JP6903285B2 - 水周り装置 - Google Patents

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本発明は、洗面化粧台や便器洗浄装置のような水周り装置に関する。
従来より、マイクロ波センサを用いて使用者の接近を検知して、照明装置等を自動的に動作させる洗面化粧台が知られている。例えば、特許文献1には、洗面化粧台の近傍に人が立ったときに洗面化粧台の照明等の電気設備を自動的に作動させる装置が開示されている。
実開昭63−103492号公報 特開2007−239271号公報
しかしながら、ボウル部の背面側に立設された壁から前方側へと水平方向に向けてマイクロ波を放射する態様では、使用者が接近していないのに、洗濯機の揺れを使用者の接近であると誤って検知してしまう場合がある。
近年の住居においては、洗濯機が洗面室内に設置されることが一般的となっているため、この問題の解消を図ることは非常に有用である。
本件発明者は、先ず、「適応フィルタ」という技術を導入することを検討した。「適応フィルタ」とは、検出信号に含まれる一定の周期性成分を特定して、当該周期性成分をノイズと判断して除去するフィルタリング技術である。
例えば、本件出願人による小便器洗浄装置において、蛍光灯に起因する信号をノイズとして排除するために既に採用されている(特許文献2参照)。
これを応用すれば、洗濯機の揺れに起因する信号についても、ノイズとして効果的に排除することが期待できる。
図1は、検出されたマイクロ波の反射波に対応する検出信号を示している。図1(a)は、使用者(人体)がマイクロ波センサに接近する時の検出信号であり、図1(b)は、使用者(人体)がマイクロ波センサの検出領域に滞在している時の検出信号である。一方、図1(c)は、洗濯機の揺れに起因するノイズ信号である。
適応フィルタを適用することによって、図1(a)〜図1(c)の各信号は、それぞれ、図2(a)〜図2(c)の各信号へとフィルタリング処理される。
図1(c)の洗濯機の揺れに起因する信号は、一定の周期性成分のみからなるため、適応フィルタによって処理されると、図2(c)に示すようなほぼ振幅の無い信号となる。すなわち、適応フィルタによる処理によって、洗濯機の揺れに起因する信号を効果的に排除することができる。
一方、使用者(人体)は、反射波に不規則な(様々な周波数成分を有する)揺らぎを与える性質があるため、図1(b)の信号が適応フィルタによって処理されても振幅がほぼ無くなってしまうようなことはなく、図2(b)に示すような信号となる。従って、使用者がそこに滞在している状態を継続的に判別できる。
また、使用者(人体)がマイクロ波センサに接近する時の図1(a)の信号も、適応フィルタによって処理されても振幅がほぼ無くなってしまうようなことはなく、図2(a)に示すような信号となる。従って、使用者が接近している状態を判別することができる。
しかしながら、使用者(人体)がマイクロ波センサに接近する時でも、適応フィルタによる処理をしており、図2(a)に示すように、適応フィルタによって処理された信号が閾値を超える振幅を示すまで数秒程度の時間がかかってしまう。具体的には、適応フィルタは繰り返し演算によって係数を更新していくことで周期性成分を除去するため、結果を収束させる時間を要する。この時間は、サンプリング周期や次数、収束係数などに依存するが、水周り装置に使用する場合、一般的に数秒の収束時間となり、その分検知が遅れることとなる。この数秒という時間は、照明の点灯動作や便蓋の開動作のためには長過ぎて、使用者のストレスになり得る。
本発明は、以上のような知見に基づいてなされたものである。本発明の目的は、洗濯機の揺れ等に起因するノイズを効果的に排除できる一方で、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別できる水周り装置を提供することである。
本発明は、水を吐出する吐水口と、所定の領域に向けて電波を放射すると共に、当該電波の反射波を検出するセンサ部と、前記センサ部の検出結果に基づいて、前記所定の領域への使用者の接近と前記所定の領域からの使用者の離反とを判別する判別部と、を備え、前記センサ部は、検出された反射波に対応する検出信号を出力するようになっており、前記判別部は、使用者の接近を判別する前において、前記検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させる第1フィルタ部と、使用者の接近を判別する前において、前記第1フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の接近を判別する接近判別本体部と、使用者の接近を判別した後において、前記検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させる第2フィルタ部と、使用者の接近を判別した後において、前記第2フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の離反を判別する離反判別本体部と、を有していることを特徴とする水周り装置である。
本発明によれば、使用者の接近を判別する前においては、検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させてから使用者の接近を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する低周波ノイズを効果的に排除しつつ、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別することができる。そして、使用者の接近を判別した後においては、検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させてから使用者の離反を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する周期性成分を効果的に排除しつつ、使用者が所定の領域内に未だ滞在しているのか離反したのかを判別することができる。
第1フィルタ部としては、ハイパスフィルタや、バンドエリミネーションフィルタや、バンドパスフィルタが利用され得る。また、第1フィルタ部は、デジタルフィルタであることが好ましい。デジタルフィルタであれば、ハード構造が必要でないため、省スペースで低コストにすることができる。
一方、第2フィルタ部は、適応フィルタであることが好ましい。また、当該適応フィルタも、デジタルフィルタであることが好ましい。デジタルフィルタであれば、ハード構造が必要でないため、省スペースで低コストにすることができる。
また、前記第2フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期が、前記第1フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期よりも長いことが好ましい。この場合、使用者の離反を判別するための判別部による処理(演算)の負荷を軽減することができる。一方、使用者の接近の判別と異なり、使用者の離反の判別は迅速でなくてもよいため、このような態様が採用されても有意なデメリットがない。
あるいは、本発明は、水を吐出する吐水口と、所定の領域に向けて電波を放射すると共に、当該電波の反射波を検出するセンサ部と、前記センサ部の検出結果に基づいて、前記所定の領域への使用者の接近と前記所定の領域からの使用者の離反とを判別する判別部と、を備え、前記センサ部は、検出された反射波に対応する検出信号を出力するようになっており、前記判別部は、使用者の接近を判別する前において、前記検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させる第1フィルタ部と、使用者の接近を判別する前において、前記第1フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の接近を判別する接近判別本体部と、使用者の接近を判別した後において、前記検出信号に含まれる周期性成分を解析する周波数特性解析部と、使用者の接近を判別した後において、前記周波数特性解析部による周期性成分の解析結果に基づいて使用者の離反を判別する離反判別本体部と、を有していることを特徴とする水周り装置である。
本発明によれば、使用者の接近を判別する前においては、検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させてから使用者の接近を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する低周波ノイズを効果的に排除しつつ、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別することができる。そして、使用者の接近を判別した後においては、検出信号に含まれる周期性成分を解析してから使用者の離反を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する周期性成分を効果的に排除しつつ、使用者が所定の領域内に未だ滞在しているのか離反したのかを判別することができる。
本発明においても、前記周波数特性解析部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期が、前記第1フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期よりも長いことが好ましい。この場合、使用者の離反を判別するための判別部による処理(演算)の負荷を軽減することができる。一方、使用者の接近の判別と異なり、使用者の離反の判別は迅速でなくてもよいため、このような態様が採用されても有意なデメリットがない。
また、以上の各発明において、前記センサ部の駆動周期が、使用者の接近を判別した後において、使用者の接近を判別する前よりも、長いことが好ましい。この場合、使用者の離反を判別するための消費電力を低減することができる。一方、使用者の接近の判別と異なり、使用者の離反の判別は迅速でなくてもよいため、このような態様が採用されても有意なデメリットがない。
また、以上の各発明において、前記接近判別本体部の閾値が、設定変更可能となっていることが好ましい。この場合、例えば、洗濯機などの振動機器が水周り装置の周辺に設置されている場合には閾値を高めて、誤検知の発生をより確実に抑制することができる一方、洗濯機などの振動機器が水周り装置の周辺に設置されていない場合には閾値を下げて、使用者の接近を判別するための感度を高めることができる。
また、以上の各発明において、前記離反判別本体部の閾値が、設定変更可能となっていることが好ましい。この場合、例えば水周り装置の設置環境毎に、当該水周り装置の周辺に設置された洗濯機などの振動機器に起因する誤検知の発生を抑制する観点と使用者の離反を判別する際の感度の観点とのバランスを考慮して、離反判別本体部の閾値を設定することができる。
また、前記判別部は、前記第1フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第1フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値以上である場合に、前記接近判別本体部の閾値を自動的に増大させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部によって排除されたノイズ成分が所定量以上存在するから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知の発生をより確実に抑制するべく接近判別本体部の閾値が自動的に増大すれば、非常に便利である。
また、前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値未満である場合に、前記接近判別本体部の閾値を自動的に減少させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部によって排除されたノイズ成分が所定量以下しか存在しないから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知発生のおそれは小さいため、使用者の接近を判別する感度を高めるべく接近判別本体部の閾値が自動的に減少すれば、非常に便利である。
また、前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値以上である場合に、前記離反判別本体部の閾値を自動的に増大させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部によって排除されたノイズ成分が所定量以上存在するから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知の発生をより確実に抑制するべく離反判別本体部の閾値が自動的に増大すれば、非常に便利である。
また、前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値未満である場合に、前記離反判別本体部の閾値を自動的に減少させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部によって排除されたノイズ成分が所定量以下しか存在しないから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知発生のおそれは小さいため、使用者の離反を判別する感度を高めるべく離反判別本体部の閾値が自動的に減少すれば、非常に便利である。
本発明によれば、使用者の接近を判別する前においては、検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させてから使用者の接近を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する低周波ノイズを効果的に排除しつつ、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別することができる。そして、使用者の接近を判別した後においては、検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させてから使用者の離反を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する周期性成分を効果的に排除しつつ、使用者が所定の領域内に未だ滞在しているのか離反したのかを判別することができる。
あるいは、本発明によれば、使用者の接近を判別する前においては、検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させてから使用者の接近を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する低周波ノイズを効果的に排除しつつ、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別することができる。そして、使用者の接近を判別した後においては、検出信号に含まれる周期性成分を解析してから使用者の離反を判別することで、洗濯機の揺れ等に起因する周期性成分を効果的に排除しつつ、使用者が所定の領域内に未だ滞在しているのか離反したのかを判別することができる。
マイクロ波の反射波に対応する検出信号の例を示している。図1(a)は、使用者(人体)がマイクロ波センサに接近する時の検出信号であり、図1(b)は、使用者(人体)がマイクロ波センサの検出領域に滞在している時の検出信号であり、図1(c)は、洗濯機の揺れに起因するノイズ信号である。 適応フィルタによって処理した後の検出信号の例を示している。図2(a)は、図1(a)の信号を適応フィルタによって処理した信号、図2(b)は、図1(b)の信号を適応フィルタによって処理した信号、図2(c)は、図1(c)の信号を適応フィルタによって処理した信号である。 本発明の一実施形態による水周り装置の概略縦断面図である。 図3の水周り装置の概略ブロック図である。 ハイパスフィルタによって処理した後の検出信号の例を示している。図5(a)は、図1(a)の信号をハイパスフィルタによって処理した信号、図5(b)は、図1(b)の信号をハイパスフィルタによって処理した信号、図5(c)は、図1(c)の信号をハイパスフィルタによって処理した信号である。 検出信号のサンプリング周期の一例について示す図である。 センサ部の駆動周期の一例について示す図である。 使用者の接近を判別する際の閾値を2つの値の間で切り替える好適例のフロー図の一例である。 使用者の離反を判別する際の閾値を2つの値の間で切り替える好適例のフロー図の一例である。 本発明の別の実施形態による水周り装置の概略ブロック図である。 周波数特性解析部にて周波数領域の信号に変換した後の検出信号の例を示している。図11(a)は、図1(a)の信号を周波数領域の信号に変換した結果、図11(b)は、図1(b)の信号を周波数領域の信号に変換した結果、図11(c)は、図1(c)の信号を周波数領域の信号に変換した結果である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水周り装置について説明する。
(構成)
図3は、本発明の一実施形態による水周り装置の概略縦断面図であり、図4は、図3の水周り装置の概略ブロック図である。
図3及び図4に示すように、本実施形態の水周り装置1は、洗面化粧台であり、上方側が開口しているボウル部10と、ボウル部10に水を吐出する吐水口22を有する吐水部と、ボウル部10の後方側において当該ボウル部10より上方の高さまで立ち上がっている壁60と、当該壁60に設けられ全体として前方側(図1の左側)の所定の領域(図1に破線で示す領域)に向けてマイクロ波(電波の一部)を放射すると共に当該マイクロ波の反射波を検出するセンサ部30と、を備えている。
本実施形態の吐水口22は、壁60からボウル部10上に突出している。また、壁部60の上方部はミラー部となっている。当該ミラー部の下方前面側に、流量調整と温度調整のために吐水部を制御する操作部25が設けられている。操作部25は、センサ部30に対して、左右方向にずれた位置に設けられている。
また、図4に示すように、本実施形態の水周り装置1は、ボウル部10の周囲を照明する照明装置70を更に備えている。照明装置70は、照明制御部71と照明機器72とを有している。
そして、センサ部30の検出結果に基づいて、前記所定の領域への使用者の接近と前記所定の領域からの使用者の離反とを判別する判別部40が設けられており、照明制御部71が、判別部40による判別結果に基づいて自動制御されるようになっている。判別部40は、センサ部30と同様に壁60の内部に設けられている。
より具体的には、本実施形態のセンサ部30は、図4に示すように、マイクロ波を放射する送信部31と、マイクロ波の反射波を検出する受信部32と、放射信号と検出信号(受信信号)との差分を検出する差分検出部33と、を有している。(もっとも、差分検出部33は、判別部40の方に搭載されていてもよい。)
そして、本実施形態の判別部40は、図4に示すように、差分検出部33からの検出信号を受信する信号受信手段41と、使用者の接近を判別する前において検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させる第1フィルタ部42と、使用者の接近を判別する前において第1フィルタ部42による処理が施された後の検出信号に基づいて使用者の接近を判別する接近判別本体部43と、を有している。また、本実施形態の判別部40は、使用者の接近を判別した後において検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させる第2フィルタ部44と、使用者の接近を判別した後において第2フィルタ部44による処理が施された後の検出信号に基づいて使用者の離反を判別する離反判別本体部45と、を有している。
そして、接近判別本体部43及び離反判別本体部45の判別結果に基づいて、照明制御部71が自動制御されるようになっている。
センサ部30は、一般に、1つないし複数のアンテナ要素(パッチアンテナと呼ばれており、送信部31と受信部32とを兼ねる場合もある)が例えばマトリクス状(アンテナ要素が複数の場合)に配置された平面であるアンテナ面を有している。
本実施形態の第1フィルタ部42は、ハイパスフィルタである。また、本実施形態の第1フィルタ部42は、デジタルフィルタである。
また、第2フィルタ部44は、適応フィルタである。当該適応フィルタも、デジタルフィルタである。
(作用・効果)
以上のような本実施形態によれば、使用者の接近を判別する前においては、第1フィルタ部42によって検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させてから、接近判別本体部43によって使用者の接近が判別される。これによって、洗濯機80の揺れ等に起因する低周波ノイズを効果的に排除しつつ、使用者がセンサ部に接近していることを迅速に判別することができる。
具体的には、例えば第1フィルタ部42によって検出信号に含まれる低周波成分(約20Hz以下の成分)が除去されることによって、図1(a)〜図1(c)の各信号は、それぞれ、図5(a)〜図5(c)の各信号へとフィルタリング処理される。
図1(c)の洗濯機80の揺れに起因する信号は、主として約20Hzより低い低周波数成分のみからなるため、低周波成分が除去されると、図5(c)に示すような僅かな振幅の信号となる。すなわち、低周波成分が除去されることによって、洗濯機80の揺れに起因する信号を効果的に排除することができる。
一方、使用者(人体)がマイクロ波センサに接近する時の図1(a)の信号は、低周波成分が除去されると、図5(a)に示すような信号となる。従って、使用者が接近している状態を判別することができる。しかも、図2(a)の適応フィルタを使用する場合の判別に数秒程度かかってしまう場合と比べて、第1フィルタ部42によって処理された信号が閾値を超える振幅を示すまで数百ミリ秒程度で済む。具体的には、第1フィルタ部42によって処理された信号が閾値を超える振幅を示すまでの時間は、サンプリング周期や次数にもよるが、一般的に水周り装置に使用する場合、使用者が水周り装置に接近する場合の速度が洗濯機の揺れる速度よりも早いため、処理時間が数百ミリ秒程度になるように、サンプリング周期や次数を設定することができる。従って、照明の自動点灯動作や便蓋の自動開動作を、十分に迅速に実現することが可能となる。
なお、使用者(人体)は、反射波に不規則な(様々な周波数成分を有する)揺らぎを与える性質があるが、それらの揺らぎは概ね低周波成分である。従って、図1(b)の信号から低周波成分が除去されると、図5(b)に示すような信号になってしまう。すなわち、第1フィルタ部42によって低周波成分が除去された検出信号からは、使用者が滞在しているか否かを判別することは困難である。
そこで、本実施形態においては、使用者の接近を判別した後においては、第2フィルタ部44によって検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させてから、離反判別本体部45によって使用者の離反が判別される。これによって、洗濯機80の揺れ等に起因する周期性成分を効果的に排除しつつ、使用者が所定の領域内に未だ滞在しているのか離反したのかを正しく判別することができる。
具体的には、例えば第2フィルタ部45によって検出信号に含まれる周期性成分が除去されることによって、図1(a)〜図1(c)の各信号は、それぞれ、図2(a)〜図2(c)の各信号へとフィルタリング処理される。
図1(c)の洗濯機80の揺れに起因する信号は、主として約20Hzの周期性成分のみからなるため、適応フィルタによって処理されると、図2(c)に示すようなほぼ振幅のない信号となる。すなわち、適応フィルタによる処理によって、洗濯機80の揺れに起因する信号を効果的に排除することができる。
一方、使用者(人体)は、反射波に不規則な(様々な周波数成分を有する)揺らぎを与える性質があるため、図1(b)の信号が適応フィルタによって処理されても振幅がほぼ無くなってしまうようなことはなく、図2(b)に示すような信号となる。従って、使用者がそこに滞在している状態を継続的に判別できる。
なお、本実施形態の第1フィルタ部42(ハイパスフィルタ)及び第2フィルタ部44(適応フィルタ)は、それぞれデジタルフィルタであるため、ハード構造が必要でなく、省スペースで低コストである。
(検出信号のサンプリング周期についての好適な態様:図6)
以上の実施形態において、第2フィルタ部44によって処理される検出信号のサンプリング周期が、第1フィルタ部42によって処理される検出信号のサンプリング周期よりも長いことが好ましい。
この場合、使用者の離反を判別するための離反判別本体部45における処理(演算)の負荷を軽減することができる。一方、使用者の接近の判別と異なり、使用者の離反の判別は迅速でなくてもよいため、このような態様が採用されても有意なデメリットがない。
このような態様の一例について、図6に概略を示す。
(センサ部の駆動間隔についての好適な態様:図7)
また、以上の実施形態において、センサ部30の駆動周期が、使用者の接近を判別した後において、使用者の接近を判別する前よりも長いことが好ましい。
この場合、使用者の離反を判別するための消費電力を低減することができる。一方、使用者の接近の判別と異なり、使用者の離反の判別は迅速でなくてもよいため、このような態様が採用されても有意なデメリットがない。
このような態様の一例について、図7に概略を示す。
(判別の閾値についての好適な態様:図8及び図9)
以上の実施形態において、接近判別本体部43の閾値は、設定変更可能となっていることが好ましい。この場合、例えば、洗濯機80などの振動機器が水周り装置1の周辺に設置されている場合には閾値を高めて、誤検知の発生をより確実に抑制することができる一方、洗濯機80などの振動機器が水周り装置1の周辺に設置されていない場合には閾値を下げて、使用者の接近を判別するための感度を高めることができる。
また、以上の実施形態において、離反判別本体部45の閾値も、設定変更可能となっていることが好ましい。この場合、例えば水周り装置1の設置環境毎に、当該水周り装置1の周辺に設置された洗濯機80などの振動機器に起因する誤検知の発生を抑制する観点と使用者の離反を判別する際の感度の観点とのバランスを考慮して、離反判別本体部45の閾値を設定することができる。
また、判別部40は、第2フィルタ部44によって処理される前の検出信号と第2フィルタ部44によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値以上である場合に、接近判別本体部43の閾値を自動的に増大させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部44によって排除されたノイズ成分が所定量以上存在するから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知の発生をより確実に抑制するべく接近判別本体部の閾値が自動的に増大することは、非常に便利である。
また、判別部40は、第2フィルタ部44によって処理される前の検出信号と第2フィルタ部44によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値未満である場合に、接近判別本体部43の閾値を自動的に減少させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部44によって排除されたノイズ成分が所定量以下しか存在しないから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知発生のおそれは小さいため、使用者の接近を判別する感度を高めるべく接近判別本体部43の閾値が自動的に減少することは、非常に便利である。
また、判別部40は、第2フィルタ部44によって処理される前の検出信号と第2フィルタ部44によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値以上である場合に、離反判別本体部45の閾値を自動的に増大させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部によって排除されたノイズ成分が所定量以上存在するから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知の発生をより確実に抑制するべく離反判別本体部45の閾値が自動的に増大することは、非常に便利である。
また、判別部40は、第2フィルタ部44によって処理される前の検出信号と第2フィルタ部44によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の信号差が所定の閾値未満である場合に、前記離反判別本体部45の閾値を自動的に減少させることが好ましい。
この場合、第2フィルタ部44によって排除されたノイズ成分が所定量以下しか存在しないから、そのようなノイズ成分に起因する誤検知発生のおそれは小さいため、使用者の離反を判別する感度を高めるべく離反判別本体部45の閾値が自動的に減少することは、非常に便利である。
以上の考察に基づいて、図8は、使用者の接近を判別する際の閾値を2つの値(Vth1a、Vth1b)の間で切り替える好適例のフロー図の一例であり、図9は、使用者の離反を判別する際の閾値を2つの値(Vth2a、Vth2b)の間で切り替える好適例のフロー図の一例である。
(変形例)
なお、以上の実施形態においては、第2フィルタ部44が検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させるようになっているが、この代わりに、周波数特性解析部44’が検出信号に含まれる周期性成分を解析して、当該解析結果に基づいて離反判別本体部45が使用者の離反を判別するようになっていてもよい。なお、周波数特性解析部44’は、検出信号に含まれる周期性成分の解析に、例えばフーリエ変換を用いている。
図10は、このような実施形態の概略ブロック図である。図10に示す水周り装置1’において、その他の構成は、図3及び図4を用いて説明した水周り装置1と略同様である。図10において、水周り装置1と同様の構成部分には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10の実施形態の場合、周波数特性解析部44’によって検出信号が周波数領域の信号に変換されることによって、図1(a)〜図1(c)の各信号は、それぞれ、図11(a)〜図11(c)のように解析される。
図1(c)の洗濯機80の揺れに起因する信号は、主として約20Hzより低い周期性成分のみからなるため、周波数領域の信号に変換されると、図11(c)に示すような結果となる。すなわち、周波数領域の信号に変換した結果において、洗濯機80の揺れに起因する成分を効果的に特定することができる。
一方、使用者(人体)は、反射波に不規則な(様々な周波数成分を有する)揺らぎを与える性質があるため、図1(b)の信号が周波数領域の信号に変換されると、図11(b)に示すような結果となる。この結果は、図11(c)の結果と明確に区別することができるから、周波数領域の信号に変換された結果に基づくことで、離反判別本体部45は、使用者がそこに滞在しているか否かを正しく判別することができる。
1 水周りシステム
10 ボウル部
22 吐水口
30 センサ部
31 送信部(パッチアンテナ)
32 受信部(パッチアンテナ)
40 判別部
41 信号受信手段
42 第1フィルタ部(例えばハイパスフィルタ)
43 接近判別本体部
44 第2フィルタ部(例えば適応フィルタ)
44’ 周波数特性解析部
45 離反判別本体部
60 壁
70 照明装置
71 照明制御部
72 照明機器
80 洗濯機

Claims (13)

  1. 水を吐出する吐水口と、
    所定の領域に向けて電波を放射すると共に、当該電波の反射波を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の検出結果に基づいて、前記所定の領域への使用者の接近と前記所定の領域からの使用者の離反とを判別する判別部と、
    を備え、
    前記センサ部は、検出された反射波に対応する検出信号を出力するようになっており、 前記判別部は、
    使用者の接近を判別する前において、前記検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させる第1フィルタ部と、
    使用者の接近を判別する前において、前記第1フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の接近を判別する接近判別本体部と、
    使用者の接近を判別した後において、前記検出信号に含まれる周期性成分を除去ないし減衰させる第2フィルタ部と、
    使用者の接近を判別した後において、前記第2フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の離反を判別する離反判別本体部と、
    を有している
    ことを特徴とする水周り装置。
  2. 前記第1フィルタ部は、デジタルフィルタである
    ことを特徴とする請求項1に記載の水周り装置。
  3. 前記第2フィルタ部は、適応フィルタである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水周り装置。
  4. 前記第2フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期が、前記第1フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期よりも長い
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水周り装置。
  5. 水を吐出する吐水口と、
    所定の領域に向けて電波を放射すると共に、当該電波の反射波を検出するセンサ部と、
    前記センサ部の検出結果に基づいて、前記所定の領域への使用者の接近と前記所定の領域からの使用者の離反とを判別する判別部と、
    を備え、
    前記センサ部は、検出された反射波に対応する検出信号を出力するようになっており、 前記判別部は、
    使用者の接近を判別する前において、前記検出信号に含まれる低周波成分を除去ないし減衰させる第1フィルタ部と、
    使用者の接近を判別する前において、前記第1フィルタ部による処理が施された後の前記検出信号に基づいて使用者の接近を判別する接近判別本体部と、
    使用者の接近を判別した後において、前記検出信号に含まれる周期性成分を解析する周波数特性解析部と、
    使用者の接近を判別した後において、前記周波数特性解析部による周期性成分の解析結果に基づいて使用者の離反を判別する離反判別本体部と、
    を有している
    ことを特徴とする水周り装置。
  6. 前記周波数特性解析部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期が、前記第1フィルタ部によって処理される前記検出信号のサンプリング周期よりも、長い
    ことを特徴とする請求項5に記載の水周り装置。
  7. 前記センサ部の駆動周期が、使用者の接近を判別した後において、使用者の接近を判別する前よりも、長い
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の水周り装置。
  8. 前記接近判別本体部の閾値が、設定変更可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の水周り装置。
  9. 前記離反判別本体部の閾値が、設定変更可能となっている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の水周り装置。
  10. 前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の相違が所定の閾値以上である場合に、前記接近判別本体部の閾値を自動的に増大させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水周り装置。
  11. 前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の相違が所定の閾値未満である場合に、前記接近判別本体部の閾値を自動的に減少させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の水周り装置。
  12. 前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の相違が所定の閾値以上である場合に、前記離反判別本体部の閾値を自動的に増大させる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の水周り装置。
  13. 前記判別部は、前記第2フィルタ部によって処理される前の検出信号と前記第2フィルタ部によって処理された後の検出信号とを比較して、両者の相違が所定の閾値未満である場合に、前記離反判別本体部の閾値を自動的に減少させる
    ことを特徴とする請求項12に記載の水周り装置。
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