JP6903430B2 - 徐放性製剤 - Google Patents

徐放性製剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6903430B2
JP6903430B2 JP2016251534A JP2016251534A JP6903430B2 JP 6903430 B2 JP6903430 B2 JP 6903430B2 JP 2016251534 A JP2016251534 A JP 2016251534A JP 2016251534 A JP2016251534 A JP 2016251534A JP 6903430 B2 JP6903430 B2 JP 6903430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sustained
release preparation
sustained release
hydrochloride
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016251534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018104324A (ja
Inventor
哲男 林
哲男 林
岡田 実
実 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SSP Co Ltd
Original Assignee
SSP Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SSP Co Ltd filed Critical SSP Co Ltd
Priority to JP2016251534A priority Critical patent/JP6903430B2/ja
Publication of JP2018104324A publication Critical patent/JP2018104324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6903430B2 publication Critical patent/JP6903430B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

本発明は、徐放性製剤、特に複数の薬剤の溶出性を同時にコントロールした徐放性製剤に関する。
徐放性製剤は、薬物が徐々に放出するように工夫をほどこした製剤であり、少しずつ薬物が放出され、徐々に吸収されるため、長い時間にわたり血液中の薬物濃度を一定に持続させることができる。そのため、急激な血中薬物濃度の上昇や次回服用時までの血中薬物濃度の著しい低下を防ぐことができるため、一日の薬の服用回数を減らすことができるだけでなく、副作用を軽減、効果が持続、服薬遵守度の向上、効果の発現の安定・向上等をもたらし、服薬アドヒアランスを良好に維持することができる。
鼻炎治療薬等の複数の薬物を含有する医薬品の徐放性製剤としては、(1)硫酸プソイドエフェドリンを含有するマトリックスコアとロラタジンを含むコーティング層を有する徐放性経口投与組成物(特許文献1)、(2)プソイドエフェドリンを徐放マトリックスとし、これにフマル酸ケトチフェンを配合した経口鼻炎治療用組成物(特許文献2)、(3)プロイドエフェドリン、フェニルプロパノールアミン等のうっ血除去薬を徐放化し、抗ヒスタミン薬を配合した1日1回の単一経口投与製剤(特許文献3)、(4)弱塩基性薬物を含むコアを徐放性コーティングを施した粒子を、各薬物毎に製造して混合してなる徐放性製剤(特許文献4)が報告されている。
特表平8−502516号公報 特開2004−143160号公報 特開2012−82212号公報 特開2015−98477号公報
しかしながら、特許文献1及び2のように、マトリックスによる徐放化手段では、噛み砕きなどの機械的な外力が溶出性に影響し、設計通りの徐放性が得られなくなるという問題がある。また、特許文献3には、徐放化手段が全く記載されていない。特許文献4のように、複数の薬物毎に徐放性コーティングした場合には、製造工程が複雑になり、製造コストも高くなり、かつ安定した品質の徐放性製剤が得られないという問題があった。
従って、本発明の課題は、性質の相違する複数の薬物を徐放化しており、それら薬物の溶出性が口腔内や消化管の環境の変化に影響を受けずに、同一に制御された徐放性を有する徐放性製剤を提供することにある。
そこで本発明者は、水に溶けやすいプソイドエフェドリンやdl−メチルエフェドリンと、水に溶けにくいベラドンナ総アルカロイドとを徐放化する手段について種々検討したところ、全く意外にも、これら性質の相違する複数の薬物を一つの核粒子中に含有させ、当該粒子表面をアクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含有する徐放性皮膜でコーティングした徐放性造粒物とすれば、pH、イオン濃度、濡れ特性等の消化管内の環境の変化や噛み砕きなどの機械的な力で溶出性が影響を受けず、前記複数の薬物の溶出性が同一に制御された徐放性製剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の〔1〕〜〔12〕を提供するものである。
〔1〕少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物を含む核粒子表面に、アクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜を有する徐放性造粒物を含有する徐放性製剤。
〔2〕少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物が、プソイドエフェドリン又はその塩、及びdl−メチルエフェドリン又はその塩から選ばれる1種又は2種と、ベラドンナ総アルカロイドとを含む薬効成分である〔1〕記載の徐放性製剤。
〔3〕少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物が、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、及びベラドンナ総アルカロイドを含む薬効成分である〔1〕又は〔2〕記載の徐放性製剤。
〔4〕前記徐放性皮膜が、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー、エチルセルロース、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の徐放性製剤。
〔5〕前記アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーが、エチルアクリレート、メチルメタクリレート及びトリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドのコポリマーであって、トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドの含有量が相違する2種のコポリマーの混合物である〔4〕記載の徐放性製剤。
〔6〕前記粒子が、さらに二糖及び糖アルコールから選ばれる糖類を含有する〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の徐放性製剤。
〔7〕前記核粒子が、さらに白糖を含有する〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の徐放性製剤。
〔8〕さらに、速溶性造粒物を含有する〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の徐放性製剤。
〔9〕前記速溶性造粒物が、抗ヒスタミン薬を含有する〔8〕記載の徐放性製剤。
〔10〕前記速溶性造粒物が、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、ベラドンナ総アルカロイド、及び抗ヒスタミン薬を含有する速溶性造粒物である〔8〕記載の徐放性製剤。
〔11〕抗ヒスタミン薬が、エピナスチン、フェキソフェナジン、レボセチリジン、ロラタジン、オロパタジン、エバスチン、セチリジン、プランルカスト、エメダスチン、アゼラスチン、ケトチフェン及びそれらの塩から選ばれる1種以上である〔9〕又は〔10〕記載の徐放性製剤。
〔12〕カプセル剤、錠剤又は顆粒剤である〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の徐放性製剤。
本発明によれば、複数の薬物の放出速度がpH、イオン濃度、攪拌強度、機械的な刺激、濡れにより変化しない溶出特性の徐放性製剤が可能になり、ひいては、食事の有無、服用時期、服用時の飲食物、固体内、個人間の影響を受けにくくなるため、薬物が安定して確実に作用するため、アドヒアランスが向上し、薬物の治療効果を最大限に発揮できるようになる。
さらに、複数の薬物が同じ核粒子中にあるため、薬物の含量の偏差がなく、複数の種類の徐放部が不要となる為、製造コストも低く、品質が安定した徐放性製剤が安価に提供できるようになる。
また、徐放性造粒物にプソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩及びベラドンナ総アルカロイドを含有し、速溶性造粒物中に抗ヒスタミン薬、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩及びベラドンナ総アルカロイドを含有する本発明徐放性製剤は、服用後直ちに効果が出現(5分くらい)し、長時間(12〜24時間)にわたり、花粉、ハウスダスト(室内塵)などによるくしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの鼻のアレルギー症状を緩和することができ、すぐに効き、長く効く、鼻炎薬として有用である。
プソイドエフェドリン塩酸塩の溶出曲線のpHによる影響を示す。 dl−メチルエフェドリン塩酸塩の溶出曲線のpHによる影響を示す。 ベラドンナ総アルカロイド中のヒヨスチアミンの溶出曲線のpHによる影響を示す。 プソイドエフェドリン塩酸塩の溶出曲線のイオン強度による影響を示す。 dl−メチルエフェドリン塩酸塩の溶出曲線のイオン強度による影響を示す。 ベラドンナ総アルカロイド中のヒヨスチアミンの溶出曲線のイオン強度による影響を示す。 プソイドエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の撹拌強度による影響を示す。 dl−メチルエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の撹拌強度による影響を示す。 ベラドンナ総アルカロイド中のヒヨスチアミンの溶出曲線の撹拌強度による影響を示す。 プソイドエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の機械的刺激による影響を示す。 dl−メチルエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の機械的刺激による影響を示す。 ベラドンナ総アルカロイド中のヒヨスチアミンの溶出曲線の機械的刺激による影響を示す。 プソイドエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の濡れによる影響を示す。 dl−メチルエフェドリン塩酸塩の溶出曲線の濡れによる影響を示す。 ベラドンナ総アルカロイド中のヒヨスチアミンの溶出曲線の濡れによる影響を示す。
本発明の徐放性製剤は、少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物を含む核粒子表面に、アクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜を有する徐放性造粒物を含有することを特徴とする。
徐放性造粒物中の核粒子には、少なくとも水に対する溶解性が相違する2種以上の薬物が含まれる。このような性質の異なる複数の薬物としては、水に対する溶解性、水溶液のpH、結晶形、結晶水、分子量、分子構造、酸(塩基)解離定数、油水分配係数等が相違する複数の薬物が挙げられるが、溶出性に影響を与える水に対する溶解性が相違する複数の薬物を用いるのが好ましい。なお、本発明において薬物とは、薬効を奏する薬物である。
このような性質の異なる複数の薬物としては、水に溶けやすいプソイドエフェドリン又はその塩、及びdl−メチルエフェドリン又はその塩から選ばれる1種又は2種と、水に溶けにくいベラドンナ総アルカロイドとの組み合わせが挙げられる。より好ましくは、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、及びベラドンナ総アルカロイドの3種を含む薬物である。
ここでプソイドエフェドリンの塩としては、プソイドエフェドリン塩酸塩が挙げられる。dl−メチルエフェドリンの塩としては、dl−メチルエフェドリン塩酸塩が挙げられる。特に好ましい薬物の組み合わせは、プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩及びベラドンナ総アルカロイドである。
これらの薬物を含む核粒子は、これらの薬物及び製剤添加物を含有する。核粒子に用いられる製剤添加物としては、複数の薬物の溶出性を同一にする観点から、二糖及び糖アルコールから選ばれる1種以上が好ましい。二糖としては、スクロース(白糖)、ラクトース、マルトース等が挙げられるが、白糖、特に精製白糖が好ましい。糖アルコールとしては、エリスリトール、キシリトール、マンニトール等が挙げられる。これらの糖類のうち、二糖を用いるのが複数の薬物の溶出性を同一にする観点から好ましく、さらに白糖を用いるのが好ましく、精製白糖を用いるのが特に好ましい。
核粒子中の複数の薬物の合計量は、20〜60質量%が好ましく、30〜40質量%がより好ましく、32〜38質量%がさらに好ましい。
核粒子の特に好ましい形態としては、プソイドエフェドリン塩酸塩10〜20質量%、dl−メチルエフェドリン塩酸塩10〜20質量%、ベラドンナ総アルカロイド0.02〜1.5質量%、及び白糖58.5〜89.98質量%であることが好ましく、プソイドエフェドリン塩酸塩12〜20質量%、dl−メチルエフェドリン塩酸塩12〜20質量%、ベラドンナ総アルカロイド0.05〜1.2質量%、及び白糖58.8〜75.95質量%であることがより好ましい。
本発明製剤の核粒子は、前記複数の薬物と製剤添加物を量り、転動造粒、高速攪拌造粒、押出造粒などの常法により製造することができる。核粒子の形状は、特に限定されないが、球形又は略球形の粒子にすることが好ましい。特に、最適な製造方法としては、転動造粒が挙げられる。すなわち、白糖球状顆粒の芯1質量部を転動させ、精製水などをスプレーしながら、プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイド、及び、白糖からなる粉末4質量部を散布し球形に造粒し、流動層などで乾燥するのが好ましい。
プソイドエフェドリン塩酸塩は、分子式:C1015NO・HC、分子量:201.69の水に溶けやすい白色の結晶又は結晶性の粉末の交感神経興奮薬で、鼻粘膜の血管を局所的に収縮させ、鼻づまりを解消する作用を有する。1日配合量は、本発明徐放性製剤全量中に、徐放部と速溶部を合計して、30mg〜180mg/日になるように配合する。最も好ましくは60mg/日である。
dl−メチルエフェドリン塩酸塩は、分子式:C1117NO・HCl、分子量:215.72の水に溶けやすい無色の結晶又は白色の結晶性の粉末の交感神経興奮様薬物で、気道をひろげ、息苦しさを除くとともに、せきを鎮める作用を有する。1日配合量は、本発明徐放性製剤全量中に、22mg〜110mg/日になるように配合する。最も好ましくは60mg/日である。
ベラドンナ総アルカロイドは、ナス科植物の根茎:ベラドンナコンから水又は含水エタノールで抽出されたエキスを精製して得た総アルカロイドであり、水に溶けにくい白色の結晶又は結晶性の粉末である。抗コリン成分であるヒヨスチアミン(アトロピン)やスコポラミン等を含む副交感神経遮断薬で、鼻水・涙液の分泌を減少させる作用を有する。また、ベラドンナ総アルカロイドは、換算した乾燥物に対し,ヒヨスチアミン(分子式:C1723NO3、分子量:289.37)95.0〜99.0%、スコポラミン(分子式:C1721NO4、分子量:303.35)1.3〜3.9%及び総アルカロイド(ヒヨスチアミン及びスコポラミン)99.0〜102.0%を含んでいる。1日配合量は、本発明徐放性製剤全量中に、0.12mg〜0.6mg/日になるように配合する。最も好ましくは0.3mg/日である。
前記核粒子の表面を被覆する徐放性皮膜は、アクリル系水不溶性高分子、セルロース系水不溶性高分子、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含有する。前記核粒子を、これら4成分を含有する徐放性皮膜で被覆することにより、核粒子中に性質が相違する複数の薬物が含まれていても、それらの薬物の溶出性を同一にすることができる。
アクリル系水不溶性高分子としては、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーが挙げられる。アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーとしては、アルキルアクリレート、アルキルメタクレリート及びトリアルキルアンモニオアルキルメタクリレートハライドのコポリマーが挙げられ、エチルアクリレート、メチルメタクリレート及びトリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドのコポリマーがより好ましい。さらには、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート及びトリアルキルアンモニオアルキルメタクリレートクロリドのコポリマーの混合物であって、トリアルキルアンモニオアルキルメタクリレートハライドの含有量が相違する2種のコポリマーの混合物を用いるのがより好ましく、エチルアクリレート、メチルメタクリレートびトリメチルアンモニオメタクリレートクロリドのコポリマーの混合物であって、トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドの含有量が相違する2種のコポリマーの混合物がさらに好ましい。
アクリル系水不溶性高分子の市販品としては、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプA、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプBが挙げられ、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプAとアンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプBの混合物を用いるのが好ましい。市販品の例としてはEUDRGIT(登録商標)RSタイプA、EUDRAGIT(登録商標)RSタイプBが挙げられる。
アンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプAとアンモニオアルキルメタクリレートコポリマータイプBの質量比は、0.1:99.9〜5:95であることが好ましく、1:99であることが最も好ましい。
徐放性皮膜中のアクリル系水不溶性高分子の含有量は、76〜90質量%であることが好ましく、80〜85質量%であることがより好ましく、さらに、81.9質量%であることがさらに好ましい。
セルロース系水不溶性高分子としては、アルキルセルロースが好ましく、エチルセルロースがより好ましい。さらに、エチルセルロースは、エトキシ基48.5〜49.5%含有の粘度9〜11mPa・s(5%溶液、25℃、トルエン:エタノール=8:2)の特性を有するものが特に好ましい。
徐放性皮膜中のセルロース系不溶性高分子の含有量は、6〜10質量%が好ましく、7〜9質量%がより好ましく、8.1質量%がさらに好ましい。
グリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンの3個のヒドロキシ基のうち1個〜2個に脂肪酸がエステル結合したものである。ここで、グリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の炭素数は8〜20が好ましい。本発明に用いるグリセリン脂肪酸エステルは、大豆油などの植物油を原料油脂として製造されるアセチル化度96%以上で融点約4〜12℃の常温で液状ものが好ましく、その水酸基価:0〜15、ケン化価:370〜382、酸価:3、ヨウ素価:43〜53である。
徐放性皮膜中のグリセリン脂肪酸エステルの含有量は、1〜5質量%が好ましく、3〜4質量%がより好ましく、3.75質量%がさらに好ましい。
タルクの平均粒子径は、0.1〜20μmが好ましく、1〜12μmがより好ましく、2〜8μmがさらに好ましい。また、タルクの粒度は、粒径45μmを超えるもの(目開き45μmのふるいを通過しないもの)が0.3質量%以下であることが好ましい。
徐放性皮膜中のタルクの含有量は、3〜9質量%が好ましく、5〜7質量%がより好ましく、6.25質量%がさらに好ましい。
徐放性皮膜の被覆量は、薬物を含有した核粒子の粒子径や形状によって異なり、適宜増減するが、核粒子の平均粒子径が500〜1000μmにある場合は、薬物を含有した核粒子100質量部に対し、5〜20質量部にあることが好ましく、7.5〜15質量部がより好ましく、11.8質量部がさらに好ましい。
徐放性造粒物は、常法により、徐放性皮膜の各成分を秤取り、アルコール等の溶媒に溶解・分散しコーティング液を調整し、流動層コーティング装置中に核粒子を流動させ、コーティング液をスプレーコーティングすることにより製造することができる。
本発明の徐放性製剤は、前記徐放性造粒物中の複数の薬物の溶出性が同一に制御されているが、さらに速溶性造粒物と組み合わせて、溶出性を制御するのが好ましい。
速溶性造粒物には、前記徐放性造粒物に含まれる複数の薬物と組み合わせて用いられる薬物を含有させるのが好ましい。徐放性造粒物中の薬物が、プロイドエフェドリン又はその塩、及びdl−メチルエフェドリン又はその塩から選ばれる1種又は2種と、ベラドンナ総アルカロイドとを含む薬物の場合には、速溶性造粒物には、抗ヒスタミン薬を含有させるのが好ましく、さらに抗ヒスタミン薬、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、及びベラドンナ総アルカロイドを含有させるのがより好ましい。
抗ヒスタミン薬としては、1日1回投与又は1日2回投与の用法の抗ヒスタミン薬を用いることが好ましい。具体的には、エピナスチン、フェキソフェナジン、レボセチリジン、ロラタジン、オロパタジン、エバスチン、セチリジン、プラニルカスト、エメダスチン、アゼラスチン、ケトチフェン及びそれらの塩から選ばれる1種以上が挙げられる。さらには、エピナスチン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、レボセチリジン塩酸塩、セチリジン塩酸塩、ロラタジン、エバスチン、オロパタジン塩酸塩、プランルカスト水和物、エメダスチンフマル酸塩、アゼラスチン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩を挙げることが、エピナスチン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、レボセチリジン塩酸塩、セチリジン塩酸塩、ロラタジン、エバスチンがより好ましい。これらは、1種以上を混合して用いることができる。
その1日配合量は、単独で配合する場合、以下の様に配合する。エピナスチン塩酸塩は、5〜20mgが好ましく、10〜20mgがより好ましい。フェキソフェナジン塩酸塩は、30〜120mgが好ましく、60〜120mgがより好ましい。レボセチリジン塩酸塩は、2.5〜10mgが好ましく、5〜10mgがより好ましい。ロラタジンは、5〜10mgが好ましく、10mgがより好ましい。エバスチンは、2.5〜10mgが好ましく、5〜10mgがより好ましい。セチリジン塩酸塩は、5〜10mgが好ましく、10mgがより好ましい。オロパタジン塩酸塩は、5〜10mgが好ましく、10mgがより好ましい。プランルカスト水和物は、225〜450mgが好ましく、450mgがより好ましい。エメダスチンフマル酸塩は、0.5〜2mgが好ましく、1〜2mgがより好ましい。アゼラスチン塩酸塩は、1〜2mgが好ましく、2mgがより好ましい。ケトチフェンフマル酸塩は、1.38〜2.76mgが好ましく、2.76mgがより好ましい。
速放性造粒物を製造する方法は特に限定されず、薬物に必要に応じて製剤添加物を添加して、従来からの常法により製造すればよい。例えば、通常行われている一般的な製剤化方法(津田恭介・上野寿著、「医薬品開発基礎講座XI 薬剤製造法(上),(下)」、地人書館、1971年発行;仲井由宣著、「製剤工学ハンドブック」、地人書館、1983年発行;仲井由宣著、「最新粉体の材料設計」、テクノシステム、1988年発行;荒川正文著、「医薬品の開発11製剤の単位操作と機械」、廣川書店、1989年発行;橋田充著、「経口投与製剤の設計と評価」、薬業時報杜、1995年発行;橋田充著、「経口投与製剤の処方設計」、薬業時報杜、1995年発行)により調製すればよい。また、造粒末を調整する必要がある場合、一般に利用される造粒法(水や有機溶媒を含む溶液又は分散液を用いる噴霧造粒法、撹拌造粒法、流動造粒法、転動造粒法、転動流動造粒法等の湿式造粒法、粉粒状の結合剤を用いる圧密造粒法などの乾式造粒法等)により調製できる。
製剤化に使用される製剤添加剤としては、薬学的に許容される担体、例えば、安定(化)剤、界面活性剤、滑沢化剤、滑沢剤、可溶化剤、緩衝剤、甘味剤、基剤、吸着剤、矯味剤、結合剤、懸濁(化)剤、抗酸化剤、光沢化剤、香料、コーティング剤、湿潤剤、湿潤調整剤、充填剤、消泡剤、清涼化剤、着香剤・香料、着色剤、等張化剤、軟化剤、乳化剤、粘稠(化)剤、発泡剤、pH調整剤、賦形剤、分散剤、崩壊剤、崩壊補助剤、芳香剤、防湿剤、防腐剤、保存剤、溶解剤、溶解補助剤、溶剤、流動化剤などが挙げられ、これらの製剤添加剤の具体例は、例えば、製本(日本医薬品添加剤協会、「医薬品添加物事典2016」、薬事日報杜、2016年発行)中に記載されるものを用いることができる。
本発明の徐放性製剤は、前述の方法で製した徐放性造粒物に必要により速溶性造粒物を添加し、製造することができる。最終的な剤形としては、カプセル剤、錠剤、顆粒剤等が挙げられる。
ここで、錠剤には、通常の錠剤の他OD錠が含まれる。また、カプセル剤には、硬カプセル及び軟カプセル(固形物充填)が含まれる。
以下、本発明について実施例をあげて具体的に説明するが、本発明はこれらによって何等限定されるものではない。
実施例1
硬カプセル剤
プソイドエフェドリン塩酸塩360g、dl−メチルエフェドリン塩酸塩360g、ベラドンナ総アルカロイド1.8g、及び、精製白糖958.2gを用いて常法により散布剤1680gを製した。CF造粒機に精製白糖球状顆粒(ノンパレル103)420gを投入し、エタノール−精製水混液を噴霧しながら、散布剤を散布して造粒した。得られた造粒粒子を流動層乾燥機で乾燥し、16号篩を通過し、32号篩を通過しないものを選び、核粒子を得た。
核粒子2000gを秤取り、流動層で流動させ、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーRSタイプA0.108質量%、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーRSタイプB9.72質量%、エチルセルロース0.972質量%、グリセリン脂肪酸エステル0.45質量%、タルク0.75質量%、日局エタノール88質量%からなるコーティング液を核粒子の質量増が11.8%になるまでスプレーし、乾燥後して徐放性顆粒を得た。
プソイドエフェドリン塩酸塩240g、dl−メチルエフェドリン塩酸塩240g、ベラドンナ総アルカロイド1.2g、エピナスチン塩酸塩100g、乳糖2345.8g、ヒドロキシプロピルセルロース84g、ステアリン酸マグネシウム28g、及び、エタノール300gを用いて、高速攪拌造粒機で湿式造粒をおこない、流動層で乾燥し、即放性顆粒を得た。
徐放性顆粒2100g、即放性顆粒2718g、タルク11.6gを秤とり、カプセル充填機を用いて、日局硬カプセル(2号)に1カプセルあたりの充てん質量が270mgになるように充填し、カプセル剤として本発明の徐放性製剤を得た。
試験例1
溶出試験(pHの影響)
実施例1で得られたカプセルを用いて日本薬局方17改正溶出試験法に準じて、パドル法50rpm試験液量500mLにて溶出試験を実施した。定量はHPLC法にて実施した。試験液は、水、pH1.2、pH4.0、pH6.8の試験液を用いた。結果を図1〜図3に示した。プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの溶出はpHの影響を受けなかった。
試験例2
溶出試験(イオン強度の影響)
試験例1と同様にして、イオン強度の影響を試験した。試験液は、水(イオン濃度0)、0.025mol/L、0.05mol/L、0.1mol/Lを用いた。結果を図4〜図6に示した。プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの溶出はイオン強度の影響を受けなかった。
試験例3
溶出試験(攪拌強度の影響)
試験例1と同様にして、パドルの回転数を25、50,100,200r.p.m.にて、攪拌強度の影響を試験した。試験液は、水を用いた。結果を図7〜図9に示した。プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの溶出は攪拌強度の影響をうけなかった。
試験例4
溶出試験(機械的刺激による影響)
試験例1と同様にして、ポリエチレンビーズ500個を加えた試験液と加えなかった試験液にて、機械的刺激による影響を試験した。パドルの回転数を100r.p.m.し、試験液は水を用いた。結果を図10〜図12に示した。プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの溶出は機械的刺激の影響を受けなった。
試験例5
溶出試験(濡れによる影響)
試験例1と同様にして、界面活性剤添加(0.5%ポリソルベート80、0.1%ポリソルベート80)の試験液と加えなかった試験液にて、濡れによる影響を試験した。パドルの回転数を50r.p.m.し、試験液は水を用いた。結果を図13〜図15に示した。プソイドエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイドの溶出は濡れの影響を受けなった。
実施例2
分包顆粒剤
実施例1と同様にして徐放性顆粒と即放性顆粒を得た。
徐放性顆粒210g、即放性顆粒271.8g、タルク1.16gを量りとり、アルミヒートシールの分包機を用いて、1包あたりの充てん質量が540mgになるように充填・シールを行い、分包顆粒剤として本発明の徐放性製剤を得た。
実施例3
硬カプセル剤
実施例1と同様にして徐放性顆粒を得た。
プソイドエフェドリン塩酸塩140g、dl−メチルエフェドリン塩酸塩140g、ベラドンナ総アルカロイド0.7g、フェキソフェナジン塩酸塩400g、乳糖679g、ヒドロキシプロピルセルロース33.3g、ステアリン酸マグネシウム11.3g、及び、エタノール100gを用いて、高速攪拌造粒機で湿式造粒をおこない、流動層で乾燥し、即放性顆粒を得た。
徐放性顆粒234.8g、即放性顆粒140.4g、タルク1.3gを秤とり、カプセル充填機を用いて、日局硬カプセル(2号)に1カプセルあたりの充てん質量が270mgになるように充填し、硬カプセル剤として本発明の徐放性製剤を得た。
実施例4
硬カプセル剤
実施例1と同様にして徐放性顆粒を得た。
プソイドエフェドリン塩酸塩240g、dl−メチルエフェドリン塩酸塩240g、ベラドンナ総アルカロイド1.2g、エピナスチン塩酸塩200g、乳糖2245.8g、ヒドロキシプロピルセルロース84g、ステアリン酸マグネシウム28g、及び、エタノール300gを用いて、高速攪拌造粒機で湿式造粒をおこない、流動層で乾燥し、即放性顆粒を得た。
徐放性顆粒2100g、即放性顆粒2718g、タルク11.6gを秤とり、カプセル充填機を用いて、日局硬カプセル(2号)に1カプセルあたりの充てん質量が270mgになるように充填し、カプセル剤として本発明の徐放性製剤を得た。
実施例5
錠剤
実施例1と同様にして徐放性顆粒を得た。
徐放性顆粒234.8g、プソイドエフェドリン塩酸塩24g、dl−メチルエフェドリン塩酸塩24g、ベラドンナ総アルカロイド0.12g、エピナスチン塩酸塩10g、結晶セルロース190g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース28.4g、乳糖20.08g、軽質無水ケイ酸3g、ステアリン酸マグネシウム2.8g、タルク2.8gを混合して打錠用粉末を製し、1錠あたりの質量が270mgになるように直径10mmの臼杵で打錠し、錠剤として本発明の徐放性製剤を得た。

Claims (8)

  1. プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、及びベラドンナ総アルカロイドを含む核粒子表面に、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー、エチルセルロース、グリセリン脂肪酸エステル及びタルクを含む徐放性皮膜を有する徐放性造粒物を含有する徐放性製剤であって、前記アンモニオアルキルメタクリレートコポリマーが、エチルアクリレート、メチルメタクリレート及びトリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドのコポリマーであって、トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリドの含有量が相違する2種のコポリマーの混合物である徐放性製剤
  2. 前記粒子が、さらに二糖及び糖アルコールから選ばれる糖類を含有する請求項記載の徐放性製剤。
  3. 前記核粒子が、さらに白糖を含有する請求項1又は2記載の徐放性製剤。
  4. さらに、速溶性造粒物を含有する請求項1〜のいずれかに記載の徐放性製剤。
  5. 前記速溶性造粒物が、抗ヒスタミン薬を含有する請求項記載の徐放性製剤。
  6. 前記速溶性造粒物が、プソイドエフェドリン又はその塩、dl−メチルエフェドリン又はその塩、ベラドンナ総アルカロイド、及び抗ヒスタミン薬を含有する速溶性造粒物である請求項記載の徐放性製剤。
  7. 抗ヒスタミン薬が、エピナスチン、フェキソフェナジン、レボセチリジン、ロラタジン、オロパタジン、エバスチン、セチリジン、プランルカスト、エメダスチン、アゼラスチン、ケトチフェン及びそれらの塩から選ばれる1種以上である請求項5又は6記載の徐放性製剤。
  8. カプセル剤、錠剤又は顆粒剤である請求項1〜のいずれかに記載の徐放性製剤。
JP2016251534A 2016-12-26 2016-12-26 徐放性製剤 Active JP6903430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016251534A JP6903430B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 徐放性製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016251534A JP6903430B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 徐放性製剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018104324A JP2018104324A (ja) 2018-07-05
JP6903430B2 true JP6903430B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=62786115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016251534A Active JP6903430B2 (ja) 2016-12-26 2016-12-26 徐放性製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6903430B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019147797A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 ロート製薬株式会社 フェキソフェナジン塩酸塩を含む造粒物
KR20200077911A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 (주)유케이케미팜 잘토프로펜 함유 서방성 의약 조성물
CN114099445A (zh) * 2021-11-12 2022-03-01 成都市坤宏优创生物科技有限公司 一种缓释颗粒的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018104324A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6932746B2 (ja) エンザルタミドの製剤
JP5845172B2 (ja) 高および低用量薬物の組み合わせを含む口腔内崩壊錠組成物
BR112021001345A2 (pt) formulações multiparticuladas de canabinoides
Saigal et al. Microcrystalline cellulose as a versatile excipient in drug research
EP3102186B1 (en) Donepezil compositions and method of treating alzheimer's disease
US20060153925A1 (en) Novel solid pharmaceutical composition comprising amisulpride
BRPI0714514B1 (pt) Grânulo compreendendo núcleo revestido por oxicodona, bem como comprimido para desintegração oral e seu processo de fabricação
CA2631233A1 (en) Ganaxolone formulations and methods for the making and use thereof
US9387166B2 (en) Controlled release oral dosage form comprising oxycodone
CN110290791A (zh) 药物制剂
JP2006199632A (ja) 耐湿性口腔内崩壊錠の製造方法
JP6903430B2 (ja) 徐放性製剤
WO2011102504A1 (ja) 経口用徐放性固形製剤
KR20120098878A (ko) 용출 안정성 제제
JP6126780B2 (ja) ロキソプロフェンナトリウム及びトラネキサム酸を含有する固形製剤
KR20160030093A (ko) 구강 내 붕괴정
WO2014006635A2 (en) Solid oral compositions of silodosin
KR102127625B1 (ko) 하이드로모르폰염산염 함유의 경구용 서방성 의약 조성물
CA2853117A1 (en) Sublingual pharmaceutical composition containing an antihistamine agent and method for the preparation thereof
US20120064155A1 (en) Oral pharmaceutical composition for use in respiratory diseases
CN113197867A (zh) 一种非索非那定掩味颗粒,包含其的掩味组合物和掩味制剂,以及制备方法和用途
CA3094551C (en) Extended release pharmaceutical composition containing fesoterodine and process for the preparation thereof
JP6106359B2 (ja) ロキソプロフェンナトリウムとビタミンb1を含有する固形製剤
US20220016074A1 (en) Oral topiramate suspension formulations with extended shelf stability and enhanced bioavailability
WO2011033024A1 (en) Controlled release composition comprising levetiracetam

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200918

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6903430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250