JP6901542B2 - 樹脂集電体 - Google Patents

樹脂集電体 Download PDF

Info

Publication number
JP6901542B2
JP6901542B2 JP2019216224A JP2019216224A JP6901542B2 JP 6901542 B2 JP6901542 B2 JP 6901542B2 JP 2019216224 A JP2019216224 A JP 2019216224A JP 2019216224 A JP2019216224 A JP 2019216224A JP 6901542 B2 JP6901542 B2 JP 6901542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
strength
less
yield point
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019216224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021086782A (ja
Inventor
健大 礒
健大 礒
一彰 大西
一彰 大西
宏行 野中
宏行 野中
恭資 丸山
恭資 丸山
亮介 草野
亮介 草野
苑美 福山
苑美 福山
峻 工藤
峻 工藤
都藤 靖泰
靖泰 都藤
堀江 英明
英明 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
+APB CORPORATION
Gunze Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
+APB CORPORATION
Gunze Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by +APB CORPORATION, Gunze Ltd, Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical +APB CORPORATION
Priority to JP2019216224A priority Critical patent/JP6901542B2/ja
Priority to PCT/JP2020/033349 priority patent/WO2021106300A1/ja
Priority to US17/417,066 priority patent/US20220045334A1/en
Priority to CN202080082115.3A priority patent/CN114846655A/zh
Publication of JP2021086782A publication Critical patent/JP2021086782A/ja
Priority to JP2021100731A priority patent/JP7405796B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6901542B2 publication Critical patent/JP6901542B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/668Composites of electroconductive material and synthetic resins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/62Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
    • H01M4/624Electric conductive fillers
    • H01M4/625Carbon or graphite
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

本発明は、樹脂集電体に関し、特に、リチウムイオン電池の正極用の樹脂集電体に関する。
特開2019−75300号公報(特許文献1)は、樹脂製の集電体(樹脂集電体)を開示する。この集電体は、リチウムイオン電池用の集電体であり、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでいる。この集電体においては、集電体1gに含まれる導電性炭素フィラーの総表面積が7.0〜10.5m2と小さくなっている。これにより、導電性炭素フィラーの表面で副反応が生じにくくなり、分解反応に伴なう分解電流が小さくなる。その結果、この集電体によれば、サイクル特性を改善することができる(特許文献1参照)。
特開2019−75300号公報
上記特許文献1に開示されているような樹脂製の集電体は、製造工程において意図せず引き裂ける場合があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、引裂強度が改善された樹脂集電体を提供することである。
本発明に従う樹脂集電体は、リチウムイオン電池の正極用の樹脂集電体である。この樹脂集電体は、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含む。この樹脂集電体においては、TD(Traverse Direction)における降伏点強度をMD(Machine Direction)における降伏点強度で除算した値が、0.75以上、1.10以下であり、TDにおける十点平均粗さRzが4μm未満である。
上記樹脂集電体において、貫通抵抗値が30Ω・cm2以下であってもよい。
上記樹脂集電体において、MDにおける引裂強度が60kN/m以上であってもよい。
上記樹脂集電体において、導電性炭素フィラーはカーボンブラックであり、厚みが、20μm以上、100μm以下であり、TDにおける十点平均粗さRzが、0.5μm以上、3.7μm以下であり、TDにおける降伏点強度が25MPa以上であり、MDにおける降伏点強度が29MPa以上であり、TDにおける降伏点強度をMDにおける降伏点強度で除算した値が、0.90以上、1.05以下であり、MDにおける引裂強度が70kN/m以上であってもよい。
上記樹脂集電体において、TDにおける十点平均粗さRzが、0.7μm以上、2.5μm以下であり、TDにおける降伏点強度が29MPa以上であってもよい。
本発明によれば、引裂強度が改善された樹脂集電体を提供することができる。
引裂き強度の測定に用いられる試験片の形状を示す図である。 集電体を製造するTダイを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.集電体の構成]
本実施の形態に従う集電体100は、いわゆる樹脂集電体であり、たとえば、リチウムイオン電池の正極用集電体に用いられる。集電体100は、たとえば、単層で構成されており、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーと、導電材料用分散剤とを含んでいる。
ポリオレフィン樹脂として好ましくは、ポリオレフィン[ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)及びポリシクロオレフィン(PCO)等]が挙げられる。より好ましいポリオレフィン樹脂としては、PE、PP及びPMPが挙げられる。
PEとしては、たとえば、日本ポリエチレン(株)製の「ノバテックLL UE320」及び「ノバテックLL UJ960」が市場で入手可能である。
PPとしては、たとえば、サンアロマー(株)製の「サンアロマーPM854X」、「サンアロマーPC684S」、「サンアロマーPL500A」、「サンアロマーPC630S」、「サンアロマーPC630A」及び「サンアロマーPB522M」、(株)プライムポリマー製の「プライムポリマーJ−2000GP」並びに日本ポリプロ(株)製の「ウィンテックWFX4T」が市場で入手可能である。
PMPとしては、たとえば、三井化学(株)製の「TPX」が市場で入手可能である。
導電性炭素フィラーとしては、たとえば、黒鉛(グラファイト)、カーボンブラック(アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びサーマルランプブラック等)及びこれらの混合物等が挙げられる。なお、導電性炭素フィラーは、必ずしもこれらに限定されない。
導電材料用分散剤としては、たとえば、変性ポリオレフィン及び界面活性剤等が挙げられる。
集電体100のような樹脂製の集電体は、たとえば、押出成形によって製造された集電体フィルムを裁断することによって製造される。このような集電体フィルムにおいては、MD(Machine Direction)とTD(Traverse Direction)とで物性の異方性が生じ得る。MD及びTDにおける物性の異方性が大きいと、集電体フィルムが裂けやすくなる。特に、集電体フィルムは、MDに裂けやすくなることが多い。集電体フィルムが裂けやすいと、集電体の製造工程において、集電体フィルムが意図せず引き裂ける場合があった。
本発明者らは、MD及びTDにおける物性の異方性を抑制するだけでは、集電体の引裂強度が十分に改善されないことを見出した。加えて、本発明者らは、TDにおける表面粗さを抑制することによって集電体の引裂強度が十分に改善されることを見出した。MD及びTDにおける物性の異方性が抑制されるとともにTDにおける表面粗さが抑制されることによって、本実施の形態に従う集電体100においては、引裂強度が従来よりも改善されている。以下、集電体100の各種パラメータについて詳細に説明する。
[2.各種パラメータ]
(2−1.厚み)
集電体100の厚みは、好ましくは、20μm以上、100μm以下である。厚みが100μm以下であると、集電体100の厚みとしては十分に薄いといえる。一方、厚みが20μm以上であると、集電体100の強度が十分に確保される。
(2−2.貫通抵抗)
集電体100の厚み方向における電気抵抗値(貫通抵抗値)は、30Ω・cm2以下であることが好ましい。すなわち、集電体100は、十分な量の導電性炭素フィラーを含むことによって、リチウムイオン電池の正極用の集電体として機能する程度に低い貫通抵抗値を有する。貫通抵抗値は、たとえば、以下の方法で測定される。
集電体100から7cm角サンプルを裁断して取り出し、電気抵抗測定器[IMC−0240型 井元製作所(株)製]及び抵抗計[RM3548 HIOKI製]を用いて集電体100の厚み方向(貫通方向)の抵抗値を測定する。電気抵抗測定器に2.16kgの荷重をかけた状態で集電体100の抵抗値を測定し、荷重をかけてから60秒後の値をその集電体100の抵抗値とする。下記式に示すように、抵抗測定時の治具の接触表面の面積(3.14cm2)を乗算した値を貫通抵抗値(Ω・cm2)とする。
貫通抵抗値(Ω・cm2)=抵抗値(Ω)×3.14(cm2
(2−3.MDにおける降伏点強度)
集電体100において、MDにおける降伏点強度は、29MPa以上であることが好ましく、32MPa以上であることがより好ましい。MDにおける降伏点強度の測定は、たとえば、JIS−K−6732に準拠した方法によって行なわれる。
降伏点強度の測定に用いられる試料の寸法は、幅が10mmであり、長さが110mm以上(試料における標線の長さは40mm±0−2)である。試料の厚みは長さ方向において等間隔離れた5点で測定され、測定された5点の厚みに基づいて平均厚みが算出される。具体的な測定は、オートグラフ(島津精密万能試験機 オートグラフ AG−X 500N)を用いて行なわれる。その際の引張スピードは200mm/min、チャートスピードは200mm/min、つかみ間隔は40mmである。出力されたグラフに基づいて最高強度(降伏点強度)が算出される。
(2−4.TDにおける降伏点強度)
集電体100において、TDにおける降伏点強度は、25MPa以上であることが好ましく、29MPa以上であることがより好ましい。TDにおける降伏点強度の測定は、たとえば、JIS−K−6732に準拠した方法によって行なわれる。測定時に用いられる試料の寸法等及び具体的な測定方法は、上述のMDにおける降伏点強度の測定方法と同様である。
(2−5.降伏点強度の比)
集電体100において、TDにおける降伏点強度をMDにおける降伏点強度で除算した値は、0.75以上、1.10以下であり、好ましくは、0.90以上、1.05以下である。すなわち、集電体100においては、TD及びMDにおける降伏点強度の差が抑制されている。換言すれば、集電体100においては、TD及びMDにおける物性の異方性が抑制されている。
(2−6.TDにおける十点平均粗さRz)
集電体100において、TDにおける十点平均粗さRzは、4μm未満であり、好ましくは、0.5μm以上、3.7μm以下であり、より好ましくは、0.7μm以上、2.5μm以下である。すなわち、集電体100においては、TDにおける表面粗さが抑制されている。なお、十点平均粗さRzは、JISB601−1982の条件に従うものである。TDにおける十点平均粗さRzを抑制するためには、たとえば、導電性炭素フィラーの比表面積を小さくすること、アスペクト比の小さい導電性炭素フィラーを採用すること、及び、導電性炭素フィラーの粒度分布を狭くすることが有効である。
(2−7.MDにおける引裂強度)
集電体100において、MDにおける引裂強度は、60kN/m以上であり、好ましくは、70kN/m以上である。すなわち、集電体100においては、MDにおいて高い引裂強度が実現されている。引裂強度の測定は、たとえば、JIS−K−6732に準拠した方法によって行なわれる。
図1は、引裂き強度の測定に用いられる試験片50の形状を示す図である。引裂強度の測定においては、直角型引裂強さが測定される。具体的には、図1に示されるように切り出された試験片を引張試験機に試験片の軸方向と試験機のつかみ具方向とを一致させて正確に取り付ける。測定器としては、オートグラフ(島津精密万能試験機 オートグラフ AG−X 500N)が用いられる。試験速度は200mm/minとし、試験片切断時の強さが測定される。
[3.製造方法]
図2は、集電体100を製造するTダイ200を示す図である。図2に示されるように、集電体100は、たとえば、Tダイ200によって製造される。以下、集電体100の製造方法について詳細に説明する。
まず、ポリオレフィン樹脂、導電性炭素フィラー及び導電材料用分散剤を混合することによって、樹脂集電体用材料が得られる。得られた樹脂集電体用材料をTダイ200に投入し、押出成形を行なうことによって、集電体100のもととなる集電体フィルムが製造される。集電体フィルムを裁断することによって集電体100が製造される。
集電体100における各種パラメータが上述の範囲に収まるように、Tダイ200を用いた集電体100の製造における各種条件が設定される。
たとえば、Tダイ200における樹脂集電体用材料の吐出速度を抑制したり、Tダイ200における温度を高く設定したり、Tダイ200におけるリップ開度を小さくしたり、MDにおける延伸倍率を小さくしたりすることによって、集電体100のMD及びTDにおける異方性を抑制することができる。
また、たとえば、Tダイ200における温度を高く設定したり、Tダイ200におけるリップの表面粗さを小さくしたり、集電体フィルムの引き取り時に用いるローラの表面粗さを小さくしたり、表面粗さの小さいベルトで挟むベルトプレスを集電体フィルムに施すことによって、集電体100のTDにおける十点平均粗さRzを抑制することができる。
[4.特徴]
上述のように、本発明者らは、MD及びTDにおける物性の異方性が抑制されるとともにTDにおける表面粗さが抑制されることによって、集電体100の引裂強度が改善されることを見出した。本実施の形態に従う集電体100においては、TDにおける降伏点強度をMDにおける降伏点強度で除算した値が、0.75以上、1.10以下であり、TDにおける十点平均粗さRzが4μm未満である。すなわち、集電体100においては、MD及びTDにおける物性の異方性が抑制されるとともにTDにおける表面粗さが抑制されている。したがって、集電体100によれば、集電体の引裂強度を改善することができる。
[5.変形例]
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。
(5−1)
上記実施の形態において、集電体100は、導電材料用分散剤を含んでいた。しかしながら、集電体100は、必ずしも導電材料用分散剤を含む必要はない。集電体100は、少なくとも、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含んでいればよい。
(5−2)
上記実施の形態において、集電体100は、単層で構成された。しかしながら、集電体100は、必ずしも単層で構成される必要はない。たとえば、集電体100は、各々が、ポリオレフィン樹脂と、導電性炭素フィラーとを含む複数の層で構成されてもよい。
[6.実施例等]
実施例及び比較例についてまとめた表1を以下に示す。
Figure 0006901542
表1において、「PP」はポリプロピレンを示す。また、「CB」はカーボンブラックを示し、「CNT」はカーボンナノチューブを示す。実施例1−10及び比較例1−7の各々は、リチウムイオン電池の正極用の集電体である。表1に示されるように、実施例1−10の各々においては、ポリオレフィン樹脂としてポリプロピレンが用いられ、導電性炭素フィラーとしてカーボンブラックが用いられた。また、比較例1−6の各々においては、ポリオレフィン樹脂としてポリプロピレンが用いられ、導電性炭素フィラーとしてカーボンナノチューブが用いられた。また、比較例7においては、ポリオレフィン樹脂としてポリプロピレンが用いられ、導電性炭素フィラーとしてカーボンブラックが用いられた。
実施例1−10及び比較例1−7の各々においては、上述の製造条件を適宜設定することによって、集電体における各種パラメータ(厚み、TDにおける十点平均粗さRz、MDにおける降伏点強度、TDにおける降伏点強度及びMDにおける引裂強度)が調節された。
表1に示されるように、TDにおける十点平均粗さRzが4.0μm未満であり、かつ、TDにおける降伏点強度をMDにおける降伏点強度で除算した値が、0.75以上、1.10以下である場合(実施例1−10)に、MDにおける引裂強度が67.5kN/m以上となった。すなわち、実施例1−10のMDにおける引裂強度は、比較例1−7のMDにおける引裂強度よりも高かった。
50 試験片、100 集電体、200 Tダイ。

Claims (5)

  1. リチウムイオン電池の正極用の樹脂集電体であって、
    ポリオレフィン樹脂と、
    導電性炭素フィラーとを含み、
    TD(Traverse Direction)における降伏点強度をMD(Machine Direction)における降伏点強度で除算した値が、0.75以上、1.10以下であり、
    TDにおける十点平均粗さRzが4μm未満である、樹脂集電体。
  2. 貫通抵抗値が30Ω・cm2以下である、請求項1に記載の樹脂集電体。
  3. MDにおける引裂強度が60kN/m以上である、請求項1又は請求項2に記載の樹脂集電体。
  4. 前記導電性炭素フィラーはカーボンブラックであり、
    厚みが、20μm以上、100μm以下であり、
    TDにおける十点平均粗さRzが、0.5μm以上、3.7μm以下であり、
    TDにおける降伏点強度が25MPa以上であり、
    MDにおける降伏点強度が29MPa以上であり、
    TDにおける降伏点強度をMDにおける降伏点強度で除算した値が、0.90以上、1.05以下であり、
    MDにおける引裂強度が70kN/m以上である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂集電体。
  5. TDにおける十点平均粗さRzが、0.7μm以上、2.5μm以下であり、
    TDにおける降伏点強度が29MPa以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の樹脂集電体。
JP2019216224A 2019-11-29 2019-11-29 樹脂集電体 Active JP6901542B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019216224A JP6901542B2 (ja) 2019-11-29 2019-11-29 樹脂集電体
PCT/JP2020/033349 WO2021106300A1 (ja) 2019-11-29 2020-09-03 樹脂集電体
US17/417,066 US20220045334A1 (en) 2019-11-29 2020-09-03 Resin current collector
CN202080082115.3A CN114846655A (zh) 2019-11-29 2020-09-03 树脂集电体
JP2021100731A JP7405796B2 (ja) 2019-11-29 2021-06-17 樹脂集電体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019216224A JP6901542B2 (ja) 2019-11-29 2019-11-29 樹脂集電体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021100731A Division JP7405796B2 (ja) 2019-11-29 2021-06-17 樹脂集電体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021086782A JP2021086782A (ja) 2021-06-03
JP6901542B2 true JP6901542B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=76088052

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019216224A Active JP6901542B2 (ja) 2019-11-29 2019-11-29 樹脂集電体
JP2021100731A Active JP7405796B2 (ja) 2019-11-29 2021-06-17 樹脂集電体

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021100731A Active JP7405796B2 (ja) 2019-11-29 2021-06-17 樹脂集電体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220045334A1 (ja)
JP (2) JP6901542B2 (ja)
CN (1) CN114846655A (ja)
WO (1) WO2021106300A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5380993B2 (ja) * 2008-10-03 2014-01-08 日産自動車株式会社 双極型二次電池用集電体
JP5407327B2 (ja) * 2008-12-25 2014-02-05 日産自動車株式会社 電極およびその製造方法
KR101632852B1 (ko) * 2012-06-27 2016-06-22 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 리튬 이온 이차 전지용 전해 구리박, 리튬 이온 이차 전지의 부극 전극 및 리튬 이온 이차 전지
US20150294802A1 (en) * 2012-07-13 2015-10-15 Furukawa Electric., Ltd. Current collector, electrode structure and non-aqueous electrolyte battery or electrical storage device
KR101516225B1 (ko) * 2013-05-03 2015-05-04 주식회사 제낙스 부직포 집전체, 이를 이용한 전지의 제조 방법 및 이의 제조 시스템
JP6211796B2 (ja) * 2013-05-10 2017-10-11 帝人フィルムソリューション株式会社 蓄電素子電極用二軸延伸ポリエステルフィルム
CN105378990B (zh) * 2013-07-08 2017-12-08 三洋化成工业株式会社 树脂集电体用分散剂、树脂集电体用材料和树脂集电体
JP7187800B2 (ja) * 2018-03-30 2022-12-13 三菱ケミカル株式会社 導電延伸フィルム、及びこれを備えた二次電池
JP6998278B2 (ja) * 2018-06-13 2022-02-10 三洋化成工業株式会社 樹脂集電体、積層型樹脂集電体、及び、リチウムイオン電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021086782A (ja) 2021-06-03
WO2021106300A1 (ja) 2021-06-03
JP2021165393A (ja) 2021-10-14
CN114846655A (zh) 2022-08-02
US20220045334A1 (en) 2022-02-10
JP7405796B2 (ja) 2023-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9960411B2 (en) Method of manufacturing negative electrode for nonaqueous electrolyte secondary battery
KR102269114B1 (ko) 폴리올레핀 다층 미다공막 및 이의 제조 방법
CN103298866B (zh) 聚烯烃系多孔膜及其制造方法
JP2021036543A (ja) リチウムイオン二次電池用の改善された多層微多孔性セパレータおよび関連方法
DE102015120324A1 (de) Verfahren zum Herstellen einer positiven Elektrode für eine Lithiumionen-Sekundärbatterie
KR101581389B1 (ko) 비수계 이차전지용 세퍼레이터 및 비수계 이차전지
KR20160014616A (ko) 폴리올레핀 미다공막 및 이의 제조 방법
CN112292777A (zh) 树脂集电体和层叠型树脂集电体、以及具备其的锂离子电池
DE102016100583A1 (de) Verfahren zur Herstellung einer Sekundärbatterie mit nichtwässrigen Elektrolyten und Sekundärbatterie mit nichtwässrigen Elektrolyten
KR102465345B1 (ko) 버 방지 특성을 갖는 전착된 구리 호일
US20150325829A1 (en) Separator having high electrolyte wettability for secondary battery and method of manufacturing the same
JP2010242060A (ja) 多孔性ポリプロピレンフィルムロール
US9825269B2 (en) Porous polyolefin separator and method for manufacturing the same
EP3872898A1 (en) Method for producing resin collector for negative electrodes, method for producing negative electrode for lithium ion batteries, and method for producing lithium ion battery
JP2014132591A (ja) リチウム二次電池の電極合剤用スラリー、電極、その製造方法およびリチウム二次電池
JP6901542B2 (ja) 樹脂集電体
KR20180018696A (ko) 미다공막, 전지용 세퍼레이터 및 전지
DE102015218694A1 (de) Energiespeichervorrichtung
WO2022107605A1 (ja) 集電体
WO2022107603A1 (ja) 集電体
KR20150106802A (ko) 다공성 폴리올레핀계 분리막 및 이의 제조 방법
KR101985575B1 (ko) 전지용 세퍼레이터, 그것을 사용한 이차 전지 및 전지용 세퍼레이터의 제조 방법
DE102021003633A1 (de) Laminierter körper für sekundärbatterie mit wasserfreiem elektrolyt
JP2014011077A (ja) 非水電解質二次電池の製造方法および非水電解質二次電池
JP2018106878A (ja) 絶縁層付き負極

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210317

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210317

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210330

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6901542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150