JP6869801B2 - 固定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、打ち込み工具を用いた固定作業を容易に行うことができる、固定装置に関するものである。
従来、例えば配線・配管材支持具を壁等の固定面に固定するにあたって、コ字状に形成された固着具が用いられた(例えば、特許文献1参照)。図17に示すように、この配線・配管材支持具22は、固定面21に固定される固定部23と、配線・配管材を支持する支持部24とを備えていた。そして、固定部23には、挿通孔23aが設けられていた。そこで、挿通孔23aに固着具25を挿入し、その固着具25を金槌を用いて固定面21に打ち込むことで、配線・配管材支持具22は、固定面21に固定された。
特開2014−55605号公報
ところで、前記従来の配線・配管材支持具22(固定体)にあっては、その配線・配管材支持具22を固定面21に固定するにあたって、挿通孔23aに挿入した固着具25を金槌で叩くとき、金槌が配線・配管材支持具22に当たらないように注意して作業する必要があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、固定作業を容易に行うことができる、固定装置を提供することにある。
この発明に係る固定装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る固定装置は、固定面に打ち込まれる固着具と、複数の前記固着具を内部に収容しその固着具を前記固定面に打ち込むよう一つずつ打ち出す打ち込み工具と、前記固着具によって前記固定面に取付け固定される固定体とを備える。ここで、前記固着具は、前記固定面に打ち込まれる突刺片を有する一対の突刺部と、それら突刺部の打ち込まれる先端とは反対側を繋ぐ繋ぎ部とを備える。前記固定体は、前記固定面に固定される固定部を備え、その固定部は、前記固着具が跨ぐ被跨ぎ部と、その被跨ぎ部に隣接し、前記一対の突刺部のうち一方の突刺部が挿通される挿通部とを有する。さらに、前記固定体は、前記打ち込み工具を前記固定部に宛がった際に、打ち込み直前の前記固着具が、前記被跨ぎ部の直上で跨ぎ姿勢となるように、前記打ち込み工具を案内する案内手段を備える。
この固定装置によると、固定体は、固着具によって固定面に取付け固定されるが、その固着具は、内部に固着具を収容する打ち込み工具により、固定面に打ち込まれる。ここで、固定体の固定部は、固着具が跨ぐ被跨ぎ部と、固着具における一方の突刺部が挿通される挿通部とを有している。そして、固定体は、打ち込み工具を案内する案内手段を備えており、この案内手段により、打ち込み工具内で打ち込み直前の固着具が、被跨ぎ部の直上で跨ぎ姿勢となる。このため、この案内手段によって案内された打ち込み工具から固着具を打ち出すことで、固着具は、確実に被跨ぎ部を跨いで、固定面に打ち込まれる。
また、請求項2に記載の発明に係る固定装置は、請求項1に記載の固定装置において、前記案内手段は、前記打ち込み工具に設けられた被係合部と係合する係合部からなる。
また、請求項3に記載の発明に係る固定装置は、請求項2に記載の固定装置において、前記係合部は、前記被係合部を受け入れる凹み、穴などの空所を備える受入部からなる。
また、請求項4に記載の発明に係る固定装置は、請求項3に記載の固定装置において、前記受入部は、前記挿通部からなる。そして、前記被係合部は、前記打ち込み工具の、前記固着具を打ち出す射出口に隣接し、その射出口よりも、前記固着具を打ち出す射出方向に突出する。
また、請求項5に記載の発明に係る固定装置は、請求項2に記載の固定装置において、前記打ち込み工具は、先端が前記固定面に当接する一対の突出部を備える。一方、前記固定体は、前記一対の突出部間の凹部からなる切欠き凹部内に配置される切欠き凹部対応部を備える。そこで、前記切欠き凹部が前記被係合部となり、前記切欠き凹部対応部が前記係合部となる。
また、請求項6に記載の発明に係る固定装置は、請求項5に記載の固定装置において、前記切欠き凹部対応部は、前記被跨ぎ部である。そして、前記一対の突出部は、前記固着具を打ち出す射出口に隣接し、その射出口よりも、前記固着具を打ち出す射出方向に突出する。
また、請求項7に記載の発明に係る固定装置は、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の固定装置において、前記被係合部と前記係合部とは、それら被係合部と係合部との係合を保持して前記固定体を前記打ち込み工具に仮保持する仮保持手段を有する。これにより、固定体を打ち込み工具に仮保持したまま、打ち込み工具を移動することで、固定体を固定面の所定の位置に位置させることができる。
この発明に係る固定装置によれば、案内手段によって打ち込み工具が案内されて、固着具が固定体の被跨ぎ部の直上で跨ぎ姿勢となり、固着具は、確実に被跨ぎ部を跨いで固定面に打ち込まれるため、固定体の固定作業を容易に行うことができる。
この発明の一実施の形態の、固定装置の斜視図である。 同じく、図1における、固定体を破断したA矢視図である。 同じく、打ち込み工具の斜視図である。 同じく、固着具集合体の斜視図である。 同じく、固着具集合体の側面図である。 同じく、固着具を示し、(a)は、斜視図、(b)は、断面図である。 同じく、固定体を、その本体の正面側から見た斜視図である。 同じく、固定体を、その本体の底面側から見た斜視図である。 同じく、固定体の断面図である。 同じく、固定体に対して固着具が打ち出された状態を示す断面図である。 同じく、固着具の突刺片が固定面に打ち込まれた状態を示す断面図である。 同じく、固定体の重合部を重合位置に回動した状態を示す断面図である。 同じく、図12におけるB−B線による断面図である。 同じく、図12における底面側からの斜視図である。 同じく、固定体で配線・配管材を支持した状態を示す斜視図である。 この発明の他の実施の形態の、固定体の斜視図である。 従来の配線・配管材支持具を示す側面図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図15は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、固定面を示す。2は、固定面1に打ち込まれる固着具を示す。3は、打ち込み工具を示し、この打ち込み工具3は、複数の前記固着具2を内部に収容しその固着具2を固定面1に打ち込むよう一つずつ打ち出すものである。4は、固定体を示し、この固定体4は、前記固着具2によって固定面1に取付け固定される。5は、固定装置を示し、この固定装置5は、固着具2と打ち込み工具3と固定体4とを備える。
ここで、固着具2は、固定面1に打ち込まれる突刺片2aを有する一対の突刺部2b、2bと、それら突刺部2b、2bの打ち込まれる先端とは反対側を繋ぐ繋ぎ部2cとを備える(図6参照)。固定体4は、固定面1に固定される固定部402を備える。そして、この固定部402は、固着具2が跨ぐ被跨ぎ部4aと、その被跨ぎ部4aに隣接し、固着具2の一対の突刺部2b、2bのうち一方の突刺部2bが挿通される挿通部4bとを有する。また、固定体4は、打ち込み工具3を固定体4の固定部402に宛がった際に、打ち込み直前の固着具2が、被跨ぎ部4aの直上で跨ぎ姿勢となるように、打ち込み工具3を案内する案内手段6を備える(図1、図2参照)。そして、この案内手段6は、打ち込み工具3に設けられた被係合部3aと係合する係合部4cからなる。
図示実施の形態においては、前記案内手段6として、第1の案内手段6aと第2の案内手段6bが設けられている。第1の案内手段6aに対しては、打ち込み工具3は、前記被係合部3aとしての第1の被係合部3bを備える。そこで、前記係合部4cとしての第1の係合部4dは、第1の被係合部3bを受け入れる凹み、穴などの空所を備える受入部4eからなる。詳細には、この受入部4eは、前記挿通部4bからなる。そして、第1の被係合部3bは、打ち込み工具3の、固着具2を打ち出す射出口3cに隣接し、その射出口3cよりも、固着具2を打ち出す射出方向7に突出している(図1、図3参照)。
第2の案内手段6bに対しては、打ち込み工具3は、先端が固定面1に当接する一対の突出部3d、3dを備える。一方、固定体4は、その一対の突出部3d、3d間の凹部からなる切欠き凹部3e内に配置される切欠き凹部対応部4fを備える。そこで、切欠き凹部3eが、前記被係合部3aとしての第2の被係合部3fとなり、切欠き凹部対応部4fが、前記係合部4cとしての第2の係合部4gとなる。詳細には、切欠き凹部対応部4fは、前記被跨ぎ部4aである。そして、打ち込み工具3における一対の突出部3d、3dは、固着具2を打ち出す射出口3cに隣接し、その射出口3cよりも、固着具2を打ち出す射出方向7に突出している(図1、図3参照)。
被係合部3aと係合部4cとは、それら被係合部3aと係合部4cとの係合を保持して固定体4を打ち込み工具3に仮保持する仮保持手段を有する。図示実施の形態においては、被係合部3aと係合部4cとの摩擦係合(圧入ぎみの嵌め合い)によって、固定体4が打ち込み工具3から落下しないように、その係合が保持される。
具体的には、固着具2は、図6に示すように、固着具本体201と補助材202とからなる。固着具本体201は、例えば金属製であって、一対の前記突刺片2a、2aと、それら突刺片2a、2aの先端とは反対の端を繋ぐ繋ぎ片2dとを有して、コ字状に形成されている。補助材202は、例えは合成樹脂製であって、一対の突刺片2a、2aのそれぞれが差込まれる第1補助片2e、2eと、それら第1補助片2e、2eの、前記繋ぎ片2d側の端を繋ぐ第2補助片2fとを有して、コ字状に形成されている。そこで、前記突刺部2bは、突刺片2aと第1補助片2eとで構成され、前記繋ぎ部2cは、繋ぎ片2dと第2補助片2fとで構成される。ここで、第2補助片2fは、繋ぎ片2dよりも内側にあって、突刺片2a(つまり、固着具2)が固定面1に打ち込まれる前には、繋ぎ片2dから離れて位置し、突刺片2aの先端部分は、第1補助片2eから突出することなく隠れている。そして、突刺片2a(つまり、固着具2)を固定面1に打ち込む際には、第1補助片2eは、固定面1に当たって止まり(図10参照)、突刺片2aは、繋ぎ片2dが第2補助片2fに当たるまで、第1補助片2e内を通って固定面1に打ち込まれる(図11参照)。こうして、補助材202は、突刺片2aの打ち込み量を規制し固定面1と繋ぎ部2cとの間に空間を形成する打ち込み規制部となっている。そして、固着具2は、複数の固着具2、2が、その補助材202部分で、分断可能な連結部8aによって連結された、固着具集合体8となって(図4、図5参照)、この固着具集合体8の状態で、打ち込み工具3内に収容される。
打ち込み工具3は、その底壁3g側に、固着具2(詳しくは、固着具集合体8)を収容する弾装部3hが設けられてる(図3参照)。そして、弾装部3hにおける固着具2、2が並ぶ先頭部分に、前記射出口3cが設けられる。前記一対の突出部3d、3dは、射出口3cの両端側に設けられる。詳細には、突出部3dは、射出口3cの前方に位置する前板部3iと、射出口3cの側方に位置する側板部3jとで、L字状に形成されている。そこで、前述したように、これら一対の突出部3d、3d間(詳しくは、前板部3i、3i間)の凹部からなる切欠き凹部3eが第2の被係合部3fとなる。そして、図示実施の形態においては、これら突出部3d、3dのうちのいずれか一方が、前記第1の被係合部3bとなる。なお、図中符号3kは、操作ハンドル、3mは、指掛け部を示し、この指掛け部3mに指を掛け、指掛け部3m側に操作ハンドル3kを押し込むことで、固着具2が打ち出される。
固定体4は、図示実施の形態においては、配線・配管材(配線材または配管材)10を支持する、配線・配管材支持具である(図15参照)。この固定体4は、例えば合成樹脂製であって、本体401と、前記固定部402と、重合部403とを備えている。本体401は、配線・配管材10を支持する支持部4hを備え、その支持部4hは、配線・配管材10を取り囲むように湾曲して形成されている。
固定部402は、前述したように、被跨ぎ部4aと挿通部4bとを有する。被跨ぎ部4aは、左右に延びて形成されている。そして、固定部402は、被跨ぎ部4aとで矩形の枠を形成するように、コ字状のフレーム部4iを有する。すなわち、フレーム部4iは、被跨ぎ部4aの左右の各端から延びる一対の第1フレーム形成部4j、4jと、それら第1フレーム形成部4j、4jの先端を繋ぐ第2フレーム形成部4kからなる。そして、被跨ぎ部4aとフレーム部4iとで形成される枠の内側が前記挿通部4bとなる。
重合部403は、固定部402を固定面1とで挟むように固定部402に重なるものである。この重合部403は、固定部402に重なる重合位置(図12〜図15参照)とその重なりから開放された非重合位置(図7〜図11参照)との間を移動可能となっている。この重合部403は、重合位置にあるとき固定部402の被跨ぎ部4aを跨ぐように門型形状をして、その一方の脚部4mが固定部402の挿通部4bに挿入される。また、重合部403は、重合位置にあるとき固着具2の繋ぎ部2c(図示実施の形態においては、繋ぎ部2cに加えて突刺部2bの一部(詳しくは、突刺片2aの一部と第1補助片2e))を収容する収容凹部4nを備えている(図8、図9、図12、図14参照)。
この重合部403は、重合位置にあるとき固定部402に設けられた被係止部4pに係合する係止部4qを有し、それら係止部4qと被係止部4pとの係合により、重合部403は、重合位置に維持される。図示実施の形態においては、被係止部4pとして、第1被係止部4rと第2被係止部4sとが設けられ、それら被係止部4r、4sと対応するように、係止部4qとして、第1係止部4tと第2係止部4uとが設けられている。詳細には、前記第1フレーム形成部4j(詳しくは、第1フレーム形成部4jに設けられた凹部4y)が、第1被係止部4rとなり、前記被跨ぎ部4a(詳しくは、被跨ぎ部4aに設けられた段部4z)が、第2被係止部4sとなる。そして、第1係止部4tは、重合部403における一方の脚部4mの左右の側面に突設された第1の爪4vからなり、第2係止部4uは、重合部403における門型形状の内面(詳しくは、両脚部4m、4mの対向する面)に突設された第2の爪4wからなる。
また、図示実施の形態においては、重合部403は、本体401に連接して形成されている。そして、重合部403は、本体401のある側とは反対側で、ヒンジ4xにより、固定部402に回動可能に連結されている。すなわち、重合部403は、回動することで(詳しくは、本体401と一体となって回動することで)、重合位置と非重合位置との間を移動可能となっている。なお、図中符号9a、9b、9cは、釘が通る通孔であって、重合部403が非重合位置にあるときに、固定部402に設けられた通孔9aを通して釘を固定面1に打ち込むことで、固定部402を固定面1に固定することもできる。そして、重合部403が重合位置にあるときに、重合部403に設けられた通孔9bあるいは通孔9cを通して釘を固定面1に打ち込むことで、重合部403と固定部402をまとめて固定面1に固定することもできる。
ところで、図示実施の形態においては、打ち込み工具3における第1の被係合部3bとしての突出部3dは、固定体4の固定部402における第1の係合部4dとしての挿通部4bに、被跨ぎ部4aの延びる方向において、ぴったりと嵌まる。そして、打ち込み工具3から打ち出された固着具2は、被跨ぎ部4aにおける、その延びる方向の端側を跨いで固定面1に打ち込まれる。そのため、重合部403を固定部402に重ねる際には、固定部402を被跨ぎ部4aの延びる方向にずらすことで、固着具2が被跨ぎ部4aの中央部分を跨ぐようにし(つまり、固着具2が固定部402の左右の中央に位置するようにし)、その後に、重合部403を固定部402に重ねる。もっとも、側板部3jの幅を狭くするとか、なくすとかする等により、第1の被係合部3bとしての突出部3dは、第1の係合部4dとしての挿通部4bに、被跨ぎ部4aの延びる方向においてぴったりと嵌まらなくてもよい。この場合には、打ち込み工具3は、固定部402に対し、被跨ぎ部4aの延びる方向の適宜位置に調整されて宛がわれる。このため、固着具2は、被跨ぎ部4aにおける、その延びる方向の適宜位置を跨いで固定面1に打ち込まれる。そして、前記と同様に、重合部403を固定部402に重ねる際には、必要に応じて固定部402を被跨ぎ部4aの延びる方向にずらすことで、固着具2が被跨ぎ部4aの中央部分を跨ぐようにし、その後に、重合部403を固定部402に重ねる。
次に、以上の構成からなる固定装置5および固定体4の作用効果について説明する。固定体4は、固着具2によって固定面1に取付け固定されるが、その固着具2は、内部に固着具2(詳しくは、固着具集合体8)を収容する打ち込み工具3により、固定面1に打ち込まれる。ここで、固定体4の固定部402は、固着具2が跨ぐ被跨ぎ部4aと、固着具2における一方の突刺部2bが挿通される挿通部4bとを有している。そして、固定体4は、打ち込み工具3を案内する案内手段6を備えており、この案内手段6により、打ち込み工具3内で打ち込み直前の固着具2が、被跨ぎ部4aの直上で跨ぎ姿勢となる。このため、この案内手段6によって案内された打ち込み工具3から固着具2を打ち出すことで、固着具2は、確実に被跨ぎ部4aを跨いで、固定面1に打ち込まれる。すなわち、案内手段6によって打ち込み工具3が案内されて、固着具2が固定体4の被跨ぎ部4aの直上で跨ぎ姿勢となり、その固着具2は、確実に被跨ぎ部4aを跨いで固定面1に打ち込まれるため、固定体4の、固定面1への固定作業を容易に行うことができる。
また、打ち込み工具3に設けられた被係合部3aと、固定体4に設けられた係合部4cとは、固定体4を打ち込み工具3に仮保持する仮保持手段を有している。このため、固定体4を打ち込み工具3に仮保持したまま、打ち込み工具3を移動することで、固定体4を固定面1の所定の位置に位置させることができる。このため、固定体4を別途保持する必要がなく、固定体4の固定作業を一層容易に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、固定体4は、配線・配管材10を支持する支持具でなくとも、その他の部材を支持する支持具であってもよく、また、支持具に限るものでもない。
また、固定体4において、重合部403は、固定部402に回動可能に連結されているが、連結することなく、固定部402とは別体となっていてもよい。
また、固定体4において、重合部403は、本体401に連接して形成されているが、図16に示すように、重合部403が本体401に連接するのではなく、固定部402が本体401に連接してもよい。また、この図においても、重合部403は、固定部402にヒンジ4xによって回動可能に連結されているが、連結することなく、固定部402とは別体となっていてもよい。
また、案内手段6として、第1の案内手段6aと第2の案内手段6bが設けられているが、これら案内手段6a、6bのうちいずれか一方はなくてもよい。また、被係合部3aは、打ち込み工具3の射出口3cに隣接する位置に設けられているが、射出口3cに隣接することなく他の位置に設けられてもよく、その場合には、当然に、係合部4cは、被係合部3aに対応してその位置が変更される。
また、固定体4を打ち込み工具3に仮保持する仮保持手段は、被係合部3aと係合部4cとの摩擦係合によるものでなくても、例えば爪による係合であってもよい。また、この仮保持手段は、なくてもよい。
また、固着具2は、固着具本体201と補助材202とからなっているが、この補助材202はなくてもよい。
また、固着具集合体8は、複数の固着具2、2が、分断可能な連結部8aによって連結されているが、この連結部8aによって連結されることなく、それぞれの固着具2、2が分離された状態で、打ち込み工具3(詳しくは、弾装部3h)に収容されてもよい。
また、本発明と関連する発明を次に示す。
固定面1に打ち込まれる固着具2と、前記固着具2が複数並んで収容される弾装部3hを有してその収容された固着具2、2を前記固定面1に打ち込むよう一つずつ打ち出す打ち込み工具3と、前記固着具2によって前記固定面1に取付け固定される固定体4とを備える、固定装置5であって、
前記固着具2は、前記固定面1に打ち込まれる突刺片2aを有する一対の突刺部2b、2bと、それら突刺部2b、2bの打ち込まれる先端とは反対側を繋ぐ繋ぎ部2cとを備え、
前記弾装部3hは、前記固着具2を打ち出す射出方向7に前記突刺片2aの先端が向くようにして、複数の固着具2、2の突刺部2b、2bどうしおよび繋ぎ部2c、2cどうしが隣接するように収容するものであって、
前記固定体4は、本体401と、前記固定面1に固定される固定部402と、その固定部402に重なることが可能な重合部403とを備え、
前記固定部402は、前記固着具2が跨ぐ被跨ぎ部4aと、その被跨ぎ部4aに隣接し、前記一対の突刺部2b、2bのうち一方の突刺部2bが挿通される挿通部4bとを有し、
前記本体401と前記重合部403とは、一体となって、前記被跨ぎ部4aを跨ぐ前記固着具2の跨ぎ方向と交差する方向を回動軸心となるようにして、前記固定部402に回動可能に連結されており、
前記本体401および前記重合部403の、前記固定部402から離れる方向への回動により、それら本体401および重合部403との干渉を避けて、前記打ち込み工具3を前記固定部402に宛がうことが可能であり、かつ、
前記固着具2が前記固定面1に打ち込まれて前記固定部402が固定された状態で、前記重合部403を前記固定部402に重ねるように前記本体401および前記重合部403を回動することで、前記重合部403に設けられた係止部4qと前記固定部402に設けられた被係止部4pとが係合して、前記固定部402に対して前記本体401および前記重合部403の位置が定められる、固定装置。
1 固定面
2 固着具
2a 突刺片
2b 突刺部
2c 繋ぎ部
3 打ち込み工具
3a 被係合部
3b 第1の被係合部(被係合部)
3c 射出口
3d 突出部
3e 切欠き凹部
3f 第2の被係合部(被係合部)
4 固定体
402 固定部
4a 被跨ぎ部
4b 挿通部
4c 係合部
4d 第1の係合部(係合部)
4e 受入部
4f 切欠き凹部対応部
4g 第2の係合部(係合部)
5 固定装置
6 案内手段
6a 第1の案内手段(案内手段)
6b 第2の案内手段(案内手段)
7 射出方向

Claims (7)

  1. 固定面に打ち込まれる固着具と、複数の前記固着具を内部に収容しその固着具を前記固定面に打ち込むよう一つずつ打ち出す打ち込み工具と、前記固着具によって前記固定面に取付け固定される固定体とを備える、固定装置であって、
    前記固着具は、前記固定面に打ち込まれる突刺片を有する一対の突刺部と、それら突刺部の打ち込まれる先端とは反対側を繋ぐ繋ぎ部とを備え、
    前記固定体は、前記固定面に固定される固定部を備え、その固定部は、前記固着具が跨ぐ被跨ぎ部と、その被跨ぎ部に隣接し、前記一対の突刺部のうち一方の突刺部が挿通される挿通部とを有し、かつ、
    前記固定体は、前記打ち込み工具を前記固定部に宛がった際に、打ち込み直前の前記固着具が、前記被跨ぎ部の直上で跨ぎ姿勢となるように、前記打ち込み工具を案内する案内手段を備える、固定装置。
  2. 前記案内手段は、前記打ち込み工具に設けられた被係合部と係合する係合部からなる、請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記係合部は、前記被係合部を受け入れる凹み、穴などの空所を備える受入部からなる、請求項2に記載の固定装置。
  4. 前記受入部は、前記挿通部からなり、
    前記被係合部は、前記打ち込み工具の、前記固着具を打ち出す射出口に隣接し、その射出口よりも、前記固着具を打ち出す射出方向に突出する、請求項3に記載の固定装置。
  5. 前記打ち込み工具は、先端が前記固定面に当接する一対の突出部を備え、
    前記固定体は、前記一対の突出部間の凹部からなる切欠き凹部内に配置される切欠き凹部対応部を備え、
    前記切欠き凹部が前記被係合部となり、前記切欠き凹部対応部が前記係合部となる、請求項2に記載の固定装置。
  6. 前記切欠き凹部対応部は、前記被跨ぎ部であって、
    前記一対の突出部は、前記固着具を打ち出す射出口に隣接し、その射出口よりも、前記固着具を打ち出す射出方向に突出する、請求項5に記載の固定装置。
  7. 前記被係合部と前記係合部とは、それら被係合部と係合部との係合を保持して前記固定体を前記打ち込み工具に仮保持する仮保持手段を有する、請求項2ないし6のいずれか1項に記載の固定装置。
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