JP6908063B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6908063B2
JP6908063B2 JP2019043327A JP2019043327A JP6908063B2 JP 6908063 B2 JP6908063 B2 JP 6908063B2 JP 2019043327 A JP2019043327 A JP 2019043327A JP 2019043327 A JP2019043327 A JP 2019043327A JP 6908063 B2 JP6908063 B2 JP 6908063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
car
entrance
landing
exit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019043327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020147381A (ja
Inventor
雅弘 染田
雅弘 染田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fujitec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitec Co Ltd filed Critical Fujitec Co Ltd
Priority to JP2019043327A priority Critical patent/JP6908063B2/ja
Publication of JP2020147381A publication Critical patent/JP2020147381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6908063B2 publication Critical patent/JP6908063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、エレベータの出入口構造に関するものである。
高層建築物に設置される昇降行程の長いエレベータでは、昇降路の内外や昇降路内上下で、温度差や気圧差が生じ、ドラフト(上昇気流)が発生することが知られている。このドラフトにより、昇降路の上部では、大気圧に対して正圧となり、昇降路の下部では負圧となる。そのため、上部の階床では、昇降路内から乗場に向かって風(ドラフト風)が吹き出し、下方の階床では、乗場から昇降路内に風が吹き込むことになる。
このようなドラフト風により、ドアの開閉動作に支障をきたしたり、かごの出入口枠と乗場の出入口枠の隙間から風が吹き出し、又は吹き込み、又は風による騒音が発生し、乗降客に不快な思いをさせたりすることがある。
これに対して、ドラフト風の影響を抑えるため、かごドアの戸袋側端面に対向する位置に、整風板を設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
図9は、かごドアの戸袋側端面に対向する位置に整風板を設けた従来技術を示す図であり、かごが乗場に着床してドアを開いた状態を示している。図において、1は昇降路2内を昇降するかご、3は昇降路壁面である。4,5はかご1の側板、6,7はかご1の出入口8を挟んで立設された出入口柱、9はかごの敷居である。
10,11は一対のかごドアであり、その戸閉側にはそれぞれセーフティシュー12,13が設けられている。14,15はかごドアの駆動装置(図示省略)などを支持する一対の支持材、16は出入口柱6と支持材14に固定された整風板、17も同じく出入口柱7と支持材15に固定された整風板である。
20は乗場で、21,22は一対の縦枠であり、上枠(図示省略)とともに乗場の三方枠を構成している。23は乗場の敷居、24,25は乗場ドア、26は乗場20の出入口である。
この構成であれば、昇降路2から出入口8,26に向かうドラフト風は整風板16,17によって阻止されるため、ドラフト風がドア10,11に直接当たることがない。そのため、ドラフト風によるドア10,11等の開閉動作への悪影響を防止することができる。
特開2012−41169号公報
前記の構造の場合、ドラフト風の影響を抑制することができるため、ドアの開閉動作への悪影響を防止することができる。しかし、整風板16,17と昇降路壁面3との間、整風板16,17とかごドア10,11との間、整風板16,17と乗場ドア24,25との間、かごドア10,11と乗場ドア24,25との間には依然として隙間が残る。また、図9では省略されているが、出入口8,26の上部にも隙間がある。
そのため、上記の隙間を通ってドラフト風が、昇降路2と出入口8,26との間を流れ、上部の階床では、昇降路2から出入口8,26に向かってドラフト風が吹き出し、下方の階床では、出入口8,26から昇降路2に風が吹き込むことになる。
これにより、出入口8,26を通る乗降客にドラフト風が当たり、不快な思いをさせるという問題が残る。
上記の課題を解決する発明に係るエレベータの出入口装置は、
かごの敷居と、乗場の敷居と、前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置を備えるエレベータの出入口装置であって、
かごの出入口を成す四辺の、前記かごの敷居が配置される一辺を除く三辺を囲むかごの出入口枠と、
乗場の出入口を成す四辺の、前記乗場の敷居が配置される一辺を除く三辺を囲む乗場の出入口枠と、
前記かごの出入口又は前記乗場の出入口の、少なくとも一方の出入口を開閉する第一のドアと、
前記かごの出入口枠又は前記乗場の出入口枠の一方の外側に、前記第一のドアが開いたときに、対向する他方の出入口枠の方向に移動し、当該かごの出入口枠と当該乗場の出入口枠の隙間を閉塞する第一の可動枠を備えるものである。
かごの敷居と乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置は、乗降客が昇降路内に物を落としたり、転倒したりすることを防ぐために設けるものであり、従来から知られている。以下、この閉塞装置を敷居の閉塞装置(図示しない)と称する。
かかる構成によれば、かごの出入口枠と乗場の出入口枠の隙間のうち、敷居が配置される一辺を除く三辺は第一の可動枠によって閉塞され、敷居が配置される一辺は敷居の閉塞装置によって閉塞されるため、ドアが開いたときに、乗降客にドラフト風が当たり、不快な思いをさせることがなくなる。第一の可動枠は、かごと乗場どちらの出入口枠に備わっていてもよい。
前記エレベータの出入口装置は、
第一のローラを備え、
第一のカムを備え、
前記第一のローラおよび前記第一のカムは、前記第一のドアおよび前記第一の可動枠のいずれかにそれぞれ含まれ、
前記第一のドアの開閉時に、前記第一のローラが前記第一のカムの面を転動することにより、前記第一の可動枠を、当該第一の可動枠を備える出入口枠の外側に退避させ、
さらに、前記第一の可動枠を対向する出入口枠の方向に付勢する第一の付勢部材を備えてもよい。
かかる構成によれば、第一の可動枠の動きと第一のドアの動きとの干渉を自動的に防ぐことができ、さらに、第一のドアが開いているときは必ず第一の可動枠が隙間を塞いだ状態を保つことができる。
前記エレベータの出入口装置は、
前記第一のローラと前記第一のカムが出入口の上部に配置されてもよい。
かかる構成によれば、ドアをカムの幅と同程度上に伸ばすだけで、出入口装置にカムとローラを容易に含めることができる。
前記第一の可動枠の下部は、前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置と連動してもよい。
かかる構成によれば、かごの出入口枠と乗場の出入口枠の隙間を塞ぐために必須の構成である敷居の閉塞装置を有効活用して、第一の可動枠を安定して動作させることができる。
前記エレベータの出入口装置は、
前記かごの出入口又は前記乗場の出入口の、前記第一のドアが開閉しない方の出入口を開閉する第二のドアと、
前記かごの出入口枠又は前記乗場の出入口枠の、前記第一の可動枠を備えない方の出入口枠の外側に、前記第二のドアが開いたときに、対向する他方の出入口枠の方向に移動し、当該かごの出入口枠と当該乗場の出入口枠との隙間を、前記第一の可動枠と共に閉塞する第二の可動枠を備えてもよい。
かかる構成によれば、可動枠をかごの出入口枠と乗場の出入口枠の両方に設け、これらを当接又はオーバーラップ等させることにより、ドアが開いたときのかごの出入口枠と乗場の出入口枠の隙間を塞ぐことができる。
前記エレベータの出入口装置は、
第二のローラを備え、
第二のカムを備え、
前記第二のローラおよび前記第二のカムは、前記第二のドアおよび前記第二の可動枠のいずれかにそれぞれ含まれ、
前記第二のドアの開閉時に、前記第二のローラが前記第二のカムの面を転動することにより、前記第二の可動枠を、当該第二の可動枠を備える出入口枠の外側に退避させ、
さらに、前記第二の可動枠を対向する出入口枠の方向に付勢する第二の付勢部材を備えてもよい。
かかる構成によれば、第二の可動枠の動きと第二のドアの動きとの干渉を自動的に防ぐことができ、さらに、第二のドアが開いているときは必ず第二の可動枠が第一の可動枠と共に隙間を塞いだ状態を保つことができる。
本発明によれば、かご1が乗場20に着床してドア10、11、24、25(図1〜図6においては33、34、43、44)を開いた場合に、ドラフト風を防止することができる。
本発明における中央両開きのエレベータのかごの出入口の正面図である。 図1のX1−X1断面図である。 図1のX2−X2断面図である。 本発明の別の実施の形態による中央両開きのエレベータの乗場の出入口の正面図である。 図4のY1−Y1断面図である。 図4のY2−Y2断面図である。 本発明の出入口装置の別の形態の例である。 本発明の出入口装置の別の形態の例である。 かごドアの戸袋側端面に対向する位置に整風板を設けた従来技術を示す図である。
各図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
本発明の実施の形態を図1、2により説明する。図1は中央両開きのエレベータのかごの出入口の正面図、図2は図1のX1−X1断面図である。なお、図ではかごの側板や操作盤など、説明に関係のないものは省略している。
図において、30はかご1の出入口枠であり、固定枠31と第一の可動枠32を有している。固定枠31は一対の縦枠311、312と上枠313で構成されている。第一の可動枠32は一対の縦枠321、322と上枠323で構成されている。33、34はかごドアである。40は乗場20の出入口枠、43、44は乗場ドアである。
出入口枠30の下側の辺には、かご1の敷居(図示しない)が設置されている。また、出入口枠40の下側の辺には、乗場20の敷居(図示しない)が設置されている。かご1の敷居と乗場20の敷居の隙間は、必要に応じて前述の敷居の閉塞装置によって閉塞される。敷居の閉塞装置の構造は、例えば特開2018−83672号公報に示されている。
本実施の形態では、かごドア33、34が閉じている又は戸開閉動作中は、二点鎖線で示した通り、第一の可動枠32は固定枠31の側に後退しており、かごドア33、34の戸開閉動作に支障をきたさないようになっている。
そして、かごドア33、34が完全に開いている状態では、第一の可動枠32は乗場20の出入口枠40の方向に移動し、出入口枠40に当接する。
これにより、かごの出入口枠30と乗場の出入口枠40の隙間は第一の可動枠32と敷居の閉塞装置によって閉塞されるため、かごの出入口8と乗場の出入口26においてドラフト風が吹き出したり吹き込んだりすることを防止することができる。図2は、この状態を縦枠について示したものである。上枠についても同様となる。
第一の可動枠32は、例えばスライドテーブルやリンク機構などを用いて動かすこともできるが、本実施の形態において、ローラとカムを用いてかごドア33、34の開閉と連動させる場合について説明する。
図3は、ローラとカムを用いる場合の図1のX2−X2断面図である。図3において、35、36はそれぞれかごドア33、34に設けられたローラである。ローラ35、36は、鉛直方向の軸(図示しない)を中心に回転可能なように設けられている。37、38は第一の可動枠32の両端部に設けられた突出部であり、第一の可動枠32の上枠323の面の一部である323aと突出部37、38の面37a、38aが台形状に連続してカムの役割をなす。
第一の可動枠32は付勢部材(図示しない)によって常に乗場20の出入口枠40の方向に付勢されているが、かごドア33、34が閉じている場合、二点鎖線で示した通り、ローラ35、36が面323aを介して第一の可動枠32を固定枠31の側に押し返しているため、第一の可動枠32はその大部分が固定枠31の外側に重なった状態にある。
かごドア33、34が開くと、ローラ35、36は離間する方向に面323aを転動し、次に第一の可動枠32から外れてそれぞれ面37a、38aを転動する。これにより、第一の可動枠32は付勢部材によって図3の上方に押し出され、出入口枠40に当接する。これにより、かごドア33、34の開閉動作のみによって第一の可動枠32を動かし、かごの出入口枠30と乗場の出入口枠40の隙間を閉塞することができる。
もちろん、第一の可動枠32を主にもしくは補助的に動かす機構を設けてもよい。例えば、敷居の閉塞装置と第一の可動枠32の縦枠321、322を接続して第一の可動枠32を動かすことができる。より具体的には、上記特開2018−83672号公報に記載したような、かご又は乗場の片方の敷居からもう片方の敷居の方向にスライドする塞ぎ部材の両端と、縦枠321、322の下端を連結して、可動枠と塞ぎ部材を同時に動かす。これにより、かごドア33、34の開閉装置の負担を軽減したり、第一の可動枠32の動きを安定させたりすることができる。
本発明の別の実施の形態を図4、5により説明する。図4は中央両開きのエレベータの乗場の出入口の正面図、図5は図EのY1−Y1断面図である。なお、図ではかごの側板や操作盤など、説明に関係のないものは省略している。以下、図1〜3と異なる部分を主に説明し、同様の部分は適宜説明を省略する。
図において、乗場20の出入口枠40は、固定枠41と第二の可動枠42を有している。固定枠41は一対の縦枠411、412と上枠413で構成されている。第二の可動枠42は一対の縦枠421、422と上枠423で構成されている。
本実施の形態では、乗場ドア43、44が閉じている又は戸開閉動作中は、二点鎖線で示した通り、第二の可動枠42は固定枠41の側に後退しており、乗場ドア43、44の戸開閉動作に支障をきたさないようになっている。
そして、乗場ドア43、44が完全に開いている状態では、第二の可動枠42はかご1の出入口枠30の方向に移動する。このとき、かご側の第一の可動枠32は乗場20の出入口枠40の方向に移動するので、第一の可動枠32と第二の可動枠42は当接する。
これにより、かごの出入口枠30と乗場の出入口枠40の隙間は第一の可動枠32と第二の可動枠42と敷居の閉塞装置によって閉塞されるため、かごの出入口8と乗場の出入口26の隙間からドラフト風が吹き出したり吹き込んだりすることを防止することができる。図5は、その状態を縦枠について示したものである。上枠についても同様となる。
第二の可動枠42は、例えばスライドテーブルやリンク機構などを用いて動かすこともできるが、本実施の形態において、ローラとカムを用いてかごドア43、44の開閉と連動させる場合について説明する。
図6は、ローラとカムを用いる場合の図4のY2−Y2断面図である。図6において、45、46はそれぞれド乗場ドア43、44に設けられたローラである。ローラ45、46は、鉛直方向の軸(図示しない)を中心に回転可能なように設けられている。47、48は第二の可動枠42の両端部に設けられた突出部であり、第二の可動枠42の上枠423の面の一つである423aと突出部47、48の面47a、48aが台形状に連続してカムの役割をなす。
第二の可動枠42は付勢部材(図示しない)によって常にかご1の出入口枠30の方向に付勢されているが、乗場ドア43、44が閉じている場合、二点鎖線で示した通り、ローラ45、46が面423aを介して第二の可動枠42を固定枠41の側に押し返しているため、第二の可動枠42はその大部分が固定枠41の外側に重なった状態にある。
乗場ドア43、44が開くと、ローラ45、46は離間する方向に面423aを転動し、次に第二の可動枠42から外れてそれぞれ面47a、48aを転動する。これにより、第二の可動枠42は付勢部材によって図6の下方に押し出され、同時に図6の上方に押し出されてくるかご側の第一の可動枠32と当接する。これにより、乗場ドア43、44の開閉動作のみによって第二の可動枠42を動かし、かご側の第一の可動枠32と共に、かごの出入口枠30と乗場の出入口枠40の隙間を閉塞することができる。
もちろん、第二の可動枠42を主にもしくは補助的に動かす機構を設けてもよい。例えば、敷居の閉塞装置と第二の可動枠42の縦枠421、422を接続して第二の可動枠42を動かすことができる。より具体的には、上記特開2018−83672号公報に記載したような、かご又は乗場の片方の敷居からもう片方の敷居の方向にスライドする塞ぎ部材の両端と、縦枠421、422の下端を連結して、可動枠と塞ぎ部材を同時に動かす。これにより、乗場ドア43、44の開閉装置の負担を軽減したり、第二の可動枠42の動きを安定させたりすることができる。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた様態でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよい。
例えば、最初の実施の形態において、可動枠をかご側のみに設ける場合を詳述したが、可動枠は乗場側のみに設けてもよい。
かご側のみの設置であれば、本発明におけるエレベータの出入口装置はエレベータ一台につき一式とすることができる。また、乗場側が開き戸の場合など、乗場側に可動枠を設置しにくい状況に対応できる。この場合、可動枠によってかごの出入口枠と乗場の出入口枠の隙間を塞いだ後に、乗場の扉を開くことができるようになるという手順にしてもよい。
乗場側のみの設置であれば、本発明におけるエレベータの出入口装置は必要な階床のみに設けることができる。必要性は、ドラフト風が特に強い、乗客の出入りが多いなどの要素が考えられる。もちろん、必要に応じて全ての階床の乗場側のみに設けてもよい。乗場側のみに設置した場合は、かご側に装置を設置することによるかごの重量増加やかごのバランスが悪くなるというデメリットを回避できる、という利点がある。
例えば、上記の実施の形態とは反対に、可動枠にローラを設け、ドアの面の一部がカムの役割をする形状となるようにしてもよい。
例えば、上記の実施の形態のいずれにおいても、ドアや可動枠の一部がカムの役割をするのではなく、カムとなる部品をドアや可動枠に取付けてもよい。
例えば、カムの面のうち、台形の角部や、可動枠が対向する出入口枠又はもう一方の出入口枠に当接する直前にローラが転動する部分の形状を平面ではなく曲面としてもよい。これによって、可動枠の動きを滑らかにしたり、当接するときの衝撃を緩和したりすることができ、また可動枠や出入口枠に傷がつくことを防ぐことができる。
例えば、上記の実施の形態とは異なり、ローラとカムを出入口の側部や下部に設けてもよい。
例えば、可動枠が対向する出入口枠又はもう一方の可動枠に当接する部分に、緩衝部材(例えば、ゴム、ウレタンフォーム、ばねなど)を設けてもよい。これによって、当接するときの衝撃を緩和することができ、また可動枠や出入口枠に傷がつくことを防ぐことができる。
例えば、可動枠が対向する出入口枠又はもう一方の可動枠に当接する部分に、シーリング材(例えば、モヘア材、ウレタンフォームなど)を設けてもよい。可動枠や出入口枠を調整しても、その間にわずかな隙間が残ってドラフト風が通過することが有り得るが、シーリング材をあらかじめ設け、もしくは必要に応じて追加することによってドラフト風をさらに防ぐことができる。このシーリング材と上記の緩衝部材は同じ部材であってもよい。
例えば、可動枠と、対向する出入口枠又はもう一方の可動枠は当接せずにオーバーラップする構造でもよい。例を図7に示す。オーバーラップした際に残る隙間はシーリング材で塞ぐことができる。
可動枠を動かす機構は、上述した実施の形態とは異なり、全く別に設けてもよい。例えば、リニアスライダなどの直動機構を必要な個数設けて可動枠を動かしてもよい。
例えば、可動枠は並行リンクによって固定枠の上から降りてくる構成でもよい。例を図8に示す。並行リンクは電動の回転機構によって動かしてもよいし、ドアの開閉を利用して動かしてもよい。
例えば、電動の機構を使用し、可動枠の移動速度を制御してもよい。これによって、可動枠が対向する出入口枠又はもう一方の可動枠に当接する前に速度を落としておけば、当接するときの衝撃を緩和することができる。移動速度は、付勢部材によって調節してもよい。
実施例は扉が中央両開きの場合で説明したが、例えば、扉は片開きや上開きであっても構わない。片開きの場合、各部材や装置が左右非対称になるが、集合住宅や医療・介護施設などに多く用いられる片開きのエレベータにもドラフト対策を講じることができる。上開きは荷物用に多く用いられるが、荷物を出し入れする際に長い時間作業をすることもあるので、ドラフト風が作業者の目に入ったり風や音による不快感によって集中力が低下したりすることを防ぎ、安全性を向上させることができる。
1 かご
2 昇降路
3 昇降路壁面
4、5 かごの側板
6、7 かごの出入口柱
8 かごの出入口
9 かごの敷居
10、11 かごドア
12、13 セーフティシュー
14、15 支持材
16、17 整風版
20 乗場
21、22 三方枠の縦枠
23 乗場の敷居
24、25 乗場ドア
26 乗場の出入口
30 かごの出入口枠
31 (かご側の)固定枠
311、312、411、412 (固定枠の)縦枠
313、413 (固定枠の)上枠
32 第一の可動枠
321、322、421、422 (可動枠の)縦枠
323、423 (可動枠の)上枠
323a、423a (可動枠の)上枠の面の一部
33,34 かごドア
35、36、45、45 ローラ
37、38、47、48 突出部
37a、38a、47a、48a 突出部状の面
39 カム
40 乗場の出入口枠
41 (乗場の)固定枠
42 第二の可動枠
43、44 乗場ドア
50 シーリング材
51 並行リンク

Claims (4)

  1. かごの敷居と、乗場の敷居と、前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置を備えるエレベータの出入口装置であって、
    かごの出入口を成す四辺の、前記かごの敷居が配置される一辺を除く三辺を囲むかごの出入口枠と、
    乗場の出入口を成す四辺の、前記乗場の敷居が配置される一辺を除く三辺を囲む乗場の出入口枠と、
    前記かごの出入口又は前記乗場の出入口の、少なくとも一方の出入口を開閉する第一のドアと、
    前記かごの出入口枠又は前記乗場の出入口枠の一方の外側に、前記第一のドアが開いたときに、対向する他方の出入口枠の方向に移動し、当該かごの出入口枠と当該乗場の出入口枠との隙間を閉塞する上枠及び一対の縦枠を含む第一の可動枠を備え、
    前記一対の縦枠の下端と接続された前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置を備え、
    第一のローラを備え、
    第一のカムを備え、
    前記第一のローラ及び前記第一のカムは、前記第一のドア及び前記第一の可動枠のいずれかにそれぞれ含まれ、
    前記第一のドアの開閉時に、前記第一のローラが前記第一のカムの面を転動することにより、前記第一の可動枠を、当該第一の可動枠を備える出入口枠の外側に退避させ、
    さらに、前記第一の可動枠を対向する出入口枠の方向に付勢する第一の付勢部材を備え、
    前記第一の可動枠及び前記閉塞装置は前記かごの出入口枠と前記乗場の出入口枠との隙間及び前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を同時に閉塞する、
    エレベータの出入口装置。
  2. 前記第一のローラと前記第一のカムが出入口の上部に配置される、
    請求項に記載のエレベータの出入口装置。
  3. かごの敷居と、乗場の敷居と、前記かごの敷居と前記乗場の敷居との隙間を閉塞する閉塞装置を備えるエレベータの出入口装置であって、
    かごの出入口を成す四辺の、前記かごの敷居が配置される一辺を除く三辺を囲むかごの出入口枠と、
    乗場の出入口を成す四辺の、前記乗場の敷居が配置される一辺を除く三辺を囲む乗場の出入口枠と、
    前記かごの出入口又は前記乗場の出入口の、少なくとも一方の出入口を開閉する第一のドアと、
    前記かごの出入口枠又は前記乗場の出入口枠の一方の外側に、前記第一のドアが開いたときに、対向する他方の出入口枠の方向に移動し、当該かごの出入口枠と当該乗場の出入口枠との隙間を閉塞する第一の可動枠を備え、
    前記かごの出入口又は前記乗場の出入口の、前記第一のドアが開閉しない方の出入口を開閉する第二のドアと、
    前記かごの出入口枠又は前記乗場の出入口枠の、前記第一の可動枠を備えない方の出入口枠の外側に、前記第二のドアが開いたときに、対向する他方の出入口枠の方向に移動し、当該かごの出入口枠と当該乗場の出入口枠との隙間を、前記第一の可動枠と共に閉塞する第二の可動枠を備える、
    エレベータの出入口装置。
  4. 第二のローラを備え、
    第二のカムを備え、
    前記第二のローラおよび前記第二のカムは、前記第二のドアおよび前記第二の可動枠のいずれかにそれぞれ含まれ、
    前記第二のドアの開閉時に、前記第二のローラが前記第二のカムの面を転動することにより、前記第二の可動枠を、当該第二の可動枠を備える出入口枠の外側に退避させ、
    さらに、前記第二の可動枠を対向する出入口枠の方向に付勢する第二の付勢部材を備える、
    請求項に記載のエレベータの出入口装置。

JP2019043327A 2019-03-11 2019-03-11 エレベータ装置 Active JP6908063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043327A JP6908063B2 (ja) 2019-03-11 2019-03-11 エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043327A JP6908063B2 (ja) 2019-03-11 2019-03-11 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020147381A JP2020147381A (ja) 2020-09-17
JP6908063B2 true JP6908063B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=72430320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019043327A Active JP6908063B2 (ja) 2019-03-11 2019-03-11 エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6908063B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020147381A (ja) 2020-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06321466A (ja) エレベータ装置及びそのかご室入口構造
JP6657065B2 (ja) エレベーター装置
EP1622823B1 (en) Sealing device for elevator door
JP6908063B2 (ja) エレベータ装置
KR102161295B1 (ko) 스크린 방화셔터용 가이드레일
JP6058710B2 (ja) エレベータ装置
JP5937255B1 (ja) エレベータ装置
JP2007084294A (ja) エレベータのドアシステム
JP2525343B2 (ja) エレベ―タの扉装置
JP2005138922A (ja) エレベーターのドア装置
JP6321225B1 (ja) エレベータ装置
JP4959126B2 (ja) エレベーターの扉装置
WO2020240631A1 (ja) エレベータの乗場システム
US11919744B2 (en) Elevator system having a car apron supportable on guide rails
US11577936B2 (en) Elevator apron
JP2013129511A (ja) エレベータ用間隙調整治具
JP2730438B2 (ja) 二階式エレベーター装置
JP6293006B2 (ja) エレベータ用ドア敷居、それを用いたドア装置、並びにエレベータ装置
US1315795A (en) Door fob
KR100271023B1 (ko) 엘리베이터의 승장 도어 개폐장치
JP2005138916A (ja) エレベータのドア装置
US303409A (en) wilson
JP2005320099A (ja) エレベータの乗り場ドア装置
JP2014037306A (ja) エレベータの出入口装置
JP2004155582A (ja) 免震建物用エレベーターの乗場装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6908063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150