JP6894091B2 - 固体電池 - Google Patents
固体電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6894091B2 JP6894091B2 JP2017046491A JP2017046491A JP6894091B2 JP 6894091 B2 JP6894091 B2 JP 6894091B2 JP 2017046491 A JP2017046491 A JP 2017046491A JP 2017046491 A JP2017046491 A JP 2017046491A JP 6894091 B2 JP6894091 B2 JP 6894091B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- solid electrolyte
- solid
- laminated structure
- state battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Description
しかし、電解液は有機溶媒を用いているために可燃性であり、さらに、電解液の含有成分は、経時とともに分解したり、蒸発したりし易い。したがって、電解液は発火事故を起こし易いという問題点がある。そこでこれまでに、電解液の可燃性を低減する試みが種々行われているが、十分な成果が得られていない。これに対して、固体電解質を用いた場合には、このような可燃性の問題点を回避できる(特許文献1参照)。
[1].プレート状の本体部を備え、かつ前記本体部の一方の面に、前記本体部の外周に沿って外周凸状部を備えた、固体電解質。
[2].前記本体部の一方の面のうち、前記外周凸状部よりも内側に、さらに内側凸状部を備えた、[1]に記載の固体電解質。
[3].プレート状の第1本体部を備え、かつ前記第1本体部の一方の面に、前記第1本体部の外周に沿って外周凸状部を備えた第1固体電解質と、前記第1固体電解質の前記第1本体部の一方の面のうち、前記外周凸状部によって囲まれた領域に配置された第1電極と、を有する第1積層構造体、
プレート状の第2固体電解質と、前記第2固体電解質の一方の面に、前記第2固体電解質の外周に沿って配置されたリング状の介在部材と、前記第2固体電解質の一方の面のうち、前記介在部材によって囲まれた領域に配置された第2電極と、を有する第2積層構造体、
及び
プレート状の第3固体電解質と、前記第3固体電解質の一方の面に配置されたシート状の第3電極と、を有する第3積層構造体、
のいずれか1種又は2種以上を備え、ただし、前記第1積層構造体又は第2積層構造体を必ず備えており、
複数個の、前記第1積層構造体、第2積層構造体及び第3積層構造体のいずれかが、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質、第2固体電解質又は第3固体電解質、及び前記第1電極、第2電極又は第3電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極、第2電極又は第3電極として、正極及び負極が交互に積層された、固体電池。
[4].筒状の固体電解質と、前記固体電解質の中空部に配置された第1電極と、を有する複合構造体を備え、複数個の前記複合構造体が、第2電極によって束ねられており、前記第1電極及び第2電極のいずれか一方が正極であり、他方が負極である、固体電池。
本発明の一実施形態に係る固体電池は、プレート状の第1本体部を備え、かつ前記第1本体部の一方の面に、前記第1本体部の外周に沿って外周凸状部を備えた第1固体電解質と、前記第1固体電解質の前記第1本体部の一方の面のうち、前記外周凸状部によって囲まれた領域に配置された第1電極と、を有する第1積層構造体、
プレート状の第2固体電解質と、前記第2固体電解質の一方の面に、前記第2固体電解質の外周に沿って配置されたリング状の介在部材と、前記第2固体電解質の一方の面のうち、前記介在部材によって囲まれた領域に配置された第2電極と、を有する第2積層構造体、
及び
プレート状の第3固体電解質と、前記第3固体電解質の一方の面に配置されたシート状の第3電極と、を有する第3積層構造体、
のいずれか1種又は2種以上を備え、ただし、前記第1積層構造体又は第2積層構造体を必ず備えており、
複数個の、前記第1積層構造体、第2積層構造体及び第3積層構造体のいずれかが、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質、第2固体電解質又は第3固体電解質、及び前記第1電極、第2電極又は第3電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極、第2電極又は第3電極として、正極及び負極が交互に積層されたものである。
すなわち、本発明の一実施形態に係る固体電解質は、プレート状の本体部を備え、かつ前記本体部の一方の面に、前記本体部の外周に沿って外周凸状部を備えたものである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態の固体電池及び固体電解質について、詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図は、本発明の特徴を分かり易くするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。
また、図2以降の図において、既に説明済みの図に示すものと同じ構成要素には、その説明済みの図の場合と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1積層構造体1は、第1固体電解質11と、第1電極12と、を有する。
第1固体電解質11のうち、外周凸状部112及び内側凸状部113の厚さ(第1本体部111の前記表面111aからの突出部の高さ)は、10〜1000μmであることが好ましく、50〜500μmであることがより好ましい。
上述のとおり、第1電極12又は第1電極13は、流動性を有するようになっても、外周凸状部112によって囲まれているため、固体電池101の外部へ第1電極12又は第1電極13が漏れ出ることはない。
また、3個の第1積層構造体1のうち、第1本体部111の表面111a側に他の第1積層構造体1が積層されていない第1積層構造体1(換言すると最上部の第1積層構造体1)の、外周凸状部112には、第2集電体15が積層されている。第2集電体15は、接続用端子151を有する。
第1集電体14及び第2集電体15としては、いずれも公知のものを使用できる。
図4は、図3に示すものとは異なる形状又は配置形態の内側凸状部の例を、外周凸状部112とともに示す平面図である。図4では、符号113’を付して内側凸状部を示している。
図4(a)においては、1本の棒状の内側凸状部113’が、前記表面111aの中心をとおり、リング状の外周凸状部112の異なる2点間を結んで配置されている。
図4(b)においては、2本の棒状の内側凸状部113’が、それぞれリング状の外周凸状部112の異なる2点間を結んで、平行に配置されている。
図4(c)においては、1個のリング状の内側凸状部113’が、同じ形状の外周凸状部112と同心状に、外周凸状部112とは離間して配置されている。
図4(d)においては、中空三角柱形状で、中空部の外形も三角柱状である1個の内側凸状部113’が、平面視したときの3個の頂点がすべて外周凸状部112に内接した状態で配置されている。
図4(e)においては、2本の棒状の内側凸状部113’が、いずれも外周凸状部112から離間して、平行に配置されている。
図4(f)においては、4個の円柱状の内側凸状部113’が、いずれも外周凸状部112から離間して配置されており、前記表面111aの中心を間に挟んで対向している2個の内側凸状部113’を1組として、2組の内側凸状部113’の組み合わせを定義した場合、それぞれの組において、これら対向している2個の内側凸状部113’同士は、前記表面111aの中心に対して点対象となる位置に配置されている。
複数個の前記第1積層構造体が、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質及び前記第1電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極として、正極及び負極が交互に積層された固体電池、に包含される。
本実施形態の固体電池は、電極及び固体電解質を有する構造体として、第1積層構造体を必ず備えている。
ここに示す固体電池102は、3個の第2積層構造体2が、これらの厚さ方向において、互いに密着して積層されて、構成されている。
第2積層構造体2は、第2固体電解質21と、介在部材24と、第2電極22と、を有する。
第2電極22は、大きさ又は形状が異なる点以外は、固体電池101における第1電極12と同様のものである。
なお、第2積層構造体2の前記形状は、後述するように、例えば、四角形状であってもよく、その場合の介在部材24の前記形状は、図7に示すように、角型の環状であってもよい。図7では、符号24’を付して介在部材を示している。
上述のとおり、第2電極22又は第2電極23は、流動性を有するようになっても、介在部材24によって囲まれているため、固体電池102の外部へ第2電極22又は第2電極23が漏れ出ることはない。
また、3個の第2積層構造体2のうち、その表面21a側に他の第2積層構造体2が積層されていない第2積層構造体2(換言すると最上部の第2積層構造体2)の、介在部材24には、第2集電体15が積層されている。
介在部材24の幅は、前記外周凸状部112の幅と同様であることが好ましい。
複数個の前記第2積層構造体が、これらの厚さ方向において、前記第2固体電解質及び前記第2電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第2電極として、正極及び負極が交互に積層された固体電池、に包含される。
本実施形態の固体電池は、電極及び固体電解質を有する構造体として、第2積層構造体を必ず備えている。
ここに示す固体電池103は、図1に示す固体電池101において、一部の第1積層構造体1が、図5に示す固体電池102における第2積層構造体2に置き換えられたものに相当する。より具体的には、固体電池103は、第1集電体14が積層されている最下部の積層構造体が、第1積層構造体1ではなく、第2積層構造体2となっている点以外は、固体電池101と同じである。
及び、
プレート状の第2固体電解質と、前記第2固体電解質の一方の面に、前記第2固体電解質の外周に沿って配置されたリング状の介在部材と、前記第2固体電解質の一方の面のうち、前記介在部材によって囲まれた領域に配置された第2電極と、を有する第2積層構造体、
の両方を備え、
複数個の前記第1積層構造体又は第2積層構造体が、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質又は第2固体電解質、及び前記第1電極又は第2電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極又は第2電極として、正極及び負極が交互に積層された固体電池、に包含される。
本実施形態の固体電池は、電極及び固体電解質を有する構造体として、第1積層構造体及び第2積層構造体を必ず備えている。
ここに示す固体電池104は、図1に示す固体電池101において、一部の第1積層構造体1が、第3積層構造体3に置き換えられたものに相当する。より具体的には、固体電池104は、両面側にともに第1積層構造体1が積層されている、積層位置が中央の積層構造体が、第1積層構造体1ではなく、第3積層構造体3となっている点以外は、固体電池101と同じである。
固体電池104において、第1電極12が正極である場合、第3電極32は負極であり、第1電極12が負極である場合、第3電極32は正極である。通常、第1電極12が正極であり、第3電極32が負極であることが好ましい。
及び
プレート状の第3固体電解質と、前記第3固体電解質の一方の面に配置されたシート状の第3電極と、を有する第3積層構造体、
の両方を備え、
複数個の前記第1積層構造体又は第3積層構造体が、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質又は第3固体電解質、及び前記第1電極又は第3電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極又は第3電極として、正極及び負極が交互に積層された固体電池、に包含される。
本実施形態の固体電池は、電極及び固体電解質を有する構造体として、第1積層構造体を必ず備えている。
例えば、図1〜図9では、固体電池として、第1〜第3積層構造体のいずれかが合計で3個積層されたものを示しているが、第1〜第3積層構造体の合計積層数はこれに限定されず、2個であってもよいし、4個以上であってもよい。
ただし、第1〜第3固体電解質の強度に大きな影響を受ける、固体電池全体の強度が、小さくなり過ぎないようにするためには、前記積層数は2〜10であることが好ましい。
例えば、図8では、固体電池として、第1積層構造体及び第2積層構造体の組み合わせを用いたものを示しているが、第2積層構造体及び第3積層構造体の組み合わせを用いた固体電池であってもよいし、第1積層構造体、第2積層構造体及び第3積層構造体の組み合わせを用いた固体電池であってもよい。
また、固体電池1個あたりで積層する第1〜第3積層構造体の数は、特に限定されず、目的に応じて任意に設定できる。
前記第1〜第3固体電解質の構成材料は、特に限定されず、公知のものを適宜使用でき、例えば、結晶性材料、アモルファス材料及びガラス材料のいずれであってもよい。
第1〜第3固体電解質の構成材料として、より具体的には、例えば、硫化物を含まず、かつ酸化物を含むもの(本明細書においては「酸化物系材料」と称することがある)、少なくとも硫化物を含むもの(本明細書においては「硫化物系材料」と称することがある)等、公知のものが挙げられる。
第1〜第3固体電解質の構成材料は、大気中における安定性が高く、緻密性が高い第1〜第3固体電解質を作製できる点では、前記酸化物系材料であることが好ましい。
前記介在部材の構成材料として、より具体的には、例えば、セラミック、合成樹脂等が挙げられ、固体電解質として利用可能なものであってもよい。
第1〜第3固体電解質は、その種類に応じて、公知の方法で作製できる。例えば、第1〜第3固体電解質が目的とする形状となるように設計された金型を用い、第1〜第3固体電解質の構成材料を成形し、必要に応じて焼成することで、作製できる。
例えば、第1〜第3固体電解質及び第1〜第3電極のいずれかとして、イオン液体を含有するものを作製する場合には、これら固体電解質又は電極を作製するための原料に、イオン液体を配合して得られた構成材料を用いて、これら固体電解質又は電極を作製すればよい。
本発明の一実施形態に係る固体電池は、筒状の固体電解質と、前記固体電解質の中空部に配置された第1電極と、を有する複合構造体を備え、複数個の前記複合構造体が、第2電極によって束ねられており、前記第1電極及び第2電極のいずれか一方が正極であり、他方が負極となっているものである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態の固体電池について、詳細に説明する。
ここに示す固体電池201は、4個の複合構造体9が、第2電極93によって束ねられて、構成されている。
複合構造体9は、固体電解質91と、第1電極92と、を有する。
なお、固体電解質91の蓋部912は、ここでは本体部911とは異なるものとして示しているが、本実施形態においては、本体部911と一体化していてもよい。また、蓋部912は、任意の構成であり、第1電極92を本体部911の内部に安定して保持できる場合には、蓋部912を備えていなくてもよい。その場合、固体電解質91は本体部911のみからなる。
前記中空部の外形は、円柱状である。
図11では、前記中空部に第1電極92が隙間なく充填されている場合を示しているが、前記中空部における第1電極92の配置形態は、これに限定されない。図11に示すような配置形態の場合、第1電極92が充填されている領域全体が、第1電極92が充填されていない場合、そのまま前記中空部の全域となる。
第2電極93は、接続用端子931を有する。
固体電解質91の中空部の内径は、4.5〜49.5mmであることが好ましく、9.5〜29.5mmであることがより好ましい。ここで、固体電解質91の中空部の内径は、前記中空部に第1電極92が隙間なく充填されている場合には、第1電極92の幅と同じであり、固体電解質91の外径から固体電解質91の中空部における厚さの2倍を差し引いた値とも同じである。
固体電解質91の中空部の長さは、5〜100cmであることが好ましく、10〜50cmであることがより好ましい。
第1電極92の長さは、固体電解質91の中空部の長さに対して、90〜100%であることが好ましく、95〜100%であることがより好ましく、100%であることが特に好ましい。
例えば、図10〜図11では、固体電池として、複数個の複合構造体が、これらの幅方向において一列に並列して配置されているものを示しているが、2列以上で並列して配置されていてもよい。
ただし、固体電池全体の構造が不安定にならないようにするためには、束ねられた複合構造体の数は2〜10個であることが好ましい。
前記固体電解質の構成材料は、先に説明した積層型固体電池の、第1〜第3固体電解質の構成材料と同様である。
前記第1〜第2電極の構成材料は、先に説明した積層型固体電池の、第1〜第3電極の構成材料と同様である。
前記固体電解質は、その種類に応じて、公知の方法で作製できる。例えば、固体電解質が目的とする形状となるように設計された金型を用い、固体電解質の構成材料を成形し、必要に応じて焼成することで、作製できる。
例えば、前記固体電解質及び第1〜第2電極のいずれかとして、イオン液体を含有するものを作製する場合には、これら固体電解質又は電極を作製するための原料に、イオン液体を配合して得られた構成材料を用いて、これら固体電解質又は電極を作製すればよい。
[実施例1]
水酸化ランタン(純度99.99%、高純度化学研究所社製)(40.38g)、水酸化リチウム(純度98.0%、関東化学社製)(20.44g)及び酸化ジルコニウム(東ソー社製)(17.47g)を秤量し、これらをボールミルで2時間粉砕しながら混合した。得られた粉体(73.10g)を秤量し、焼成用セラミック容器に移し、電気炉を用いて900℃で15時間焼成した後、降温速度5℃/minで冷却して、最終的に室温まで冷却し、リチウム−ランタン−ジルコニウム複合酸化物を得た。
得られた複合酸化物(54.67g)、及び酸化アルミニウム(γ−アルミナ、純度99.99%、高純度化学研究所社製)(0.90g)を秤量し、これらをボールミルで2時間粉砕しながら混合した。得られた粉体から取り分けた粉体(20.17g)、バインダー(中京油脂社製「セルナ−SE604」、主成分:ポリビニルブチラール、媒体:2−プロパノール及びメチルエチルケトン、有効成分:20%)(2.01g)、及び2−プロパノール(20.02g)を秤量し、これらを混合した。一方には平坦面を有し、他方には高さ0.5mmの突起が形成された面を有する金型を用いて、得られた混合物をプレス成形することにより、図3に示す形状のペレットを作製した。
マザーパウダー(水酸化ランタン、水酸化リチウム、酸化ジルコニウム及び酸化アルミニウムの混合粉末)を敷いた焼成用セラミック容器に、上記で得られたペレット(0.5g)を移し、さらにマザーパウダーでペレットを覆い、電気炉を用いて焼成した。焼成条件は以下のとおりである。すなわち、昇温速度5℃/minで室温から900℃まで昇温し、そのまま3時間、900℃を維持し、ここからさらに、昇温速度5℃/minで1200℃まで昇温し、そのまま24時間、1200℃を維持して、ここから降温速度5℃/minで冷却して、最終的に室温まで冷却した。次いで、ペレットに付着したマザーパウダーを研磨により除去した。
以上により、第1固体電解質として、図3に示す形状を有し、直径が11mm、第1本体部の厚さが1.1〜1.2mm、外周凸状部及び内側凸状部の厚さが0.3mmの、アルミニウムがドープされたリチウム−ランタン−ジルコニウム複合酸化物(AlドープLLZ)のペレット(0.25g)を得た。
2・・・第2積層構造体、21・・・第2固体電解質、21a・・・第2固体電解質の表面、21c・・・第2固体電解質の外周、22,23・・・第2電極、24,24’・・・介在部材、
3・・・第3積層構造体、31・・・第3固体電解質、31a・・・第3固体電解質の表面、32・・・第3電極、101,102,103,104・・・固体電池、
9・・・複合構造体、91・・・固体電解質、92・・・第1電極、93・・・第2電極、201・・・固体電池
Claims (3)
- プレート状の第1本体部を備え、かつ前記第1本体部の一方の面に、前記第1本体部の外周に沿って外周凸状部を備えた第1固体電解質と、前記第1固体電解質の前記第1本体部の一方の面のうち、前記外周凸状部によって囲まれた領域に配置された第1電極と、を有する第1積層構造体、
プレート状の第2固体電解質と、前記第2固体電解質の一方の面に、前記第2固体電解質の外周に沿って配置されたリング状の介在部材と、前記第2固体電解質の一方の面のうち、前記介在部材によって囲まれた領域に配置された第2電極と、を有する第2積層構造体、
及び
プレート状の第3固体電解質と、前記第3固体電解質の一方の面に配置されたシート状の第3電極と、を有する第3積層構造体、
のいずれか1種又は2種以上を備え、ただし、前記第1積層構造体又は第2積層構造体を必ず備えており、
複数個の、前記第1積層構造体、第2積層構造体及び第3積層構造体のいずれかが、これらの厚さ方向において、前記第1固体電解質、第2固体電解質又は第3固体電解質、及び前記第1電極、第2電極又は第3電極が、この順に繰り返されるように、互いに密着して積層され、前記第1電極、第2電極又は第3電極として、正極及び負極が交互に積層され、
正極である前記第1電極若しくは第2電極が硫黄を構成材料とするか、又は前記第1電極若しくは第2電極がイオン液体を含有する、固体電池。 - 前記第1本体部の一方の面のうち、前記外周凸状部よりも内側に、さらに内側凸状部を備えた、請求項1に記載の固体電池。
- 筒状の固体電解質と、前記固体電解質の中空部に配置された第1電極と、を有する複合構造体を備え、
複数個の前記複合構造体が、シート状の第2電極によって束ねられており、
前記第1電極及び第2電極のいずれか一方が正極であり、他方が負極であり、
正極である前記第1電極が硫黄を構成材料とするか、又は前記第1電極がイオン液体を含有する、固体電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017046491A JP6894091B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 固体電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017046491A JP6894091B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 固体電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018152197A JP2018152197A (ja) | 2018-09-27 |
JP6894091B2 true JP6894091B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=63679637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017046491A Active JP6894091B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | 固体電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6894091B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111602272B (zh) | 2018-02-05 | 2023-07-07 | 富士胶片株式会社 | 固体电解质组合物及其制法、含固体电解质片材、全固态二次电池用电极片及该电池的制法 |
WO2020195684A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社村田製作所 | 固体電池 |
KR20230093926A (ko) * | 2021-12-20 | 2023-06-27 | 삼성전기주식회사 | 전고체 전지 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003109666A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-04-11 | Nissan Motor Co Ltd | 全固体ポリマー電池用構造体、全固体ポリマー電池及びその製造方法 |
FR2880197B1 (fr) * | 2004-12-23 | 2007-02-02 | Commissariat Energie Atomique | Electrolyte structure pour microbatterie |
KR20100098543A (ko) * | 2008-12-01 | 2010-09-07 | 도요타지도샤가부시키가이샤 | 고체 전해질 전지, 차량, 전지 탑재 기기 및 고체 전해질 전지의 제조 방법 |
JP2011150974A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Toyota Motor Corp | 電極体、および当該電極体の製造方法 |
CN103548196B (zh) * | 2011-05-27 | 2016-03-02 | 丰田自动车株式会社 | 双极全固体电池 |
WO2013051302A1 (ja) * | 2011-10-05 | 2013-04-11 | 国立大学法人東北大学 | 二次電池 |
-
2017
- 2017-03-10 JP JP2017046491A patent/JP6894091B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018152197A (ja) | 2018-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110783665B (zh) | 电容器辅助固态电池 | |
CN111886090A (zh) | 有序多孔固态电解质结构、具有该结构的电化学装置、制造该结构的方法 | |
JP5910737B2 (ja) | 全固体電池 | |
JP6894091B2 (ja) | 固体電池 | |
US8304115B1 (en) | Multi layer ceramic battery | |
US10581111B2 (en) | Ceramic lithium retention device | |
US20140154586A1 (en) | Laminate for all-solid type battery | |
JP7216920B2 (ja) | 全固体リチウムイオン二次電池 | |
US20140120421A1 (en) | All-solid battery and manufacturing method therefor | |
US10014505B2 (en) | Separator having high heat resistance, manufacturing method thereof and secondary battery including the separator | |
US11430982B2 (en) | Nonpolar all-solid-state battery and electronic device | |
CN109792081B (zh) | 锂离子传导性固体电解质及全固体锂离子二次电池 | |
KR20140062568A (ko) | 상하 대칭 구조를 갖는 전극 조립체, 상기 전극 조립체를 포함하는 이차 전지, 전지팩 및 디바이스 | |
WO2018062079A1 (ja) | 活物質及び全固体リチウムイオン二次電池 | |
CN110249472B (zh) | 蓄电板及电池 | |
CN112689922A (zh) | 固体电池及固体电池组 | |
JP2013054926A (ja) | リチウムイオン二次電池用電極活物質、リチウムイオン二次電池用電極体およびリチウムイオン二次電池 | |
US20160149187A1 (en) | Separator having high heat resistance, manufacturing method thereof and secondary battery including the same | |
JP7414058B2 (ja) | 全固体電池 | |
JP2020095776A (ja) | 固体電解質および全固体二次電池 | |
CN112673505A (zh) | 固体电池以及固体电池组 | |
KR20180037601A (ko) | 열 안전성이 개선된 전극조립체 | |
CN106797045A (zh) | 包括具有与阶梯式电极组件相对应的凸起的电池壳体的电池 | |
JPWO2019093215A1 (ja) | 積層型全固体電池 | |
JP2016001527A (ja) | 全固体電池の製造方法、及び全固体電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20181214 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210427 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6894091 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |