JP6905688B2 - 航空標識灯 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、航空標識灯に関する。
航空標識灯は、空港の誘導路などの路面に埋め込まれている。航空標識灯は、路面から突出する上部灯体を備えている。上部灯体には、投光窓が設けられている。投光窓は、ガラスなどの透光性材料から形成されている。また、上部灯体の内部には、複数の発光ダイオードを有する光源が設けられている。光源から出射した光は、投光窓を介して、上部灯体の外部に出射する。
ここで、航空標識灯には、水平方向に広く、鉛直方向に狭い配光が要求される場合がある。この場合、水平方向に長い投光窓とすれば、水平方向に広く、鉛直方向に狭い配光を得ることができる。しかしながら、表面実装型などの発光ダイオードの配光は、ランバート配光となる。そのため、発光ダイオードから出射した光の多くを水平方向に長い投光窓から出射させることができず、全光束が不足するおそれがある。
この場合、発光ダイオードのサイズに対して、投光窓のサイズを大きくすれば、複数の発光ダイオードから出射した光が外部に出やすくなる。
ところが、投光窓のサイズを大きくすると上部灯体の強度が低下する。上部灯体には、航空機が乗り上げたり、誘導路などに積もった雪を除雪する除雪車の排雪板が衝突したりする場合がある。そのため、上部灯体の強度が低下すると、外部から加えられた衝撃で上部灯体が破損するおそれがある。
そこで、上部灯体の光が出射する部分の大きさを小さくしても所定の配光および全光束を得ることができる航空標識灯の開発が望まれていた。
特開2015−65045号公報
本発明が解決しようとする課題は、上部灯体の光が出射する部分の大きさを小さくしても所定の配光および全光束を得ることができる航空標識灯を提供することである。
実施形態に係る航空標識灯は、少なくとも1つの出射口を有する上部灯体と:前記上部灯体の内部に設けられ、一部が前記出射口から露出し、リング状を呈する第1のレンズと;前記上部灯体の内部に設けられ、前記出射口の方向に光を出射可能な、少なくとも1つの発光素子と;前記第1のレンズと、前記発光素子と、の間に設けられ、前記発光素子から出射した光を集光可能な第2のレンズと;を具備している。
前記第1のレンズと、前記第2のレンズと、が協働して配光を制御可能となっている。
本発明の実施形態によれば、上部灯体の光が出射する部分の大きさを小さくしても所定の配光および全光束を得ることができる航空標識灯を提供することができる。
本実施の形態に係る航空標識灯の模式平面図である。 航空標識灯の模式断面図である。 上部灯体の模式斜視図である。 発光モジュールを例示するための模式側面図である。 発光素子およびレンズの配置を例示するための模式斜視図である。 発光素子およびレンズの配置を例示するための模式側面図である。 レンズの断面を例示するための模式断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る航空標識灯1の模式平面図である。
図2は、航空標識灯1の模式断面図である。
図3は、上部灯体10の模式斜視図である。
図1〜図3に示すように、航空標識灯1には、上部灯体10、下部灯体20、光源30、レンズ40(第1のレンズの一例に相当する)、および設置部50が設けられている。
上部灯体10の外観は、略円板状となっている。上部灯体10の中央領域13の厚みは、外周縁14の厚みよりも厚くなっている。中央領域13の上面の位置は、外周縁14の上端の位置よりも上側にある。中央領域13の上面は、略平坦な面となっている。中央領域13と外周縁14との間の上面は傾斜面となっている。傾斜面は、外周縁14側になるに従い路面100に近づく方向に傾斜している。そのため、航空標識灯1の上に航空機などが乗り上げた際に発生する衝撃を緩和することができる。
上部灯体10には、凹部11が設けられている。凹部11は、上部灯体10の下部灯体20側の面に開口している。凹部11の内部には、発光素子36、レンズ37(第2のレンズの一例に相当する)、およびレンズ40などが収納される。
上部灯体10には、上部灯体10の内壁と外壁との間を貫通する出射口12が設けられている。出射口12は、少なくとも1つ設けることができる。この場合、複数の出射口12を、上部灯体10の中心軸10aの周りに等間隔に設ければ、航空機の操縦者がランダムな方向から航空標識灯1を見たとしても、航空標識灯1から出射した光を視認しやすくなる。出射口12の数や配置は、航空標識灯1が設置される場所などに応じて適宜変更することができる。なお、上部灯体10の中心軸10aは、航空標識灯1の中心軸1aと略重なるようにすることができる。
例えば、図1および図2に示すように、上部灯体10には、2つの出射口12を設けることができる。2つの出射口12は、中心軸10aを挟んで対峙するように設けることができる。
出射口12の、中心軸10a周りの長さ(幅寸法)は、中心軸10aの方向の長さ(高さ寸法)よりも長くなっている。例えば、出射口12の水平方向の寸法は、鉛直方向の寸法よりも長くなっている。
上部灯体10の外周縁14の近傍には、出射口12に繋がる凹部16が設けられている。凹部16は、上部灯体10の側面、および上面に開口している。中央領域13の側の凹部16の側面には、出射口12が開口している。そのため、レンズ40の一部が、出射口12から露出する。出射口12から露出するレンズ40から出射した光は、凹部16を介して外部に出射する。
上部灯体10の外周縁14の近傍には、複数の凹部15が設けられている。凹部15は、上部灯体10の側面に開口している。凹部15の底面には、厚み方向を貫通するネジ孔が設けられている。ネジ孔は、下部灯体20に設けられた雌ネジに対応する位置に設けられている。凹部15は、ボルトやキャップナットなどの締結部材が上部灯体10の上面から突出しない深さを有する。
ここで、出射口12の幅寸法を長くすれば、水平方向に広く、鉛直方向に狭い配光を得るのが容易となる。しかしながら、出射口12の幅寸法を長くすれば、凹部16の幅寸法が長くなる。凹部16の幅寸法が長くなると、航空機のタイヤや、除雪車の排雪板などが出射口12から露出するレンズ40に衝突し易くなる。タイヤや排雪板などがレンズ40に衝突すると、レンズ40が破損したり、汚れたりするおそれがある。
そのため、凹部16の底面には、リブ17が設けられている。リブ17は、板状を呈し、上面が傾斜面となっている。リブ17の上面の位置および傾斜角度は、中央領域13と外周縁14との間の上面の位置および傾斜角度と略同じとなっている。リブ17が設けられていれば、タイヤや排雪板などがレンズ40に衝突するのを抑制することができる。ところが、リブ17が設けられていると、レンズ40から出射した光が遮られることになる。そのため、リブ17の数は、必要最小限とすることが好ましい。例えば、図1および図2に示すように、凹部16の幅方向の中央に、1つのリブ17を設けることができる。
上部灯体10の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、上部灯体10の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
下部灯体20の外観は、略リング状となっている。下部灯体20の内周縁の厚みは、外周縁の厚みよりも厚くなっている。内周縁と外周縁との間の上面は傾斜面となっている。傾斜面は、外周縁側になるに従い路面100に近づく方向に傾斜している。下部灯体20の傾斜面の傾斜角度は、上部灯体10の傾斜面の傾斜角度と略同じとなっている。内周縁の上端は、上部灯体10の外周縁14の上端と略同じ位置にある。また、外周縁14の上端は、略路面100の位置にある。そのため、路面100と、上部灯体10の中央領域13との間に、略連続した傾斜面を設けることができる。
下部灯体20は、調整リング53の上面に設けられている。
下部灯体20の中央領域には凹部21が設けられている。凹部21は、下部灯体20の、上部灯体10側の面(上面)に開口している。凹部21の内部には、光源30(筐体31)が設けられる。凹部21の開口寸法は、筐体31のフランジ31aの平面寸法よりも僅かに長くなっている。そのため、凹部21の内部に、光源30を設けることで、光源30と下部灯体20との位置合わせ、ひいては、レンズ37とレンズ40との位置合わせができるようになっている。
凹部21の底面には、複数の雌ネジが設けられている。雌ネジは、上部灯体10のネジ孔に対応する位置に設けられている。
下部灯体20には、複数の凹部22が設けられている。凹部22の底面には、厚み方向を貫通するネジ孔が設けられている。下部灯体20の下面には凸部23が設けられている。凸部23はリング状を呈し、調整リング53の孔に設けられている。凸部23の外径寸法は、調整リング53の孔の内径寸法よりも僅かに短くなっている。そのため、凸部23を調整リング53の孔に設けることで、下部灯体20と設置部50との位置合わせができるようになっている。
下部灯体20には、凹部24が設けられている。凹部24は、上部灯体10の凹部16に対応する位置に設けられている。凹部24は、下部灯体20の内周縁と外周縁に開口している。凹部24と凹部16とにより、出射口12と下部灯体20の外周縁との間に略連続した溝が設けられる。
凹部24の底面には、リブ25が設けられている。平面視において、リブ25は、リブ17に対応する位置に設けられている。リブ25は、板状を呈している。リブ25の厚みは、リブ17の厚みと略同じとなっている。リブ25は、上面が傾斜面となっている。リブ25の傾斜面は、リブ17の傾斜面と連続するような位置および傾斜角度を有している。また、リブ25の外周縁側の上端は、略路面100の位置にある。そのため、路面100と、リブ17の中央領域13側の上端との間に、略連続した傾斜面を設けることができる。
下部灯体20の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、下部灯体20の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
図2に示すように、光源30は、下部灯体20の凹部21の内部に設けられている。光源30の中心軸30aは、上部灯体10の中心軸10aと略重なるようにすることができる。
光源30の上には、上部灯体10が設けられている。光源30と上部灯体10は、ボルトにより、凹部21の底面に設けられた雌ネジに固定されている。光源30およびレンズ40は、上部灯体10および下部灯体20から取り外し可能となっている。
光源30は、筐体31、蓋32、および発光モジュール33を有する。
筐体31は、フランジ31aおよび収納部31bを有する。
フランジ31aは、板状を呈している。フランジ31aの外周縁の近傍には、厚み方向を貫通するネジ孔が設けられている。ネジ孔は、下部灯体20に設けられた雌ネジに対応する位置に設けられている。フランジ31aの中央領域には、厚み方向を貫通する孔31a1が設けられている。孔31a1の内部には、ベース34の凸部34b、基板35、発光素子36、およびレンズ37が設けられている。
収納部31bは、フランジ31aの、上部灯体10側とは反対側の面に設けられている。収納部31bは、フランジ31a側とは反対側の端面に開口する凹部31b1を有する。凹部31b1の底面には、孔31a1が開口している。凹部31b1の内部空間と孔31a1は繋がっている。凹部31b1の底面の、孔31a1の周囲には雌ネジが設けられている。
蓋32は、板状を呈し、凹部31b1の開口を塞いでいる。例えば、蓋32は、収納部31bの、フランジ31a側とは反対側の端面にネジ止めすることができる。蓋32には、配線を通すための孔を設けることができる。
筐体31および蓋32の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、筐体31および蓋32の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
図4は、発光モジュール33を例示するための模式側面図である。
図5は、発光素子36およびレンズ37の配置を例示するための模式斜視図である。
図6は、発光素子36およびレンズ37の配置を例示するための模式側面図である。
図4に示すように、発光モジュール33は、ベース34、基板35、発光素子36、レンズ37、および点灯回路38を有する。
ベース34は、フランジ34aおよび凸部34bを有する。
フランジ34aは、上部灯体10の下方に設けられている。フランジ34aは、板状を呈している。フランジ34aの外周縁の近傍には、厚み方向を貫通するネジ孔が設けられている。ネジ孔は、凹部31b1の底面の、孔31a1の周囲に設けられた雌ネジに対応する位置に設けられている。発光モジュール33は、凹部31b1の内部にネジ止めされている。
凸部34bは、フランジ34aの、上部灯体10側の面に設けられている。凸部34bは、フランジ34aの中央領域に設けられている。凸部34bは、出射口12に対向する側面34b1を有している。凸部34bの側面34b1は、傾斜面となっている。側面34b1は、フランジ34aから離れるに従い中心軸30aに近づく方向に傾斜している。側面34b1は、平坦な面とすることができる。図2に示すように、側面34b1は、出射口12と対向している。凸部34bはフランジ34aにネジ止めすることもできるし、凸部34bとフランジ34aを一体に形成することもできる。
フランジ34aおよび凸部34bの材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、フランジ34aおよび凸部34bの材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
基板35は、板状を呈し、凸部34bの側面34b1に設けられている。基板35は、側面34b1にネジ止めすることもできるし、接着することもできる。基板35の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板35の材料には特に限定がない。基板35の材料は、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックス、金属板の表面を絶縁材料で被覆したもの、ガラスエポキシ樹脂などの有機材料とすることができる。ただし、発光素子36において発生した熱の放熱を考慮すると、基板35の材料は、熱伝導率の高い材料とすることが好ましい。熱伝導率の高い材料は、例えば、セラミックス、金属板の表面を絶縁材料で被覆したものなどとすることができる。
発光素子36は、1つの出射口12に対して少なくとも1つ設けることができる。発光素子36は、上部灯体10の内部に設けられ、出射口12の方向に光を出射可能となっている。複数の発光素子36が設けられる場合には、複数の発光素子36を出射口12の幅方向に並べて設けることができる。
図5に示すように、例えば、複数の発光素子36は、出射口12の幅方向に一列に並べて設けることができる。複数の発光素子36は、基板35の表面に設けられた配線パターンと電気的に接続されている。複数の発光素子36は、直列接続されている。発光素子36は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子36の形式には特に限定はない。例えば、発光素子36は、表面実装型の発光素子とすることができる。例えば、発光素子36は、COB(Chip On Board)により実装されるチップ状の発光素子とすることもできる。表面実装型の発光素子やCOBにより実装されるチップ状の発光素子とすれば、実装密度を高くすることができるので、発光モジュール33の小型化を図ることができる。
なお、COBにより実装されるチップ状の発光素子36とする場合には、発光素子36と配線パターンを電気的に接続する配線と、透光性を有し発光素子36と配線を覆う封止部などを基板35の上に設けることができる。この場合、封止部には、蛍光体を含めることができる。蛍光体には特に限定がなく、所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
図6に示すように、レンズ37は、発光素子36の光の出射側に設けられている。レンズ37には、支持部37aが設けられ、支持部37aが基板35に接続されている。例えば、支持部37aは、基板35に接着することができる。すなわち、発光素子36、およびレンズ37は、側面34b1に設けられている。
レンズ37は、1つの発光素子36に対して1つ設けられている。複数の発光素子36が並べて設けられる場合には、図5に示すように、複数のレンズ37を一体に設けることができる。レンズ37の中心軸37bに直交する方向の寸法(断面寸法)は、光の出射側になるに従い長くなっている。例えば、レンズ37の外形形状は、略円錐台状とすることができる。
レンズ37は、発光素子36から出射した光を集光させる。例えば、図6に示すように、レンズ37の中心軸37bの位置に入射した光L1は、中心軸37b方向に出射する。レンズ37の側面に入射した光L2は、レンズ37の側面と外気との界面で反射されて、中心軸37bと略平行な方向に出射する。すなわち、レンズ37は、レンズ40と、発光素子36と、の間に設けられ、発光素子36から出射した光を集光可能となっている。
レンズ37は、ガラスや透明樹脂などの透光性材料から形成することができる。
図4に示すように、点灯回路38は、絶縁トランス38a、および定電流出力回路38bを有する。
点灯回路38は、フランジ34aの、凸部34b側とは反対側に設けられている。
絶縁トランス38aは、配線やコネクタなどを介して、航空標識灯1の外部に設けられた定電流電源装置と電気的に接続されている。絶縁トランス38aは、定電流電源装置から供給された交流電圧を所定の電圧に降圧する。絶縁トランス38aは、フランジ34aの、凸部34b側とは反対側の面に固定されている。絶縁トランス38aは、例えば、フランジ34aにネジ止めすることができる。なお、定電流出力回路38bに定電圧回路などが設けられている場合には、絶縁トランス38aを省くこともできる。
定電流出力回路38bの入力側は絶縁トランス38aと電気的に接続されている。定電流出力回路38bの出力側は基板35に設けられた配線パターンと電気的に接続されている。定電流出力回路38bは、スペーサを介してフランジ34aに固定されている。定電流出力回路38bは、交流定電流を直流定電流に変換する。定電流出力回路38bは、絶縁トランス38aにより所定の電圧に降圧された交流定電流を直流定電流に変換する。変換された直流定電流は、発光素子36に供給される。
その他、配線やコネクタなどを固定するための金具などを適宜設けることができる。
レンズ40は、パッキンなどを介して、上部灯体10と筐体31との間に挟まれている。
レンズ40は、リング状を呈している。レンズ40は、上部灯体10の内部に設けられ、一部が出射口12から露出している。レンズ40の中心軸に直交する方向の寸法(断面寸法)は、上側になるに従い短くなっている。例えば、レンズ40の外形形状は、略円錐台状とすることができる。
図7は、レンズ40の断面を例示するための模式断面図である。
図7に示すように、レンズ40の外側面40aは、凸状の曲面とすることができる。レンズ40の内側面は、第1の入射面40bと第2の入射面40cを有する。
第1の入射面40bは、内側面の上部領域に設けられている。第1の入射面40bは、凸状の曲面とすることができる。第2の入射面40cは、第1の入射面40bの下方に設けられている。第2の入射面40cは、内側面の下端の近傍に設けられている。第2の入射面40cは、凹状の曲面とすることができる。第1の入射面40bの下端と第2の入射面40cの上端は滑らかに接続されている。
なお、レンズ40の内側面が第1の入射面40bのみからなるようにしてもよい。例えば、レンズ40の内側面は、凸状の曲面とすることもできる。
すなわち、レンズ40の外側面および内側面は、凸状の曲面を含んでいる。
なお、第2の入射面40cを設ければ、路面100の上方に出射する光を増加させることができる。
レンズ40は、ガラスや透明樹脂などの透光性材料から形成することができる。
外側面および内側面に凸状の曲面を含むレンズ40とすれば、複数のレンズ37から出射した光を、航空標識灯1の中心軸1a周りの方向に拡散させることができる。すなわち、レンズ40は、水平方向に広く、鉛直方向に狭い範囲に光を出射することができる。この場合、レンズ40から出射した光は、出射口12を介して外部に出射するので、水平方向に広く、鉛直方向に狭い範囲に光を出射するのが容易となる。
ここで、前述したように、発光素子36は、表面実装型の発光素子、または、チップ状の発光素子とすることができる。表面実装型の発光素子、およびチップ状の発光素子の配光は、ランバート配光となる。ランバート配光となる発光素子と、開口形状が長方形の投光窓とを用いて、水平方向に広く、鉛直方向に狭い範囲に光が出射するようにすると、発光素子から出射した光の多くが投光窓から出射しなくなる。そのため、航空標識灯に要求される全光束を満たすのが困難となる。この場合、発光素子の数を増やすと、消費電力の増大や航空標識灯の大型化を招くことになる。
また、反射鏡を用いて、発光素子から出射した光を集光させると、航空標識灯の内部にサイズの大きな反射鏡を設ける必要がある。そのため、航空標識灯の内部構造が複雑となったり、航空標識灯のサイズが大きくなったりするおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る航空標識灯1においては、レンズ37と、レンズ40とが協働して、配光を制御するようにしている。例えば、レンズ37は、発光素子36から出射した光を集光させる。この場合、レンズ37の中心軸37bと略平行な方向に光が出射するようにすることが好ましい。レンズ40は、レンズ37から出射した光を、航空標識灯1の中心軸1a周りの方向に拡散させる。そのため、水平方向に広く、鉛直方向に狭い範囲に光を出射することができる。すなわち、レンズ40と、レンズ37と、が協働することで、照射範囲の水平方向の寸法が、鉛直方向の寸法よりも長くなる。
また、レンズ37により発光素子36から出射した光を集光させるので、発光素子36から出射した光の利用効率、あるいは航空標識灯1からの光の取り出し効率を向上させることができる。そのため、省電力化を図ることができる。また、発光素子36およびレンズ37の数を減らすことができるので、小型化や低価格化などを図ることもできる。
また、前述したように、発光モジュール33は、ベース34、基板35、発光素子36、レンズ37、および点灯回路38を有している。すなわち、発光に関する要素が1つの発光モジュール33に設けられている。また、発光モジュール33を、上部灯体10および下部灯体20から取り外し可能となっている。すなわち、フランジ34a、凸部34b、発光素子36、レンズ37、および、点灯回路38が、上部灯体10の内部から一体に着脱可能となっている。発光に関する不具合は、ほとんどが発光モジュール33に起因すると考えられる。そのため、発光モジュール33を取り外すことができれば、発光モジュール33の交換やメンテナンスが容易となる。
また、現状においては、放電ランプを備えた航空標識灯が使用されている場合がある。光源に発光素子を用いれば、放電ランプに比べて省電力化や長寿命化などを図ることができる。従来においては、放電ランプを備えた航空標識灯を発光素子を備えた航空標識灯に丸ごと交換する必要があった。そのため、工期の長期化や費用の増大を招いていた。
本実施の形態に係る発光モジュール33には、発光に関する全ての要素が設けられているので、放電ランプを備えた光源との置き換えが容易となる。そのため、放電ランプを備えた航空標識灯に設けられていた上部灯体、下部灯体、および設置部をそのまま流用することが容易となる。その結果、工期の短縮、費用の低減を図ることができる。
図2に示すように、設置部50は、空港の滑走路や誘導路などの路面100に埋め込まれる。
設置部50は、基部51、スペーサ52、および調整リング53を有する。
スペーサ52は基部51の上に設けられている。調整リング53は、スペーサ52の上に設けられている。
基部51は、円筒状を呈している。基部51の一方の端部は、塞がれている。基部51の他方の端部は、開口している。
スペーサ52は、円環状を呈している。スペーサ52の両端部は、開口している。スペーサ52の基部51側の端部は、基部51の開口に嵌め込まれている。そのため、スペーサ52は、基部51と同芯に設けることができる。
調整リング53は、円環状を呈している。調整リング53の両端部は、開口している。 調整リング53の外側面には雄ネジが形成されている。スペーサ52の内側面には、調整リング53の雄ネジに適合する雌ネジが形成されている。そのため、調整リング53をスペーサ52の内部にねじ込み、調整リング53を回転させることで、調整リング53の路面100に対する位置、ひいては、上部灯体10、下部灯体20、光源30、およびレンズ40の路面100に対する位置を調整することができる。また、調整リング53には、内側面と外側面との間を貫通する雌ネジが設けられている。そして、当該雌ネジにねじ込まれたボルトにより、調整リング53の意図しない回転が生じないようにしている。
調整リング53の上面には、雌ネジが設けられ、当該雌ネジにねじ込まれたボルトにより、下部灯体20が調整リング53の上面に固定される。
基部51、スペーサ52、および調整リング53の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、基部51、スペーサ52、および調整リング53の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 航空標識灯、1a 中心軸、10 上部灯体、12 出射口、20 下部灯体、30 光源、31 筐体、33 発光モジュール、34 ベース、34a フランジ、34b 凸部、35 基板、36 発光素子、37 レンズ、38 点灯回路、40 レンズ、50 設置部


Claims (5)

  1. 少なくとも1つの出射口を有する上部灯体と:
    前記上部灯体の内部に設けられ、一部が前記出射口から露出し、リング状を呈する第1のレンズと;
    前記上部灯体の内部に設けられ、前記出射口の方向に光を出射可能な、少なくとも1つの発光素子と;
    前記第1のレンズと、前記発光素子と、の間に設けられ、前記発光素子から出射した光を集光可能な第2のレンズと;
    を具備し、
    前記第1のレンズと、前記第2のレンズと、が協働して配光を制御可能な航空標識灯。
  2. 前記第1のレンズと、前記第2のレンズと、が協働することで、照射範囲の水平方向の寸法が、鉛直方向の寸法よりも長くなる請求項1記載の航空標識灯。
  3. 前記上部灯体の下方に設けられたフランジと;
    前記フランジに設けられ、前記出射口に対向する側面を有した凸部と;
    をさらに具備し、
    前記発光素子、および前記第2のレンズは、前記側面に設けられている請求項1または2に記載の航空標識灯。
  4. 前記フランジの、前記凸部側とは反対側に設けられた点灯回路をさらに具備し、
    前記フランジ、前記凸部、前記発光素子、前記第2のレンズ、および、前記点灯回路が、前記上部灯体の内部から一体に着脱可能となっている請求項1〜3のいずれか1つに記載の航空標識灯。
  5. 前記第1のレンズの外側面および内側面は、凸状の曲面を含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の航空標識灯。

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