JP6905496B2 - 杭基礎 - Google Patents

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Description

本発明は、杭基礎に関する。
特許文献1には、筒状の杭本体の先端に螺旋翼が設けられた回転圧入鋼管杭を備えた杭基礎において、この鋼管杭の杭頭及び外周面を覆うように場所打ちコンクリート杭を形成した構造が開示されている。また、特許文献2には、液状化が生じる地層部分を貫通する杭が開示されており、この杭における液状化部分と対応する周面に地盤攪乱体が形成されている。
特開2005−232694号公報 特開平7−127053号公報
ところで、塔状構造物を支持する杭基礎では、杭の径を拡大させることなく水平力に対する抵抗力を確保できる構造が求められる。この構造の一例として、上記特許文献1に記載されているように、回転鋼管杭の杭頭の周囲にコンクリート杭を形成する構造が考えられる。しかしながら、回転鋼管杭を回転させるためには大掛かりな装置が必要となる。また、コンクリートを打設するために杭頭の周囲の地盤を掘削する必要があり、工期の観点で改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、水平力に対する抵抗力を確保しつつ、工期の短縮が可能な杭基礎を得ることを目的とする。
請求項1に記載の杭基礎は、鉛直方向に沿って延在され、杭頭が地盤よりも上方に突出されて塔状構造物を支持する杭と、前記杭における地盤中の地表面の近傍に設けられ、前記杭の外周面から径方向外側へ突出されたリブと、を有し、前記リブは、地盤の地表面の位置から下側へ延在されている。
請求項1に記載の杭基礎では、延長方向に沿って杭が延在されており、この杭の杭頭が地盤よりも上方に突出されている。また、杭における地盤の地表面の近傍には、リブが設けられており、このリブは、杭の外周面から径方向外側へ突出されている。これにより、杭に水平力が入力された場合、杭のすべり面を杭の周面からリブの先端側へシフトさせることができる。この結果、地盤から受ける抵抗力が大きくなり、水平力に対する抵抗力を確保することができる。
また、リブを形成するだけで水平力に対する抵抗力を大きくすることができるため、リブが無い場合と同様に施工することができ、工期の短縮が可能となる。
請求項2に記載の杭基礎は、請求項1において、前記リブは、前記杭の周方向に等間隔で複数設けられている。
請求項2に記載の杭基礎では、杭に対して様々な方向から水平力が入力された場合であっても水平力に対する抵抗力を確保することができる。
請求項3に記載の杭基礎は、請求項1又は2において、前記リブの上端部が地盤の地表面よりも下側に位置している。
請求項3に記載の杭基礎では、リブが地盤の地表面よりも上方まで延在されていないため、この地表面に床版などを設けることができる。
請求項4に記載の杭基礎は、請求項1〜3の何れか1項において、前記杭は、鋼管で形成されており、前記リブは、鋼材で形成されている。
請求項4に記載の杭基礎では、杭及びリブを鋼材で形成することにより、杭へリブを固定する際に、ボルト及びナットなどによる機械的な締結によってリブを固定する方法に加えて、溶接などの方法を用いリブを杭に固定する方法を採用することができる。
請求項に記載の杭基礎は、請求項1〜の何れか1項において、前記杭は、筒状に形成されており、前記杭における地盤中に埋設された部位の内周面から径方向内側へ突出された内リブを備えている。
請求項に記載の杭基礎では、杭の外周面のリブに加えて、杭の内周面に設けられた内リブによってさらに杭の剛性を向上させることができる。この結果、杭を小型化しても必要な抵抗力を確保することができる。
請求項6に記載の杭基礎は、請求項1〜5の何れか1項において、前記リブの下端部は、下方へ向かうにつれて径方向外側に位置するように傾斜又は湾曲されている。
請求項7に記載の杭基礎は、請求項1〜5の何れか1項において、前記リブの下端部は、径方向外側端部から前記杭の外周面にかけて、下方へ向かうにつれて径方向内側に位置するように傾斜されている。
以上説明したように、本発明に係る杭基礎及び杭基礎の施工方法によれば、水平力に対する抵抗力を確保しつつ、工期の短縮が可能となる。
第1実施形態に係る杭基礎が適用された風力発電装置の全体図を示す模式図である。 (A)は第1実施形態に係る杭基礎の立面図であり、(B)は図2のA−Aで切断した状態を示す平断面図である。 (A)は比較例における杭に外力が作用した際のすべり面を示す概略図であり、(B)は第1実施形態における杭に外力が作用した際のすべり面を示す概略図である。 (A)は第1実施形態の第1変形例に係る杭基礎の立面図であり、(B)は図4(A)の4B−4B線で切断した状態を示す平断面図である。 (A)は第1実施形態の第2変形例に係る杭基礎の平断面図であり、(B)は第1実施形態の第3変形例に係る杭基礎の平断面図であり、(C)は第1実施形態の第4変形例に係る杭基礎の平断面図である。 (A)は第1実施形態の第5変形例に係る杭基礎の立断面図であり、(B)は第1実施形態の第6変形例に係る杭基礎の立断面図である。 (A)は第1実施形態の第7変形例に係る杭基礎の立断面図であり、(B)は第1実施形態の第8変形例に係る杭基礎の立断面図である。 (A)は第2実施形態に係る杭基礎の立面図であり、(B)は平面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る杭基礎10について、図面を参照して説明する。図1に示されるように、本実施形態の杭基礎10は、風力発電装置12を支持する基礎とされている。
風力発電装置12は、杭基礎10から鉛直方向に延在された塔状構造物としての脚部(タワー)14と、この脚部14の上端部に設けられた風車部16とを含んで構成されている。また、風車部16は、ナセル18、ハブ20及びブレード22を含んで構成されている。
脚部14は、上方へ向かうにつれて徐々に小径となるように形成されており、この脚部14の下端が杭基礎10に連結されている。また、風車部16を構成するナセル18は、脚部14の上端部に回動自在に取り付けられており、このナセル18の内部には、図示しない発電機や増幅器が収容されている。
ナセル18は、図示しないロータ軸を介してハブ20と連結されている。そして、ハブ20には複数の回転翼であるブレード22が取り付けられており、本実施形態では一例として3枚のブレード22がハブ20の周面に取り付けられている。
以上のように構成された風力発電装置12の脚部14が杭基礎10に支持されている。ここで、本実施形態の杭基礎10は、杭24とリブ28とを含んで構成されている。
杭24は、鋼管で形成されて鉛直方向を軸方向として延在されており、風力発電装置12の脚部14と略同軸上に設けられている。また、杭24は、上部に設けられた杭頭24Aを除いた部分が打撃工法によって地盤26中に打ち込まれている。ここで、本実施形態では、洋上の風力発電装置12の杭基礎10に適用しているため、杭24は、海底に打ち込まれており、地盤26から杭24の杭径の4〜6倍程度の深さまで打ち込まれる。本実施形態では一例として、杭径が8mの杭24を用いており、地盤26から40m程度の深さまで打ち込まれている。
図2(A)に示されるように、杭頭24Aは、地盤26よりも上方に突出されている。また、杭24における地盤26の地表面の近傍には、複数のリブ28が設けられている。リブ28はそれぞれ、杭24の軸方向(鉛直方向)に延在されており、本実施形態では、地盤26の地表面の位置から下側へ延在されている。すなわち、リブ28の上端部が地盤26の地表面に位置しており、この地表面よりも上側に突出しないように配置されている。
図2(B)に示されるように、本実施形態では、杭24の周方向に等間隔で8つのリブ28が設けられている。それぞれのリブ28は、杭24の外周面から径方向外側へ突出されている。
ここで、リブ28は、鋼材で形成されており、杭24を打ち込む前に杭24の外周面に溶接などの方法で固定されている。そして、リブ28を固定した状態で打撃工法によって杭24が地盤26に打ち込まれている。なお、リブ28を固定する方法は、溶接の他にボルト及びナットによって機械的に締結する方法を採用してもよい。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の杭基礎10では、杭24の外周面から径方向外側へ複数のリブ28が突出されているため、風力発電装置12から杭24へ転倒する方向の外力(水平力)が入力された場合であっても、リブ28によって、杭24のすべり面を杭24の周面からリブ28の先端側へシフトさせることができる。この結果、この水平力に対する抵抗力を確保することができる。この作用について、図3を参照して説明する。
図3(A)に示されるように、リブ28が設けられていない比較例の杭100の場合について考える。この構造では、杭24に水平力が入力された場合、この杭24の周面と地盤26との境界部分がすべり面P1となる。
これに対して、図3(B)に示されるように、本実施形態の杭基礎10を構成する杭24では、リブ28が設けられていることにより、リブ28の先端部分と地盤26との境界部分がすべり面P2となる。このように、本実施形態の杭基礎10では、リブ28が無い比較例に対して、より地盤26から大きな抵抗力を受けることができる。なお、図3(B)では、説明の便宜上、地盤26からの抵抗力を受けるリブ28のみを図示しており、他の6つのリブ28の図示を省略している。
また、打撃工法によって杭24を打ち込む場合、杭24の周面の近傍の地盤26は、杭24の打ち込みによって軟質になっている。すなわち、摩擦力が小さくなっている。このような構造では、比較例のようにリブ28が無い場合、すべり面P1が杭100の周面の摩擦力の小さい部分となるため、抵抗力が小さくなる可能性がある。
本実施形態では、すべり面P2が杭24の周面よりも外側になるため、より摩擦力の大きい部分で地盤26からの抵抗力を得ることができ、水平力に対する抵抗力を確保することができる。
また、本実施形態では、リブ28を形成するだけで水平力に対する抵抗力を大きくすることができるため、杭24の径を大きくすることがない。また、リブ28を鉛直方向に延在させることにより、打撃工法によって杭24を打ち込む際に、リブ28から抵抗を受けるのを抑制することができる。この結果、リブ28が無い場合と同様に施工することができ、工期の短縮が可能となる。
さらに、本実施形態では、図2(B)に示されるように、リブ28が杭24の周方向に等間隔で複数(8つ)設けられている。これにより、杭24に対して様々な方向から水平力が入力された場合であっても水平力に対する抵抗力を確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、リブ28の上端部が地表面よりも下側に位置している。すなわち、リブ28が地表面よりも上側まで延在されていない。これにより、この地表面に床版などを設けて水平力に対する抵抗力を増大させることができる(図8参照)。一方で、杭24における地盤26の地表面の近傍は、モーメントが大きくなる部分であるため、この部分にリブ28を設けることで、水平力に対する抵抗力を確保することができる。
また、本実施形態では、杭24を鋼管で形成しており、リブ28を鋼材で形成している。これにより、杭24へリブ28を固定する際に、ボルト及びナットなどによる機械的な締結によってリブ28を杭24に固定する方法に加えて、溶接などの方法を用いリブ28を杭24に固定する方法を採用することができる。
なお、本実施形態では、杭24を構成する鋼管の内部を空洞にしたが、これに限定されない、例えば、図4に示す第1変形例の構造を採用してもよい。また、リブの形状や数について、図5〜7に示す第2変形例〜第8変形例の構造を採用してもよい。
(第1変形例)
図4(A)に示されるように、本変形例では、鋼管で形成された杭24の内部にコンクリート32が充填された、所謂CFT造(Concrete-Filled Steel Tube:充填形鋼管コンクリート構造)とされている。図4(B)に示されるように、杭24の内部にコンクリート32を充填することで、コンクリート32が鋼管の内周面に密着している。
図4(A)に示されるように、コンクリート32は、地盤26の地表面よりも上側に位置する杭頭24Aからリブ28の下端部よりも下側まで充填されている。このように、杭24の耐力が必要となる部分にコンクリート32を充填することで、杭24の厚みを薄くしたり、杭24の径を小さくすることができる。
(第2変形例)
図5(A)に示されるように、本変形例では、杭24の周方向に等間隔で16つのリブ28が設けられている。それぞれのリブ28は、杭24の外周面から径方向外側へ突出されている。また、リブ28の杭24の周面からの長さは全て同じ長さとされている。
(第3変形例)
図5(B)に示されるように、本変形例では、杭24における地盤26中に埋設された部位の内周面から径方向内側へ突出された内リブ34を備えている。このように、杭24の外周面のリブ28に加えて、杭24の内周面に設けられた内リブ34によって、さらに杭24の剛性を向上させることができる。この結果、杭24を小さくしても必要な抵抗力を確保することができる。
なお、図5(B)では、杭24の内側を空洞としているが、実際には、打撃工法によって杭24を地盤26に打ち込むことで、杭24の内部に土砂が入り込んでいる。
(第4変形例)
図5(C)に示されるように、本変形例では、リブ28の杭24の周面からの長さが第1実施形態よりも短く形成されている。例えば、地盤26が比較的硬質な場合は、リブ28の長さを短くすることで、杭24を打ち込みやすくすることができる。
(第5変形例)
図6(A)に示されるように、本変形例では、杭24の周面から径方向外側へリブ40が突出されており、このリブ40の下端部は、下側に向かうにつれて径方向の長さが徐々に短くなっている。そして、本変形例におけるリブ40の下端部は、下側へ向かうにつれて径方向外側に位置するように傾斜されている。
(第6変形例)
図6(B)に示されるように、本変形例では、杭24の周面から径方向外側へリブ42が突出されており、このリブ42の下端部は、下側に向かうにつれて径方向内側に位置するように傾斜されている。第5変形例及び第6変形例のように、リブの下端部を傾斜させることで、杭24を打ち込みやすくできる。
(第7変形例)
図7(A)に示されるように、本変形例では、杭24の周面から径方向外側へリブ44が突出されており、このリブ44の下端部は、下側に向かうにつれて径方向内側に位置するように湾曲されている。
(第8変形例)
図7(B)に示されるように、本変形例のリブ46は、第7変形例とは逆向きに湾曲されている。すなわち、リブ46の下端部は、下側に向かうにつれて径方向外側に位置するように湾曲されている。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る杭基礎50について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態の杭基礎50は、杭24、リブ28及び床版52を含んで構成されており、杭24及びリブ28については第1実施形態と同様の構造とされている。また、床版52は、杭24の杭頭24Aに設けられており、この床版52は、ベース54と三角板56とを含んで構成されている。
ベース54は、杭24の軸方向(鉛直方向)を厚み方向として形成されており、地盤26上に設置されている。また、図8(B)に示されるように、ベース54は、平面視で杭24と同心状の略円形に形成されている。そして、本実施形態では一例として、ベース54が鋼材で形成されており、杭頭24Aの周面に固定されている。ベース54を杭頭24Aに固定する方法としては、溶接の他、ボルト及びナット等によって機械的に締結する方法を採用してもよい。
ベース54の上面側には複数の三角板56が設けられている。三角板56は、杭24の周方向に沿って等間隔に8つ設けられおり、それぞれの三角板56は、杭24に沿った方向とベース54に沿った方向とが直線部分となるように略三角形状に形成されている。また、本実施形態では三角板56の位置とリブ28の位置とは一致している。このため、平面視で三角板56とリブ28とが上下に重なるように位置している。
三角板56の下端面は、ベース54に沿って杭24の径方向に延在されており、ベース54の上面に固定されている。また、三角板56における杭24の中心側に位置する側面は、杭頭24Aに沿って鉛直方向に延在されており、この杭頭24Aに固定されている。この三角板56をベース54及び杭頭24Aに固定する方法としては、ベース54と同様に溶接の他、ボルト及びナット等によって機械的に締結する方法を採用してもよい。
以上のように、床版52は、地盤26上に設置されており、杭頭24Aに固定されている。このため、杭24に作用する外力が床版52を介して地盤26へ伝達されるように構成されている。
(杭基礎の施工方法)
次に、本実施形態の杭基礎50の施工方法の一例について説明する。初めに、杭24と床版52が分離された状態で、予め杭24にリブ28を固定しておく。そして、打撃工法により杭24を地盤26に所定の深さまで打ち込む。このように打撃工法を採用すれば、地盤26が土砂地盤や比較的緩い礫地盤に限らず、軟岩であっても杭24を施工する(打ち込む)ことができる。
続いて、打ち込まれた杭24に床版52を固定する。ここで、本実施形態では、海中で床版52を杭頭24Aに固定する作業となるため、予めベース54に三角板56を取り付けて床版52を形成しておき、この状態で杭24の上側から床版52を杭頭24Aに通して地盤26上に設置する方法を採用してもよい。
床版52を地盤26上に設置した後、ベース54及び三角板56を所定の方法で杭頭24Aに固定する。このようにして、杭基礎50が施工される。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の杭基礎50では、地盤26上に床版52が設置されており、この床版52は、杭24に固定されて杭24に作用する力を地盤26へ伝達させるように構成されている。これにより、塔状構造物である風力発電装置12の脚部14から杭24に対して、杭24が倒れる方向の外力が入力された場合であっても、この外力の少なくとも一部を床版52を介して地盤26へ伝達させることができ、水平力に対する杭24の抵抗力を確保することができる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
以上、第1、第2実施形態及び変形例について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、塔状構造物として風力発電装置を支持する杭基礎について説明したが、これに限定されない。すなわち、他の塔状構造物を支持する杭基礎に適用してもよく、鉄塔などの塔状構造物を支持する杭基礎に適用してもよい。この場合、複数の杭を地盤に打ち込むことで、鉄塔などの塔状構造物を支持することができる。
また、上記実施形態では、1つの杭で風力発電装置を支持するモノパイル基礎としたが、これに限定されず、他の基礎に適用してもよい。例えば、3つの杭を地盤に打ち込み、これらの杭を連結して風力発電装置を支持する三脚式(トライポッド式)の基礎に適用してもよい。この場合、それぞれの杭にリブを設けることで、上記実施形態と同様の作用を奏し得る。
さらに、上記実施形態では、杭を鋼管で形成したが、杭の材質は特に限定されず、他の材質で杭を形成してもよい。例えば、木造の木杭やコンクリート造のコンクリート杭を用いてもよい。また、これらの材質を組み合わせた杭を用いてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、リブの上端部が地盤26の地表面に位置しているが、これに限定されず、リブを地表面よりも上側まで突出させた構造としてもよい。
また、図6、7に図示された第5〜第8変形例では、リブの下端部の形状を変更した構造について説明したが、さらにリブの先端部分を尖らせてもよい。例えば、図2(A)に示されるリブ28において、このリブ28の下端部を下側へ向かうにつれて徐々に厚みが薄くなるように形成してもよい。このようにすれば、リブ28の下端部が尖るため、杭24を打ち込む際のリブ28から受ける抵抗を低減させることができる。
10 杭基礎
12 風力発電装置
14 脚部(塔状構造物)
24 杭
24A 杭頭
26 地盤
28 リブ
34 内リブ
40 リブ
42 リブ
44 リブ
46 リブ
50 杭基礎

Claims (7)

  1. 鉛直方向に沿って延在され、杭頭が地盤よりも上方に突出されて塔状構造物を支持する杭と、
    前記杭における地盤中の地表面の近傍に設けられ、前記杭の外周面から径方向外側へ突出されたリブと、
    を有し、
    前記リブは、地盤の地表面の位置から下側へ延在されている、杭基礎。
  2. 前記リブは、前記杭の周方向に等間隔で複数設けられている請求項1に記載の杭基礎。
  3. 前記リブの上端部が地盤の地表面よりも下側に位置している請求項1又は2に記載の杭基礎。
  4. 前記杭は、鋼管で形成されており、
    前記リブは、鋼材で形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の杭基礎。
  5. 前記杭は、筒状に形成されており、
    前記杭における地盤中に埋設された部位の内周面から径方向内側へ突出された内リブを備えている請求項1〜4の何れか1項に記載の杭基礎。
  6. 前記リブの下端部は、下方へ向かうにつれて径方向外側に位置するように傾斜又は湾曲されている請求項1〜5の何れか1項に記載の杭基礎。
  7. 前記リブの下端部は、径方向外側端部から前記杭の外周面にかけて、下方へ向かうにつれて径方向内側に位置するように傾斜されている請求項1〜5の何れか1項に記載の杭基礎。
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