JP6900773B2 - クラッチレリーズ装置 - Google Patents
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Description
前記電動アクチュエータは、回転する出力軸を有する。
前記変換機構は、前記出力軸の回転運動を並進運動に変換する。
前記レリーズ軸受は、トランスミッション用の入力軸の周囲に前記入力軸の軸方向に関する移動を可能に支持されており、前記変換機構により前記入力軸の軸方向に押圧され、ダイヤフラムばねを介して、クラッチディスクをフライホイールに押し付ける。
前記制御装置は、前記電動アクチュエータを制御するものであり、かつ、前記クラッチディスクの摩耗に応じて経時変化する物理量に基づき前記クラッチディスクの摩耗量を推定する摩耗量推定部を備える。
前記摩耗量推定部は、前記荷重検出手段により検出されるレリーズ荷重のピーク値の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する。
前記摩耗量推定部は、前記レリーズ軸受の軸方向位置と当該軸方向位置で作用するレリーズ荷重との関係の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する。
前記摩耗量推定部は、前記レリーズ軸受の軸方向位置と当該軸方向位置で前記入力軸に入力されるトルクとの関係の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する。
本発明の実施の形態の第1例について、図1〜図5を用いて説明する。
本例のクラッチ装置1は、マニュアルトランスミッションに対するエンジンの動力の伝達状態を切り換えるもので、フライホイール2と、クラッチディスク(摩擦板)3と、プレッシャプレート4と、ダイヤフラムばね5と、電動式のクラッチレリーズ装置6とを備えている。また、クラッチ装置1は、トランスミッションの入力軸7の周囲で、かつ、トランスミッション用のフロントケース8の内側に配置されている。本例では、クラッチレリーズ装置6によって、クラッチディスク3の摩耗量を推定し、クラッチディスク3の摩耗量が使用限度を超えることを防止する。
荷重検出手段の別例1:駆動側カム12a、電動モータ13、ウォーム15a、又はウォームホイール15bなどの回転体に、ひずみゲージを取り付け、回転体に作用するトルクを算出したのち、レリーズ荷重を推定する。
荷重検出手段の別例2:電動モータ13のモータ負荷電流を測定し、モータ特性からモータトルクを推定したのち、レリーズ荷重を推定する。この場合、電動モータ13のモータ負荷電流を測定するための電流センサは、クラッチレリーズ装置6内に設置しても良いし、クラッチレリーズ装置6に接続される車両内の電子制御ユニットに設置することもできる。
荷重検出手段の別例3:スラストレース19aと外フランジ11bとの間など、スラスト方向に挟持される部分に、1乃至複数の圧電素子を例えば円環状に配置するなどして、レリーズ荷重を測定する。
すなわち、本例では、電気的に作動する電動モータ13によりカム装置12を駆動することで、レリーズ軸受16を軸方向に並進移動させ、ダイヤフラムばね5を軸方向に押圧し、クラッチの断接を行うことができる。このように本例では、電気的にクラッチの断接制御を行えるため、クラッチ制御の自動化を図ることができる。このため、イージードライブ化を図れるとともに、コースティング走行を積極的に採用することによる低燃費化(燃費向上)を実現することもできる。また、本例では、前述した従来構造で必要であった、オイルリザーバ、複雑な油圧配管、及び、シリンダ(レリーズシリンダ、コンセントリックスレーブシリンダ)などの油圧関連部品を不要にできるとともに、レリーズフォークを不要にできる。したがって、装置全体の軽量化及び小型化を図れる。しかも、本例では、クラッチの断接制御(係脱制御)を、電気的に行え、油を使用しなくて済むため、油漏れの問題が生じることも防止できる。
実施の形態の第2例について、図6を参照して説明する。本例では、実施の形態の第1例の場合と同様に、ひずみゲージ18を、軸受ガイド21を構成する大径筒部21aの外周面に固定している。加えて、レリーズ軸受16の軸方向位置を検出するために、レリーズ軸受16と一体となって並進移動する大径筒部21aの外周面に、位置センサ24を取り付けている。
位置検出手段の別例1:駆動側カム12a、電動モータ13、ウォーム15a、又はウォームホイール15bなどの回転体に、回転角センサを取り付け、回転体の回転角を算出し、カム装置12のカムリードを利用して、レリーズ軸受16の軸方向位置を推定する。
実施の形態の第3例について、図7及び図8を参照して説明する。本例では、実施の形態の第2例の場合と同様に、位置センサ24を、レリーズ軸受16と一体となって並進移動する大径筒部21aの外周面に取り付けている。加えて、クラッチ装置1を介してトランスミッションの入力軸7(図1参照)に入力されるトルクを検出するために、ハウジング10を構成する底部10bの内周面に、円環状のトルクセンサ25を内嵌固定している。そして、トルクセンサ25の検出部を、入力軸7の被検出部である外周面に近接対向させている。本例では、トルクセンサ25は、ブリッジ回路を構成する複数のコイル層を備えた磁歪式のトルクセンサであり、入力軸7により伝達しているトルクの大きさ及び方向を、入力軸7に生じる逆磁歪効果を利用して測定する。このため、入力軸7は、被検出部を含む一部又は全部が、磁歪特性を有する材料により造られている。
2 フライホイール
3 クラッチディスク
4 プレッシャプレート
5 ダイヤフラムばね
6、6A、6B クラッチレリーズ装置
7 入力軸
8 フロントケース
8a 側板部
9 クラッチカバー
10 ハウジング
10a 円筒部
10b 底部
11 案内筒
11a 筒部本体
11b 外フランジ
12 カム装置
12a 駆動側カム
12a1 駆動側カム面
12b 被駆動側カム
12b1 被駆動側カム面
12c ローラ
12d 保持器
13 電動モータ
14 制御装置
14a 摩耗量推定部
15 ウォーム減速機
15a ウォーム
15b ウォームホイール
16 レリーズ軸受
16a 内輪
16b 外輪
16c 保持器
16d 玉
17 付勢ばね
18 ひずみゲージ
19 スラストニードル軸受
19a スラストレース
19b ニードル
20 ガイド筒
20a 内フランジ
21 軸受ガイド
21a 大径筒部
21b 小径筒部
21c 円輪部
21d シール部
21e シール部
22 ストッパ
23 押圧板
24 位置センサ
25 トルクセンサ
Claims (3)
- 回転する出力軸を有する電動アクチュエータと、
前記出力軸の回転運動を並進運動に変換する変換機構と、
トランスミッションの入力軸の周囲に前記入力軸の軸方向に関する移動を可能に支持されており、前記変換機構により前記入力軸の軸方向に押圧され、ダイヤフラムばねを介して、クラッチディスクをフライホイールに押し付けるレリーズ軸受と、
前記電動アクチュエータを制御し、かつ、前記クラッチディスクの摩耗に応じて経時変化する物理量に基づき前記クラッチディスクの摩耗量を推定する摩耗量推定部を有する制御装置と、
を備えたクラッチレリーズ装置であって、
前記クラッチレリーズ装置に作用するレリーズ荷重を検出するための荷重検出手段をさらに備え、
前記摩耗量推定部は、前記荷重検出手段により検出されるレリーズ荷重のピーク値の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する、
クラッチレリーズ装置。 - 回転する出力軸を有する電動アクチュエータと、
前記出力軸の回転運動を並進運動に変換する変換機構と、
トランスミッションの入力軸の周囲に前記入力軸の軸方向に関する移動を可能に支持されており、前記変換機構により前記入力軸の軸方向に押圧され、ダイヤフラムばねを介して、クラッチディスクをフライホイールに押し付けるレリーズ軸受と、
前記電動アクチュエータを制御し、かつ、前記クラッチディスクの摩耗に応じて経時変化する物理量に基づき前記クラッチディスクの摩耗量を推定する摩耗量推定部を有する制御装置と、
を備えたクラッチレリーズ装置であって、
前記レリーズ軸受の軸方向位置を検出するための位置検出手段と、
前記クラッチレリーズ装置に作用するレリーズ荷重を検出するための荷重検出手段と、をさらに備え、
前記摩耗量推定部は、前記レリーズ軸受の軸方向位置と当該軸方向位置で作用するレリーズ荷重との関係の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する、
クラッチレリーズ装置。
- 回転する出力軸を有する電動アクチュエータと、
前記出力軸の回転運動を並進運動に変換する変換機構と、
トランスミッションの入力軸の周囲に前記入力軸の軸方向に関する移動を可能に支持されており、前記変換機構により前記入力軸の軸方向に押圧され、ダイヤフラムばねを介して、クラッチディスクをフライホイールに押し付けるレリーズ軸受と、
前記電動アクチュエータを制御し、かつ、前記クラッチディスクの摩耗に応じて経時変化する物理量に基づき前記クラッチディスクの摩耗量を推定する摩耗量推定部を有する制御装置と、
前記レリーズ軸受の軸方向位置を検出するための位置検出手段と、
前記入力軸に入力されるトルクを検出するためのトルクセンサと、を備え、
前記摩耗量推定部は、前記レリーズ軸受の軸方向位置と当該軸方向位置で前記入力軸に入力されるトルクとの関係の経時変化に基づき、前記クラッチディスクの摩耗量を推定する、
クラッチレリーズ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017094171A JP6900773B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | クラッチレリーズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017094171A JP6900773B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | クラッチレリーズ装置 |
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JP6900773B2 true JP6900773B2 (ja) | 2021-07-07 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2017094171A Active JP6900773B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | クラッチレリーズ装置 |
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