JP6894454B2 - 微細構造に基づく創傷閉鎖デバイス - Google Patents
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Description
この出願は、2012年6月15日に出願されたUS仮出願番号第61/660,561号及び2012年10月5日に出願されたUS仮出願番号第61/710,246号に対する優先権を主張するものであり、両出願は、引用によってその全体が本願明細書に組み込まれている。
創傷閉鎖のための組成物及び方法は、従来技術として知られている。創傷の重症度に応じて、最も一般的な治療は、単純な接着剤に基づく市販製品(例えば、バンドエイド(登録商標)、バタフライストリップ(butterfly strip)及びステリ-ストリップ(Steri-Strips))から、より特殊な製品(例えば縫合糸及びステープル)に及ぶ。縫合糸及びステープルを適切に使用するには、訓練された専門家が必要である。そして、これらの技術は、創傷を閉鎖するのに非常に効果的ではあるが、多くの場合麻酔薬を使用する必要がある侵襲性で痛みを伴う処置である。更に、これらの手順は、縫合位置と介入空間との間の裂傷又は外科手術上の切開口に加わる引張力の変化を引き起こす空間及び深さの変動並びに二次的挿入孔の両方を由来とする見た目が悪い瘢痕を残し得る。更に、これらの皮膚閉鎖技術は、縫合糸及びステープルの除去のために診療室又は病院への継続的な通院を必要とする。感染症の場合における特に次善の特徴は、多くの場合、縫合糸を取り除いて創傷を再び開き洗浄する必要がある。加えて、包帯(バンドエイド(登録商標))を用いて創傷を単にカバーすることは、より重症な創傷又はより深い創傷を閉鎖するのには多くの場合十分ではない。これらのデバイス及びステリ-ストリップ及びバタフライストリップを取り付けるために用いる接着剤では、外れたりゆっくり動いたりすることなく、これらの創傷を閉鎖するのには十分でない。皮膚水分によって、接着に基づく包帯の接着性が更に低下するという問題が生じ、創傷の閉鎖及び適切な治癒の前に皮膚及び創傷部からそれらが早期に外れてしまう可能性がある。また、接着剤は、症候性アレルギー及び炎症反応を誘導する可能性がある。米国特許第4,430,998号は、2以上の微細構造アレイ22を備える創傷閉鎖デバイスを開示し(図1〜3)、各微細構造アレイは、少なくとも2つの微細構造を備え(第2欄の第43行目〜第3欄の第2行目を参照)、少なくとも2以上の微細構造アレイ22は、可撓性バッキングに取り付けられている(第2欄の第43行目〜第3欄の第2行目および図3を参照)。
本発明は、概して、1又は複数の微細構造を備える創傷閉鎖デバイスに関する。ある実施形態において、微細構造は、皮膚又は組織に入り込むことができる。ある実施形態において、上記デバイスは、複数の微細構造を備えている。微細構造は、微細構造と同じ素材又は異なる素材から任意に作られている基部又は裏地に加工、固定又は接続されている。ある実施形態において、基部又は裏地は、可撓性若しくは伸縮性又は可撓性且つ伸縮性である。ある実施形態において、微細構造には、基部上に1又は複数の微細構造アレイが形成されている。特定の実施形態において、創傷閉鎖デバイスは、本開示によれば、少なくとも2つの微細構造アレイを備え、各アレイは、基部上にパターン化され(任意に上記基部は、1又は複数のアレイを備え)、上記アレイは、任意に裏地に固定されている。このような実施形態では、上記アレイの少なくとも1つは、デバイスを創傷の一方の横側に固定することができ、上記アレイの少なくとももう1つは、デバイスを創傷の他方の横側に固定することができる。他の特定の実施形態において、創傷閉鎖デバイスは、1つの微細構造アレイだけを備え、上記アレイは基部に加工され、上記基部は裏地に任意に固定されている。このような実施形態では、アレイに備わる微細構造の少なくとも1つはデバイスを創傷の一方の横側に固定することができ、アレイに備わる微細構造の少なくとももう1つはデバイスを創傷の他方の横側に固定することができる。
本願明細書に示す詳細は、例示であり、本発明の好ましい実施形態を詳細に解説するためだけにある。それらは、本発明の様々な実施形態の原理及び概念上の態様に関して最も有益で且つ容易に理解できる記述であると考えられるものを提供するために示している。この点に関しては、本発明の基本的な理解のために必要なこと以上に詳細には本発明の構造的な細部を示す試みは行っておらず、図面及び/又は実施例を伴う記述は、本発明のいくつかの形態を実際どのように具体化することができるかを当業者に明らかにするものである。
本願明細書において用いられる用語は、特定の実施形態のみを記載するためのものであり、本発明の範囲を制限することを目的としない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって制限される。別途定義されない限り、本願明細書において用いられる全ての技術的及び科学的な用語は、一般的に、本発明に属する当業者が理解するものと同じ意味である。明細書及び添付の特許請求の範囲において用いられている通り、反対のことを明記していない限り、以下の用語は、明示している意味である。
本願明細書に開示される創傷閉鎖デバイスに備わる微細構造は、任意の素材又は素材の混合物からできていてもよい。ある実施形態において、素材は、天然素材又は天然素材の混合物である一方で、他の実施形態では、合成素材又は合成素材の混合物である。ある実施形態において、微細構造は、無毒性、生分解性、生体再吸収性、生体適合性素材又はそれらの組み合わせからなり、他の実施形態では、そうではない。更に他の実施形態では、本開示に従って、1又は複数の合成素材と1又は複数の天然素材との混合物を含む微細構造が提供される。特定の実施形態において、微細構造は、ポリマー、金属、生体素材及びそれらの組み合わせより選択される素材からできている。
基部は、様々な微細構造及び微細構造アレイを任意に備えることが可能であり、任意の適切な素材からできていてもよい。基部は、(例えば、非侵襲的に創傷が観察できるように)透明又は実質的に透明であってもよく、或いは、(例えば、創傷を隠すために)透明でなくてもよい。基部は、無毒性、生分解性、生体再吸収性、生体適合性素材又はそれらの組み合わせを任意に含んでいてもよい。基部は、それが備える微細構造と同じ素材からできていてもよく、異なる素材からできていてもよい。
ある実施形態において、本発明の創傷閉鎖デバイスは、裏地又は基部に対してある角度が付いた微細構造を備えている。微細構造は、任意の適切な角度で配置することができる。ある実施形態において、それらは、裏地又は基部に対してある角度で固定され、その角度は、約15、30、45、60、75、又は90度であり、これらには、記載の角度の全ての範囲(例えば、15度-90度、30度-90度、45度-70度等)及び整数(例えば、16度、17度、18度等)が含まれる。一実施形態として、微細構造は、裏地又は基部に対して50度を超える角度が付いている。一実施形態として、微細構造は、裏地又は基部に対して45から70度の角度が付いている。一実施形態として、微細構造は、裏地又は基部に対して50から70度の角度が付いている。
本発明の創傷閉鎖デバイスは、様々な形状及び寸法の1又は複数の基部にパターン化された微細構造アレイを備えていてもよい。図3a-1から3a-6及び8a-1から8a-6は、我々が生産したいくつかのアレイの模式的な設計を示している。例示的なマイクロニードル(図3b)及びマイクロブレード(図8b)の詳細は、表に提供されている。更に、かかる一つのマイクロニードルアレイとマイクロブレードアレイの写真は、それぞれ、図7a並びに7b及び図12a並びに12bに提供されている。
本願明細書に開示されている創傷閉鎖デバイスに含まれる微細構造は、熟練した職人が利用可能な任意の方法を使用して製造することができる。ある実施形態において、微細構造は、確立された方法に基づく微細加工プロセスによってなされる。例えば、集積回路、電子パッケージ及び他のマイクロ電子デバイスの作成に用いられる方法であり、マイクロマシニング及びマイクロ成形の分野において使用する方法を追加すると更に増える。
本発明の実施形態は、様々な微細構造を1又は複数備える創傷閉鎖デバイスに関する。上記微細構造は、裏地に任意に固定されている。従って、ある実施形態において、1又は複数の微細構造アレイが裏地に固定されている。上記微細構造は、任意に様々なサイズ、寸法及びジオメトリーを有している。任意の最適な裏地を本発明のデバイスの製造に用いてもよい。そして、ある実施形態において、裏地は、任意に可撓性及び/又は伸縮性である。裏地は、別々の構成要素である。微細構造は、例えば、1又は複数の微細構造を備える基部の結合を介して、又は、裏地上への1又は複数の個々の微細構造の直接結合を介して、裏地に固定される。かかる基部は、一般的に、2つの実質的に平面の表面(即ち、上面及び下面)を備え、1又は複数の微細構造は、上記上面から垂直又はある角度で突出しており、上記下面は実質的に平坦である。このような例では、裏地は、任意の適当な手段によって(例えば、接着によって)下面に固定することができる。
本発明の創傷閉鎖デバイスは、本願明細書に記載の1又は複数の微細構造を備えている。デバイスは、任意の適切な所望の形状、サイズ又は構成を有することができる。例えば、本発明のデバイスは、ある実施形態において、正方形、矩形、円形又は卵形、蝶形又は他の形状を、単独又は組み合わせで有することができ、ある実施形態において、それらは、カットするか、例えば、肢の一部を包み肢上の創傷を覆うことができるシート、テープ、ロール又はカバーを備えていてもよい。
ある実施形態において、本発明の創傷閉鎖デバイスは、1つの微細構造アレイだけを備えている。一実施形態として、創傷閉鎖デバイスは、(例えば、峡部によって分け隔てられた)2つの微細構造アレイを備えている。ある種の実施形態において、創傷閉鎖デバイスは、複数の微細構造アレイを備えている。特定の実施形態において、創傷閉鎖デバイスは、2から100個の微細構造アレイを備えている。
創傷閉鎖デバイスは、特定用途に適している任意の面積であってもよい。面積が大きいデバイスは、大きい創傷に使用され、小さいデバイスは、小さい創傷に使用される。
頭部、首及び顔面に生じた裂傷及び皮膚生検での最も大きな断片と、開示したデバイスの優れた創傷閉鎖能力と、を考慮すれば、ある種の実施形態では、デバイスは、比較的小規模の創傷閉鎖用に構成される。ある種のかかる「頭と首」用デバイスにおいて、比較的短い微細構造(例えば、マイクロニードル)を用いて炎症を最小限にし、他の皮膚サイト(例えば背中及び四肢)と比較して皮膚が薄い頭部、顔面及び首に入り込むことができるようする。頭と首デバイスの例は、0.5〜2cmの長さ及び幅を有する。かかるコンパクトな形態は、比較的小さいアレイと短い峡部又は峡部なしに由来する。
ある実施形態において、本発明の創傷閉鎖デバイスは、ロールの形態である。本発明のロール創傷閉鎖デバイスは、ある実施形態において、重要な創傷閉鎖微細構造アレイを追加したロール包帯に類似している。かかる微細構造アレイロール包帯は、細くて長い形状を有し、ロールとして形成されている。それらは、様々な長さ及び幅と、長手方向軸と、上記長手方向軸に沿って(一般的には上記長手方向軸の中心線に)延在する、即ち微細構造アレイロール包帯を使用すると創傷上を覆う、創傷に面する峡部と、を備えている。
特定の実施形態において、上述の微細構造アレイに加えて、本発明の創傷閉鎖デバイスは、微細構造にナノ構造アレイ及び/又はナノ繊維コーティングを更に備えていてもよい。このような実施形態では、ナノ繊維コート微細構造表面又はナノ構造アレイは、デバイスの表面積を増加させることができるため、使用対象の皮膚又は組織とデバイスとの接触性が上昇する。その結果、デバイスは、接着剤を使わずに粘着力が更に向上して、より効率的に張り付くことから、接着性の構成要素が不要になる。従って、ある特定の実施形態において、本発明の微細構造は、共願のPCT出願(PCT/US2012/040565、引用によって本願明細書に完全に組み込まれている)に開示しているキチンナノ繊維インクを備える又はそれによってコーティングされている。
本発明のある実施形態では、創傷又は創傷閉鎖デバイスの上部をカバーする1又は複数の保護カバーが任意に使用され、例えば、周囲の環境から創傷を更に保護し、その目的の位置における確実なデバイスの維持を補助する。実際、我々は、ある実施形態において、このようにしてカバーされると、それらの目的位置においてより強くデバイスが固定されることを明らかにした。原則として、如何なるカバーであっても十分である。ある実施形態において、最適なカバーは、デバイスに下向の力を更に加えて、微細構造が適切な位置に留まることを確実にし、いずれの微細構造も意図しない剥離を防止することができる。カバーは、任意の適切な形状であってもよく、特定の実施形態においては、裏地の形状に関して上記した通り、刺激誘導を低減して偶然外れることを制限するように丸みのある縁を備えている。
本発明の創傷閉鎖デバイスは、個々にパック(例えば、単回使用のスタンドアローンパック)されていてもよく、或いは、複数のデバイスとして、任意の形、例えば、個々にパックされた単回使用の閉鎖デバイスを複数個含んでいる容器、又は、例えば、複数のデバイスを含み、切断可能接続部又は引き裂き可能接続部によって分離できるロールと共にパックされていてもよい。従って、ある実施形態では、本願明細書に記載の通り、複数の個々にパックされた創傷閉鎖デバイスを複数個含むロールが提供され、個々にパックされたデバイスの各々は、有孔接続部を介して少なくとも一つの他の個々にパックされたデバイスと接続しているため、上記個々にパックされた包帯の1つを簡単に分離することができる。
ある実施形態において、本発明のデバイスは、創傷閉鎖システムとして提供される。上記創傷閉鎖システムは、本願明細書に記載する少なくとも一つの創傷閉鎖デバイスと、上記デバイスと共に任意に使用可能な少なくとも一つの他の構成要素(例えば、創傷治癒能力を向上させるもの)と、を含むキットである。これらのようなキットは、本願明細書に開示される1又は複数の創傷閉鎖デバイスと、1又は複数の他の任意の構成要素(例えば、創傷閉鎖デバイスをカバーするように使用する(任意に接着剤を含む)1又は複数のカバー)と、デバイスの使用前に創傷に任意に使用することができる薬又は治療薬、洗浄及び/又は殺菌手段(例えば、防腐剤、抗生物質、無菌生理食塩水)、鎮痛薬(例えば、ベンゾカイン又はリドカイン)を含む1又は複数の容器(例えば、ボトル、パウチ、パケット、チューブ)と、創傷閉鎖デバイスを使用するための指示書と、を含む。
各種実施形態の創傷閉鎖デバイスは、急性及び慢性創傷(例えば、裂傷、切断、すり傷、擦過傷、手術後創(例えば、低侵襲手術、腹腔鏡手術、ロボット手術、切開生検、一般手術及び美容手術によって引き起こされる創傷)、剥離皮膚、熱傷、潰瘍(例えば、糖尿病潰瘍、脈管不足潰瘍、とこずれ)又は他の皮膚の問題(例えば、アレルギー、湿疹、皮膚炎及び乾癬))を含む任意の種類の創傷を治療するために用いることができる。従って、実施形態のデバイスを使用してより大きな創傷だけでなく小さい創傷を治療することができるように、様々なサイズの創傷閉鎖デバイスを作成することができる。特定の実施形態において、本発明のデバイスで治療される創傷は、長さ約0.1mmから長さ約50cmにわたる。従って、特定の実施形態で、創傷長は、約0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm、1mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、1cm、2cm、3cm、4cm、5cm、10cm、20cm、30cm、40cm、50cm又は50cm超であり、これらには、記載の創傷長の全ての範囲(例えば、0.1mm-50cm、0.5mm-10cm、0.5mm-5cm等)並びに整数及び小数(例えば、9.1mm、9.2mm、9.3mm等)が含まれる。
微細構造の製作
以下の実施例は、本願明細書に従う微細構造及び微細構造アレイを生産する多くの適切な方法の1つを概説している。この特定の実施例では、微細構造は、本技術分野で一般に用いられるレプリカ成形技術を使用して生産しており、熟練した職人であれば容易に再現することができる。
創傷閉鎖デバイス
以下の実施例は、我々が製造したいくつかの創傷閉鎖デバイスのうち、非限定的に選択したものを説明している。原則として、微細構造は、本技術分野で一般的な微細加工技術を用いて(例えば、実施例1に記載されているレプリカ成形法を介して)、任意の想定し得る形状を容易に作成することができる。更に、PMMAは、この実施例に示したデバイスの全てに使用されているが、様々な微細構造及び微細構造アレイを他の素材(例えば、キチン)から形成した。そして、当業者は、無数の他の素材(例えば、この明細書に記載されている様々な素材、及び、かかる微細加工に適している、熟練職人には公知の何百もの他の素材)から類似の微細構造を容易に作成することができる。従って、制限するものではないが、我々は、この技術の多彩な用途に関する特定の用途の例として、これらの特定の実施形態を示す。
これらのデバイスは、すべて、実施例1に記載されている方法に従って製造された2つの微細構造アレイを備えている。2つの基部は、それぞれ単一の微細構造アレイを備えており、ステリ-ストリップS素材由来のポリウレタン裏地に固定した。アレイを備える裏地は、ポリエステル繊維峡部によって分け隔てた。図17aは、これらのプロトタイプの1つの画像を示している。この画像において、裏地素材は、長さ3cm x 幅1.5cmである。アレイは、長さ12mm x 幅8mmであり、PMMAからできている長さ550μmの直線状マイクロニードルを備えている。このマイクロニードルは、アレイ中に分配されている。峡部は、長さ15mmであり、2つの微細構造アレイ間は22mm離れている。このプロトタイプの生産を通じて、要素(例えば、ニードルアレイ間の峡部長さ/距離、裏地内のニードルアレイの位置、ニードルアレイを挟んで対抗する横側にあるタブの長さ、タブに及び/又は峡部領域における接着剤の有無、微細構造のタイプ、使用する微細構造アレイのサイズ及び微細構造の密度)を色々と変化させて、多くの他のモデルを製造した。
これらのデバイスは、すべて、実施例1に記載されている方法に従って製造された2つの微細構造アレイを備えている。2つの基部は、それぞれ単一の微細構造アレイを備えており、ステリ-ストリップS素材由来の単一のポリエステル繊維裏地に固定した。基部は、様々な峡部長をつくるために様々な長さで分け隔てて配置されている。図17bは、これらのプロトタイプの1つの画像を示している。この画像において、2つのマイクロブレードアレイは、5mmの峡部分離を有する長さ22mmのポリエステル繊維に固定されている。各アレイは、長さ4.5mm x 幅11mmであり、アレイの全体にわたって均一に分配された8個の角度付きマイクロブレード×3個のマイクロブレード構成において長さ900μmのPMMAマイクロブレードを備えている。2つのアレイは、5mmで分け隔てられている。デバイスの両末端上のタブは、(ステリ-ストリップSに存在する)アクリレート接着剤を有する。このプロトタイプの生産を通じて、要素(例えば、峡部長(即ち、微細構造アレイ間の距離)、アレイを挟んで対抗する横側にあるタブの長さ、タブに及び/又は峡部領域における接着剤の有無、微細構造のタイプ、使用する微細構造アレイのサイズ及び微細構造の密度)を色々と変化させて、多くの他のモデルを製造した。
これらのデバイスは、すべて、実施例1に記載されている方法に従って製造された2つの微細構造アレイを備えている。2つの基部は、それぞれ単一の微細構造アレイを備えており、ステリ-ストリップ(注: ステリ-ストリップSではない)素材由来の、強度のためにポリエステル繊維支持体を加えた紙/繊維混合物からできている単一の裏地(この裏地は、皮膚に適合し得る一方でそれでも創傷を閉鎖し得るある程度の柔軟性を有する)に固定した。基部は、様々な峡部長をつくるために様々な長さで分け隔てて配置されている。図17cは、これらのプロトタイプの1つの画像を示している。この画像において、2つのマイクロニードルアレイは、8mmの峡部分離を有する45mmのポリエステル繊維に固定されている。各アレイは、長さ6mm x 幅10mmであり、アレイの全体にわたって均一に分配された7個の直線状ニードル×4個の直線状ニードル構成において長さ1mmのPMMAニードルを備えている。デバイスの両末端上のタブは、(ステリ-ストリップに含まれる)アクリレート接着剤を有する。2つのマイクロニードルアレイは、8mmで分け隔てられている。このプロトタイプの生産を通じて、要素(例えば、峡部長(即ち、ニードルアレイ間の距離)、ニードルアレイを挟んで対抗する横側にあるタブの長さ、タブに及び/又は峡部領域における接着剤の有無、微細構造のタイプ、使用する微細構造アレイのサイズ及び微細構造の密度)を色々と変化させて、多くの他のモデルを製造した。
この例では、本創傷閉鎖デバイスの用途の広さが証明された。示したように、微細構造及びアレイの寸法(例えば、サイズ、形状、幅及び長さ)と、タイプ(マイクロニードル及びマイクロブレードアレイをそれぞれ示す図7a及び7b並びに図12a及び12bを参照)と、様々な長さ及び幅の基部に提供された微細構造の角度は、変更することができる。様々なサイズ、形状、及び微細構造密度を有する微細構造アレイを製造することもできる。様々な裏地/峡部サイズ、素材、アレイ構成等を有する創傷閉鎖デバイスを製造することも可能である。従って、本発明の本創傷閉鎖デバイスは、様々な組織及び皮膚における広範囲で種々のタイプの創傷を閉鎖するのに必要な固有の要件を微調整可能な無数の創傷閉鎖デバイスを提供することができる、用途の範囲が広い創傷閉鎖システムを提供する。
微細構造アレイトラクション分析
以下の実施例は、微細構造アレイが皮膚を把持及び保持することができるか否かを決定するために我々が行った予備分析を概説する。この研究の目的は、創傷が角度付きマイクロブレードを備える創傷閉鎖デバイスが皮膚に接着できるか否かを評価することである。C2マイクロブレード(均一に分配された8X4マイクロブレード、図2bを参照)の8mm x 12mmアレイを有するステリ-ストリップSの15mm x 28mmセグメントを、新しい豚の皮膚(厚さ2-3mm)の2.5×2.5cm片に取り付けた。豚の皮膚を、予めプレキシガラススライド上に接着させて、0.9wt%生理食塩水溶液で洗浄し、試験前にガーゼを軽く当てた。トラクションは、引張試験機を用いて、試験機(島津AGS-X)の一方の側にニードルを、他方の側に皮膚を搭載して、そして引張力を加えることで測定した。
この実験の結果を図21に示している。グラフのY軸は、測定した力(ニュートン)であり、X軸は、測定した変位量(ミリメーター)である。角度付きニードルは、豚の皮膚を効率的に把持することができたことから、かかるデバイスは、目的通り、創傷を閉鎖することができるだろう。
予備ヒト研究
以下の実施例は、本発明にかかる3つの異なる創傷閉鎖デバイスを比較するために実行された予備ヒト研究を概説する。この研究の目的は、以下の通りとした。
・デバイスの使用によって痛みが誘導されるか否かを評価すること。
・ヒト皮膚に対するデバイスの接着を試験すること。
・デバイスによって誘導される炎症反応をモニターすること。
この研究において使用した創傷閉鎖デバイスは、すべて、PMMAからできたマイクロニードル及び基部を備えている。基部の厚さは、約140μmであった。各創傷閉鎖デバイスは、約1cm x 1cm寸法の2つの微細構造アレイを備えるものとした。デバイスA及びBは、マイクロニードルを備える一方で、デバイスCはマイクロブレードを備えるものとした。デバイスは、それぞれ、ステリ-ストリップS(登録商標)素材からできている裏地を備えたものとした。裏地は、アレイに固定されており、かかるアレイは、2つのアレイを分け隔てる長さ8mmの峡部を有している。加えて、ステリ-ストリップS(登録商標)素材を、各アレイの遠位端を超えて6mm拡張した。ステリ-ストリップS(登録商標)素材は、通常、接着剤を有するが、接着剤は、ボランティアの皮膚に使用する前はカバーされていることから、デバイスは、接着剤なしに接着性に関する試験を行なうことができる。また、皮膚に対する使用後、デバイス及び近接する皮膚を、約4cm x 4cmの接着性ポリウレタンテープカバー(3M 9833)によってカバーした。以下のデバイスを試験した。
・アレイにおける各マイクロニードルは、ピラミッド形状であり、アレイの基部に対して90度であった。
・各マイクロニードルは、以下の寸法を有していた:底部の長さは、1mm、幅は420ミクロン、先端直径は60ミクロン。
・マイクロニードルは、1.5mmのピッチで均一に分配され、合計で各アレイにおいて約50個のマイクロニードルが存在していた。
・アレイにおける各マイクロニードルは、ピラミッド形状であり、アレイの基部に対して90度であった。
・各マイクロニードルは、以下の寸法を有していた:底部の長さは、1mm、幅は420ミクロン、先端直径は60ミクロン。
・創傷に対して対抗する横側におけるアレイは、角度付きマイクロニードルが創傷の方へ角度が付くように配置した。
・マイクロニードルは、3mmのピッチで均一に分配され、合計で各アレイにおいて16個のマイクロニードルが存在していた。
・アレイにおける各マイクロブレードは、ピラミッド形状であり、アレイの基部に対して51度であった。
・各マイクロブレードは、以下の寸法を有していた:底部の長さは、900ミクロン、幅は1050ミクロン、先端幅は約130ミクロン、先端厚は約20-30ミクロン。
・創傷に対して対抗する横側におけるアレイは、角度付きマイクロブレードが創傷の方へ角度が付くように配置した。
・マイクロブレードは、4.5mmのピッチで均一に分配され、合計で各アレイにおいて9個のマイクロブレードが存在していた。
創傷閉鎖デバイスを、以下の手順を用いて皮膚に設置した。皮膚に取り付けできるように、アレイの1つの遠位端に取り付けた接着性ストリップを手で下向きに押し付けた。そして、親指を使用して最も近いアレイを通じて圧力を加えた。親指で一方のアレイを下向きに押したままにしつつ、他方のアレイの遠位端を2本の指でつまみ、創傷の閉鎖と外反を模倣するように横方向に穏やかに伸ばした。デバイスの設置後、デバイスを医療用接着性カバー(カタログno. 9833、3M)を用いてカバーした。
ボランティアは、デバイスの使用の際に軽度(0から10を範囲とする痛みの視覚アナログスコア(VAS)で、およそ1-2)の痛みを報告した。痛みは、1時間以内に消失し、皮膚への使用期間中(2-8日)デバイスによる痛みはなかった。
まとめると、本研究の結果から、デバイスはほとんど痛みを誘導することなく使用できることが示された。全てのデバイスは、数日間、皮膚に確実に取り付けたままであった。より大きなピッチ(3mm又は3mm超)を有するデバイスでは、皮膚炎症(紅斑及び浮腫)という結果にはならなかった一方で、1.5mmのピッチを有するデバイスは炎症の証拠を示した。従って、理論によって限定されるものではないが、アレイにおける微細構造の密度及び数の低下は、皮膚に取り付けたままにするデバイスの能力を損なうことなく炎症が起きにくい結果となり得ることが、この予備研究から明らかである。これら及び他のデータ(例えば、実施例5)から、本創傷閉鎖デバイスは従来の創傷閉鎖方法に対して魅力的な代わりの代替物を提供することが強くサポートされている。
豚の創傷閉鎖研究
以下の実施例は、本発明にかかる3つの異なる創傷閉鎖デバイスの創傷閉鎖効率を評価し、これらの効率と縫合糸の創傷閉鎖効率とを比較するために実行した予備動物試験を概説する。この研究の目的は、以下の通りとした。
・傷ついた皮膚に対するデバイスの接着性を試験すること。
・創傷を閉鎖するデバイス能力を評価すること。
・デバイスによって誘導される炎症反応をモニターすること。
・治癒を促進するデバイスの能力を評価すること。
・創傷を閉鎖するために用いたデバイスと縫合糸との上記結果を比較すること。
豚の新生児を本研究に用いた(注意:豚の新生児の皮膚は、ヒト皮膚の生体機械的特性と非常に近い)。豚の新生児は、創傷閉鎖デバイスを試験するためのスタンダード動物モデルである。外科用メスを用いて、長さがそれぞれ3cmの全層創傷を、全身麻酔下で動物の胸部領域の背側の皮膚から作成した。創傷は、動物の臀部における中心の両サイドに作成し、同一サイド上の創傷とは互いに約5cm離れている(図22a及び22b)。
この研究において使用する創傷閉鎖デバイスは、すべて、実施例1に記載する方法に従ってPMMAからできている微細構造及び基部を備えるものとした。基部の厚さは、約140μmであった。各創傷閉鎖デバイスは、2つの微細構造アレイを備え、寸法は、約6mm x 10mmであった。デバイスは、それぞれ、ステリ-ストリップ(登録商標)素材からできた裏地を備え、2つのアレイを分け隔てる長さ8mmの峡部を備えるアレイに取り付けられたものとした。加えて、ステリ-ストリップ(登録商標)素材は、各アレイの遠位端を6mm超えて延在している。以下のデバイスを試験した。
・アレイにおける各マイクロニードルは、ピラミッド形状であり、アレイの基部に対して90度であった。
・各マイクロニードルは、以下の寸法を有していた:底部の長さは1mm、幅は420ミクロン、先端直径は約60ミクロン。
・マイクロニードルは、3mmのピッチで均一に分配され、合計で各アレイにおいて12個のマイクロニードルが存在していた。
・図7aは、これらのアレイの1つの写真を示している。
・アレイにおける各マイクロブレードは、ピラミッド形状であり、アレイの基部に対して51度であった。
・各マイクロブレードは、以下の寸法を有していた:マイクロブレードが底部と接触する場所の長さは900ミクロン、幅は900ミクロン、先端幅は約130ミクロン及び先端厚さは約20-30ミクロン。
・マイクロブレードは、4.5mmのピッチで均一に分配され、合計で各アレイにおいて6個のマイクロブレードが存在していた。
・創傷に対して対抗する横側におけるアレイは、角度付きマイクロブレードが創傷の方へ角度が付くように配置した。
・図12aは、これらのアレイの1つの写真を示している。
0日目に、創傷閉鎖デバイスを、以下の手順を用いて豚の皮膚に設置した:皮膚に取り付けできるように、アレイの1つの遠位端に取り付けた接着性ストリップを片手の複数の指を用いて下向きに押し付けた。そして、親指を使用して最も近いアレイを通じて圧力を加えた。親指で一方のアレイを下向きに押したままにしつつ、他方のアレイの遠位端を2本の指でつまみ、創傷の閉鎖と創傷の外反を可能にするように横方向に穏やかに伸ばした。これと同じ手順を、第二創傷閉鎖デバイスを設置する際に繰り返した。2つの創傷閉鎖デバイスの設置後、創傷領域をテガダーム(登録商標)を用いてカバーした。
炎症、感染、裂開、紅斑及び浮腫に関する得点化をしながら、創傷を12日間毎日観察した。更に、写真を取って治癒手順をドキュメント化した。9日目に、デバイス/縫合糸を取り除いた。1日目の創傷を示す写真(デバイス/縫合糸の配置の1日後)と、6日目及び9日目(デバイス/縫合糸の配置の10日後)は、図23-26に示しており、結果の概要は、以下に示している。
1日目、炎症は、デバイスBによって閉鎖した創傷周辺及び縫合糸によって閉鎖した創傷周辺で観察されたが、かかる炎症は、創傷閉鎖デバイスAによっては誘導されなかった。6日目、縫合された創傷はまだ炎症を起こしていたが、かかる炎症はデバイスA及びBによって閉鎖した創傷周辺では観察されなかった。9日目、炎症は、縫合糸によって閉鎖した創傷周辺でまだ観察されていたが、炎症はデバイスAによって閉鎖した創傷周辺で観察されなかった、デバイスA又はBで閉鎖した創傷周辺では観察されなかった。
感染症は、1日目、6日目又は9日目のいずれの創傷でも、創傷閉鎖法に関係なく、確認されなかった。
裂開は、1日目、6日目又は9日目のいずれの創傷でも、創傷閉鎖法に関係なく、確認されなかった。
紅斑は、1日目、6日目及び9日目に、縫合された創傷周辺で観察され、9日目の紅斑は、0-4のドレイズスケールによれば、ドレイズスコアが2であった。6日目又は9日目でなく、1日目において、紅斑は、デバイスBによって閉鎖した創傷周辺でも観察された。デバイスAは、紅斑を誘導しなかった。
浮腫は、1日目、6日目又は9日目のいずれの創傷でも、創傷閉鎖法に関係なく、観察されなかった。
まとめると、本研究の結果から、デバイスAもBも創傷を効果的に閉鎖でき、縫合糸に匹敵する効率を有することが示された。加えて、本願明細書に開示される創傷閉鎖デバイスは、長く続く炎症又は紅斑を誘導しないという更なる利益を提供するものであった。これら両有害反応は、縫合により閉鎖された創傷において誘導され、10日間の観察期間持続した。従って、本発明のデバイスは、創傷閉鎖のために、縫合糸に対して魅力的な代替物を提供するものである。
Claims (18)
- 創傷閉鎖デバイスであって、
前記創傷閉鎖デバイスは、長手方向軸を有する裏地を備え、
前記裏地は、可撓性部分を備え、
前記可撓性部分は、少なくとも2つの微細構造アレイが取り付けられており、
各微細構造アレイは、少なくとも2つの微細構造を備え、
前記少なくとも2つの微細構造アレイは、前記裏地の非伸縮性部分を形成する非伸縮性峡部よって分け隔てられており、
前記少なくとも2つの微細構造アレイを支持する前記裏地の可撓性部分と前記非伸縮性峡部を形成する前記裏地の非伸縮性部分とは、同一平面上にあり、
前記非伸縮性峡部は、前記長手方向軸を横切る幅を持ち、
前記幅は、前記長手方向軸を横切る方向の前記少なくとも2つの微細構造アレイの幅よりも狭く、
前記創傷閉鎖デバイスは、前記創傷閉鎖デバイスを近接する創傷閉鎖デバイスに近接配置し、前記創傷閉鎖デバイスの前記少なくとも2つの微細構造アレイが前記近接する創傷閉鎖デバイスの微細構造アレイに近接して配置されると、前記非伸縮性峡部と前記近接する創傷閉鎖デバイスの隣接する峡部との間にギャップが形成されるように構成されており、
創傷閉鎖デバイスは、前記2つの微細構造アレイの各々を横切る方向に伸縮可能である、
創傷閉鎖デバイス。 - 前記少なくとも2つの微細構造アレイは、2つの微細構造アレイのみを含む、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記創傷閉鎖デバイスは、創傷を閉鎖状態に維持することができる、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記創傷閉鎖デバイスが前記長手方向軸に対して前記非伸縮性峡部が創傷を横切って延在するように位置すると、前記少なくとも2つの微細構造アレイは、前記少なくとも2つの微細構造アレイのうちの1つが前記創傷の一方の横側の皮膚に入り込むことができ、前記少なくとも2つの微細構造アレイの他の1つが前記創傷の他方の横側の皮膚に入り込むことができるように、前記裏地に取り付けられている、請求項1記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記裏地は、接着剤を有する、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記接着剤は、1又は複数の着脱可能なタブに設置されている、請求項5に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記裏地は、ロール包帯の形態である、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造は、前記裏地に対して15〜90度の角度である、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造のうちの少なくとも1つの微細構造は、前記裏地に隣接した底部、先端、及び前記底部と前記先端とを接続している本体を備え、
前記本体は、前記底部と前記先端との間で曲線状である、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。 - 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造のうちの少なくとも1つの微細構造は、前記裏地に隣接した底部、先端、及び前記底部と前記先端とを接続している本体を備え、
前記本体は、前記底部と前記先端との間で、前記裏地の平面から外側に延在する方向にまっすぐである、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。 - 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造のそれぞれは、前記裏地に隣接した底部、先端、及び前記底部と前記先端とを接続している本体を備え、
前記底部と前記先端との間の前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造の、前記裏地の平面から外側に延在する方向の長さは、1μmから2mmである、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。 - 前記創傷閉鎖デバイスをカバーするように構成された保護カバーを更に備える、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造は、シリコーン、キチン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、金属及びそれらの組み合わせからなるグループより選択される素材を含む、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記金属は、チタン又はスチールである、請求項13に記載の創傷閉鎖装置。
- 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造は、マイクロニードル、マイクロブレード、マイクロアンカー、マイクロフィッシュスケール、マイクロピラー及びマイクロヘアーからなるグループより選択される、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記少なくとも2つの微細構造アレイのそれぞれの少なくとも2つの微細構造は、ロッド、円錐、正方形、長方形、ピラミッド、シリンダーからなるグループより選択される形状を有する、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 創傷の方を向かないように構成され且つ前記少なくとも2つの微細構造アレイを備える第2の側とは反対の側である前記裏地の第1の側は、平滑で平らである、請求項1に記載の創傷閉鎖デバイス。
- 前記長手方向軸は、創傷を横切って延在するように構成された前記創傷閉鎖デバイスの長さを規定し、
前記長手方向軸を横切る前記非伸縮性峡部の前記幅は、前記長さ未満であり、前記少なくとも2つの微細構造アレイの幅未満である、請求項1に記載の創傷閉鎖装置。
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