物の試料が採取される。この構成により、ベルトコンベアの一方側に対して作業者の意に反して粒状混合物が流出することを抑制することができる。
本発明の幾つかの実施形態によれば、ベルトコンベア上の試料を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。
一実施形態に係る粒状混合物搬送装置の構成例を示す概略側面図である。 一実施形態におけるベルトコンベアの構成例を示す側面図である。 一実施形態における扉体(閉塞状態)の構成例を示す斜視図である。 一実施形態における扉体(開放状態)の構成例を示す斜視図である。 一実施形態における弾性構造体(閉塞状態)の構成例を示す斜視図である。 一実施形態における弾性構造体(開放状態)の構成例を示す斜視図である。 一実施形態における扉体の動作(停止状態)を示す模式図である。 一実施形態における扉体の動作(正転状態)を示す模式図である。 一実施形態における扉体の動作(逆転状態)を示す模式図である。 一実施形態における荷重計を示す概略図である。 一実施形態におけるホッパー装置を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の幾つかの実施形態に係る粒状混合物搬送装置の構成を示す概略図である。図2は、一実施形態におけるベルトコンベアの構成例を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、本発明の少なくとも一実施形態に係る粒状混合物搬送装置1は、粒状混合物2を搬送するための搬送装置であって、正逆回転可能なベルトコンベア10と、ベルトコンベア10の正転時の搬送方向における上流側である一方側の端部(以下、一方側端部10A)の上方において、上記ベルトコンベア10の搬送方向に略直交し且つ水平に沿って延在する軸線Oを中心として回動自在に垂下される扉体20と、を備えている。粒状混合物搬送装置1は、各種プラントの搬送ラインとして配設されていてもよいし、プラント自体(例えば、CSG製造プラントなど)であってもよい。
ベルトコンベア10は、該ベルトコンベア10の両端に互いに略平行に配置されたローラ12、12と、該ローラ12、12の少なくとも一方に正回転及び逆回転の回転力を付与する図示しない駆動源(例えば、モータ等)と、両端のローラ12、12間にかけ渡された搬送ベルト14(コンベアベルト)と、を備えている。
ローラ12は、搬送方向の前方(下流側)に配置されたヘッドプーリと、搬送方向の後方(上流側)に配置されたテールプーリとを含んでいてもよい。
幾つかの実施形態において、搬送ベルト14は、例えば、ゴム製であってもよい。具体的に、搬送ベルト14は、例えば、布等の繊維入りゴムシートをエンドレスベルトとして構成したものを用いてもよい。他の実施形態において、搬送ベルト14は、例えば、樹脂製又はフェルト製であってもよい。
なお、以下に示す幾つかの実施形態において、「正回転(又は正転)」とは、搬送ベルト14の搬送面16上に載置された粒状混合物2がベルトコンベア10の一方側から他方側に向けて搬送される方向の回転をいい、「逆回転(逆転)」とは正回転の逆であり、搬送面16上に載置された粒状混合物2がベルトコンベア10の他方側から一方側に向けて搬送される方向の回転をいう。
また、「粒状混合物」とは、粒度の異なる複数の材料を含む混合物をいい、土、砂、石(砕石)のほか、例えば、粉体や礫等を含む粉塊混合物、セメント、石炭、コークス、塵又はCSG(Cemented Sand and Gravel)などを含み得る。CSGは、施工現場の近郊の原石山等で比較的容易に入手可能な砂礫や河床材等を分級せずにセメント及び水を添加し、簡易な混合設備により製造されるコンクリート状の混合材料(混合材)であり、例えば、ダムや防潮堤などの堤体の材料として好適に用いられ得る。
図3Aは、一実施形態における扉体(閉塞状態)の構成例を示す斜視図である。図3Bは、一実施形態における扉体(開放状態)の構成例を示す斜視図である。
図1、図2、図3A及び図3Bに示すように、扉体20は、例えば、板状であってもよく、その上端部22Aが、例えば、ヒンジ24等の回動軸を介して上記軸線Oを中心に回動自在に支持され、下端部22Bが自由端とされていてもよい(図2参照)。上記回動軸は、物理的な軸体の中心軸であってもよいし、仮想的な軸線であってもよい。また、扉体20は、上記軸線Oを中心として下端部22Bが所定の位置よりも他方側(正転時の搬送方向における下流側)に回動しないように、例えば、ストッパ等で規制されていてもよい。上記所定の位置は、例えば、扉体20が鉛直方向に垂下された状態や、ベルトコンベア10の搬送面16と扉体20とが垂直となる状態に扉体20が配置された位置等であってもよい。
そして、ベルトコンベア10の正転時には、該ベルトコンベア10の搬送面16に載置された粒状混合物2が、ベルトコンベア10の一方側から他方側に向かって搬送される(図1及び図5B参照)。一方、ベルトコンベア10の逆回転時には、ベルトコンベア10の搬送面16に載置された粒状混合物2が扉体20を押圧することで扉体20が回動することにより、粒状混合物2がベルトコンベア10の一方側端部10Aから落下するように構成されている(図5C及び図6参照)。
なお、粒状混合物搬送装置1は、例えば、ベルトコンベア10の一方側端部10Aから下方に落下した試料3を収容する容器4を備えていてもよい(図1及び図6参照)。容器4は、例えば、板状又は皿状のプレートであってもよいし、上方が開口された箱状体であってもよい。
上記の構成によれば、ベルトコンベア10の正転時には該ベルトコンベア10の搬送面16に載置された粒状混合物2が該ベルトコンベア10の一方側から他方側に向かって搬送される。一方、搬送面16に粒状混合物2が載置された状態でベルトコンベア10が逆転した際には、扉体20が粒状混合物2の押圧力を受けて自重に抗して正転時における搬送方向の上流側、すなわち、ベルトコンベア10の一方側に向けて開放され、一方側端部10Aから粒状混合物2の試料3が採取される。従って、所定期間ごとにベルトコンベア10を逆転させることにより、該ベルトコンベア10上の試料3を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。また、ベルトコンベア10上の粒状混合物2を、該ベルトコンベア10を逆転させて採取することにより、ベルトコンベア10の全幅に亘って粒状混合物2の試料3を偏りなく採取することができる。
なお、幾つかの実施形態において、粒状混合物搬送装置1は、複数のベルトコンベア10を備えていてもよい。
幾つかの実施形態において、ベルトコンベア10は、その搬送方向が水平に対して傾斜するように設けられていてもよい。例えば、ベルトコンベア10の一方側が低く他方側が高く配置された場合には、ベルトコンベア10の正転により粒状混合物2が一方側である下方側から他方側である上方側に向けて搬送される。一方、ベルトコンベア10の逆転時には粒状混合物2が上方側から下方側に搬送される。また、ベルトコンベア10の一方側が高く他方側が低く配置された場合には、ベルトコンベア10の正転により粒状混合物2が一方側である上方側から他方側である下方側に向けて搬送される。一方、ベルトコンベア10の逆転時には粒状混合物2が下方側から上方側に搬送される。したがって、上記のように、ベルトコンベア10の搬送方向が水平に対して傾斜するような構成であっても、一方側の端部からベルトコンベア10上の試料3を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。
なお、他の実施形態において、ベルトコンベア10は、水平面に対して傾斜していなくてもよく、例えば、その搬送方向が水平面に対して略平行に設けられていてもよい。
また、他の実施形態において、ベルトコンベア10は、搬送面16のうち、搬送方向に直交する幅方向の中央が、幅方向の両端に比べて凹状に窪んでいてもよい。このようにすれば、粒状混合物2が載置される搬送ベルト14の保持性が向上するため、搬送時に粒状混合物2がベルトコンベア10から脱落したり流出したりすることを効果的に防止することができる。
図4Aは、一実施形態における弾性構造体(閉塞状態)の構成例を示す斜視図であり、図4Bは、一実施形態における弾性構造体(開放状態)の構成例を示す斜視図である。また、図5Aは、一実施形態における扉体の動作(停止状態)を示す模式図であり、図5Bは、一実施形態における扉体の動作(正転状態)を示す模式図であり、図5Cは、一実施形態における扉体の動作(逆転状態)を示す模式図である。
幾つかの実施形態において、扉体20は、例えば、図4A及び図4Bに示すように、扉本体22と、一端(上端)が当該扉本体22の下端部22Bに接続され、且つ、他端(下端)がベルトコンベア10の搬送面16に当接可能な弾性構造体26と、を含んでいてもよい。
幾つかの実施形態において、扉本体22は、例えば、金属製の板を含んで構成されていてもよい。
弾性構造体26は、弾性すなわち可撓性を有する板状体であってもよい。幾つかの実施形態において、弾性構造体26は、その下端の縁部が搬送ベルト14の搬送面16に対して凸となる曲線状に形成されていてもよい。ただし、他の実施形態において、弾性構造体26は、その下端の縁部が搬送ベルト14の搬送面16と略平行に形成されていてもよい。かかる弾性構造体26は、例えば、ボルト及びナット、又は、ネジなどの締結部材によって扉本体22の下端部22Bに取り付けられていてもよい。
上記の構成によれば、弾性構造体26の下端がベルトコンベア10の搬送面16に当接するため、扉体20の閉塞状態において搬送面16と扉体20との間の隙間を少なくとも部分的に閉塞することができる(図4A、図5A及び図5B参照)。これにより、例えば、正転時にベルトコンベア10の一方側端部10Aから粒状混合物2が流出することを効果的に防止することができる。一方、逆転時には弾性構造体26の他端が搬送面16とともに一方側(正転時における搬送方向の上流側)に移動し、上端部22Aを回動中心として下端部22Bが上記一方側に回動されて扉体20が開放されるため、粒状混合物2の試料3の採取を阻害することがない(図4B及び図5C参照)。従って、所定期間ごとにベルトコンベア10を逆転させることにより、該ベルトコンベア10上の粒状混合物2の試料3を効率的かつ安全に採取することができる。
幾つかの実施形態において、弾性構造体26はゴム製又は可撓性を有する樹脂製であってもよい。この構成によれば、ゴム製の弾性構造体26又は可撓性を有する樹脂製の弾性構造体26により、上述した効果を効果的に享受することができる。
他の実施形態において、弾性構造体26は、例えば、扉本体22の下端部22Bに接続されたばね(不図示)等の弾性体と、該弾性体の下端に接続された板部材(不図示)を含んで構成されていてもよい。このように構成した場合にも、上述した幾つかの実施形態における弾性構造体26と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。
幾つかの実施形態において、弾性構造体26は、ベルトコンベア10の搬送面16よりも耐摩耗性(例えば、体積摩耗率,線摩耗率,比摩耗量,摩耗特性値,摩耗抵抗指数で表されるゴムの特性:ISO 23794又はJIS K 6264−1/6264−2参照)が低く設定されていてもよい。
上記のように構成すれば、弾性構造体26の耐摩耗性がベルトコンベア10の搬送面16の耐摩耗性よりも低いため、ベルトコンベア10の稼働中に搬送面16と弾性構造体26とが直接的に接触して摺接した際には弾性構造体26が優先的に摩耗する。従って、典型的には弾性構造体26よりも寸法が大きく高価であるベルトコンベア10の摩耗による劣化や、これに起因してベルトコンベア10を交換する頻度を効果的に抑制しつつ、上記幾つかの実施形態で述べた効果を享受することができる。
幾つかの実施形態において、ベルトコンベア10は、該ベルトコンベア10の一方側端部10Aに隣接して配置された荷重計40をさらに備えていてもよい(例えば、図6参照)。荷重計40は、例えば、ロードセルであってもよい。ロードセルは、力・荷重を電気的に変換して検出するセンサであり、ばねなどの弾性体の変形量、ピエゾ素子などの圧電効果、ストレインゲージによる電気抵抗変化、磁歪効果による磁気変化、静電容量の変化、油や空気の流体圧力変化などを検出原理とした力の検出装置である。かかる荷重計40は、例えば、磁歪式、静電容量式、ジャイロ式、歪ゲージ式、又は、これらのうち一又は複数の組み合わせで構成されていてもよい。
上記の構成によれば、荷重計40を備えたことにより、ベルトコンベア10を逆転させて採取した粒状混合物2の試料3の重量を計測することができる。これにより、例えば、粒度分布の推定等の検査目的に応じて必要な分量だけ試料3を採取する際の指標を得ることができる。よって、粒状混合物2の試料3の採取に際して、ベルトコンベア10を逆転させる期間を最小限に抑制することができるため、作業の効率化を図ることができる。
なお、粒状混合物搬送装置1は、荷重計40によって所定量の試料3が採取された場合に、例えば、ベルトコンベア10の逆転を停止させたり、正転させたり、或いは、所定量の試料3が採取されたことを作業員に光又は音などで通知するための警報装置等を設けてもよい。
図7に示すように、幾つかの実施形態において、ベルトコンベア10は、該ベルトコンベア10における扉体20を挟んで一方側の端部の反対側に設けられるホッパー装置30をさらに備えていてもよい。
ホッパー装置30は、粒状混合物2が投入される投入口部32と、投入口部32の下部に接続されるとともに、搬送方向に沿って延在する一対の壁部34と、を含んでいてもよい。
投入口部32は、上方に向けて開口した略矩形状の枠体をなし、該投入口部32に投入された粒状混合物2を、ベルトコンベア10の搬送面16上に載置されるように案内するようになっている。
一対の壁部34は、それぞれ投入口部32に接続された上端よりも下端が互いに近接するように配置されてもよい。つまり、上記投入口部32又は一対の壁部34は、互いが上方に向けて拡開するように対向配置された一対の傾斜面を有していてもよい。
そして、一対の壁部34の間に露出される搬送面16は、ベルトコンベア10の他方側から一方側に向かって露出幅が狭くなるように構成されていてもよい。
具体的には、上述した一対の壁部34,34の下端部にそれぞれガイド部材50,50が接続されている。各ガイド部材50の搬送方向に沿う縁部は、ベルトコンベア10の一方側(正転時における上流側)ほど互いに近接するように形成されており、両縁部の間が搬送面16における露出面16Aとなっている。上記ガイド部材50は、ゴム、樹脂又は金属等で形成されていてもよい。幾つかの実施形態において、ガイド部材50は、ベルトコンベア10の搬送面16と摺接するように配置されていてもよい。ただし、他の実施形態では、ガイド部材50が搬送面16と接しないように配置されていてもよい。
上記のように構成すれば、ホッパー装置30の投入口部32から投入された粒状混合物2が、一対の壁部34により案内されてベルトコンベア10の搬送面16上に円滑に載置される。そして、ベルトコンベア10の正転時には、一対の壁部34の間に露出される搬送面16を経由して、搬送方向の上流側から下流側、即ち、ベルトコンベア10の一方側から他方側に粒状混合物2が円滑に搬送される。一方、ベルトコンベア10の他方側から一方側に向かって搬送面16の露出幅が狭くなるように構成されていることにより、ベルトコンベア10の逆転時には、他方側から扉体20に接近するにつれて粒状混合物2がベルトコンベア10の幅方向の中央部に寄せ集められるとともに高さ方向に隆起し、他方側から一方側に扉体20を押圧する。これにより、扉体20が一方側に開いて粒状混合物2の試料3が採取される。この構成により、ベルトコンベア10の一方側に対して作業者の意に反して粒状混合物2が流出することを抑制することができる。
以上述べた構成によれば、ベルトコンベア10上の粒状混合物2の試料3を簡易な構成で効率的かつ安全に採取することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、これらの形態を組み合わせた形態も含む。
1 プラント(粒状混合物搬送装置)
2 粒状混合物
3 試料
4 容器
10 ベルトコンベア
10A 一方側端部
12 ローラ
14 搬送ベルト
16 搬送面
16A 露出面
20 扉体
22 扉本体
22A 上端部
22B 下端部
24 ヒンジ(回動軸)
26 弾性構造体
30 ホッパー装置
32 投入口部
34 壁部
40 荷重計(ロードセル)
50 ガイド部材

Claims (6)

  1. 土、砂、石の内の少なくとも1種を含む粒状混合物を搬送するための搬送装置であって、
    正逆回転可能であって正転時の搬送方向における上流側から下流側へ前記粒状混合物を搬送するためのベルトコンベアと、
    前記ベルトコンベアの正転時の搬送方向における上流側である一方側の端部の上方において、水平に沿って延在し且つ前記搬送方向に略直交する軸線を中心として回動自在に垂下される扉体と、
    を備え、
    前記ベルトコンベアは、前記ベルトコンベアの搬送面が水平に対して前記一方側が低く前記他方側が高く傾斜するとともに、その傾斜角度が不変となるように設けられ、
    前記ベルトコンベアの前記正転時には、前記ベルトコンベアの前記搬送面に載置された前記粒状混合物が、前記一方側から他方側に向かって搬送されるとともに、前記扉体がその自重により垂下した閉塞状態となることで、前記ベルトコンベアの前記搬送面に載置された前記粒状混合物が前記ベルトコンベアにおける前記一方側の端部から落下するのを抑制するように構成され、
    前記ベルトコンベアの逆回転時には、前記ベルトコンベアの前記搬送面に載置された前記粒状混合物が前記扉体を押圧することで前記扉体がその自重に抗して回動して開放状態となることにより、前記粒状混合物が前記ベルトコンベアにおける前記一方側の端部から落下するように構成される
    粒状混合物搬送装置。
  2. 前記扉体は、扉本体と、一端が当該扉本体の下端部に接続され、且つ、他端が前記ベルトコンベアの前記搬送面に当接可能な弾性構造体と、を含む
    請求項に記載の粒状混合物搬送装置。
  3. 前記弾性構造体はゴム製である
    請求項に記載の粒状混合物搬送装置。
  4. 前記弾性構造体は、前記ベルトコンベアの前記搬送面よりも耐摩耗性が低い
    ことを特徴とする請求項に記載の粒状混合物搬送装置。
  5. 前記ベルトコンベアの前記一方側の端部に隣接して配置された荷重計をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の粒状混合物搬送装置。
  6. 前記ベルトコンベアにおける前記扉体を挟んで前記一方側の端部の反対側に設けられるホッパー装置をさらに備え、
    前記ホッパー装置は、
    前記粒状混合物が投入される投入口部と、
    前記投入口部の下部に接続されるとともに、前記搬送方向に沿って延在する一対の壁部と、
    を含み、
    前記一対の壁部の間に露出される前記搬送面は、前記ベルトコンベアの前記他方側から前記一方側に向かって露出幅が狭くなるように構成されている
    請求項1〜の何れか一項に記載の粒状混合物搬送装置。
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