JP6902750B2 - 止水装置 - Google Patents

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本発明は、豪雨等の際、建物の出入口や通路等の開口から雨水が浸入するのを防止するために開口の下方部分を塞ぐ止水板を、建物側や床側に圧接する形式の止水装置に関する。
通路や駐車場の入口として使用されている開口の下部を、降雨の際に止水板で塞いで止水板の前面側からの雨水の浸入を防止するようにした種々の止水装置が広く用いられている。例えば、図14(A)に示すように、差込溝2を有する支柱1を建物の開口3の両側に立設し、この溝に止水板4の両端を差し込んで止水板を支柱1間に落とし込み、上下左右に設けたロック部材5で止水板4を支柱の溝2の内面に圧接するとともに開口の床6に圧接し、該止水板4の底面及び板面左右両端側に設けた弾性止水部材7を圧着するようにした止水装置が知られている。ロック部材5としてロックハンドル8と受片9を具備し、止水板4にロックハンドル8を設け、支柱1に受片9を設けてあり、該受片にカムと上端突起を形成し、上記ロックハンドルの腕を垂直方向から水平方向へ回動したとき、この一発回動によってロックハンドルの先端ローラーを受片に設けた上記カムと上端突起に接触させて止水板4を支柱1に圧接する方向(前後方向)と床6に圧接する方向(下方向)に同時に移動させ、弾性止水部材7を支柱の溝内面及び床に密着させるようにした装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の防水装置は、カムを有する1つの受片に、回動による一発操作でロックハンドルの先端ローラーを係合し、止水板を同時に前後方向と下方向に移動させるようにしているが、前後方向と下方向に力を同時に1か所に作用させると、受片や先端ローラー部分に大きな力が集中して作用し、大きな力を必要とし、損傷の原因となることもあった。また、同時に両方向に移動させるとき、止水板を前後方向に圧接する作用が不十分になると、支柱との間に隙間が生じ、止水板の下方から浸水するおそれがある。すなわち、支柱1の溝2へ止水板の両端を差込可能にするために、溝の間隔は止水板の厚さよりも大きく形成されているので、支柱の溝に止水板を落とし込んだ状態では、図14(B)に示すように、止水板と溝の内面間には微小空間54が形成されている。一方、止水板4は自重で降下するから、図14(C)に示すように、止水板の底面に設けた弾性止水部材7は床6に接している。降雨の際、開口3への浸水が徐々に始まりつつある初期の段階では、上記微小空間54を通して止水板4の側方から水が早期に浸入してくるおそれがあるので、上記微小空間54を直ちに閉鎖しなければならない。このような状態のとき、特許文献1に記載のように、ロックハンドルを回転して前後方向と下方向に同時に圧接するよう止水板に荷重を作用させると、止水板の下端は床面に接しているので、垂直方向に押圧する力Fは、止水板4を水平方向に移動させる力Hに対する摩擦抵抗力となって作用し、止水板の下部の円滑な移動を妨げる原因となる。その結果、止水板4の下部が溝2の内面に十分圧着しないことがあり、移動できたとしても上記微小空間54が確実に閉鎖されずに浸水の原因となるおそれがある。さらに、特許文献1に記載のように、止水板のロックハンドルは、止水板の大きさにもよるが、通常は止水板の板面両側の上部、下部にそれぞれ独立して合計4か所に設けられるから、一度に早期に全部のロックハンドルを操作することができない。また、止水板の板面の上部に位置するロックハンドルと下部に位置するロックハンドルの操作手順を正しくしないと、上記微小空間を完全に閉鎖できなかったり、閉鎖が遅れて止水板の下部からの浸水量が多くなってしまうことがある。
特許第3458077号公報(請求項1、段落0010、0011、図2、図4)
本発明は、止水板を建物側に圧接しかつ床側に圧接する際、1つの受片に、前後方向と下方向に同時に力を作用させて行う装置に比べて受片に作用する力を軽減でき、かつ早期に浸水を防止できるようにした止水装置を提供することである。
本発明によれば、建物の開口を塞いで立設する止水板に設けた係合部と建物側に設けた被係合部とを係合し、開口の前方からの浸水を防止する止水装置であって、止水板の板面左右の少なくとも一端側に、第一回動部と第二回動部とが上下方向に間隔をあけて設けられ、上記第一回動部と第二回動部とは連回動するよう接続され、上記第一回動部には第一回動部の回動中心から突出して形成される第一係合部が設けられ、第一回動部に対して建物側に第一被係合部が設けられ、上記第二回動部には第二回動部の回動中心から突出して形成される第二係合部が設けられ、第二回動部に対して建物側に第二被係合部が設けられ、第一係合部と第一被係合部とが係合して止水板の底面が床側に圧接され、第二係合部と第二被係合部とが係合して止水板の前板面または後板面が建物側に圧接されることを特徴とする止水装置が提供され、上記課題が解決される。ここで建物とは、支柱や塀、家屋などに例示されるように、開口を形成するものであればよく、形状や用途等は特に限定されない。
本発明によれば、止水板を最初に前後方向に圧接することができるよう上記第一回動部を、第二回動部より遅れて連回動するようにした上記止水装置が提供される。また、上記止水装置において、上記第一回動部は、第一ハブ部を回動可能に保持する第一ベース部を有し、第二回動部は第二ハブ部を回動可能に保持する第二ベース部を有し、第一回動部にはハンドルが設けられ、上記第一回動部と第二回動部に取り付けたロッド棒ジョイントには、第一回動部と第二回動部を連動させる連結ロッドがねじ係合により連結されている止水装置が提供される。
また、本発明によれば、上記止水装置において、上記第一回動部とハンドル部との間に、該ハンドル部を回動した際、第一回動部が第二回動部より遅れて回動するよう遅延機構が設けられていることを特徴とする止水装置が提供される。
本発明の止水装置は、上記のように構成され、係合部である第一回動部と第二回動部とを止水板の板面に上下に間隔をあけて設け、これらが連動して回動するよう接続し、第一回動部に設けた第一係合部を、建物側に設けた第一被係合部に係合させて止水板を下方向に圧接し、第二回動部に設けた第二係合部を、建物側に設けた第二被係合部に係合させて止水板を前後方向に圧接するようにしたので、各回動部の係合部とそれに対する被係合部とが係合して止水板を圧接する方向を一方向にしたことにより、各係合部から止水板に作用する荷重が分散され、容易に止水板を移動させて止水することができる。また、第二回動部よりも遅れて第一回動部が回動するように構成すると、ハンドルの一回の操作で、第二回動部により止水板を前後方向に最初に移動させて建物の溝内面側や段部側に止水板を圧接したのち、第一回動部で止水板を下方向に移動させて床側に圧接させることができる。したがって、降雨の初期の段階で止水板の前板面または後板面を建物の溝内面側等に圧接して止水板の側縁周囲の空間を塞ぎ、浸水を阻止した後、止水板の底面を床側に圧接して止水板で確実に止水することができる。また、第一回動部と第二回動部とを連動させる連結ロッドを、ねじ係合によりロッド棒ジョイントに接続すると、連結ロッドを回転することによりロッド棒ジョイント間の長さを変えて回動のタイミングを調整することができる。さらに、ハンドルを回動した際、第一回動部が第二回動部より遅れて回動するよう遅延機構を設けると、第一回動部による押圧作用を一層確実に遅れさせることができる。
本発明の一実施例を示す未係合状態の一部を省略した正面図。 第一回動部の分解斜視図。 第二回動部の分解斜視図。 ハンドルを回転し始めた状態を示し、(A)は被係合部の説明図、(B)は止水板の片側を正面から見た説明図。 ハンドルを十分に回動させた状態を示し、(A)は被係合部の説明図、(B)は止水板の片側を正面から見た説明図。 ハンドルを回動する前の支柱と止水板の関係を示す説明図。 ハンドルを回動して止水板を引き寄せた状態の説明図。 ハンドルを回動して止水板を押し付けた他の実施例を示す説明図。 遅延機構を組み込んだ第一回動部の分解斜視図。 図9に示す第一回動部の未係合状態の説明図。 図9に示す第一回動部を約20度回動したときの説明図。 図9に示す第一回動部を約90度回動した状態の説明図。 図9に示す止水装置の説明図。 従来例を示し、(A)は正面図、(B)は平面からみた説明図、(C)は縦断面を示す説明図。
本発明の一実施例を示す図1〜図8を参照し、従来とほぼ同様な部分は同一の符号を付して説明すると、公知のように、差込溝2を有する支柱1は、建物の出入口等の開口3の下方部分の両側に対向状態に設置され、この支柱の差込溝間に止水板4が挿入される。止水板の板面の左右両端側及び床6側の底面には、ゴム材料等の弾性部材で形成した弾性止水部材7が設けられている。なお、支柱を設けないで建物側に段部を設けて止水板を立設させるようにしてもよい(図示略)。
上記止水板4の板面の左右の少なくとも一端側には、係合部材10として、第一の回動部12と第二の回動部13が上下方向に間隔をあけて設けられ、該第一回動部12と第二回動部13は連結ロッド15で連結され、ハンドル14を回動することにより連動して回動する。該第一回動部12と第二回動部13に対向する建物側には、図に示す実施例では支柱1側には、被係合部11がそれぞれ設けられている。この被係合部は上記回動部に設けた係合部が係合することにより上記弾性止水部材7を支柱や床に圧接するためのものであるから、止水板4に係合部10を設ける位置に応じて、図6に示すように止水板4の後板面に係合部10を設けた場合、被係合部11を支柱1の後外面に設けて、図7に示すように止水板を後方に引き寄せて支柱の壁側に圧接したり、図8に示すように止水板4の前板面に係合部10を設けた場合、被係合部11を支柱1の差込溝2の内面に設けて止水板を後方に押し付けて差込溝の対向壁側に圧接することにより開口の前方からの浸水を防止することができる。係合部10と被係合部11は、止水板の一端側に設けられていれば止水作用を奏するが、高い止水作用と止水板の設置安定性を奏するために止水板の両端側に設けられていることがより好ましい。
図1においては、第一回動部12を上方に設け、第二回動部13をそれより下方の床側に設けてあるが、この上下の位置は変えることもできる。また、ハンドル14は第一回動部12に設けられているが、第二回動部13に設けられるようにしてもよい。
上記第一回動部12と第二回動部13は、図2、図3に示すように、止水板4に取り付けるための第一ベース部16と第二ベース部17を有し、第一ベース部16の中心孔18に、所定範囲内で回動するよう第一ハブ部19に設けた回動軸20を回動可能に挿入して第一ハブ部が枢着され、該回動軸20の内端部が第一ベース部16の裏面側で抜け止め状態に連結されている。この第一ハブ部19には、連結ロッド15を取り付けるための連結孔21を有する連結部22が設けられ、この連結部22にはハンドル14が形成され、該ハンドル14を回動した際、被係合部11に係合するよう棒状の第一係合部23が第一ハブ部19の回動中心から半径方向に突設されている(図2参照)。
第二回動部13は、図3に示すように、第二ハブ部24を具備し、該第二ハブ部24は、第二ベース部の中心孔25に所定範囲内で回動するよう回動軸26を挿入して第二ベース部に枢着され、該回動軸26は第二ベース部17の裏面側で抜け止めされている。さらに、連結孔27を形成した連結部28と、被係合部11に係合可能な棒状の第二係合部29が第二ハブ部の回動中心から半径方向に突設され、この第二係合部29には先端ローラー30が回転可能に設けられている。先端ローラー30が設けられていれば傾斜面37及び隆起部38との摩擦を軽減でき、スムーズに摺接することができるため好ましいが、傾斜面37及び隆起部38と摺接可能であれば特に形状は限定されない。
上記第一回動部12と第二回動部13の連結孔21、27には、それぞれロッド棒ジョイント31の先端が軸32により枢着され、このロッド棒ジョイント31の他端間に上記連結ロッド15がねじ着されている。連結ロッド15は、ロッド棒ジョイント31にピン等で固着してもよいが、実施例では、連結ロッドの両端にねじ係合するロッド棒ジョイントの各ねじ部分を逆ねじ構造にしてロッド棒ジョイント31と連結ロッド15を接続している。このようにすると、連結ロッド15を回転することにより、ロッド棒ジョイント間の長さを調節することができる。この際、連結ロッドの回転を容易にするため、連結ロッドの一部若しくは全体を円形以外の異形断面形状に形成したり、適宜の工具を差し込んで回転できるよう孔や凹部を設けてもよい(図示略)。
上記被係合部11は、第一回動部12の第一係合部23に対向する第一被係合部33と、第二回動部13の第二係合部29に対向する第二被係合部34を有する。第一被係合部33には、図4に示すように、ハンドル14を約90度回動した際、第一回動部12の第一係合部23が当接して、止水板に下方向の荷重をかけることができるよう上端部側に当接部35が突設され、当接部35の下方部分は第一係合部23が当たらないよう平面部36が形成されている。
第二被係合部34には、傾斜面37を介して支柱の表面より突出する隆起部38が形成され、ハンドル14を回転した際、第二回動部13の第二係合部29の先端ローラー30が傾斜面37に摺接して徐々に隆起部38に乗り上げることにより止水板4に前後方向の荷重を作用させて止水板4を支柱の溝内面に引き寄せ若しくは押し付けるようにしている。上記第一回動部による止水板の移動と、第二回動部による止水板の移動は、同時に行ってもよいし、時間差をもって移動するようにしてもよい。図に示す実施例では、ハンドルの回動の初期の段階で第二回動部が回動して止水板を前後方向に圧接し、次に第一回動部が回動して止水板が下方向に圧接するようにしてある。
上記の構成により図1に示すように、支柱1の溝2に止水板4の両側を差し込んで止水板4を落とし込んだ状態では、図14(B)、(C)に示す従来の止水装置とほぼ同様に、止水板4の底面に設けた弾性止水部材7は床6に接しているが、止水板4の板面に設けた弾性止水部材7と支柱1の溝内面の間には微小空間が形成されている。ハンドル14を回動させると、初期の段階では、第一回動部12の第一係合部23が第一被係合部33方向に移動しても、当接部35を設けた第一被係合部33の下部は平面部36が形成されているので、当接部35に当接しない。そのため、止水板4に下方向の荷重が作用することはない。一方、第二回動部13の第二係合部29は、先端ローラー30が傾斜面37を介して隆起部38に摺接するので、止水板4には前後方向の荷重が作用し、止水板4を支柱の内面に引き寄せ、止水板4の板面に設けた弾性止水部材7を支柱に圧接し、上記微小空間は閉鎖され、止水板4の側縁部からの浸水が防止される(図4、図7、図8参照)。
さらにハンドル14の回転を続けると、第一回動部12の第一係合部23が当接部35に当接し、止水板4には下方向の荷重が作用し、止水板4の底面の弾性止水部材7を床に圧着し、止水板4をロックして開口3からの水の浸入を防止することができる(図5参照)。
上記実施例では、ハンドル14を回動したとき、第一回動部12と第二回動部13を同時に回動して最初に第二回動部13の第二係合部29が第二被係合部34の隆起部38に摺接するように各係合部と各被係合部を配設したが、第一回動部12に遅延機構を組み込んで第二回動部13よりも遅れて第一回動部12が確実に遅延回動するように構成することもできる。
遅延機構を組み込んだ係合部の全体の構成は上記実施例と似ており、第二回動部13は図3に示すものと同様の構成であるが、第一回動部には、図2に示す第一回動部のハブ部とハンドルを別に設けてカム機構による遅延機構を組み込んだ実施例が示されている。図9はそのような第一回動部39の一実施例を示し、第一ベース部40には、所定範囲内で回動するよう第一ハブ部41が載置され、この第一ハブ部41と第一ベース部40に設けた中心孔42、43に、ハンドル部44の回動軸45を挿入し、回動軸45の先端を第一ベース部40裏面側で抜け止め状態に連結して枢着してある。上記第一ハブ部41には、回動中心から半径方向に突出して形成された棒状の第一係合部46が設けられ、上記ハンドル部44には、ハンドル14と連結孔21が形成されている。
上記第一ハブ部41、ハンドル部44には、ハンドル14を回動したとき、途中から当接するよう被作動側カム47、作動側カム48が設けられている。これら被作動側カム47、作動側カム48は、図10に示すように、止水板面に対して略垂直に形成された端面49及び50、端面51及び52を有し、円周方向に弧状に形成され、端面49と51とが、また端面50と52とが回動軌道上で対向するように配設されている。第一係合部46が第一被係合部33に係合していない未係合位置にあるときは、第一ハブ部41の被作動側カム47の端面49とハンドル部44の作動側カム48の端面51が当接しており、他方側に設けた第一ハブ部41の被作動側カム47の端面50とハンドル部44の作動側カム48の端面52の間には、遊動空間53が形成されている。この遊動空間53の部分ではハンドル部44が回動しても第一ハブ部41は従動しない。そして、ハンドル部44を適宜角度、図に示す実施例では、約20度回動させたとき(図13参照)、図11に示すように端面50と52とが係合して当接し、以後第一ハブ部41を介して第一係合部46が従動可能となる。したがって、さらにハンドル部44を回動することにより、図12に示すように、端面50と52との当接を介して第一ハブ部41及び第一係合部46が回動し、第一係合部46は、ハンドル14の回動に合わせて回動する第二回動部13の第二係合部29より確実に遅れて第一被係合部33に係合する。
上記の構成により、ハンドル14を回動させると、最初の段階では第一回動部39の第一係合部46はまだ第一被係合部33に係合してないので、第二回動部13の第二係合部29が第二被係合部34に係合して止水板の下部を容易に前後方向に移動させることができ、止水板4の側縁部と溝間の微小空間を閉鎖することができる。そして、十分に微小空間が閉鎖された後、第一回動部39の第一係合部46が第一被係合部33に係合するから、止水板4は下方向に圧接され、底面を床側に圧接した状態で止水板を設置し、止水することができる。なお、上記各実施例では係合部を止水板側に設け、被係合部を支柱側に設けたが、これらは、所望により逆側に設けるように構成してもよい。
1 支柱
4 止水板
10 係合部
11 被係合部
12 第一回動部
13 第二回動部
14 ハンドル
15 連結ロッド
23 第一係合部
29 第二係合部
30 先端ローラー
33 第一被係合部
34 第二被係合部
35 当接部
36 平面部
37 傾斜面
38 隆起部
39 第一回動部
41 第一ハブ部
44 ハンドル部
46 第一係合部

Claims (5)

  1. 建物の開口を塞いで立設する止水板に設けた係合部と建物側に設けた被係合部とを係合し、開口の前方からの浸水を防止する止水装置であって、止水板の板面左右の少なくとも一端側に、第一回動部と第二回動部とが上下方向に間隔をあけて設けられ、上記第一回動部と第二回動部とは連回動するよう接続され、上記第一回動部には第一回動部の回動中心から突出して形成される第一係合部が設けられ、第一回動部に対して建物側に第一被係合部が設けられ、上記第二回動部には第二回動部の回動中心から突出して形成される第二係合部が設けられ、第二回動部に対して建物側に第二被係合部が設けられ、第一係合部と第一被係合部とが係合して止水板の底面が床側に圧接され、第二係合部と第二被係合部とが係合して止水板の前板面または後板面が建物側に圧接され、上記第一回動部の第一係合部は、第二回動部の第二係合部が第二被係合部に係合した後に、第一被係合部に係合するよう連回動することを特徴とする止水装置。
  2. 上記第一回動部は、第一ベース部と、該第一ベース部に回動可能に設けられた第一ハブ部と、第一ハブ部から突設する第一係合部と、ハンドルとを具備し、上記第一被係合部は、第一係合部が当接する当接部を具備し、上記第二回動部は、第二ベース部と、該第二ベース部に回動可能に設けられた第二ハブ部と、第二ハブ部から突設する第二係合部とを具備し、上記第二被係合部は、第二係合部が摺接する隆起部を具備し、第一係合部が第一被係合部の当接部に当接することで止水板の底面が床側に圧接され、第二係合部が第二被係合部の隆起部に摺接することで止水板の前板面または後板面が建物側に圧接される請求項1に記載の止水装置。
  3. 上記ハンドルは、第一回動部の第一ハブ部に回動可能に係合して当接するハンドル部に形成され、該ハンドル部と第一ハブ部との間にはハンドル部が回動した際遅れて第一ハブ部が従動回動するよう遅延機構が設けられている請求項2に記載の止水装置。
  4. 上記遅延機構は、遊動空間を介して対面が対向する円弧状のカムを有するカム機構である請求項3に記載の止水装置。
  5. 上記第一回動部と第二回動部にはロッド棒ジョイントが設けられ、該ロッド棒ジョイントには、第一回動部と第二回動部とを連回動させる連結ロッドがねじ係合により接続されている請求項1ないし4のいずれかに記載の止水装置。
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