JP6905171B2 - 半導体装置用パッケージおよびそれを用いた半導体装置。 - Google Patents

半導体装置用パッケージおよびそれを用いた半導体装置。 Download PDF

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Description

本開示は、半導体装置用パッケージおよびそれを用いた半導体装置に関する。
セラミック基板を配線基板上にはんだ付けする際に、セラミック基板と配線基板の熱膨張係数差によって、はんだ接続部に熱履歴による熱ストレスが作用し、はんだクラックが生じることが知られている。
特許文献1に開示される発光素子用セラミックパッケージでは、一対の電極用ソルダーパッドよりも外周側に、基板のコーナー部を避けて補助ソルダーパッドを設けることで、接続信頼性に優れるとともに、パッケージを安定的に配線基板に支持することを可能としている。
特開2007−214514号公報
しかしながら、コーナー部からソルダーパッドが離れると、セルフアライメント力が低下することから実装精度が低下するおそれがあり、より実装性の高い半導体装置が求められている。
本発明に係る実施形態は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、接続信頼性及び実装性に優れた半導体装置用パッケージおよびそれを用いた半導体装置を提供する。
本発明の一実施の形態の半導体装置用パッケージは、主面及び裏面を有し、平面視形状が矩形の基板と、前記基板の裏面側に設けられ、前記基板の外側周縁の四隅に分かれて形成された補助ソルダーパッドと、前記補助ソルダーパッドよりも内側に形成された少なくとも一対の電極用ソルダーパッドと、を有する。
本発明の一実施の形態の半導体装置用パッケージによれば、接続信頼性及び実装性に優れた半導体装置用パッケージおよびそれを用いた半導体装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る発光装置の概略断面図である。 図1に示す発光装置の概略平面図である。 図1に示す発光装置の概略下面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の概略下面図である。 本発明の第3実施形態に係る発光装置の概略下面図である。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係る半導体装置用パッケージを用いた発光装置100の概略断面図である。発光装置100は、主面10a及び裏面10bを有し、平面視形状が矩形の基板10を有する。基板10の裏面10b側には、平面視において基板10の外側周縁の四隅に分かれて形成された補助ソルダーパッド20が設けられている。さらに、裏面10b側には、補助ソルダーパッド20よりも内側に形成された、少なくとも一対の電極用ソルダーパッド30が設けられている。補助ソルダーパッド20よりも内側とは、4つの補助ソルダーパッド20に囲まれた領域内であることを意味する。本実施形態では、裏面10bの略中央部に、一対の電極用ソルダーパッド30が配置されている。
電極用ソルダーパッドは、半導体装置用パッケージを実装する実装基板との線膨張係数差の影響を小さくするため、基板10の外側周縁を避けて配置する。電極用ソルダーパッドの面積が大きくなると、基板10と実装基板との線膨張係数差による応力を受けやすく、はんだ部分にクラックが生じて電圧上昇などの不具合が発生し、不灯に至る可能性がある。一方、基板の外側周縁付近にはんだパッド(ソルダーパッド)が存在しないと、セルフアライメント効果が効きにくく、実装性が低下する。
本実施形態ではセルフアライメント効果を得るために、電極用ソルダーパッドとは別に、基板の裏面10b側の外側周縁の四隅に分かれて形成された補助ソルダーパッド20を有している。基板の外側周縁付近にはんだパッドが存在するので、セルフアライメント効果が大きくなり、実装性が向上する。また、溶融はんだを載置する領域が大きくなり、ソルダーパッドとはんだとの接触面積が増加するため、各ソルダーパッド上でのはんだ量の差が生じにくくなり、実装時の傾きを抑制することができる。
また、電極用ソルダーパッドは基板10の平面積に比べて小さめに形成されているため、クラックが生じにくい。なお、補助ソルダーパッド20は電極用ソルダーパッド30とは電気的に非接続とされているため、補助ソルダーパッドと接続されるはんだにクラックが生じても、不灯には至ることはない。
セルフアライメント力は、ソルダーパッドとはんだの接触長さ(外周)に比例する。そのため、補助ソルダーパッドは基板10の外側周縁に沿ってなるべく大きく形成されることが好ましいが、補助ソルダーパッドが基板の一辺に沿って長く形成されていると、はんだの濡れ性の差で、同一のソルダーパッド内で配置されるはんだの量に偏りが生じて実装性が低下するおそれがある。そのため、補助ソルダーパッドが四隅に分かれて形成されていると同一のソルダーパッド内でのはんだの偏りを低減させることができる。
本実施形態では、補助ソルダーパッド20は、図3に示すように基板10の外側周縁の隅部の形状に沿ったL字形状とされている。言い換えると補助ソルダーパッド20は、図3に示すように基板10の隣接する2辺に沿ってX方向及びY方向に延びる部分を有している。補助ソルダーパッドをL字形状とすることによってXY方向への実装位置ずれを抑制することができる。
電極用ソルダーパッド30と、補助ソルダーパッド20の大きさは、同等であってもよいし、いずれか一方が大きくてもよい。また、補助ソルダーパッド20のそれぞれは、大きさや形状が異なっていても良い。実装する実装基板の応力が生じやすい場所に合わせて補助ソルダーパッド20を配置してもよい。
電極用ソルダーパッド30の一辺と、補助ソルダーパッド20の一辺が、図3に示すように直線上に配置されていると、位置合わせのラインを長くとることができるため、セルフアライメント効果がより高まり、実装性が向上する。
第1実施形態の半導体装置用パッケージの一例について、図1を参照しながら説明する。この例では、半導体装置用パッケージに半導体素子として発光素子1が搭載されており、発光装置100とされている。なお、搭載される半導体素子は、発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子に限られず、トランジスタやIC、LSI、ツェナーダイオード、コンデンサー、受光素子なども用いることができる。
本実施形態の発光装置は、図1及び図2に示すように、上面を発光面とし、発光面の反対側の下面に電極が設けられた発光素子1と、発光素子1の側面を被覆し、発光素子1の上面を露出して配置された光反射部材2と、光反射部材2の上であって、発光素子1の上面の外周を取り囲むように形成された枠体4とを含む。さらに、発光装置100は、枠体4内に配置された、すなわち枠体4で囲まれた領域に充填された透光性部材3を有し、光反射部材2、枠体4、及び透光性部材3を被覆する封止部材5を有する。
実施形態1の発光装置100において、発光素子1は、例えば透光性の絶縁基板上に半導体層が積層され、半導体層側の一面に少なくとも一対の正負の電極が形成されたものである。光反射部材2は、少なくとも発光素子1の側面を覆うように設けられる。
本実施形態では、図2に示すように、発光素子1は、基板10の主面10a上にバンプ等の接合材料によってフリップチップ実装されており、その側面が光反射部材2に接触して被覆されている。基板10の主面10aには配線が設けられており、配線と発光素子1の電極とが接合部材を介して接合される。発光素子1は平面形状が略正方形であり、図1に示すように、3×3の行列状(格子状)に9つ配置されている。
隣接する発光素子間の間隔は、特に限定されるものではないが、例えば発光素子の一辺の長さよりも狭いことが好ましい。特に、1μm〜300μm、さらに好ましくは50μm〜100μmとすることにより、蛍光体や拡散材を用いて発光素子間の非発光領域に光を拡散させることができる。このため、隣接する発光素子間には光反射部材2が配置されていることが好ましい。
光反射部材2は、発光素子1の上面を除く側面全てを被覆することが好ましい。発光素子間での光吸収を抑制するためである。また、光反射部材2は、その上面が平坦であることが好ましい。発光素子の上面と略面一であってもよいし、発光素子の上面よりも高い位置にその上面が配置されていてもよい。ここでの面一とは、樹脂の自重によってその表面に意図しない若干の凹部が形成されることが許容され、つまり、数10μm程度の高低差が許容されることを意図する。さらに光反射部材2は、基板10上に載置された、発光素子1以外の部品(例えば保護素子16など)を埋設していてもよい。基板10の裏面10bには、図2に示すように少なくとも一対の電極用ソルダーパッド30が設けられる。この一対の端子電極の形状を、例えば切り欠き等を用いて若干異ならせることで、極性を表示するためのアノードマークやカソードマークとしてもよい。
光反射部材2の上面には、枠体4が形成される。枠体4は、発光素子1の上面の外周を取り囲む。複数の発光素子1が用いられる場合には、図1に示すように複数の発光素子の最外周を取り囲むように配置される。発光素子の上面のすべてが、枠内に露出するように形成されることが好ましく、例えば最も外周に位置する発光素子1の上面の若干外側に枠体4が配置され、枠内の最外側に光反射部材2の上面が露出されていることが好ましい。発光素子の外縁と枠体の内壁との距離は、例えば300μm以下、0〜100μm程度が好ましい。これにより発光領域を限定することで高輝度化を実現することができる。枠体4は、光反射性を有する物質を混合した樹脂材料により形成することができる。
透光性部材3は、枠体4内、すなわち枠体4によって取り囲まれて形成される凹部内に配置される。本実施形態では、凹部は、発光素子1の上面及び光反射部材2の上面により形成される底面と、枠体4によって形成される内側面を有しており、この凹部内に透光性部材3が配置される。
透光性部材3は、樹脂材料に蛍光体等の波長変換物質が含有されたものを好適に用いることができる。このような樹脂材料を枠体4内に滴下(ポッティング)することで透光性部材3を形成することができる。蛍光体を用いる場合、波長変換時に生じる蛍光体からの発熱を効率よく放熱するために、蛍光体は発光素子1の上面と接していることが好ましく、よって蛍光体は凹部の底面に、すなわち発光素子側に沈降配置されていることが好ましい。
封止部材5は、発光素子からの光、すなわち透光性部材3を通って出射される光を効率よく外部に取り出すために設けられる透光性部材である。封止部材5は、光反射部材2、枠体4、及び透光性部材3を被覆している。また、封止部材5は、レンズ部6とレンズ部6の下方に、レンズの外周側に延出されてなる鍔部7とを有する。
図1に示すように、枠体4の一部は、鍔部7で被覆されている。光取り出し効率を向上させるためには、レンズ部6は発光素子から出射された光が、レンズ部の界面で全反射しない程度に大きく設定することが好ましい。しかし、発光装置を小型化しようとすると、レンズを大きくするには限界がある。そこで、枠体4の一部が鍔部7で被覆されるようにする。言い換えると、平面視において、枠体4はレンズ部6と鍔部7とに跨って配置されている。さらに好ましくは、枠体4の外縁の一部が鍔部7に被覆されているのに対し、枠体4の内側面、すなわち透光性部材3の外縁は、そのすべてがレンズ部6の下に配置される。これにより、光取り出し効率をなるべく低下させずに小型化を実現することができる。
また、基板10の外縁と封止部材5の外縁が上面視にて一致するように、基板10と封止部材5の端面が面一とされていることが好ましい。
以上、図1及び図2を参照して説明したが、本実施形態の基板10は平板状に限られず、半導体素子を搭載する部分が凹状に形成された基板であってもよい。また、光反射部材2や枠体4や封止部材5は任意で設ければよく、本実施形態の必須の構成ではない。
<第2実施形態>
図4は第2実施形態に係る半導体パッケージである発光装置200の底面図である。本実施形態では、電極用ソルダーパッド30及び補助ソルダーパッド20のそれぞれは、平面視が略長方形であり、電極用ソルダーパッド30と補助ソルダーパッド20は長手方向を同じくするように配置されている。その他の構成は第1実施形態と同様とすることができる。本実施形態においても、基板の外側周縁付近にはんだパッドが存在するので、セルフアライメント効果が大きくなり、実装性が向上する。
<第3実施形態>
図5は第3実施形態に係る半導体パッケージである発光装置300の底面図である。本実施形態では、電極用ソルダーパッド30及び補助ソルダーパッド20のそれぞれは、平面視が略長方形であり、電極用ソルダーパッド30と補助ソルダーパッド20は長手方向が略90°異なる角度になるように配置されている。つまり、電極用ソルダーパッド30がY方向に長いのに対し、補助ソルダーパッド20はX方向に長くなるように形成されている。その他の構成は第1実施形態と同様とすることができる。本実施形態においても、基板の外側周縁付近にはんだパッドが存在するので、セルフアライメント効果が大きくなり、実装性が向上する。
以下に、実施の形態の半導体装置用パッケージ及び発光装置の各構成部材に適した材料等について説明する。
(基板10)
半導体素子が載置される基板10の材料は、セラミックスに限定されることなく、後述する各種材料を用いることができる。本開示の半導体装置用パッケージは、基板10と半導体装置用パッケージを実装する実装基板との線膨張係数差がある場合に本願特有の課題が生じると考えられるため、基板10との線膨張係数差が3.0×10−6/K以上、さらに好ましくは15×10−6/K以上である場合に特に有効である。
基板は、ガラスエポキシ、樹脂、セラミックス(HTCC、LTCC)などの絶縁性材料、絶縁性材料と金属部材との複合材料等によって形成することができる。基板は、耐熱性及び耐候性の高いセラミックス又は熱硬化性樹脂を利用したものが好ましい。セラミックス材料としては、アルミナ、窒化アルミニウム、ムライトなどが挙げられる。特に、放熱性の高い窒化アルミニウムが好ましい。これらのセラミックス材料に、例えば、BTレジン、ガラスエポキシ、エポキシ系樹脂等の絶縁性材料を組み合わせて形成された基板でもよい。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、トリアジン誘導体エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂などを利用することができる。なかでも、トリアジン誘導体エポキシ樹脂を用いることがより好ましい。基板の形状は、半導体素子を搭載する表面が平坦な板状体であることが好ましい。
(電極用ソルダーパッド30)
基板は、その裏面に半導体素子と接続される電極用ソルダーパッドを有する。電極用ソルダーパッドは、銅、アルミニウム、金、銀、タングステン、鉄、ニッケル等の金属又は鉄−ニッケル合金、燐青銅等の合金等によって形成することができる。電極用ソルダーパッドの厚みは、例えば、数μmから数百μmが挙げられる。
(補助ソルダーパッド20)
補助ソルダーパッドは電極用ソルダーパッドと同様の材料、厚みとすることができる。これにより、補助ソルダーパッドでは給電機能を持たせずに実装性を向上させ、電極用ソルダーパッドで給電を取るという機能分離をすることができる。これにより、補助ソルダーパッドと接続されるはんだにクラックが生じたとしても、接続信頼性が損なわれることはない。
(発光素子1)
半導体素子の一例として用いられる発光素子1としては、例えば発光ダイオードチップ等の半導体発光素子を用いることができる。半導体発光素子は、透光性基板と、その上に形成された半導体積層体とを含むことができる。透光性基板には、例えば、サファイア(Al)のような透光性の絶縁性材料や、半導体積層体からの発光を透過する半導体材料(例えば、窒化物系半導体材料)を用いることができる。
半導体積層体は、例えば、n型半導体層、発光層(活性層)およびp型半導体層等の複数の半導体層を含む。半導体層には、例えば、III−V族化合物半導体、II−VI族化合物半導体等の半導体材料から形成することができる。具体的には、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化物系の半導体材料を用いることができる。
発光素子の電極としては、電気良導体を用いることができ、例えばCu等の金属が好適である。
(光反射部材2)
光反射部材は、絶縁体であり、ある程度の強度を有する光反射性樹脂により構成することができる。光反射性樹脂とは、発光素子からの光に対する反射率が高く、例えば、反射率が70%以上の樹脂を意味する。
光反射性樹脂としては、例えば透光性樹脂に、光反射性物質を分散させたものが使用できる。光反射性物質としては、例えば、酸化チタン、二酸化ケイ素、二酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライトなどが好適である。光反射性物質は、粒状、繊維状、薄板片状などが利用できるが、特に、繊維状のものは光反射部材の熱膨張率を低くして、例えば、発光素子との間の熱膨張率差を小さくできるので、好ましい。光反射性樹脂に含まれる樹脂材料としては、特に、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性の透光性樹脂であるのが好ましい。
(枠体4)
枠体4は、その内壁面で発光素子1から側方へ出射した光を上方へ反射させて発光装置の発光効率を向上させるための反射板として機能させることができる。
さらに、枠体は、光反射部材2上へ液状やペースト状で成形してそのまま凝固させて形成できる材料を適用することが好ましい。枠体を透光性部材の充填時の堰として十分な高さに形成するために、ペースト状すなわち高粘度(例えば、25℃のときの粘度が380〜450Pa・s)の液状の材料が好ましい。このような材料として熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂が挙げられ、具体的には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、BTレジン、PPA、シリコーン樹脂等が挙げられる。また、枠体は、反射率を高くするために白色であることが好ましい。さらに枠体は、反射率をいっそう高くするために、前記樹脂材料に、発光素子が発光した光を吸収し難く、かつ母材である当該樹脂に対して屈折率差の大きい光反射材料(例えばTiO2,Al23,ZrO2,MgO,ZnO等)の粉末を、予め分散させて形成してもよい。
(透光性部材3)
透光性部材は、発光ダイオード等を搭載した一般的な発光装置の封止に用いられる透光性樹脂材料を適用することができ、具体的には、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。また、透光性樹脂は、先に形成された枠体が堰になるので、比較的低粘度の液状の樹脂材料(例えば、25℃のときの粘度が0.01〜5.0Pa・s)で形成することができるため、小さな領域であっても充填を容易とすることができる。
さらに、このような低粘度の樹脂材料に波長変換物質(ある程度の比重を有する、例えば蛍光体)を混合した場合、硬化するまでに波長変換物質が沈殿し易いので、基板10上に載置された発光素子1の表面(上面)近傍に偏って波長変換物質が分布して、発光素子1が発光した光が好適に波長変換される。また、これらの樹脂材料に、目的や用途に応じて前記波長変換物質の他に、着色剤、光拡散剤、フィラー等を含有させてもよい。以下、透光性部材に含有可能な波長変換物質について説明する。
(波長変換物質)
波長変換物質としては、少なくとも発光素子から出射された光によって励起されて、異なる波長の発光をするものであればよい。例えば、蛍光体やナノクリスタル、量子ドット(Q−Dots)と称される発光物質などを用いることができる。
(封止部材5)
封止部材を構成する透光性部材としては、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂が好適である。
以上、本発明に係るいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
1 発光素子(半導体素子)
2 光反射部材
3 透光性部材
4 枠体
5 封止部材
6 レンズ部
7 鍔部
10 基板
10a 主面
10b 裏面
20 補助ソルダーパッド
30 電極用ソルダーパッド
100、200、300 発光装置(半導体装置)

Claims (7)

  1. 主面及び裏面を有し、平面視形状が矩形の基板と、
    前記基板の裏面側に設けられ、前記基板の外側周縁の四隅に分かれて形成された補助ソルダーパッドと、
    前記補助ソルダーパッドよりも内側に形成された少なくとも一対の電極用ソルダーパッドと、
    を有し、
    前記電極用ソルダーパッドの一辺と、前記補助ソルダーパッドの一辺が、直線上に配置されている半導体装置用パッケージ。
  2. 前記補助ソルダーパッドは、前記基板の外側周縁の隅部の形状に沿ったL字形状である、請求項1に記載の半導体装置用パッケージ。
  3. 前記電極用ソルダーパッド及び前記補助ソルダーパッドのそれぞれは、平面視が略長方形であり、前記電極用ソルダーパッドと前記補助ソルダーパッドは長手方向を同じくするように配置されている、請求項1に記載の半導体装置用パッケージ。
  4. 前記電極用ソルダーパッド及び前記補助ソルダーパッドのそれぞれは、平面視が略長方形であり、前記電極用ソルダーパッドと前記補助ソルダーパッドは長手方向が略90°異なる角度になるように配置されている、請求項1に記載の半導体装置用パッケージ。
  5. 前記基板はセラミックスである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置用パッケージ。
  6. 前記補助ソルダーパッドは、前記電極用ソルダーパッドと電気的に接続されていない、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置用パッケージ。
  7. 前記基板の主面に搭載された半導体素子を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置用パッケージを用いた半導体装置
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