JP6893732B2 - 矩形基板支持トレーの製造方法 - Google Patents

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本発明は、矩形基板が嵌合する凹部を有する矩形基板支持トレーの製造方法に関する。
イオン注入装置、プラズマエッチング装置、熱処理装置等の半導体デバイスを形成する際に用いる各種装置は、円形のウェーハを対象として装置が構成されている(例えば、特開2002−17078号公報参照)。そのため、太陽電池の製造に用いる多結晶シリコン基板等の矩形の基板をこれらの装置に投入するには、大幅な改造が必要となる。
特開2002−17078号公報 特開2013−171637号公報
しかしながら、円形ウェーハに対応した高価なこれら装置を改造して矩形基板を投入可能にするためには、改造費用も高額にならざるを得ない。装置を改造せずに矩形基板をこれら装置に投入可能とするためには、円形のシリコンウェーハを支持基板にしてシリコンウェーハに矩形基板を固定すればよいと考えられる。
そこで、エッチングによってシリコンウェーハに矩形基板が嵌合する凹部を形成した所、凹部の底面に緩やかながらも凹凸ができ、凹部に嵌合した矩形基板が安定しないという問題が発生した。また、エッチング時間も非常に長く掛かるという課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の深さの平坦な底部を備えた矩形基板が嵌合する凹部を容易に形成することのできる矩形基板支持トレーの製造方法を提供することである。
本発明によると、矩形基板が嵌合する凹部を有する矩形基板支持トレーの製造方法であって、該矩形基板の長辺の長さより大きい直径を有するウェーハをチャックテーブルで保持するウェーハ保持ステップと、該チャックテーブルで保持した該ウェーハの上方から切削ブレードを該ウェーハの表面に所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該矩形基板の横幅と同じ長さの第1の溝を該ウェーハの表面に形成する溝形成ステップと、該ウェーハの上方から該切削ブレードを該第1の溝に隣接して該ウェーハの表面に該所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該第1の溝と同じ長さ及び同じ切り込み深さの第2の溝を形成し、該第1の溝を拡幅する溝拡幅ステップと、該溝拡幅ステップで形成した凹部の幅が該矩形基板の縦の長さになるまで該溝拡幅ステップを必要回数繰り返す繰り返しステップと、該溝拡幅ステップを前記必要回数実施した後、該切削ブレードを該ウェーハの横方向から該ウェーハに該所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該凹部の端部で該切削ブレードの円弧が転写した領域に沿って該所望の深さの溝を形成し、該円弧領域を除去して該矩形基板の縦の辺が嵌合する該凹部の側壁を形成する円弧領域除去ステップと、を備え、矩形状底部と該底部から立設する4つの側壁により画成される該矩形基板が嵌合する矩形状凹部を該切削ブレードで形成することを特徴とする矩形基板支持トレーの製造方法が提供される。
好ましくは、該円弧領域除去ステップでは、該繰り返しステップ実施後且つ該矩形基板を保持した該チャックテーブルを90°回転した後、該凹部の端部で該切削ブレードの円弧が転写した領域に沿って該所望の深さの溝を形成し該円弧領域を除去する。
本発明によると、溝拡幅ステップを複数回繰り返すことにより切削ブレードで形成した第1の溝を横方向に拡幅することができ、所望の深さの平坦な底部を備えた矩形基板が嵌合する凹部を容易に形成することができる。切削ブレードによる切削により凹部を形成するため、エッチングより短時間で所望の凹部を形成することができ、切削装置を何ら改造せずに実施することができる。
本発明の矩形基板支持トレーの製造方法を実施可能な切削装置の斜視図である。 図2(A)は矩形基板の斜視図、図2(B)はウェーハの斜視図である。 図3(A)は溝形成ステップを示すウェーハの平面図、図3(B)は図3(A)の3B−3B線断面図である。 図4(A)は溝拡幅ステップを示すウェーハの平面図、図4(B)は図4(A)のA部分の拡大図である。 図5(A)は繰り返しステップ終了後のウェーハの平面図、図5(B)は図5(A)の5B−5B線断面図である。 図6(A)は円弧領域除去ステップを示すウェーハの平面図、図6(B)は図6(A)の6B−6B線断面図である。 完成した矩形基板支持ウェーハ(トレー)の平面図である。 図8(A)は完成した矩形基板支持ウェーハの凹部に矩形基板を嵌合する様子を示す斜視図、図8(B)は凹部中に矩形基板が嵌合された状態の矩形基板支持ウェーハの斜視図である。 図9(A)は溝形成ステップの変形例を示すウェーハの平面図、図9(B)は変形例の溝形成ステップ及び円弧領域除去ステップが実施された状態のウェーハの平面図である。 四隅が切り欠かれたタイプの矩形基板の斜視図である。 図11(A)は円弧領域除去ステップを示すウェーハの平面図、図11(B)は図11(A)の11B−11B線断面図である。 図11に示す方法により形成された凹部中に図10に示した矩形基板を嵌合した状態の平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明に係る矩形基板支持トレーの製造方法を実施するのに適した切削装置2の斜視図が示されている。図1に示すように、切削装置2は、各構成要素を支持する装置基台4を備えている。装置基台4の上面には、X軸方向(加工送り方向)に長い矩形状の開口4aが形成されている。
この開口4a内には、X軸移動テーブル6と、該X軸移動テーブル6をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)と、X軸移動機構を覆う防塵防滴カバー8と、が設けられている。該X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル6がスライド可能に取り付けられている。
X軸移動テーブル6の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールねじ(不図示)が螺合されている。X軸ボールねじの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールねじを回転させると、移動テーブル6はX軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル6上には、被加工物を吸引、保持するためのチャックテーブル10が設けられている。チャックテーブル10は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル10は、上述したX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。
チャックテーブル10の表面(上面)は、被加工物を吸引、保持する保持面10aとなっている。この保持面10aは、チャックテーブル10の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)に接続されている。チャックテーブル10の周囲には、被加工物を固定するためのクランプ10bが設けられている。
被加工物は、例えば、半導体ウェーハであり、環状フレームに保持されたテープ上に貼着され、環状フレームと一体で取り扱われる。環状フレームとテープとを用いて被加工物を取り扱うと、搬送する際に生じる衝撃等から該被加工物を保護できる。さらに、該テープを拡張すると、切削加工された被加工物を分割したり、分割後のチップの間隔を広げたりできる。なお、環状フレームとテープとを使用せずに、被加工物を単体で切削加工してもよい。
開口4aから離れた装置基台4の前方の角部には、装置基台4から側方に突き出た突出部12が設けられている。突出部12の内部には空間が形成されており、この空間には、昇降可能なカセットエレベータ16が設置されている。カセットエレベータ16の上面には、複数の被加工物を収容可能なカセット18が載せられる。
開口4aに近接する位置には、上述した被加工物をチャックテーブル10へと搬送する搬送ユニット(不図示)が設けられている。搬送ユニットでカセット18から引き出された被加工物は、チャックテーブル10の保持面10aに載置される。
装置基台4の上面には、被加工物を切削する切削ユニット14を支持する支持構造20が、開口4aの上方に張り出すように配置されている。支持構造20の前面上部には、切削ユニット14をY軸方向(割り出し送り方向)及びZ軸方向に移動させる切削ユニット移動機構22が設けられている。
切削ユニット移動機構22は、支持構造20の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール24を備えている。Y軸ガイドレール24には、切削ユニット移動機構22を構成するY軸移動プレート26がスライド可能に取り付けられている。Y軸移動プレート26の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール24に平行なY軸ボールねじ28が螺合されている。
Y軸ボールねじ28の一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。Y軸パルスモータでY軸ボールねじ28を回転させると、Y軸移動プレート26は、Y軸ガイドレール24に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート26の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール30が設けられている。Z軸ガイドレール30には、Z軸移動プレート32がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート32の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール30に平行なZ軸ボールねじ34が螺合されている。Z軸ボールねじ34の一端部には、Z軸パルスモータ36が連結されている。Z軸パルスモータ36でZ軸ボールねじ34を回転させれば、Z軸移動プレート32が、Z軸ガイドレール30に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート32の下部には、被加工物を加工する切削ユニット14と、撮像ユニット38が固定されている。切削ユニット移動機構22で、Y軸移動プレート26をY軸方向に移動させれば、切削ユニット14及び撮像ユニット38は割り出し送りされ、Z軸移動プレート32をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット14及び撮像ユニット38は昇降する。
40は洗浄ユニットであり、切削ユニット14により切削加工の施された被加工物は、搬送機構(不図示)によってチャックテーブル10から洗浄ユニット40へと搬送される。洗浄ユニット40は、筒状の洗浄空間内で被加工物を吸引保持するスピンナーテーブル42を備えている。スピンナーテーブル42の下部には、スピンナーテーブル42を所定の速さで回転させるモータ等の回転駆動源が連結されている。
スピンナーテーブル42の上方には、被加工物に向けて洗浄用の流体(代表的には、水とエアーとを混合した二流体)を噴射する噴射ノズル44が配設されている。被加工物を保持したスピンナーテーブル42を回転させながら噴射ノズル44から洗浄用の流体を噴射すると、切削加工後の被加工物を洗浄できる。洗浄ユニット40で洗浄された被加工物は、搬送機構(不図示)でカセット18内に収容される。
図2(A)を参照すると、矩形基板5の斜視図が示されている。矩形基板5は、例えば、太陽電池用多結晶シリコン基板である。図2(B)を参照すると、本発明の加工対象となる円形ウェーハの斜視図が示されている。好ましくは、ウェーハ11はシリコンウェーハから構成される。本実施形態で採用したシリコンウェーハ11は、厚さ0.725mmの8インチウェーハである。
本発明実施形態に係る矩形基板支持トレーの製造方法では、まず、矩形基板5の長辺の長さより大きい直径を有するウェーハ11をチャックテーブル10で保持する保持ステップを実施する。
次いで、図3(A)に示すように、チャックテーブル10に保持されたウェーハ11の上方から切削ユニット14の切削ブレード46をウェーハ11の表面に所望の深さ切り込ませ、ウェーハ11を保持したチャックテーブル10を矢印X1方向に加工送りすることにより、矩形基板5の横幅と同じ長さの第1の溝13をウェーハ11の表面に形成する溝形成ステップを実施する。切削ブレード46としては、厚さ1.0mmで♯1500のビトリファイドボンドブレードを使用した。
ウェーハ11の上方からウェーハ11に切り込む切削方法は、チョッパーカットと称される。チョッパーカットを実施すると、第1の溝13の両端部分に切削ブレード40の円弧が転写された円弧領域13aが形成される。図3(A)で符号5aは矩形基板5のサイズを示している。
溝形成ステップ実施後、図4(A)に示すように、切削ブレード46をチョッパーカットで第1の溝13−1に隣接してウェーハ11に所望の深さ切り込ませ、チャックテーブル10を矢印X1方向に加工送りすることにより、第1の溝13−1と同じ長さ及び同じ切り込み深さの第2の溝13−2を形成し、第1の溝13−1を拡幅する溝拡幅ステップを実施する。
好ましくは、溝拡幅ステップは、図4(B)に示すように、第2の溝13−2の一部が第1の溝13−1に部分的に重なるように形成する。第1の溝13−1の円弧領域13a−1と第2の溝13−2の円弧領域13a−2とは重なり領域15を有する。
本実施形態で採用した切り込み送り速度は0.5mm/sであり、X軸方向の加工送り速度は20mm/sであり、Y軸方向の割り出し送り量は0.8mmであった。従って、図4に示す溝拡幅ステップでは、0.2mmの溝がオーバーラップしていることになる。
この溝拡幅ステップを溝拡幅ステップで形成した凹部17の幅が矩形基板5の縦の長さになるまで複数回繰り返し、図5(A)に示すように、凹部17の両端に縦に長い円弧領域13aを形成する(繰り返しステップ)。図5(B)で符号19は凹部17の側壁であり、凹部17の底面から垂直に立設している。 側壁19の高さ、即ち凹部17の深さは200μmであった。
ここで注意すべきは、繰り返しステップでは、切削ブレード46の幅方向で溝13がオーバーラップする領域とオーバーラップしない領域が発生し、オーバーラップしない領域をカットした切削ブレード46が選択的に摩耗して偏摩耗が発生するため、定期的に切削ブレード46をドレッシングして、切削ブレード46の先端を平坦にする加工が必要になる。
繰り返しステップを実施して矩形基板5の縦の長さに等しい側壁19から側壁19までの凹部17を形成した後、ウェーハ11を保持しているチャックテーブル10を90°回転する。
次いで、図6(A)に示すように、切削ブレード46をウェーハ11の横方向からウェーハ11に所望深さ切り込ませ(トラバースカット)、ウェーハ11を保持しているチャックテーブル10を矢印X1方向に加工送りすることにより、凹部17の端部で切削ブレード46の円弧が転写した円弧領域13aに沿って所望の深さの溝21を形成し、円弧領域13aを除去して矩形基板5の縦の辺が嵌合する側壁19を形成する円弧領域除去ステップを実施する。17aは凹部17の縁である。
円弧領域除去ステップが完了すると、図7に示すように、凹部17の上下方向の両端部に切削ブレード46のトラバースカットで形成した2本の溝21が形成される。そして、矩形状の凹部17は、凹部17の底面17bと底面17bから垂直に立ち上がった4つの側壁19とで画成されて形成される。図7は、本実施形態の製造方法により完成した矩形基板支持ウェーハ(トレー)の平面図である。
このようにして矩形基板支持トレー11が完成すると、図8(A)に示すように、矩形状底面17bと4つの側壁19とにより画成された凹部17中に矩形基板5を嵌合することにより、図8(B)に示すように、矩形基板支持トレー11で矩形基板5を安定して支持することができる。
次に、図9を参照して、上述した実施形態の製造方法の変形例について説明する。この変形例では、図9(A)に示すように、溝拡幅ステップを繰り返し実施する際に、溝拡幅ステップの最初の部分と最後の部分でトラバースカットでウェーハ11に所定幅の溝23を形成する。
次いで、ウェーハ11を保持しているチャックテーブル10を90°回転した後、図9(B)に示すように、図9(A)で形成した円弧領域13a部分をトラバースカットで切削して所望深さの溝21を形成し、円弧領域13aを除去して矩形基板5の縦の辺が嵌合する凹部17の側壁19を形成する円弧領域除去ステップを実施する。
この変形例の製造方法によると、溝拡幅ステップの最初の部分と最後の部分は切削ブレード46のトラバースカットで所定幅の溝23を形成するので、チョッパーカットに比較して繰り返しステップを短時間で実行することができる。
図9(B)は変形例の完成形態の平面図であり、底面17bと、溝21で形成される上下の2つの側壁19と、溝23で形成される2つの左右の側壁19とで凹部17が画成される。
次に、図10に示すような基板の四隅に切り欠き7が形成された矩形基板5Aを支持する矩形基板支持トレーの製造方法について説明する。溝拡幅ステップを繰り返し実施して凹部17の両端部に円弧領域13aを形成する点は上述した実施形態と同様である。
凹部17の幅が矩形基板5Aの縦の長さになるまで繰り返しステップを繰り返し実施した後、ウェーハ11を保持しているチャックテーブル10を90°回転し、図11(A)に示すように、切削ブレード40をチョッパーカットで円弧領域13aに所望深さ切り込み、ウェーハ11を保持しているチャックテーブル10を矢印X1方向に加工送りすることにより、円弧領域13aに所望の深さの切削溝21aを形成する(円弧領域除去ステップ)。チョッパーカットで円弧領域除去ステップを実施すると、所望深さの切削溝21aの両端部分は円弧領域21bとして残ることになる。
従って、図12に示すように、チョッパーカットによる円弧領域除去ステップを実施すると、四隅に円弧領域21bが残存することになるが、矩形基板5Aは四隅に切り欠き7が形成されているため、残存した円弧領域21bがあるにもかかわらず矩形基板5Aを凹部中に嵌合することができる。
2 切削装置
5 矩形基板
7 切り欠き
10 チャックテーブル
11 矩形基板(矩形基板支持トレー)
13 第1の溝
13a 円弧領域
14 切削ユニット
15 溝の重なり領域
17 凹部
17a 凹部の縁
17b 凹部の底面
19 側壁
21,23 切削溝

Claims (2)

  1. 矩形基板が嵌合する凹部を有する矩形基板支持トレーの製造方法であって、
    該矩形基板の長辺の長さより大きい直径を有するウェーハをチャックテーブルで保持するウェーハ保持ステップと、
    該チャックテーブルで保持した該ウェーハの上方から切削ブレードを該ウェーハの表面に所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該矩形基板の横幅と同じ長さの第1の溝を該ウェーハの表面に形成する溝形成ステップと、
    該ウェーハの上方から該切削ブレードを該第1の溝に隣接して該ウェーハの表面に該所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該第1の溝と同じ長さ及び同じ切り込み深さの第2の溝を形成し、該第1の溝を拡幅する溝拡幅ステップと、
    該溝拡幅ステップで形成した凹部の幅が該矩形基板の縦の長さになるまで該溝拡幅ステップを必要回数繰り返す繰り返しステップと、
    溝拡幅ステップを前記必要回数実施した後、該切削ブレードを該ウェーハの横方向から該ウェーハに該所望の深さ切り込ませ、該チャックテーブルを加工送りすることにより、該凹部の端部で該切削ブレードの円弧が転写した領域に沿って該所望の深さの溝を形成し、該円弧領域を除去して該矩形基板の縦の辺が嵌合する該凹部の側壁を形成する円弧領域除去ステップと、を備え、
    矩形状底部と該底部から立設する4つの側壁により画成される該矩形基板が嵌合する矩形状凹部を該切削ブレードで形成することを特徴とする矩形基板支持トレーの製造方法。
  2. 該円弧領域除去ステップでは、該繰り返しステップ実施後及び該矩形基板を保持した該チャックテーブルを90°回転した後、該凹部の端部で該切削ブレードの円弧が転写した領域に沿って該所望の深さの溝を形成する請求項1記載の矩形基板支持トレーの製造方法。
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