JP6893256B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、シートの下方に物品収納ボックスおよび燃料タンクを前後に並べて配置した鞍乗り型車両において、燃料タンクの外部に燃料ポンプを備え、この燃料ポンプを燃料タンクまたは物品収納ボックスの下方に配置したものがある
しかし、上記従来の技術では、燃料タンクおよび物品収納ボックスと、これらの下方に位置する後輪との間に、燃料ポンプを配置するための空間を設ける必要があるため、外付けの燃料ポンプをコンパクトに配置することが難しい構造となっている。
特開2004−1756号公報
解決しようとする問題点は、鞍乗り型車両において、外付けの燃料ポンプをコンパクトに配置する点である。
本発明は、乗員が着座するシート(16)と、前記シート(16)の下方に配置される物品収納ボックス(65)と、前記物品収納ボックス(65)の後方に配置される燃料タンク(31)と、前記燃料タンク(31)の外部に設けられ、車両側面視で前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間の空間(K1)に少なくとも一部が配置される燃料ポンプ(40)と、を備えている鞍乗り型車両(1)を提供する。
この構成によれば、燃料タンクと物品収納ボックスとの間に設けられた空間に燃料ポンプの少なくとも一部を配置することで、燃料タンクまたは物品収納ボックスの下方に燃料ポンプ全体を配置する場合に比して、外付けの燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明において、前記燃料ポンプ(40)の吐出ノズル(46c)は、前記燃料ポンプ(40)より上方に向けて延び、前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間の空間(K1)内に配置されている。
本発明において、前記燃料ポンプ(40)は、長手方向を車幅方向に向けて配置され、前記吐出ノズル(46c)は、前記長手方向と直交するように配置されてもよい。
本発明において、前記燃料ポンプ(40)は、側面視でエアクリーナケース(23)と重なるように配置されてもよい。
本発明において、前記シート(16)の下方で駆動輪(5)の上方を覆うフェンダ(35A)を備え、前記フェンダ(35A)は、前記燃料ポンプ(40)を取り付けるポンプ取り付け部(62a,63a)を備え、前記ポンプ取り付け部(62a,63a)は、側面視で上下方向に対して傾斜し、前記燃料ポンプ(40)における前記燃料タンク(31)と接続するフィードノズル(46a)またはリターンノズル(46b)は、前記ポンプ取り付け部(62a,63a)の傾斜に沿うように延びてもよい。
本発明において、前記燃料タンク(31)で発生した蒸発燃料を貯留するキャニスタ(37)を備え、前記燃料ポンプ(40)は、車幅方向に長手方向を向けて配置され、前記キャニスタ(37)は、前記燃料ポンプ(40)よりも後方で車両前後方向に長手方向を向けて配置され、前記燃料ポンプ(40)は、前記長手方向の中央部よりも一側に、燃料を吸排するノズル部(46)を備え、前記燃料ポンプ(40)の前記長手方向の中央部よりも他側に前記キャニスタ(37)が配置されてもよい。
本発明は、エンジン(2)とともに駆動輪(5)を上下揺動させるスイングユニット(4)と、前記スイングユニット(4)の上部を車体フレーム(10)に支持するリンク機構(28C)と、を備え、前記燃料ポンプ(40)は、前記リンク機構(28C)よりも上方に配置されている構成でもよい。
この場合、上リンク式のスイングユニットのリンク機構を上方に避けるように燃料ポンプをレイアウトした上で、この燃料ポンプを燃料タンクと物品収納ボックスとの間の空間に入り込ませることで、燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明は、前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間に、車体フレーム(10)のクロス部材(26)を備え、前記燃料ポンプ(40)は、前記クロス部材(26)の下方に配置されている構成でもよい。
この場合、物品収納ボックスと燃料タンクとの間に、車体フレームのクロス部材を上、燃料ポンプを下として配置することで、クロス部材および燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明は、前記シート(16)の下方で駆動輪(5)の上方を覆うフェンダ(35A)を備え、前記フェンダ(35A)は、前記燃料ポンプ(40)を取り付けるポンプ取り付け部(62a,63a)を備えている構成でもよい。
この場合、フェンダにポンプ取り付け部を設けることで、専用の取り付け部材等を用意することなく燃料ポンプを搭載可能となり、部品点数の削減を図ることができる。
本発明は、前記フェンダ(35A)は、車両前後方向の一方側に、車体フレーム(10)に対して車両前後方向にスライドして係止するスライド係止部(35b)を備えるとともに、車両前後方向の他方側に、前記車体フレーム(10)に固定されて前記スライドを規制する固定部(35c)を備えている構成でもよい。
この場合、スライド係止部と固定部との組み合わせによりフェンダを車体フレームに取り付けるので、フェンダの車両前後方向の両側を車体フレームに締結等により固定する場合に比して、フェンダの着脱を容易にすることができる。
本発明は、前記燃料タンク(31)で発生した蒸発燃料を貯留するキャニスタ(37)を備え、前記キャニスタ(37)は、車両前後方向に長手方向を向けて前記燃料タンク(31)の下方に配置されるとともに、車両前後方向から見て少なくとも一部が前記燃料ポンプ(40)と重なるように配置されている構成でもよい。
この場合、キャニスタを燃料タンクの下方で車両前後方向に長手となるように配置することで、キャニスタ回りの車幅方向の大型化を抑えるとともに、車両前後方向から見てキャニスタと燃料ポンプとが重なるように配置することで、キャニスタおよび燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明は、前記燃料ポンプ(40)は、前記シート(16)の下方に位置する駆動輪(5)の車軸(5a)よりも前方で、車幅方向に長手方向を向けて配置され、前記キャニスタ(37)は、前記燃料ポンプ(40)よりも後方で車両前後方向に長手方向を向けるとともに、車幅方向の一側にずれて配置されている構成でもよい。
この場合、駆動輪の車軸よりも前方に配置される燃料ポンプを、車幅方向に長手となるように配置することで、車両前後方向の配置スペースの拡大を抑えることができる。また、燃料ポンプよりも後方に配置されるキャニスタを、車両前後方向に長手となりかつ車幅方向の一側にずれるように配置することで、駆動輪の上方揺動スペースの確保を容易にすることができる。
本発明によれば、鞍乗り型車両において、外付けの燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本実施形態の自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体後部の左側面図である。 上記自動二輪車の燃料タンク周辺の左側面図である。 上記自動二輪車の燃料タンク周辺の前面図である。 上記自動二輪車の燃料ポンプモジュール周辺の前面図である。 上記燃料ポンプモジュールを右後方から見た斜視図である。 上記燃料ポンプモジュールの右側面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX−IX断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車両左右中心を示す線CLが示されている。
図1は、本発明の実施形態が適用されたスクータ型の自動二輪車(鞍乗り型車両)1を示している。
図1に示すように、自動二輪車1は、エンジン2と伝動機構3とを一体化したスイングユニット4を備えている。スイングユニット4は、その後部で後輪(駆動輪)5を回動可能に支持している。図中符号5aは後輪車軸を示している。
自動二輪車1の車体フレーム10は、前輪6を操向可能に支持するヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から下方に延びた後に後方に屈曲して延びるメインフレーム部12と、メインフレーム部12の後端部近傍から上後方に延びた後に後方へ屈曲して延びる左右一対のリヤフレーム14と、を備えている。
図中符号7は操向ハンドル、符号8は車体前部を覆うフロントカバー、符号9はステップフロア、符号15は車体後部を覆うリヤカバー、符号25はリヤフレーム14にスイングユニット4を連結するリヤクッション、符号16はシート、符号17は車体を直立状態で支持するメインスタンド、符号18は車体を左右一側(例えば左側)に傾けた状態で支持するサイドスタンドをそれぞれ示している。
図2を併せて参照し、以下、リヤフレーム14の上後方に延びる部位を上後方延出部14aとし、上後方延出部14aの上端部から後方へ延びる部位を後方延出部14bとして説明する。
左右の後方延出部14bの前部間には、車幅方向に延びるクロスパイプ(クロス部材)26が設けられている。左右の上後方延出部14aの後面側には、それぞれピボットプレート27が接合されている。左右のピボットプレート27には、車幅方向に延びるピボットパイプ28の左右端部が、それぞれラバーブッシュ28aを介して支持されている。
ピボットパイプ28には、エンジン2のクランクケース20側に延びる支持アーム28bが設けられている。クランクケース20の上部には、被支持部20aが突設されている。支持アーム28bには、被支持部20aがラバーブッシュ20bを介して支持されている。ピボットパイプ28を主に、スイングユニット4の上部を車体フレーム10に支持するリンク機構28Cが構成されている。
左右のリヤフレーム14の後部は、車幅方向内側に湾曲し、不図示の連結部材を介して相互に連結されている。左右のリヤフレーム14の後部には、下方に垂下する左右一対の後部ステー29が接合されている。左右の後部ステー29には、リヤフェンダ35Aの後部が後方から螺着したボルト29aにより締結固定されている。
リヤクッション25は、後輪5の左方に単一に設けられている。リヤクッション25の下端部は、伝動ケース21の後部に連結されている。リヤクッション25の上端部は、左リヤフレーム14の後方延出部14bの車幅方向内側に連結されている。
エンジン2は、不図示のクランクシャフトの回転中心軸線を左右方向に沿わせた単気筒エンジンである。エンジン2のクランクケース20の前端部には、シリンダ19が略水平に(詳細にはやや前上がりに)前方へ突出するように設けられている。クランクケース20の左側部には、後方へ延出する伝動ケース21が一体に設けられている。伝動ケース21は、内部に収容したベルト式無段変速機等とともに伝動機構3を構成している。エンジン2の駆動力は、伝動機構3を介して後輪5に伝達される。
シリンダ19の上側(吸気側)には、吸気通路部材22の下流端が接続されている。吸気通路部材22の上流端は、伝動ケース21の上方に支持されたエアクリーナケース23に接続されている。吸気通路部材22は、不図示のスロットルボディを含み、このスロットルボディにインジェクタ(燃料噴射弁)24が取り付けられている。
図3、図4を併せて参照し、左右リヤフレーム14の上部(後方延出部14b)の間には、エンジン2の燃料を貯留する燃料タンク31が配置されている。燃料タンク31は、例えば鋼板製の中空のタンク本体32を備えている。タンク本体32は、上方に開放する比較的深い下タンク体32aと、下方に開放する比較的浅い上タンク体32bと、を有している。上下タンク体32a,32bは、互いに開放部分を対向させている。上下タンク体32a,32bは、各々の開放部分に形成された接合フランジ32c同士を接合することで、一体のタンク本体32を構成している。図中符号33はタンク本体32内の残燃料量を検出するフロート式残量センサ、符号34はタンク本体32の後部で上後方に給油口を向けた給油管をそれぞれ示している。
図1、図2を参照し、燃料タンク31の前方で、左右リヤフレーム14の上後方延出部14aの間には、物品収納ボックス65が配置されている。物品収納ボックス65は、リヤカバー15の前部の内側で、シート16の前部の下方に配置されている。シート16は、左右リヤフレーム14およびリヤカバー15に支持されている。シート16の前端部は、物品収納ボックス65の前上端部に不図示のヒンジを介して支持されている。シート16は、図1に示す使用位置から前上方へ回動可能である。シート16が使用位置から前上方へ回動することで、利用者が燃料タンク31および物品収納ボックス65にアクセス可能となる。
物品収納ボックス65は、上端部に開口部65aを有する容器形状をなしている。物品収納ボックス65の開口部65aは、シート16の底板16aによって開閉される。物品収納ボックス65の開口部65aは、左右リヤフレーム14の後方延出部14bよりも高い位置にある。物品収納ボックス65の後下部は、側面視で左右リヤフレーム14の上後方延出部14aの上部と重なる位置にある。物品収納ボックス65の前部は、左右リヤフレーム14の上後方延出部14aよりも前方へ張り出している。物品収納ボックス65の前部は、リヤカバー15で覆われている。
物品収納ボックス65の後壁部65bの後方には、燃料タンク31(タンク本体32)の前壁部32dが離間して配置されている。物品収納ボックス65の後壁部65bは、下側ほど前側に位置するように側面視で傾斜している。燃料タンク31の前壁部32dは、下側ほど後側に位置するように側面視で傾斜している。
図3を併せて参照し、物品収納ボックス65の後壁部65bと燃料タンク31の前壁部32dとの間には、側面視で下側ほど広がる形状の空間K1が形成されている。空間K1の上部には、左右リヤフレーム14間に渡るクロスパイプ26が配置されている。空間K1の下部には、燃料ポンプモジュール40の例えば吐出ノズル46c周辺が配置されている。本実施形態の空間K1の下部は、物品収納ボックス65の下面の延長線よりも上方で、物品収納ボックス65の後壁部65bと燃料タンク31の前壁部32dとに挟まれた領域とする。
図2を参照し、燃料タンク31の下方には、タンクカバー35が配置されている。タンクカバー35は、リヤフェンダ35Aの上部の前方に一体形成されている。タンクカバー35は、燃料タンク31の下部を下方から覆うように、上方に開放する容器形状をなしている。タンクカバー35の前部左側には、前下方に延出して燃料ポンプモジュール40を収容可能とするトレー部(フェンダ凹部)36が形成されている。タンクカバー35の右側内には、キャニスタ(蒸発燃料貯留器)37が配置されている。
リヤフェンダ35Aの前部には、車体フレーム10に対するスライド係止部35bが左右一対に設けられている。スライド係止部35bは、車体フレーム10の前後中間部に設けられた左右一対の中間ステー26aに対し、車両後方側から前方側へのスライド移動により係止される。左右中間ステー26aは上下に延び、上端部がクロスパイプ26に接合されている。左右ステーの下端部には、後方に向けて屈曲して延びる係止爪26bが形成されている。スライド係止部35bは、左右係止爪26bを前後スライド可能に差し込んで係止される。
リヤフェンダ35Aの後部には、車体フレーム10に対する締結部35cが左右一対に設けられている。締結部35cは、車体フレーム10の後部に設けられた左右一対の後部ステー29に対し、車両後方側からボルト締結により締結固定される。左右締結部35cには、後方からボルト29aが差し込まれる。ボルト29aは、後部ステー29のナット孔に螺合し締め込まれて、締結部35cを後部ステー29に締結固定する。
リヤフェンダ35Aの前部は、左右スライド係止部35bに左右係止爪26bを挿通することで、車体フレーム10に支持される。リヤフェンダ35Aの後部は、左右締結部35cを左右後部ステー29に締結することで、車体フレーム10に支持される。左右締結部35cの締結により、リヤフェンダ35Aの後方移動が規制され、リヤフェンダ35Aの前部の車体フレーム10からの脱落が規制される。これにより、リヤフェンダ35Aが車体フレーム10に固定的に取り付けられた状態となる。
リヤフェンダ35A(タンクカバー35)の前部は、トレー部36を含めて前下がりに傾斜している。このリヤフェンダ35Aの前部の傾斜に沿うように、燃料ポンプモジュール40から延びる燃料ライン(吸入ホース51aおよびリターンホース51b)、ならびにキャニスタ37から延びる燃料ライン(パージホース38b)が配索されている。
図3、図4を参照し、キャニスタ37は、軸方向(長手方向)を車両前後方向に向けた円筒状の外観をなし、後端部にチャージホース38aおよびパージホース38bを接続する。キャニスタ37の前端部には、タンクカバー35内に臨む大気導入ノズル38cおよびドレンノズル38dが突設されている。
燃料ポンプモジュール40は、燃料タンク31内の燃料をインジェクタ24に供給するもので、燃料タンク31の外部に別体として設けられている。インジェクタ24、燃料タンク31および燃料ポンプモジュール40を主に、自動二輪車1の燃料供給装置30が構成されている。
以下、説明中で「上流側」、「下流側」と称する場合は、特に記載がなければ、燃料タンク31からインジェクタ24に至る燃料通路の上流側および下流側を意味する。すなわち、燃料通路の燃料タンク31側を「上流側」、インジェクタ24側を「下流側」と称する。
図7、図8を併せて参照し、燃料ポンプモジュール40は、ポンプ本体41を駆動する電動モーター42の回転中心軸線C1を、車幅方向に沿わせて配置されている。この状態(車載状態)において、燃料ポンプモジュール40(筐体43)は、車幅方向の外形寸法x1が、車幅方向と直交する方向(車両前後方向および上下方向)の外形寸法に比して大きい。すなわち、燃料ポンプモジュール40は、車載状態において、全体的に車幅方向に長く、長手方向(軸方向)を車幅方向に向けた配置となる。
図2、図4を参照し、燃料ポンプモジュール40は、後輪車軸5aよりも前方に配置されている。燃料ポンプモジュール40は、車両左右中心CLを左右に跨いで配置されている。燃料ポンプモジュール40よりも後方には、キャニスタ37が長手方向を車両前後方向に向けて配置されている。キャニスタ37は、後端部が概ね後輪車軸5aの鉛直上方に位置している。
燃料ポンプモジュール40を収容するトレー部36の左方には、エアクリーナケース23の内側部が配置されている。このエアクリーナケース23の内側部を避けるように、トレー部36および燃料ポンプモジュール40が右側にずれて配置されている。キャニスタ37は、車両左右中心CLよりも右方に配置されている。リヤフェンダ35Aは、後輪5の上方揺動スペースを確保するべく、車幅方向内側の領域が上方に膨出する。キャニスタ37は、リヤフェンダ35Aの膨出部を避けるように、車幅方向の中央領域からずれて配置されている。
リヤフェンダ35Aの左側部は、エアクリーナケース23およびリヤクッション25を避けるために車幅方向外側の張り出しを抑えている。したがって、キャニスタ37は、リヤフェンダ35Aの右側部に配置されている。
図5を参照し、キャニスタ37と燃料ポンプモジュール40の右側部とは、車両前後方向から見て互いに重なるように配置されている。図示都合上、図4は斜め上方から見た前面図であるが、図4でもキャニスタ37と燃料ポンプモジュール40とは重なっている。
図8を併せて参照し、燃料ポンプモジュール40は、ポンプ本体41および電動モーター42等を収容する筐体43を備えている。筐体43は、長手方向の一側(右側)から順に、ポンプ形成部44、胴部45、ノズル部46およびフィルタ収容部47を備えている。燃料ポンプモジュール40は、長手方向の中央部である胴部45を挿通する環状のホルダ60を介して、トレー部36内に支持されている。
図6を併せて参照し、ポンプ形成部44は、筐体43の右端部に長手方向の寸法を抑えた偏平のポンプ室44aを形成している。ポンプ室44a内には、電動モーター42の駆動軸を接続したインペラ(不図示)が収容されている。ポンプ室44aおよびインペラを含んで、ポンプ本体41が形成されている。ポンプ本体41は、電動モーター42の駆動によりインペラが回転すると、燃料タンク31から燃料を吸入する。ポンプ本体41は、吸入した燃料をポンプ室44a内で圧縮し、昇圧した燃料をインジェクタ24に向けて吐出する。
胴部45は、断面略一定をなして車幅方向に沿って直線状に延びている。胴部45の内側には、電動モーター42が収容されている。
胴部45の前部の右方には、胴部45の前部と連続するように右前延出部45aが形成されている。右前延出部45aは、ポンプ形成部44に向けて直線状に延びている。右前延出部45aは、内部に電動モーター42の右側部を収容している。右前延出部45aの上面には、電動モーター42への電力供給配線を接続するカプラ45cが突設されている。
胴部45の後部の右方には、胴部45の後部に対して後方へ段差状に膨出する膨出部48が形成されている。膨出部48は、段差状に膨出した後に、ポンプ形成部44に向けて直線状に延びている。膨出部48は、内部にプレッシャーレギュレータ49を収容している。膨出部48は、ポンプ本体41の下流側に、ポンプ室44aに連通する加圧空間(加圧室)48aを形成している。この加圧空間48aにより、ポンプ本体41の始動時における圧縮容量が十分に確保される。
ノズル部46は、長手方向と直交するように延びる吸入ノズル(フィードライン)46、リターンノズル(リターンライン)46bおよび吐出ノズル(高圧ライン)46cを備えている。
吸入ノズル46aは、吸入ホース51aを介して、燃料タンク31の燃料供給口に接続されている。
リターンノズル46bは、リターンホース51bを介して、燃料タンク31のリターン口に接続されている。
吐出ノズル46cは、吐出ホース51cを介して、吸気通路部材22のインジェクタ24(図1参照)に接続されている。
各ノズル46a〜46cは、長手方向の右側の外周部から、長手方向と直交する方向に沿って突設されている。吸入ノズル46aは、L字状のホースジョイント46e(図4参照)を介して、吸入ホース51aを左方へ導出可能としている。
リターンノズル46bは、ポンプ本体41からプレッシャーレギュレータ49を介して放出された燃料を燃料タンク31に戻すとともに、ポンプ本体41内に浸入したベーパー(気泡)を燃料タンク31内に戻す。リターンノズル46bには、チェックバルブ46dが設けられ(図9参照)、燃料タンク31側からポンプ本体41側への燃料の逆流を規制している。図中符号49aはプレッシャーレギュレータ49におけるポンプ室44a内に臨む燃料入口を示す。
ノズル部46は、胴部45の左側に隣接する左拡大部52を有している。左拡大部52は、長手方向の寸法を抑えた偏平状をなし、各ノズル46a〜46cに至る流路を形成している。左拡大部52は、車幅方向から見て、膨出部48周辺を除き、ポンプ形成部44と同様の外形状を有している。すなわち、左拡大部52とポンプ形成部44とは、車幅方向から見て互いに重なるように延びる外縁部を形成している。これら左拡大部52とポンプ形成部44とによって、燃料ポンプモジュール40を平面上に安定して載置可能である。
フィルタ収容部47は、燃料フィルタ53を着脱可能に収容している。燃料フィルタ53は、ポンプ本体41よりも上流側に位置し、ポンプ本体41に吸引される前に燃料をろ過する。燃料フィルタ53は、車幅方向に軸方向を向けた円筒状をなしている。図中線C2は燃料フィルタ53の中心軸線を示している。フィルタ収容部47は、燃料フィルタ53と同軸の円筒状のケース47aを形成している。ケース47aは、軸方向外側の端部(筐体43の左端部)を開口部47bとし、燃料フィルタ53を着脱可能としている。開口部47bには、有底円筒状のキャップ47cが着脱可能に取り付けられている。このキャップ47cの着脱により、開口部47bが開閉し、ケース47aに対して燃料フィルタ53が出し入れ可能となる。
図8を参照し、吸入ノズル46aから筐体43内に吸入された燃料は、左拡大部52を経てフィルタ収容部47内に至る。フィルタ収容部47内に至った燃料は、燃料フィルタ53をその外周側から内周側へ通過してろ過される。燃料フィルタ53でろ過された燃料は、燃料フィルタ53の内側から右方に流れてポンプ室44aに至り、ポンプ本体41で昇圧される。ポンプ本体41で昇圧された燃料は、胴部45の外周に形成された第一軸方向流路54a(図7参照)を左側に流れる。第一軸方向流路54aを流れた燃料は、左拡大部52を経て吐出ノズル46cに至る。
ポンプ本体41で過剰に昇圧された燃料は、プレッシャーレギュレータ49を経てリターンノズル46bに至り、燃料タンク31に戻される。ポンプ本体41内に浸入したベーパー(気泡)は、胴部45の外周に形成された第二軸方向流路54b(図7参照)を左側に流れてリターンノズル46bに至り、燃料タンク31に戻される。
図3、図4を参照し、ホルダ60は、例えば合成ゴム等の弾性体からなり、このホルダ60を介して、燃料ポンプモジュール40が車体にラバーマウントされる。ホルダ60は、胴部45の外周に沿う環状をなし、その周方向の一部が分割部61とされている。この分割部61を開くことで、ホルダ60が胴部45に対して着脱可能となる。
図6を併せて参照し、筐体43の長手方向において、筐体43の中央部である胴部45の右側には、ポンプ形成部44および膨出部48が配置されている。胴部45の左側には、ノズル部46およびフィルタ収容部47が配置されている。換言すれば、胴部45を挟んだ軸方向の両側に、ポンプ形成部44および膨出部48と、ノズル部46およびフィルタ収容部47と、が振り分けて配置されている。胴部45の軸方向の両側には、軸方向から見て胴部45よりも外側に張り出す左拡大部52および膨出部48がそれぞれ配置されている。
図2、図3を参照し、分割部61における一対の分割端部61aは、タンクカバー35のトレー部36に一体形成により立設されたステー(ポンプ取り付け部)62aを挿入可能な保持部62とされている。ホルダ60における径方向で分割部61と反対側となる部位には、トレー部36に一体形成により立設された第二ステー(ポンプ取り付け部)63aを挿入可能な第二保持部63が設けられている。これら両保持部62,63にそれぞれステー62a,63aを挿入することで、燃料ポンプモジュール40が車体に保持される。また、分割部61である保持部62にステー62aを挿入することで、ホルダ60が胴部45を挿通保持した環状に保持される。
重量のある電動モーター42を胴部45に収容し、この胴部45を車体に支持することで、燃料ポンプモジュール40が安定して車体に支持される。また、燃料ポンプモジュール40の長手方向の中央部である胴部45を支持することで、少ない支持位置でも安定して燃料ポンプモジュール40を支持することが可能である。
そして、本実施形態における自動二輪車1では、燃料ポンプモジュール40の吐出ノズル46c周辺が、車両側面視で物品収納ボックス65の後壁部65bと燃料タンク31の前壁部32dとの間の空間K1に配置されている。
この構成によれば、燃料タンク31と物品収納ボックス65との間に設けられた空間K1に燃料ポンプモジュール40の少なくとも一部を配置することで、燃料タンク31または物品収納ボックス65の下方に燃料ポンプモジュール40全体を配置する場合に比して、外付けの燃料ポンプモジュール40をコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、エンジン2とともに後輪5を上下揺動させるスイングユニット4と、スイングユニット4の上部を車体フレーム10に支持するリンク機構28Cと、を備え、前記燃料ポンプモジュール40は、リンク機構28Cよりも上方に配置されている。
この構成によれば、上リンク式のスイングユニット4のリンク機構28Cを上方に避けるように燃料ポンプモジュール40をレイアウトした上で、この燃料ポンプモジュール40を燃料タンク31と物品収納ボックス65との間の空間K1に入り込ませることで、燃料ポンプモジュール40をコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、前記物品収納ボックス65と前記燃料タンク31との間に、車体フレーム10のクロスパイプ26を備え、前記燃料ポンプモジュール40は、前記クロスパイプ26の下方に配置されている。
この構成によれば、物品収納ボックス65と燃料タンク31との間に、車体フレーム10のクロスパイプ26を上、燃料ポンプモジュール40を下として配置することで、クロスパイプ26および燃料ポンプモジュール40をコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、前記シート16の下方で後輪5の上方を覆うリヤフェンダ35Aを備え、前記リヤフェンダ35Aは、前記燃料ポンプモジュール40を取り付けるステー62a,63aを備えている。
リヤフェンダ35Aにポンプ取り付け部としてのステー62a,63aを設けることで、専用の取り付け部材等を用意することなく燃料ポンプモジュール40を搭載可能となり、部品点数の削減を図ることができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、前記リヤフェンダ35Aは、車両前後方向の一方側に、車体フレーム10に対して車両前後方向にスライドして係止するスライド係止部35bを備えるとともに、車両前後方向の他方側に、前記車体フレーム10に固定されて前記スライドを規制する締結部35cを備えている。
この構成によれば、スライド係止部35bと締結部35cとの組み合わせによりリヤフェンダ35Aを車体フレーム10に取り付けるので、リヤフェンダ35Aの車両前後方向の両側を車体フレーム10に締結等により固定する場合に比して、リヤフェンダ35Aの着脱を容易にすることができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、前記燃料タンク31で発生した蒸発燃料を貯留するキャニスタ37を備え、前記キャニスタ37は、車両前後方向に長手方向を向けて前記燃料タンク31の下方に配置されるとともに、車両前後方向から見て少なくとも一部が前記燃料ポンプモジュール40と重なるように配置されている。
この構成によれば、キャニスタ37を燃料タンク31の下方で車両前後方向に長手となるように配置することで、キャニスタ37回りの車幅方向の大型化を抑えるとともに、車両前後方向から見てキャニスタ37と燃料ポンプモジュール40とが重なるように配置することで、キャニスタ37および燃料ポンプモジュール40をコンパクトに配置することができる。
また、本実施形態における自動二輪車1では、前記燃料ポンプモジュール40は、前記シート16の下方に位置する後輪5の車軸5aよりも前方で、車幅方向に長手方向を向けて配置され、前記キャニスタ37は、前記燃料ポンプモジュール40よりも後方で車両前後方向に長手方向を向けるとともに、車幅方向の一側にずれて配置されている。
この構成によれば、後輪5の車軸5aよりも前方に配置される燃料ポンプモジュール40を、車幅方向に長手となるように配置することで、車両前後方向の配置スペースの拡大を抑えることができる。また、燃料ポンプモジュール40よりも後方に配置されるキャニスタ37を、車両前後方向に長手となりかつ車幅方向の一側にずれるように配置することで、後輪5の上方揺動スペースの確保を容易にすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、筐体の開口部を介してメンテナンス可能となる機能部品は、燃料フィルタに限らず、ポンプ本体やその駆動源等であってもよい。また、筐体の長手方向の両端部に開口部を有してもよい。燃料フィルタを一体に保持した燃料ポンプモジュールに限らず、燃料フィルタを別体とした燃料ポンプを採用してもよい。
燃料ポンプモジュールは、タンクカバーに形成されたトレー部に支持される構成に限らず、例えば、他のカバー部材に支持されたり、燃料タンクに直接設けたステー等に支持されたり、車体フレームに設けたステー等に支持される等、種々の車両構成部材に支持される構成でもよい。
リヤフェンダの前部にスライド係止部、後部に締結部を備える構成に限らず、例えば、スライド係止部および締結部の前後位置を入れ替えてもよい。締結部は、車幅方向や上下方向でボルト締結される構成でもよく、かつボルトナット以外の固定具を用いて車体フレームに固定される固定部であってもよい。
前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗り型車両において、外付けの燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 エンジン
4 スイングユニット
5 後輪(駆動輪)
5a 車軸
10 車体フレーム
16 シート
26 クロスパイプ(クロス部材)
28C リンク機構
31 燃料タンク
35A リヤフェンダ(フェンダ)
35b スライド係止部
35c 締結部(固定部)
37 キャニスタ
40 燃料ポンプモジュール(燃料ポンプ)
62a,63a ステー(ポンプ取り付け部)
65 物品収納ボックス
K1 空間

Claims (10)

  1. 乗員が着座するシート(16)と、
    前記シート(16)の下方に配置される物品収納ボックス(65)と、
    前記物品収納ボックス(65)の後方に配置される燃料タンク(31)と、
    前記燃料タンク(31)の外部に設けられ、車両側面視で前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間の空間(K1)に少なくとも一部が配置される燃料ポンプ(40)と、を備え、
    前記燃料ポンプ(40)の吐出ノズル(46c)は、前記燃料ポンプ(40)より上方に向けて延び、前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間の空間(K1)内に配置されている鞍乗り型車両。
  2. 前記燃料ポンプ(40)は、長手方向を車幅方向に向けて配置され、
    前記吐出ノズル(46c)は、前記長手方向と直交するように配置されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記燃料ポンプ(40)は、側面視でエアクリーナケース(23)と重なるように配置されている請求項1又は8に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記シート(16)の下方で駆動輪(5)の上方を覆うフェンダ(35A)を備え、
    前記フェンダ(35A)は、前記燃料ポンプ(40)を取り付けるポンプ取り付け部(62a,63a)を備え、
    前記ポンプ取り付け部(62a,63a)は、側面視で上下方向に対して傾斜し、
    前記燃料ポンプ(40)における前記燃料タンク(31)と接続するフィードノズル(46a)またはリターンノズル(46b)は、前記ポンプ取り付け部(62a,63a)の傾斜に沿うように延びている請求項1,8,9の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記燃料タンク(31)で発生した蒸発燃料を貯留するキャニスタ(37)を備え、
    前記燃料ポンプ(40)は、車幅方向に長手方向を向けて配置され、
    前記キャニスタ(37)は、前記燃料ポンプ(40)よりも後方で車両前後方向に長手方向を向けて配置され、
    前記燃料ポンプ(40)は、前記長手方向の中央部よりも一側に、燃料を吸排するノズル部(46)を備え、
    前記燃料ポンプ(40)の前記長手方向の中央部よりも他側に、前記キャニスタ(37)が配置されている請求項1,8〜10の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. エンジン(2)とともに駆動輪(5)を上下揺動させるスイングユニット(4)と、
    前記スイングユニット(4)の上部を車体フレーム(10)に支持するリンク機構(28C)と、を備え、
    前記燃料ポンプ(40)は、前記リンク機構(28C)よりも上方に配置されている請求項1,8〜11の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間に、車体フレーム(10)のクロス部材(26)を備え、
    前記燃料ポンプ(40)は、前記クロス部材(26)の下方に配置されている請求項1,8〜12の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記シート(16)の下方で駆動輪(5)の上方を覆うフェンダ(35A)を備え、
    前記フェンダ(35A)は、車両前後方向の一方側に、車体フレーム(10)に対して車両前後方向にスライドして係止するスライド係止部(35b)を備えるとともに、車両前後方向の他方側に、前記車体フレーム(10)に固定されて前記スライドを規制する固定部(35c)を備えている請求項1,8〜13の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  9. 乗員が着座するシート(16)と、
    前記シート(16)の下方に配置される物品収納ボックス(65)と、
    前記物品収納ボックス(65)の後方に配置される燃料タンク(31)と、
    前記燃料タンク(31)の外部に設けられ、車両側面視で前記物品収納ボックス(65)と前記燃料タンク(31)との間の空間(K1)に少なくとも一部が配置される燃料ポンプ(40)と、
    前記燃料タンク(31)で発生した蒸発燃料を貯留するキャニスタ(37)と、を備え、
    前記キャニスタ(37)は、車両前後方向に長手方向を向けて前記燃料タンク(31)の下方に配置されるとともに、車両前後方向から見て少なくとも一部が前記燃料ポンプ(40)と重なるように配置されている鞍乗り型車両。
  10. 前記燃料ポンプ(40)は、前記シート(16)の下方に位置する駆動輪(5)の車軸(5a)よりも前方で、車幅方向に長手方向を向けて配置され、
    前記キャニスタ(37)は、前記燃料ポンプ(40)よりも後方で車両前後方向に長手方向を向けるとともに、車幅方向の一側にずれて配置されている請求項15に記載の鞍乗り型車両。
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