JP6893044B2 - 高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料及び方法 - Google Patents

高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料及び方法 Download PDF

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本発明は、木板加工技術分野に属し、特に高周波非接着性圧密技術に基づく電熱複合材料に関するものである。
朽木は昔から「彫れない」とされてきたが、それは独特の表面メカニズムとレトロな美感を持っており、現在彫刻者が朽木を用いて様々な精美な製品を作製して彫刻することもあるが、彫刻者が細心の注意を払っても彫刻によって破断や落屑を起こすことがあり、彫刻者が彫刻に成功するのは困難で廃棄率が高い。
上記技術的課題を解決するために、本発明は、高周波(高調波)非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料の製造方法を提供する。当該方法で製造した圧密材料は、独特な色とテクスチャを有し、美感に富み、当該圧密材料を用いて彫刻を行い、彫刻の歩留まりが高く、廃棄率が極めて低い。
本発明の具体的な技術的解決手段は、以下のとおりである。
本発明は高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料を提供し、当該朽木圧密材料は、主に縦紋静曲強度が25MPa未満、横紋静曲強度が8MPa未満、平面引張強度が0.4MPaより小さく、耐熱寸法の安定性が8.0%より大きく、耐湿寸法の安定性が5.0%より大きい腐朽木板を高周波で加熱してプレス加工してなるものであり、前記朽木圧密材料は縦紋静曲強度が85MPaよりも高く、横紋静曲強度が30MPaよりも高く、平面引張強度が1.5MPaよりも大きく、耐熱寸法の安定性が1.5%よりも小さく、耐湿寸法の安定性が0.8%よりも小さい。
本発明に係る腐朽木板又は朽木とは、縦紋静曲強度が25MPa未満、横紋静曲強度が8MPa未満、平面引張強度が0.4MPaよりも小さく、耐熱寸法の安定性が8.0%よりも大きく、耐湿寸法の安定性が5.0%よりも大きい木板であり、この限定以外のパラメータ、例えば木板の材質、腐朽具合などは限定されていない。
さらに、当該朽木圧密材料は、さらに前記腐朽木板とヒートシールされた圧密木を含む。前記朽木圧密材料は前記腐朽木板と前記圧密木を高周波加熱してプレス加工してなるものである。

ここで記載した圧密木は、密度0.4−0.7kg/m3の間の木板であり、圧密した単一の木板ではなく、圧密木の数が腐朽木板よりも1つ多く、圧密時に実際の必要に応じて腐朽木板1枚、圧密木2枚を組み合わせてもよいし、また腐朽木板2枚、圧密木3枚を組み合わせてもよく、以下同様である。
本発明は、さらに高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料の製造方法を提供する。その製造方法は以下のステップを含む。
a.高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50%−60%、温度50℃−60℃になるように調整し、加熱加湿時間3h−5hとし、乾燥窖内の相対湿度80−86%、温度44℃−46℃になるように再調整し、加熱加湿時間20min−40minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得る。
b.乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12−16hバランスをとり、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃−140℃まで加熱昇温して1−2日保温し、乾燥した腐朽木板を得る。
c.加熱加圧処理:乾燥した腐朽木板を高周波加熱加圧する。
d.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波硬化する。
e.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃−90℃に降温する。
本発明は、以上のステップにより、腐朽木板の縦紋静曲強度、横紋静曲強度、平面引張強度を顕著に高め、腐朽木板の耐熱寸法の安定性と耐湿寸法の安定性を低下させることができる。
さらに、加熱加圧処理と硬化処理の間には、さらに昇温圧縮処理を含む。具体的な方法は、加熱加圧処理された木材を木材温度130−140℃に高周波加熱し、含水率5%以下になるまで保温することである。
当該ステップは下押さえ板と最下層の圧密木の間にスクリーンを設置することで実現され、圧密中に発生する水分はスクリーンを通して流出して、含水率が5%以下となり、本発明では昇温圧縮処理により圧密材料の吸湿回復率を顕著に低下させることができる。
さらに、ステップc加熱加圧処理は、具体的に以下のステップを含む。
c1.1回目の圧縮処理:乾燥腐朽木板を60℃−70℃に高周波加熱し、15min−20min保温し、10%−15%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min−20min保温加圧し、第1の圧縮木板を作製する。
c2.2回目の圧縮処理:第1の圧縮木板を高周波で120℃−130℃に加熱し、20min−30min保温し、20%−30%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、20min−30min保温加圧し、第2の圧縮木板を作製する。
腐朽木板は各性能が劣っているため、一回圧縮すると腐朽木板が割れるが、段階的に圧縮すると腐朽木板が徐々に耐圧に適応し、十分に軟化し、圧縮後は割れ目がない。
更に、ステップeの前記硬化処理は、具体的に以下のステップを含む。
e1.1回目の硬化処理:加熱加圧処理後の第2の圧縮木板を180℃−200℃に高周波加熱し、4min−6min保温する。
e2.除水処理:1回目の硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度165℃−175℃に吹き付け、風冷温度は60℃−70℃、風速は3m/s−5m/sである。
e3.2回目の硬化処理:除水処理された腐朽木板を200℃−220℃に高周波加熱し、20min−30min保温する。
本発明は以上の3つの段階で硬化することで、硬化効果を高め、圧密材料の吸湿回復率を顕著に低下させることができる。
さらに、ステップfの前記降温処理では、具体的に以下のステップを含む。
f1.1回目の降温処理:硬化処理された腐朽木板を風冷技術で木板表面温度110℃−120℃に吹き付け、風冷温度は40℃−50℃、風速は10m/s−12m/sである。
f2.2回目の降温処理:1回目の降温処理された腐朽木板を水冷技術で表面温度70℃−90℃に吹き付け、水冷温度は10℃−20℃、水速は5m/s−7m/sである。
本発明は降温処理ステップを具体的に限定することで、圧密材料の浸水回復率を顕著に低下させることができる。
本発明は、さらに高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料の製造方法を提供する。その方法は以下のステップを含む。
S1:前処理:腐朽木板を前処理し、前処理された腐朽木板を作製する。
S2:積層処理:前処理された腐朽木板と前記圧密木を間隔をあけて積層して、隣接する前記腐朽木板と前記圧密木との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製する。
S3:ヒートシール処理:積層処理された積層木板を130℃−140℃に高周波加熱し、4−6%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、3min−5min保温加圧し、ヒートシール木板を作製する。
S4:降温処理:ヒートシール木板を70℃−90℃に降温し、朽木圧密材料を得る。
さらに、PVB中間膜は、厚さ0.7−0.9mm、粘度18.5−19.5Pa・s、弾性70−90×10PaのPVB中間膜であり、前記木板と前記PVB中間膜の接触面の面積比は1:2−2:1である。
本発明は、以上のことにより、圧密材料の縦紋耐圧性能、縦紋耐張性能、縦紋剪断性能、横紋剪断性能及び曲げ強度を向上させることができる。
さらに、S1の前処理では、具体的に以下のステップを含む。
S11:高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50%−60%、温度50℃−60℃になるように調整し、加熱加湿時間3h−5hとし、乾燥窖内の相対湿度80−86%、温度45℃−46℃になるように再調整し、加熱加湿時間20min−40minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得る。
S12:乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12−16hバランスをとり、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃−140℃まで加熱して10−12日保温し、乾燥腐朽木板を得る。
S13:加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波加熱加圧する。
S14:硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波硬化する。
S15:降温処理:硬化した腐朽木板を70℃−90℃に降温する。
本発明は、さらに高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料の製造方法を提供する。その方法は以下のステップを含む。
(1)積層処理:前記腐朽木板と前記圧密木を間隔をあけて積層し、隣接する前記腐朽木板と前記圧密木との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製する。
(2)加熱処理:積層木板を80−100℃に高周波加熱し、20min−30min保温し、加熱された木板を作製する。
(3)昇温圧縮処理:加熱木板を高周波で130℃−140℃に昇温し続け、8−10min保温し、25−35%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、15min−20min保温加圧し、昇温圧縮木板を作製する。
(4)硬化処理:昇温圧縮木板を高周波で200℃−220℃に昇温し続け、10min−12min保温し、硬化木板を製造する。
(5)降温処理:硬化木板を70℃−90℃に降温し、朽木圧密材料を得る。
本発明は、腐朽木板と圧密木を直接ヒートシールすることで、圧密材料の曲げ強度をさらに高めることができる。
本発明にて提供された製造方法で製造した高周波非接着性圧密技術に基づく朽木圧密材料は、独特の色とテクスチャを有し、美感に富み、当該圧密材料を用いて彫刻を行い、彫刻の歩留まりが高く、廃棄率が極めて低い。
朽木を高周波非接着性圧密技術で単独で圧密した朽木圧密材料の構造概略図である。 まず朽木を高周波技術で前処理した後、圧密木と高周波でヒートシールされた朽木圧密材料の構造概略図である。 圧密木と朽木を高周波非接着性圧密技術で同時に圧密した朽木圧密材料の構造概略図である。 圧密木と朽木を高周波非接着性圧密技術で同時に圧密した朽木圧密材料の実物図を示す。
単独で圧密した腐朽木板
本実施例は朽木圧密材料を提供し、当該朽木圧密材料の製造方法は以下のステップを含む。
a.高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50%、温度50℃になるように調整し、加熱加湿時間3hとし、乾燥窖内の相対湿度80%、温度44℃になるように再調整し、加熱加湿時間20minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得る。
b.乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12h
バランスをとり、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃まで加熱昇温して1日保温し、乾燥腐朽木板を得る。
c.加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波加熱加圧する。
d.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波硬化する。
e.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃に降温する。
ここで、ステップc加熱加圧処理理は、具体的に以下のステップを含む。
c1.1回目の圧縮処理:乾燥腐朽木板を高周波で60℃に加熱し、15min保温し、10%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min保温加圧し、第1の圧縮木板を作製する。
c2.2回目の圧縮処理:加熱木板を120℃に高周波加熱し、20min保温し、20%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、20min保温加圧し、第2の圧縮木板を作製する。
ここで、ステップeの前記硬化処理は、具体的に以下のステップを含む。
e1.1回目の硬化処理:加熱加圧処理後の2の圧縮木板を180℃に高周波加熱し、4min保温する。
e2.除水処理:1回目の硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度165℃に吹き付け、風冷温度は60℃、風速は3m/sである。
e3.2回目の硬化処理:除水処理後の木板を200℃に高周波加熱し、20min保温する。
ステップf前記降温処理では、具体的に以下のステップを含む。
f1.1回目の降温処理:硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度110℃に吹き付け、風冷温度は40℃、風速は10m/sである。
f2.2回目の降温処理:1回目の降温処理された腐朽木板を水冷技術で表面温度70℃に吹き付け、水冷温度は10℃、水速は5m/sである。
さらに、PVB中間膜は、厚さ0.9mm、粘度19.5Pa・s、弾性70×10PaのPVB中間膜であり、木板とPVB中間膜の接触面の面積比は2:1である。
本発明の実施例における腐朽木板はカナダカエデを採用し、当該腐朽木板は厚さが20cm、含水率が16%である。
本発明のPVB膜は、上海美邦塑膠有限公司から購入したものである。
本実施例は朽木圧密材料を提供し、当該朽木圧密材料の製造方法は以下のステップを含む。
a.高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50%、温度50℃になるように調整し、加熱加湿時間3hとし、乾燥窖内の相対湿度80%、温度44℃になるように再調整し、加熱加湿時間20minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得る。
b.乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12hバランスをとり、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃まで昇温加熱して1日保温し、乾燥腐朽木板を得る。
c.加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波で加熱加圧する。
d.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波で硬化する。
e.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃に降温する。
ここで、ステップc前記加熱加圧処理は、具体的に以下のステップを含む。
c1.1回目の圧縮処理:乾燥腐朽木板を60℃に高周波加熱し、15min保温し、10%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min保温加圧し、第1の圧縮木板を作製する。
c2.2回目の圧縮処理:加熱木板を120℃に高周波加熱し、20min保温し、20%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、20min保温加圧し、第2の圧縮木板を作製する。
ステップf前記降温処理では、具体的に以下のステップを含む。
f1.1回目の降温処理:硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度110℃に吹き付け、風冷温度は40℃、風速は10m/sである。
f2.2回目の降温処理:1回目の降温処理された腐朽木板を水冷技術で表面温度70℃に吹き付け、水冷温度は10℃、水速は5m/sである。
さらに、PVB中間膜は、厚さ0.7mm、粘度18.5Pa・s、弾性80×10PaのPVB中間膜であり、木板とPVB中間膜の接触面の面積比は1:2である。
加熱加圧処理と硬化処理の間には、さらに昇温圧縮処理を含む。具体的な方法は、加熱加圧処理した木材を木材温度135℃に高周波加熱し、含水率4%以下に保温することである。
本実施例は、朽木圧密材料を提供する。当該朽木圧密材料は圧密木と腐朽木板を高周波でヒートシールされたものであり、その製造方法は以下のステップを含む。
S1:実施例1の方法で前処理された腐朽木板を作製する。
S2:積層処理:前処理された腐朽木板と前記圧密木を間隔をあけて積層し、隣接する前記腐朽木板と前記圧密木との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製する。
S3:ヒートシール処理:積層処理した積層木板を130℃に高周波加熱し、4−6%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、3min保温加圧し、ヒートシール木板を作製する。
S4:降温処理:ヒートシール木板を70℃に降温し、朽木圧密材料を得る。
本実施例は、朽木圧密材料を提供する。当該朽木圧密材料は木板と腐朽木板を高周波でヒートシールされたものであり、その製造方法は以下のステップを含む。
(1)積層処理:前腐朽木板と前記木板を間隔をあけて積層し、隣接する前記腐朽木板と前記木板との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製する。
(2)加熱処理:積層木板を80℃に高周波前加熱し、20min保温し、加熱された木板を作製する。
(3)昇温圧縮処理:加熱木板を高周波で130℃に昇温し続け、8min保温し、25%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、15min保温加圧し、昇温圧縮木板を得る。
(4)硬化処理:昇温圧縮木板を高周波で200℃に昇温し続け、10min保温し、硬化木板をを得る。
(5)降温処理:硬化木板を70℃に降温し、朽木圧密材料を得る。
本実施例は朽木圧密材料を提供し、当該朽木圧密材料の製造方法は以下のステップを含む。
A.縦紋静曲強度20MPa、横紋静曲強度7MPa、平面引張強度0.3MPa、耐熱寸法の安定性10.0%、耐湿寸法の安定性7.0%の腐朽木板を選択する。
B.加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波で加熱加圧する。
C.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波で硬化する。
D.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃に降温する。
ここで、ステップB前記加熱加圧処理は、具体的に以下のステップを含む。
B1.1回目の圧縮処理:乾燥腐朽木板を60℃に高周波加熱し、15min保温し、10%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min保温加圧し、第1の圧縮木板を作製する。
B2.2回目の圧縮処理:加熱木板を120℃に高周波加熱し、20min保温し、20%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、20min保温加圧し、第2の圧縮木板を作製する。
ステップCの前記硬化処理は、具体的に以下のステップを含む。
C1.1回目の硬化処理:加熱加圧処理後の第2の圧縮木板を180℃に高周波加熱し、4min保温する。
C2.除水処理:1回目の硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度165℃に吹き付け、風冷温度は60℃、風速は3m/sである。
C3.2回目の硬化処理:除水処理後の木板を200℃に高周波加熱し、20min保温する。
ステップdの前記降温処理では、具体的に以下のステップを含む。
D1.1回目の降温処理:硬化処理された腐朽木板を風冷技術で腐朽木板表面温度110℃に吹き付け、風冷温度は40℃、風速は10m/sである。
D2.2回目の降温処理:1回目の硬化処理された腐朽木板を空冷技術で腐朽木板表面温度70℃に吹き付け、空冷温度は10℃、風速は−5m/sである。
(試験例1) 一般的なパフォーマンステスト
測定実施例1、3−4、6−7と比較例1−2の圧密材料の縦紋耐圧、縦紋引張、曲げ強度、縦紋剪断と横紋剪断(それぞれ国家規格GB1935−91、GB1938−91、GB1937−91、GB1939−91の方法による測定)、実施例6−7と比較例1−2は実施例1と比較して各パラメータを表1に示し、表1に示されていないパラメータは、いずれも実施例1と同一であり、製造方法は実施例1と同一である。各種の圧密材料ごとにそれぞれ5つの平行なサンプルを作成し、その結果を平均値として評価し、考察結果を表2に示す。
Figure 0006893044
Figure 0006893044
表2からわかるように、腐朽木材を高周波で前処理した後に、圧密木と高周波加熱圧縮することで、圧密材料の各性能パラメータを顕著に向上させることができる。
(試験例2) 圧縮方法の考察試験
実施例1、8−9と比較例4−5の圧密材料のプレス加工過程を観察し、またプレス加工過程においてひび割れがあるか否かを観察し、実施例8−9と比較例4−5は実施例1に対する各パラメータと観察結果を表3に示し、表3に示されていないパラメータは実施例1と同一である。
Figure 0006893044
表3からわかるように、本発明は朽木を段階的に圧縮することで、プレス加工過程にひび割れが生じることを回避し、圧密材料の合格率を向上させることができる。
(試験例3) 吸湿回復率試験
実施例10−11と比較例6−7は実施例1と比較して各パラメータを表4に示し、表4に示されていないパラメータは実施例1と同一であり、実施例1−2、10−11と比較例6−7を相対湿度90%の条件で150日放置し、吸湿回復率を測定する。
吸湿回復率とは圧密材料の膨潤前後の厚さの差と膨潤前の厚さの比であり、即ち吸湿回復率(%)であり、その測定の結果を表5に示す。
Figure 0006893044
Figure 0006893044
本発明は、段階的に硬化処理と昇温圧縮処理を行うことで、いずれも圧密材料の吸湿回復率を低下する効果を達成することができる。
(試験例4)吸湿回復率テスト
実施例12−13と比較例8−10の圧密材料の降温処理のパラメータを表6に示し、表6に示されていないパラメータは、いずれも実施例1と同一である。各組の圧密材料を、50℃で20時間乾燥させた後に105℃で十分に乾燥し、圧密木十分乾燥のための初期厚さTを測定し、次に真空を引いてから注水してウエット状態初期厚さWを得て、水で2時間煮沸した後、水から取り出して煮沸後の厚さWを測定し、式Iに従ってウエット状態厚さ回復率(W%)を計算し、続いてサンプルを50℃で20時間乾燥した後に105℃でTまで十分に乾燥し、厚さを再測定し、式IIに従ってドライ状態厚さ回復率(T%)を計算し、その結果を表6に示す。
ウエット状態の厚さ回復率(W%):
W=(W−W)/(r*H)×100% 式I
ここで、Wはウエット状態厚さ回復率(W%)、Wはウエット状態初期厚さ、Wは煮沸後厚さ、rは一次圧縮木の圧縮率(1>r>0)、Hは一次圧縮木の初期厚さを表す。
ドライ状態の厚さ回復率(T%):
T=(T−T)/(r*H)×100% 式II
ここで、Tはドライ状態厚さ回復率(T%)、Tは初期十分乾燥厚さ、Tは煮沸後十分乾燥厚さ、rは一次圧縮木の圧縮率(1>r>0)、Hは一次圧縮木の初期厚さを表す。
Figure 0006893044
試験の結果からわかるように、実施例1、12−13の浸水回復率はいずれも比較例8と比較例9よりも小さく、本発明にて提供する降温処理方法は圧密材料の浸水回復率を顕著に低下させることができる。
(試験例5) 曲げ破断モジュラステスト
実施例3−4、12−13と比較例8−9の曲げ破断モジュラス(国家規格GBT9341−2000による測定)を測定し、実施例12−13と比較例8−9の各パラメータを表7に示し、その他の示されていないパラメータは実施例4と同一である。各種の圧密材料についてそれぞれ5つの平行なサンプルを作成し、その結果を平均値として評価し、考察結果を表7に示す。
Figure 0006893044
実施例3−4の各パラメータは当該表に示されておらず、具体的には実施形態を詳しく示している。
表7からわかるように、本発明にて提供する圧密材料の製造方法は、圧密材料の曲げ強度を顕著に向上させ、当該方法のパラメータを変更すると圧密材料の曲げ強度を低下させることができる。
以上に記載した実施形態は、本発明の好ましい実施形態を記述するだけのもので、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の精神から逸脱することなく、当業者が本発明の技術的解決手段に対して行われたいかなる修正と改良は、いずれも本発明の請求項で決めた保護範囲に含まれるべきである。
1:朽木を単独で圧密した朽木圧密材料、2:第1の圧密木層、3:第2の圧密木層、4:第1の圧密朽木層、5:第2の圧密朽木層、6:第三の圧密木層、7:第四の圧密木層。

Claims (8)

  1. 朽木圧密材料の製造方法であって
    a.高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50
    %−60%、温度50℃−60℃になるように調整し、加熱加湿時間3h−5hとし、乾燥窖内の相対湿度80−86%、温度44℃−46℃になるように再調整し、加熱加湿時間20min−40minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得るステップと、
    b.乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12−16h放置し、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃−140℃まで加熱昇温して1−2日保温し、乾燥腐朽木板を得るステップと、
    c.加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波加熱加圧するステップと、
    d.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波で硬化するステップと、
    e.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃−90℃に下げるステップと、
    を含む、ことを特徴とする朽木圧密材料の製造方法。
  2. 朽木圧密材料の製造方法であって、ステップcの加熱加圧処理は、具体的には、
    c1.一回目の圧縮処理:乾燥腐朽木板を60℃−70℃に高周波加熱し、15min
    −20min保温し、10%−15%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min−2
    0min保温加圧し、第1の圧縮木板を作製するステップと、
    c2.二回目の圧縮処理:第1の圧縮木板を高周波で120℃−130℃に加熱し、20min−30min保温し、20%−30%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、20min−30min保温加圧し、第2の圧縮木板を作製するステップと、
    を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の朽木圧密材料の製造方法。
  3. 朽木圧密材料の製造方法であって、ステップdの硬化処理は、具体的には、
    d1.1回目の硬化処理:加熱加圧処理後の第2の圧縮木板を180℃−200℃に高周波加熱し、4min−6min保温するステップと、
    d2.除水処理:第1の硬化処理された腐朽木板を空冷技術で腐朽木板表面温度165
    ℃−175℃に吹き付け、空冷温度は60℃−70℃、風速は3m/s−5m/sである
    ステップと、
    d1.2回目の硬化処理:除水処理後の腐朽木板を200℃−220℃に高周波加熱し、20min−30min保温するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記
    載の朽木圧密材料の製造方法。
  4. 朽木圧密材料の製造方法であって、ステップeの前記降温処理では、具体的には、
    e1.1回目の降温処理:硬化処理された腐朽木板を風冷技術で木板表面温度110℃−120℃に吹き付け、風冷温度は40℃−50℃、風速は10m/s−12m/sであるステップと、
    e2.2回目の降温処理:1回目の降温処理された腐朽木板を水冷技術で表面温度70
    ℃−90℃に吹き付け、水冷温度は10℃−20℃、水速は5m/s−7m/sであるステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の朽木圧密材料の製造方法。
  5. 朽木圧密材料の製造方法であって前記朽木圧密材料は、さらに前記腐朽木板とヒートシールされた圧密木を含む、前記朽木圧密材料は高周波で前記腐朽木板と前記圧密木をヒートシールしてプレス加工してなるものである、
    S1:前処理:腐朽木板を前処理し、前処理された腐朽木板を作製するステップと、
    S2:積層処理:前処理された腐朽木板と前記圧密木を間隔をあけて積層し、隣接する前記腐朽木板と前記圧密木との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製するステップと、
    S3:ヒートシール処理:積層処理した積層木板を130℃−140℃に高周波加熱し
    、4−6%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、3min−5min保温加圧し、ヒートシール木板を作製するステップと、
    S4:降温処理:ヒートシール木板を70℃−90℃に降温し、朽木圧密材料を得るス
    テップと、を含む、ことを特徴とする朽木圧密材料の製造方法。
  6. ステップS1の前記前処理は、具体的には、
    S11.高温高湿処理:腐朽木板を乾燥窖内に置いて加熱加湿し、乾燥窖内の相対湿度50%−60%、温度50℃−60℃になるように調整し、加熱加湿時間3h−5hとし
    、乾燥窖内の相対湿度80−86%、温度45℃−46℃になるように再調整し、加熱加湿時間20min−40minとし、高温高湿処理された腐朽木板を得るステップと、
    S12.乾燥処理:高温高湿処理された腐朽木板を室温まで下げ、室温で12−16h放置し、さらに乾燥した腐朽木板を乾燥窖内に置き、120℃−140℃まで加熱昇温して10−12日保温し、乾燥腐朽木板を得るステップと、
    S13.加熱加圧処理:乾燥腐朽木板を高周波加熱加圧するステップと、
    S14.硬化処理:加熱加圧処理後の腐朽木板を高周波硬化するステップと、
    S15.降温処理:硬化した腐朽木板を70℃−90℃に降温するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の朽木圧密材料の製造方法。
  7. 朽木圧密材料の製造方法であって、前記朽木圧密材料は、さらに上記腐朽木板を高周波でヒートシールされた木板を含み、前記製造方法は、
    (1)積層処理:前腐朽木板と前記木板を間隔をあけて積層し、隣接する前記腐朽木板と前記木板との間にPVB中間膜を配置し、積層された木板を作製するステップと、
    (2)加熱処理:積層木板を80−100℃に高周波加熱し、20min−30min保温し、加熱された木板を作製するステップと、
    (3)昇温圧縮処理:加熱木板を高周波で130℃−140℃に昇温し続け、8−10
    min保温し、25−35%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、15min−20min
    保温加圧し、昇温圧縮木板を作製するステップと、
    (4)硬化処理:昇温圧縮木板を高周波で200℃−220℃に昇温し続け、60%−
    70%の圧縮率で乾燥腐朽木板を圧縮し、10min−12min保温加圧し、硬化木板
    を作製するステップと、
    (5)降温処理:硬化木板を70℃−90℃に降温し、朽木圧密材料を得るステップと、を含む、ことを特徴とする朽木圧密材料の製造方法。
  8. 前記PVB中間膜は、厚さ0.7−0.9mm、粘度18.5−19.5Pa.s、弾
    性70−90×10Pa・sであり、前記木板と前記PVB中間膜の接触面の面積比は1:2−2:1である、ことを特徴とする請求項7に記載の製造方法。
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