JP6893860B2 - 揮散容器 - Google Patents
揮散容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6893860B2 JP6893860B2 JP2017210384A JP2017210384A JP6893860B2 JP 6893860 B2 JP6893860 B2 JP 6893860B2 JP 2017210384 A JP2017210384 A JP 2017210384A JP 2017210384 A JP2017210384 A JP 2017210384A JP 6893860 B2 JP6893860 B2 JP 6893860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volatilization
- container
- state
- operation ring
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Description
また、消臭・芳香剤1の残量の違いによって花の形が異なるとしても、消臭・芳香剤容器として常に揮散状態にあることには変わりがないことから、揮散状態と非揮散状態との間で任意に切り替えて使用することができないという問題もある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、揮散量を調整できると共に容器の使用状態を容易に切り換えることができ、しかも揮散状態にあるか否かを容易に見分けることのできる揮散容器を創出することを課題とする。
揮散性を有する内容液を収容した容器本体と、容器本体から内容液を吸い上げる吸上げ芯と、吸い上げた内容液を空気中に揮散する揮散部材と、を備えた揮散容器であって、
軸受部を有して容器本体の口筒部に装着されると共に揮散部材を揮散可能な状態で収容する揮散部本体と、上端に係合部を有して揮散部本体の外側に一方向及び他方向に移動可能な状態で設けられた操作リングと、揮散部本体に開閉自在に支持されて開き状態と閉じ状態に設定可能な複数の装飾体と、を有し、
装飾体の基端部には、係合部に係合する被係止片と、軸受部に軸支される回転軸部と、揮散部材を持ち上げる支持腕部とが設けられており、
操作リングを容器軸に沿って一方向に移動させることにより、装飾体が開き状態に設定され、且つ他方向に移動させることにより、装飾体が閉じ状態に設定されることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、操作リングを容器軸に沿って移動させるという簡単な操作により、揮散量を調整できると共に揮散容器の使用状態を容易に切り替えることができる。さらには装飾体の状態を観察することにより、揮散容器が揮散状態にあるか、非揮散状態にあるかを容易に見分けることができる。
また操作リングの移動に連動して装飾体が開閉するため、閉じ状態(非揮散状態)又は開き状態(揮散状態)に容易に設定することができる。これに加えて、支持腕部を有する装飾体では、揮散部材を持ち上げて上下に移動させることにより、揮散部材の揮散量を調整することが可能となる。
上記手段では、揮散部材の表面積の割合を変えることで揮散量の調整を達成し得る。
上記手段では、操作リングを回転させるという簡単な操作を行うことにより、操作リングが容器軸に沿って移動し、揮散部材の揮散量の調整を行うことが可能となる。
上記手段では、一つの操作リングの回転に連動して、複数の装飾体を同時に閉じ状態又は開き状態に切り替えることができる。
上記手段では、小径筒部内に収容されている揮散部材を、操作リングの回転に連動して動作する装飾体の動きに合わせて昇降移動させることができる、
上記手段では、操作リングの回転に連動して上昇移動した皿部材が、小径筒部から抜け出すことを防止することで、皿部材に載置されている揮散部材の落下を防止することができる。
上記手段では、段差部上に配置された装飾体の確実な開閉動作を確保することができる。
本発明では、操作リングを回転させて、揮散部材が露出する表面積の割合と装飾体の状態を可変することにより、揮散量の調整することができると共に使用状態を容易に切り替えることができる。
また装飾体の状態が、開き状態であるか又は閉じ状態であるかを確認することにより、揮散容器の使用状態が揮散状態にあるか又は揮散量の少ない非揮散状態にあるかを容易に見分けることができる。
さらには揮散量や揮散容器の使用状態が装飾体の動きで表現され、楽しみながら使用することができるため、揮散容器としての存在感や商品価値を高めることができる。
図1は本発明の実施例を示す揮散容器の分解斜視図、図2は閉じ状態(非揮散状態)を示す揮散容器の部分断面図、図3は開き状態(揮散状態)を示す揮散容器の部分断面図、図4は軸受に軸支された装飾体を示す部分平面図である。尚、図2及び図3では吸上げ芯を省略している。
尚、以下の説明において、「正方向の回転」とは右回転と左回転のいずれか一方を意味し、「逆方向の回転」とは「正方向の回転」が右回転を意味するときには左回転を意味し、「正方向の回転」が左回転を意味するときには右回転を意味する。また「一方向」とは容器軸Oに沿う上方と下方のいずれか一方を意味し、「他方向」とは「一方向」が上方を意味するときには下方を意味し、「一方向」が下方を意味するときには上方を意味する。
図1に示す揮散容器は、揮散性を有する内容液、例えば消臭剤や芳香剤として使用される内容液を収容する容器本体1と、容器本体1の口筒部2に装着されるヘッド部10と、内容液を容器本体1内から毛細管現象を利用して吸い上げる吸上げ芯5と、吸い上げた内容液を含浸すると共に空気中に自然揮散させる揮散部材6とを有して構成されている。
吸上げ芯5は、例えばポリエステル繊維等の吸水性素材を結束又は編組した細長状の芯材により構成されている。また揮散部材6は、例えば濾紙などで形成された円柱状の部材であり、その中心には吸上げ芯5の上端部が圧入される挿入孔6aが形成されている。
装飾体20は、回転軸部23を揮散部本体11の段差部13上に形成された左右一組の軸受部15を構成する左側一対の外軸受15aと内軸受15bとの間及び右側一対の外軸受15aと内軸受15bとの間に嵌合的に装着することにより回転自在に軸支されている。そして、このような構成からなる複数の装飾体20が段差部13上に周方向に沿って並設されることにより、図2及び図3(又は図5及び図6)に示されるように、装飾体20の全体が開閉自在に構成されている。
そして、揮散部本体11側の大径筒部14の外側に螺設させた操作リング30を正方向に回転させることにより、操作リング30を容器軸Oに沿って上方(一方向)にネジ送りすることができ、また操作リング30を逆方向に回転させることにより、操作リング30を容器軸Oに沿って下方(他方向)にネジ送りすることが可能となっている。
尚、揮散部本体11側の大径筒部14の内周壁に形成された係止凸部14cと容器本体1側のネックリング4に形成された係止凹部4aとが係合することにより、操作リング30を回転させたときに揮散部本体11が一緒に回転することが防止されており、操作リング30の回転操作を円滑に行うことが可能となっている。
図5は閉じ状態(非揮散状態)を示す揮散容器の斜視図、図6は開き状態(揮散状態)を示す揮散容器の斜視図である。
図2に示すように、操作リング30を正方向に回転させて操作リング30を上方(一方向)に移動させると、この回転に連動して操作リング30の上部に設けられた係合部31が被係止片24を押し上げる。これにより、各装飾体20は回転軸部23を中心に、互いに接近する方向に回転するため、各花弁部21を閉じ状態に設定することができる。そして、図5の閉じ状態を見れば、揮散容器の使用状態が揮散量の少ない状態(便宜上、非揮散状態という)にあると容易に見分けることができる。
同時に、支持腕部25は回転して下方に移動するため、支持腕部25の先端に支持されていた皿部材50が自重により下降する。これにより、揮散部材6が小径筒部12内に収納され、露出する揮散部材6の表面積の割合が減少することから揮散量を抑制することができる。
尚、操作リング30を上方に移動させると、上昇した皿部材50の側壁52の上端が規制リング60のストッパ片61に当接するため、これ以上の操作リング30の正方向への回転及び上方への移動を制限することができる。
同時に、支持腕部25が回転して上方に移動し、支持腕部25の先端に支持されている皿部材50を持ち上げて上昇移動させる。これにより、小径筒部12の外部に露出する揮散部材6の表面積の割合が増大することから揮散量を増加させることができる。
尚、操作リング30を最大量下方に移動させると、操作リング30の下端が受けリング40の外輪部42に当接するため、これ以上の操作リング30の逆方向への回転及び下方への移動を制限することができる。
そして、操作リング30の回転方向及び回転量をコントロールすると、これに応じて露出する揮散部材6の表面積の割合及び花弁部21の開き角度を可変させることができるため、揮散量を任意に調整することが可能となる。
このように本発明では、操作リング30を回転させる方向を変えると、装飾体20の状態が開き状態又は閉じ状態に切り替わるため、揮散容器の使用状態を揮散状態又は非揮散状態に容易に切り替えることができる。
例えば、上記実施例では、操作リング30を回転させることで操作リング30が上方(一方向)又は下方(他方向)に移動させられる構成を示して説明したが、操作リング30をスライドさせることで直接上方(一方向)又は下方(他方向)に移動する構成としても良い。
また上記実施例では、操作リング30が無段階で回転する場合を示して説明したが、所定の回転角度ごとにカチカチと軽く係止されることで段階的に回転し、操作体20の開き角度を任意に設定可能な構成としても良い。
2 : 口筒部
3 : 胴部
4 : ネックリング
4a : 係止凹部
5 : 吸上げ芯
6 : 揮散部材
6a : 挿入孔
10 : ヘッド部
11 : 揮散部本体
12 : 小径筒部
12a: 開口部
13 : 段差部
14 : 大径筒部
14a: 雄ネジ
14b: 周凹部
14c: 係止凸部
15 : 軸受部
15a: 外軸受
15b: 内軸受
15c: 隙間
20 : 装飾体
21 : 花弁部
22 : 基端部
23 : 回転軸部
24 : 被係止片
25 : 支持腕部
30 : 操作リング
31 : 係合部
32 : 雌ネジ
40 : 受けリング
41 : 内輪部
42 : 外輪部
43 : 周凸部
44 : 載置部
50 : 皿部材
51 : 底壁
52 : 側壁
53 : 貫通孔
60 : 規制リング
61 : ストッパ片
O : 容器軸
Claims (8)
- 揮散性を有する内容液を収容した容器本体(1)と、前記容器本体(1)から内容液を吸い上げる吸上げ芯(5)と、吸い上げた内容液を空気中に揮散する揮散部材(6)と、を備えた揮散容器であって、
軸受部(15)を有して前記容器本体(1)の口筒部(2)に装着されると共に前記揮散部材(6)を揮散可能な状態で収容する揮散部本体(11)と、上端に係合部(31)を有して前記揮散部本体(11)の外側に一方向及び他方向に移動可能な状態で設けられた操作リング(30)と、揮散部本体(11)に開閉自在に支持されて開き状態と閉じ状態に設定可能な複数の装飾体(20)と、を有し、
前記装飾体(20)の基端部(22)には、前記係合部(31)に係合する被係止片(24)と、前記軸受部(15)に軸支される回転軸部(23)と、前記揮散部材(6)を持ち上げる支持腕部(25)とが設けられており、
前記操作リング(30)を容器軸(O)に沿って前記一方向に移動させることにより、前記装飾体(20)が前記開き状態に設定され、且つ前記他方向に移動させることにより、前記装飾体(20)が前記閉じ状態に設定されることを特徴とする揮散容器。 - 操作リング(30)の移動に応じて露出する揮散部材(6)の表面積の割合が可変させられる請求項1記載の揮散容器。
- 操作リング(30)は、正方向に回転させられることで一方向に移動し、逆方向に回転させられることで他方向に移動する請求項1又は2記載の揮散容器。
- 装飾体(20)は、下端に基端部(22)が連設された花弁部(21)を有し、被係止片(24)は前記基端部(22)から外方向に突出形成され、支持腕部(25)は前記被係止片(24)とは逆方向に延びて揮散部本体(11)内に設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の揮散容器。
- 揮散部本体(11)は、外周壁に操作リング(30)が螺合する雄ネジ(14a)が形成された大径筒部(14)の上に小径筒部(12)が段差部(13)を介して連結された部材として形成され、前記段差部(13)に左右一組からなる複数の軸受部(15)が配置されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の揮散容器。
- 小径筒部(12)の周壁に支持腕部(25)が挿入される開口部(12a)が形成されている請求項5記載の揮散容器。
- 小径筒部(12)の上端に、揮散部材(6)が載置される皿部材(50)の移動を制限する規制リング(60)が設けられている請求項5又は6記載の揮散容器。
- 左右一組からなる複数の軸受部(15)は、半円状の切欠部を有して構成される一対の外軸受(15a)と内軸受(15b)を径方向に対向配置すると共に、これらを周方向に隙間(15c)を介して配置することにより形成されている請求項5乃至7のいずれか一項に記載の揮散容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017210384A JP6893860B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 揮散容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017210384A JP6893860B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 揮散容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019080787A JP2019080787A (ja) | 2019-05-30 |
JP6893860B2 true JP6893860B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=66670871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017210384A Active JP6893860B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 揮散容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6893860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102269670B1 (ko) * | 2019-08-28 | 2021-06-25 | 임봉호 | 연꽃차걸이 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2549069Y2 (ja) * | 1991-09-24 | 1997-09-24 | 釜屋化学工業株式会社 | 芳香剤容器の蓋の構造 |
US5477640A (en) * | 1994-12-01 | 1995-12-26 | International Plant Breeding Ag | Fragrance emitting plant watering system |
JP4953536B2 (ja) * | 2001-09-29 | 2012-06-13 | 小林製薬株式会社 | 薬剤揮散装置 |
KR200324148Y1 (ko) * | 2003-05-14 | 2003-08-21 | 김봉근 | 다양한 기능을 갖춘 향기조화장치 |
JP4266772B2 (ja) * | 2003-10-28 | 2009-05-20 | 株式会社吉野工業所 | 揮散器 |
JP6358465B2 (ja) * | 2014-08-29 | 2018-07-18 | 株式会社吉野工業所 | 揮散容器 |
-
2017
- 2017-10-31 JP JP2017210384A patent/JP6893860B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019080787A (ja) | 2019-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0200493B1 (en) | Device for permitting controlled emission of volatile substances | |
JP6893860B2 (ja) | 揮散容器 | |
JP6834281B2 (ja) | 錠剤カセット及び錠剤排出方法 | |
US9149031B2 (en) | Portable area repellent device | |
US20160128307A1 (en) | Multiple compartment bird feeder | |
KR20130083300A (ko) | 발향 스틱 지지체 및 이를 구비한 방향용구 | |
JP6030433B2 (ja) | 撒き餌容器 | |
WO2016193723A2 (en) | Novelty toy | |
KR20040034228A (ko) | 립스틱 케이스 | |
KR102107398B1 (ko) | 공간 활용이 용이한 빨래 바구니 | |
KR100620551B1 (ko) | 수납용기 | |
JP2008125585A (ja) | 芳香剤収納器 | |
US6139270A (en) | Electric fan | |
KR102017938B1 (ko) | 다단 립스틱이 넣고 빼냄이 용이하게 수납가능한 케이스 | |
JPWO2022044514A5 (ja) | ||
EP3001899A1 (en) | Anti-reverse device for fishing spinning reel | |
EP1782842A1 (en) | Air freshener device | |
US20240009534A1 (en) | Bucket | |
EP2995197B1 (en) | Finch bird feeder with adjustable port access | |
EP3017694A1 (en) | Multiple compartment bird feeder | |
JP3239514U (ja) | プランタ | |
US11027891B2 (en) | Opening cover | |
US20230040000A1 (en) | Container whose hinge part is hidden from outside | |
KR102594128B1 (ko) | 다중 기능성 멀티밤 화장품케이스 | |
KR20180048357A (ko) | 통과 장치 및 내용물 이동 기구 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200529 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210602 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6893860 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |