JP2015073382A - 充電制御装置 - Google Patents

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Soichi Mitani
聡一 三谷
崇史 甲斐
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崇史 甲斐
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Abstract

【課題】受電側バッテリへの充電終了後に、給電側電池の残容量が不足するという事態を防ぐ充電制御装置を提供する。【解決手段】給電側車両の第1バッテリの電力により、受電側車両の第2バッテリを充電する充電制御装置において、第1バッテリの現在の容量を取得しつつ、給電側車両が第1目的地に到着するまでに必要な第1バッテリの残容量を、必要残容量として設定する給電側容量設定手段と、受電側車両が第2目的地に到着するまでに必要な第2バッテリの容量を、必要充電容量として設定する受電側容量設定手段と、第1バッテリの現在の容量と必要充電容量との差分から、第2バッテリに充電した後の第1バッテリの残容量を、充電後残容量として算出し、算出された充電後残容量と必要残容量とを比較し、その比較結果に基づいて、第1バッテリの電力により第2バッテリを充電するか否かを判定する判定手段とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、充電制御装置に関するものである。
受電側の電気自動車の受電側電池へ接続される受電接続口と、給電側の自動車の給電側電源に接続される給電接続口と、前記給電接続口に接続される給電側接続器
を有する第1の充電用ケーブルと、この第1の充電用ケーブルに接続されるとともに、給電側電圧検出器と受電側電圧検出器と、前記給電側電圧検出器の検出電圧と前記受電側電圧検出器の検出電圧とを比較して、前記給電側の電圧を前記受電側の電圧より所定値高い電圧に変圧するDC−DCコンバータとを有する制御ボックスと、この制御ボックスに接続されるとともに、前記受電接続口に接続される受電側接続器を有する第2の充電用ケーブルとを備えた、電気自動車への緊急充電システムが開示されている(特許文献1)。
特開2007−267561号公報
しかしながら、上記の緊急受電システムは、給電側電池の残容量及び受電側電池に必要な充電容量に関わらず、給電側電池から受電側電池へ充電できる構成になっているため、受電側電池への充電終了後に、給電側電池の残容量が不足する可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、受電側バッテリへの充電終了後に、給電側電池の残容量が不足するという事態を防ぐ充電制御装置を提供することである。
本発明は、給電側車両が第1目的地に到着するまでに必要な給電側バッテリの残容量を、必要残容量として算出し、受電側車両が第2目的地に到着するまでに必要な受電側バッテリの充電容量を、必要充電容量として算出し、給電側バッテリの現在の容量と当該必要充電容量との差分から、受電側バッテリに充電した後の受電側バッテリの残容量を、充電後残容量として算出し、算出された充電後残容量と当該必要残容量とを比較し、その比較結果に基づいて、給電側バッテリの電力により受電側バッテリを充電するか否かを判定することによって上記課題を解決する。
本発明は、受電側バッテリの充電終了時における、給電側バッテリの容量と、受電側のバッテリの容量とをそれぞれ把握した上で、充電するか否かを判定しているので、受電側バッテリへの充電終了後に、給電側電池の残容量が不足するという事態を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る充電システムの概要を示す図である。 図1の充電システムのうち、充電制御装置のブロック図である。 図3のコントローラに予め記録したテーブルを説明するための表である。 図2のコントローラの制御フローを示すフローチャートである。 図4のステップS20の制御フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の充電制御装置を含む充電システムの概要図である。本例の充電制御装置10は、給電側の車両のバッテリの電力により、受電側の車両のバッテリを充電する充電制御装置であって、主に、電欠の電気自動車を救援するためのセーフティーネットとして利用される装置である。
なお、本例では、給電側車両である救援車両2及び受電側車両である電欠車両3として、電気自動車を例にして説明するが、本例の充電装置1は、救援車両2及び電欠車両3の少なくとも何れか一方の車両を、プラグインハイブリッド車両又はハイブリッド車両等の車両として、適用してもよい。
図1に示すように、本例の充電システムは、充電制御装置10と、バッテリの残容量が高い救援車両(給電側車両)2と、バッテリの充電容量が低い電欠車両(受電側車両)3と、救援側ケーブル4と、電欠側ケーブル5と、救援側通信ケーブル6と、電欠側ケーブル7とを有している。電欠3は、バッテリに充電されている容量が低く、車両を走行するために必要な容量を有していない車両である。本例の充電制御装置10の使用場面としては、電欠車両3を救済するために、救援車両2が、充電制御装置10をトランクに載せて、電欠車両3の場所まで走行する。そして、ユーザーが救援車両2のトランクから充電制御装置10を取り出して、救援側ケーブル4を充電装置1と救援側車両2との間に接続し、電欠側ケーブル5を充電制御装置10と電欠車両3との間に接続する。
救援側ケーブル4は、救援車両2に設けられているバッテリ(以下、給電側バッテリと称す)の電力を、充電制御装置10に出力するための電力線を有している。また、救援側ケーブル4は、給電側バッテリの状態を示す情報を、救援車両2から充電制御装置10に出力するための信号線を有している。救援車両2のバッテリコントローラ(図示しない)は、給電側バッテリに接続されたセンサの値を用いて、給電側バッテリの残容量、給電側バッテリに充電可能な最大容量、バッテリの充電状態を示すSOC(State of Charge)等を管理している。そして、バッテリコントローラで管理されている情報が、給電側バッテリの状態を示す情報に相当する。
電欠側ケーブル5は、電欠車両3に設けられているバッテリ(以下、受電側バッテリと称す)の電力を、充電制御装置10に出力するための電力線を有している。また、電欠側ケーブル5は、電欠側バッテリの状態を示す情報を、電欠車両3
から充電制御装置10に出力するための信号線を有している。電欠車両3のバッテリコントローラ(図示しない)は、受電側バッテリに接続されたセンサの値を用いて、受電側バッテリの残容量、受電側バッテリに充電可能な最大容量、バッテリの充電状態を示すSOC等を管理している。そして、バッテリコントローラで管理されている情報が、受電側バッテリの状態を示す情報に相当する。
救援側通信ケーブル6は、救援車両2で管理されている情報を、充電制御装置10に出力するための通信用のケーブルである。救援側通信ケーブル6は、例えば救援車両1の車室内に設けられた情報の出力端子と、充電制御装置10の入力端子との間に接続される。救援車両2で管理されている情報は、例えば、救援車両2のナビゲーションシステムに用いられる地図情報、車両の現在地の情報、車両の出発地点の情報、又は、ユーザー等により予め登録されている位置情報等である。
電欠側通信ケーブル7は、電欠車両3で管理されている情報を、充電制御装置10に出力するための通信用のケーブルである。電欠側通信ケーブル7は、例えば電欠車両3の車室内に設けられた情報の出力端子と、充電制御装置10の入力端子との間に接続される。電欠車両3で管理されている情報は、救援車両2で管理されている情報と同様に、電欠車両3のナビゲーションシステムで管理されている情報である。そして、救援側と同様に、これらの電欠車両3で管理されている情報は、電欠側通信ケーブル7を介して、充電制御装置10に出力される。
次に、図2を用いて、充電制御装置10の構成について説明する。図2は、充電制御装置のブロック図である。
図2に示すように、充電制御装置10は、給電回路11と、入力部12と、ディスプレイ13と、給電側通信器14と、受電側通信器15と、コントローラ20とを備えている。
給電回路11は、救援車両2の救援側バッテリから出力される直流電力を、直流電力に変換し、電欠車両3の電欠側バッテリに出力するDC/DCコンバータである。DC/DCコンバータは、インバータ、トランス、及び整流回路等により構成される。そして、インバータに含まれるスイッチング素子が、コントローラ20により制御され、所望の電力が給電側から受電側に出力されることで、救援側バッテリは放電され、電欠側バッテリは充電される。
入力部12は、充電制御装置10のメインスイッチ及びユーザーの操作用の入力キーを備えている。本例は、ユーザーによる入力部12の操作によって、給電側バッテリの容量に関する情報及び受電側バッテリの容量に関する情報を、充電制御装置10に入力することも可能である。バッテリの容量の情報を入力する際には、入力形式を適宜、設定することもできる。給電側バッテリの容量の入力情報は、給電側バッテリの現在の残容量、救援側から電欠側への充電の終了時の給電側バッテリの残容量(言い換えると、受電側への充電終了時に給電側バッテリに残しておきたい容量)、給電側バッテリから受電側バッテリに対して放電させる容量等の情報である。
また、受電側バッテリの容量の情報は、受電側バッテリの現在の残容量、救援側から電欠側への充電の終了時の受電側バッテリの残容量、給電側バッテリから受電側バッテリに対して充電させる容量等の情報である。バッテリの容量の情報の入力は、例えばSOC(%)で入力してもよく、または電力量(Wh)で入力されてもよい。これにより、本例は、救援側通信ケーブル4及び電欠側ケーブル5が、車両2、3と充電制御装置10との間で接続されていない状態であっても、各車両のバッテリの情報を充電制御装置10に入力できる。そして、入力部12により入力されたデータは設定データとして、図示しないメモリに記憶される。
ディスプレイ13は、充電中のバッテリの状態、充電終了後のバッテリの状態、又は、充電制御装置10を操作する際の案内画面等を表示する。ディスプレイ13は、コントローラ20により制御される。
給電側通信器14は、救援側通信ケーブル6と接続し、救援車両2と通信を行う通信装置である。給電側通信器14は、救援側通信ケーブル6を介して救援車両2で管理される情報を受信し、コントローラ20に出力する。また、給電側通信部14は、救援側ケーブル4に含まれる信号線を介して、救援車両2から救援側バッテリの現在の容量を示す情報を取得する。また、給電側通信部14は、給電側バッテリから受電側バッテリに電力を供給中、及び電力の供給の前後に、救援側ケーブル4に含まれる信号線を用いて、給電側バッテリの状態の情報を取得する。
受電側通信器15は、電欠側通信ケーブル7と接続し、電欠車両3と通信を行う通信装置である。受電側通信器15は、電欠側通信ケーブル7を介して電欠車両3で管理される情報を受信し、コントローラ20に出力する。また、受電側通信部15は、充電側バッテリから受電側バッテリに電力を供給中、及び電力の供給の前後に、電欠側ケーブル5に含まれる信号線を用いて、受電側バッテリの状態の情報を取得する。
コントローラ20は、充電制御装置10の全体を制御するメインコントローラであって、回路制御部21、給電側容量設定部22、受電側容量設定部23、及び判定部24を有している。
回路制御部21は、判定部24の判定結果に基づいて、給電回路11を制御する。また、回路制御部21は、給電側バッテリの電力による受電側バッテリの充電制御中に、給電側通信器14及び受電側通信器15を用いて、給電側バッテリ及び受電側バッテリの状態を管理している。そして、回路制御部21は、バッテリの状態に応じて、給電回路11を制御することで、給電側バッテリから受電側バッテリへの充電を制御している。
給電側容量設定部22は、入力部12又は給電側通信部14から、給電側バッテリの現在の容量、及び、救援車両2が所定の目的地に到着するまでに必要な給電側バッテリの残容量を取得する。また、給電側容量設定部22は、救援車両2が所定の目的地に到着するまでに必要な給電側バッテリの残容量を、必要残容量(Qr1)として設定する。設定した必要残容量(Qr1)の情報及び給電側バッテリの残容量の情報は、給電側容量設定部22から判定部24に出力される。
受電側容量設定部23は、入力部12又は受電側通信部15から、受電側バッテリの現在の容量、及び、電欠車両3が所定の目的地に到着するまでに必要な受電側バッテリの残容量を取得する。また、受電側容量設定部22は、電欠車両3が所定の目的地に到着するまでに必要な受電側バッテリの残容量を、必要充電容量(Qc2)として設定する。設定した必要充電容量(Qc2)の情報及び受電側バッテリの残容量の情報は、受電側容量設定部23から判定部24に出力される。
判定部24は、給電側バッテリの現在(放電前)の残容量と必要充電容量(Qc2)との差分から、給電側バッテリから受電側バッテリに充電した後の給電側バッテリの残容量を算出する。そして、判定部24は、算出した給電側バッテリの残容量と必要残容量(Qr1)とを比較し、その比較結果に基づいて、給電側バッテリの電力により受電側バッテリを充電するか否かを判定する。判定部24は、判定結果を、回路制御部21に出力する。
次に、本例の充電システムの制御について、図2を用いて説明する。ユーザーが本例の充電制御装置10を用いて、電欠車両3のバッテリを充電するには、まず救援側ケーブル4及び電欠側ケーブル5を、車両2、3と充電制御装置10との間に接続する。また救援側通信ケーブル6及び電欠側通信ケーブル7が、車両2、3と充電制御装置10とに接続される。ユーザーの操作により、入力部12のメインスイッチがオンになると、システムが起動し、制御モードを設定するための案内画面が、ディスプレイ13に表示される。
制御モードには、ナビ連動モード、手動モード、及び自動モードが予め設定されている。ナビ連動モードでは、救援車両2のナビゲーションシステムにより、救援車両2の現在地から救援車両2の目的地までの走行距離の情報が、救援側通信ケーブル6を介して、救援車両2から充電制御装置10に出力される。救援車両2の目的地は、救援車両2の現在地から最も近い充電施設の位置、又は、救援車両2が救援のために出発した出発地点の位置である。
ナビゲーションシステムは、救援車両2の現在地の測定機能、目的地を検索する機能、及び、当該目的地までの走行ルートの検索機能を有している。そのため、ナビゲーションシステムは、これらの機能により、救援車両2の現在地から救援車両2の目的地までの走行距離を測定できる。
具体的には、ユーザーの操作に基づきナビ連動モードが選択されると、コントローラ20は、給電側通信器14を用いて、救援車両2のナビゲーションシステムに対して、現在地から救援車両2の目的地までの走行距離を取得するための制御信号を送信する。制御信号を受信した救援車両2側のコントローラは、アクセサリスイッチをオンにしてナビゲーションシステムを起動させる。そして、ナビゲーションシステムは、救援車両2の現在地を測定しつつ、現在地から目的地までの走行ルートを検索し、走行ルートの走行距離を算出する。このとき、救援に向かう際の出発地(例えば自宅など)を登録している場合には、当該出発地が目的地となり、当該出発地が登録されていない場合には、ナビゲーションシステムにより検索された最寄りの充電施設の位置が目的地となる。そして、ナビゲーションシステムは、コントローラ20から送信された制御信号に対する応答信号で、算出した走行距離の情報を、救援側通信ケーブル6を介して充電制御装置10に送信する。
なお、救援車両2のナビゲーションシステムによる走行ルートの検索及び走行距離の算出は、充電制御装置10からの制御信号を受信した場合に限らず、ユーザーのナビゲーションの操作に基づいて、行ってもよい。
また、コントローラ20は、受電側通信器15を用いて、電欠車両3のナビゲーションシステムに対して、現在地から電欠車両3の目的地までの走行距離を取得するための制御信号を送信する。制御信号を受信した電欠車両3のナビゲーションシステムは、救援車両2のナビゲーションシステムと同様に、電欠車両3の現在地から目的地までの走行ルートの走行距離を算出する。目的地は、ナビゲーションシステムにより検索された最寄りの充電施設の位置である。そして、ナビゲーションシステムは、算出した走行距離の情報を、電欠側通信ケーブル7を介して充電制御装置10に送信する。なお、電欠車両3のナビゲーションシステムの制御についても、救援側と同様に、ユーザーのナビゲーションの操作に基づいて、実行してもよい。
そして、給電側容量設定部22は、給電側通信部14で受信した応答信号から、救援車両2が目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を取得し、予めコントローラ20に記録したテーブルを参照しつつ、救援車両2が当該目的地に到着するために必要な給電側バッテリの残容量を算出する。テーブルは、走行距離とバッテリに必要な充電容量との対応関係を示しており、例えば図3の表で表される。図3は、走行距離とバッテリに必要な充電容量との対応関係を示した表である。すなわち、走行距離とバッテリの充電容量(バッテリに充電されている容量)との間には対応関係があるため、救援車両2が目的地まで到着するまでの走行距離を示す情報を取得することは、目的地に到着するために必要な給電側バッテリの残容量の情報を取得することになる。
図3に示すように、走行距離が長いほど、必要な残容量は大きくなる。例えば、救援車両2が目的地に到着するまでの走行距離が8kmである場合には、給電側容量設定部22は、図3のテーブルを参照し、走行距離(8km)に対応する40kWhを、目的地に到着するために必要な給電側バッテリの残容量として算出する。すなわち、受電側バッテリへの充電終了後に、救援車両2が現在地から8km先の目的地まで走行するには、充電終了時(救援終了時)、給電側バッテリに残っている充電容量が少なくとも40kWh以上でなければならない、ことを示している。給電側容量設定部22は、算出した必要な充電容量を、必要残容量(Qr1)として設定し、設定した必要残容量(Qr1)の情報を、判定部24に出力する。
受電側容量設定部23は、受電側通信部15で受信した応答信号から、電欠車両3が目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を取得し、図3示すテーブルを参照しつつ、電欠車両3が当該目的地に到着するために必要な受電側バッテリの充電容量を算出する。すなわち、走行距離とバッテリの充電容量との対応関係から、電欠車両3が目的地まで到着するまでの走行距離を示す情報を取得することは、目的地に到着するために必要な電欠側バッテリの充電容量の情報を取得することになる。そして、受電側容量設定部23は、算出した必要な充電容量を、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)として設定し、設定した必要充電容量(Qc2)の情報を、判定部24に出力する。なお、コントローラ20は、受電側通信器15により、受電側バッテリの現在の残容量の情報も取得している。そのため、受電側容量設定部23は、図3のマップを参照して算出した電欠側バッテリの容量から、現在の残容量を差し引いた容量を、必要充電容量(Qc2)として設定してもよい。
ナビ連動モードがオフになっている場合には、以下の自動モード又は手動モードが選択可能となる。まず、自動モードについて説明する。自動モードは、給電側バッテリの残容量が高い場合に選択可能なモードであって、給電側バッテリの残容量が、受電側バッテリへの充電後に救援車両が目的地に帰還できる程度の容量である場合に、選択可能である。具体的には、給電側バッテリの現在の残容量が、救援車両2が目的地まで到着するために必要な給電側バッテリの残容量と、電欠車両3が目的地まで到着するために必要な受電側バッテリの充電容量(受電側バッテリへ充電する容量)との合計容量より大きい場合である。自動モードでは、救援車両2の目的地及び電欠車両3の目的地は、予め設定されており、例えば現在地から10km先の位置を、仮想的な目的地として設定されている。
給電側容量設定部22は、予め設定されている現在地から目的地までの距離に応じて、救援車両2が当該目的地までの必要な給電側バッテリの残容量を、必要残容量(Qr1)として設定し、設定した必要残容量(Qr1)の情報を判定部24に出力する。
同様に、受電側容量設定部23は、予め設定されている現在地から目的地までの距離に応じて、電欠車両3が当該目的地までの必要な受電側バッテリの充電容量を、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)として設定し、設定した必要充電容量(Qc2)の情報を判定部24に出力する。
次に、手動モードについて説明する。手動モードでは、ユーザーが、給電側バッテリの必要残容量(Qr1)及び電欠側バッテリの必要充電容量(Qc2)を入力することができる。また、図3に示すようにバッテリの容量と目的地までの走行距離との間には、相関関係があるため、ユーザーは、給電車両2の走行距離及び電欠車両3の走行距離を入力することで、必要残容量(Qr1)及び必要充電容量(Qc2)を入力してもよい。このとき、ユーザーは目的地までの距離を把握していない場合、または、最寄りの充電施設の位置等、目的地の場所を把握していない場合には、救援車両2又は電欠車両3のナビゲーションシステムを利用して、目的地まで距離を検索すればよい。
そして、ユーザーが、ナビゲーションシステムの検索結果を、入力部12に入力することで、給電側容量設定部22は救援車両2の目的地に到着するまでの必要残容量(Qr1)を設定し、受電側容量設定部23は電欠車両3の目的地に到着するまでの必要充電容量(Qc2)を設定する。給電側容量設定部22は設定した必要残容量(Qr1)を判定部24に出力し、受電側容量設定部23は設定した必要充電容量(Qc2)を判定部24に出力する。
上記のように、各モードにおいて、必要残容量(Qr1)及び必要充電容量(Qc2)が設定され、判定部24に出力されると、判定部24は、給電側バッテリの現在の残容量と必要充電容量(Qc2)との差分を算出することで、給電側バッテリの充電した後の残容量(Qe1)を算出する。残容量(Qe1)は、救援完了時の給電側バッテリの予想残容量となる。
そして、判定部24は、算出した残容量(Qe1)と必要残容量(Qr1)とを比較する。算出した残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)より大きい場合には、充電した後の給電側バッテリの残容量が、救援車両2の目的地に到着するまでのバッテリ容量よりも大きいことになるため、判定部24は、給電側バッテリの電力より受電側バッテリへ充電可能であると判定する。判定部24により充電可能であると判定した場合には、コントローラ20は、最終的な充電開始の選択画面と、充電条件(充電の終了時の給電側、受電側バッテリの充電容量、充電時間等)をディスプレイ13に表示する。
一方、算出した残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)以下である場合には、充電した後の給電側バッテリの残容量が、救援車両2の目的地に到着するまでのバッテリ容量以下になり、救援車両2は救援後に目的地に到着できなくなる。そのため、このような場合には、判定部24は、給電側バッテリの電力より受電側バッテリへ充電不可能であると判定する。
また判定部24は、受電側バッテリへ充電不可能であると判定した場合には、給電側バッテリの現在の残容量で、受電側バッテリに充電可能な充電可能容量(Qp2)を算出する。具体的には、判定部24は、給電側バッテリの現在の残容量から必要残容量(Qr1)の差分をとる。差分した値(容量)が0より大きい場合には、コントローラ20は、算出結果である充電可能容量(Qp2)を、ディスプレイ13に表示する。また、コントローラ20は、充電可能容量(Qp2)で受電側バッテリに充電を開始するか否かの選択画面と、充電条件をディスプレイ13に表示する。
一方、差分した値(容量)が0以下である場合には、給電側バッテリの電力で充電を行うと、救援車両2が目的地に到着できなくなる。そのため、判定部24は、受電側バッテリへ充電可能な電力がゼロであり、充電不可能である旨の表示を、ディスプレイ13に表示する。これにより、救援車両側のバッテリの容量が、電欠車両側のバッテリと比較して、優先される。
ユーザーが、充電開始の選択画面を確認し、入力部12を操作することで、充電開始の指令が入力されると、判定部24は、充電可能の判定結果と、設定された充電条件の情報を、回路制御部21に出力する。回路制御部21は、充電条件で示される給電側バッテリの充電後残容量(Qe1)を給電側バッテリの放電の目標値(電池容量)に設定し、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)又は充電可能容量(Qp2)を受電側バッテリの充電の目標値(電池容量)に設定する。
回路制御部21は給電回路11を制御して充電を開始する。そして、給電側バッテリの容量又は受電側バッテリの容量が目標値に達すると、回路制御部21は給電回路11から受電側バッテリへの出力を停止し、充電を停止させる。
次に、図4及び図5を用いて、コントローラ20の制御フローを説明する。図4はコントローラ20の制御手順を示すフローチャートである。図5は、図4に示す制御フローのうち、ステップS20の制御フローのチャートである。
ステップS1にて、充電制御装置1のメインスイッチがオンになると、コントローラ20は、ディスプレイ13に初期画面を表示する。初期画面には、モードを選択する表示画面、ケーブルの接続を案内する表示等が含まれる。
ステップS2にて、コントローラ20は設定データを読み込む。このとき、読み込まれる設定データは、自動モードで使用される予め設定された充電条件の初期データである。そして初期データは、例えばバッテリの容量で示される場合には、目的地まで到着するために必要な給電側バッテリの残容量と受電側バッテリの充電容量となる。
ステップS3にて、コントローラ20は、給電側通信器14を制御して給電側バッテリの現在の残容量を取得し、受電側通信器15を制御して受電側バッテリの現在の残容量を取得する。なお、コントローラ20は、少なくとも給電側バッテリの現在の残容量を取得すればよい。
ステップS4にて、コントローラ20は、ナビ連動モードに設定されているか否かを判定する。ナビ連動モードに設定されている場合には、ステップS20のナビ連動制御のフローに進む。なお、ステップS20のナビ連動制御の制御フローは、図5を用いて後述する。
ナビ連動モードに設定されていない場合には、コントローラ20は、手動モードに設定されているか否かを判定する。手動モードに設定されている場合には、ステップS6にて、コントローラ20は、充電に必要な情報の入力を案内するための入力画面をディスプレイ13に表示する。入力画面には、例えばバッテリの容量で示される場合には、目的地まで到着するために必要な給電側バッテリの残容量及び受電側バッテリの充電容量を、それぞれ入力させるための画面である。
ステップS7にて、受電側容量設定部23は、入力部12により入力された情報に基づいて、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)を設定する。ステップS8にて、給電側容量設定部22は、入力部12により入力された情報に基づいて、給電側バッテリの必要残容量(Qr1)を設定する。ステップS9にて、判定部24は、給電側バッテリの現在の残容量から必要充電容量(Qc2)を差し引くことで、給電側バッテリの充電終了時の残容量(充電後残容量:Qe1)を算出する。
ステップS10にて、判定部24は、算出した充電終了時の残容量(Qe1)と必要残容量(Qr1)とを比較する。充電終了時の残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)より大きい場合にはステップS18に進む。一方、充電終了時の残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)以下である場合にはステップS15に進む。
ステップS5に戻り、自動モードに設定された場合には、自動モードによる制御フローが行われ、ステップS11に進む。ステップS11にて、受電側容量設定部23は、読み込んだ設定データに基づき、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)を設定する。ステップS12にて、給電側容量設定部22は、読み込んだ設定データに基づき、給電側バッテリの必要充電容量(Qr1)を設定する。
ステップS13にて、判定部24は、給電側バッテリの現在の残容量から必要充電容量(Qc2)を差し引くことで、給電側バッテリの充電終了時の残容量(Qe1)を算出する。ステップS14にて、判定部24は、算出した充電終了時の残容量(Qe1)と必要残容量(Qr1)とを比較する。充電終了時の残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)より大きい場合にはステップS18に進む。一方、充電終了時の残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)以下である場合にはステップS15に進む。
ステップS15にて、判定部24は、給電側バッテリの現在の残容量から必要残容量(Qr1)を差し引くことで、受電側バッテリへの充電可能容量(Qp2)を算出する。ステップS16にて、コントローラ20は、判定部24の算出結果である充電可能容量(Qp2)を、充電開始の案内画面と共に、ディスプレイ13に表示する。
ステップS17にて、コントローラ20は、ユーザーの入力部12の操作により、充電開始の入力があるか否かを判定する。充電開始の入力がある場合には、ステップS18に進む。一方、充電開始の入力がない場合には、本例の制御フローが終了する。
ステップS18にて、コントローラ20は、判定部24から充電可能の判定結果及び充電条件を回路制御部21に出力する。回路制御部21は、設定された充電条件に基づいて給電回路11を制御し、充電を開始する。ステップS19にて、給電側バッテリ又は受電側バッテリが目標値に達すると、コントローラ20は、充電を終了させて、充電結果をディスプレイ13に表示する。そして、本例の制御フローが終了する。
次に、図5を用いて、ステップS20のナビ連動制御の制御フローを説明する。ステップS21にて、コントローラ20は、給電側通信器14を制御し救援車両2のナビゲーションシステムとの通信を開始し、受電側通信器15を制御し電欠車両3のナビゲーションシステムとの通信を開始する。
ステップS22にて、受電側容量設定部23は、電欠車両3と受電側通信器15との間の通信により、電欠車両3のナビゲーションシステムから、電欠車両3の目的地までの走行距離の情報を取得する。ステップS23にて、救援側容量設定部22は、救援車両2と給電側通信器14との間の通信により、救援車両2のナビゲーションシステムから、救援車両2の目的地までの走行距離の情報を取得する。
ステップS24にて、受電側容量設定部23は、図3のテーブルを参照し、取得した電欠車両3の走行距離に対応する充電容量を算出し、算出した充電容量を、受電側バッテリの必要充電容量(Qc2)として設定する。ステップS25にて、給電側容量設定部22は、図3のテーブルを参照し、取得した救援車両2の走行距離に対応する充電容量を算出し、算出した充電容量を、給電側バッテリの必要残容量(Qr1)として設定する。
ステップS26〜ステップS32までの制御処理は、図4のステップS9、S10、ステップS15〜S19の制御処理、又は、図4のステップS13〜S19までの制御処理と同様であるため、説明を省略する。
上記のように、本例は、給電側バッテリの現在の容量を取得しつつ、救援車両2が目的地に到着するまでに必要な給電側バッテリの残容量を、必要残容量(Qr1)として設定し、電欠車両3が目的地に到着するまでに必要な受電側バッテリの容量を、必要充電容量(Qc2)として設定する。そして、本例は、給電側バッテリの現在の容量と必要充電容量(Qc2)との差分から、受電側バッテリに充電した後の給電側バッテリの残容量を、充電後残容量(Qe1)として算出し、充電後残容量(Qe1)と必要残容量(Qr1)とを比較し、その比較結果に基づいて、給電側バッテリの電力により受電側バッテリを充電するか否かを判定する。これにより、受電側バッテリへの充電終了後に、給電側電池の残容量が不足し、救援車両が目的地に到着できないという事態を防ぐことができる。
また本例は、電欠車両3のナビゲーションシステムから受電側通信器15を介して、必要充電容量(Qc2)に関する情報を取得する。また本例は、給電車両2のナビゲーションシステムから給電側通信器14を介して、必要残容量(Qr1)に関する情報を取得する。これにより、車両が目的地に到着するために必要な情報を管理している場合には、当該情報を取得することで、車両に必要な充電容量を把握することができる。
また本例は、電欠車両3のナビゲーションシステムから、電欠車両3の目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、必要充電容量(Qc2)に関する情報として取得する。そして本例は、取得した走行距離に基づいて必要充電容量(Qc2)を算出する。これにより、車両側のナビゲーションシステムは車両の目的地と、目的地までの走行距離を管理している場合には、当該ナビゲーションシステムで管理している情報を取得することで、車両に必要な充電容量を把握することができる。
また本例は、救援車両2のナビゲーションシステムから、救援車両2の目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、必要残容量(Qr1)に関する情報として取得する。そして本例は、取得した走行距離に基づいて必要残容量(Qr1)を算出する。これにより、車両側のナビゲーションシステムは車両の目的地と、目的地までの走行距離を管理している場合には、当該ナビゲーションシステムで管理している情報を取得することで、車両に必要な充電容量を把握することができる。
また本例は、電欠車両3の現在地から最も近い充電施設の位置が目的地である場合に、電欠車両3のナビゲーションシステムから、電欠車両3が当該目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、必要充電容量(Qc2)に関する情報として取得する。これにより、ナビゲーションシステムによって、最寄りの充電ポイントまでの距離を把握しているため、適切な充電容量をバッテリに充電できる。
また本例は、救援車両2の現在地から最も近い充電施設の位置、又は、救援車両2の救済のために救援車両2が出発した出発地点の位置が目的地である場合に、救援車両2のナビゲーションシステムから、救援車両2が目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、必要残容量(Qr1)に関する情報として取得する。これにより、ナビゲーションシステムによって、最寄りの充電ポイントまでの距離を把握しているため、適切な残容量まで給電側バッテリを放電できる。
また本例は、充電後残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)より大きい場合に給電側バッテリの電力により受電側バッテリへ充電可能であると判定する。これにより、受電側バッテリへの充電の終了後に、救援車両が目的地に到着できなくなるという事態を防ぐことができる。
また本例は、充電後残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)より小さい場合に給電側バッテリの電力により受電側バッテリへ充電不可能であると判定する。これにより、受電側バッテリへの充電の終了後に、救援車両が目的地に到着できなくなるような場合には、充電を開始しないように制御できるため、給電側バッテリの容量が不足することを抑制できる。
なお、放電前、放電中、及び放電後の給電側バッテリの残容量の情報は、救援側通信ケーブル6を介して、救援車両2から充電制御装置10に入力されてもよい。また、充電前、充電中、及び充電後の受電側バッテリの残容量の情報は、電欠側通信ケーブル7を介して、電欠車両3から充電制御装置10に入力されてもよい。
また、救援車両2及び電欠車両3が、救援側ケーブル4及び電欠側ケーブル5の信号線により、各ナビゲーションの管理情報を出力する機能を有している場合には、ナビゲーションの管理情報は、ケーブル4、5を介して、救援車両2又は電欠車両3から充電制御装置10に入力されてもよい。
また、ナビゲーションの管理情報又はバッテリ情報は、無線通信により、救援車両2又は電欠車両3から充電制御装置10に入力されてもよい。
なお、充電制御装置10がナビゲーションシステムを備えている場合には、救援側通信ケーブル6及び電欠側通信ケーブル7を用いて、車両2、3と充電制御装置10との間で通信をする必要はない。そして、充電制御装置10のナビゲーションシステムが現在地の測定、目的地の検索、及び目的地までの走行ルート及び距離の検索を行えばよい。
また本例では、自動モードにおいて、ステップS14の判定で、充電終了時の残容量(Qe1)が必要残容量(Qr1)以下である場合には、自動モードから手動モードに切り替わるよう制御してもよい。
なお図3に示すテーブルは、走行距離と電池容量(kWh)との対応関係で表したが、走行距離とSOC(%)との対応関係で表してもよい。
2…救援車両
3…電欠車両
4…救援側ケーブル
5…電欠側ケーブル
6…救援側通信ケーブル
7…電欠側通信ケーブル
10…充電制御装置
11…給電回路
12…入力部
13…ディスプレイ
14…給電側通信器
15…受電側通信器
20…コントローラ
21…回路制御部
22…給電側容量設定部
23…受電側容量設定部
24…判定部

Claims (9)

  1. 給電側車両の第1バッテリの電力により、受電側車両の第2バッテリを充電する充電制御装置において、
    前記第1バッテリの現在の容量を取得しつつ、前記給電側車両が第1目的地に到着するまでに必要な前記第1バッテリの残容量を、必要残容量として設定する給電側容量設定手段と、
    前記受電側車両が第2目的地に到着するまでに必要な前記第2バッテリの容量を、必要充電容量として設定する受電側容量設定手段と、
    前記第1バッテリの現在の容量と前記必要充電容量との差分から、前記第2バッテリに充電した後の前記第1バッテリの残容量を、充電後残容量として算出し、算出された前記充電後残容量と前記必要残容量とを比較し、その比較結果に基づいて、前記第1バッテリの電力により前記第2バッテリを充電するか否かを判定する判定手段とを備える
    ことを特徴とする充電制御装置。
  2. 請求項1記載の充電制御装置において、
    ナビゲーションシステムを有した前記受電側車両と通信を行う受電側通信手段をさらに備え、
    前記受電側容量設定手段は、
    前記受電側車両の前記ナビゲーションシステムから前記受電側通信手段を介して、前記必要充電容量に関する情報を取得する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  3. 請求項2記載の充電制御装置において、
    前記受電側容量設定手段は、
    前記受電側車両の前記ナビゲーションシステムから、前記受電側車両が前記第2目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、前記必要充電容量に関する情報として取得し、
    前記走行距離に基づいて前記必要充電容量を算出する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  4. 請求項2又は3記載の充電制御装置において、
    前記受電側容量設定手段は、
    前記受電側車両の現在地から最も近い充電施設の位置が前記第2目的地である場合に、前記受電側車両の前記ナビゲーションシステムから、前記受電側車両が前記第2目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、前記必要充電容量に関する情報として取得する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電制御装置において、
    ナビゲーションシステムを備えた前記給電側車両との通信を行う給電側通信手段をさらに備え、
    前記給電側容量設定手段は、
    前記給電側車両の前記ナビゲーションシステムから前記給電側通信手段を介して、前記必要残容量に関する情報を取得する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の充電制御装置において、
    前記給電側容量設定手段は、
    前記給電側車両の前記ナビゲーションシステムから、前記給電側車両が前記第1目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、前記必要残容量に関する情報として取得し、
    前記走行距離に基づいて前記必要残容量を算出する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  7. 請求項5又は6記載の充電制御装置において、
    前記給電側容量設定手段は、
    前記給電側車両の現在地から最も近い充電施設の位置、又は、前記受電側車両の救済のために前記給電側車両が出発した出発地点の位置が前記第1目的地である場合に、前記給電側車両の前記ナビゲーションシステムから、前記給電側車両が前記第1目的地に到着するまでの走行距離を示す情報を、前記必要残容量に関する情報として取得する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の充電制御装置において、
    前記判定手段は、
    前記充電後残容量が前記必要残容量より大きい場合に、前記第1バッテリの電力により記第2バッテリへ充電可能であると判定する
    ことを特徴とする充電制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の充電制御装置において、
    前記判定手段は、
    前記充電後残容量が前記必要残容量より小さい場合に、前記第1バッテリの電力により記第2バッテリへ充電不可能であると判定する
    ことを特徴とする充電制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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