JP6898239B2 - 分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイス、および、分析機器 - Google Patents

分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイス、および、分析機器 Download PDF

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Description

本発明は、分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイス、および、分析機器に関する。
本発明の意味においての分析機器およびより具体的には医療分析機器は、体液、また特には血液、あるいは、医療分野で使用される任意の他の試薬を検査する働きをする。この種類の現代の分析機器は、主に、動作が完全自動であり、試薬容器内に保管される試料のみが分析機器の中に挿入される必要があり、所望の分析に入ることが必要である。
本発明は、プラスチックで作られてよい試薬容器内に含まれる液体試薬を用いて動作する分析機器のためのものである。これらの機器は、通常、分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイスを有する。試薬ロータはその上に装填される試薬容器を分析位置まで移送するデバイスであり、分析位置で、試薬容器が所望の分析のために使用される。通常、試薬容器内で保管される試料は、分析位置でピペッタのピペットプローブにより試薬容器から抜き取られる。具体的には、ピペッタのピペットプローブが可動アームに固定され、開いた試薬容器を通して上方から浸漬され、適切な量の試薬が、運搬ニードルとしても知られるピペットプローブ内に吸引されてその中で反応容器まで運搬される。試薬ロータに試薬容器を提供するために、通常、その上に試薬容器を装填するトレイ、および、移送デバイスが使用される。トレイは、通常、直線的に移動させられ、対して、移送デバイスは空間の3つのすべての次元で移動する。
上で説明した装填デバイスを分析機器と共に使用することには、取り扱いに関しての利点がある。しかし、いつかの欠点がある。具体的には、トレイおよび移送デバイスを移動させるには、複数のモータおよび誘導デバイス、センサ、ならびに、調整デバイスなどが必要であり、その結果、装填デバイスはそれらの構造において複雑になり、したがって高価となる。さらに、空間の3つのすべての次元で移送デバイスを移動させるためには、2つ以上のモータが必要である。例えば、3つの平面の各々は1つのモータに関連付けられる。2つ以上のモータを提供するには、3次元空間を形成する単一の平面内での移動のいかなる許容誤差に関しても多大な努力のモータの調整が必要となる。その理由は、そうしなければ、これらの許容誤差を合計すると移動の不正確さが望ましくない程度になる可能性があり、それにより分析機器の動作に乱れが生じる。
したがって、本発明の目的は、分析器機の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイス、および、分析機器を提供することであり、これらはそれらの構造において複雑さが低減され、試薬容器のより正確な取り扱いを可能にする。
この課題は、独立請求項の特徴を有する、分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイス、および、分析機器によって解決される。単独の形でまたは任意の組合せで実現され得る好適な実施形態が従属請求項に列記される。
以下で使用される「有する(have)」、「備える(comprise)」または「含む(include)」、あるいは、それらの任意の文法的な変化形(grammatical variation)は、非排他的に使用される。したがって、これらの用語は、本文脈で説明される実在物に、これらの用語によって導入される特徴の他に、その内容の中で説明される実在物において別の特徴が存在しないような状況と、1つまたは複数の別の特徴が存在するような状況と、の両方を意味することができる。例えば、「AがBを有する(A has B)」、「AがBを備える(A comprises B)」および「AがBを含む(A includes B)」という表現は、Aには、Bの他に他の要素が存在しないような状況(つまり、Aが排他的にBのみから構成されるような状況)と、実在物Aに、Bに加えて、要素C、要素CおよびDまたはさらに別の要素などの、1つまたは複数の別の要素が存在するような状況と、の両方を意味することができる。
また、「少なくとも1つ」、「1つまたは複数」、あるいは、特徴または要素が1つ存在するかまたは2つ以上存在することを示す同様の表現は、通常、個別の特徴または要素を導入するときに1回だけ使用されることに留意されたい。以下では、多くの場合、個別の特徴または要素を参照するとき、個別の特徴または要素が1つでまたは2つ以上で存在し得るとしても、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」という表現が繰り返されることはない。
また、以下で使用される「好適」、「より好適」、「具体的」、「より具体的」、「明確」、「より明確」という用語または同様の用語は、代替の可能性を制限することなく、任意選択の特徴と併せて使用される。したがって、これらの用語によって導入される特徴は任意選択の特徴であり、特許請求の範囲の範囲を限定することを一切意図されない。当業者であれば理解するであろうが、本発明は代替的特徴を使用することによっても実施され得る。同様に、「本発明の実施形態では」または同様の表現によって導入される特徴は、本発明の代替的実施形態を一切限定することなく、本発明の範囲を一切限定することなく、また、本発明の他の任意選択のまたは任意選択ではない特徴を用いるような形で導入される特徴の組合せの可能性を一切限定することなく、任意選択の特徴であることを意図される。
本発明によると、分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイスが開示される。装填デバイスは、複数の試薬容器を受け取るように適合されるトレイであって、トレイは、少なくとも、複数の試薬容器をトレイに装填することが可能である装填位置と、トレイから複数の試薬容器を取り外すことが可能である取り外し位置との間で、第1の平面内で移動可能である、トレイと、トレイから分析機器の試薬ロータまで複数の試薬容器を移送するための移送デバイスであって、トレイが、トレイの取り外し位置から試薬ロータまで、および/または、試薬ロータからトレイの取り外し位置まで、第2の平面内で移送デバイスが直線的に移動可能であるように、形成される、移送デバイスと、を備える。第1の平面および第2の平面が互いに異なる。したがって、移送デバイスは、試薬ロータまでまたはその逆で試薬容器を移送するために単一の平面内で移動することができる。それにより、移送デバイスを3次元空間の異なる方向に移動させるためのいくつかのモータが省かれ得、必要なのは単一のモータとなる。これにより、いかなる移動の許容誤差の調整または補償も回避される。
第2の平面が第1の平面に対して垂直であってよい。したがって、トレイおよび移送デバイスが互いに対して垂直にのみ移動することを理由として、装填デバイスの完全な構成が単純化され得る。
トレイは円形リングセグメントとして形成され得る。したがって、トレイが長方形トレイと比較してよりコンパクトになることができる。
さらに、トレイは円形経路上を移動可能であり得る。したがって、トレイが固定位置の周りを枢動または回転させられ得る。
円形経路は中間点を画定することができ、ここでは、トレイは複数の試薬容器を受け取るためのコンパートメントを備え、コンパートメントは円形経路の中間点の周りの均等な角度位置のところに配置される。したがって、それぞれのコンパートメントの間の距離が等しい。
第2の平面が円形経路の中間点から離間され得る。したがって、トレイの回転運動は移送デバイスの移動を妨害しない。
別法として、トレイは、一列に配置される、複数の試薬を受けるためのコンパートメントを備えることができる。したがって、装填デバイスは、別の形状のトレイを必要とするような分析機器に一体化され得る。
移送デバイスが試薬容器を握持するための握持デバイスを備えることができ、握持デバイスが移送デバイスの先端のところに配置される。したがって、移送デバイスが、試薬容器をトレイから試薬ロータまでおよびその逆で移送するために試薬容器を握持することができる。
移送デバイスは、試薬容器を貫通するための少なくとも1つの貫通デバイスを備えることができる。したがって、試薬容器が、分析機器のピペッタのピペットプローブが試薬容器に入るのを可能にする開口部を装備することができる。
貫通デバイスは、第2の平面内で移動可能であるように配置され得る。したがって、貫通デバイスは、トレイから試薬容器が移送されるのと同じ位置で、試薬容器を貫通することができる。
貫通デバイスは、試薬容器を貫通するための、および、第1の貫通ニードルによって生成された開口部を拡大するための、第1の貫通ニードルを少なくとも備えることができる。したがって、試薬容器は、分析機器のピペッタのピペットプローブが単純な構成で試薬容器に入るのを可能にする開口部を装備することができる。
別法として、貫通デバイスは、試薬容器を貫通するための第1の貫通ニードルと、第1の貫通ニードルによって生成された開口部を拡大するための第2の貫通ニードルとを備えることができる。この事例では、第2の貫通ニードルは、第1の貫通ニードルよりも握持デバイスに接近するように配置され得る。
貫通デバイスは移送デバイスと一体に移動可能であり得る。したがって、貫通デバイスの動作は別個のモータを必要とせず、移送デバイスのモータにより、移送デバイスと共に動作させられ得る。
貫通デバイスは握持デバイスに隣接して配置され得る。したがって、移送デバイスは、コンパクトな形で試薬容器を取り扱って調製するためのすべての構成要素を備える。
装填デバイスは、トレイを移動させるための少なくとも1つのモータをさらに備えることができる。好適には、モータは、所定のステップで段階的にトレイを移動させるように適合される。したがって、モータは所定の寸法量で試薬容器を移動させることができる。
好適には、所定のステップは等しい寸法量を有する。したがって、モータが所定の等しい寸法量で試薬容器を移動させることができる。
所定のステップの寸法量は2つの隣接する試薬容器の間の距離に対応してよい。したがって、試薬容器は常に1ステップごとにさらに移動させられ得る。
トレイは少なくとも1つの溝を備えることができ、ここでは、モータは少なくとも1つのピンを備えることができ、溝がピンに係合されるように適合される。したがって、トレイは、溝およびピンの係合により、移動させられ得る。
トレイは、均等に離間される溝の組立体を備えることができ、ここでは、モータは、溝およびピンの係合により、トレイを所定のステップで段階的に移動させるように適合され得る。したがって、トレイは、単純な構成で、正確な手法で、移動させられ得る。
ピンはクランクまたはディスク上に配置され得、ここでは、モータはクランクまたはディスクを回転させるように適合される。したがって、モータがクランクまたはディスクを回転させるとき、トレイが移動させられ得る。
好適には、ステップモータは、それらの間にクランクまたはディスクの中間点を有するような、互いに対向するように配置される2つのピンを備える。したがって、トレイは、ピンおよび溝の交互の係合により、移動させられ得る。
溝はトレイの下側に配置され得る。したがって、モータはトレイの下方に配置され得る。
モータは第2の平面に接近して配置され得る。したがって、コンパクトな構成が可能となる。例えば、モータはトレイの取り外し位置に接近して配置され得る。
別法として、装填デバイスは、トレイを移動させるための複数のモータをさらに備えることができ、ここでは、モータは同期される。例えば、モータはセンサによって同期され得る。別法として、モータは互いに機械的に結合される。例えば、モータはベルト駆動または歯車駆動により互いに結合され得る。
装填デバイスは、第1の平面が試薬ロータと平行であるように、分析機器内に配置されるように適合される。したがって、トレイは、移送デバイスにより、傾斜させることなく、試薬ロータに試薬容器を装填することおよび試薬ロータから試薬容器を取り外すのを可能にすることを目的として、試薬ロータを基準として正確に配置され得る。
本発明によると、分析機器が開示され、ここでは、分析器機は、上述した態様のうちの任意の1つの態様による試薬ロータおよび装填デバイスを備える。
分析機器は、複数の試薬容器を冷却するための冷却デバイスをさらに備えることができ、ここでは、冷却デバイスはトレイの移動方向内に配置され得る。したがって、分析機器の分析プロセスで直接には使用されない任意の試薬容器が、試薬容器の中身の性質のいかなる劣化または変化も防止することを目的として、冷却され得る。
トレイは、装填位置から取り外し位置までの移動方向で見た場合に取り外し位置の後方に配置される最終位置まで移動可能であり、ここでは、冷却デバイスは、トレイの最終位置において複数の試薬容器を収容するように配置され得る。したがって、冷却デバイスはコンパクトな形で分析機器に一体化され得る。
移送デバイスは少なくとも1つの貫通デバイスを備えることができ、ここでは分析機器は貫通デバイスを洗浄するための少なくとも1つの洗浄ステーションを備えることができる。したがって、貫通デバイスは分析機器内で洗浄され得る。
洗浄ステーションは移送デバイスの移動経路のところに配置され得る。したがって、移送デバイスは、貫通デバイスを洗浄ステーションまで移動させるために、使用され得る。したがって、貫通デバイスを洗浄ステーションまで移動させるための別個の構成要素が省かれる。
試薬ロータは複数の試薬ロータ装填位置を備えることができ、ここで、複数の試薬容器が試薬ロータ上に装填可能であり、ここでは、試薬ロータは、試薬ロータ装填位置のうちの少なくとも1つが第2の平面内に配置されるように、回転可能であり得る。したがって、移送デバイスは単純な構成で試薬容器を試薬ロータまで移送することができる。
複数の試薬ロータ装填位置は、第3の平面内で互いに隣接する2つの試薬ロータ装填位置のグループを形成するように配置され得る。したがって、試薬容器はコンパクトな形で試薬ロータ上に配置され得る。
試薬ロータは、少なくとも第3の平面を第2の平面と重なり合わせるように回転可能であり得る。したがって、試薬容器は、試薬ロータ上に再び移動させられることを必要とすることなく、移送デバイスにより試薬ロータ上に配置され得る。
分析機器は、試薬容器上に設けられるRFIDタグを識別するためのRFIDセンサをさらに備えることができ、ここでは、RFIDセンサは、トレイの移動経路内の、装填位置と取り外し位置との間に配置され得る。したがって、試薬容器に関する任意の情報が分析機器によって読み取られ得る。
分析機器は、試薬容器の向きを検出するための向きセンサをさらに備えることができる。したがって、分析機器は試薬容器が正確に方向づけられているかまたはそうでないかを検出することができる。
向きセンサは光学センサであってよい。したがって、分析機器は、単純な構成により、試薬容器が正確に方向づけられているかまたはそうでないかを検出することができる。
光学センサは、試薬容器上に配置される少なくとも1つの所定の色を有するフィールドにより試薬容器の向きを識別するように適合され得る。したがって、分析機器は、試薬容器が正確に方向づけられているかまたはそうでないかを高い信頼性で検出することができる。
光学センサは、試薬容器上に配置される2つの異なる色に分割されるフィールドの向きにより試薬容器の向きを識別するように適合され得る。したがって、分析機器は、試薬容器が正確に方向づけられているかまたはそうでないかを高い信頼性で正確に検出することができる。
本発明の成果を要約すると、以下の実施形態が好適である:
実施形態1:分析機器の試薬ロータに試薬容器を装填するための装填デバイスが、
複数の試薬容器を受け取るように適合されるトレイであって、トレイが、少なくとも、複数の試薬容器をトレイに装填することが可能である装填位置と、トレイから複数の試薬容器を取り外すことが可能である取り外し位置との間で、第1の平面内で移動可能である、トレイと、
トレイから分析機器の試薬ロータまで複数の試薬容器を移送するための移送デバイスであって、トレイが、トレイの取り外し位置から試薬ロータまで、および/または、試薬ロータからトレイの取り外し位置まで、第2の平面内で移送デバイスが直線的に移動可能であるように、形成される、第1の平面および第2の平面が互いに異なる、移送デバイスと、
を備える。
実施形態2:実施形態1による装填デバイスであり、第2の平面が第1の平面に対して垂直である。
実施形態3:実施形態1または2による装填デバイスであり、トレイが円形リングセグメントとして形成される。
実施形態4:実施形態3による装填デバイスであり、トレイが円形経路上を移動可能である。
実施形態5:実施形態4による装填デバイスであり、円形経路が中間点を画定し、ここでは、トレイが複数の試薬容器を受け取るためのコンパートメントを備え、コンパートメントが円形経路の中間点の周りの均等な角度位置のところに配置される。
実施形態6:実施形態5による装填デバイスであり、第2の平面が円形経路の中間点から離間される。
実施形態7:実施形態1または2による装填デバイスであり、トレイが複数の試薬容器を受け取るためのコンパートメントを備え、コンパートメントが一列に配置される。
実施形態8:実施形態1から7までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、移送デバイスが試薬容器を握持するための握持デバイスを備え、握持デバイスが移送デバイスの先端のところに配置される。
実施形態9:実施形態8による装填デバイスであり、移送デバイスが、試薬容器を貫通するための少なくとも1つの貫通デバイスを備える。
実施形態10:実施形態9による装填デバイスであり、貫通デバイスが、第2の平面内で移動可能であるように配置される。
実施形態11:実施形態9または10による装填デバイスであり、貫通デバイスが、少なくとも、試薬容器を貫通するための、および、第1の貫通ニードルによって生成された開口部を拡大するための、第1の貫通ニードルを備える。
実施形態12:実施形態11による装填デバイスであり、貫通デバイスが、試薬容器を貫通するための第1の貫通ニードルと、第1の貫通ニードルによって生成された開口部を拡大するための第2の貫通ニードルとを備える。
実施形態13:実施形態12による装填デバイスであり、第2の貫通ニードルが、第1の貫通ニードルよりも握持デバイスに接近するように配置される。
実施形態14:実施形態9から13までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、貫通デバイスが移送デバイスと一体に移動可能である。
実施形態15:実施形態9から14までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、貫通デバイスが握持デバイスに隣接して配置され得る。
実施形態16:実施形態1から15までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、トレイを移動させるための少なくとも1つのモータをさらに備える。
実施形態17:実施形態16による装填デバイスであり、モータが、所定のステップで段階的にトレイを移動させるように適合される。
実施形態18:実施形態17による装填デバイスであり、所定のステップが等しい寸法量を有する。
実施形態19:実施形態18による装填デバイスであり、所定のステップの寸法量が2つの隣接する試薬容器の間の距離に対応する。
実施形態20:実施形態16から19までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、トレイが少なくとも1つの溝を備え、ここでは、モータが少なくとも1つのピンを備え、溝がピンに係合されるように適合される。
実施形態21:実施形態20による装填デバイスであり、トレイが均等に離間される溝の組立体を備え、ここでは、モータが、溝およびピンの係合により、トレイを所定のステップで段階的に移動させるように適合される。
実施形態22:実施形態21による装填デバイスであり、ピンがクランクまたはディスク上に配置され、ここでは、モータがクランクまたはディスクを回転させるように適合される。
実施形態23:実施形態22による装填デバイスであり、ステップモータが、それらの間にクランクまたはディスクの中間点を有するような、互いに対向するように配置される2つのピンを備える。
実施形態24:実施形態23による装填デバイスであり、溝がトレイの下側に配置される。
実施形態25:実施形態16から24までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、モータが第2の平面に接近して配置される。
実施形態26:実施形態16から25までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、モータがトレイの取り外し位置に接近して配置される。
実施形態27:実施形態16から26までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、トレイを移動させるための複数のモータをさらに備え、ここでは、モータが同期される。
実施形態28:実施形態27による装填デバイスであり、モータがセンサによって同期される。
実施形態29:実施形態27による装填デバイスであり、モータが互いに機械的に結合される。
実施形態30:実施形態29による装填デバイスであり、モータがベルト駆動または歯車駆動により互いに結合される。
実施形態31:実施形態1から30までのいずれか1つの実施形態による装填デバイスであり、装填デバイスが、第1の平面が試薬ロータと平行であるように、分析機器内に配置されるように適合される。
実施形態32:実施形態1から31までのいずれか1つの実施形態による試薬ロータおよび装填デバイスを備える分析機器。
実施形態33:実施形態32による分析機器であり、複数の試薬容器を冷却するための冷却デバイスをさらに備え、ここでは、冷却デバイスがトレイの移動方向内に配置される。
実施形態34:実施形態33による分析機器であり、トレイが、装填位置から取り外し位置までの移動方向で見た場合に取り外し位置の後方に配置される最終位置まで移動可能であり、ここでは、冷却デバイスが、トレイの最終位置において複数の試薬容器を収容するように配置される。
実施形態35:実施形態32から34までのいずれか1つの実施形態による分析機器であり、移送デバイスが少なくとも1つの貫通デバイスを備え、ここでは分析機器が貫通デバイスを洗浄するための少なくとも1つの洗浄ステーションを備える。
実施形態36:実施形態35による分析機器であり、洗浄ステーションが移送デバイスの移動経路のところに配置される。
実施形態37:実施形態32から36までのいずれか1つの実施形態による分析機器であり、試薬ロータが複数の試薬ロータ装填位置を備え、ここで、複数の試薬容器が試薬ロータ上に装填可能であり、ここでは、試薬ロータが、試薬ロータ装填位置のうちの少なくとも1つが第2の平面内に配置されるように、回転可能である。
実施形態38:実施形態37による分析機器であり、複数の試薬ロータ装填位置が、第3の平面内で互いに隣接する2つの試薬ロータ装填位置のグループを形成するように配置される。
実施形態39:実施形態38による分析機器であり、試薬ロータが、少なくとも、第3の平面を第2の平面と重なり合わせるように回転可能とである。
実施形態40:実施形態32から39までのいずれか1つの実施形態による分析機器であり、試薬容器上に設けられるRFIDタグを識別するためのRFIDセンサをさらに備え、ここでは、RFIDセンサが、トレイの移動経路内の、装填位置と取り外し位置との間に配置される。
実施形態41:実施形態32から40までのいずれか1つの実施形態による分析機器であり、試薬容器の向きを検出するための向きセンサをさらに備える。
実施形態42:実施形態41による分析機器であり、向きセンサが光学センサである。
実施形態43:実施形態42による分析機器であり、光学センサが、試薬容器上に配置される少なくとも1つの所定の色を有するフィールドにより試薬容器の向きを検出するように適合される。
実施形態44:実施形態43による分析機器であり、光学センサが、試薬容器上に配置される2つの異なる色に分割されるフィールドの向きにより試薬容器の向きを識別するように適合される。
好適には従属請求項と併せた、好適な実施形態の以下の説明で、本発明の別の任意選択の特徴および実施形態がより詳細に開示される。ここでは、当業者には理解されるように、それぞれの任意選択の特徴は単独でさらには任意の実現可能な組合せで実現され得る。本発明の範囲は好適な実施形態によって限定されない。実施形態が図に概略的に描かれる。ここでは、これらの図の同一の参照符号は同一の要素または機能的に類似の要素を示す。
本発明による分析機器を示す図である。 取り外し位置にあるトレイを示す図である。 トレイが部分的に取り出された状態の、分析機器を示す図である。 取り外し位置にあるトレイ、および、試薬ロータまで運搬された試薬容器のうちの1番目の試薬容器を示す図である。 取り外し位置にある試薬容器のうちの2番目の試薬容器を備えるトレイを示す図である。 取り外し位置にあるトレイ、および、試薬ロータまで運搬された試薬容器のうちの2番目の試薬容器を示す図である。 取り外し位置にある試薬容器のうちの3番目の試薬容器を備えるトレイを示す図である。 取り外し位置にあるトレイ、および、試薬ロータまで運搬された試薬容器のうちの3番目の試薬容器を示す図である。 取り外し位置にある試薬容器のうちの4番目の試薬容器を備えるトレイを示す図である。 取り外し位置にあるトレイ、および、試薬ロータまで運搬された試薬容器のうちの4番目の試薬容器を示す図である。 取り外し位置にある試薬容器のうちの5番目の試薬容器を備えるトレイを示す図である。 取り外し位置にあるトレイ、および、試薬ロータまで運搬された試薬容器のうちの5番目の試薬容器を示す図である。 第1の貫通プロセス中の試薬容器の中に挿入された第1の貫通ニードルを示す図である。 第2の貫通プロセス中の試薬容器の中に挿入された第1の貫通ニードルを示す図である。 第3の貫通プロセス中の試薬容器の中に挿入された第2の貫通ニードルを示す図である。 洗浄ステーションの中まで移動させられた第1の貫通ニードルおよび第2の貫通ニードルを示す図である。 分析機器の向きセンサを示す図である。 冷却デバイスを示す平面図である。 ドアが取り出された状態の、冷却デバイスを示す図である。
図1が本発明による分析機器100を示す。分析機器100は、試薬ロータ102と、装填デバイス104とを備える。装填デバイス104は、試薬ロータ102に試薬容器106を装填するように適合される。装填デバイス120は、複数の試薬容器106を受け取るように適合されるトレイ108を備える。トレイ108は円形リングセグメントとして形成される。トレイ108は複数の試薬容器106を受け取るためのコンパートメント110を備える。例えば、トレイ108は、5つの試薬容器106を受け取るために5つのコンパートメントを備える。トレイ108は、少なくとも、複数の試薬容器106をトレイ108に装填することが可能である装填位置114と、トレイ108から複数の試薬容器106を取り外すことが可能である取り外し位置116(図2)との間で、第1の平面内112で移動可能である。図1の図によると、第1の平面112は投影図の平面に等しい。より具体的には、トレイ108は円形経路118上で移動可能である。円形経路118は中間点120を画定する。コンパートメント110は、円形経路118の中間点120の周りの均等な角度位置122のところに配置される。より具体的には、コンパートメント110は、円形経路118の中間点120の周りの均等な角度位置122のところに順番に配置される。言い換えると、コンパートメント110は円形経路上に単一列となるように配置される。別法として、トレイ108は、長方形形状などの縦長の形状(longitudinal shape)を有することもできる。この場合、コンパートメント110は長手方向の列となるように配置され得る。
図2は取り外し位置116にあるトレイ108を示す。装填デバイス104は、トレイ108から分析機器100の試薬ロータ102まで複数の試薬容器106を移送するための移送デバイス124をさらに備える。トレイ108が説明される手法で形成されることを理由として、移送デバイス124は、トレイ108の取り外し位置116から試薬ロータ102まで、第2の平面126内を直線的に移動可能である。加えてまたは別法として、移送デバイス124は、試薬ロータ102からトレイ108の取り外し位置116まで、第2の平面126内を直線的に移動可能である。第1の平面112および第2の平面126は互いに異なることに留意されたい。具体的には、第2の平面126は第1の平面112に対して垂直である。第2の平面126は、円形経路118の中間点120から離間されるように方向づけられる。言い換えると、円形経路118の中間点120は第2の平面126内に位置しない。
移送デバイス124は、試薬容器106のうちの1つの試薬容器106を握持するように適合される握持デバイス128を備える。握持デバイス128は、移送デバイス124の先端130のところに配置される。移送デバイス124は、試薬容器106のうちの1つの試薬容器を貫通するための少なくとも1つの貫通デバイス132をさらに備える。貫通デバイス132は、握持デバイス128に隣接して配置される。例えば、貫通デバイス132は移送デバイス124の後端のところに配置される。貫通デバイス132は、第2の平面126内で移動可能であるように配置される。具体的には、貫通デバイス132は移送デバイス124と一体に移動可能である。好適には、貫通デバイス132は、試薬容器106を貫通するように、および、第1の貫通ニードル134の貫通プロセスにより既に作られた開口部を拡大するように適合される第1の貫通ニードル134を備える。別の実施形態では、貫通デバイス132は、試薬容器106を貫通するための第1の貫通ニードル134と、第1の貫通ニードル134によって作られた開口部を拡大するための第2の貫通ニードル136とを備える。後者の実施形態では、第2の貫通ニードル136は、第1の貫通ニードルよりも握持デバイス128に接近するように配置される。
図3は、トレイ108が部分的に取り出された状態の、分析機器100を示す。装填デバイス104は、トレイを移動させるための少なくとも1つのモータ138をさらに備える。モータ138は第2の平面126に接近して配置される。さらに、モータ138はトレイ108の取り外し位置116に接近して配置される。具体的には、モータ138は、所定のステップで段階的にトレイ108を移動させるように適合される。所定のステップは等しい寸法量140を有する。言い換えると、すべての所定のステップは等しいサイズである。具体的には、所定のステップの寸法量140または長さは、2つの隣接する試薬容器106の間の距離142に対応する。モータ138は少なくとも1つのピン144を備える。ピン144はクランク146上に配置される。別法として、ピン144はディスク上に配置され得る。クランク146はモータ138により回転させられるように適合される。言い換えると、モータ138はクランク146を回転させるように適合される。本実施形態によると、モータ138は、それらの間にクランク146の中間点148を有するような、互いに対向するように配置される2つのピン144を備える。言い換えると、2つのピン144は、クランク146の円周を基準として互いに180°離間される。ピン144がクランク146の外側縁部のところに配置される。したがって、ピン144からクランク146の中間点148までの距離はクランク146の半径にほぼ一致する。トレイ108は少なくとも1つの溝150を備える。本実施形態によると、トレイ108は、均等に離間される溝150の組立体、つまり、複数の均等に離間される溝150を備える。溝150はトレイ108の下側152に配置される。溝150の各々は、クランク146の少なくとも半径に対応する長さを有する。溝150の各々はピン144に係合されるように適合される。モータ138は、溝150およびピン144の係合により、トレイ108を所定のステップで段階的に移動させるように適合される。溝150は、ピン144を溝150に入れるのを可能にする入口オリフィス(詳細には図示せず)を備えることができる。入口オリフィスは、溝およびピン144の係合を促進するためのクランク146の中間点148から離れる方向にテーパ状であってよい。本実施形態によると、単一のモータ138が存在し、トレイ108の下方に配置される。さらに、2つのクランク146が存在し、これらの各々が上記の手法で配置される2つのピン144を有する。クランク146のうちの1つのクランクがモータ138に直接に接続される。より具体的には、クランク146のうちの1つのクランクがモータ138の出力シャフト154に接続される。クランク146のもう一方がモータ138に間接的に接続される。より具体的には、もう一方のクランク146が、ベルト(詳細には図示せず)によりモータ138に直接に接続されるクランク146に機械的に結合される。したがって、両方のクランク146がベルトによって同期され、その結果、モータ138の駆動動作は両方のクランク146を等しい速度で同期的に回転させる。代替的実施形態によると、装填デバイス104は、トレイ108を移動させるための複数のモータ138を備える。この事例では、モータ138は同期される。例えば、モータ138はセンサによって同期される。別法として、モータ138は機械的に互いに結合される。例えば、モータ138はベルト駆動または歯車駆動により互いに結合される。装填デバイス104の上記の構成によると、装填デバイス104は、第1の平面112が試薬ロータ102と平行であるように、分析機器100内に配置されるように適合される。
試薬ロータ102は複数の試薬ロータ装填位置156を備え、ここで、複数の試薬容器106は試薬ロータ102上に装填可能である。複数の試薬ロータ装填位置156は、第3の平面160内で互いに隣接する2つの試薬ロータ装填位置のグループ158を形成するように配置される。第3の平面160は試薬ロータ102に対して垂直となるように方向づけられる。試薬ロータ102は、試薬ロータ装填位置156のうちの少なくとも1つが第2の平面126内に配置されるように、回転可能である。言い換えると、第2の平面126内に位置するように試薬ロータ装填位置156のうちの少なくとも1つが移動させられるように、試薬ロータ102が回転させられ得る。具体的には、試薬ロータ102は、少なくとも第3の平面160を第2の平面126と重なり合わせるように、回転可能である。
分析機器100は、複数の試薬容器106の少なくとも1つおよび好適にはすべてを冷却するための、冷却デバイス162をさらに備える。冷却デバイス162はトレイ108の移動方向内に配置される。具体的には、トレイ108は、装填位置114から取り外し位置116までの移動方向で見た場合に取り外し位置116の後方に配置される最終位置164まで移動可能である。冷却デバイス162は、トレイ108の最終位置164において複数の試薬容器106を収容するように配置される。したがって、分析機器100の分析動作中に使用されない任意の試薬容器106が、試薬容器106内の液体の性質のいかなる劣化または変化も防止することを目的として、少なくともしばらくの間、冷却デバイス162内で保管され得る。
分析機器100は、貫通デバイス132を洗浄するための少なくとも1つの洗浄ステーション166をさらに備える。より具体的には、洗浄ステーション166は第1の貫通ニードル134を洗浄するように適合される。言うまでもなく、貫通デバイス132が第2の貫通ニードル136を備える事例では、洗浄ステーション166は第2の貫通ニードル136を洗浄するようにも適合される。洗浄ステーション166は移送デバイス124の移動経路のところに配置される。したがって、移送デバイス124の移動により、貫通デバイス132は、移送デバイス124を第2の平面126から離れさせることを一切必要とすることなく、洗浄され得る。
分析機器100は、以下で説明されるいくつかの任選選択の特徴をさらに備えることができ、これらは図に詳細には示されない。具体的には、分析機器は、試薬容器106上に設けられるRFIDタグを識別するためのRFIDセンサを備えることができる。好適には、RFIDセンサは、トレイ108の移動経路内の、装填位置114と取り外し位置116との間に配置される。したがって、分析機器100は、RFIDセンサによりRFIDタグ内で保存される情報を読み取るように適合される。この情報は、試薬容器106およびその中身のそれぞれの性質に関する情報を含み、これは、試薬容器106内の液体の種類、試薬容器106内の液体の量、および、試薬容器106内の液体の濃度、などである。分析機器は、試薬容器106の向きを検出するための向きセンサ168(図17)をさらに備えることができる。このことは、試薬容器106が2つ以上の液体を含むことができ、分析プロセスにおいて正確な順番で液体を使用することが非常に重要である可能性があるような場合に、特に重要となる。正確な向きがRFIDセンサおよびRFIDタグによって検出されない得ないことから、分析機器100は、好適には、向きセンサ168を装備する。向きセンサ168は光学センサであってよい。具体的には、光学センサは、試薬容器106上に配置される少なくとも1つの所定の色を有するフィールドにより試薬容器106の向きを識別するように適合される。より具体的には、光学センサは、試薬容器106上に配置される2つの異なる色に分割されるフィールド170の向きにより試薬容器106の向きを識別するように適合される。例えば、フィールド170は、試薬容器106上のラベルの向きを画定する光学的に検出可能である定義パターンを含む向き識別ラベルとして形成され得る。光学的に検出可能な定義パターンは、向きの識別を可能にする少なくとも2つの異なる色を含むことができる。本出願の文脈では、「色」という用語は、黒色、白色および灰色も含むものとして理解される。したがって、光学的に検出可能なパターンは2つの隣接する長方形からなるラベルであってよく、長方形のうちの1つが白色であり、対して、もう一方の長方形が黒色である。しかし、他の色の組合せ、および/または、3色以上の色の組合せが使用されてよい。任意選択のRFIDセンサおよび向きセンサのさらなる詳細に関しては、本発明による分析機器と共に使用され得る試薬容器を説明するEP2020263A1に帰属する。特には、EP2020263A1で説明される、RFIDセンサ、向きセンサ、および、その動作、の構成が、参照により本出願に組み込まれる。
次に、分析機器100の動作を説明する。最初に、装填デバイス104が動作させられ、その結果、トレイ108が既に装填位置114にあるかまたは装填位置114まで移動させられる。図1は装填位置にあるトレイ108を示している。次いで、試薬容器106がトレイ108のコンパートメント110内に装填される。言うまでもなく、1つの試薬容器106がそれぞれの1つのコンパートメント110内に装填される。試薬容器106が、分析機器100が十分な大きさの開口部を有する場合には、すべてがコンパートメント110内に装填され得、あるいは、その後に続く形の順番でコンパートメント110内に装填され得る。後者の場合、試薬容器106がそれぞれのコンパートメント110内に装填された後、トレイ108がさらに1ステップだけ移動させられる必要がある。次いで、トレイ108がモータ138により取り外し位置116まで移動させられる。
図2は取り外し位置116にあるトレイ108を示している。より具体的には、トレイ108が移動させられ、ここでは、トレイ108の移動方向で見た場合の試薬容器106の1番目の試薬容器は取り外し位置116に配置される。次いで、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128は試薬容器106の1番目の試薬容器の上方に配置される。例えば、移送デバイス124は水平方向または側方向に移動させられる。次いで、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128は試薬容器106の1番目の試薬容器を握持する。例えば、移送デバイス124は垂直方向を下方に移動させられる。握持デバイス128が試薬容器106の1番目の試薬容器を握持すると、移送デバイス124は移動させられ、ここでは、試薬容器106の1番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される。例えば、移送デバイス124は、最初に垂直方向を上方に、次いで水平方向または側方向に、最後に図4に示されるように垂直方向を下方に、移動させられる。
図4は、取り外し位置116にあるトレイ108、および、試薬ロータ102まで運搬された試薬容器106のうちの1番目の試薬容器を示す。試薬容器106のうちの1番目の試薬容器は、例えば試薬ロータ装填位置156のうちの外側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置される。次いで、握持デバイス128は試薬容器106のうちの1番目の試薬容器を解放する。次いで、トレイ108がモータ138によりさらに所定の1ステップだけ移動させられ、ここでは、トレイ108の移動方向で見た場合に試薬容器106のうちの2番目の試薬容器が取り外し位置116に配置される。具体的には、さらなる所定の1ステップのトレイ108の移動が、モータ138によりクランク146を半回転つまり180°だけ回転させることにより、実現され、ここでは、ピン144のうちの1番目のピンが溝150のうちの1番目の溝から出て、ピン144のうちの2番目のピンが、溝150のうちの1番目の溝に隣接する、溝150のうちの2番目の溝に係合される。さらに、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が図5に示されるように試薬容器106のうちの2番目の試薬容器の上方に配置される。
図5は、取り外し位置116にある試薬容器106のうちの2番目の試薬容器を備えるトレイ108を示す。移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128は試薬容器106のうちの2番目の試薬容器を握持する。例えば、移送デバイス124は垂直方向の下方に移動させられる。握持デバイス128が試薬容器106のうちの2番目の試薬容器を握持すると、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、試薬容器106のうちの2番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される。例えば、移送デバイス124は、最初に垂直方向を上方に、次いで水平方向または側方向に、最後に図6に示されるように垂直方向を下方に、移動させられる。
図6は、取り外し位置116にあるトレイ108、および、試薬ロータ102まで運搬された試薬容器106のうちの2番目の試薬容器を示す。試薬容器106のうちの2番目の試薬容器は、例えば試薬ロータ装填位置156のうちの内側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置される。単純にするために、試薬容器106のうちの1番目の試薬容器は試薬ロータ102上に示されない。次いで、握持デバイス128は試薬容器106のうちの2番目の試薬容器を解放する。次いで、トレイ108がモータ138によりさらに所定の1ステップだけ移動させられ、ここでは、トレイ108の移動方向で見た場合に試薬容器106のうちの3番目の試薬容器が取り外し位置116に配置される。具体的には、さらなる所定の1ステップのトレイ108の移動は、上述した手法でモータ138によりクランク146を半回転つまり180°だけ回転させることにより、実現され、ここでは、ピン144のうちの2番目のピンが溝150のうちの2番目の溝から出て、ピン144のうちの最初の1つのピンが、溝150のうちの2番目の溝に隣接する、溝150のうちの3番目の溝に係合される。さらに、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が図7に示されるように試薬容器106のうちの3番目の試薬容器の上方に配置される。
図7は、取り外し位置116にある試薬容器106のうちの3番目の試薬容器を備えるトレイ108を示す。移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128は試薬容器106のうちの3番目の試薬容器を握持する。例えば、移送デバイス124は垂直方向の下方に移動させられる。試薬ロータ102はさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられる。握持デバイス128は試薬容器106のうちの3番目の試薬容器を握持し、試薬ロータ102がさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられると、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、試薬容器106のうちの3番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される。例えば、移送デバイス124は、最初に垂直方向を上方に、次いで水平方向または側方向に、最後に図8に示されるように垂直方向を下方に、移動させられる。
図8は、取り外し位置116にあるトレイ108、および、試薬ロータ102まで運搬された試薬容器106のうちの3番目の試薬容器を示す。試薬容器106のうちの3番目の試薬容器は、例えば試薬ロータ装填位置156のうちの外側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置される。次いで、握持デバイス128は試薬容器106のうちの3番目の試薬容器を解放する。次いで、トレイ108がモータ138によりさらに所定の1ステップだけ移動させられ、ここでは、トレイ108の移動方向で見た場合に試薬容器106のうちの4番目の試薬容器が取り外し位置116に配置される。具体的には、さらなる所定の1ステップのトレイ108の移動が、上述した手法でモータ138によりクランク146を半回転つまり180°だけ回転させることにより、実現され、ここでは、ピン144のうちの1番目のピンが溝150のうちの3番目の溝から出て、ピン144のうちの2番目のピンが、溝150のうちの3番目の溝に隣接する、溝150のうちの4番目の溝に係合される。さらに、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が図9に示されるように試薬容器106のうちの4番目の試薬容器の上方に配置される。
図9は、取り外し位置116にある試薬容器106のうちの4番目の試薬容器を備えるトレイ108を示す。移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が試薬容器106のうちの4番目の試薬容器を握持する。例えば、移送デバイス124は垂直方向の下方に移動させられる。試薬ロータ102はさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられ得る。握持デバイス128は試薬容器106のうちの4番目の試薬容器を握持し、任意選択で、試薬ロータ102がさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられると、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、試薬容器106のうちの4番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される。例えば、移送デバイス124は、最初に垂直方向を上方に、次いで水平方向または側方向に、最後に図10に示されるように垂直方向を下方に、移動させられる。
図10は、取り外し位置116にあるトレイ108、および、試薬ロータ102まで運搬された試薬容器106のうちの4番目の試薬容器を示す。試薬容器106のうちの4番目の試薬容器は、例えば、試薬ロータ装填位置156のうちの外側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置される。言うまでもなく、試薬容器106のうちの4番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される前に試薬ロータ102が回転させられない場合、試薬容器106のうちの4番目の試薬容器は、試薬ロータ装填位置156のうちの内側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置され得る。次いで、握持デバイス128は試薬容器106のうちの4番目の試薬容器を解放する。次いで、トレイ108がモータ138によりさらに所定の1ステップだけ移動させられ、ここでは、トレイ108の移動方向で見た場合に試薬容器106のうちの5番目の試薬容器が取り外し位置116に配置される。具体的には、さらなる所定の1ステップのトレイ108の移動が、上述した手法でモータ138によりクランク146を半回転つまり180°だけ回転させることにより、実現され、ここでは、ピン144のうちの2番目のピンが溝150のうちの4番目の溝から出て、ピン144のうちの1番目のピンが、溝150のうちの4番目の溝に隣接する、溝150のうちの5番目の溝に係合される。さらに、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が図11に示されるように試薬容器106のうちの5番目の試薬容器の上方に配置される。
図11は、取り外し位置116にある試薬容器106のうちの5番目の試薬容器を備えるトレイ108を示す。移送デバイス124が移動させられ、ここでは、握持デバイス128が試薬容器106のうちの5番目の試薬容器を握持する。例えば、移送デバイス124は垂直方向の下方に移動させられる。試薬ロータ102はさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられ得る。握持デバイス128は試薬容器106のうちの5番目の試薬容器を握持し、任選選択で、試薬ロータ102はさらなる試薬ロータ装填位置156まで回転させられると、移送デバイス124が移動させられ、ここでは、試薬容器106のうちの5番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される。例えば、移送デバイス124は、最初に垂直方向を上方に、次いで水平方向または側方向に、最後に図12に示されるように垂直方向を下方に、移動させられる。
図12は、取り外し位置116にあるトレイ108、および、試薬ロータ102まで運搬された試薬容器106のうちの5番目の試薬容器を示す。試薬容器106のうちの5番目の試薬容器は、例えば、試薬ロータ装填位置156のうちの外側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置される。言うまでもなく、試薬容器106のうちの5番目の試薬容器が試薬ロータ102まで運搬される前に試薬ロータ102が回転させられない場合、試薬容器106のうちの5番目の試薬容器は、試薬ロータ装填位置156のうちの内側の1つの試薬ロータ装填位置のところで、試薬ロータ102上に配置され得る。次いで、握持デバイス128が試薬容器106のうちの5番目の試薬容器を解放する。次いで、試薬容器106は、分析機器100のさらなる取り扱いの位置まで、試薬ロータ102により移送され得、これが、分析機器100のピペッタのピペットプローブが試薬容器106から液体を吸引するピペッティング位置などである。ピペットプローブが試薬容器106から液体を吸引するのを可能にするためには、試薬容器106の内部にピペットプローブが入るのを可能にするための適切な開口部を試薬容器106に提供することが必要である。このために、本発明による装填デバイス104は貫通デバイス132を備える。以下で、移送デバイス124のところに設けられる貫通デバイス132の動作を説明する。
単一の試薬容器106に関連させて、移送デバイス124のところに設けられる貫通デバイス132の動作を例示的に説明する。試薬容器106はトレイの取り外し位置116まで移送される。試薬ロータ102まで運搬される前に、試薬容器106は貫通デバイス132によって貫通される。例えば、移送デバイス124は、貫通デバイス132が試薬容器106の上方に配置するように、移動させられる。次いで、移送デバイス124は垂直方向を下方に降下または移動させられ、その結果、第1の貫通ニードル134が試薬容器106を貫通する。したがって、第1の貫通ニードル134は、試薬容器106のところに開口部を作る。
図13は、第1の貫通プロセス中の試薬容器106の中に挿入された第1の貫通ニードル134を示す。図13から分かるように、第1の貫通ニードル134は、最初に、試薬ロータ102の方を向く外側位置のところで試薬容器を貫通する。貫通デバイス132が第1の貫通ニードル134のみを備える事例では、第1の貫通ニードル134が開口部を拡大するのにも使用され得る。例えば、第1の貫通ニードル134が、第1の貫通ニードル134の先端部より大きい直径を有する部分を備える場合、この部分が試薬容器106の中に挿入されるときに開口部が拡大され得る。次いで、移送デバイス124が垂直方向を上方に上昇または移動させられ、側方向または水平方向に移動させられ、次いで、垂直方向を下方に移動させられ、その結果、第1の貫通ニードル134が別の位置において試薬容器106を貫通する。
図14は、第2の貫通プロセス中の試薬容器106の中に挿入された第1の貫通ニードル134を示す。図14から分かるように、第1の貫通ニードル134は、次に、試薬ロータ102から離れる方を向く内側位置のところで試薬容器を貫通する。第1の貫通ニードル134によって実行される第2の貫通プロセスは第1の貫通プロセスと基本的に同じである。さらに、貫通デバイス132が第2の貫通ニードル136を備える事例では、第1の貫通プロセス中に外側位置で第1の貫通ニードル134によって作られた開口部を拡大するのに、第2の貫通ニードル136が使用される。次いで、移送デバイス124が垂直方向を上方に上昇または移動させられ、側方向または水平方向に移動させられ、次いで、垂直方向を下方に移動させられ、その結果、第2の貫通ニードル136が内側位置において試薬容器106を貫通する。
図15は、第3の貫通プロセス中の試薬容器106の中に挿入された第2の貫通プロセス136を示す。図14から分かるように、第2の貫通ニードル136が試薬ロータ102の方を向く内側位置において最初に試薬容器を貫通するとき、第1の貫通ニードル134は試薬容器106を貫通しないが、試薬容器106の隣に配置される。第2の貫通ニードル136によって実行される第3の貫通プロセスは第1または第2の貫通プロセスと基本的に同じである。貫通プロセスの後、第1の貫通ニードル134および第2の貫通ニードル136を洗浄することが必要となる可能性がある。このために、分析機器100は洗浄ステーション166を備える。
図16は、洗浄ステーション166の中まで移動させられた第1の貫通ニードル134および第2の貫通ニードル136を示す。具体的には、移送デバイス124は第2の平面126内を洗浄ステーション166まで移動することができる。次いで、第1の貫通ニードル134および第2の貫通ニードル136が、図16に示されるように、洗浄されるために洗浄ステーションの中まで降下させられ得る。例えば、洗浄ステーション166は2つのチューブを備えることができ、これら中に第1の貫通ニードル134および第2の貫通ニードル136が挿入される。
図17は分析機器100の向きセンサ168を示す。向きセンサ168は、試薬容器106が正確に方向づけられているかまたはそうでないかを検出するように適合される。このために、向きセンサ168は、装填位置114とトレイ108の取り外し値位置との間で試薬容器106の向きを検出するための位置に配置される。図16は、向きセンサ168がフィールド170により試薬容器106の正確な向きをいかにして検出し得るかを示している。図17に示される実施形態では、フィールド170の白色部分が向きセンサ168によって検出される場合に、正確な向きが検出される。フィールド170の黒色部分が向きセンサ168によって検出される場合に、誤った向きが検出される。
図18が冷却デバイス162の平面図を示す。分析機器100の分析プロセスで使用されないいかなる試薬容器106も、試薬容器106の中身の劣化または変化を防止するために一時的に保管および冷却される必要があることを理由として、冷却デバイス162が設けられる。冷却デバイス162がトレイ108の移動方向または移動経路内に位置する。より具体的には、冷却デバイス162がトレイ108の最終位置164のところに位置する。冷却デバイス162がケーシングまたはドア172を備え、試薬容器106を収容するように適合される。ドア172が、冷却デバイス162内に装填される任意の試薬容器106を露出するために取り出し可能である。トレイ108が、取り外し位置116の後方の最終位置164内まで移動可能である。
図19は、ドア172が取り出された状態の、冷却デバイス162を示す。移送デバイス124は、試薬ロータ102の装填プロセスと実質的に反対の手法で、試薬容器106を試薬ロータ102からトレイ108まで逆に運搬するように適合される。言い換えると、移送デバイス124が試薬ロータ102まで移動させられ、試薬ロータ102が回転させられ、その結果、試薬容器106が握持デバイス128によって握持され得る。次いで、移送デバイス124は試薬容器106をトレイ108まで移送し、取り外し位置116のところで試薬容器106を解放する。次いで、トレイ108がモータ138により試薬容器106を冷却デバイス162まで移動させる。言うまでもなく、移送デバイス124は、その後に続くような形の順番で、2つ以上の試薬容器106を試薬ロータ102からトレイ108まで逆に運搬することができる。さらに、試薬ロータ102まで運搬されていない任意の試薬容器106がさらに冷却デバイス162内へ移動させられ得る。したがって、冷却デバイス162は、図19から分かるように、複数の試薬容器106のすべてを収容するように適合される。
上記の説明から分かるように、本発明によると、移送デバイス124は、第2の平面126内のみですべての機能および移動を実行することができる。したがって、単一のモータによって移動させられ得る場合と同様に、移送デバイス124の移動を調整することにおけるいかなる不正確さまたは許容誤差も最小となるかまたは排除される。
100 分析機器
102 試薬ロータ
104 装填デバイス
106 試薬容器
108 トレイ
110 コンパートメント
112 第1の平面
114 装填位置
116 取り外し位置
118 円形経路
120 中間点
122 角度位置
124 移送デバイス
126 第2の平面
128 握持デバイス
130 先端
132 貫通デバイス
134 第1の貫通ニードル
136 第2の貫通ニードル
138 モータ
140 寸法量
142 距離
144 ピン
146 クランク
148 中間点
150 溝
152 下側
154 出力シャフト
156 試薬ロータ装填位置
158 グループ
160 第3の平面
162 冷却デバイス
164 最終位置
166 洗浄ステーション
168 向きセンサ
170 フィールド
172 ドア

Claims (9)

  1. 分析機器(100)の試薬ロータ(102)に試薬容器(106)を装填するための装填デバイス(104)であって、
    複数の試薬容器(106)を受け取るように適合されるトレイ(108)であって、前記トレイ(108)が、少なくとも、前記複数の試薬容器(106)を前記トレイ(108)に装填することが可能である装填位置(114)と、前記トレイ(108)から前記複数の試薬容器(106)を取り外すことが可能である取り外し位置(116)との間で、第1の平面(112)内で移動可能である、トレイ(108)と、
    前記トレイ(108)から前記分析機器(100)の前記試薬ロータ(102)まで前記複数の試薬容器(106)を移送するための移送デバイス(124)であって、前記トレイ(108)が、前記トレイ(108)の前記取り外し位置(116)から前記試薬ロータ(102)まで、および/または、前記試薬ロータ(102)から前記トレイ(108)の前記取り外し位置(116)まで、第2の平面(126)内で前記移送デバイス(124)が直線的に移動可能であるように、形成され、前記第1の平面(112)および前記第2の平面(126)が互いに異なり、前記トレイ(108)が円形リングセグメントとして形成される、移送デバイス(124)と、
    前記トレイ(108)を移動させるためにクランク(146)またはディスクを回転させるように適合された少なくとも1つのモータ(138)と、
    を備え、
    前記トレイ(108)が均等に離間される溝(150)を備え、前記モータ(138)が前記クランク(146)またはディスク上に配置された2つのピン(144)を備え、前記溝(150)が前記ピン(144)に係合するように適合され、前記モータ(138)が、前記溝(150)および前記ピン(144)の係合により、前記トレイ(108)を所定のステップで段階的に移動させるように適合され、
    前記移送デバイス(124)が前記試薬容器(106)を握持するための握持デバイス(128)を備え、前記握持デバイス(128)が前記移送デバイス(124)の先端(130)のところに配置され、
    前記移送デバイス(124)が、前記試薬容器(106)を貫通するための少なくとも1つの貫通デバイス(132)を備える、
    装填デバイス(104)。
  2. 前記第2の平面(126)が前記第1の平面(112)に対して垂直である、請求項1に記載の装填デバイス(104)。
  3. 前記トレイ(108)が円形経路(118)上を移動可能である、請求項1または2に記載の装填デバイス(104)。
  4. 前記円形経路(118)が中間点(120)を画定し、前記トレイ(108)が前記複数の試薬容器(106)を受け取るためのコンパートメント(110)を備え、前記コンパートメント(110)が前記円形経路(118)の前記中間点(120)の周りの均等な角度位置(122)のところに配置される、請求項3に記載の装填デバイス(104)。
  5. 前記2つのピン(144)が、それらの間に前記クランク(146)またはディスクの中間点を有するように、互いに対向するように配置され、前記溝(150)が前記トレイ(108)の下側(152)に配置される、請求項1からのいずれか一項に記載の装填デバイス(104)。
  6. 前記装填デバイス(104)が、前記第1の平面(112)が前記試薬ロータ(102)と平行であるように、前記分析機器(100)内に配置されるように適合される、前記請求項1からまでのいずれか一項に記載の装填デバイス(104)。
  7. 試薬ロータ(102)と請求項1からまでのいずれか一項に記載の装填デバイス(104)を備える分析機器(100)。
  8. 前記試薬ロータ(102)が複数の試薬ロータ装填位置(156)を備え、前記複数の試薬ロータ装填位置(156)において前記複数の試薬容器(106)が前記試薬ロータ(102)上に装填可能であり、前記試薬ロータ(102)が、前記試薬ロータ装填位置(156)のうちの少なくとも1つが前記第2の平面(126)内に配置されるように、回転可能である、請求項に記載の分析機器(100)。
  9. 前記試薬容器(106)上に設けられるRFIDタグを識別するためのRFIDセンサをさらに備え、前記RFIDセンサが、前記トレイ(108)の移動経路(118)内の、前記装填位置(114)と取り外し位置(116)との間に配置される、請求項またはに記載の分析機器(100)。
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