JP6900884B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

本開示は、ハイブリッド車両に関し、特に、蓄電装置に蓄えられた電力を他車へ供給可能に構成されたハイブリッド車両に関する。
特開2015−73382号公報(特許文献1)は、給電側車両の第1バッテリ(給電側バッテリ)の電力により、受電側車両の第2バッテリ(受電側バッテリ)を充電する充電制御装置を開示する。
この充電制御装置では、受電側バッテリの充電終了時における、給電側バッテリの容量と受電側バッテリの容量とを把握した上で、給電側バッテリの電力により受電側バッテリを充電するか否かが判定される。これにより、受電側バッテリの充電終了後に、給電側バッテリの残容量が不足する事態を回避することができる(特許文献1参照)。
特開2015−73382号公報
しかしながら、上記の充電制御装置では、給電側バッテリの蓄電量が少ないと、給電側バッテリから受電側バッテリへ十分な電力量(たとえば、受電側車両が最寄りの充電ステーションまで走行可能な電力量)を供給することができない。
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、蓄電装置に蓄えられた電力を他車へ供給可能に構成されたハイブリッド車両において、十分な電力量を他車へ供給できない状況を抑制することである。
本開示のハイブリッド車両は、エンジンと、ジェネレータと、蓄電装置と、給電装置と、制御装置とを備える。ジェネレータは、エンジンの動力を用いて発電する。蓄電装置は、ジェネレータにより発電された電力を蓄える。給電装置は、蓄電装置に蓄えられた電力を他車の蓄電装置へ供給可能に構成される。制御装置は、他車(電欠車両)への給電要請を受けた場合に、給電装置による他車(電欠車両)への給電が行なわれる前に、蓄電装置の蓄電量を予め増加させる制御を実行するように構成される。
上記のような構成により、他車(電欠車両)への給電が行なわれる前に、蓄電装置の蓄電量を予め増加させておくことができる。したがって、このハイブリッド車両によれば、十分な電力量を他車(電欠車両)へ供給できない状況を抑制することができる。
本開示によれば、蓄電装置に蓄えられた電力を他車へ供給可能に構成されたハイブリッド車両において、十分な電力量を他車へ供給できない状況を抑制することができる。
実施の形態1に従う車両救助システムの全体構成を概略的に示す図である。 図1に示す車両100の構成の一例を示す図である。 図1に示す車両200の構成の一例を示す図である。 救助車両から電欠車両へ電力を供給する様子を示した図である。 CDモード、CSモード及びCIモードを説明するための図である。 実施の形態1に従う車両救助システムの各要素間における情報のやり取りを示すシーケンス図である。 救助要請を受信した車両のナビゲーション装置における表示例を示した図である。 図6に示すSOC制御の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従う車両救助システムの各要素間における情報のやり取りを示すシーケンス図である。 図9に示すSOC制御の処理手順を説明するフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に従う車両救助システム10の全体構成を概略的に示す図である。図1を参照して、車両救助システム10は、車両100と、複数の車両200と、サーバ300とを備える。車両100、各車両200及びサーバ300は、インターネット或いは電話回線等の通信ネットワーク500を介して互いに通信可能に構成される。なお、車両100及び複数の車両200の各々は、通信ネットワーク500の基地局510と無線通信によって情報の授受が可能に構成される。
車両100は、図2で後述するように、搭載された蓄電装置からの電力を用いて走行駆動力を生成するとともに、車両の外部から供給される電力を用いて蓄電装置を充電可能な電気自動車である。
各車両200は、図3で後述するように、搭載された蓄電装置からの電力を用いて走行駆動力を生成するとともに、エンジンを搭載したハイブリッド車両である。各車両200は、エンジンの動力を用いて発電された電力により蓄電装置を充電可能に構成される。また、各車両200は、車両外部の電源から供給される電力を用いて蓄電装置を充電可能であるとともに、蓄電装置の電力を車両100へ供給可能に構成されている。
サーバ300は、車両100及び各車両200と通信ネットワーク500を通じて通信を行ない、車両100及び各車両200と各種情報をやり取りする。サーバ300が車両100及び車両200とやり取りする情報については、後ほど説明する。
図2は、車両100の構成の一例を示す図である。図2を参照して、車両100は、蓄電装置110と、システムメインリレー(System Main Relay)SMR1と、PCU(Power Control Unit)120と、モータジェネレータ130と、動力伝達ギヤ135と、駆動輪140とを備える。また、車両100は、充電装置150と、インレット155と、充電リレーRY1と、車両ECU(Electronic Control Unit)160と、ナビゲーション装置162と、通信モジュール164とをさらに備える。
蓄電装置110は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置110は、たとえば、リチウムイオン電池或いはニッケル水素電池等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を含んで構成される。蓄電装置110は、図示しないセンサによって検出された蓄電装置110の電圧及び電流の検出値を車両ECU160へ出力する。
PCU120は、モータジェネレータ130を駆動する駆動装置であり、コンバータやインバータ等(いずれも図示せず)の電力変換装置を含んで構成される。PCU120は、車両ECU160によって制御され、蓄電装置110から受ける直流電力を、モータジェネレータ130を駆動するための交流電力に変換する。
モータジェネレータ130は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。モータジェネレータ130の出力トルクは、動力伝達ギヤ135を通じて駆動輪140に伝達され、車両100を走行させる。また、モータジェネレータ130は、車両100の制動動作時には、駆動輪140の回転力によって発電することができる。その発電電力は、PCU120によって蓄電装置110の充電電力に変換される。
充電装置150は、充電リレーRY1を介して蓄電装置110に接続される。また、充電装置150は、電力線ACL11,ACL12によりインレット155に接続される。充電装置150は、車両ECU160によって制御され、インレット155から入力される電力を、蓄電装置110を充電可能な電力に変換する。
車両ECU160は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力バッファ等を含んで構成される(図2では図示せず)。車両ECU160は、図示されない各種センサからの信号に応じて車両100が所望の状態となるように機器類を制御する。たとえば、車両ECU160は、PCU120を制御することによって、車両100の走行を実現するための各種制御を実行する。また、車両ECU160は、充電装置150を制御することによって、インレット155から入力される電力により蓄電装置110を充電する充電制御を実行する。さらに、車両ECU160は、蓄電装置110の電圧及び電流の検出値を受け、これらの検出値に基づいて蓄電装置110のSOC(State Of Charge)を算出する。
ナビゲーション装置162は、人工衛星(図示せず)からの電波に基づいて車両100の位置を特定するGPS受信機(図示せず)を含む。ナビゲーション装置162は、GPS受信機により特定された車両100の位置情報(GPS情報)を用いて車両100の各種ナビゲーション処理を実行する。なお、ナビゲーション装置162は、ディスプレイの表示及びスピーカー(いずれも図示せず)の音声出力により、車両100の走行ルートをユーザに報知する。
通信モジュール164は、車載DCM(Data Communication Module)であって、通信ネットワーク500(図1)を通じてサーバ300との間で双方向のデータ通信が可能なように構成されている。
図3は、車両200の構成の一例を示す図である。図2を参照して、車両200は、蓄電装置210と、システムメインリレーSMR2と、PCU220と、エンジン230と、動力分割装置232と、モータジェネレータ234,236と、動力伝達ギヤ238と、駆動輪240とを備える。また、車両100は、双方向電力変換装置250と、インレット255と、充電リレーRY2と、車両ECU260と、ナビゲーション装置262と、通信モジュール264とをさらに備える。
蓄電装置210は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置210の構成は、図2に示した蓄電装置110と基本的に同じである。PCU220は、モータジェネレータ234,236を駆動する駆動装置であり、コンバータやインバータ等(いずれも図示せず)の電力変換装置を含んで構成される。
エンジン230は、燃料の燃焼による熱エネルギーをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。エンジン230の燃料としては、ガソリンや軽油、エタノール、液体水素、天然ガスなどの炭化水素系燃料、又は、液体若しくは気体の水素燃料が好適である。
モータジェネレータ234,236は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。モータジェネレータ234は、動力分割装置232を経由してエンジン230により駆動される発電機として用いられるとともに、エンジン230を始動するための電動機としても用いられる。モータジェネレータ236は、主として電動機として動作し、駆動輪240を駆動する。一方で、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ236は、発電機として動作して回生発電を行なう。
動力分割装置232は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。動力分割装置232は、エンジン230の駆動力を、モータジェネレータ234の回転軸に伝達される動力と、動力伝達ギヤ238に伝達される動力とに分割する。動力伝達ギヤ238は、駆動輪240を駆動するための駆動軸に連結される。また、動力伝達ギヤ238は、モータジェネレータ236の回転軸にも連結される。
双方向電力変換装置250は、充電リレーRY2を介して蓄電装置210に接続される。また、双方向電力変換装置250は、電力線ACL21,ACL22によりインレット255に接続される。双方向電力変換装置250は、車両ECU260によって制御され、インレット255から入力される電力を、蓄電装置210を充電可能な電力に変換する(充電動作)。また、双方向電力変換装置250は、蓄電装置210から供給される電力を、所定の電圧レベルの電力に変換してインレット255へ供給する(給電動作)。
車両ECU260は、CPU、メモリ、入出力バッファ等を含んで構成される(図3では図示せず)。車両ECU260は、図示されない各種センサからの信号に応じて車両200が所望の状態となるように機器類を制御する。たとえば、車両ECU260は、PCU220を制御することによって、車両200の走行を実現するための各種制御を実行する。また、車両ECU260は、双方向電力変換装置250を制御することによって、インレット255から入力される電力により蓄電装置210を充電する充電制御を実行する。また、車両ECU260は、双方向電力変換装置250を制御することによって、蓄電装置210から供給される電力をインレット255から出力する給電制御を実行する。さらに、車両ECU260は、蓄電装置210の電圧及び電流の検出値を受け、これらの検出値に基づいて蓄電装置210のSOCを算出する。
ナビゲーション装置262は、人工衛星(図示せず)からの電波に基づいて車両200の位置を特定するGPS受信機(図示せず)を含む。ナビゲーション装置262の構成は、図2に示したナビゲーション装置162と基本的に同じである。通信モジュール264は、車載DCMであって、通信ネットワーク500(図1)を通じてサーバ300との間で双方向のデータ通信が可能なように構成されている。
上述のように、車両200は、双方向電力変換装置250によって、インレット255から入力される電力を用いて蓄電装置210を充電可能であるとともに、蓄電装置210に蓄えられた電力をインレット255から車両外部へ供給可能である。これにより、この車両救助システム10では、電欠(蓄電装置110の電力が枯渇)した車両100のもとへ車両200が移動して、車両200から車両100へ電力を供給することができる。なお、以下では、電欠した車両100を「電欠車両100」と称する場合がある。また、電欠車両100へ電力を供給する車両200を「救助車両200」と称する場合がある。
図4は、救助車両200から電欠車両100へ電力を供給する様子を示した図である。図4を参照して、電欠車両100のインレット155と、救助車両200のインレット255とが、電力ケーブル400を通じて接続される。
そして、救助車両200の蓄電装置210から電力ケーブル400を通じて電欠車両100の蓄電装置110へ電力が供給される。これにより、救助車両200の蓄電装置210は放電され、電欠車両100の蓄電装置110は充電される。
しかしながら、救助車両200の蓄電装置210の蓄電量(SOC)が低下していると、救助車両200の蓄電装置210から電欠車両100の蓄電装置110へ十分な電力量を供給することができない。たとえば、電欠車両100が最寄りの充電ステーションまで走行可能な電力量を救助車両200から供給できない可能性がある。
そこで、この実施の形態1では、電欠車両100への給電要請を車両200が受けた場合に、車両200(救助車両200)において、電欠車両100の場所に到着して電欠車両100への給電を行なう前に、蓄電装置210のSOCを予め増加させる。
具体的には、救助車両となり得る各車両200は、蓄電装置210のSOCを積極的に消費するCD(Charge Depleting)モードと、蓄電装置210のSOCを所定範囲に制御するCS(Charge Sustaining)モードと、蓄電装置210のSOCを増加させるCI(Charge Increasing)モードとのいずれかを選択して走行可能である。そして、電欠車両100への給電要請を受けた救助車両200において、CIモードが選択され、電欠車両100の場所に到着して電欠車両100への給電が行なわれる前に、蓄電装置210のSOCが予め増加させられる。これにより、救助車両200が電欠車両100の場所に到着した後、救助車両200の蓄電装置210から電欠車両100の蓄電装置110へ十分な電力量を供給できない状況を抑制することができる。
図5は、CDモード、CSモード及びCIモードを説明するための図である。図5を参照して、たとえば、車両200の外部の電源により蓄電装置210が満充電状態まで充電された後、CDモードで走行が開始されたものとする(時刻t0)。
CDモードは、蓄電装置210のSOCを積極的に消費するモードであり、基本的には、蓄電装置210に蓄えられた電力(主には車両外部の電源から供給された電気エネルギー)が消費される。CDモードでの走行時は、SOCを維持するためのエンジン230(図3)の作動が行なわれることはない。これにより、車両200の減速時等に回収される回生電力やエンジン230の作動に伴ない発電される電力により一時的にSOCが増加することはあるものの、結果的に充電よりも放電の割合の方が相対的に大きくなり、全体としては走行距離の増加に伴ないSOCが減少する。
CSモードは、蓄電装置210のSOCを所定範囲に制御するモードである。一例として、時刻t1において、SOCがS0に低下すると、CSモードが選択され、その後のSOCが所定範囲に維持される。具体的には、SOCが低下するとエンジン230が作動して蓄電装置210の充電が行なわれ、SOCが上昇するとエンジン230が停止する。このCSモードでは、SOCを所定範囲に維持するためにエンジン230が作動する。
CIモードは、蓄電装置210のSOCを増加させるモードである。たとえば、時刻t2において、CIモードが選択されると、エンジン230及びモータジェネレータ234を用いた充電制御が実行され、蓄電装置210のSOCが上昇する。なお、走行中のモータジェネレータ236からの回生電力量が大きい場合には、エンジン230及びモータジェネレータ234の作動は必須ではない。このCIモードは、蓄電装置210のSOCを現状よりも高めるモードであり、SOCを所定範囲にするCSモードとは異なるものである。
なお、特に図示しないが、運転者が操作可能なスイッチを設けて、運転者の意思によってCDモードとCSモードとCIモードとを切替可能としてもよい。
図6は、実施の形態1に従う車両救助システム10の各要素(電欠車両100、救助車両200、サーバ300)間における情報のやり取りを示すシーケンス図である。なお、この図6では、理解を容易にするために、車両200については1台のみが示されているが、実際には、救助車両200の候補となり得る車両200が複数存在する。
図6を参照して、車両100において、蓄電装置110のSOCが所定値未満になり電欠が発生すると(以下「電欠車両100」)、電欠車両100は、車両200からの給電を要求する救助依頼をサーバ300へ送信する。また、電欠車両100は、救助依頼とともに、自車の現在位置を示す情報をサーバ300へ送信する。車両200は、自車の現在位置を示す情報をサーバ300へ定期的に送信する。
サーバ300は、電欠車両100から救助依頼を受信すると、複数の車両200の中から、電欠車両100のもとへ移動して電欠車両100へ給電する車両200を選定する。一例として、サーバ300は、電欠車両100から最も近い位置にいる車両200(電欠車両100までの走行距離が最も短い車両200)を救助車両として選定する。
そして、サーバ300は、選定された車両200へ救助要請(電欠車両100への給電要請)を送信する。また、サーバ300は、救助要請とともに、電欠車両100の位置情報を、選定された車両200へ送信する。
サーバ300から救助要請(給電要請)を受信した車両200では、電欠車両100を救助するか否かの選択が行なわれる。
図7は、救助要請を受信した車両200のナビゲーション装置262における表示例を示した図である。図7を参照して、ナビゲーション装置262には、当該車両200周辺の地図情報が示されている。ポインタ270は、当該車両200の現在位置を示す。ポインタ272は、電欠車両100の位置を示す。メッセージ274には、電欠車両100までの距離、及び救助可否の選択ボタン(Yes/No)が示され、ユーザは、電欠車両100の救助可否を選択することができる。
再び図6を参照して、サーバ300から救助要請を受信した車両200において、電欠車両100の救助不可が選択されると(ステップSTにおいてNO)、車両200は、その旨をサーバ300へ通知する。サーバ300は、電欠車両100を救助不可である旨の通知を車両200から受信すると、電欠車両100のもとへ移動して電欠車両100へ給電する車両200の次の候補を選定する。たとえば、サーバ300は、電欠車両100から次に近い位置にいる車両200を救助車両として選定する。
なお、特に図示していないが、電欠車両100の周囲に電欠車両100を救助可能な車両200が存在しない場合は、サーバ300は、たとえばJAF(登録商標)や販売店に救助要請を送信するようにしてもよい。
サーバ300から救助要請を受信した車両200において、電欠車両100の救助可が選択されると(ステップSTにおいてYES)、車両200(以下「救助車両200」)は、電欠車両100を救助可能であることを示す確認信号をサーバ300へ送信する。サーバ300は、救助車両200から確認信号を受信すると、救助車両200による救助通知を電欠車両100へ送信する。
そして、救助車両200は、電欠車両100の位置情報に基づいて、電欠車両100の場所への移動を開始するとともに、蓄電装置210のSOC制御を実行する。具体的には、救助車両200において、蓄電装置210のSOCを増加させるCIモードが選択され、救助車両200が電欠車両100の場所に到着して電欠車両100への給電を行なう前に、蓄電装置210のSOCを予め増加させる。
なお、電欠車両100への給電に必要なSOCが確保されていると判断される場合には、蓄電装置210のSOCを維持するCSモードが選択されるようにしてもよい。このSOC制御の処理については、後ほど説明する。
救助車両200が電欠車両100のもとへ到着すると、救助車両200において給電モードが選択される。給電モードとは、蓄電装置210に蓄えられた電力を、インレット255(図3)から車両の外部へ供給するモードである。そして、救助車両200は、電欠車両100と救助車両200との間に接続される電力ケーブル400を通じて、電欠車両100への給電を実行する。一方、電欠車両100は、電力ケーブル400を通じて、救助車両200からの受電(電欠車両100に搭載される蓄電装置110の充電)を実行する。
図8は、図6に示したSOC制御の処理手順を説明するフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、救助車両200が電欠車両100のもとへ到着するまで実行される。
図8を参照して、救助車両200の車両ECU260は、蓄電装置210のSOCが所定値よりも高いか否かを判定する(ステップS10)。この所定値は、救助車両200が電欠車両100へ十分な電力量(たとえば、電欠車両100が最寄りの充電ステーションまで走行可能な電力量)を供給できるか否かを示す値であり、ある程度大きい値に設定される。
ステップS10において蓄電装置210のSOCが所定値よりも高いと判定されると(ステップS10においてYES)、車両ECU260は、CSモードを選択する(ステップS20)。すなわち、救助車両200が電欠車両100のもとへ到着するまで、蓄電装置210のSOCは現状レベルに維持される。
一方、ステップS10において蓄電装置210のSOCが所定値以下であると判定されると(ステップS10においてNO)、車両ECU260は、CIモードを選択する(ステップS30)。これにより、蓄電装置210のSOCは、少なくとも上記所定値のレベルまで上昇する。
なお、上記では、蓄電装置210のSOCが所定値よりも高い場合には、電欠車両100への給電に必要なSOCが確保されているものとして、CSモードが選択されるものとしたが、蓄電装置210のSOCに拘わらずCIモードが選択されるものとしてもよい。但し、蓄電装置210が高SOC状態の場合には、さらなるSOC増加は蓄電装置210に負担がかかるので、早期にCSモード、或いは、たとえばSOCが上記所定値に低下するまでCDモードが選択されるようにするのが好ましい。
以上のように、この実施の形態1においては、救助車両200から電欠車両100への給電が行なわれる前に、救助車両200の蓄電装置210のSOC(蓄電量)を予め増加させておくことが行なわれる。したがって、この実施の形態1によれば、救助車両200から電欠車両100へ十分な電力量を供給できない状況を抑制することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、電欠車両100が周辺(たとえば最寄り)の充電ステーションまで移動するのに必要な電力量が算出される。そして、その必要電力量が救助車両200へ送信され、救助車両200において、電欠車両100への給電が行なわれる前に上記必要電力量を予め確保するために、蓄電装置210のSOCを増加させるCIモードが選択される。
この実施の形態2に従う車両救助システムの全体構成は、図1に示した実施の形態1に従う車両救助システム10と同じである。
図9は、実施の形態2に従う車両救助システム10の各要素(電欠車両100、救助車両200、サーバ300)間における情報のやり取りを示すシーケンス図である。なお、この図9は、実施の形態1で説明した図6に対応するものであり、以下では、主に実施の形態1におけるシーケンスと異なる部分について説明する。なお、この図9でも、理解を容易にするために、車両200については1台のみが示されているが、実際には、救助車両200の候補となり得る車両200が複数存在する。
図9を参照して、車両100において電欠が発生すると(以下「電欠車両100」)、電欠車両100は、現在位置の周辺(たとえば最寄り)の充電ステーションまで移動するのに必要な電力量を示す必要電力量Erを算出する。たとえば、電欠車両100の電費データと充電ステーションまでの距離とに基づいて、必要電力量Erを算出することができる。そして、電欠車両100は、車両200からの給電を要求する救助依頼とともに、自車の現在位置を示す情報、及び上記の必要電力量Erをサーバ300へ送信する。
また、サーバ300において救助車両が選定されると、サーバ300は、救助要請(電欠車両100への給電要請)とともに、電欠車両100の位置情報、及び電欠車両100から受信した必要電力量Erを、選定された車両200へ送信する。
そして、サーバ300から救助要請を受信した車両200において、電欠車両100の救助可が選択されると(ステップSTにおいてYES)、車両200(以下「救助車両200」)は、電欠車両100の位置情報に基づいて、電欠車両100の場所への移動を開始するとともに、蓄電装置210のSOC制御を実行する。
図10は、図9に示したSOC制御の処理手順を説明するフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、救助車両200が電欠車両100のもとへ到着するまで実行される。
図10を参照して、救助車両200の車両ECU260は、電欠車両100の必要電力量Erが蓄電装置210に蓄えられているか否かを判定する(ステップS110)。必要電力量Erが蓄電装置210に蓄えられていると判定されると(ステップS110においてYES)、車両ECU260は、CSモードを選択する(ステップS120)。これにより、救助車両200が電欠車両100のもとへ到着するまで、蓄電装置210のSOCは現状レベルに維持される。
一方、ステップS110において、蓄電装置210に必要電力量Erが蓄えられていないと判定されると(ステップS110においてNO)、車両ECU260は、CIモードを選択する(ステップS130)。これにより、蓄電装置210の蓄電量が必要電力量Erに達するまで、蓄電装置210のSOCが高められる。
再び図9を参照して、救助車両200が電欠車両100のもとへ到着すると、救助車両200において給電モードが選択される。そして、救助車両200は、電欠車両100と救助車両200との間に接続される電力ケーブル400を通じて、電欠車両100への給電を実行する。一方、電欠車両100は、電力ケーブル400を通じて、救助車両200からの受電(電欠車両100に搭載される蓄電装置110の充電)を実行する。この場合、救助車両200の蓄電装置210には必要電力量Erが蓄えられているので、救助車両200の蓄電装置210から電欠車両100の蓄電装置110へ必要電力量Erを供給することができる。
以上のように、この実施の形態2においては、救助車両200から電欠車両100への給電が行なわれる前に、電欠車両100の必要電力量Erが救助車両200の蓄電装置210に予め確保される。したがって、この実施の形態2によれば、救助車両200から電欠車両100へ十分な電力量(電欠車両100が周辺の充電ステーションまで移動するのに必要な電力量)を供給できない状況を抑制することができる。
なお、上記において、車両200のモータジェネレータ234は、本開示における「ジェネレータ」の一実施例に対応し、車両200の双方向電力変換装置250及びインレット255は、本開示における「給電装置」の一実施例を形成する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両救助システム、100 車両(電欠車両)、110,210 蓄電装置、120,220 PCU、130,234,236 モータジェネレータ、135,238 動力伝達ギヤ、140,240 駆動輪、150 充電装置、155,255 インレット、160,260 車両ECU、162,262 ナビゲーション装置、164,264 通信モジュール、200 車両(救助車両)、230 エンジン、232 動力分割装置、250 双方向電力変換装置、300 サーバ、400 電力ケーブル、500 通信ネットワーク、510 基地局、SMR1,SMR2 システムメインリレー、RY1,RY2 充電リレー。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの動力を用いて発電するジェネレータと、
    前記ジェネレータにより発電された電力を蓄える蓄電装置と、
    前記蓄電装置に蓄えられた電力を他車の蓄電装置へ供給可能に構成された給電装置と、
    前記他車への給電要請を受けた場合に、前記給電装置による前記他車への給電が行なわれる前に、前記蓄電装置の蓄電量を、前記給電要請を受けたときの前記蓄電量よりも増加させる制御を実行するように構成された制御装置とを備えるハイブリッド車両。
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