JP6902493B2 - 建具 - Google Patents
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Description
また、排水経路延長容器の係合部は、排水溝部の排水穴に室外側から係合するものなので、排水経路延長容器の上下方向の寸法を自由に変更することができ、それに応じた水密性能とすることができる。
図8及び図9に示すように、第1実施の形態にかかる建具1は、採風扉付きドアであり、ドアの内周にたてすべり出し窓3が設けてある。
図9に示すように、窓ユニット3は、枠5と、障子7と、網戸9(図8参照)とを備えている。
枠5は上枠11、下枠13、左右の縦枠15を枠組みしてあり、図1及び図7に示すように、各枠11、13、15は断熱樹脂材17で室外側形材と室内側形材を連結して断熱が図られている。尚、上枠11の断面は省略する。
障子7は、たてすべり出し障子であり、パネル19と、パネル19の外周に組まれた框21とを備えている。図1及び図7に示すように、框21も断熱樹脂材27で室外側と室内側との断熱が図られている。尚、上框の図示は省略する。
また、図1に示すように下框21aは、下枠13に設けた支持材29に支持アーム31を介して連結されている。
排水溝部33は、室内側見付壁33aと、室外側見付壁33bと、底面33cとで上側が開口する溝を形成している。底面33cには上述した支持材29が固定されている。室外側見付壁33bは、室内側見付壁33aよりも高くしてあり、上端部に障子下框23に当接する気密材37の保持部39が形成されている。また、室外側見付壁33bには、底面33c側に排水穴41が形成されており、排水穴41の底面と排水溝部33の底面33cとは略同一面である。
図1に示すように、排水経路延長容器43は上下方向の排水経路Sを延長するものであり、図1及び図4に示すように、室外側に凹んだ凹状の本体部44と、係合部47と排水穴49を有している。本体部44には、下枠13の室外側見付壁33bに室外側から当接する当接部44aと当接部44aよりも室外側に位置する室外側壁44bとを有し、図4(b)に示すように、室外側壁44bの下には室外側壁44bよりも当接部44a側に凹んだ段部44cが形成されている。
係合部47は、本体部44において室外側壁44bから当接部44aを越えて突設してあり、図4(a)(b)に示すように、左右に間隔をあけて2つ設けてある。図1に示すように、左右の各係合部47、47は排水溝部33の排水穴41において室外側から左右の縁に係合している。
図4(a)(b)に示すように、段部44cの見付壁51には、左右の排水穴49、49が並んで形成されている。図1に示すように、段部44cには排水具45が取付けられる。
本体部53は排水の入口57と、出口59と、入口57と出口59との間に設けた弁室61とを有し、弁室61には入口57を開閉して弁室61内で回動する弁63(図1及び図6参照)が設けてある。
図5に示すように、本体部53は、見付壁53aと、上壁53bと、左右の見込壁53c、53cとを有し、これらの壁53a、53b、53c、53cで弁室61を形成している。左右の見込壁53c、53cには、それぞれ軸受け54、54が形成されている。
入口57は、本体部53の見付壁53aに左右に2つ並んで正面視長方形に形成されている。図1に示すように、出口59は、左右の見込壁53c、53c間で弁63が開いたときの下方空間に形成されている。
上係合部55aは本体部53の上壁53bから突設して排水経路延長容器43の排水穴49(図4参照)の上縁に係合し、横係合部55bは左右の各見込壁53c、53cから突設して排水経路延長容器43の排水穴49(図4参照)の左右縁にそれぞれ係合している。
図1に示すように、排水具45の本体部53は排水経路延長容器43の段部44cに配置してあり、段部44cの凹み内に収まっており、排水経路延長容器43と排水具45とで全体として側面視四角形状を成している。
弁本体63bは軸部63aと一体に形成してあり、入口57(図1及び図5参照)に対向する排水受け面63cを有し、排水受け面63cは入口57と反対側に凹んで形成されている。弁本体63bの排水受け面63cの裏側は室外側の風圧を受ける風圧受け面63dである。
図1に示すように、網戸下框65cは、下枠13の室外側に設けてあり、建具1の下端から下枠13の室外側見付壁33bの上端に設けてある気密材保持部39に亘る寸法を有し、網戸下框65cで排水装置35の室外側を覆っている。
図7及び図8に示すように、網戸9の網9aの室外側には目隠し材69が配置されており、目隠し材69は網戸上框65d(図8参照)及び網戸下框65c(図1参照)に固定されている。
図1に示すように、排水経路延長容器43の段部44cに排水具45を配置し、排水具45の上係合部55a及び横係合部55bを排水経路延長容器43の排水穴49に係合して取付ける。
図1及び図3(b)に示すように、排水経路延長容器43の下枠13への取付けは、下枠13の室外側見付壁33bの室外側に排水経路延長容器43を配置して、下枠13の排水穴41に室外側から係合部47を嵌め入れて排水穴41の左右縁に着脱自在に係合する。
図1に示すように、排水経路延長容器43は、その上端部44dを排水溝部33の室内側見付壁33aの上端よりも高い位置でねじ66により固定する。
図1に示すように、水頭差を大きく取りたい場合には、排水具45を装着した排水経路延長容器43の係合部47を下枠13の排水溝部33の排水穴41に係合して取付ける。
排水経路延長容器43では、排水溝部33に浸入した水を排水溝部33の排水穴41に係合する係合部47、47間(図4(a)参照)から取込んで、排水経路Sを経てその下方に位置する排水穴49に取付けた排水具45の出口59から排水する。排水経路延長容器43の排水穴49は排水溝部33の底面よりも下方に位置しているから、排水溝部33の水頭差H2(図2参照)よりも大きな寸法の水頭差H1を得ることができる。このように、水頭差H1を排水溝部33における水頭差H2よりも大きくすることで、排水性能を高めることができる。
排水具45において、入口57と出口59との間には弁室61を設けてあり、弁室61内に入口57を開閉する弁63を設けているので、出口59から風圧が作用した場合には、入口57を弁63で閉じる。これにより、室外側から風圧により外気が室内に入るのを防止する。
排水経路延長容器43の係合部47は、排水溝部33の排水穴41に室外側から係合するので、排水経路延長容器43の上下方向の寸法を自由に変更することができ、それに応じた水密性能とすることができる。
排水具45は、入口57と出口59との間に弁室61を設けて、出口59から風圧が作用した場合には、入口57を弁63で閉じて、風圧による外気の侵入を防止しているから、気密性を高めることができる。
図1に示すように、排水経路延長容器43は、その上端部44dを排水溝部33の室内側見付壁33aの上端よりも高い位置でねじ66により固定しているので、排水経路延長容器43の固定部からの水漏れを防止できる。
例えば、特許請求の範囲に記載の横材は、下枠13に限らず、無目であっても良い。また、建具1は、ドアに限らず、引戸やサッシであっても良い。
上述した実施の形態は、2つの排水穴に41、41に排水経路延長容器43を取付けたが、一つの排水穴41に排水経路延長容器43を取付けるものであっても良い。
13 下枠(横材)
33 排水溝部
35 排水装置
33b 室外側見付壁
33c 底面
41 排水穴(排水溝部の排水穴)
43 排水経路延長容器
45 排水具
47 係合部(排水経路延長容器の係合部)
49 排水穴(排水経路延長容器の排水穴)
57 入口
59 出口
61 弁室
63 弁
Claims (1)
- 排水溝部を有する横材と、横材に取り付ける排水装置とを備え、排水溝部の室外側見付壁には、排水穴が形成してあり、排水装置は、排水経路延長容器と、排水具とを有し、排水経路延長容器は、上下方向の排水経路を延長するものであり係合部と排水穴を有し、排水具は、排水の入口と、出口と、入口と出口との間に設けた弁室とを有し、入口を開閉して弁室内で回動する弁が設けてあり、排水経路延長容器の係合部を排水溝部の排水穴に室外側から係合してあり、排水経路延長容器の排水穴に、排水溝部の排水穴にも着脱自在な排水具が取り付けてあり、排水溝部の底面よりも下に位置していることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
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JP2018067391A JP6902493B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018067391A JP6902493B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 建具 |
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JP2019178518A JP2019178518A (ja) | 2019-10-17 |
JP6902493B2 true JP6902493B2 (ja) | 2021-07-14 |
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Family Applications (1)
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JP2018067391A Active JP6902493B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 建具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6902493B2 (ja) |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018067391A patent/JP6902493B2/ja active Active
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