JP6902393B2 - 固定体 - Google Patents

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Description

この発明は、固定作業を容易に行うことができる固定体に関するものである。
従来、例えば配線・配管材支持具を壁等の固定面に固定するにあたって、コ字状に形成された固着具が用いられた(例えば、特許文献1参照)。図14に示すように、この配線・配管材支持具22は、固定面21に固定される固定部23と、配線・配管材を支持する支持部24とを備えていた。そして、固定部23には、挿通孔23aが設けられていた。そこで、挿通孔23aに固着具25を挿入し、その固着具25を金槌を用いて固定面21に打ち込むことで、配線・配管材支持具22は、固定面21に固定された。
特開2014−55605号公報
ところで、前記従来の配線・配管材支持具22(固定体)にあっては、その配線・配管材支持具22を固定面21に固定するにあたって、支持部24(本体)が邪魔をして、固着具25を固定面21に斜めに打ち込むなど無理な姿勢で固定する必要があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、固定作業を容易に行うことができる固定体を提供することにある。
この発明に係る固定体は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る固定体は、固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体である。この固定体は、本体と、前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備える。ここで、前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となる。そして、前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなくその第1の固着具を被うようにして前記第1固定部に前記重合位置にて重なることが可能である。
この固定体は、第1の固着具によって固定面に固定可能な第1固定部と、本体に連接して形成されて、第1固定部に重なる重合部とを備えている。そして、重合部は、重合位置にて第2の固着具によって固定面に固定可能となっている。そこで、状況によって、本体に連接する重合部を非重合位置にして、第1の固着具で第1固定部を固定面に固定し、その後に、重合部を重合位置にしたり、始めから重合部を重合位置にして、第2の固着具で重合部を固定面に固定したりすることができる。
また、請求項2に記載の発明に係る固定体は、固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体である。この固定体は、本体と、前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備える。ここで、前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となる。そして、前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能となるよう、前記重合部は、前記第1固定部と対面する側に、前記重合位置にて前記第1の固着具を収容する収容凹部を備える
この固定体は、第1の固着具によって固定面に固定可能な第1固定部と、本体に連接して形成されて、第1固定部に重なる重合部とを備えている。そして、重合部は、重合位置にて第2の固着具によって固定面に固定可能となっている。そこで、状況によって、本体に連接する重合部を非重合位置にして、第1の固着具で第1固定部を固定面に固定し、その後に、重合部を重合位置にしたり、始めから重合部を重合位置にして、第2の固着具で重合部を固定面に固定したりすることができる。
また、請求項3に記載の発明に係る固定体は、固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体である。この固定体は、本体と、前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備える。ここで、前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となる。そして、前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能である。また、前記第1固定部は、前記第1の固着具が挿通される挿通部を有し、前記重合部は、前記第2の固着具が挿通される通孔を有する。ここで、前記挿通部は、前記通孔よりも大きく形成されて、前記第2の固着具は、前記通孔に加えて前記挿通部を通って前記固定面に打ち込まれる。
この固定体は、第1の固着具によって固定面に固定可能な第1固定部と、本体に連接して形成されて、第1固定部に重なる重合部とを備えている。そして、重合部は、重合位置にて第2の固着具によって固定面に固定可能となっている。そこで、状況によって、本体に連接する重合部を非重合位置にして、第1の固着具で第1固定部を固定面に固定し、その後に、重合部を重合位置にしたり、始めから重合部を重合位置にして、第2の固着具で重合部を固定面に固定したりすることができる。
また、請求項4に記載の発明に係る固定体は、固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体である。この固定体は、本体と、前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備える。ここで、前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となる。そして、前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能である。また、前記第1の固着具は、ケーブル用のステップルである。そして、前記重合部は、前記第1固定部と対面する側に、面方向位置決め部を備え、その面方向位置決め部は、前記第1固定部の、前記固定面に沿う面方向の移動を規制するように、前記固定面に打ち込まれた前記第1の固着具の側面に当接する。
この固定体は、第1の固着具によって固定面に固定可能な第1固定部と、本体に連接して形成されて、第1固定部に重なる重合部とを備えている。そして、重合部は、重合位置にて第2の固着具によって固定面に固定可能となっている。そこで、状況によって、本体に連接する重合部を非重合位置にして、第1の固着具で第1固定部を固定面に固定し、その後に、重合部を重合位置にしたり、始めから重合部を重合位置にして、第2の固着具で重合部を固定面に固定したりすることができる。
また、請求項5に記載の発明に係る固定体は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の固定体において、前記重合部は、前記重合位置にあるとき前記第1固定部に設けられた被係止部に係合する係止部を有し、前記係止部と前記被係止部との係合により、前記重合部は、前記重合位置に維持される。
また、請求項に記載の発明に係る固定体は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の固定体において、前記重合部は、前記第1固定部に回動可能に連結されている。
この発明に係る固定体によれば、本体に連接する重合部を非重合位置にして第1固定部を固定面に固定したり、重合部を重合位置にしてその重合部を固定面に固定したりすることができ、状況によって都合のよい方を選択することができ、このため、固定作業を容易に行うことができる。
この発明の一実施の形態の、固着具を示し、(a)は、斜視図、(b)は、断面図である。 同じく、固定体を、その本体の正面側から見た斜視図である。 同じく、固定体を、その本体の底面側から見た斜視図である。 同じく、固定体の断面図である。 同じく、固定体に対して第1の固着具(ステップル)がセットされた状態を示す断面図である。 同じく、第1の固着具(ステップル)の突刺片が固定面に打ち込まれた状態を示す断面図である。 同じく、図6に示す重合部を重合位置に回動した状態を示す断面図である。 同じく、図7におけるA−A線による断面図である。 同じく、図7における底面側からの斜視図である。 同じく、第1の固着具(釘あるいはビス)が固定面に打ち込まれた状態を示す断面図である。 同じく、図10に示す重合部を重合位置に回動した状態を示す断面図である。 同じく、第2の固着具が固定面に打ち込まれた状態を示す断面図である。 同じく、固定体で配線・配管材を支持した状態を示す斜視図である。 従来の配線・配管材支持具を示す側面図である。
以下、この発明に係る固定体を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図13は、本発明に係る固定体の一実施の形態を示す。図中符号1は、固定面を示す。2は、固定面1に打ち込まれる第1の固着具を示す。12は、固定面1に打ち込まれる第2の固着具を示す。4は、固定体を示し、この固定体4は、前記第1の固着具2または第2の固着具12によって固定面1に取付け固定される。
ここで、固定体4は、本体401と、第1の固着具2によって固定面1に固定可能な第1固定部402と、重合部403とを備える。重合部403は、本体401に連接して形成されて、第1固定部402を固定面1とで挟むように第1固定部402に重なるものである。この重合部403は、第1固定部402に重なる重合位置(図7、図9、図11〜図13参照)とその重なりから開放された非重合位置(図2〜図6、図10参照)との間を移動可能であって、その重合部403は、重合位置にて第2の固着具12によって固定面1に固定可能な、第2固定部となっている。
また、第1固定部402を第1の固着具2によって固定した状態で、重合部403は、第1の固着具2と干渉することなく第1固定部402に重なることが可能となっている。そして、重合部403は、重合位置にあるとき第1固定部402に設けられた被係止部4pに係合する係止部4qを有し、係止部4qと被係止部4pとの係合により、重合部403は、重合位置に維持される。
詳細には、第1固定部402は、第1の固着具2が挿通される挿通部4bを有し、第2固定部となる重合部403は、第2の固着具12が挿通される通孔9bを有する。そこで、挿通部4bは、通孔9bよりも大きく形成されて、第2の固着具12は、通孔9bに加えて挿通部4bを通って固定面1に打ち込まれる。
より詳細には、第1の固着具2は、ケーブル用のステップル2xである。すなわち、第1の固着具2は、固定面1に打ち込まれる突刺片2aを有する一対の突刺部2b、2bと、それら突刺部2b、2bの打ち込まれる先端とは反対側を繋ぐ繋ぎ部2cとを備える(図1参照)。一方、固定体4の第1固定部402は、第1の固着具2が跨ぐ被跨ぎ部4aと、その被跨ぎ部4aに隣接し、第1の固着具2の一対の突刺部2b、2bのうち一方の突刺部2bが挿通される前記挿通部4bとを有する。この挿通部4bは、第1固定部402が第1の固着具2に対して固定面1に沿う面方向に移動可能となるよう、その挿通部4bに挿通される突刺部2bよりも大きく形成されている。そして、重合部403は、第1固定部402と対面する側に、面方向位置決め部9xを備える。この面方向位置決め部9xは、第1固定部402の、固定面1に沿う面方向の移動を規制するように、固定面1に打ち込まれた第1の固着具2の側面に当接する。
また、重合部403は、第1の固着具2の繋ぎ部2cを収容する収容凹部4nを備えている。つまり、その重合部403が重合位置にあるとき収容凹部4nが前記繋ぎ部2cを収容する。そこで、前記面方向位置決め部9xは、その収容凹部4nの対面する内壁面からなる。
具体的には、ステップル2xからなる第1の固着具2は、図1に示すように、固着具本体201と補助材202とからなる。固着具本体201は、例えば金属製であって、一対の前記突刺片2a、2aと、それら突刺片2a、2aの先端とは反対の端を繋ぐ繋ぎ片2dとを有して、コ字状に形成されている。補助材202は、例えは合成樹脂製であって、一対の突刺片2a、2aのそれぞれが差込まれる第1補助片2e、2eと、それら第1補助片2e、2eの、前記繋ぎ片2d側の端を繋ぐ第2補助片2fとを有して、コ字状に形成されている。そこで、前記突刺部2bは、突刺片2aと第1補助片2eとで構成され、前記繋ぎ部2cは、繋ぎ片2dと第2補助片2fとで構成される。ここで、第2補助片2fは、繋ぎ片2dよりも内側にあって、突刺片2a(つまり、第1の固着具2)が固定面1に打ち込まれる前には、繋ぎ片2dから離れて位置し、突刺片2aの先端部分は、第1補助片2eから突出することなく隠れている。そして、突刺片2a(つまり、第1の固着具2)を固定面1に打ち込む際には、第1補助片2eは、固定面1に当たって止まり(図5参照)、突刺片2aは、繋ぎ片2dが第2補助片2fに当たるまで、第1補助片2e内を通って固定面1に打ち込まれる(図6参照)。こうして、補助材202は、突刺片2aの打ち込み量を規制し固定面1と繋ぎ部2cとの間に空間を形成する打ち込み規制部となっている。
固定体4は、図示実施の形態においては、配線・配管材(配線材または配管材)10を支持する、配線・配管材支持具であって、その配線・配管材10を支持する支持部4hを備える(図13参照)。この固定体4は、例えば合成樹脂製であって、その本体401が、前記支持部4hを備え、その支持部4hは、配線・配管材10を取り囲むように湾曲して形成されている。
第1固定部402は、前述したように、被跨ぎ部4aと挿通部4bとを有する。被跨ぎ部4aは、左右に延びて形成されている。そして、第1固定部402は、被跨ぎ部4aとで矩形の枠を形成するように、コ字状のフレーム部4iを有する。すなわち、フレーム部4iは、被跨ぎ部4aの左右の各端から延びる一対の第1フレーム形成部4j、4jと、それら第1フレーム形成部4j、4jの先端を繋ぐ第2フレーム形成部4kからなる。そして、被跨ぎ部4aとフレーム部4iとで形成される枠の内側が前記挿通部4bとなる。
重合部403は、重合位置にあるとき第1固定部402の被跨ぎ部4aを跨ぐように門型形状をして、その一方の脚部4mが第1固定部402の挿通部4bに挿入される。また、前記収容凹部4nは、この門型形状をした重合部403の内面に溝状に設けられ、第1の固着具2の繋ぎ部2cに加えて突刺部2bの一部(詳しくは、突刺片2aの一部と第1補助片2e)を収容する(図9参照)。
この重合部403は、前述したように、係止部4qと被係止部4pとの係合によって、前記重合位置に維持されるが、図示実施の形態においては、被係止部4pとして、第1被係止部4rと第2被係止部4sとが設けられ、それら被係止部4r、4sと対応するように、係止部4qとして、第1係止部4tと第2係止部4uとが設けられている。詳細には、前記第1フレーム形成部4j(詳しくは、第1フレーム形成部4jに設けられた凹部4y)が、第1被係止部4rとなり、前記被跨ぎ部4a(詳しくは、被跨ぎ部4aに設けられた段部4z)が、第2被係止部4sとなる。そして、第1係止部4tは、重合部403における一方の脚部4mの左右の側面に突設された第1の爪4vからなり、第2係止部4uは、重合部403における門型形状の内面(詳しくは、両脚部4m、4mの対向する面)に突設された第2の爪4wからなる。
また、固定体4は、被跨ぎ部4aを固定面1から離れる方向に付勢して、被跨ぎ部4aを固定面1に打ち込まれた第1の固着具2の繋ぎ部2cに押圧させる、押圧手段を備えている。この押圧手段は、図示実施の形態においては、前記係止部4qと被係止部4pとの係合に加えて、門型形状をした重合部403がその両脚部4m、4mが開くように弾性変形することによって機能する。すなわち、重合部403を固定面1側に押さえ付けて両脚部4m、4mを開かせることで、係止部4qを被係止部4pに係合させ、その押さえ付けを解除して開いた両脚部4m、4mを弾性復帰させることで、第1固定部402(つまりは、被跨ぎ部4a)を固定面1から離れる方向に付勢する。ここで、この付勢を確実なものとするために、係止部4qと被係止部4pとが係合したときの当たり面を傾斜させてもよい。
また、図示実施の形態においては、重合部403は、第1固定部402に回動可能に連結されている。詳細には、重合部403は、本体401のある側とは反対側で、ヒンジ4xにより、第1固定部402に回動可能に連結されている。すなわち、重合部403は、回動することで(詳しくは、本体401と一体となって回動することで)、重合位置と非重合位置との間を移動可能となっている。
また、第1固定部402は、その被跨ぎ部4aを貫通する貫通孔9aを有する。そして、第1の固着具2としての釘あるいはビス2yが、この貫通孔9aを通って固定面1に打ち込まれる(図10、図11参照)。なお、図示実施の形態においては、この釘あるいはビス2yからなる第1の固着具2と、前記ステップル2xからなる第1の固着具2とは、被跨ぎ部4a上で干渉することから、これらは択一的に用いられる。
重合部403における前記通孔9bは、重合部403の天面から一方の脚部4mを通って底面に抜けるように形成されている。そして、第2の固着具12は、図12に示すように、例えば釘あるいはビスからなり、この第2の固着具12が、通孔9b(詳しくは、通孔9bおよび、第1固定部402の挿通部4b)を通って固定面1に打ち込まれることで、固定体4は、固定面1に取付け固定される。
また、重合部403は、他の通孔9cを有している。他の通孔9cは、重合部403の両側面を貫通するように形成されている。つまり、他の通孔9cは、前記通孔9bとは交差(詳しくは、直交)するように設けられている。そして、図示を省略するが、釘あるいはビスからなる第2の固着具が、他の通孔9cを通って固定面1に打ち込まれることで、固定体4は、固定面1に取付け固定される。
次に、以上の構成からなる固定体4の作用効果について説明する。この固定体4によると、固定体4は、第1の固着具2によって固定面1に固定可能な第1固定部402と、本体に連接して形成されて、第1固定部402に重なる重合部403とを備えている。そして、重合部403は、重合位置にて第2の固着具12によって固定面1に固定可能となっている。そこで、状況によって、本体401に連接する重合部403を非重合位置にして、第1の固着具2で第1固定部402を固定面1に固定し、その後に、重合部403を重合位置にしたり、始めから重合部403を重合位置にして、第2の固着具12で重合部403を(詳しくは、重合部403と第1固定部402を併せて)固定面1に固定したりすることができる。すなわち、固定体4を固定面1に取付け固定するにあたって、本体401に連接する重合部403を非重合位置にして第1固定部402を固定面1に固定したり、重合部403を重合位置にしてその重合部403を固定面1に固定したりすることができ、状況によって都合のよい方を選択することができ、このため、固定作業を容易に行うことができる。
また、第1固定部402と第2固定部(つまり、重合部403)とを、異なる種類の固着具に対応した固定部とすることで、固定体4を固定面1に固定するにあたって、その異なる種類の固着具のいずれかを選択して固定することができる。
また、固定体4の第1固定部402に設けられた挿通部4bは、ステップル2xからなる第1の固着具2の突刺部2bよりも大きく形成されて、第1固定部402が第1の固着具2(ステップル2x)に対して固定面1に沿う面方向に移動可能となっている。このため、第1固定部402と第1の固着具2(ステップル2x)との相対的な位置関係にそれほど配慮することなく、第1の固着具2(ステップル2x)を固定面1に打ち込むことができ、その後に、第1固定部402を所定の位置に移動することができる。そして、第1固定部402を所定の位置に移動した後には、面方向位置決め部9x(詳しくは、収容凹部4nの対面する内壁面)を第1の固着具2(ステップル2x)の側面に当接させることで、第1の固着具2(ステップル2x)に対して第1固定部402が固定面1の面方向に移動するのが規制されて、第1固定部402、ひいては固定体4は、固定面1の所定の位置に固定される。すなわち、第1固定部402における挿通部4bを第1の固着具2(ステップル2x)における突刺部2bよりも大きく形成することで、第1固定部402と第1の固着具2(ステップル2x)との相対的な位置関係にそれほど配慮することなく、第1の固着具2(ステップル2x)を固定面1に打ち込むことができ、その後に、第1固定部402を所定の位置に移動して、面方向位置決め部9x(図示実施の形態においては、収容凹部4nの対面する内壁面)を第1の固着具2(ステップル2x)の側面に当接させることで、第1固定部402は、第1の固着具2(ステップル2x)に対して固定面1に沿う面方向に位置決めされる。こうして、第1固定部402、ひいては固定体4を、固定面1の所定の位置に固定することができる。
また、固定体4は、押圧手段を備えている。この押圧手段によって、第1固定部402における被跨ぎ部4aが、ステップル2xからなる第1の固着具2の繋ぎ部2cを押圧することで、第1固定部402、ひいては固定体4と、第1の固着具2(ステップル2x)との、固定面1に垂直な方向のがたつきが防止される。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、固定体4は、配線・配管材10を支持する支持具でなくとも、その他の部材を支持する支持具であってもよく、また、支持具に限るものでもない。
また、固定体4において、重合部403は、第1固定部402に回動可能に連結されているが、連結することなく、第1固定部402とは別体となっていてもよい。
また、固定体4は、被跨ぎ部4aをステップル2xからなる第1の固着具2の繋ぎ部2cに押圧させる押圧手段を備えるが、この押圧手段はなくてもよい。また、この押圧手段に代えて、被跨ぎ部4aと繋ぎ部2cとの間にくさびを打ち込むことにより、第1固定部402、ひいては固定体4と、第1の固着具2(ステップル2x)との、固定面1に垂直な方向のがたつきを防止してもよい。
また、ステップル2xからなる第1の固着具2は、固着具本体201と補助材202とからなっているが、この補助材202はなくてもよい。
また、第1の固着具2は、ステップル2xからなったり、釘あるいはビス2yからなるが、これらに限定されるものではない。同様に、第2の固着具12は、釘あるいはビスからなるが、これに限定されるものではない。
また、第1の固着具2と第2の固着具12とは、それらが干渉しないのであれば、その両者を用いて、固定体4を固定面1に取付け固定しても構わない。
また、固着具2、12の固定面1への打ち込みには、金槌の他にもタッカーなどの打ち込み工具を用いてもよく、その方法および工具等は、特に限定されない。
1 固定面
2 第1の固着具
2x ステップル(第1の固着具)
2y 釘あるいはビス(第1の固着具)
4 固定体
401 本体
402 第1固定部
403 重合部
4b 挿通部
4n 収容凹部
4p 被係止部
4q 係止部
9b 通孔
9x 面方向位置決め部
12 第2の固着具

Claims (6)

  1. 固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体であって、
    本体と、
    前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、
    前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備え、
    前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となり、
    前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなくその第1の固着具を被うようにして前記第1固定部に前記重合位置にて重なることが可能である、固定体。
  2. 固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体であって、
    本体と、
    前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、
    前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備え、
    前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となり、
    前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能となるよう、前記重合部は、前記第1固定部と対面する側に、前記重合位置にて前記第1の固着具を収容する収容凹部を備える、固定体。
  3. 固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体であって、
    本体と、
    前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、
    前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備え、
    前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となり、
    前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能であり、
    前記第1固定部は、前記第1の固着具が挿通される挿通部を有し、
    前記重合部は、前記第2の固着具が挿通される通孔を有し、
    前記挿通部は、前記通孔よりも大きく形成されて、前記第2の固着具は、前記通孔に加えて前記挿通部を通って前記固定面に打ち込まれる、固定体。
  4. 固定面に打ち込まれる、第1の固着具または第2の固着具によって、前記固定面に取付け固定される、固定体であって、
    本体と、
    前記第1の固着具によって前記固定面に固定可能な、第1固定部と、
    前記本体に連接して形成されて、前記第1固定部を前記固定面とで挟むように前記第1固定部に重なる重合部とを備え、
    前記重合部は、前記第1固定部に重なる重合位置とその重なりから開放された非重合位置との間を移動可能であって、その重合部は、前記重合位置にて前記第2の固着具によって前記固定面に固定可能な、第2固定部となり、
    前記第1固定部を前記第1の固着具によって固定した状態で、前記重合部が、前記第1の固着具と干渉することなく前記第1固定部に重なることが可能であり、
    前記第1の固着具は、ケーブル用のステップルであって、
    前記重合部は、前記第1固定部と対面する側に、面方向位置決め部を備え、その面方向位置決め部は、前記第1固定部の、前記固定面に沿う面方向の移動を規制するように、前記固定面に打ち込まれた前記第1の固着具の側面に当接する、固定体。
  5. 前記重合部は、前記重合位置にあるとき前記第1固定部に設けられた被係止部に係合する係止部を有し、前記係止部と前記被係止部との係合により、前記重合部は、前記重合位置に維持される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の固定体。
  6. 前記重合部は、前記第1固定部に回動可能に連結されている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の固定体。
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