図1は、本実施形態における情報処理装置の一例を示す図である。情報処理装置1は、受付部2、第1配当処理部3、第2配当処理部4を含む。情報処理装置1の一例として、後述するサーバ16が挙げられる。
受付部2は、ユーザから競技に対して第1価値(例えば、金銭、または金銭に換算可能な情報財等)を用いた投票内容を受け付ける。受付部2の一例としては、後述するユーザ投票券情報取得部46が挙げられる。
第1配当処理部3は、受け付けた投票内容が、競技における第1的中条件を満たした場合、第1価値を用いてユーザに配当を行う。第1配当処理部3の一例としては、後述する的中判定・配当処理部48が挙げられる。
第2配当処理部4は、受け付けた投票内容が、競技における第2的中条件を満たした場合、第2価値(例えば、金銭には交換できない無償のポイント等)を用いてユーザに配当を行う。第2配当処理部4の一例としては、後述する的中判定・配当処理部48が挙げられる。
このように構成することにより、的中パターンのバリエーションを増やして、ユーザの成功体験を向上させることができる。
第2配当処理部4は、受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象の一部が勝敗が確定した着順位と一致する場合、第2的中条件を満たすと判定してもい。
このように構成することにより、例えば、2連単の投票券を購入した場合であっても、1着のみまたは2着のみが当たっている場合であっても、それを的中してユーザに配当することができる。
第2配当処理部4は、受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象のうち所定の着順位の番号が、勝敗が確定した着順位に応じて特定される勝敗が確定した着順位とは異なる番号である場合、第2的中条件を満たすと判定してもよい。
このように構成することにより、例えば、N(任意の整数)番の単式の投票券を購入した場合、勝利した投票券の番号がN−1またはN+1である場合、それを前後賞による的中とみなしてユーザに配当することができる。
第2配当処理部4は、第1価値による配当額に基づいて、または受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象に対する投票額と投票対象のオッズとに基づいて、第2価値による配当額を決定してもよい。
このように構成することにより、第1価値による配当額を基準に、または投票券の購入額とオッズを基準として第2価値による配当額を決定することができる。
情報処理装置1は、さらに、記憶部5と通知部6を含む。記憶部5は、投票がなされた競技を特定する競技特定情報(例えば、レース会場、レース名等)と、決定された第2価値による配当と、を関係づけて記憶する。記憶部5の一例として、後述する特典管理データベース57が挙げられる。
通知部6は、第2価値による配当が行われる場合、第2価値による配当に基づいて特定される競技特定情報に関係する特典(例えば、特産品、ゲームで利用できる価値など)をユーザに通知する。通知部6の一例として、後述する通知部49が挙げられる。
このように構成することにより、例えば、第2価値による配当の代わりに、第2価値の配当額に応じたその競技特定情報で特定される競技会場の特産物等を景品としてユーザに提供することが可能になる。
第2配当処理部4は、受け付けた投票内容が、競技に対する予想結果を提供する提供者により指定された投票券情報の全部または一部に基づいてユーザにより投票されることにより得られた投票内容である場合、ユーザを第2価値による配当の対象としてもよい。
このように構成することにより、提供者の予想を採用してユーザが投票した場合において、第2的中条件を満たした場合に、配当の対象とすることができる。
第2配当処理部4は、受け付けた投票内容が、投票に関してユーザ同士でグループを形成したユーザにより投票されることにより得られた投票内容である場合、ユーザを第2価値による配当の対象としてもよい。
このように構成することにより、グループチャットのグループを形成したりして投票した場合において、第2的中条件を満たした場合に、配当の対象とすることができる。
情報処理装置1は、さらに、生成部7を含む。生成部7は、競技に対する予想結果を提供する提供者または競技を運営する運営者により指定された的中条件に基づいて、第2的中条件を生成してもよい。生成部7の一例として、後述する賭式登録部50が挙げられる。
このように構成することにより、配信者や運営側は、独自で第2的中条件を設定することができる。
図2は、本実施形態における投票券購入システムのネットワーク構成の一例を示す図である。投票券購入システム11は、1以上のユーザ端末12、1以上の配信者端末15、サーバ16、及び通信ネットワーク17を含む。1以上のユーザ端末12、1以上の配信者端末15、及びサーバ16は、通信ネットワーク17を介して、相互に通信可能に接続されている。
ユーザ端末12は、例えばユーザが携帯するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の通信ネットワーク17に接続可能な通信機能を有する携帯電子端末装置である。ユーザ端末12は、操作表示部13、音が入力されるマイクロフォン、音を出力するスピーカ等を有する。操作表示部13は、画面14への入力操作が可能であるとともに、画面14に画像を表示するデバイスであり、例えばタッチパネルディスプレイである。なお、ユーザ端末12は、いわゆるパーソナルコンピュータであってもよい。
ユーザ端末12は、インターネット上のアプリケーションプログラムのダウンロードサイトから所定のアプリケーションプログラムをダウンロードしてインストールすることができる。これにより、ユーザは、ユーザ端末12の操作表示部13に入力操作を行うことにより、そのアプリケーションプログラムを操作することができる。本実施形態では、一例として、競馬、競艇、競輪等の公営競技(以下、「競技」と記述する場合もある。)における投票券を購入等可能で、かつ、配信者による着順予想を閲覧可能な専用のアプリケーションソフトウエア(以下「専用アプリケーションソフトウエア」という。)がユーザ端末12にインストールされるものとする。
ユーザは、この専用アプリケーションソフトウエアをユーザ端末12で起動させることによって、ユーザ端末12をサーバ16へアクセスさせることができる。ユーザ端末12がサーバ16にアクセスする場合には、例えば、予め登録されているユーザIDの入力が求められてもよい。
ユーザ端末12にインストールされた専用アプリケーションソフトウエアが起動すると、ユーザ端末12の画面14には、後述するグラフィカルユーザインターフェース(GUI)画面が表示される。GUI画像には、配信者による競技の着順予想に関する動画コンテンツ及び投票券情報等が表示される。ユーザは、GUI画像に表示される動画コンテンツ等を参考にして、競技の着順予想を行い、所定の入力を行うことによって、ユーザ端末12を介して投票券の購入を行うことができる。
そして、ユーザは、購入した投票券がレース結果に対して的中した場合に、配当倍率(「オッズ」ともいう。オッズは、有償の投票券の多寡に応じて算出される。)に基づいた配当を受け取る。なお、投票券の購入は有償でも無償でも購入することができる。投票券の購入が有償の場合には、配当は一例として金銭で行われる。このため、ユーザIDには、決済を行うための、例えばユーザのクレジットカードの番号や銀行口座の番号等が関連付けられる。また、投票券の購入が無償の場合(すなわち、無償で投票できる場合)には、当該投票券購入システム11内で利用できる無償のポイントを(金銭との交換はできない。)用いて投票することができる。なお、以下では、有償で投票券を指定して投票(購入)するだけでなく、無償で投票券を指定して投票する場合にも、「購入する」と称する。また、以下では、投票対象に対して賭けるお金、すなわち賭け金には、無償で賭けるポイント(賭けポイント)も含む。
配信者端末15は、例えば配信者が使用するコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の通信ネットワーク17に接続可能な通信機能を有する電信端末装置である。本実施形態では、配信者端末15は、一例として、パーソナルコンピュータであってもよい。また、配信者端末15は、配信者が動画を撮影して配信するための撮像装置を有する。撮像装置は、配信者端末15に内蔵されていてもよいし、外付けタイプのものであってもよい。
配信者は、配信者端末15を用いてサーバ16にアクセスする。そして、配信者は、サーバ16を介して、ユーザ端末12に対して、撮像装置を用いて撮影した動画コンテンツ(競技の着順予想に関する動画コンテンツ)を配信する。
サーバ16は、ユーザ端末12にインストールされた専用アプリケーションプログラムに関する管理を行う情報処理装置である。例えば、サーバ16は、配信者端末15より投稿された動画コンテンツをユーザ端末12に対してストリーミング配信することができる。
また、サーバ16は、ユーザ端末12及び配信者端末15からの投票券の購入指示に基づいて、投票券購入のための決済処理等を行うことができる。また、サーバ16は、競技の着順の確定後、購入した投票券が的中したユーザに対して、的中した投票対象と賭け金とオッズに基づいて配当金(払戻金)を配当する配当処理を行う。
サーバ16は、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。
図3は、本実施形態における投票券購入システム11の機能ブロックの一例を示す図である。以下では、ユーザ端末12、配信者端末15、サーバ16のそれぞれが有する機能について説明する。
ユーザ端末12は、操作表示部13、通信部21、制御部22、記憶部26を含む。通信部21は、通信ネットワーク17に接続された機器との通信を可能にするインターフェースである。ここでは、通信部21は、通信ネットワーク17を介して、サーバ16と通信を行う。
操作表示部13は、ユーザの入力操作により入力が可能であると共に、表示も可能なタッチパネルディスプレイである。なお、本実施形態では、一例として、タッチパネルディスプレイを用いるが、これに限定されず、入力部と表示部とがそれぞれ独立していてもよい。
制御部22は、ユーザ端末12全体の動作を制御する。制御部22は、本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより、表示制御部23、予想採用部24、購入要求部25として機能する。
表示制御部23は、記憶部26に格納されている専用アプリケーションプログラムのユーザインターフェース(UI)データ27に基づいて、画面14の表示状態を制御する。併せて、表示制御部23は、サーバ16と通信して、配信者により配信された動画コンテンツ及び配信者より指定された投票券情報を画面14に表示させる。ここで、配信者より指定された投票券情報は、配信者が着順の予想のみした投票券情報(未購入の投票券)及び購入済の投票券を含む。
予想採用部24は、操作表示部13からの操作により、配信者により指定された投票券情報を採用する旨の指示を受け付けた場合、その指定された投票券情報を所定の一時保留領域28に保持する。このとき、予想採用部24は、操作表示部13からの操作により、配信者により指定された投票券情報の一部または全部を所定の一時保留領域28に保持することができる。さらに、予想採用部24は、操作表示部13からの操作により、一時保留領域28に保持された投票券に関する情報に、ユーザ自身の予想に基づく新たな投票券情報を追加してもよい。
購入要求部25は、操作表示部13からの指示に応じて、一時保留領域28に保持された投票券情報を購入するための購入要求を、サーバ16へ送信する。購入要求部25は、その購入要求に対して決済処理を行ったサーバ16から、購入完了通知を受信する。
記憶部26は、インストールされたプログラム(本実施形態に係る専用アプリケーションプログラムを含む。)や各種データ等を格納する。記憶部26は、本実施形態では、一例として、UIデータ27等を格納する。ここで、データにはステータス情報や文字データだけでなく、グラフィカルデータも含む。
また、記憶部26は、ユーザが指定した投票券情報を一時的に保留しておく一時保留領域28を有する。また、一時保留領域28には、配信者が指定した投票券情報を採用する場合にその採用する投票券情報の一部または全部を一時的に保有することもできる。一時保留領域28には、例えば、競技を特定する情報(レース名またはレースID等)、着順情報、賭け金(賭けポイント)、及び予想採用部24により投票券情報が保持された場合にはその投票券情報の基になった配信者を特定する情報(配信者名または配信者ID等)等が保持される。
配信者端末15は、通信部31、制御部32、入力部33、撮像部34を含む。通信部31は、通信ネットワーク17に接続された機器との通信を可能にするインターフェースである。通信部31は、通信ネットワーク17を介して、サーバ16と通信を行う。
制御部32は、配信者端末15全体の動作を制御する。制御部32は、入力部33からの指示に基づいて、サーバ16を介して、ユーザ端末12に、撮像部34で撮像した動画コンテンツを配信する。
入力部33は、制御部32に対して指示を入力したり、データを入力したりする入力インターフェースである。配信者は、入力部33を用いて、対象の競技の着順予想内容を入力したり、投票券を購入したり、動画コンテンツの配信に関する指示を入力する。撮像部34は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像装置である。
サーバ16は、通信部41、制御部42、記憶部51を含む。通信部41は、通信ネットワーク17に接続された機器との通信を可能にするインターフェースである。通信部41は、通信ネットワーク17を介して、ユーザ端末12、及び配信者端末15と通信を行う。
制御部42は、サーバ16全体の動作を制御する。それと共に、制御部42は、ユーザ端末12または配信者端末15からの要求に応じて処理を実行し、実行結果をユーザ端末12または配信者端末15に返す等の制御を行う。制御部42は、本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより、配信制御部43、配信者投票券情報取得部44、配信者投票券情報提供部45、ユーザ投票券情報取得部46、決済処理部47、的中判定・配当処理部48、通知部49、賭式登録部50として機能する。
配信制御部43は、配信者からの配信要求に応じて、配信者に関する配信者情報、及び配信者より撮影された動画コンテンツを受け付ける。配信制御部43は、配信者情報を記憶部51に登録する。配信制御部43は、登録された配信者情報を、専用アプリケーションプログラムが起動しているユーザ端末12に対して、配信する。それと共に、配信制御部43は、専用アプリケーションプログラムが起動しているユーザ端末12に対して、受け付けた動画コンテンツを配信する。
配信者投票券情報取得部44は、配信者が指定した投票券情報(配信者投票券情報)を取得する。ここで、配信者投票券情報には、配信者が入力した競技の着順の予想情報及び配信者が購入した投票券情報を含む。
配信者投票券情報提供部45は、配信者投票券情報取得部44により取得された配信者投票券情報を、対応する配信者の動画コンテンツと関係付けて、ユーザ端末12に対して提供する。
ユーザ投票券情報取得部46は、ユーザ端末12からの投票券購入要求に応じて、ユーザ端末12の一時保留領域28に保持されたユーザの投票券情報を取得する。
決済処理部47は、ユーザ投票券情報取得部46により取得されたユーザの投票券情報に基づいて、投票券を購入するための決済処理を行う。決済処理は、予め登録しているクレジットカード、口座番号等に基づいて、行われる。
的中判定・配当処理部48は、競技の結果が確定した後、その競技において購入された投票券情報に的中した番号または組番号の投票券が含まれている場合、その番号または組番号に対して投じた投票額に確定したオッズを乗じて払戻額を算出する。より具体的には、的中判定・配当処理部48は、その競技において従来ある賭け式で投票して的中したユーザに対しては第1価値(例えば、金銭)による配当を行い、その競技において独自に指定された賭け式で投票して的中したユーザに対しては第2価値(例えば、このシステム内で利用可能な無償のポイント等)による配当を行う。
通知部49は、第2価値による配当が行われる場合、特典管理データベース57から、第2価値に対応する特典(特産品、ゲームで利用できる価値など)を特定し、その特典に関する情報をユーザに通知する。
賭式登録部50は、投票券購入システム11の運営者や配信者等の所定の権限を有するから所定の入力がされた場合に、その競技において独自に指定された賭け式を賭式管理データベース59に登録する。
記憶部51は、配信者管理データベース52、配信者投票券情報データベース53、ユーザ情報管理データベース54、ユーザ投票券情報データベース55、オッズ情報データベース56、特典管理データベース57、グループ管理データベース58、賭式管理データベースを格納する。なお、以下では、データベースを「DB」と称する。
配信者管理DB52は、配信者を管理するデータベースである。配信者投票券情報DB53は、配信者が指定した投票券情報を管理するデータベースである。ユーザ情報管理DB54は、ユーザに関する情報を管理するデータベースである。ユーザ投票券情報DB55は、ユーザが購入した投票券情報を管理するデータベースである。オッズ情報DB56は、競技におけるオッズに関する情報を管理するデータベースである。特典管理DB57は、特典に関する情報を管理するデータベースである。グループ情報DB58は、レース毎にユーザ同士で形成されているグループ(コミュニティ)を管理するデータベースである。賭式管理DBは、レース毎の賭式を管理するデータベースである。
図4は、本実施形態におけるサーバ16により管理されるデータベースのデータ構造例を示す図である。
配信者管理DB52は、「配信者ID」、「レースID」、「動画コンテンツID」のデータ項目を含む。以下では、配信者管理DB52の各レコードを配信者情報と称する場合がある。項目「配信者ID」には、配信者を特定する情報(配信者ID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「動画コンテンツID」には、対応する配信者の動画コンテンツを特定する情報(動画コンテンツID)が格納される。
配信者投票券情報DB53は、「配信者ID」、「レースID」、「投票券」、「賭式種別」、「購入金額」、「動画コンテンツID」のデータ項目を含む。項目「配信者ID」には、配信者を特定する情報(配信者ID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「投票券」には、レースIDで特定される競技(レース)における1着の番号または1着から所定の順位までの着順の組番号が格納される。項目「賭式種別」には、賭式の種別(単勝、複勝、3連単等)が格納される。項目「購入金額」には、投票券情報に対応する賭け金の額が格納される。項目「動画コンテンツID」には、対応する配信者の動画コンテンツを特定する情報(動画コンテンツID)が格納される。
ユーザ情報管理DB54は、「ユーザID」、「ユーザ名」、「メールアドレス」、「保有金額」、「保有Pt」のデータ項目を含む。項目「ユーザID」には、ユーザを特定する情報(ユーザID)が格納される。項目「ユーザ名」には、ユーザの名前が格納される。項目「メールアドレス」には、ユーザのメールアドレスが格納される。項目「保有金額」には、投票券購入システム11において、現在ユーザが使用可能な金額が格納される。項目「保有Pt」には、投票券購入システム11において、現在ユーザが使用可能なポイントが格納される。
ユーザ投票券情報DB55は、「ユーザID」、「レースID」、「投票券」、「賭式種別」、「購入金額」、「購入Pt」、「配信者ID」のデータ項目を含む。項目「ユーザID」には、ユーザを特定する情報(ユーザID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「投票券」には、レースIDで特定される競技(レース)における1着の番号または1着から所定の順位までの着順の組番号が格納される。項目「賭式種別」には、賭式の種別(単勝、複勝、3連単等)が格納される。項目「購入金額」には、投票券情報に対応する賭け金の額(有償の場合に用いられる項目であり、通貨が賭け金となる)が格納される。項目「購入Pt」には、投票券情報に対応する賭け金の額(無償の場合に用いられる項目であり、ポイントが賭け金となる)が格納される。項目「配信者ID」には、配信者の指定した投票券を採用してユーザが投票券を購入した場合、その配信者の配信者IDが格納される。
オッズ情報DB56は、「レースID」、「投票券」、「賭式種別」、「オッズ」、「独自賭式フラグ」のデータ項目を含む。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「投票券」には、レースIDで特定される競技(レース)での賭式に対応する投票対象の番号(組番号を含む)の組み合わせが格納される。項目「賭式種別」には、賭式の種別(単勝、複勝、3連単等)が格納される。項目「オッズ」には、各投票券に対応するオッズ情報が格納される。項目「独自賭式フラグ」には、その「投票券」の賭式種別がその競技において独自に指定された賭け式であるか否かを判定するフラグである。独自賭式フラグ=0の場合、その競技において従来よりある賭け式であることを示す。独自賭式フラグ=1の場合、その競技において独自に指定された賭け式であることを示す。
特典管理DB57は、「会場ID」、「レースID」、「特典ID」、「特典の所在」のデータ項目を含む。項目「会場ID」には、会場(競技の開催場所)を特定する情報(会場ID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「特典ID」には、特典を特定する情報(特典ID)が格納される。項目「特典の所在」には、特典IDで特定される特典(例えば、特典動画コンテンツ、静止画、キャラクターの絵柄データ等)の格納場所を示すアドレスが格納される。また、特典は、その会場や地域における特産品や景品であってもよい。この場合、項目「特典の所在」には、特産品や景品の保管場所や交換所の場所を示す情報が格納されている。
グループ管理DB58は、「ユーザID」、「グループID、」、「レースID」のデータ項目を含む。項目「ユーザID」には、ユーザを特定する情報(配信者ID)が格納される。項目「グループID」には、ユーザのグループを特定する情報(グループID)が格納される。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。
グループ管理DB58には、あるレースについてユーザのグループが形成された場合、またはグループに新たなユーザがメンバーとして追加される場合に、レコード(グループ情報)が追加される。例えば、一方のユーザが友達申請を行い、他方のユーザがその友達申請を承諾した場合にグループ情報がグループ管理DB58に追加される。また、例えば、ユーザ双方のユーザ端末12に、相手方の電話番号やメールアドレスが登録されている場合、サーバ16は、それらの同一のグループとしてグループ管理DB58に登録する。また、例えば、サーバ16は、同一の配信者の動画コンテンツを視聴しているユーザを同一のグループとしてグループ管理DB58に登録する。
賭式管理DB59は、「レースID」、「賭式種別」、「独自賭式フラグ」のデータ項目を含む。項目「レースID」には、競技を特定する情報(レースID)が格納される。項目「賭式種別」には、賭式の種別(単勝、複勝、3連単等)が格納される。項目「独自賭式フラグ」には、その「投票券」の賭式種別がその競技において独自に指定された賭け式であるか否かを判定するフラグである。独自賭式フラグ=0の場合、その競技において従来ある賭け式であることを示す。独自賭式フラグ=1の場合、その競技において独自に指定された賭け式であることを示す。
図5は、本実施形態における賭式種別の一例を説明する図である。本実施形態では、競技の一例として、競輪を例に説明する。競輪における賭式種別としては、通常、「3連単」、「3連複」、「2車単」、「2連複」、「2枠単」、「2枠複」、「ワイド」の7種類の賭け式がある。
「3連単」は、1着、2着、3着の選手を順番通りに当てる賭け式である。「3連複」は、1着、2着、3着の選手を、順番を問わずに当てる賭け式である。「2車単」は、1着、2着の選手を順番通りに当てる賭け式である。「2連複」は、1着、2着の選手を、順番を問わずに当てる賭け式である。「2枠単」は、1着、2着の選手の枠を順番通りに当てる賭け式である。「2枠複」は、1着、2着の選手の枠を、順番を問わずに当てる賭け式である。「ワイド」は、3着以内にくる2選手を、順番を問わずに当てる賭け式である。図5では、これら7種類の賭式種別は、独自賭式フラグ=0で示される。
本実施形態では、これら7種類の賭式種別以外に、レース毎に、独自で、賭け式を設定することができる。図5では、あるレースについて、例えば、「単勝」、「複勝」、「3連単前後」、「3連複前後」、「2車単前後」、「2連複前後」、「2枠単前後」、「2枠複前後」の8種類の賭け式を新たに独自で設定するものとする(図5中において、ハッチングされている賭式種別に対応している)。
「単勝」は、1着の車番を当てる賭け式である。「複勝」は、1着〜2着(または3着)の車番のうち、いずれかの車番を当てる賭け式である。「3連単前後」は、3連単における3着の車番の前後を当てる賭け式である。「3連複前後」は、3連複における3着の車番の前後を当てる賭け式である。「2車単前後」は、2車単における2着の車番の前後を当てる賭け式である。「2連複前後」は、2連複における2着の車番の前後を当てる賭け式である。「2枠単前後」は、2枠単における2着の車番の前後を当てる賭け式である。「2枠複前後」は、2枠複における2着の枠番の前後を当てる。図5では、これら8種類の独自の賭式種別は、独自賭式フラグ=1で示される。
次に、ユーザ端末12においてインストールされた専用アプリケーションプログラムのユーザインターフェースについて、図6、図7、及び図8を用いて説明する。ユーザ端末12において、専用アプリケーションプログラムを起動させると、画面14にはその時点において投票券を購入可能なレースを選択する画面が表示される。ユーザは、操作表示部13を操作して対象となるレースを選択すると、図6の画面が表示される。
図6は、本実施形態における配信者選択画面例を示す図である。配信者選択画面61は、ログインユーザ表示欄62、保有金額表示欄63、保有ポイント表示欄64、購入対象レース名表示欄65、配信者一覧66を含む。
ログインユーザ表示欄62には、現在、ユーザ端末12を用いて投票券購入システム11にログインしているユーザのアイコン及びユーザ名が表示される。保有金額表示欄63には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有している金額が表示される。保有ポイント表示欄64には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有しているポイントが表示される。購入対象レース名表示欄65には、投票券の購入対象のレース名が表示される。なお、購入対象レース名表示欄65には、そのレースの投票券の購入締切までの時間を知らせるメッセージが表示される。
配信者一覧66には、購入対象レース名表示欄65において表示されているレースについて、レース予想に関する配信者情報に対応するサムネイル画像66a,66b,66c,・・・が表示される。配信者一覧66は、操作表示部13によるスクロール操作により、現在表示されていない配信者情報を表示させることができる。いずれかの配信者のサムネイル画像66をタップすると、その配信者に関して、図7の画面が表示される。
図7は、本実施形態における配信者予想画面例を示す図である。配信者予想画面71は、レース名表示欄72、選択配信者表示欄73、配信者動画コンテンツ表示欄74、配信者投票券情報表示欄75、詳細表示ボタン76を含む。
レース名表示欄72には、今回のレース名が表示される。なお、レース名表示欄72には、そのレースの投票券の購入締切までの時間を知らせるメッセージも表示される。選択配信者表示欄73には、配信者選択画面61の配信者一覧66において選択した配信者名等が表示される。配信者動画コンテンツ表示欄74には、その選択した配信者の動画コンテンツ(例えば、ストリーミング形式によるライブ配信動画)が表示される。配信者投票券情報表示欄75には、その配信者の指定した投票券の組番号(賭け式が単勝または複勝の場合、対象の番号を含む。以下、同じ。)及びそのオッズが表示される。詳細表示ボタン76をタップすると、図8の画面が表示され、その配信者の指定した投票券の詳細な内容を確認することができる。
図8は、本実施形態における投票券購入画面例を示す図である。投票券購入画面81は、配信者動画コンテンツ表示欄82、保有ポイント表示欄83、保有ポイント追加指定欄84、保有金額表示欄85、保有金追加指定欄86、配信者予想投票券表示欄87、購入実行ボタン96を含む。
配信者動画コンテンツ表示欄82には、その選択した配信者の動画コンテンツ(例えば、ストリーミング形式によるライブ配信動画)が表示される。保有ポイント表示欄83には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有しているポイントが表示される。保有ポイント追加指定欄84をタップすると、投票券を無償で購入するために投票券購入システム11内だけで使用するポイント(チャージ)を追加することができる。保有金額表示欄85には、現在、投票券購入システム11においてそのユーザが保有している金額が表示される。保有金追加指定欄86をタップすると、投票券を有償で購入するための金額を投票券購入システム11に追加(チャージ)することができる。なお、投票券購入システム11では、このチャージした金額内またはポイント内にて投票券を購入することができる。
配信者予想投票券表示欄87は、予想投票券一覧87a、賭け金/賭けポイント合計表示欄92、セット単位購入ボタン93、編集ボタン94、削除ボタン95を含む。配信者予想投票券表示欄87には、配信者Aが指定した投票券の組番号及び賭け金または賭けポイントがデフォルト表示される。
予想投票券一覧87aは、賭式種別88、組番号表示欄89、オッズ表示欄90、賭け金/賭けポイント表示欄91を含む。賭式種別88は、投票する対象の賭式種別を表示する欄である。投票組番号表示欄89は、投票する番号または組番号を表示する欄であり、配信者が指定した番号または組番号を表示する。図8の例では、予想投票券一覧87aには、「単勝 4番」の車番、「3連複前後 1着3番、2着8番、3着9番」の組番号、「2車単 1着5番、2着2番」の組番号、「3連単前後 1着8番、2着5番、3着2番」の組番号の4つの組番号が表示されている。
オッズ表示欄90には、投票組番号表示欄88に表示されている番号または組番号に対応するオッズが表示される。賭け金/賭けポイント表示欄91には、各番号または各組番号に対しての賭け金または賭けポイントが表示される。賭け金/賭けポイント合計表示欄92には、予想投票券一覧87a中の賭け金/賭けポイント表示欄91の合計が表示される。
セット単位購入ボタン93は、予想投票券一覧87aの投票券の組み合わせを1セットとすると、そのセット単位で投票券を購入するためのボタンである。セット単位購入ボタン93の「+」ボタンを押下する毎に、購入するセットの加算をすることができる。セット単位購入ボタン93の「−」ボタンを押下する毎に、購入するセットの減算をすることができる。
編集ボタン94を押下すると、予想投票券一覧87aの内容を編集することができる。編集としては、例えば、購入する単位をポイント(無償)から円(有償)に変更したり、円(有償)からポイント(無償)に変更したり、予想投票券一覧87aに新たにユーザ自身の予想を追加したり、予想投票券一覧87aから所定の組番号を削除したり等することができる。削除ボタン95を押下すると、配信者予想投票券表示欄87を削除することができる。
図9は、本実施形態における特典付与通知を示す図である。ユーザが図8を用いて投票券を購入してレースが行われて着順が確定した後、独自賭式フラグ=1の投票券が的中したとする。この場合、画面14には、特典付与を知らせるメッセージ100が表示される。ユーザがメッセージ100に記載されたアドレスをタップすると、特典として所定の動画コンテンツ(例えば、配信者Aの動画コンテンツ)が画面14に表示される。
図10は、本実施形態におけるグループメンバー間でコミュニケーションを行う場合に用いるチャット用画面の一例である。チャット用画面111では、上述した専用アプリケーションプログラムのチャット機能を用いて、所定のグループ内でユーザ同士がメッセージのやり取り(グループチャット)をすることができる。図10では、グループ内でユーザ同士がメッセージのやり取りをしている場合において、そのグループのメンバーが配信者Aの予想を参考にして投票券を購入した場合に表示されるメッセージ例を示す。
メッセージ112には、グループ内のメンバーであるユーザXが配信者Aの予想を参考にして投票券を購入した旨、配信者Aの着順予想の内容、及び「乗っかる」ボタン113が表示されている。
「乗っかる」ボタン113は、配信者Aの予想に乗る場合にタップするボタンである。「乗っかる」ボタン113には、配信者Aが指定した投票券についての配信者採用予想詳細画面81(図8)へのリンク(リンク情報)が張られている。
したがって、ユーザYがこの「乗っかる」ボタン113をタップすると、そのリンク情報に基づいて、配信者Aが指定した投票券についての配信者採用予想詳細画面81(図8)が表示される。これ以降は、図8で説明した操作を行うことにより、ユーザYは、ユーザXと同様に配信者Aの予想を参考にして投票券を購入することができる。
図11は、本実施形態におけるユーザ端末12とサーバ16との間での配信者投票券情報が表示されるまでのシーケンス図である。ユーザは、ユーザ端末12を操作して、インストールされている専用アプリケーションプログラムを起動させる(S1)。すると、専用アプリケーションプログラムが起動したユーザ端末12は、サーバ16にデータ取得要求を行う(S2)。
サーバ16は、配信者管理DB52から、これから開始されるレースについて予想を行う配信者の配信者情報(配信者ID、レースID、動画コンテンツIDを含む)を取得する(S3)。サーバ16は、その取得した配信者情報をユーザ端末12へ送信する(S4)。
ユーザ端末12は、サーバ16から配信者情報を受信すると、図6の配信者一覧66に配信者情報を表示させる(S5)。ユーザは、配信者一覧66から、例えば配信者Aの配信者情報のサムネイル画像66aを選択する(S6)。すると、ユーザ端末12は、動画コンテンツIDに基づいて配信者Aの動画コンテンツを要求する(S7)。ユーザ端末12は、その要求に応じてサーバ16から動画コンテンツを受信する(S8)。ユーザ端末12は、受信した動画コンテンツを図7の配信者予想画面71にて再生する。
サーバ16(配信者投票券情報取得部44)は、配信者Aが投票券を指定した場合、その内容(配信者投票券情報)を取得する(S9)。配信者投票券情報は、配信者ID、レースID、投票券の番号または組番号、購入金額、動画コンテンツIDを含む。サーバ16(配信者投票券情報取得部44)は、取得した配信者投票券情報を配信者投票券情報DB53に登録する。すると、サーバ16(配信者投票券情報提供部45)は、配信者投票券情報を、配信者Aの動画コンテンツを視聴しているユーザ端末12に対して、配信する(S10)。
ユーザ端末12は、図7の配信者予想画面71の配信者投票券情報表示欄75に、サーバ16から送信された配信者Aの配信者投票情報に含まれる投票券の番号または組番号を表示する(S11)。
図12は、本実施形態におけるユーザ端末12とサーバ16との間での配信者投票券情報に基づいて投票券を購入するまでのシーケンス図(実施例1)である。
ユーザは、図7の配信者予想画面71において詳細表示ボタン76をタップする。するとユーザ端末12(予測採用部24)は、配信者投票券情報を一時保留領域28に保持する(S21)。このとき、図8の投票券購入画面81が表示される。
投票券購入画面81において、ユーザは、配信者投票券情報の一部を消去したり、配信者投票券情報にユーザ自身で予想した投票券情報を追加したりしてもよい。また、ユーザは、各投票券情報に対して賭け金を指定する(S22)。これらの操作に応じて、ユーザ端末12(予測採用部24)は、一時保留領域28に保持されている情報を更新する。すなわち、ユーザ端末12(予測採用部24)は、投票券購入画面81における入力操作に応じて一時保留領域28の内容を更新する(配信者投票券情報の全部又は一部を一時保留領域28に保持する)。
投票券購入画面81において、ユーザは、購入する投票券が確定すると、購入実行ボタン96をタップする(S23)。すると、ユーザ端末12(購入要求部25)は、一時保留領域28の内容に基づいて、ユーザ投票券情報(ユーザID、レースID、投票券の番号または組番号、購入金額(または購入Pt)、配信者IDを含む)を含む購入要求をサーバ16へ送信する(S24)。なお、ユーザが配信者の予想と異なる投票券を追加した場合には、その投票券情報には配信者IDの情報は含まれないようにしてもよい。
サーバ16(ユーザ投票券情報取得部46)は、その購入要求を取得する。サーバ16(ユーザ投票券情報取得部46)は、取得した購入要求に含まれるユーザ投票券情報の内容をユーザ投票券情報DB55に登録する。サーバ16(決済処理部47)は、その購入要求に基づいて、投票券の購入に関する決済処理を行う(S25)。決済処理が完了した場合、サーバ16は、決済内容に基づいてユーザ情報管理DB54の内容を更新すると共に、決済処理の完了をユーザ端末12に通知する(S26)。
サーバ16は、そのレースの投票時間が締め切られた後、オッズ情報DB56に確定したオッズ情報を登録する。サーバ16(的中判定・配当処理部48)は、レース後、着順が確定すると、ユーザ投票券情報DB55とオッズ情報DB56及び賭式管理DB59を用いて、どの賭式種別の投票券が的中したかを判定し(的中パターン判定)、的中した投票券情報について配当処理を行う(S27)。的中パターン判定では、独自賭式フラグ=0の賭け式で的中した投票券、独自賭式フラグ=1の賭け式で的中した投票券がそれぞれ判定される。
サーバ16は、的中したユーザに対し、配当を行う(S28)。サーバ16は、例えば、独自賭式フラグ=0の賭け式で的中した投票券を購入したユーザに対しては、金銭による払い戻しを行う。また、例えば、サーバ16は、独自賭式フラグ=1の賭け式で的中した投票券を購入したユーザに対しては、無償のポイントによる払い戻しやそのポイントに対応する特典の提供(特典付与通知)を行う。
特典付与通知を受け取ったユーザ端末12の画面14には、例えば図9で示すメッセージ100が表示される。ユーザは、たとえば、図9におけるメッセージ100に表示されているアドレスをタップする。するとユーザ端末12は、サーバ16に対して、特典閲覧要求(または特典視聴要求であってもよい。以下、同じ。)を行う。
サーバ16は、その特典閲覧要求に対する特典動画コンテンツを、要求元のユーザ端末12に対して配信する。ユーザ端末12の画面14には、配信された特典動画コンテンツが表示される。
図13は、本実施形態におけるユーザ端末12とサーバ16との間での配信者投票券情報に基づいて投票券を購入するまでのシーケンス図(実施例2)である。図13は、配信者Aの配信者投票券情報を一時保留領域28に格納後購入前に、他の配信者の配信者投票券情報を表示させた場合のシーケンス図である。
図11のS11の後、ユーザは、図7の配信者予想画面71において詳細表示ボタン76をタップする。すると、ユーザ端末12(予測採用部24)は、配信者Aの配信者投票券情報を一時保留領域28に保持する(S41)。このとき、図8の投票券購入画面81が表示される。その後、ユーザは、操作表示部13を操作して、図6の配信者選択画面61に戻る。なお、一時保留領域28に保持されている配信者Aの配信者投票券情報は、レースが終了するまで保持されているので、再度、配信者Aについての図8の投票券購入画面81に戻れば、その配信者Aの配信者投票券情報が表示される。
配信者選択画面61の配信者一覧66から、ユーザは、配信者Bの配信者情報のサムネイル画像66bを選択する(S42)。すると、ユーザ端末12は、配信者Bの動画コンテンツを要求する(S43)。ユーザ端末12は、その要求に応じてサーバ16から動画コンテンツを受信する(S44)。ユーザ端末12は、受信した動画コンテンツを図7の配信者予想画面71にて再生する。
サーバ16(配信者投票券情報取得部44)は、配信者Bが投票券を指定した場合、その内容(配信者投票券情報)を取得する。配信者投票券情報は、配信者ID、レースID、投票券の番号または組番号、購入金額、動画コンテンツIDを含む。サーバ16(配信者投票券情報取得部44)は、取得した配信者投票券情報を配信者投票券情報DB53に登録する。すると、サーバ16(配信者投票券情報提供部45)は、配信者Bの配信者投票券情報を、配信者Bの動画コンテンツを視聴しているユーザ端末12に配信する(S45)。
ユーザ端末12は、図7の配信者予想画面71の配信者投票券情報表示欄75に、サーバ16から送信された配信者Bの配信者投票情報に含まれる投票券の番号または組番号を表示する(S46)。それから、ユーザは、図7の配信者予想画面71において詳細表示ボタン76をタップする。すると、ユーザ端末12(予測採用部24)は、配信者Bの配信者投票券情報を一時保留領域28に保持する(S47)。このとき、図8の投票券購入画面81が表示される。
投票券購入画面81において、ユーザは、配信者Bの配信者投票券情報の一部を消去したり、配信者投票券情報にユーザ自身で予想した投票券情報を追加したりしてもよい。また、ユーザは、各投票券情報に対して賭け金を指定する(S48)。これらの操作に応じて、ユーザ端末12(予測採用部24)は、一時保留領域28に保持されている情報を更新する。すなわち、ユーザ端末12(予測採用部24)は、投票券購入画面81における入力操作に応じて一時保留領域28の内容を更新する(配信者投票券情報の全部又は一部を一時保留領域28に保持する)。
投票券購入画面81において、ユーザは、購入する投票券が確定すると、購入実行ボタン96をタップする(S49)。すると、ユーザ端末12(購入要求部25)は、一時保留領域28の内容に基づいて、ユーザ投票券情報(ユーザID、レースID、投票券の組番号、購入金額(または購入Pt)、配信者IDを含む)を含む購入要求をサーバ16へ送信する(S50)。なお、ユーザが配信者の予想と異なる投票券を追加した場合には、その投票券情報には配信者IDの情報は含まれないようにしてもよい。
ここで、購入要求は、S47及びS48で指定した一時保留領域28の内容に基づく購入要求である。これにより、直近に購入実行ボタン96をタップした画面にて購入した投票券のみを購入するようにしてもよい。また、ユーザ端末12(購入要求部25)は、さらに、S41で指定した一時保留領域28の内容に基づく購入要求を併せて送信するようにしてもよい。すなわち、複数の配信者のそれぞれが指定した投票券に基づいてユーザが購入意思を示した投票券情報を、その都度一時保留領域28に保持しておき、購入実行ボタン96がタップされた場合に、ユーザ装置12は、それまで一時保留領域28に保留されていた投票券情報をまとめてサーバ16へ送信するようにしてもよい。これにより、決済処理をまとめて行うことができる。
サーバ16(ユーザ投票券情報取得部46)は、その購入要求を取得する。サーバ16(ユーザ投票券情報取得部46)は、取得した購入要求に含まれるユーザ投票券情報の内容をユーザ投票券情報DB55に登録する。サーバ16(決済処理部47)は、その購入要求に基づいて、投票券の購入に関する決済処理を行う(S51)。決済処理が完了した場合、サーバ16は、決済内容に基づいてユーザ情報管理DB54の内容を更新すると共に、決済処理の完了をユーザ端末12に通知する(S52)。
サーバ16は、そのレースの投票時間が締め切られた後、オッズ情報DB56に確定したオッズ情報を登録する。サーバ16(的中判定・配当処理部48)は、レース後、着順が確定すると、ユーザ投票券情報DB55とオッズ情報DB56及び賭式管理DB59を用いて、どの賭式種別の投票券が的中したかを判定し(的中パターン判定)、的中した投票券情報について配当処理を行う(S53)。的中パターン判定では、独自賭式フラグ=0の賭け式で的中した投票券、独自賭式フラグ=1の賭け式で的中した投票券がそれぞれ判定される。
サーバ16は、的中したユーザに対し、配当を行う(S54)。サーバ16は、例えば、独自賭式フラグ=0の賭け式で的中した投票券を購入したユーザに対しては、金銭による払い戻しを行う。また、例えば、サーバ16は、独自賭式フラグ=1の賭け式で的中した投票券を購入したユーザに対しては、無償のポイントによる払い戻しやそのポイントに対応する特典の提供(特典付与通知)を行う。
特典付与通知を受け取ったユーザ端末12の画面14には、例えば図9で示すメッセージ100が表示される。ユーザは、たとえば、図9におけるメッセージ100に表示されているアドレスをタップする。するとユーザ端末12は、サーバ16に対して、特典閲覧要求を行う。
サーバ16は、その特典閲覧要求に対する特典動画コンテンツを、要求元のユーザ端末12に対して配信する。ユーザ端末12の画面14には、配信された特典動画コンテンツが表示される。
図14は、本実施形態における的中パターン判定及び配当処理(実施例1)のフローチャートである。的中判定・配当処理部48は、レースの着順が確定した旨の通知を取得する(S71)。すると、的中判定・配当処理部48は、オッズ情報DB56と賭式管理DB59から、そのレースにおけるすべての的中パターンを特定する(S72)。ここで、すべての的中パターンは、独自賭式フラグ=0の賭け式の的中番号及び的中組番号、独自賭式フラグ=1の賭け式の的中番号及び的中組番号を含む。
的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報DB55から、的中したユーザ投票券情報を抽出する(S73)。ここでは、的中判定・配当処理部48は、S72にて特定した的中パターン(特定された賭式種別、的中番号(または的中組番号))を用いて、ユーザ投票券情報DB55から、的中した投票券を購入したユーザのユーザ投票券情報を抽出する。
的中判定・配当処理部48は、抽出したユーザ投票券情報(賭式種別)毎に、次に説明するS74〜S77の処理を行う。まず、的中判定・配当処理部48は、オッズ情報DB56に基づいて、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」が、通常の的中パターンか否かを判定する。ここで、的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」に対応するオッズ情報の独自賭式フラグが0の場合、通常の的中パターンであると判定する(S74でYES)。この場合、的中判定・配当処理部48は、第1価値(例えば、金銭)による払い戻しを行い、その払戻金を配当金としてそのユーザに払い戻す(S75)。
的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」に対応するオッズ情報の独自賭式フラグが1の場合、独自の的中パターンであると判定する(S74でNO)。この場合、的中判定・配当処理部48は、第2価値(例えば、無償のポイント等)による払い戻しを行い、その払戻ポイントを配当としてそのユーザに払い戻す(S76)。なお、無償のポイントで投票されている場合には、的中判定・配当処理部48は、独自の賭け式による払い戻しを行わないようにしてもよい。
図15は、本実施形態における的中パターン判定及び配当処理(実施例2)のフローチャートである。図15は、図14のフローチャートに、S81、S82の処理を追加したものである。図15では、配信者の予想を参考にして投票券を購入したユーザ、またはレースについてユーザ間でグループを形成したユーザを、第2価値による配当の対象とする実施例である。
的中判定・配当処理部48は、レースの着順が確定した旨の通知を取得する(S71)。すると、的中判定・配当処理部48は、オッズ情報DB56と賭式管理DB59から、そのレースにおけるすべての的中パターンを特定する(S72)。ここで、すべての的中パターンは、独自賭式フラグ=0の賭け式の的中番号及び的中組番号、独自賭式フラグ=1の賭け式の的中番号及び的中組番号を含む。
的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報DB55から、的中したユーザ投票券情報を抽出する(S73)。ここでは、的中判定・配当処理部48は、S72にて特定した的中パターン(特定された賭式種別、的中番号(または的中組番号))を用いて、ユーザ投票券情報DB55から、的中した投票券を購入したユーザのユーザ投票券情報を抽出する。
的中判定・配当処理部48は、抽出したユーザ投票券情報(賭式種別)毎に、次に説明するS74〜S77の処理を行う。まず、的中判定・配当処理部48は、オッズ情報DB56に基づいて、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」が、通常の的中パターンか否かを判定する。ここで、的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」に対応するオッズ情報の独自賭式フラグが0の場合、通常の的中パターンであると判定する(S74でYES)。この場合、的中判定・配当処理部48は、第1価値(例えば、金銭)による払い戻しを行い、その払戻金を配当金としてそのユーザに払い戻す(S75)。
的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報に含まれる項目「投票券」及び項目「賭式種別」に対応するオッズ情報の独自賭式フラグが1の場合、独自の的中パターンであると判定する(S74でNO)。
この場合、的中判定・配当処理部48は、ユーザ投票券情報の項目「配信者ID」に基づいて、その投票券が配信者により指定された投票券情報を参考にしてユーザが投票したものか否かを判定する(S81)。すなわちmユーザ投票券情報の項目「配信者ID」に有効な情報(配信者ID)が登録されていない場合、的中判定・配当処理部48は、その投票券が配信者により指定された投票券情報を参考にして購入されたものではないと判定し(S81でNO)、S82へ進む。
ユーザ投票券情報の項目「配信者ID」に有効な情報(配信者ID)が登録されている場合、的中判定・配当処理部48は、その投票券が配信者により指定された投票券情報を参考にして購入されたものであると判定し(S81でYES)、S76へ進む。
次に、的中判定・配当処理部48は、投票券が、投票に関してユーザ同士でグループを形成したユーザにより投票されたものか否かを判定する(S82)。ここでは、的中判定・配当処理部48は、ユーザIDとレースIDをキーとして、グループ管理DB58を検索する。ユーザIDとレースIDに対応するグループ情報が登録されていない場合(S82でNO)、的中判定・配当処理部48は、次のユーザ投票券情報についてS74以降の処理を行う。
的中判定・配当処理部48は、ユーザIDとレースIDをキーとして、グループ管理DB58を検索する。ユーザIDとレースIDに対応するグループ情報が登録されている場合、的中判定・配当処理部48は、その投票券は、投票に関してユーザ同士でグループを形成したユーザにより投票されたものと判定する(S82でYES)
S81でYESまたはS82でYESと判定された場合、的中判定・配当処理部48は、第2価値(例えば、無償のポイント等)による払い戻しを行い、その払戻ポイントを配当としてそのユーザに払い戻す(S76)。
図16は、本実施形態における独自賭式種別の設定処理に関するフローチャートである。運営者は、レース毎に独自で賭式を設定することができる。具体的には、運営者は、自身の端末を用いてサーバ16にアクセスし、独自の賭式種別を登録する。なお、配信者も、所定の手続きを経て所定の権限を取得することができれば、配信者端末15を用いて、独自賭式種別を設定することができるようにしてもよい。
賭式登録部50は、運営者または配信者により指定された的中条件(独自賭式種別)を取得する(S91)。ここで、独自賭式種別は、独自の賭式の種別と、その賭け式の内容を含む。
賭式登録部50は、取得した独自賭式種別に基づいて第2的中条件を生成し、オッズ情報DB56に反映する(S92)。ここでは、賭式登録部50は、取得した独自賭式種別を賭式管理DB59に登録する。このとき、賭式登録部50は、独自賭式フラグ=1として取得した独自賭式種別を賭式管理DB59に登録する。これにより、独自賭式フラグ=1で設定された独自賭式種別が第2的中条件として生成される。
図17は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ101は、ユーザ端末12、配信者端末15またはサーバ16として機能する。コンピュータ101は、CPU102、ROM103、RAM104、記憶装置105、入力I/F106、出力I/F107、通信I/F108、読取装置109、バス110によって構成されている。
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス110には、CPU102、ROM103、RAM104、記憶装置105、入力I/F106、出力I/F107、通信I/F108、及び必要に応じて読取装置109が接続されている。
コンピュータ101がサーバ16の場合、CPU102は、記憶装置105から本実施形態に係るプログラムを読み出し、配信制御部43、配信者投票券情報取得部44、配信者投票券情報提供部45、ユーザ投票券情報取得部46、決済処理部47、的中判定・配当処理部48、通知部49、賭式登録部50として機能する。ROM103は、読み出し専用のメモリを示す。RAM104は、一時的に記憶するメモリである。
記憶装置105は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置105としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。コンピュータ101がサーバ16の場合、記憶装置105には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部51に格納されている各種データが記憶されている。
入力I/F106は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネルディスプレイ、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F107は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
通信I/F108は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置109は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F108を介して、例えば記憶装置105に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置105にセットされて、CPU102によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置109によって読み取られる。
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。また、本実施形態では、ユーザ端末12にサーバ16と通信可能なアプリケーションプログラムをインストールして、本実施形態における投票券購入システムの制御を行ったが、これに限定されない。例えば、ユーザ端末12にインストールされたWebブラウザを用いて、サーバ16にアクセスし、サーバ16側で運用されている本実施形態に係るシステムを使用してもよい。
本実施形態によれば、的中パターンのバリエーションを増やして、ユーザの成功体験を向上させることができる。なお、的中パターンは、単勝や、複勝、前後賞だけに限定されず、例えば、最下位や最下位から2番目を当てるようにしてもよい。
なお、特典は、特典管理DB57に登録されているが、これは競技が行われている会場毎に異なる特典が登録されてもよいし、競技(レース)毎に異なる特典が登録されてもよい。
また、特典は、動画だけでなく、静止画であってもよいし、音楽データやテキストデータ、所定のプログラムであってもよい。静止画には、写真だけでなく、キャラクターの絵柄がデザインされたもの、漫画等を含んでもよい。また、テキストデータには、小説等のコンテンツであってもよい。音楽データには、動画コンテンツの音声部分のみを収録したものや単なる音声だけのデータであってもよいし、楽曲データであってもよい。所定のプログラムとしては、例えばゲーム用プログラムであってもよい。また、特典としては、所定のWebサイト等へのアクセス権であってもよいし、所定のゲーム用プログラムで使用可能なアイテムオブジェクト等やレベルアップするための経験値等であってもよい。また、特典は、上述したように、その会場や地域における特産品や景品であってもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
上記実施形態に加え、さらに、以下を付記する。
(付記1)
ユーザから競技に対して第1価値を用いた投票内容を受け付ける受付部と、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第1的中条件を満たした場合、前記第1価値を用いて前記ユーザに配当を行う第1配当処理部と、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第2的中条件を満たした場合、第2価値を用いて前記ユーザに配当を行う第2配当処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
このように構成することにより、的中パターンのバリエーションを増やして、ユーザの成功体験を向上させることができる。
(付記2)
前記第2配当処理部は、前記受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象の一部が勝敗が確定した着順位と一致する場合、前記第2的中条件を満たすと判定する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、2連単の投票券を購入した場合であっても、1着のみまたは2着のみが当たっている場合であっても、それを的中してユーザに配当することができる。
(付記3)
前記第2配当処理部は、前記受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象のうち所定の着順位の番号が、勝敗が確定した着順位に応じて特定される前記勝敗が確定した着順位とは異なる番号である場合、前記第2的中条件を満たすと判定する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、例えば、N(Nは、任意の整数)番の単式の投票券を購入した場合、勝利した投票券の番号がN−1またはN+1である場合、それを前後賞による的中とみなしてユーザに配当することができる。
(付記4)
前記第2配当処理部は、前記第1価値による配当額に基づいて、または前記受け付けた投票内容に含まれる所定の賭け式で指定された投票対象に対する投票額と前記投票対象のオッズとに基づいて、前記第2価値による配当額を決定する
ことを特徴とする付記1〜3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、前記第1価値による配当額を基準に、または投票券の購入額とオッズを基準として前記第2価値による配当額を決定することができる。
(付記5)
前記情報処理装置は、さらに、
前記投票がなされた前記競技を特定する競技特定情報と、決定された前記第2価値による配当と、を関係づけて記憶する記憶部と、
前記第2価値による配当が行われる場合、前記第2価値による配当に基づいて特定される競技特定情報に関係する特典を前記ユーザに通知する通知部と、
を備えることを特徴とする付記1〜4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、例えば、第2価値による配当の代わりに、第2価値の配当額に応じたその競技特定情報で特定される競技会場の特産物等を景品としてユーザに提供することが可能になる。
(付記6)
前記第2配当処理部は、前記受け付けた投票内容が、前記競技に対する予想結果を提供する提供者により指定された投票券情報の全部または一部に基づいて前記ユーザにより投票されることにより得られた投票内容である場合、前記ユーザを前記第2価値による配当の対象とする
ことを特徴とする付記1〜6のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、提供者の予想を参考にしてユーザが投票した場合において、第2的中条件を満たした場合に、配当の対象となる。
(付記7)
前記第2配当処理部は、前記受け付けた投票内容が、前記投票に関してユーザ同士でグループを形成したユーザにより投票されることにより得られた投票内容である場合、前記ユーザを前記第2価値による配当の対象とする
ことを特徴とする付記1〜6のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、グループチャットのグループを形成したりして投票した場合において、第2的中条件を満たした場合に、配当の対象となる。
(付記8)
前記情報処理装置は、さらに、
前記競技に対する予想結果を提供する提供者または前記競技を運営する運営者により指定された的中条件に基づいて、前記第2的中条件を生成する生成部
を備えることを特徴とする付記1〜7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
このように構成することにより、配信者や運営側は、独自で第2的中条件を設定することができる。
(付記9)
コンピュータに、
ユーザから競技に対して第1価値を用いた投票内容を受け付ける受付処理と、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第1的中条件を満たした場合、前記第1価値を用いて前記ユーザに配当を行う第1配当処理と、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第2的中条件を満たした場合、第2価値を用いて前記ユーザに配当を行う第2配当処理と、
を実行させることを特徴とする配当実行プログラム。
このように構成することにより、的中パターンのバリエーションを増やして、ユーザの成功体験を向上させることができる。
(付記10)
コンピュータが、
ユーザから競技に対して第1価値を用いた投票内容を受け付け、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第1的中条件を満たした場合、前記第1価値を用いて前記ユーザに配当を行い、
受け付けた前記投票内容が、前記競技における第2的中条件を満たした場合、第2価値を用いて前記ユーザに配当を行う、
ことを特徴とする配当実行方法。
このように構成することにより、的中パターンのバリエーションを増やして、ユーザの成功体験を向上させることができる。