JP6900229B2 - 貯蔵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵装置に関し、特に、物品の生産ラインの搬送経路中に配置される貯蔵装置に関する。
例えば、物品の生産ラインにおいて、物品を一時的に貯蔵したい箇所や作業工程の切替箇所等に、例えば、特許文献1に記載されたような貯蔵装置が配置されることがある。特許文献1に記載された貯蔵装置は、垂直方向に移動するキャリッジを備え、累積貯蔵容量を変更することできるように構成されている。例えば、キャリッジが高い位置にある場合には、送りセクションの容量が最小であり、積載ステーションから積卸しステーションまで迅速に搬送される。そして、キャリッジが下方に降下するに連れて、送りセクションの容量が増大し、多くの物品を貯蔵装置内に貯蔵することができる。
また、特許文献1に記載された貯蔵装置のように、積載ステーションから積卸しステーションまで物品を懸架式製品キャリアで搬送する場合には、チェーンがスプロケットを通過する毎に懸架式製品キャリアが揺動し、懸架式製品キャリア同士が衝突したり、物品が振り落とされたりするおそれがある。そこで、特許文献1に記載された貯蔵装置では、チェーンと懸架式製品キャリアとの連結部に制動ディスクを配置している。なお、「懸架式製品キャリア」は、「ゴンドラ」と称することもある。
特表平9−502956号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、制動ディスクを粘性液中に浸漬させていることから、温度の影響を受けやすく、減衰力が不均一になってしまうという問題がある。また、シールの劣化により粘性液が漏れ出し、懸架式製品キャリア(ゴンドラ)に積載された物品に付着してしまうおそれもある。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、温度の影響を受けることなく、かつ、物品を汚すこともなく、ゴンドラの揺動を抑制することができる、貯蔵装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、物品の生産ラインの搬送経路中に配置される貯蔵装置において、本体の上部に配置された複数の第一往路用スプロケットと、該第一往路用スプロケットと対峙する位置に配置された複数の第二往路用スプロケットと、本体の下部に配置された複数の第一復路用スプロケットと、該第一復路用スプロケットと対峙する位置に配置された複数の第二復路用スプロケットと、前記第一往路用スプロケットと前記第一復路用スプロケットの間及び前記第二往路用スプロケットと前記第二復路用スプロケットの間に昇降可能に配置された昇降ユニットと、前記第一往路用スプロケット、前記昇降ユニット及び前記第一復路用スプロケットに掛け回された第一チェーンと、前記第二往路用スプロケット、前記昇降ユニット及び前記第二復路用スプロケットに掛け回された第二チェーンと、前記第一チェーン及び前記第二チェーンに懸下された複数のゴンドラと、前記ゴンドラの上部に配置された振り子式の制振装置と、を備え、前記制振装置は、吊り下げられた質量体が前記ゴンドラの揺動方向と反対方向に揺動可能に構成されており、前記質量体の揺動中心は前記ゴンドラの揺動中心よりも上方に配置され、前記質量体は前記質量体の揺動中心と前記ゴンドラの揺動中心との間に配置されている、ことを特徴とする貯蔵装置が提供される。

前記制振装置は、前記質量体の揺動中心と前記ゴンドラの揺動中心との距離が、前記ゴンドラの重心と前記ゴンドラの揺動中心との距離と略等しくなるように構成されていてもよい。
また、前記ゴンドラは、前記第一チェーンに揺動可能に配置された第一側部フレームと、前記第二チェーンに揺動可能に配置された第二側部フレームと、前記第一側部フレームと前記第二側部フレームとの間に配置された複数の棚と、を備え、前記制振装置は、前記第一側部フレームの上部に配置された第一支持フレームと、前記第二側部フレームの上部に配置された第二支持フレームと、前記第一支持フレームから吊り下げられた第一揺動部材と、前記第二支持フレームから吊り下げられた第二揺動部材と、前記第一揺動部材及び前記第二揺動部材の先端に掛け渡されるように配置された前記質量体と、を備えていてもよい。
また、前記第一揺動部材及び前記第二揺動部材は、ワイヤによって構成されていてもよい。また、前記質量体は、円柱形状を有していてもよい。
上述した本発明に係る貯蔵装置によれば、揺動するゴンドラの上部に振り子式の制振装置を配置したことにより、粘性液を使用することなく、機械的にゴンドラの揺動を抑制することができる。したがって、かかる制振装置を用いることにより、温度の影響を受けることがなく、物品を汚すおそれもない。
本発明の一実施形態に係る貯蔵装置の動作を示す側面図であり、(A)は通常搬送時、(B)は後工程停止時、(C)は前工程停止時、を示している。 制振装置を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、である。 本発明の作用を示す概念図であり、(A)は初動時、(B)は制振時、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1(A)〜図3(B)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る貯蔵装置の動作を示す側面図であり、(A)は通常搬送時、(B)は後工程停止時、(C)は前工程停止時、を示している。図2は、制振装置を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、である。図3は、本発明の作用を示す概念図であり、(A)は初動時、(B)は制振時、を示している。なお、図1(A)〜図1(C)では、説明の便宜上、図2(A)及び図2(B)に示した制振装置の図を省略してある。
本発明の一実施形態に係る貯蔵装置1は、図1(A)〜図2(B)に示したように、本体11の上部に配置された三個の第一往路用スプロケット21〜23と、第一往路用スプロケット21〜23と対峙する位置に配置された三個の第二往路用スプロケット(図示省略)と、本体11の下部に配置された三個の第一復路用スプロケット31〜33と、第一復路用スプロケット31〜33と対峙する位置に配置された三個の第二復路用スプロケット(図示省略)と、第一往路用スプロケット21〜23と第一復路用スプロケット31〜33の間及び第二往路用スプロケットと第二復路用スプロケットの間に昇降可能に配置された昇降ユニット4と、第一往路用スプロケット21〜23、昇降ユニット4及び第一復路用スプロケット31〜33に掛け回された第一チェーン5と、第二往路用スプロケット、昇降ユニット4及び第二復路用スプロケットに掛け回された第二チェーン(図示省略)と、第一チェーン5及び第二チェーンに懸下された複数のゴンドラ6と、ゴンドラ6の上部に配置された振り子式の制振装置7と、を備えている。
本体11は、貯蔵装置1の外形を形成するフレーム構造体である。本体11は、例えば、直方体の各辺を構成する12本のフレーム、部品等の配置や補強に必要な位置に配置された複数の補助フレーム等によって構成される。なお、本体11は、フレーム構造体に限定されるものではない。
第一往路用スプロケット21〜23は、説明の便宜上、上流側(前工程側)から下流側(後工程側)に向かって順に、第一往路用スプロケット21、第一往路用スプロケット22、第一往路用スプロケット23が配置されているものとする。ここでは、三個の第一往路用スプロケット21〜23を水平方向に配置した構成を図示しているが、かかる構成に限定されるものではない。
また、第二往路用スプロケットは、図示しないが、第一往路用スプロケット21〜23と左右対称に対となるように同軸線上に配置されるスプロケットである。したがって、本実施形態では、第一往路用スプロケット21〜23と同じ個数の第二往路用スプロケットが配置される。
第一往路用スプロケット21〜23及び第二往路用スプロケットは、前工程から後工程に向かってゴンドラ6に積載された物品を搬送する経路を形成することから、図示したように、時計回りに回転し、これらのスプロケットに掛け回されたチェーンは、上流側(前工程側)から下流側(後工程側)に向かって移動される。
第一復路用スプロケット31〜33は、説明の便宜上、下流側(後工程側)から上流側(前工程側)に向かって順に、第一復路用スプロケット31、第一復路用スプロケット32、第一復路用スプロケット33が配置されているものとする。ここでは、三個の第一復路用スプロケット31〜33を水平方向に配置した構成を図示しているが、かかる構成に限定されるものではない。
また、第二復路用スプロケットは、図示しないが、第一復路用スプロケット31〜33と左右対称に対となるように同軸線上に配置されるスプロケットである。したがって、本実施形態では、第一復路用スプロケット31〜33と同じ個数の第二復路用スプロケットが配置される。
第一復路用スプロケット31〜33及び第二復路用スプロケットは、後工程側から前工程側に向かって空になったゴンドラ6を搬送する経路を形成することから、図示したように、時計回りに回転し、これらのスプロケットに掛け回されたチェーンは、下流側(後工程側)から上流側(前工程側)に向かって移動される。
また、第一復路用スプロケット31,33には、第一復路用スプロケット31,33を回転駆動させる駆動モータ12が接続されている。駆動モータ12は、第一復路用スプロケット31,33に対応した第二復路用スプロケットにも接続されており、四台の駆動モータ12は同期駆動される。かかる駆動モータ12によって第一復路用スプロケット31,33及び第二復路用スプロケットを回転させることにより、第一チェーン5及び第二チェーンを同期させながら特定の方向に駆動させることができる。
なお、駆動モータ12の配置は図示した構成に限定されるものではなく、例えば、第一復路用スプロケット31〜33の全てに配置してもよいし、何れか一つに配置してもよいし、他の組み合わせの二つに配置してもよい。また、駆動モータ12は、第一往路用スプロケット21〜23の何れか一つ以上に配置するようにしてもよい。
昇降ユニット4は、本体11の上部に水平方向に配置された第一往路用スプロケット21〜23及び本体11の下部に水平方向に配置された第一復路用スプロケット31〜33に対して、垂直方向に移動可能に構成されている。
具体的には、昇降ユニット4は、第一往路用スプロケット21及び第一往路用スプロケット22の間に配置された第一遊動スプロケット41と、第一往路用スプロケット22及び第一往路用スプロケット23の間に配置された第一遊動スプロケット42と、第一復路用スプロケット31及び第一復路用スプロケット32の間に配置された第一遊動スプロケット43と、第一復路用スプロケット32及び第一復路用スプロケット33の間に配置された第一遊動スプロケット44と、これらの第一遊動スプロケット41〜44を回転可能に支持する第一側板45と、を備えている。
また、昇降ユニット4は、図示しないが、第一往路用スプロケット21〜23及び第一復路用スプロケット31〜33と同様に、第一遊動スプロケット41〜44と左右対称に対となるように同軸線上に配置される第二遊動スプロケット及び第二側板を備えている。
なお、ここでは、昇降ユニット4が一つの場合について説明しているが、例えば、第一往路用スプロケット及び第一復路用スプロケット並びに第二往路用スプロケット及び第二復路用スプロケットの個数を増やして複数の昇降ユニット4を並列に配置するようにしてもよい。
第一チェーン5は、図示したように、第一往路用スプロケット21、第一遊動スプロケット41、第一往路用スプロケット22、第一遊動スプロケット42、第一往路用スプロケット23、第一復路用スプロケット31、第一遊動スプロケット43、第一復路用スプロケット32、第一遊動スプロケット44、第一復路用スプロケット33の順に掛け回された無端チェーンである。
また、図示しないが、第二チェーンは、第一チェーン5と同様に、第二往路用スプロケット、第二遊動スプロケット、第二往路用スプロケット、第二遊動スプロケット、第二往路用スプロケット、第二復路用スプロケット、第二遊動スプロケット、第二復路用スプロケット、第二遊動スプロケット、第二復路用スプロケットの順に掛け回された無端チェーンである。
上述した貯蔵装置1は、例えば、前工程から後工程に物品を搬送する通常搬送時には、図1(A)に示したように、昇降ユニット4は、第一往路用スプロケット21〜23に接近した上方に位置しており、最短距離でゴンドラ6を搬送するように構成されている。
また、後工程が何らかの原因で停止した場合には、図1(B)に示したように、昇降ユニット4は、上方から第一復路用スプロケット31〜33に接近した位置に移動される。このとき、第一往路用スプロケット21〜第一往路用スプロケット22に掛け回された第一チェーン5は、第一遊動スプロケット41によって押し下げられ、移動距離が長くなるように構成されている。
また、同様に、第一往路用スプロケット22〜第一往路用スプロケット23に掛け回された第一チェーン5は、第一遊動スプロケット42によって押し下げられ、移動距離が長くなるように構成されている。なお、図示しないが、第二チェーンも同様の動作をすることはいうまでもない。
このように、第一往路用スプロケット21〜第一往路用スプロケット23に掛け回された第一チェーン5の移動距離を長くすることによって、この部分に滞留するゴンドラ6の個数を増加させることができ、後工程が復帰するまでの間、前工程を停止させることなく、貯蔵装置1に物品を貯蔵させることができる。
また、前工程が何らかの原因で停止した場合には、図1(C)に示したように、昇降ユニット4は、下方から第一往路用スプロケット21〜23に接近した位置に移動される。このとき、第一復路用スプロケット31〜第一復路用スプロケット32に掛け回された第一チェーン5は、第一遊動スプロケット43によって押し上げられ、移動距離が長くなるように構成されている。
また、同様に、第一復路用スプロケット32〜第一復路用スプロケット33に掛け回された第一チェーン5は、第一遊動スプロケット44によって押し上げられ、移動距離が長くなるように構成されている。なお、図示しないが、第二チェーンも同様の動作をすることはいうまでもない。
このように、第一復路用スプロケット31〜第一復路用スプロケット33に掛け回された第一チェーン5の移動距離を長くすることによって、この部分に滞留するゴンドラ6の個数を増加させることができ、前工程が復帰するまでの間、後工程を停止させることなく、貯蔵装置1に空のゴンドラ6を滞留させることができる。
ゴンドラ6は、例えば、図2(A)及び図2(B)に示したように、第一チェーン5に揺動可能に配置される第一側部フレーム61と、第二チェーンに揺動可能に配置される第二側部フレーム62と、第一側部フレーム61と第二側部フレーム62との間に配置された複数の棚63と、を備えている。なお、図2(B)に示した符号Gは、ゴンドラ6の重心を示している。
第一側部フレーム61は、上部に配置されたブッシュ61aを有し、ブッシュ61aが第一チェーン5に配置されたピンに回転可能に挿通される。同様に、第二側部フレーム62は、上部に配置されたブッシュ62aを有し、ブッシュ62aが第二チェーンに配置されたピンに回転可能に挿通される。
棚63は、左右方向に離隔して配置された第一側部フレーム61及び第二側部フレーム62に掛け渡すように配置された板部材である。ここでは、上下方向に三個の棚63を配置しているが、かかる個数に限定されるものではない。また、棚63の形状は積載される物品に応じて任意に変更されるものであり、図示した形状に限定されるものではない。なお、ゴンドラ6によって搬送される物品は棚63の上面に積載される。
制振装置7は、各ゴンドラ6の上部に配置される。具体的には、制振装置7は、例えば、第一側部フレーム61の上部に配置された第一支持フレーム71と、第二側部フレーム62の上部に配置された第二支持フレーム72と、第一支持フレーム71から吊り下げられた第一揺動部材73と、第二支持フレーム72から吊り下げられた第二揺動部材74と、第一揺動部材73及び第二揺動部材74の先端に掛け渡されるように配置された質量体75と、を備えている。
第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72は、第一側部フレーム61及び第二側部フレーム62の上方に質量体75を揺動可能に配置することができるように、第一側部フレーム61及び第二側部フレーム62の上部側面に固定されている。例えば、第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72は、図2(B)に示したように、断面略コ字状又は断面略U字状に形成されており、一対の開放端がそれぞれ第一側部フレーム61及び第二側部フレーム62に固定される。
また、第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72は、上部中間部に内側に突出した支持ピン71a,72aを備えている。支持ピン71aは、第一揺動部材73を回動可能に支持し、支持ピン72aは、第二揺動部材74を回動可能に支持する部材である。また、支持ピン71a,72aは同軸線上に配置される。
なお、ここでは、支持ピン71a,72aを別部材として構成しているが、支持ピン71a,72aを一本の軸部材により構成してもよい。支持ピン71a,72aを一体化することにより、制振装置7の強度部材として機能させることができ、第一側部フレーム61及び第二側部フレーム62の内側への傾倒を抑制することができる。
第一揺動部材73及び第二揺動部材74は、例えば、両端がフック形状に形成された略S字形状のワイヤによって構成されている。第一揺動部材73及び第二揺動部材74の上端側のフックは、それぞれ支持ピン71a,72aに回動可能に係止されている。第一揺動部材73及び第二揺動部材74をワイヤのような剛体によって構成することにより、質量体75の揺動方向をゴンドラ6の揺動方向と一致させることができ、質量体75とゴンドラ6との干渉を抑制することができる。なお、第一揺動部材73及び第二揺動部材74は、ワイヤに限定されるものではなく、紐部材や樹脂材であってもよい。
また、第一揺動部材73及び第二揺動部材74は、略S字形状に限定されるものではなく、略I字形状であってもよい。第一揺動部材73及び第二揺動部材74を略I字形状に形成した場合には、両端に支持ピン71a,72a及び質量体75に係止される環状又は半環状のフックを形成するようにしてもよい。
また、支持ピン71a,72aを第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72に対して回動可能に配置した場合には、支持ピン71a,72aを略I字形状に形成し、その上端を支持ピン71a,72aの側面に挿通又は挿入して固定するようにしてもよい。
質量体75は、図示したように、例えば、ゴンドラ6の横幅方向に細長い円柱形状を有している。質量体75の両端は、第一揺動部材73及び第二揺動部材74に係止されており、第一揺動部材73及び第二揺動部材74を介して支持ピン71a,72aに揺動可能に配置されている。また、質量体75は、物品を積載したゴンドラ6又は空のゴンドラ6が揺動した際に生じ得るモーメントと支持ピン71a,72aまでの距離とから、最適な重量が設定される。
また、制振装置7は、図2(B)に示したように、質量体75の揺動中心(支持ピン71a,72aの中心)とゴンドラ6の揺動中心(ブッシュ61a,62aの中心)との距離Dpが、ゴンドラ6の重心Gとゴンドラ6の揺動中心(ブッシュ61a,62aの中心)との距離Dgと略等しくなるように構成されていてもよい。
距離Dpを長くすると質量体75の重量を低減することができるが、上方に配置されたゴンドラ6と接触する可能性がある。また、距離Dpを短くすると上方に配置されたゴンドラ6と接触を容易に回避することができるが、質量体75の重量が増加することとなる。そこで、本実施形態では、両者のバランスを考慮して、距離Dp=距離Dgとなるように設計している。なお、距離Dpと距離Dgとは、完全に一致している必要はなく、概ね同じぐらいの距離に設定されていればよい。
上述した制振装置7によれば、例えば、図3(A)に示したように、ゴンドラ6が図の右方向に揺動した場合には、第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72はゴンドラ6と一緒に右方向に揺動し、その反力によって質量体75が図の左方向に揺動することとなる。
また、図3(B)に示したように、ゴンドラ6が図の左方向に揺動した場合には、第一支持フレーム71及び第二支持フレーム72はゴンドラ6と一緒に左方向に揺動し、その反力によって質量体75が図の右方向に揺動することとなる。
すなわち、制振装置7は、質量体75がゴンドラ6の揺動方向と反対方向に揺動可能に構成されている。この動作を繰り返すことによって、ゴンドラ6を揺動させる運動エネルギーは、質量体75を揺動させる運動エネルギーによって吸収され、ゴンドラ6の揺れ幅及び揺れ速度を短時間に減衰することができ、ゴンドラ6の揺動を抑制することができる。したがって、制振装置7を配置することによって、ゴンドラ6同士の衝突や物品の落下を防止することができる。
上述した本実施形態に係る貯蔵装置1によれば、揺動するゴンドラ6の上部に振り子式の制振装置7を配置したことにより、粘性液を使用することなく、機械的にゴンドラ6の揺動を抑制することができる。したがって、かかる制振装置7を用いることにより、温度の影響を受けることがなく、物品を汚すおそれもない。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 貯蔵装置
4 昇降ユニット
5 第一チェーン
6 ゴンドラ
7 制振装置
11 本体
21,22,23 第一往路用スプロケット
31,32,33 第一復路用スプロケット
12 駆動モータ
41,42,43,44 第一遊動スプロケット
45 第一側板
61 第一側部フレーム
61a,62a ブッシュ
62 第二側部フレーム
63 棚
71 第一支持フレーム
71a,72a 支持ピン
72 第二支持フレーム
73 第一揺動部材
74 第二揺動部材
75 質量体


Claims (5)

  1. 物品の生産ラインの搬送経路中に配置される貯蔵装置において、
    本体の上部に配置された複数の第一往路用スプロケットと、
    該第一往路用スプロケットと対峙する位置に配置された複数の第二往路用スプロケットと、
    本体の下部に配置された複数の第一復路用スプロケットと、
    該第一復路用スプロケットと対峙する位置に配置された複数の第二復路用スプロケットと、
    前記第一往路用スプロケットと前記第一復路用スプロケットの間及び前記第二往路用スプロケットと前記第二復路用スプロケットの間に昇降可能に配置された昇降ユニットと、
    前記第一往路用スプロケット、前記昇降ユニット及び前記第一復路用スプロケットに掛け回された第一チェーンと、
    前記第二往路用スプロケット、前記昇降ユニット及び前記第二復路用スプロケットに掛け回された第二チェーンと、
    前記第一チェーン及び前記第二チェーンに懸下された複数のゴンドラと、
    前記ゴンドラの上部に配置された振り子式の制振装置と、を備え、
    前記制振装置は、質量体が前記ゴンドラの揺動方向と反対方向に揺動可能に構成されており、
    前記質量体の揺動中心は前記ゴンドラの揺動中心よりも上方に配置され、前記質量体は前記質量体の揺動中心と前記ゴンドラの揺動中心との間に配置されている、
    ことを特徴とする貯蔵装置。
  2. 前記制振装置は、前記質量体の揺動中心と前記ゴンドラの揺動中心との距離が、前記ゴンドラの重心と前記ゴンドラの揺動中心との距離と略等しくなるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の貯蔵装置。
  3. 前記ゴンドラは、前記第一チェーンに揺動可能に配置された第一側部フレームと、前記第二チェーンに揺動可能に配置された第二側部フレームと、前記第一側部フレームと前記第二側部フレームとの間に配置された複数の棚と、を備え、前記制振装置は、前記第一側部フレームの上部に配置された第一支持フレームと、前記第二側部フレームの上部に配置された第二支持フレームと、前記第一支持フレームから吊り下げられた第一揺動部材と、前記第二支持フレームから吊り下げられた第二揺動部材と、前記第一揺動部材及び前記第二揺動部材の先端に掛け渡されるように配置された前記質量体と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵装置。
  4. 前記第一揺動部材及び前記第二揺動部材は、ワイヤによって構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の貯蔵装置。
  5. 前記質量体は、円柱形状を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の貯蔵装置。
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