JP2014197939A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源等を過電流から保護しつつ、接触給電方式及び非接触給電方式の両方式で給電可能な給電装置を提供する。
【解決手段】少なくとも磁気的な結合により非接触で、電源の電力を送電コイルから受電コイルに供給して、車両のバッテリを充電する非接触給電部と車両に設けられた接続端子にケーブルを介して電気的に接続され、電源の電力を車両のバッテリに供給する接触給電部と、非接触給電部の電流、及び、接触給電部の電流をそれぞれ検出するセンサと、センサの検出値に基づき非接触誘電部及び接触給電部を制御するコントローラとを備え、コントローラは、非接触給電部による非接触給電方式と接触給電部による接触給電方式のうち、いずれか一方の給電方式による給電中に、他方の給電方式による給電の要求があった場合には、出力可能な最大電力から、一方の給電方式による給電中の電力を差し引いた電力を、他方の給電方式の給電電力とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、給電装置に関するものである。
受電端子を交流電源に電気的に接続して、受電端子から入力される交流電力を所定の直流電力に変換して二次電池を充電するように充電器を構成する。また、交流電源の送電部と磁気的に結合することによって交流電源から非接触で受電するよう非接触受電部を構成し、非接触受電部を充電器の電力変換回路に接続する。そして、コンダクティブ受電電力と非接触受電電力とを比較し、その比較結果に基づいて、コンダクティブ受電電力と非接触受電電力とのうち大きい方を用いて充電を実行するように充電器を制御する車両用充電装置が開示されている(特許文献1)。
国際公開2010−131349号公報
しかしながら、コンダクティブ充電及び非接触で充電するインダクティブ充電のうち、いずれか一方の充電方式のみしか選択されないため、両方式で充電することはできないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、電源等を過電流から保護しつつ、接触給電方式及び非接触給電方式の両方式で給電可能な給電装置を提供することである。
本発明は、非接触給電部による非接触給電方式と接触給電部による接触給電方式のうち、いずれか一方の給電方式による給電中に、他方の給電方式による給電の要求があった場合には、出力可能な最大電力から、一方の給電方式による給電中の電力を差し引いた電力を、他方の給電方式の給電電力とすることによって上記課題を解決する。
本発明は、接触給電方式及び非接触給電方式の両方式で給電した場合に、給電装置から車両側への出力電力を、出力可能な最大電力以下に抑えられるため、電源等を過電流から保護しつつ、両方式で給電することができる。
本発明の実施形態に係る非接触給電システムのブロック図である。 図1の車両及び給電装置の位置関係及び接続状態を示す概要図である。 非接触給電の要求信号から、非接触給電方式による給電を開始する前までの、図1の給電装置側のコントローラ制御手順を示すフローチャートである。 非接触給電方式による給電開始後の、図1の給電装置側のコントローラ制御手順を示すフローチャートである。 接触給電方式に給電する際の、図1の給電装置側のコントローラの制御手順を示すフローチャートである。 非接触給電方式による給電開始後の、図1の車両側のコントローラの制御手順を示すフローチャートである。 接触給電方式による給電開始後の、図1の車両側のコントローラの制御手順を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係る非接触給電システムのブロック図である。本例の非接触給電システムは、地上側に設けられた給電装置の送電コイル11から、少なくとも磁気的な結合により、電力を非接触で、車両側の受電コイル31に供給する。そして、受電コイル31で受電した電力により、車両3のバッテリ33を充電するシステムである。また、非接触給電システムは、非接触給電による系統と、接触給電による系統との2系統の方式で給電可能なシステムである。接触給電による系統方式では、充電用のケーブルが、給電装置1と、車両3の充電ポート36との間に接続される。
非接触給電システムは、例えば家庭用の駐車場、又は高速道のパーキングなどの共用施設等の駐車施設に設けられている。非接触給電システムは、車両3と給電装置1を備えている。給電装置1は、車両3を駐車する駐車スペースに設けられており、車両3が所定の駐車位置に駐車されるとコイル間の非接触給電により電力を供給する地上側のユニットである。車両3は、電気自動車やプラグインハイブリッド車両等、外部から電源により、車両内に設けられたバッテリを充電することができる車両3である。
以下、非接触給電システムを構成する給電装置1及び車両3の構成を説明する。なお、本例では、車両3を電気自動車として説明する。図1において、点線の矢印は、コントローラ10、30と、給電装置1内の構成及び車両3内の構成との間のそれぞれの信号線を示し、太線は、外部電源3の電力でバッテリ33を充電する際の電力線を示しており、接触給電による系統方式の電力線及び非接触給電による系統方式の電力線を示している。
給電装置1は、コントローラ10と、送電コイル11と、パワーユニット12と、電流センサ13と、充電コネクタ14と、充電ケーブル15と、リレースイッチ16と、電流センサ17と、通信装置18と、無線通信部19と、表示部20と、メモリ21とを備えている。
コントローラ10は、給電装置1の全体を制御するためのメインコントローラである。
送電コイル11は、車両3側に設けられている受電コイル31に対して非接触で電力を供給するための平行な円形形状のコイルであり、本例の非接触給電装置を設けた駐車スペースに設けられている。
パワーユニット12は、交流電源2から送電される交流電力を、高周波の交流電力に変換し、送電コイル11に送電するための回路であり、整流部、力率改善回路(PFC(Power Factor Correction)回路)、及びインバータを有している。パワーユニット13は、コントローラ10により、当該インバータのスイッチング素子をPWM制御されることで、送電コイル11に対して所望の電力を出力する。
交流電源2に電気的に接続される配線は、パワーユニット12に接続する配線と、リレースイッチ16に接続する配線で分岐されている。そして、電流センサ13は、交流電源2とパワーユニット12との間の分岐配線に接続され、交流電源2からパワーユニット12に流れる電流を検出する。また電流センサ13は、非接触給電方式で車両3のバッテリ33を充電する際には、交流電源2からパワーユニット12に流れる電流を検出する。すなわち、電流センサ13は、パワーユニット12を含んだ、非接触給電側の給電回路で制御される電流を検出している。電流センサ13の検出値は、コントローラ10に出力される。
充電コネクタ14は、車両3の充電ポート36に接続するためのコネクタである、充電コネクタ14は充電ケーブル15の一端に設けられている。充電コネクタ14は、接触給電方式を構成する給電装置側の充電回路の出力となる。また充電コネクタ14には、ユーザにより操作可能なリリーススイッチが設けられている。そして、充電コネクタ14が充電ポート36に嵌合されて、リリーススイッチがオンになることで、充電ポート36と充電ケーブル15とが電気的に接続される。
充電ケーブル15は、充電コネクタ14と、給電装置1内の接触給電方式の充電回路とを接続する配線である。リレースイッチ16は、交流電源3から充電コネクタ14への電気的な導通及び遮断を切り替えるためのスイッチであり、コントローラ10により制御される。接触給電方式で、車両3のバッテリ33を充電する場合には、リレースイッチ16がオンになる。
電流センサ17は、交流電源2とリレースイッチ16との間の分岐配線に接続されている。電流センサ17は、接触給電方式でバッテリ33を充電する際に、交流電源2からリレースイッチに流れる充電を検出する。すなわち、電流センサ17は、リレースイッチ16を含んだ、接触給電側の給電回路で制御される電流を検出している。電流センサ17の検出値は、コントローラ10に出力される。
通信装置18は、充電コネクタ14と通信線で接続されている。通信装置18は、弱電用の電源と、スイッチ(通信用)とを備えている。充電コネクタ14が充電ポート36に接続されると、通信装置18に接続された通信線と、車両側の通信線とが電気的に導通状態となる。これらの通信線は、接触給電方式でバッテリ33を充電する際に、コントローラ10とコントローラ30との間で、バッテリ33の情報、接触給電方式における給電装置1の最大出力電流等の情報を送受信するための信号線である。充電コネクタと充電ポートとの嵌合によって、車両側の通信線及び給電装置側の通信線が接続されると、通信装置18の弱電の電源が、スイッチを介して、車両側の及び給電装置側の通信線を通って、車両側のスイッチ(通信用のスイッチ)とアースに加わる。
そして、通信装置18の通信用スイッチのオン、オフを切り替えることで、車両側における通信線の印加電圧が変化する。そして、車両側のコントローラ30は、通信装置18の通信用スイッチのオン、オフに伴う電圧変化から情報を取得する。これにより、通信装置17は、スイッチのオン、オフの切り替えによるパルス通信を行っている。同様に、通信装置18のスイッチをオンにした状態で、車両側のスイッチのオン、オフを切り替えることで、給電装置1側の通信線の電圧が変化するため、この電圧変化を利用して、車両3から給電装置1に情報を送信することができる。
また、通信装置18は、給電装置1側で、充電コネクタ14の充電ポート36への接続を検出する機能も有している。充電コネクタ14が充電ポート36に接続されると、給電装置1側の通信線で電圧降下が発生するため、通信装置18は、電圧変化を検出することで、充電コネクタ14の接続を検出することができる。
無線通信部19は、車両2側に設けられた無線通信部39と、双方向に通信を行う送受信器である。無線通信部19と無線通信部39との間の通信周波数には、インテリジェンスキーなどの車両周辺機器で使用される周波数と異なる周波数が設定されており、無線通信部19と無線通信部39との間で通信を行っても、車両周辺機器は、当該通信による干渉を受けにくい。無線通信部19及び無線通信部29との間の通信には、例えば各種の無線LAN方式が用いられている。無線通信部19、26による無線通信は、非接触給電方式による充電制御の際に使用される。
表示部20は、接触給電方式による充電制御の状態、及び、非接触給電方式による充電制御の状態を表示するためのディスプレイであって、給電装置1の筐体の表面に設けられている。
メモリ21は、給電装置1の登録番号等の識別情報を、非接触給電の際に車両側から取得する車両3の識別情報、及び、交流電源2から出力可能な定格電流値などを記録する記録媒体である。
次に、車両3の構成について説明する。車両3は、コントローラ30と、受電コイル31と、受電回路部32と、バッテリ33と、センサ34と、コンバータ35と、受電ポート36と、接続検出装置37と、表示部38と、無線通信部39と、メモリ40とを備えている。
コントローラ30は、バッテリ1を充電する際の充電制御に限らず、車両3のEVシステムにおける様々な制御を行う。
受電コイル31は、車両3の底面(シャシ)等で、後方の車輪の間に設けられている。そして当該車両3が、所定の駐車位置に駐車されると、受電コイル31は、送電コイル11の上部で、送電コイル11と距離を保って位置づけられる。受電コイル31は、駐車スペースの表面と平行な円形形状のコイルである。
受電回路部32は、受電コイル31とバッテリ33との間に接続され、受電コイルで受電した交流電力を直流電力に変換する回路及びリレースイッチを有する。リレースイッチは、コントローラ30の制御に基づきオン、オフを切り替える。非接触給電によりバッテリ33を充電する場合には、リレースイッチはオンになる。
バッテリ33は、図示しないインバータを介して、車両33の動力源であるモータ(図示しない)に電力を出力する二次電池である。バッテリ33は、リチウムイオン電池等の複数の二次電池を直列又は並列に接続することで構成されている。バッテリ33は、受電回路部32を介して受電コイル31に電気的に接続されている。また、バッテリ33は、コンバータ35に接続されている。
センサ34は、バッテリの状態を検出するためのセンサであって、バッテリ34の充電中に、バッテリ34への入力電流及び入力電圧を検出している。センサ34の検出値は、コントローラ30に出力される。コントローラ30は、センサ34の検出値に基づいて、バッテリ34を管理している。
コンバータ35は、充電ポート32及び充電ケーブル15を介して給電装置1から出力される電力を、直流電力に変換するための変換回路、整流器、平滑回路等を備えている。
充電ポート36は、充電コネクタ14と接続するための端子である。バッテリ33を接触給電方式により充電する場合には、給電装置1に接続された充電コネクタ14を、充電ポート36に接続する。なお、充電ポート36は車両3の前方に設けられているが、図1では、図示を容易にするために、充電ポート36は車両3の後方に図示されている。
接続検出装置37は、充電コネクタ14の充電ポート36への接続を検出するための装置である。
表示部38は、例えば、車両2のインストルメント・パネルに設けられており、ナビゲーションシステムにおける地図を表示し、また、給電装置1によりバッテリ24を充電する際には、充電の案内画面も表示する。
無線通信部39は、給電装置1側の無線通信部19と、無線通信を行うための通送受信器である。メモリ40は、車両毎に予め登録されている登録番号等の識別情報を記録する記録媒体である。
次に、非接触給電システムの制御について説明する。上記のとおり、本例の給電装置1は、接触方式による充電制御と、非接触給電方式による充電制御との2系統の給電方式をもつ給電装置である。まず、非接触給電方式により充電する際のコントローラ10、30の制御について説明する。
車両3が給電装置1を備えた駐車場に駐車すると、受電コイル21は、送電コイル11と対向する。受電コイル21と送電コイル11との位置ずれが大きい場合には、非接触給電の効率が落ちる。そのため、コントローラ10は、カメラ等のセンサ(図示しない)により、送電コイル11に対する受電コイル21の相対的な位置を検出し、受電コイル21と送電コイル11との位置ずれが許容範囲外である場合には、再駐車を促す旨を表示部20に表示する。
受電コイル21と送電コイル11との位置ずれが、許容範囲内である場合には、コントローラ10は、非接触給電可能な旨の信号を、無線通信部19により送信する。コントローラ20は、当該信号に基づき、例えば表示部38を用いて、非接触給電を行うための案内画面を、ユーザに報知する。
ユーザにより、非接触給電を行うための操作が行われると、コントローラ30は、給電装置1に対して、非接触給電による充電を行うための要求信号を送信する。要求信号には、車両3の識別情報が含まれている。無線通信部19により、要求信号を受信すると、コントローラ10は、要求信号に含まれる識別情報をメモリ21に記録する。またコントローラ10は、通信装置18によるパルス通信を一時的に停止することで、センサ13の検出値に基づき、非接触給電方式による給電中の電力を検出し、接触給電方式に分配できる給電電力を演算する。給電電力の演算後には、コントローラ10は、パルス通信を再開させる。
コントローラ10は、駐車場に止まっている車両に対して、非接触給電方式による充電の受け入れ体制が整ったことを示す、受け入れ可能の信号を送信する。
コントローラ10は、パワーユニット12を制御することで、交流電源2の電力を、パワーユニット13を介して、送電コイル11から送電する。
コントローラ30は、受け入れ可能の信号を受信後に、受電回路部32を制御することで、送電コイル11から受電コイル31に送電された電力を、バッテリ33の充電に適した電力に変換して、バッテリ33に出力する。これにより、非接触給電方式によりバッテリ33が充電される。
また、バッテリ33の充電中、コントローラ30は、センサ34により、バッテリの状態を検出することで、バッテリ33の状態を管理している。そして、コントローラ30は、バッテリの状態に応じて受電回路部32を制御して、バッテリ33への充電電力を調整している。また、送電コイル11からの送電される電力を変更する際には、コントローラ30は、送電コイル11からの受電コイル31への要求電力又はバッテリ33の状態を示す信号を、無線通信部39により、給電装置1に送信する。そして、コントローラ10は、信号を受信することで、車両側からの要求電力又はバッテリ33の状態を示す情報に基づいて、パワーユニット12を制御することで、送電コイル11から送電される電力を調整する。
そして、コントローラ30は、バッテリの充電状態(State of Charge)が目標SOCに達すると、バッテリ33の充電を停止させるために、非接触給電の停止要求を示す信号を、給電装置1に送信する。コントローラ10は、車両3からの停止要求の信号を受信することで、パワーユニット12の動作を停止し、非接触給電方式による給電を停止させる。
また、コントローラ30は、例えばユーザの操作等に基づき、バッテリ33の充電を途中で停止する際には、非接触給電の停止要求を示す信号を、給電装置1に送信する。同様に、コントローラ10は、停止要求の信号に基づいて、非接触給電方式による給電を停止させる。
非接触給電方式による充電制御の操作は、給電装置1側でも行うことができる。例えば、給電装置1側に設けられた停止スイッチ(図示しない)が、ユーザによりオンにされた場合には、コントローラ10は、パワーユニット12の動作を停止し、給電装置1からの給電を停止する。また、コントローラ10は、給電の停止を示す停止信号を車両側に送信する。コントローラ30は、無線通信部39により、停止信号を受信することで、受電回路部32を制御して、バッテリ33への電力供給を停止する。これにより、コントローラ10、30は、非接触給電方式によるバッテリ33の充電を停止させる。
次に、接触給電方式により充電する際のコントローラ10、30の制御について説明する。
充電コネクタ14が充電ポート36に接続されると、接続検出装置37は、充電コネクタ14の接続を検出したことを示す検出信号を、車両側のコントローラ30に送信する。また、車両側のコントローラ10も、通信装置18により、充電コネクタ14の充電ポート36への接続を検出する。そして、コントローラ10は、リレースイッチ16をオンにする。また、コントローラ10は、通信装置18を制御して、充電コネクタ14から出力可能な電流値を、パルス通信で送信する。非接触給電方式による給電が行われていない場合には、出力可能な電流値は最大電流値となる。一方、非接触給電方式による給電が行われている場合には、出力可能な電流値は、非接触給電中の給電電力に応じて決まる。
コントローラ30は、充電コネクタ14の充電ポート36への接続を確認した後、通信装置18のパルス通信による出力を検出する。そして、コントローラ30は、通信装置18からの出力を検出することで、接触給電により車両側に入力される電流値を取得する。
上記のように、非接触給電方式でバッテリ33を充電する場合に、通信装置18のパルス通信は一時的に停止される。通信装置18のパルス通信が停止していなければ、充電コネクタ14が充電ポート36に接続することで、通信装置18は、充電ケーブル15及び充電コネクタ14を介して、車両側に信号を送信できる状態となる。
そして、ユーザによる充電開始の操作に基づき、コントローラ30は、コンバータ35を制御して、バッテリ33の充電を開始する。バッテリ33の充電中、コントローラ30は、センサ34の検出値に基づいて、バッテリ33の状態を管理している。そして、バッテリ33のSOCが目標SOCに達した場合、又は、ユーザによる充電停止の操作があった場合には、コントローラ30は、コンバータ35を制御して、バッテリ33への電力の供給を停止させる。
コントローラ10は、バッテリ35の充電終了後に、充電コネクタ14が充電ポート36から外されたことを、検出することで、給電方式によるバッテリ35の充電停止を確認して、リレースイッチ16をオフにする。
上記のコントローラ10、30の制御は、接触給電方式及び非接触給電方式のうち、一方の給電方式でバッテリ33を充電している場合の制御について説明した。図1に示すように、本例の給電装置1は、2系統の給電方式をもつため、一方の給電方式でバッテリ33の充電制御中に、他方の給電方式を利用したいという要求がある。
図2は、一方の給電方式によるバッテリ33の充電中、他方の給電方式を利用したい要求があった場合に、給電装置1及び車両2の状態を示す概要図である。
図2に示すように、例えば、車両3Aが、給電装置1の駐車場に停車して、受電コイル21が送電コイル11に対向する位置にあり、非接触給電方式により車両3Aのバッテリの充電中であったとする。この状態で、他の車両である車両3Bが、同じ給電装置1の近くで停車し、車両3Bの充電ポート36と給電装置1とを充電ケーブル15で接続することで、車両3Bから給電装置1に対して、接触給電方式による給電の要求があった場合である。
図2に示すように、一方の給電方式により車両3Aのバッテリ33の充電中に、他方の給電方式を利用したい要求が、車両3Bから給電装置1にあった場合には、それぞれの車両3A、3Bからの要求電力を、給電装置1から制限なく出力できれば、問題は生じない。しかしながら、給電装置1に接続されている交流電源2の定格、又は、給電装置1内の充電回路を構成するハーネスの定格等により、給電装置1から車両のバッテリに対して出力可能な最大電力には上限がある。
そのため、本例では、非接触給電方式と接触給電方式のうち、一方の給電方式による車両3のバッテリ33の充電中に、充電中の車両3とは別の車両3から、他方の給電方式による給電要求があった場合には、給電装置1の出力可能な最大電力から、一方の給電方式による給電中の電力を差し引いた電力を、他方の給電方式の給電電力とする。
ここで、給電装置1の出力可能な最大電力と、センサ13、17で検出される電流との関係について説明する。給電装置1の出力可能な最大電力は、ハーネスの定格、又は、交流電源2の定格により定まる。また、給電装置1は、非接触給電方式の系統の電圧、及び、接触給電方式の系統の電圧を一定にしつつ、電流制御により、各系統の出力を制御している。そのため、給電装置1の最大電力は、電流で規定することができる。
そして、非接触給電側の出力電流は、パワーユニット12への入力電流に対して、パワーユニット12を制御することで、出力される電流である。そのため、電流センサ13により、パワーユニット12の入力側の電流を検出することで、コントローラ10は、非接触給電側の出力電流を管理することもできる。そして、コントローラ10は、非接触給電側及び接触給電側の出力電流(電力に相当)を、センサ13、17の検出電流で把握することができる。さらに、給電装置1の出力可能な最大電流は、電流センサ13、17の部分に流れる電流への等価電流で表すことができる。すなわち、コントローラ10は、電流センサ13、17の検出電流を、この等価電流以下にすることで、各系統の出力電力の合計電力を、給電装置1の出力可能電力以下にするよう、制御している。
以下、具体的な制御について、説明する。まず、接触給電方式による車両3Bのバッテリ33の充電中に、他の車両3Aから、非接触給電方式による充電の要求があった場合について説明する。
車両3Bのバッテリ33の充電は、車両3Aのバッテリ33の充電よりも先に行っているため、車両3Bのバッテリ33への給電電力には、制限はかからない。
車両Aのコントローラ30は、非接触給電方式による充電を開始するために、給電装置1に、非接触給電の要求信号を送信する。要求信号を受信した、給電装置側のコントローラ10は、電流センサ17の検出値に基づいて、先に給電中の接触給電側の電流を検出する。
次に、コントローラ10は、車両3Aから送信される要求信号で示される要求電力から、非接触給電側の要求電流を演算する。要求電力は、車両3Aのバッテリ33の状態に応じて決まり、バッテリ33のSOCが低ければ、要求電力は大きくなる。接触給電側及び非接触給電側の出力電圧がそれぞれ一定であれば、非接触給電側の電流(要求電流)は、要求電力から演算される。
そして、コントローラ10は、接触給電側の検出電流と非接触給電側の要求電流との合計電流と、給電装置1の出力可能な最大電流とを比較することで、非接触給電側の出力に制限をかけるか否かを判定する。
接触給電側の検出電流と、非接触給電側の演算した要求電流との合計電流が、給電装置1の出力可能な最大電流より大きい場合には、要求電流を出力すると、給電装置1のハーネス、又は、交流電源2に対して高負荷がかかる。そのため、ハーネス又は電源の負荷を軽減させるために、コントローラ10は、非接触給電側の出力電流に制限をかけて、接触給電側の検出電流と、非接触給電側の電流との合計電流を、給電装置1の出力可能な最大電流以下にする。
接触給電側の検出電流と非接触給電側の要求電流との合計電流が、給電装置1の最大電流より大きい場合には、コントローラ10は、非接触給電側の出力に制限を加える必要がある、と判定する。そして、コントローラ10は、非接触給電方式による給電には、出力制限がかかることを示す信号を、車両3Aに送信する。また、コントローラ10は、車両3Aに、非接触給電の受け入れが可能であることを示す信号を、車両3Aに送信する。
車両3Aのコントローラ10は、出力制限があることを示す信号を受信すると、表示部38に、出力制限がかかる旨を表示する。また、車両3Aのコントローラ30は、表示部38に、非接触給電の受け入れが可能である旨を表示する。車両3Aのユーザは、表示部38の表示画面から、非接触給電による充電は可能であるが、出力制限がかかってしまうこと認識することで、充電に時間がかかることを確認できる。
ユーザの操作に基づいて、非接触給電を行うための操作が行われると、車両3Aのコントローラ30は、非接触給電による充電を行う旨の要求信号を送信する。要求信号には、車両3Aのバッテリ33の状態に応じた要求電力、または、バッテリ33の状態を示す情報が含まれている。
給電装置側のコントローラ10は、要求信号を受信すると、電流センサ17の検出値から、接触給電側の電流を検出する。コントローラ10は、給電装置1の最大電流から、接触給電側の電流を差し引くことで、非接触給電側の制限電流を演算する。コントローラ10は、車両3Aからの要求信号に含まれる要求電力、又は、車両3Aのバッテリ33の状態から、非接触給電側の要求電流を演算する。
要求電流が制限電流以下であれば、車両3Aからの要求通りの電流を非接触給電側から出力しても、給電装置の出力電力を、出力可能電力以下に抑えることができる。そのため、要求電流が制限電流以下である場合には、コントローラ10は、車両3Aからの要求に応じた電流を、給電装置1から非接触給電方式で出力する。一方、演算した要求電流が制限電流より大きい場合には、給電装置1の出力電力を出力可能電力以下に抑えるために、コントローラ10は、非接触給電側の電流を、制限電流にする。これにより、コントローラ10は、非接触給電の電流が制限電流以下になるように、パワーユニット12を制御する。また、先に充電を行っている接触給電方式による給電が優先される。
非接触給電方式の給電中に、車両3Bのバッテリ33の充電が終了した場合には、コントローラ10は、非接触給電側の電流の制限を解除する。そして、コントローラ10は、車両3Bから送信される要求に応じた電流を、送電コイル11から出力させる。このとき、コントローラ10は、車両3Aに対して、電流制限の解除を示す信号を送信し、コントローラ30は、当該信号を受信することで、電流制限が解除された旨を表示部38に表示してもよい。
接触給電側の電流制限が解除された後は、非接触給電方式による給電が優先される。コントローラ10は、電流センサ13の検出値に基づいて、非接触給電側の電流を検出しつつ、給電装置1の出力可能な最大電流から検出電流を差し引くことで、接触給電側の制限電流を演算する。
そして、非接触給電による、車両3Aのバッテリ33の充電中に、他車両から接触給電方式で充電を行うための要求信号があった場合には、コントローラ10は、演算した接触給電側の制限電流に基づいて、接触給電側の給電制御を行う。また、制限電流に基づいて、接触給電側の給電制御を行っている間に、コントローラ10は、電流センサ13の検出値に基づいて、非接触給電側の電流を検出しつつ、接触給電側の制限電流を演算している。
そのため、例えば、非接触給電方式で充電しているバッテリ33が満充電に近づき、非接触給電側の要求電力が小さくなった場合には、非接触給電側の電流が小さくなり、その分、接触給電側の電流が大きくなる。すなわち、一方の給電方式による給電中の車両のバッテリのSOCに応じて、前記他方の給電方式の給電電力が設定される。また、非接触給電方式のみによる充電を含めて、非接触給電方式による給電を優先している場合には、上記のように、コントローラ10は、接触給電側の制限電流を演算している。
そして、車両3Aのコントローラ30は、バッテリのSOCが目標SOCに達すると、非接触給電方式による充電の停止要求の信号を、給電装置側に送信する。給電装置側のコントローラ10は、停止要求の信号を受信すると、パワーユニット13の動作を停止させて、非接触給電による給電を終了させる。このとき、接触給電方式によりバッテリ33を充電している場合には、接触給電方式による給電が優先される。
次に、非接触給電方式による車両3Aのバッテリ33の充電中に、他の車両3Bから、接触給電方式による充電の要求があった場合について説明する。
車両3Aのバッテリ33の充電は、車両Bのバッテリ33の充電よりも先に行っているため、車両3Aのバッテリ33への給電電力には、制限はかからない。
車両3Bのコントローラ30は、充電コネクタ14の充電ポート36への接続を検出すると、接触給電方式による充電を開始するために、給電装置1に、接触給電の要求信号を送信する。要求信号を受信した、給電装置側のコントローラ10は、リレースイッチ16をオンにする。
非接触給電方式による給電を優先させている場合には、コントローラ10は、接触給電側の制限電流を演算しているため、演算した制限電流を車両3Bに送信する。制限電流の送信は、通信装置18のパルス通信で行う。車両3Bのコントローラ30は、パルス通信により、給電装置1からの出力電流値を確認して、コンバータ35を制御して、バッテリ33の充電を開始する。
接触給電方式の給電中に、車両3Aのバッテリ33の充電が終了した場合には、コントローラ10は、接触給電側の電流の制限を解除して、接触給電方式による給電を優先させる。そして、コントローラ10は、電流制限を解除した上で、接触給電方式による給電制御を継続させる。コントローラ10は、センサ17の検出値に基づき、接触給電側の電流を検出しつつ、給電装置1の最大電流から検出電流を差し引くことで、非接触給電側の制限電流を演算する。
そして、接触給電による、車両3Bのバッテリ22の充電中に、他車両から非接触給電方式で充電を行うための要求信号があった場合には、コントローラ10は、演算した非接触給電側の制限電流に基づいて、非接触給電側の給電制御を行う。
車両3Bのコントローラ10は、バッテリのSOCが目標SOCに達すると、接触給電方式による充電の停止要求の信号を、給電装置側に送信する。給電装置側のコントローラ10は、停止要求の信号を受信すると、リレースイッチ16をオフにして、接触給電による給電を終了させる。このとき、非接触給電方式によりバッテリ33を充電している場合には、非接触給電方式による給電が優先される。
次に、図3及び図4を用いて、非接触給電方式により給電する際のコントローラ10の制御手順を説明する。図3は、非接触給電の要求信号を受信してから、非接触給電方式による給電を開始するまでの制御手順を示すフローチャートである。図4は、非接触給電方式による給電開始後の、コントローラ10の制御手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、ステップS1にて、給電装置側のコントローラ10は、車両3から、非接触給電の要求信号を受信する。ステップS2にて、コントローラ10は、接触給電方式による給電を行っているか否かを判定する。接触給電方式による給電を行っている場合には、ステップS3にて、コントローラ10は、電流センサ17の検出値に基づいて、接触給電側の電流を検出する。ステップS4にて、コントローラ10は、非接触給電の要求信号に含まれる要求電力等に基づき、車両側からの要求電流を演算する。
ステップS5にて、コントローラ10は、接触給電側の検出電流と、非接触給電側の要求電流との合計電流と、給電装置1の最大電流とを比較することで、非接触給電側の電流に対して、制限をかける必要があるか否かを判定する。合計電流が最大電流より大きい場合には、コントローラ10は制限をかける必要があると判定して、ステップS6に進む。一方、合計電流が最大電流以下である場合には、コントローラ10は制限をかける必要がないと判定して、ステップS7に進む。
ステップS6にて、コントローラ10は、非接触給電側の出力電流に対して制限が加わる旨を示す信号を、車両側に送信する。ステップS7にて、コントローラ10は、非接触給電の受け入れが可能である旨を示す信号を、車両側に送信する。
ステップS2に戻り、接触給電方式による給電を行っていない場合には、ステップS8にて、コントローラ10は、通信装置18のパルス通信を停止する。
ステップS9の制御の後、図4に示すように、ステップS10にて、コントローラ10は、接触給電方式による給電を行っているか否かを判定する。接触給電方式による給電を行っている場合には、ステップS11に進み、接触給電方式による給電を行っていない場合には、ステップS16に進む。
接触給電方式による給電を行っている場合には、ステップS11にて、コントローラ10は、電流センサ17の検出値に基づき、接触給電側の電流を検出する。ステップS12にて、コントローラ10は、給電装置1の最大電流から接触給電側の検出電流を差し引くことで、非接触給電側の制限電流を演算する。そして、コントローラ10は、非接触給電方式側の電流が制限電流以下になるように、パワーユニット13を制御することで、給電を制御する。ステップS13にて、コントローラ10は、車両3からの停止要求の信号を受信したか否か、または、給電装置1の停止操作が行われた否かを判定することで、非接触給電方式による給電を終了させるか否かを判定する。非接触給電を終了させる場合には、図4の制御フローを抜けて、コントローラ10は非接触給電方式による給電制御を終了する。
一方、非接触給電方式による給電を継続させる場合には、ステップS14にて、コントローラ10は、車両3から接触給電の停止要求を受信したか否か、あるいは、充電コネクタ14の充電ポート36への接続が解除されたか否かを判定することで、接触給電方式による給電が終了したか否かを判定する。接触給電方式による給電が継続されている場合には、ステップS11に戻る。そして、ステップS11〜S14の制御ループを繰り替えることで、接触給電方式による給電を優先させた状態で、非接触給電方式の給電制御が行われる。
一方、接触給電方式による給電が終了した場合には、ステップS15にて、コントローラ10は、接触給電の電流制限が解除されたことを示す信号を、車両3に送信し、ステップS16に進む。ステップS16以降の制御は、非接触給電方式による給電を優先させる制御である。
ステップS16にて、コントローラ10は、車両側からの要求電力に基づいて、パワーユニット12を制御して、送電コイル11から電力を出力させる。ステップS17にて、コントローラ10は、電流センサ13の検出値に基づき、非接触給電側の電流を検出する。ステップS18にて、コントローラ10は、給電装置1の最大電流から非接触給電側の検出電流を差し引くことで、接触給電側の制限電流を演算する。
ステップS19にて、コントローラ10は、パルス通信が停止している否かを判定する。そして、パルス通信が停止している場合には、ステップS20にて、コントローラ10は、パルス通信を復帰させる。
ここで、図3のステップS8の制御フローの後は、ステップS16〜ステップS18の制御フローに進むことになる。そのため、ステップS8で停止したパルス通信は、ステップS20で復帰することになる。
非接触給電方式による給電中に、接触給電の要求があった場合には、コントローラ10は、非接触給電方式による給電を優先させつつ、接触給電方式による給電の制御を行う。この場合に、先の充電である非接触給電が優先されるため、接触給電側の電流は、非接触充電側の電流が検出されないと、決まらない。そこで、コントローラ10は、接触給電方式による給電をしていない状態で非接触給電を行う場合には、一旦、パルス通信を遮断して、非接触給電中において、接触給電による充電の受け入れを拒否状態にする。
これにより、非接触給電側の電流検出、及び、接触給電側に割り当てる電流の演算処理を行っている間に、充電コネクタ14が充電ポート36に接続したとしても、通信装置18からパルスが出力されないため、接触給電による充電は開始されない。言い換えると、コントローラ10は、接触給電側に割り当てる電流の演算時間を確保するために、パルス通信を一時的に停止させている。そして、ステップS8の制御フローでパルス通信を停止した後、ステップS16〜ステップS18の制御フローを進み、ステップS20でパルス通信が復帰するまでの制御フローが、上記のパルス通信を一時的に停止させる制御に相当する。
図4に戻り、ステップS19の後、又はステップS20の後、ステップS21にて、コントローラ10は、車両3からの停止要求の信号を受信したか否か、または、給電装置1の停止操作が行われた否かを判定することで、非接触給電方式による給電を終了させるか否かを判定する。非接触給電方式による給電を継続させる場合には、ステップS16に戻り、非接触給電方式による給電を終了させる場合には、コントローラ10は非接触給電方式による給電制御を終了する。なお、給電装置1の停止操作に基づき、非接触給電の制御を終了させる場合には、コントローラ10は、停止信号を車両側に送信する。
次に、図5を用いて、接触給電方式に給電する際のコントローラ10の制御手順を説明する。図5は、接触給電方式による給電制御であって、コントローラ10の制御手順を示すフローチャートである。
ステップS31にて、コントローラ10は、車両3から接触給電の要求信号を受信する。ステップS32にて、コントローラ10は、リレースイッチ16をオンにする。ステップS33にて、非接触給電方式による給電を行っているか否かを判定する。非接触給電方式による給電を行っている場合には、ステップS34に進み、非接触給電方式による給電を行っていない場合には、ステップS38に進む。
ステップS34にて、コントローラ10は、接触給電側の制限電流を示す信号を、パルス通信により送信する(図4のステップS18で演算した電流値)。ステップS35にて、コントローラ10は、車両3からの停止要求の信号を受信したか否か、あるいは、充電コネクタ14の充電ポート36への接続が解除されたか否かを判定することで、接触給電方式による給電を終了させるか否かを判定する。接触給電を終了させる場合には、ステップS42に進む。
一方、非接触給電方式による給電を継続させる場合には、ステップS36にて、コントローラ10は、車両3からの停止要求の信号を受信したか否か、または、給電装置1の停止操作が行われた否かを判定することで、非接触給電方式による給電を終了させるか否かを判定する。非接触給電方式による給電が継続されている場合には、ステップS34に戻る。そして、ステップS34〜S36の制御ループを繰り替えることで、非接触給電方式による給電を優先させた状態で、接触給電方式の給電制御が行われる。
一方、非接触給電方式による給電が終了した場合には、ステップS37にて、コントローラ10は、非接触給電の電流制限が解除されたことを示す信号を、車両3に送信し、ステップS38に進む。ステップS38以降の制御は、接触給電方式による給電を優先させる制御である。
ステップS38にて、コントローラ10は、接触給電側の電流が最大値であることを、パルス通信により送信することで、接触給電方式による給電の制御を行う。ステップS39にて、コントローラ10は、電流センサ17の検出値に基づき、接触給電側の電流を検出する。ステップS40にて、コントローラ10は、給電装置1の最大電流から接触給電側の検出電流を差し引くことで、非接触給電側の制限電流を演算する。
ステップS41にて、コントローラ10は、接触給電方式による給電を終了させるか否かを判定する。接触給電方式による給電を継続させる場合には、ステップS38に戻る。そして、接触給電方式による給電を終了させる場合には、ステップS42にて、コントローラ10はリレースイッチ16をオフにして、接触給電方式による給電制御を終了する。
次に、図6を用いて、非接触給電方式に給電する際のコントローラ30の制御手順を説明する。図6は、非接触給電方式による給電開始後の、コントローラ30の制御手順を示すフローチャートである。
ステップS51にて、車両側のコントローラ30は、非接触給電の要求信号を給電装置1に送信する。ステップS52にて、コントローラ30は、給電装置1から非接触給電の受け可能を示す信号を受信したか否かを判定する(受け入れ可能の信号は、図3のステップS6で送信される。)。受け入れ可能の信号を受信した場合には、ステップS53にて、コントローラ30は、出力制限有りを示す信号を受信したか否かを判定する(出力制限有りの信号は、図3のステップS7で送信される)。
出力制限有りの信号を受信した場合には、ステップS54にて、コントローラ30は、非接触給電側の電流に制限が加わることを、表示部38に表示する。
ステップS55にて、コントローラ30は、受電回路部32を制御して、バッテリ33の充電を開始させる。ステップS56にて、コントローラ30は、給電装置1から、非接触給電の停止信号を受信したか否かを判定する。停止信号を受信した場合には、ステップS60に進む。
停止信号を受信していない場合には、コントローラ30は、センサ34の検出値に基づき、バッテリ33の状態を検出する。そして、コントローラ30は、バッテリの状態に適した充電電流になるように、充電回路部32を制御することで、充電制御を行う(ステップS57)。
ステップS58にて、コントローラ30は、バッテリ33のSOCが目標SOCに達したか否かを判定する。バッテリ33のSOCが目標SOCに達していない場合には、ステップS56に戻る。一方、バッテリ33のSOCが目標SOCに達した場合には、ステップS59にて、コントローラ30は、給電装置1に、停止要求の信号を送信する。ステップS60にて、コントローラ30は、受電回路部32の動作を停止させて、非接触給電方式による充電制御を終了する。
ステップS52に戻り、受け入れ可能信号を受信していない場合には、ステップS61にて、コントローラ30は、所定の時間を経過した否かを判定する。当該所定の時間は、非接触給電の待ち時間に相当する。すなわち、所定の時間を経過するまでは、給電装置1側で、非接触給電を受け入れる状態にならない限り、ステップS52の待機状態を継続させる。
一方、所定の時間を経過した場合には(タイムアウト)、ステップ62にて、コントローラ30は、非接触給電方式による充電が不可である旨を、表示部38に表示し、本例の制御を終了する。
次に、図7を用いて、接触給電方式により給電する際のコントローラ30の制御手順を説明する。図7は、接触給電方式による給電開始後の、コントローラ30の制御手順を示すフローチャートである。
ステップS71にて、コントローラ30は、接続検出装置37により、充電コネクタ14の充電ポート36への接続があったか否かを判定する。充電コネクタ14の充電ポート36への接続があった場合には、ステップS72にて、コントローラ30は、通信装置18からのパルスを検出したか否かを判定する。パルスを検出した場合には、ステップS73にて、コントローラ30は、接触給電の要求信号を送信する。
ステップS74にて、コントローラ30は、バッテリ33の状態に応じて、コンバータ35を制御することで、バッテリ33を充電する。ステップS75にて、コントローラ30は、バッテリ33のSOCが、目標SOCに達したか否かを判定する。バッテリ33のSOCが目標SOCに達していない場合には、ステップS74に戻る。
バッテリ33のSOCが目標SOCに達した場合には、ステップS76にて、コントローラ30は、接触給電方式による給電の停止信号を送信する。ステップS77にて、コントローラ30は、コンバータ35の動作を停止させて、接触給電方式によるバッテリ33の充電を終了する。
ステップ72に戻り、通信装置18からのパルスを検出していない場合には、ステップS78にて、コントローラ30は、消費電力を軽減する省電力モードに移行する。ステップS79にて、コントローラ30は、所定の時間を経過した否かを判定する。所定の時間を経過していない場合には、ステップS72に戻る。一方、所定の時間を経過していない場合には、本例の制御を終了する。
なお、コントローラ30は、通信装置18のパルス通信により、接触給電方式による充電が可能か否かを判断しているが、パルス通信は、給電装置1が交流電源2に接続していない場合にも停止される。そのため、図7のステップS79でタイムアウトの時間を設定し、パルス通信が設定時間内に復帰した場合には、接触給電方式よる充電を行い、パルス通信が設定時間内に復帰しなかった場合には、例えば、コントローラ30は表示部38に、接触給電の充電ができない旨のエラーメッセージを通知しつつ、制御を終了させている。
上記のように、本例は、非接触給電方式と接触給電方式のうち、いずれか一方の給電方式による給電中に、他方の給電方式による給電の要求があった場合には、出力可能な最大電力から、一方の給電方式による給電中の電力を差し引いた電力を、他方の給電方式の給電電力とする。これにより、交流電源2等を過電流から保護しつつ、両方式で給電することができる。
また本例は、一方の給電方式による給電中の車両のバッテリの充電状態に応じて、前記他方の給電方式の給電電力を設定する。これにより、給電装置1の最大電力を効率よく、2方式の給電に割り当てることができる。
なお、本例は、非接触給電方式の系統の電圧、及び、接触給電方式の系統の電圧を一定にして、給電装置1の最大電力を、交流電源2の定格電流から規定したが、それぞれの系統電圧が変化する場合には、電圧センサにより各系統の電圧を管理しつつ、給電装置1からの出力電力が、最大電力を超えないように、各系統の出力電力を制御すればよい。
また、本例は、パワーユニット13の入力側に電流センサ13を設けたが、パワーユニット12の出力側に設けてもよい。また、電流センサ17は、リレースイッチ16と交流電源2とを接続配線に限らず、充電ケーブル15とリレースイッチ16とを接続する配線に設けてもよい。
上記のパワーユニット12が本発明の「非接触給電部」に相当し、リレースイッチ16を含む接触給電方式用の充電回路が本発明の「接触給電部」に、無線通信部39が本発明の「通信手段」に、充電ポート36が本発明の「接続端子」に相当する。
1…給電装置
2…交流電源
3…車両
10、30…コントローラ
11…送電コイル
12…パワーユニット
13、17…電流センサ
14…充電コネクタ
15…充電ケーブル
16…リレースイッチ
18…通信装置
19、39…無線通信部
20、38…表示部
21、40…メモリ
31…受電コイル
32…受電回路部
33…バッテリ
34…センサ
35…コンバータ
36…充電ポート
37…接続検出装置
38…表示部

Claims (2)

  1. 少なくとも磁気的な結合により非接触で、電源の電力を送電コイルから受電コイルに供給して、車両のバッテリを充電する非接触給電部と
    前記車両に設けられた接続端子にケーブルを介して電気的に接続され、前記電源の電力を前記車両のバッテリに供給する接触給電部と、
    前記非接触給電部の電流、及び、前記接触給電部の電流をそれぞれ検出するセンサと、
    前記センサの検出値に基づき前記非接触誘電部及び前記接触給電部を制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    前記非接触給電部による非接触給電方式と前記接触給電部による接触給電方式のうち、いずれか一方の給電方式による給電中に、他方の給電方式による給電の要求があった場合には、出力可能な最大電力から、前記一方の給電方式による給電中の電力を差し引いた電力を、前記他方の給電方式の給電電力とする
    ことを特徴とする給電装置。
  2. 請求項1記載の給電装置であって、
    前記車両のバッテリの情報を受信する受信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記一方の給電方式による給電中の車両のバッテリの充電状態に応じて、前記他方の給電方式の給電電力を設定する
    ことを特徴とする給電装置。
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