JP6905230B2 - 塞栓術装置 - Google Patents

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本発明は、動脈瘤の治療等の際に使用される塞栓術装置に関する。
近年、動脈等の血管に動脈瘤が生じた場合に、その動脈瘤の破裂を防止するための各種治療が実用化されている。そのような動脈瘤の治療の際に使用される装置(動脈瘤治療装置)としては、例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献1に記載の治療方法では、患者の血管内に挿入されたマイクロカテーテル内を通じて、白金(Pt)等からなる金属コイルを治療対象の動脈瘤内に埋め込むことで、動脈瘤の治療が行われるようになっている。
特開2013−126561号公報
ところで、このような動脈瘤治療装置等の塞栓術装置では一般に、低コストかつ簡便に治療を行うことが求められている。したがって、動脈瘤の治療等の塞栓術を低コストかつ簡便に行うことが可能な塞栓術装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置は、大血管(例えば大動脈等)を経由して末梢血管(例えば末梢動脈等)内に挿入されて、その末梢血管において塞栓術(例えば、その末梢血管に生じた動脈瘤の治療等)を行うための装置であって、軸方向に沿って延在するシャフトと、このシャフトの基端側に設けられたハンドルとを備えたものである。上記シャフトは、上記軸方向に沿って延在していると共に、形状記憶合金からなるコアワイヤが内在することによって螺旋状に形成された先端領域を有するチューブ状部材と、このチューブ状部材の先端領域に設けられ、上記末梢血管を焼灼するための少なくとも1つの焼灼用電極と、上記軸方向に沿って少なくとも1つの焼灼用電極よりも基端側に設けられ、チューブ状部材の周囲に拡張可能に構成されたバルーンと、チューブ状部材の周囲を覆うように配置されており、ハンドルに対する所定の操作に応じて、チューブ状部材上を軸方向に沿って摺動可能に構成された収納用スリーブと、を有している。また、ハンドルに対する上記所定の操作が行われていない場合には、チューブ状部材における先端領域と前記バルーンとがそれぞれ、収納用スリーブ内に収容されることにより、上記先端領域が軸方向に沿って引き延ばされて、直線状に延在する形状となると共に、バルーンが非拡張状態に設定されるようになっている。一方、ハンドルに対する上記所定の操作が行われた場合には、収納用スリーブが軸方向に沿った基端側にスライドして、チューブ状部材における先端領域とバルーンとがそれぞれ、収納用スリーブの外部に露出することにより、上記先端領域が螺旋状に変形すると共に、バルーンが拡張状態に設定されるようになっている。
本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置では、上記バルーンがチューブ状部材の周囲に拡張されることにより、上記末梢血管内における血流が、上記大血管側に対応する上流側において遮断される。また、このようにしてバルーンが拡張された状態において、上記螺旋状に変形したチューブ状部材の先端領域における少なくとも1つの焼灼用電極を用いて上記末梢血管が焼灼されることにより、上記軸方向に沿ってバルーンよりも先端側に位置する上記末梢血管が、筋攣縮または血栓形成によって閉塞する。このようにして上記末梢血管において塞栓術が行われることで、例えば、患者の血管内に挿入されたマイクロカテーテル内を通じて、白金等からなる金属コイルを治療対象の動脈瘤内に埋め込むことで、動脈瘤の治療が行われる場合などとは異なり、以下のようになる。すなわち、高価な治療器具(塞栓術用の器具)が不要となると共に、塞栓術の際の操作が簡易なものとなる。
本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置では、上記したように、バルーンがチューブ状部材の周囲に拡張されることによって、上記末梢血管内における血流が、上記大血管側に対応する上流側において遮断されると共に、このバルーンが拡張された状態において、上記螺旋状に変形した上記先端領域における少なくとも1つの焼灼用電極を用いて、上記末梢血管が焼灼されることによって、上記軸方向に沿ってバルーンよりも先端側に位置する上記末梢血管が閉塞するようにするのが好ましい。
本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置によれば、上記チューブ状部材と上記少なくとも1つの焼灼用電極と上記バルーンとを有するシャフトを設けるようにしたので、上記末梢血管における塞栓術の際に、高価な塞栓術用の器具が不要となると共に、塞栓術の際の操作が簡易なものとなる。よって、このような塞栓術装置を用いて塞栓術を行うことで、塞栓術を低コストかつ簡便に行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置としての動脈瘤治療装置の概略構成例を表す模式側面図である。 図1に示した焼灼用の電極およびバルーン等の詳細構成例を表す模式斜視図である。 図1に示したIII−III線に沿った断面構成例を表す模式図である。 図1に示した動脈瘤治療装置を用いた治療方法の一例を表す模式図である。 図4に続く治療方法の一例を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(先端側の焼灼用電極と基端側のバルーンとを有するシャフトを備えた動脈瘤治療装置の例)
2.変形例
<1.実施の形態>
[概略構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る塞栓術装置としての動脈瘤治療装置1の概略構成例を、模式的に側面図(Y−Z側面図)で表したものである。具体的には、図1(A)は、後述する所定の操作を行っていない場合(通常時)における動脈瘤治療装置1の概略構成例を、図1(B)は、そのような所定の操作を行った場合(操作時)における動脈瘤治療装置1の概略構成例を、それぞれ示している。また、図2は、図1(B)に示した概略構成例の一部分(後述する焼灼用の電極およびバルーン112等)の詳細構成例を、模式的に斜視図で表したものである。
この動脈瘤治療装置1は、患者体内の血管(例えば、後述する末梢動脈92の血管)に生じた動脈瘤の治療の際に用いられる装置であり、詳細は後述するが、大動脈を経由して治療対象の末梢動脈の血管内に挿入されるようになっている。動脈瘤治療装置1は、図1(A),図1(B),図2に示したように、シャフト11、ハンドル12、ガイドワイヤ挿入ポート13aおよび液体注入ポート13bを備えている。なお、この動脈瘤治療装置1(動脈瘤の治療を行うための装置)は、本発明における「塞栓術装置(塞栓術を行うための装置)」の一具体例に対応している。また、上記した大動脈(後述する大動脈91)は、本発明における「大血管」の一具体例に対応し、上記した末梢動脈92は、本発明における「末梢血管」の一具体例に対応している。
(A.シャフト11)
シャフト11は、可撓性を有する部材であり、自身の軸方向(長手方向)であるZ軸方向に沿って延在する形状となっている。このシャフト11は、図1(A),図1(B),図2に示したように、基体としてのチューブ状部材110と、このチューブ状部材110の先端側(後述するハンドル12とは反対側)に設けられた先端電極111a、リング状電極111bおよびバルーン112と、収納用スリーブ113とを有している。
(チューブ状部材110)
チューブ状部材110は、可撓性を有する絶縁性の管状構造(管状部材)からなり、上記した軸方向(Z軸方向)に沿って延在している。具体的には、図1(A)に示したように、後述する所定の操作を行っていない場合(通常時)には、チューブ状部材110はこの軸方向に沿って直線状に延在する形状となっている。一方、詳細は後述するが、図1(B),図2に示したように、そのような所定の操作を行った場合(操作時)には、チューブ状部材110における後述する先端領域A1が、上記した軸方向に沿って螺旋状に変形するようになっている。すなわち、チューブ状部材110におけるこの先端領域A1は、そのような螺旋状に変形可能に構成されている。
具体的には、このチューブ状部材110における先端領域A1は、例えばナイチノール(ニッケル(Ni)−チタン(Ti)合金)のような形状記憶合金からなるコアワイヤ(後述するコアワイヤ83)が内在することによって、螺旋状に形成されている。そして、上記した通常時には、この先端領域A1は引き延ばされた状態で後述する収納用スリーブ113の中に収納されているため、上記したように、先端領域A1が軸方向に沿って直線状に延在する形状となっている。一方、上記した操作時には、この先端領域A1は収納用スリーブ113から突出するため、先端領域A1が螺旋状に戻るようになっている。
また、このチューブ状部材110は、詳細は後述するが(図3)、上記した軸方向に沿って延在するように内部に複数のルーメン(細孔,貫通孔)が形成された、いわゆるマルチルーメン構造を有している。各ルーメンには、詳細は後述するが、各種の細線(導線や熱電対等)や所定の液体がそれぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で挿通されている。なお、このチューブ状部材110の外径は、例えば0.5mm〜3.0mm程度であり、チューブ状部材110の軸方向(Z軸方向)に沿った長さは、例えば500mm〜1500mm程度である。
このようなチューブ状部材110の先端領域A1には、図1(A),図1(B),図2に示したように、複数の焼灼用電極(この例では1つの先端電極111aおよび複数のリング状電極111b)が設けられている。これらの先端電極111aおよびリング状電極111bはそれぞれ、後述するアブレーション(焼灼)の際に、末梢動脈の血管を焼灼するための電極である。これらの1つの先端電極111aおよび複数のリング状電極111bはそれぞれ、具体的には、チューブ状部材110の軸方向に沿って、その先端側から基端側へ向けて、この順で所定の間隔をおいて配置されている。また、複数のリング状電極111bはそれぞれ、チューブ状部材110の外周面上に固定配置される一方、先端電極111aは、チューブ状部材110の最先端に固定配置されている。
これらの先端電極111aおよびリング状電極111bはそれぞれ、後述するチューブ状部材110のルーメン内に挿通された複数の導線(リード線)を介して、ハンドル12と電気的に接続されている。なお、例えば、先端電極111aには導線が接続されていないようにしてもよい。また、この先端電極111aには、図1(B),図2に示したように、後述するガイドワイヤ80が挿通される、ガイドワイヤ挿入孔H1が形成されている。
このような先端電極111aおよびリング状電極111bはそれぞれ、例えば、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼(SUS)、金(Au)、白金(Pt)等の、電気伝導性の良好な金属材料、あるいは、各種の樹脂材料により構成されている。なお、動脈瘤治療装置1の使用時におけるX線に対する造影性を良好にするためには、これらの先端電極111aおよびリング状電極111bがそれぞれ、白金またはその合金により構成されていることが好ましい。
ここで、図3は、図1(B)中のIII−III線に沿った、チューブ状部材110の断面構成例(X−Y断面構成例)を、模式的に表したものである。この例では図3に示したように、チューブ状部材110は、アウター部70(シェル部)、インナー部71(コア部)および樹脂層72を有するマルチルーメン構造となっている。具体的には、このチューブ状部材110には、互いに分離した7つのルーメンL0〜L6が形成されている。なお、この図3では、説明の便宜上、後述するガイドワイヤ80がチューブ状部材110内(後述するルーメンL0内)に挿通されている状況について、図示している。
アウター部70は、図3に示したように、チューブ状部材110の最外周に位置するチューブ状の部材である。このアウター部70は、例えば、高硬度のナイロンエラストマーにより構成されている。このアウター部70を構成するナイロンエラストマーとしては、例えば、軸方向(Z軸方向)に沿って異なる硬度のものが用いられている。これによりチューブ状部材110(シャフト11)は、その先端側から基端側に向けて、段階的に硬度が高くなるように構成されている。
インナー部71は、図3に示したように、アウター部70の内周側に位置する、コア部材である。このインナー部71は、例えば、低硬度のナイロンエラストマーにより構成されている。なお、このインナー部71内に、上記した7つのルーメンL0〜L6がそれぞれ形成されている。
樹脂層72は、図3に示したように、6つのルーメンL0〜L6を区画する層であり、例えばフッ素樹脂により構成されている。このフッ素樹脂としては、例えば、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の、絶縁性の高い材料が挙げられる。
ルーメンL0は、この例では図3に示したように、チューブ状部材110のX−Y断面(円形状)における中心付近に配置されている。このルーメンL0には、後述する動脈瘤の治療の際には、ガイドワイヤ80が挿通されるようになっている。
残りの6つのルーメンL1〜L6はそれぞれ、チューブ状部材110のX−Y断面において、ルーメンL0の周囲を取り囲むように配置されている。具体的には、この例では図3に示したように、これらのルーメンL1〜L6は、それらの中心同士を結んだ場合に六角形状をなすようにして、ルーメンL0の周囲に配置されている。
ルーメンL1は、この例では図3に示したように、チューブ状部材110のX−Y断面において、Y軸の正方向側に配置されている。また、図3に示したチューブ状部材110のX−Y断面において、このルーメンL1の時計回り(右回り)に沿った隣には、ルーメンL6が配置されている。これらのルーメンL1,L6にはそれぞれ、複数の導線81が挿通されている。これらの導線81はそれぞれ、前述したリング状電極111bに対して、個別に電気的接続されている。なお、このような導線81は、例えば、ポリイミドなどの樹脂によって金属導線の外周面が被覆された、樹脂被覆線により構成されている。
一方、図3に示したチューブ状部材110のX−Y断面において、ルーメンL1の反時計回り(左回り)に沿った隣には、ルーメンL2が配置されている。このルーメンL2には、動脈瘤治療装置1を用いた後述する焼灼の際の温度を測定するための、熱電対82(リード線)が挿通されている。なお、この熱電対82は、チューブ状部材110内からハンドル12内へと引き出されるようになっている。
また、図3に示したチューブ状部材110のX−Y断面において、上記したルーメンL6の時計回りに沿った隣には、ルーメンL5が配置されている。このルーメンL5には、後述するバルーン112を拡張(展開)させる際などに使用される、所定の液体Lが注入されるようになっている。この液体Lとしては、例えば、滅菌水や、滅菌した生理食塩水などが挙げられ、例えば造影剤を含むようにするのが望ましい。
また、図3に示したチューブ状部材110のX−Y断面において、上記したルーメンL2とルーメンL5との間には、反時計回りに沿って、ルーメンL3,L4がこの順に配置されている。ルーメンL4には、前述したように、チューブ状部材110の先端領域A1を螺旋状に形成するためのコアワイヤ83が、挿通されている。一方、この例ではルーメンL3内には、何も挿通あるいは注入されないようになっている。
(バルーン112)
バルーン112は、図1(A),図1(B),図2に示したように、チューブ状部材110の軸方向(Z軸方向)に沿って、前述した複数の焼灼用電極(先端電極111aおよびリング状電極111b)よりも基端側の領域(バルーン配置領域A2)に設けられている。このバルーン112は、例えば図1(B),図2に示したように、前述した液体Lがチューブ状部材110の液体排出孔H2を介してバルーン112の内部に注入されることで、チューブ状部材110の周囲に拡張可能に構成されている。
収納用スリーブ113は、図1(A)に示したように、チューブ状部材110の周囲を覆うように配置されており、シャフト11における鞘として機能する管状部材となっている。この収納用スリーブ113は、後述するハンドル12における操作部122への操作によって、チューブ状部材110上を軸方向に沿って摺動するようになっている。
具体的には、図1(A)に示したように、後述する所定の操作を行っていない場合(通常時)には、軸方向(Z軸方向)に沿ってチューブ状部材110の略全領域が、収納用スリーブ113によって覆われるようになっている。したがって、この場合には、複数のリング状電極111bおよびバルーン112も収納用スリーブ113によって覆われており、先端電極111aの近傍のみが、収納用スリーブ113から露出している。なお、詳細は後述するが、この場合には、前述した液体Lをバルーン112内に注入させるための操作がなされないため、図1(A)に示したように、バルーン配置領域A2において、バルーン112が収納状態(非拡張状態)となっている。
一方、図1(B)に示したように、そのような所定の操作を行った場合(操作時)には、チューブ状部材110の軸方向(Z軸方向)に沿って、収納用スリーブ113の一部が基端側にスライド(移動)するようになっている(図1(B)中の矢印P2参照)。すると、図1(B),図2に示したように、複数のリング状電極111bが収納用スリーブ113の外部に露出するとともに、前述したように、チューブ状部材110における先端領域A1が、軸方向に沿って螺旋状に変形するようになっている(図1(B)中の矢印P3参照)。また、この場合、図1(B),図2に示したように、バルーン112も収納用スリーブ113の外部に露出する。そしてこの状態において、操作者による操作によって、前述した液体Lがバルーン112の内部に注入されると、バルーン112が拡張(展開)状態となる(図1(B)中の矢印P4参照)。
(B.ハンドル12)
ハンドル12は、図1(A),図1(B)に示したように、シャフト11の基端側に装着されており、その軸方向(Z軸方向)に沿って延在する形状となっている。このハンドル12は、把持部121および操作部122を有している。
把持部121は、動脈瘤治療装置1の使用時に、操作者(医師)が掴む(握る)部分である。
操作部122は、前述した、ハンドル12に対する所定の操作(収納用スリーブ113の一部を基端側にスライドさせるための操作)が行われる部分である。具体的には、この例では図1(B)に示したように、操作部122は、把持部121に対して軸方向(Z軸方向)に沿って双方向にスライド可能なノブ状の部材となっている。そして、この例では図1(B)中の矢印P1で示したように、操作部122が操作者によって基端側にスライド操作されることで、前述したように、収納用スリーブ113の一部が基端側にスライドするようになっている(図1(B)中の矢印P2参照)。また、これに伴って、前述したように、チューブ状部材110における先端領域A1が、軸方向(Z軸方向)に沿って螺旋状に変形する(図1(B)中の矢印P3参照)。そして、バルーン112が外部に露出するため、前述した液体Lの注入によってバルーン112が拡張可能な状態となる。
なお、このような把持部121および操作部122はそれぞれ、例えば、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の合成樹脂により構成されている。
(C.ガイドワイヤ挿入ポート13a,液体注入ポート13b)
ガイドワイヤ挿入ポート13aは、図1(A),図1(B)に示したように、ハンドル12の基端から突出するように装着されている。このガイドワイヤ挿入ポート13a内には、後述する動脈瘤の治療の際に、前述したガイドワイヤ80が挿入されるようになっている。そして、ハンドル12内から、チューブ状部材110におけるルーメンL0内、および、先端電極111aにおけるガイドワイヤ挿入孔H1を介して、ガイドワイヤ80が動脈瘤治療装置1全体を挿通するようになっている。
液体注入ポート13bもまた、図1(A),図1(B)に示したように、ハンドル12の基端から突出するように装着されている。この液体注入ポート13b内には、後述する動脈瘤の治療の際に、前述した液体Lが注入されるようになっている。そして、ハンドル12内から、チューブ状部材110におけるルーメンL5内および液体排出孔H2を介して、バルーン112内に液体Lが注入されることで、バルーン112がチューブ状部材110の周囲に拡張されるようになっている(図1(B)中の矢印P4参照)。
[動作および作用・効果]
(A.治療方法について)
この動脈瘤治療装置1は、前述したように、患者体内の血管に生じた動脈瘤の治療の際に用いられる。
図4および図5は、このような動脈瘤治療装置1を用いた動脈瘤の治療方法の一例を、図4,図5の順序にて、模式的に断面図(血管についての断面図)で表したものである。なお、ここでは、大動脈91から分岐した末梢動脈92の血管に生じた動脈瘤90を治療する場合を、例に挙げて説明する。ちなみに、そのような大動脈91としては、例えば腹大動脈等が挙げられ、末梢動脈92としては、例えば、腹大動脈等から枝分かれした末梢動脈等が挙げられる。
まず、例えば図4に示したように、動脈瘤治療装置1の操作者(医師)が操作することで、大動脈91を経由して末梢動脈92の血管内に、動脈瘤治療装置1をその先端側(先端電極111a側)から挿入させ、治療対象の部位(動脈瘤90付近)まで到達させる(図4中の矢印P51,P52参照)。なお、このとき、動脈瘤治療装置1に先行して予め動脈瘤90の近傍までガイドワイヤ80を挿入した後、そのガイドワイヤ80に沿わせて、動脈瘤治療装置1を治療領域まで進める。すなわち、図4に示したように、ガイドワイヤ80が動脈瘤治療装置1全体を挿通しており、治療対象の部位までガイドされるようになっている。
また、この際には、ハンドル12の操作部122に対して、前述した所定の操作が行われないようになっている(通常時)。したがって、図4に示したように、軸方向に沿ってチューブ状部材110の略全領域が、収納用スリーブ113によって覆われている。つまり、この場合には図4に示したように、先端領域A1およびバルーン112はそれぞれ、収納された状態となっている。
次に、動脈瘤治療装置1の操作者が、前述した所定の操作を行う(操作部122を基端側にスライド操作させる)と、以下のようになる。
すなわち、例えば図5に示したように、まず、収納用スリーブ113の一部が、その基端側にスライドする(図5中の矢印P2参照)。すると前述したように、これに伴って、チューブ状部材110における先端領域A1が、軸方向(Z軸方向)に沿って螺旋状に変形する(図5中の矢印P3参照)。その結果、この先端領域A1における複数の焼灼用電極(先端電極111aおよびリング状電極111b)が、末梢動脈92における血管の内壁に、当接する。
次に、操作者が、液体注入ポート13bから液体Lを注入することで、前述したようにして、バルーン112が拡張状態となる(図5中の矢印P4参照)。このようにして、バルーン112がチューブ状部材110の周囲に拡張されることにより、末梢動脈92の血管内における血流が、大動脈91側に対応する上流側(バルーン配置領域A2よりも上流側)において、遮断されることになる。
続いて、このようにしてバルーン112が拡張された状態において、図5に示したように、上記したように螺旋状に変形した先端領域A1における複数の焼灼用電極(先端電極111aおよびリング状電極111b)を用いて、末梢動脈92の血管が焼灼される。つまり、例えば図5に示したように、バルーン112よりも先端側(先端領域A1)に位置する末梢動脈92の血管(バルーン配置領域A2と動脈瘤90との間に位置する血管)に対して、焼灼(アブレーション)が行われる。
このアブレーションの際には、上記した先端電極111aおよびリング状電極111bと、患者の体表に装着された対極板(不図示)との間に、電源装置(不図示)から高周波(RF;Radio Frequency)の電力が供給される。これにより、これらの先端電極111aおよびリング状電極111bと対極板との間で高周波通電がなされ、ジュール発熱によるアブレーションが行われる。
このようにして、バルーン112が拡張された状態において、末梢動脈92の血管が焼灼されることにより、軸方向に沿ってバルーン112よりも先端側に位置する末梢動脈92の血管が、筋攣縮(血管が縮んだ状態)または血栓形成によって、閉塞することになる。
その後は、動脈瘤治療装置1の操作者によって、バルーン112内から液体Lを除いてバルーン112を収縮させた後、前述した所定の操作(操作部122の基端側へのスライド操作)が解除される(通常時に復帰させる)。これにより、再び図4に示したように、チューブ状部材110の略全領域が収納用スリーブ113によって覆われ、先端領域A1が収納状態となる。そして、この状態において、操作者による操作によって、動脈瘤治療装置1が患者の体内から取り出されることで、動脈瘤90に対する一連の治療方法が完了となる。
(B.動脈瘤治療装置1における作用・効果)
このようにして、本実施の形態の動脈瘤治療装置1では、大動脈91を経由して末梢動脈92の血管内に挿入されて、その末梢動脈92の血管に生じた動脈瘤90を治療する際に、以下のようになる。
すなわち、まず、バルーン112がチューブ状部材110の周囲に拡張されることにより、末梢動脈92の血管内における血流が、大動脈91側に対応する上流側において、遮断される。また、このようにしてバルーン112が拡張された状態において、螺旋状に変形した先端領域A1における複数の焼灼用電極(先端電極111aおよびリング状電極111b)を用いて、末梢動脈92の血管が焼灼されることにより、軸方向に沿ってバルーン112よりも先端側に位置する末梢動脈92の血管が、閉塞する。
つまり、本実施の形態の治療方法では、積極的に筋攣縮を生じさせたり血栓を形成させたりするために、血流の上流側(チューブ状部材110の基端側)にバルーン112を配置し、血流を上流側で止めて澱ませることを目的としている。なお、この治療方法では、治療対象の部位が末梢動脈92であることから、例えば治療対象の部位が大動脈91である場合とは異なり、血管を閉塞させたとしても、他の血流ルートが自然生成されるため、血流に関する問題が生じるおそれは無い。
このようにして動脈瘤90の治療が行われることで、本実施の形態では、例えば、患者の血管内に挿入されたマイクロカテーテル内を通じて、白金等からなる金属コイルを治療対象の動脈瘤内に埋め込むことで、動脈瘤の治療が行われる場合(比較例)とは異なり、以下のようになる。すなわち、本実施の形態の治療方法では、まず、この比較例の治療方法とは異なり、白金等からなる高価な治療器具が不要となる。また、この比較例の治療方法では、治療の際に複数回の操作(金属コイルを埋め込むための複数回の操作)が必要となる一方、本実施の形態の治療方法では、治療の際に1回の操作で済むことから、本実施の形態では比較例と比べ、治療の際の操作が簡易なものとなる。
以上のように本実施の形態では、これまでに説明したチューブ状部材110と複数の焼灼用電極(先端電極111aおよびリング状電極111b)とバルーン112とを有するシャフト11を、動脈瘤治療装置1に設けるようにしたので、以下のようになる。すなわち、末梢動脈92の血管に生じた動脈瘤90の治療の際に、高価な治療器具が不要となると共に、治療の際の操作が簡易なものとなる。よって、このような動脈瘤治療装置1を用いて治療を行うことで、動脈瘤90の治療を、低コストかつ簡便に行うことが可能となる。
また、本実施の形態の治療方法によれば、例えば以下のような付随的な効果を得ることも可能となる。すなわち、上記したようにして、軸方向に沿ってバルーン112よりも先端側(先端領域A1)に位置する末梢動脈92の血管が閉塞することで、例えば、アブレーションにより生成された血栓が、上流側(大動脈91側)に流れていってしまうことが防止され、その結果、患者の体内へのリスクを低減することも可能となる。
<2.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態において説明した各部材の形状や配置位置、サイズ、個数、材料等は限定されるものではなく、他の形状や配置位置、サイズ、個数、材料等としてもよい。具体的には、例えば、上記実施の形態では、チューブ状部材110の先端領域A1において、焼灼用電極が複数設けられている場合を例に挙げて説明したが、この場合には限られない。すなわち、チューブ状部材110の先端領域A1において、焼灼用電極が1つだけ設けられているようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、先端領域A1を螺旋形状にする手法として、形状記憶合金からなるコアワイヤを用いた手法を例に挙げて説明したが、この手法には限られない。すなわち、例えば、操作ワイヤに対する所定の操作を利用して、先端領域A1を螺旋形状にする手法を用いるようにしてもよい。
更に、上記実施の形態では、動脈瘤治療装置1内に収納用スリーブ113が設けられている場合を例に挙げて説明したが、この場合には限られない。すなわち、例えばシースカテーテルなどの別の医療機器を用いる場合などには、この収納用スリーブ113を動脈瘤治療装置1内に設けないようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、大動脈91の一例として腹大動脈を挙げると共に、末梢動脈92の一例として、腹大動脈から枝分かれした末梢動脈を挙げて説明を行ったが、大動脈91および末梢動脈92の例としては、これらの動脈には限られない。すなわち、本発明の塞栓術装置(塞栓術方法)は、他の部位の大動脈や末梢動脈や、大静脈や末梢静脈についての治療にも、適用することが可能である。具体的には、本発明の塞栓術装置(塞栓術方法)は、血管性病変(血管腫や血管奇形など)や腫瘍性病変(肝癌等の多血性腫瘍など)のための塞栓術に用いることができる。
1…動脈瘤治療装置、11…シャフト、110…チューブ状部材、111a…先端電極、111b…リング状電極、112…バルーン、113…収納用スリーブ、12…ハンドル、121…把持部、122…操作部、13a…ガイドワイヤ挿入ポート、13b…液体注入ポート、70…アウター部、71…インナー部、72…樹脂層、80…ガイドワイヤ、81…導線、82…熱電対、83…コアワイヤ、90…動脈瘤、91…大動脈、92…末梢動脈、A1…先端領域、A2…バルーン配置領域、H1…ガイドワイヤ挿入孔、H2…液体排出孔、L…液体、L1〜L6…ルーメン。

Claims (2)

  1. 大血管を経由して末梢血管内に挿入されて、前記末梢血管において塞栓術を行うための装置であって、
    軸方向に沿って延在するシャフトと、
    前記シャフトの基端側に設けられたハンドルと
    を備え、
    前記シャフトは、
    前記軸方向に沿って延在していると共に、形状記憶合金からなるコアワイヤが内在することによって螺旋状に形成された先端領域を有するチューブ状部材と、
    前記チューブ状部材の前記先端領域に設けられ、前記末梢血管を焼灼するための少なくとも1つの焼灼用電極と、
    前記軸方向に沿って前記少なくとも1つの焼灼用電極よりも基端側に設けられ、前記チューブ状部材の周囲に拡張可能に構成されたバルーンと
    前記チューブ状部材の周囲を覆うように配置されており、前記ハンドルに対する所定の操作に応じて、前記チューブ状部材上を前記軸方向に沿って摺動可能に構成された収納用スリーブと
    を有しており、
    前記ハンドルに対する前記所定の操作が行われていない場合には、
    前記チューブ状部材における前記先端領域と前記バルーンとがそれぞれ、前記収納用スリーブ内に収容されることにより、前記先端領域が前記軸方向に沿って引き延ばされて、直線状に延在する形状となると共に、前記バルーンが非拡張状態に設定されるようになっており、
    前記ハンドルに対する前記所定の操作が行われた場合には、
    前記収納用スリーブが前記軸方向に沿った基端側にスライドして、前記チューブ状部材における前記先端領域と前記バルーンとがそれぞれ、前記収納用スリーブの外部に露出することにより、前記先端領域が前記螺旋状に変形すると共に、前記バルーンが拡張状態に設定されるようになっている
    塞栓術装置。
  2. 前記バルーンが前記拡張状態に設定されることにより、前記末梢血管内における血流が、前記大血管側に対応する上流側において遮断されると共に、
    前記バルーンが前記拡張状態に設定された状態において、前記螺旋状に変形した前記先端領域における前記少なくとも1つの焼灼用電極を用いて、前記末梢血管が焼灼されることにより、前記軸方向に沿って前記バルーンよりも先端側に位置する前記末梢血管が、閉塞するようになっている
    請求項1に記載の塞栓術装置。
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