JP2018055776A - 航空標識灯 - Google Patents

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Tomotsugu Tabei
智嗣 田部井
新野 真吾
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真吾 新野
石田 康史
Yasushi Ishida
康史 石田
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Abstract

【課題】路面からの突出高さが低く、且つ、必要な光量を確保することができる航空標識灯を提供することである。【解決手段】実施形態に係る航空標識灯は、中央領域に厚み方向を貫通する孔を有し、上面が平坦面となっている上部灯体と;前記孔の内部に設けられ、一方の端部が前記上面から突出する光学要素と;前記光学要素に光を照射する発光部と;を具備している。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、航空標識灯に関する。
航空標識灯は、一般的には、投光窓を有する上部灯体を備えている。上部灯体の上面は、空港の滑走路や誘導路などの路面から突出している。
ここで、航空標識灯には航空機のタイヤが乗り上げる。そのため、上部灯体の上面には、傾斜面が設けられている。傾斜面は、上部灯体の周縁側になるに従い路面に近づく方向に傾斜している。上部灯体の上面に傾斜面が設けられていれば、航空機が航空標識灯に乗り上げた際の衝撃を緩和することができる。航空機が航空標識灯に乗り上げた際の衝撃を緩和することができれば、航空機のタイヤの寿命が短くなったり、航空機の乗り心地が悪くなったりするのを抑制することができる。
この場合、上部灯体の上面の路面からの突出高さは、なるべく低くなるようにすることが好ましい。ところが、投光窓は、上部灯体の傾斜面に開口する孔の内部に設けられている。そのため、上部灯体の上面の路面からの突出高さを低くすると、上部灯体の傾斜面に設けられた投光窓の路面からの突出高さも低くなるので必要な光量を確保するのが難しくなる。また、上部灯体の傾斜面に開口する孔と、投光窓の光の出射面とにより形成された窪みに、砂などのゴミが溜まりやすくなる。投光窓の光の出射面がゴミにより覆われると必要な光量を確保できなくなるおそれがある。
特開2015−65045号公報
本発明が解決しようとする課題は、路面からの突出高さが低く、且つ、必要な光量を確保することができる航空標識灯を提供することである。
実施形態に係る航空標識灯は、中央領域に厚み方向を貫通する孔を有し、上面が平坦面となっている上部灯体と;前記孔の内部に設けられ、一方の端部が前記上面から突出する光学要素と;前記光学要素に光を照射する発光部と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、路面からの突出高さが低く、且つ、必要な光量を確保することができる航空標識灯を提供することができる。
本実施の形態に係る航空標識灯1を例示するための模式斜視図である。 図1における航空標識灯1のA−A線断面図である。 発光部40を例示するための模式断面図である。
実施形態に係る発明は、中央領域に厚み方向を貫通する孔を有し、上面が平坦面となっている上部灯体と;前記孔の内部に設けられ、一方の端部が前記上面から突出する光学要素と、前記光学要素に光を照射する発光部と;を具備した航空標識灯である。
この航空標識灯によれば、路面からの突出高さが低く、且つ、必要な光量を確保することができる。
また、前記光学要素の前記一方の端部は、ドーム状を呈するものとすることができる。 この様にすれば、航空機が航空標識灯に乗り上げた際の衝撃を小さくすることができる。そのため、航空機のタイヤの寿命が短くなったり、航空機の乗り心地が悪くなったりするのを抑制することができる。
また、前記発光部は、基板と;前記基板の上に設けられた発光素子と;を有し、前記光学要素は、前記上面から突出する側とは反対側の端面に開口する凹部を有するものとすることができる。そして、前記発光部は、前記凹部の内部に設けられ、前記発光素子の実装面は、前記上面よりも上方に位置するようにすることができる。
この様にすれば、発光素子から出射した光を効率よく外部に照射することができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
また、板状のフランジ部と;前記フランジ部の一方の面から突出する台座と;を有する取付部をさらに具備することができる。そして、前記フランジ部の前記一方の面の周縁領域は、前記上部灯体の前記上面側とは反対側に取り付けることができる。前記フランジ部の前記一方の面の前記台座の周辺は、前記光学要素を支持することができる。前記台座の前記フランジ部側とは反対側の端面には前記発光部を取り付けることができる。
この様にすれば、航空機が光学要素に乗り上げた際の荷重を支えるのが容易となる。また、発光部から出射した光を効率よく外部に照射することができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
また、前記上部灯体は、前記上面と、周端面とに開口する凹部を有することができる。そして、前記周端面における前記凹部の幅寸法は、前記上部灯体の中央領域側における前記凹部の幅寸法よりも長くすることができる。
この様にすれば、凹部の内部に堆積した砂などのゴミを上部灯体の外方に掻き寄せやすくなる。そのため、航空標識灯の清掃やメンテナンスが容易となる。
また、前記凹部の底面には厚み方向を貫通するネジ孔を設けることができる。
前述した形態を有する凹部の底面にネジ孔を設ければ、ボルトやキャップナットなどの締結部材の取り付けや、取り外しの作業が容易となる。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る航空標識灯1を例示するための模式斜視図である。
なお、煩雑となるのを避けるために、図1においては、設置部70を省いて描いている。
図2は、図1における航空標識灯1のA−A線断面図である。
図3は、発光部40を例示するための模式断面図である。
図1および図2に示すように、航空標識灯1には、上部灯体10、光学要素20、取付部30、発光部40、電源部50、下部灯体60、および設置部70が設けられている。
上部灯体10は、調整リング73の上面に開口する凹部73aの底面73a1に設けられている。上部灯体10の外観形状は、ほぼ円板状となっている。上部灯体10の周縁領域には、複数の凹部10cが設けられている。複数の凹部10cのそれぞれの底面には、厚み方向を貫通するネジ孔10c1が設けられている。図2に例示をした航空標識灯1の場合には、上部灯体10の複数のネジ孔10c1は、調整リング73の複数のネジ孔に対応する位置に設けられている。そして、調整リング73の複数のネジ孔と、上部灯体10の複数のネジ孔10c1とに挿入されたボルトとキャップナットにより、上部灯体10が調整リング73に固定されている。なお、調整リング73に複数の雌ネジを設けるようにしてもよい。複数の凹部10cは、ボルトやキャップナットなどの締結部材が上部灯体10の上面10aから突出しない深さ寸法を有する。
複数の凹部10cは、上部灯体10の上面10aと周端面10bに開口している。周端面10bにおける凹部10cの幅寸法W1(開口寸法)は、上部灯体10の中央領域側における凹部10cの幅寸法W2よりも長くなっている。図1に例示をした凹部10cの場合には、凹部10cの平面形状は扇形となっている。すなわち、平面視における凹部10cの幅寸法は、周端面10b側になるに従い漸増している。ここで、航空標識灯1は、空港の滑走路や誘導路などの路面に設置される。そのため、上部灯体10に複数の凹部10cが設けられていると、複数の凹部10cの内部に砂などのゴミが堆積する場合がある。
本実施の形態に係る航空標識灯1においては、複数の凹部10cは上部灯体10の周端面10bに開口しているので、複数の凹部10cの内部に堆積したゴミを上部灯体10の外方に掻き寄せやすくなる。また、凹部10cの幅寸法は、周端面10b側が長くなっているので、複数の凹部10cの内部に堆積したゴミを上部灯体10の外方にさらに掻き寄せやすくなる。また、この様な形態を有する凹部10cの底面にネジ孔10c1を設ければ、工具の挿入が容易となるので、ボルトやキャップナットなどの締結部材の取り付けや、取り外しの作業が容易となる。
そのため、航空標識灯1の清掃やメンテナンスが容易となる。
上部灯体10の上面10aは平坦面となっている。空港の滑走路や誘導路などの路面100に航空標識灯1を設置した際には、上部灯体10の上面10aの位置は路面100の位置とされる。ただし、設置誤差を考慮すると、上部灯体10の上面10aの位置は、路面100の位置から上下方向に±3mm程度の範囲内とすることが好ましい。
上部灯体10の下面10gは、調整リング73の凹部73aの底面73a1と接触している。上部灯体10の下面10gと調整リング73の凹部73aの底面73a1との間には、Oリング(O-ring)などのシール部材12が設けられている。そのため、上部灯体10の下面10gと調整リング73の凹部73aの底面73a1との間から、設置部70の内部に水が浸入するのを抑制することができる。
上部灯体10の下面10gには凸部10dが設けられている。凸部10dは、調整リング73の中央領域に設けられた孔の内部に設けられている。調整リング73の凹部73aの底面73a1には位置決めピン73bが設けられている。位置決めピン73bを上部灯体10に設けられた孔に挿入することで、上部灯体10と調整リング73との位置合わせができるようになっている。
また、凸部10dに開口する凹部10eが設けられている。上部灯体10の中央領域には、上部灯体10の上面10aと凹部10eの底面との間を貫通する孔10fが設けられている。孔10fは段付き孔となっている。孔10fの上面10a側の断面寸法は、光学要素20の基部21の外形寸法よりも僅かに長くなっている。孔10fの凹部10eの底面側の断面寸法は、光学要素20のフランジ部21aの外形寸法よりも僅かに長くなっている。そのため、上部灯体10の下面10g側から孔10fの内部に光学要素20を挿入することができる。
また、光学要素20のフランジ部21aが、取付部30のフランジ部30aと孔10fの段差部分との間に保持されるようになっている。光学要素20のフランジ部21aと孔10fの段差部分との間には、ゴムなどからなるシール部材13が設けられている。そのため、光学要素20と孔10fの内壁面との間から、下部灯体60の内部に水が浸入するのを抑制することができる。また、シール部材13の弾性力により、光学要素20が取付部30に押し付けられるので、光学要素20が動くのを抑制することができる。
上部灯体10の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、上部灯体10の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
光学要素20は、ガラスや透明樹脂などの透光性材料から形成され、発光部40から出射した光を透過させる。また、光学要素20は、入射した光の進む方向を所定の方向に変える。光学要素20は、例えば、内部における全反射を利用して、入射した光の進む方向を変えるものとすることができる。光学要素20は、例えば、プリズムとすることができる。
光学要素20は、基部21と投光部22を有する。基部21と投光部22は、一体に形成されている。
基部21は、筒状を呈している。基部21は、例えば、円筒状を呈したものとすることができる。基部21の一方の端部にはフランジ部21aが設けられている。フランジ部21aは、環状を呈し、基部21の側面から外方に向けて突出している。基部21の内部には発光部40が設けられている。すなわち、光学要素20は、上部灯体10の上面10aから突出する側とは反対側の端面に開口する凹部を有し、発光部40は、凹部の内部に設けられている。
投光部22は、基部21の他方の端部に設けられている。投光部22は、ドーム状を呈している。投光部22の頂面22aは平坦面となっている。投光部22の側面22bは、凸状の曲面となっている。投光部22は、上部灯体10の上面10aから突出している。一方、基部21は上部灯体10の内部に設けられ、上部灯体10の上面10aから突出していない。すなわち、光学要素20は、孔10fの内部に設けられ、一方の端部が上部灯体10の上面10aから突出している。投光部22の基部21側の面には凹部22cが設けられている。凹部22cの内部には、発光素子42および封止部43が設けられている。
投光部22の上面10aからの突出高さHは、12.5mm以下となるようにすることが好ましい。突出高さHを12.5mm以下とすれば、航空機が光学要素20に乗り上げた際の衝撃を小さくすることができる。この場合、突出高さHを6mm以下とすれば、航空機が光学要素20に乗り上げた際の衝撃をさらに小さくすることができる。
ここで、航空機が航空標識灯に乗り上げた際の衝撃が大きくなると、航空機のタイヤの寿命が短くなったり、航空機の乗り心地が悪くなったりするおそれがある。
そのため、一般的な航空標識灯の場合には、上部灯体の周縁側になるに従い路面に近づく方向に傾斜する傾斜面を設け、傾斜面の頂点の位置がなるべく低くなるようにしている。そして、傾斜面に開口する孔の内部に光が出射する投光窓を設けるようにしている。上部灯体に傾斜面を設け、傾斜面の頂点の位置がなるべく低くなるようにすれば、航空機が航空標識灯に乗り上げた際の衝撃を緩和させることができる。ところが、光が出射する投光窓が高さの低い傾斜面に設けられることになるため、必要となる光量の確保が難しくなる。また、傾斜面に開口する孔と、投光窓の光の出射面とにより形成された窪みに、砂などのゴミが溜まりやすくなる。投光窓の光の出射面が砂などのゴミにより覆われると必要となる光量の確保ができなくなるおそれがある。また、投光窓の光の出射面の清掃を頻繁に行う必要が生じるおそれがある。
本実施の形態に係る航空標識灯1においては、上部灯体10の上面10aは平坦面となっている。また、空港の滑走路や誘導路などの路面100に航空標識灯1を設置した際には、上部灯体10の上面10aの位置は、路面100の位置とされる。そのため、路面100から突出するのは、光学要素20の投光部22のみとなる。
この場合、投光部22はドーム状を呈しているため、航空機が光学要素20に乗り上げた際の衝撃を緩和させることができる。また、投光部22の全域から光を出射することができるので、光学要素20(投光部22)の上面10aからの突出高さH(航空標識灯1の路面100からの突出高さ)を低くしても必要な光量を確保するのが容易となる。また、上部灯体10の上面10aは平坦面となっているので、砂などのゴミが上部灯体10の上面10aに堆積するのを抑制することができる。そのため、投光部22がゴミにより覆われ、必要となる光量が確保できなくなるのを抑制することができる。また、上部灯体10の上面10aを清掃する回数を大幅に低減させることができる。
取付部30は、フランジ部30aと台座30bを有する。フランジ部30aと台座30bは、一体に形成されている。
フランジ部30aは、板状を呈している。フランジ部30aの一方の面には台座30bが設けられている。台座30bは、フランジ部30aの一方の面から突出している。フランジ部30aの一方の面は、凹部10eの底面と接触している。フランジ部30aは、凹部10eの底面に取り付けられている。例えば、フランジ部30aは、凹部10eの底面にネジ止めすることができる。すなわち、フランジ部30aの一方の面の周縁領域は、上部灯体10の上面10a側とは反対側(下面10g側)に取り付けられている。フランジ部30aの一方の面の台座30bの周辺は、光学要素20を支持する。この場合、光学要素20には航空機が乗り上げる。そのため、フランジ部30aの一方の面と光学要素20のフランジ部21aとの間には、フッ素樹脂などの樹脂からなるパッキンが設けられている。樹脂からなるパッキンが設けられていれば、光学要素20が破損するのを抑制することができる。光学要素20に加えられた荷重は、パッキン、取付部30、および上部灯体10を介して設置部70に伝えられる。
また、フランジ部30aの他方の面には、電源部50が取り付けられている。
台座30bは、フランジ部30aの一方の面から突出している。台座30bは、柱状を呈している。台座30bは、例えば、円柱状を呈したものとすることができる。台座30bは、筒状を呈する基部21の内部に設けられている。台座30bのフランジ部30a側とは反対側の端面には、発光部40(基板41)が取り付けられている。
航空標識灯1を点灯させると、発光部40および電源部50において熱が発生する。発生した熱は、主に、取付部30を介して上部灯体10に伝えられ、上部灯体10から外部に放出される。
そのため、取付部30は、機械的な強度が高く、且つ、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。取付部30の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。
以上に説明したように、取付部30は、光学要素20を支持する機能(光学要素20に加えられた荷重を支える機能)、発光部40および電源部50を取り付ける機能、および、発光部40および電源部50において発生した熱を上部灯体10に伝える機能を有している。
発光部40は、光学要素20に光を照射する。
図3に示すように、発光部40は、基板41と発光素子42を有する。
基板41は、台座30bのフランジ部30a側とは反対側の端面に取り付けられている。例えば、基板41は、台座30bの端面にネジ止めすることができる。
基板41の材料には特に限定はないが、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。基板41が熱伝導率の高い材料から形成されていれば、発光素子42において発生した熱の放熱効率を向上させることができる。熱伝導率の高い材料は、例えば、酸化アルミニウムなどのセラミックス、金属板の表面を絶縁材料で被覆したものなどとすることができる。
発光素子42は、基板41の上に設けられている。発光素子42は、基板41の表面に設けられた配線パターンと電気的に接続されている。発光素子42は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子42の数には特に限定がなく、発光素子4の大きさや仕様などに応じて適宜変更することができる。
発光素子42の形式には特に限定はない。発光素子42は、例えば、表面実装型の発光素子とすることができる。発光素子42は、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。また、発光素子42は、例えば、COB(Chip On Board)により実装されるチップ状の発光素子とすることもできる。この場合、表面実装型の発光素子やCOBにより実装されるチップ状の発光素子とすれば、実装密度を高くすることができ、ひいては発光部40の小型化を図ることができる。
なお、COBにより実装されるチップ状の発光素子42とする場合には、発光素子42と配線パターンを電気的に接続する配線と、発光素子42と配線を覆う封止部43などを基板41の上に設けることができる。この場合、封止部43には、蛍光体を含めることができる。蛍光体には特に限定がなく、所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
なお、発光素子42に代えて、ハロゲンランプ、白熱電球、蛍光ランプ、HIDランプ(High Intensity Discharge lamp)などを用いることもできる。ただし、小型化、省エネルギー化、長寿命化などを考慮すると、発光ダイオードなどの発光素子42とすることが好ましい。
また、発光素子42の実装面42aは、上部灯体10の上面10aよりも上方に位置しているようにすることが好ましい。
上部灯体10の上面10aは平坦面となっている。また、上面10aから上方に突出しているのは、光学要素20の投光部22のみである。そのため、発光素子42の実装面42aが上部灯体10の上面10aよりも上方に位置していれば、発光素子42から出射した光を効率よく外部に照射することができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
電源部50は、絶縁トランス51と回路基板52を有する。
絶縁トランス51は、配線51aとコネクタ51bを介して、航空標識灯1の外部に設けられた定電流電源装置と電気的に接続されている。絶縁トランス51は、定電流電源装置から供給された交流電圧を所定の電圧に降圧する。絶縁トランス51は、フランジ部30aの、台座30bが設けられる側とは反対側の面に取り付けられている。例えば、絶縁トランス51は、フランジ部30aにネジ止めすることができる。絶縁トランス51は、下部灯体60により覆われている。なお、回路基板52に定電圧回路などが設けられている場合には、絶縁トランス51を省くこともできる。
回路基板52の入力側は絶縁トランス51と電気的に接続されている。回路基板52の出力側は基板41に設けられた配線パターンと電気的に接続されている。回路基板52は、スペーサ53を介して、フランジ部30aの、台座30bが設けられる側とは反対側の面に取り付けられている。回路基板52は、下部灯体60により覆われている。回路基板52は、交流定電流を直流定電流に変換する定電流出力回路を有する。回路基板52は、絶縁トランス51により所定の電圧に降圧された交流定電流を直流定電流に変換する。変換された直流定電流は、発光素子42に供給される。
下部灯体60の外観は、円柱状を呈している。下部灯体60には、一方の端面に開口する凹部60aが設けられている。凹部60aの内部には、絶縁トランス51と回路基板52が収納されている。下部灯体60の、凹部60aが開口する側の端部には、フランジ部60bが設けられている。フランジ部60bは、環状を呈し、下部灯体60の側面から外方に向けて突出している。フランジ部60bには、ネジ孔が設けられている。フランジ部60bのネジ孔は、上部灯体10の凸部10dの端面に設けられた雌ネジに対応する位置に設けられている。下部灯体60は、上部灯体10の凸部10dの端面にネジ止めされている。
また、フランジ部60bと上部灯体10の凸部10dの端面との間には、Oリングなどのシール部材14が設けられている。シール部材14が設けられていれば、凹部60aの内部に水が浸入するのを抑制することができる。
下部灯体60の、凹部60aが開口する側とは反対側の端面には、コネクタ51bと、複数の保護部60cが設けられている。複数の保護部60cは、コネクタ51bに外力が加わるのを抑制するために設けられている。そのため、複数の保護部60cの高さは、コネクタ51bの高さよりも高くなっている。
下部灯体60の材料には特に限定はない。下部灯体60は、例えば、樹脂、またはアルミニウム合金などの金属から形成することができる。
設置部70は、空港の滑走路や誘導路などの路面100に埋め込まれる。
設置部70は、基台71、スペーサ72、および調整リング73を有する。
スペーサ72は、基台71の上に設けられている。調整リング73は、スペーサ72の上に設けられている。
基台71の外観は、円柱状を呈している。基台71には、一方の端面に開口する凹部71aが設けられている。凹部71aの開口部の内壁には環状のフランジ部71bが設けられている。フランジ部71bは、凹部71aの内壁から内側に向けて突出している。
スペーサ72は、上部灯体10の上面10aの位置を調整するために設けられている。すなわち、スペーサ72の厚み寸法を調整することで、路面100に対する上部灯体10の上面10aの位置を調整する。スペーサ72の厚み寸法は、例えば、スペーサ72の調整リング73側の端部を切削加工することで調整することができる。スペーサ72は、円筒状を呈している。スペーサ72の両端部は、開口している。スペーサ72の基台71側の端部には、凹部72aが設けられている。凹部72aは、スペーサ72の外側面に開口している。凹部72aにはフランジ部71bが嵌め込まれている。フランジ部71bを凹部72aに嵌め込むことで、スペーサ72が基台71と同芯に設けられるようになっている。
調整リング73は、円筒状を呈している。調整リング73の両端部は、開口している。調整リング73のスペーサ72側の端部には、凹部73cが設けられている。凹部73cは、調整リング73の外側面に開口している。凹部73cにはスペーサ72の調整リング73側の端部が嵌め込まれている。凹部73cにスペーサ72の端部を嵌め込むことで、調整リング73が、スペーサ72および基台71と同芯に設けられるようになっている。
調整リング73には、図示しないネジ孔が設けられている。スペーサ72には図示しないネジ孔が設けられている。基台71には図示しない雌ネジが設けられている。調整リング73のネジ孔、およびスペーサ72のネジ孔は、基台71に設けられた雌ネジに対応する位置に設けられている。調整リング73は、スペーサ72を介して、基台71にネジ止めされる。
調整リング73の、スペーサ72側とは反対側の端面(上面73d)には、凹部73aが設けられている。凹部73aは、調整リング73の上面73dに開口している。凹部73aの底面73a1に上部灯体10を取り付けた際には、上部灯体10の上面10aと調整リング73の上面73dとがほぼ同一平面内にあるようになっている。
基台71、スペーサ72、および調整リング73の材料は、例えば、アルミニウム合金などの金属とすることができる。ただし、基台71、スペーサ72、および調整リング73の材料は、例示をしたものに限定されるわけではない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 航空標識灯、10 上部灯体、10a 上面、10b 周端面、10c 凹部、10c1 ネジ孔、10f 孔、20 光学要素、21 基部、22 投光部、22a 頂面、22b 側面、22c 凹部、30 取付部、30a フランジ部、30b 台座、40 発光部、41 基板、42 発光素子、42a 実装面、50 電源部、51 絶縁トランス、52 回路基板、60 下部灯体、70 設置部、71 基台、72 スペーサ、73 調整リング、100 路面

Claims (6)

  1. 中央領域に厚み方向を貫通する孔を有し、上面が平坦面となっている上部灯体と;
    前記孔の内部に設けられ、一方の端部が前記上面から突出する光学要素と;
    前記光学要素に光を照射する発光部と;
    を具備した航空標識灯。
  2. 前記光学要素の前記一方の端部は、ドーム状を呈している請求項1記載の航空標識灯。
  3. 前記発光部は、基板と;前記基板の上に設けられた発光素子と;を有し、
    前記光学要素は、前記上面から突出する側とは反対側の端面に開口する凹部を有し、
    前記発光部は、前記凹部の内部に設けられ、
    前記発光素子の実装面は、前記上面よりも上方に位置している請求項1または2に記載の航空標識灯。
  4. 板状のフランジ部と;前記フランジ部の一方の面から突出する台座と;を有する取付部をさらに具備し、
    前記フランジ部の前記一方の面の周縁領域は、前記上部灯体の前記上面側とは反対側に取り付けられ、
    前記フランジ部の前記一方の面の前記台座の周辺は、前記光学要素を支持し、
    前記台座の前記フランジ部側とは反対側の端面には前記発光部が取り付けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載の航空標識灯。
  5. 前記上部灯体は、前記上面と、周端面とに開口する凹部を有し、
    前記周端面における前記凹部の幅寸法は、前記上部灯体の中央領域側における前記凹部の幅寸法よりも長い請求項1〜4のいずれか1つに記載の航空標識灯。
  6. 前記凹部の底面には厚み方向を貫通するネジ孔が設けられている請求項5記載の航空標識灯。


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