JP2023000686A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023000686000001
【課題】投票後に誰の予想に基づいて投票していたかユーザに確認させることができ、ユーザの投票行動を促進することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、受付部が、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる表示制御部と、を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、通信ネットワークを通じて公営競技等の投票を行うことが可能なサービスが提供されている。このサービスを利用するユーザは、競技結果を予想し、予想内容に対して金銭等の価値を投じることで投票を行う。投票は、サービス提供会社のサーバコンピュータによって受け付けられ、競技結果が確定すると、投票の的中結果に応じた配当(払戻金)がユーザに対して付与される。
また、上記のサービスにおいて、ユーザは、他人の予想内容を参考にして投票を行うこともできる。例えば、特許文献1には、公営競技についての予想の公開及びこの公開された予想に基づく投票券の購入に用いられる投票予想公開システムが開示されている。
特開2010-160612号公報
しかしながら、特許文献1では、ユーザが投票する前に的中率等の予想者の情報をユーザに対して表示するものの、ユーザが投票した後に予想者の情報を表示するものではない。そのため、ユーザは、投票後にどの予想者の予想に基づいて投票していたか、すなわち、誰の予想を参考にした投票が的中したか又は不的中だったかについて、投票後に改めて振り返って確認することができない。そのため、予想者の予想を利用して再び投票しようというユーザの投票行動意欲が抑制され、投票数が増加しない原因となる虞がある。
そこで、本発明は、投票後に誰の予想に基づいて投票していたかユーザに確認させることができ、ユーザの投票行動を促進することが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、受付部が、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる表示制御部と、を有する。
本発明の一態様によれば、投票後に誰の予想に基づいて投票していたかユーザに確認させることができ、ユーザの投票行動を促進することができる。
投票確認画面の一例を示す図である。 第2ユーザ一覧画面の一例を示す図である。 予想内容公開画面の一例を示す図である。 レース結果確認画面の一例を示す図である。 購入履歴確認画面の一例を示す図である。 第2ユーザ詳細画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び周辺機器を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能を示す図である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 レース情報の一例を示す図である。 投票情報の一例を示す図である。 投票利用情報の一例を示す図である。 レース結果情報の一例を示す図である。 投票受付処理の流れを示す図である。 第2ユーザ表示処理の流れを示す図である。 通知処理の流れを示す図である。
本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムについて、具体的な一つの実施形態(以下、本実施形態という)を例に挙げて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
また、以下の説明の中で参照される図面に示される画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、システム設計の仕様及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得る。
また、本明細書において、「装置」とは、単独で所定の機能を発揮する一つの装置のみ、互いに分離されているものの所定の機能を発揮するために協働する複数の装置をも含むものとする。
また、本明細書において、「ユーザ」とは、本発明の情報処理装置のユーザであり、具体的には、本発明の情報処理装置によって提供されるサービスの利用者であり、サービス利用アカウントが割り当てられる単位である。なお、ユーザは、特に断る場合を除き、個人であるが、複数人のグループがユーザであってもよい。
[本実施形態の情報処理装置を用いたサービスについて]
先ず、本実施形態の情報処理装置を用いて提供されるサービスとしての投票サービスについて説明する。
投票サービスは、オンラインサービスであり、所定のエリアで行われる所定の競技について、通信回線が利用可能な場所であれば、任意の場所で投票を行うことができるサービスである。投票は、競技の結果を予想し、予想に対して投票用の価値、すなわち賭け金を投じることで行われる。各競技に対する投票は、各競技について設定された受付期間内に行うことができ、受付期間の終了時以降には、そのレースに対する投票が締め切られる。
競技は、現実空間又はゲーム空間等の仮想空間にて開催され、例えば公営競技であり、以下では、競馬、競輪、競艇及びオートレース等のレースであることとする。ただし、競技は公営競技に限定されず、投票対象となり得る競技であればよく、例えば、賭けの対象となるスポーツの試合、所謂eスポーツ等のようなゲーム大会、若しくは、これら以外の勝敗を競う他の競技でもよい。なお、eスポーツは、人間同士がプレイヤとして対戦するものであってもよいし、人間とコンピュータ(例えば、AI又はロボット等)とが対戦するものであってもよい。
ユーザは、投票サービスにおいて投票を行う場合には通信用端末を操作する。投票サービスは、所定のWebサイトにアクセスすることで利用可能としてもよく、あるいは、ユーザの端末に所定のアプリケーションプログラムをインストールすることで利用可能としてもよい。
投票の手順について説明すると、ユーザは、端末に表示された操作画面を見ながら、投票対象となるレースを選択し、レースに出場する競技対象(競争選手又は競走馬等)の基礎的な情報及び過去成績等を参照しつつ、レースの結果を予想し、予想に対して投票価値(賭け金)を投じる。投票対象となるレースの選択は、レースの開催日及び場所を選択し、また、同じ開催日で同じ開催場所にて複数回のレースが行われる場合には、何番目の回のレースであるかを選択する。レース結果の予想は、単勝、二連単、三連単及び三連複等のような投票方式(賭式)を指定し、指定された投票方式に応じて着順を予想して競技対象の番号(例えば1番と2番の組み合わせ)を指定することである。また、1回の投票では、複数の予想内容、すなわち、複数の買い目を含めることができる。例えば、同じ投票方式で競技対象の組み合わせを変えて複数の予想を行ってもよいし、複数の投票方式にて投票方式毎に予想を行ってもよい。なお、以下では、特に断る場合を除き、単に予想という場合には、実際に投票価値を投じた投票済の予想、及び、投票価値を未だ投じていない投票前の予想のいずれも含むこととする。
投票価値は、ユーザがサービスにおいて利用可能な価値であり、本実施形態では、サービス専用の価値であり、互いに性質が異なる第1価値及び第2価値を含む。例えば、第1価値は、金銭的価値を有し、有償で購入したり所定の条件を満たしたりすることで入手可能であり、換金性を有する。第2価値は、金銭的価値がないポイントであり、ユーザがサービスにログインする等、所定の条件を満たすことで入手可能であり、換金性を有しない。ただし、上記のケースに限定されるものではなく、第1価値及び第2価値の両方が換金性を有してもよいし、いずれの価値も換金性を有してなくてもよい。
なお、投票価値は、ユーザのサービスアカウントに紐付けられたキャッシュカード又は銀行口座から引き落とし可能な金銭でもよいし、第三者アプリ(バーコード、スタック型2次元コード又はマトリクス型2次元コード等で決済可能なアプリ)で使用可能な電子マネー又は仮想通貨であってもよい。また、投票価値は、第1価値及び第2価値とは異なる価値を含んでもよい。
ユーザは、予想に対して投じる価値として第1価値及び第2価値の一方又は両方を指定するとともに、指定された価値について投入額(投じる価値の量)を設定する。また、1回の投票に複数の予想内容が含まれる場合には、賭け金として投じる価値の種類と投入額とを予想内容毎に設定する。なお、以下では、投票方式と競技対象との組み合わせ(すなわち、買い目)1点につき、1つの予想内容と呼び、予想内容と投入額との組み合わせ(すなわち、投票方式、競技対象及び投入額の組み合わせ)1点につき、1つの投票内容と呼ぶ。また、1つの投票の中には複数の投票内容が含まれることがあり得る。
以上までの手順が終了すると、ユーザの端末に、図1に示す投票確認画面G1が表示される。投票確認画面G1には、投票対象のレース、投票内容(すなわち、予想内容、並びに、予想に対する第1価値及び第2価値のそれぞれの投入額)、及び、予想に対して(厳密には予想内容毎に)設定された配当倍率(オッズ)と、が表示される。ユーザが、これらの表示内容を確認し、最終的に画面上の投票実行ボタンをタップ等することにより、投票が完了する。
そして、投票が行われたレースが終了し、レースの結果である着順が確定すると、各投票に対して(厳密には投票内容毎に)的中の有無が判定される。投票の予想が的中したユーザは、その予想に対して設定されたオッズに応じた配当(払戻金)を獲得することができる。配当は、原則として、投票に利用した価値によって付与され、例えば、第1価値を利用した投票の予想が的中した場合には、配当に相当する量(金額)の第1価値が付与される。なお、例えば、第2価値を利用した投票の予想が的中した場合に第3価値(投票サービス又は他のコンピュータゲーム等で抽選等のイベントに参加する際に利用可能な価値等)が付与されるように、投票に利用した価値とは異なる価値で配当を付与してもよい。
ところで、投票サービスにおいて、ユーザは、上記の投票を行うこと以外に、フレンド(友達)関係にあるユーザとのコミュニケーションを取ることができる。フレンド関係は、本発明の所定関係に相当し、一方のユーザがフレンド申請を行い、他方のユーザがその申請に対して承諾することによって、双方の合意で形成される関係である。ちなみに、所定関係があるユーザは、フレンド関係にあるユーザに限定されるものではない。例えば、あるユーザXの公開予想を他のユーザYが所定回数以上利用した場合に、ユーザYを、ユーザXと所定関係があるユーザとしてもよい。
フレンド関係等の所定関係にあるユーザ同士は、不図示のチャット画面を通じてメッセージ交換等を行ったり、グループを形成してグループ単位で投票を行ったりすることができる。また、同じグループに属するユーザ同士は、各ユーザの投票内容又は予想内容をお互いに参照し合い、グループ内で共有することができる。換言すると、フレンド関係にないユーザ同士では、コミュニケーション手段が制限され、メッセージ交換を行ったりすること、及び、グループ単位で投票を行ったりすることができない。また、フレンド関係にないユーザ同士では、投票内容又は予想内容の全部又は一部の情報を閲覧することができない。
なお、ここで一部の情報を閲覧することができない場合には、投入額を非表示にする場合、又は、10点の投票内容中5点の投票内容を非表示にする場合等を含む。また、非表示とは、情報そのものを表示しない場合の他、情報の内容が識別できないような態様で表示する場合も含む。例えば、投入額の表示領域にモザイクを掛けて表示する場合、又は、???円のように表示する場合を含む。また、その???円等の表示領域をタップ等すると、情報の内容を識別可能とするために必要な操作を案内することとしてもよい。例えば、ユーザXの投票内容が???円等と表示されているユーザYに対し、ユーザXにフレンド申請を行うか否かを問う画面を表示する。そして、ユーザYがユーザXに対してフレンド申請を行った場合、ユーザXにはユーザYからのフレンド申請が届き、ユーザXがそのフレンド申請に対して承諾すると、ユーザXとユーザYとの間でフレンド関係が成立する。その結果、非表示とされていた情報がユーザYにも識別可能な状態で表示される。
また、各ユーザは、予想に対する設定操作として、公開設定操作を行うことができる。公開設定操作は、予想(投票内容)を他のユーザに対して公開するための操作であり、具体的には、不図示の選択画面を通じて、予想に対する公開の許否を選択する操作である。本実施形態では、第1価値を利用して投票を行った場合に限り、公開設定操作を行うことができることとする。ただし、投票価値の種類を問わず投票が確定した全ての予想(実際に投票済の予想)について、公開設定操作を行うことができてもよい。また、公開設定操作が可能な予想には、投票前の予想、すなわち、実際に投票価値を未だ投じていない段階の単なる予想を含めてもよい。なお、投票が複数の予想(投票内容又は予想内容)を含む場合には、第1価値の投入額が設定された予想のみに対して公開設定操作を行うことができてもよい。あるいは、第1価値の投入額が設定された予想が少なくとも1つ以上含まれる場合には、複数の予想に対して一括して公開設定操作を行うことができてもよい。
また、公開設定操作において公開範囲を指定できてもよい。例えば、公開された予想を閲覧することができるユーザ、公開時期、及び公開内容のうちの少なくとも一つを制限することができてもよい。また、公開された予想の閲覧は、無償であっても有償であってもよい。
以下では、公開された予想を公開予想と呼び、予想を公開した予想公開ユーザ(予想者)を第2ユーザと呼ぶこととする。また、その公開予想を利用して他のユーザ(第2ユーザ以外のユーザ)によりなされた投票(すなわち、第2ユーザの予想に基づく投票)を第1投票と呼び、その第1投票を行った他のユーザ及びこれからその第1投票を行おうとしている他のユーザを第1ユーザと呼ぶこととする。また、第2ユーザの公開予想とは関係なく、他のユーザ(第1ユーザを含む)が自身の予想に基づいて独自に行った投票(すなわち、第2ユーザの予想に対応しない投票)を第2投票と呼ぶことする。また、以下では、特に断る場合を除き、単に投票という場合は、第2ユーザによる投票、第1投票及び第2投票のいずれも含むこととする。なお、本実施形態では、公開予想は、第1価値を利用して行った投票に含まれる予想として説明するが、上記のとおり、これに限定されるものではない。
予想を公開した第2ユーザは、図2に示す第2ユーザ一覧画面G2にて、ユーザの端末に表示される。第2ユーザ一覧画面G2には、第2ユーザに関する情報、すなわち、第2ユーザの名前及び画像(アイコン画像)、投票回数等に応じて変動するユーザランク(例えば25ランク)、並びに、その公開予想を利用して既に第1投票を行った第1ユーザの数(例えば251人)等が一覧で表示されている。他のユーザは、第2ユーザ一覧画面G2に表示されている第2ユーザを、人気、好調、第1投票数又は新着等の順で並び替え又は絞り込みを行うこともできる。また、他のユーザは、その第2ユーザ一覧画面G2に表示されている第2ユーザの中から任意の第2ユーザを選択する選択操作を行うことができる。なお、選択操作では、例えば、第2ユーザの名前等が表示されている領域をタップ等する。
他のユーザが選択操作を行うと、第2ユーザ一覧画面G2から図3に示す予想内容公開画面G3に遷移し、選択操作により選択された第2ユーザによって公開設定操作が行われた公開予想の内容が他のユーザに公開される。すなわち、他のユーザは、端末に表示された予想内容公開画面G3を通じて、公開予想に関する情報を閲覧することができる。ここで公開予想に関する情報としては、その予想を行った第2ユーザの名前及び画像(アイコン画像)、投票回数等に応じて変動するユーザランク、その公開予想を利用して既に第1投票を行った第1ユーザの数、投票対象のレース、予想内容、予想に対して設定された配当倍率(オッズ)、並びに、予想に対する第1価値及び第2価値のそれぞれの投入額等が挙げられる。
なお、予想内容公開画面G3には、上記以外の情報、例えば、その予想を行った第2ユーザについて、当日の成績(例えば、的中数、獲得配当、勝率及び回収率等)がさらに表示されてもよい。
当日の的中数とは、レースの開催日においてユーザが行った投票のうち、予想が的中した投票の総数である。本実施形態において、的中数は、投票毎に数えることとする。例えば、1つの投票中に複数の投票内容が含まれる場合であって、その中の1つの投票内容が的中した場合の的中数は1であり、その中の2つの投票内容が的中した場合の的中数も1である。なお、的中数は、個々の投票内容毎に数えることしてもよい。
獲得配当とは、レースの開催日においてユーザが行った投票のうち、予想が的中して獲得した配当の合計額である。
当日の勝率とは、的中率と同義であり、レースの開催日においてユーザが行った投票の回数のうち、予想が的中した投票の数の比率である。本実施形態において、勝率は、投票毎に数えることとする。例えば、第1レースで3/10(的中した投票内容の数/投票に含まれる投票内容の数、以下同じ)、第2レース及び第3レースでそれぞれ0/10(すなわち、ハズレ)、第4レースで1/10の場合であれば、4レース中2レースが的中しているので勝率は50%となる。なお、勝率は、個々の投票内容毎としてもよい。この場合、上記の例であれば、40点の投票内容中4点の投票内容が的中しているので勝率は10%となる。
当日の回収率とは、レースの開催日においてユーザが投票に投入した価値の合計額に対する、当該開催日に獲得した配当の合計額の比率であり、回収率が100%を超えることは、その日に勝ち越していることを意味する。
なお、予想内容公開画面G3に表示される公開予想に含まれる投票内容は、第2ユーザ自身が公開又は非公開の設定をすることができてもよい。例えば、予想内容については公開し、投票価値の種類及び投入額については非公開としてもよい。第2ユーザが公開設定していない投票内容については少なくとも一部の情報を非公開状態として他のユーザの端末に表示させることとしてもよい。また、他のユーザが第2ユーザとフレンド関係でもない場合は、第2ユーザが公開設定した情報は表示できるが、非公開設定した情報は表示できないこととしてもよい。なお、非公開とは、上記の非表示と同様、情報そのものを表示しない場合の他、情報の内容が識別できないような態様で表示する場合も含む。
予想内容公開画面G3を見た他のユーザは、予想内容公開画面G3に表示された予想利用ボタンをタップ等して、公開予想を利用することができる。すなわち、他のユーザは、公開された他人(第2ユーザ)の予想を見て、その予想を利用して同じ予想内容の第1投票(のっかり投票)を行うことができる。これにより、投票経験が少ないユーザであっても、簡単に投票を行うことができ、結果として、投票に対するユーザの意欲を喚起することができる。
なお、他のユーザ(第1ユーザ)が第1投票を行う際、公開予想の内容を編集してもよく、具体的には、公開予想に利用された価値の種類及び/又は価値の投入額を変更してもよく、また、公開予想に含まれない他のユーザ独自の予想(予想内容)を追加してもよい。
また、公開予想が複数の投票内容を含む予想、例えば、競技対象の組み合わせが互いに異なる複数の予想内容を含む場合、他のユーザ(第1ユーザ)は、それらの複数の予想内容の中から1以上の予想内容を指定し、指定された予想内容(以下、指定予想ともいう)を利用した第1投票を行ってもよい。ただし、これに限定されるものではなく、公開予想に含まれる複数の予想内容の全てを一括して利用すること、換言すると、投票単位で公開予想を利用して第1投票を行ってもよい。
なお、本実施形態では、他のユーザ(第1ユーザ)によって第2ユーザの予想に基づく第1投票が行われた場合、その旨を示すプッシュ通知が第2ユーザに対してなされる。具体的には、第2ユーザの端末に、「あなたの予想を利用した第1投票が行われました」等の通知メッセージが表示される。これにより、第2ユーザは、自分の予想が他のユーザ(第1ユーザ)によって利用されたことを認識することができる。
そして、レース終了後、その公開予想が的中した場合、第2ユーザ及び第1投票を行った第1ユーザの各々には、的中した予想の配当倍率(オッズ)に応じた配当が付与される。なお、本実施形態では、公開設定操作を行うことができるのは、第1価値を利用した投票済の予想に限られるが、投票価値を未だ投じていない段階の単なる予想も公開予想に含める場合には、未投票の第2ユーザには、当然ながら、公開予想が的中したとしても配当は付与されないこととする。
また、配当に加えて、第2ユーザには、第1ユーザが獲得した配当に応じた特典(ボーナス)が付与され、第2ユーザに対して有利な効果が発生する。特典は、第1投票に利用された価値の種類及び投入額によって、付与される特典の種類及び量が決定される(例えば第1ユーザの投入額の1%等)。すなわち、第1ユーザが多くの価値を投じて第1投票を行った場合には、第2ユーザは多くの特典を得ることができる。本実施形態では、特典は、第1ユーザが第1価値を用いて第1投票を行った場合に付与されることとし、第1ユーザが第2価値を用いて第1投票を行った場合には付与されないこととする。また、第1ユーザが複数人いる場合、すなわち、公開予想が複数の第1ユーザによって利用された場合、上記の特典は、第1ユーザの人数に応じて決められる。なお、投票価値を未だ投じていない段階の単なる予想も公開予想に含める場合には、未投票の第2ユーザであっても、上記条件に基づいて特典が付与されることとする。
また、各ユーザは、レース終了後にレース結果確認操作を行うことができる。レース結果確認操作は、レースの結果、すなわち、競技対象の着順、配当倍率、及び、自身が行った投票の予想が的中していたか否か等、を確認するための操作であり、具体的には、不図示の選択画面を通じて、レース結果を表示させるレースを選択する操作である。レース結果確認操作を行うことは、本発明の所定条件の一つに該当し、例えば、第1投票を行ったレースが終了して着順及び配当倍率が確定した後に、第1ユーザがレース結果確認操作を行う等の所定条件を満たすと、第1ユーザの端末に、図4に示すレース結果確認画面G4が表示される。なお、レース結果確認画面G4は、レース終了後、ユーザが初めてレース結果を確認する画面である。
レース結果確認画面G4には、ユーザ名及び投票価値の所持額等のユーザ情報の他、投票対象のレース、投票内容、予想に対して(厳密には予想内容毎に)設定された配当倍率(オッズ)、並びに、投票内容が的中している場合には、的中したことを示す印及び獲得した配当(払戻金)が表示される。また、的中した予想内容が、第2ユーザの公開予想に基づく第1投票に含まれる場合、第1投票の結果(厳密には、的中した投票内容と配当)に関する情報とともに、その公開予想の基となった第2ユーザに関する情報が、第2ユーザ情報表示領域41に表示される。
第2ユーザに関する情報とは、「ユーザAAさん+他○名の予想を利用して的中!!」等のように、誰の公開予想に基づいて行った第1投票が的中していたかを示す情報であり、第2ユーザの名前及び画像(アイコン画像)等、第2ユーザを識別するため情報が含まれている。なお、本実施形態では、第1投票が的中した場合に限り、第2ユーザに関する情報を表示することとし、第1投票が的中しなかった場合には第2ユーザに関する情報を表示しない。ただし、これに限定されず、的中しなかった第1投票についても、第2ユーザに関する情報を表示してもよい。
また、第1ユーザは、任意のタイミングで購入履歴確認操作を行うことができる。購入履歴確認操作は、ユーザが、所定期間(例えば、当日又は同開催期間等)に購入(すなわち、投票)した各レースの結果を個別に又はまとめて確認するための操作であり、具体的には、不図示の選択画面を通じて、過去に投票した1又は複数のレースを選択する操作である。購入履歴確認操作を行うことは、本発明の所定条件の一つに該当し、例えば、当日行われたレースであって、レース結果が確定しているレースに対して、第1ユーザが購入履歴確認操作を行う等の所定条件を満たすと、第1ユーザの端末に、図5に示す購入履歴確認画面G5が表示される。
購入履歴確認画面G5には、ユーザ名及び投票価値の所持額等のユーザ情報の他、投票対象のレース、投票内容、予想に対して(厳密には予想内容毎に)設定された配当倍率(オッズ)、並びに、投票内容が的中している場合には、的中したことを示す印及び獲得した配当(払戻金)が表示される。また、的中した予想内容が、第2ユーザの公開予想に基づく第1投票に含まれる場合、第1投票の結果(厳密には、的中した投票内容と配当)に関する情報とともに、その公開予想の基となった第2ユーザに関する情報、すなわち、第2ユーザの画像(アイコン画像)等、第2ユーザを識別するため情報が、第2ユーザ情報表示領域51に表示される。
このとき、第1ユーザが、複数の第2ユーザの公開予想に基づいて複数の第1投票を行っており、それらの複数の第1投票のいくつかが的中している場合、レース結果確認画面G4及び購入履歴確認画面G5において、第2ユーザに関する情報を表示する第2ユーザの優先順位は、以下に例示するようなルールにしたがって決定される。なお、以下のルールを組み合わせて複合的に決定してもよい。また、全員を表示してもよい。
(a)オッズに基づいて決定
第1投票に関連付けられたオッズ(払戻率)に基づいて優先して表示する第2ユーザを選択する。例えば、レース結果確認画面G4では、複数の第2ユーザの中で相対的に一番高いオッズの予想内容を的中させた第2ユーザを代表として選択し、その他の第2ユーザは人数だけ表示する。また、購入履歴確認画面G5では、複数の第2ユーザの中で相対的に高いオッズの予想内容を的中させた上位数名(例えば4名)の第2ユーザを選択してもよいし、閾値としての所定基準(例えば、オッズ10倍以上等)よりも高いオッズの予想内容を的中させた第2ユーザを選択してもよい。なお、所定基準は固定であってもよいし、レース結果に応じて、例えば、本命決着の場合は所定基準を下げる等して、変動してもよい。
(b)第2投票との比較によって決定
第1投票に関連付けられたオッズ(払戻率)に基づいて優先して表示する第2ユーザを選択する点は、上記(a)と同じであるが、この場合は、第1ユーザが自身の予想に基づいて的中させた第2投票に含まれる予想内容のオッズと比較して第2ユーザを選択する。すなわち、第1投票及び第2投票のいずれもが的中した場合、自身で独自に予想した予想内容(例えば、三連複:20倍)を含む第2投票よりもオッズが高い予想内容(例えば、三連単:99倍)を的中させた第2ユーザを選択する。
(c)第1ユーザと第2ユーザとの関係性に基づき決定
第1ユーザと第2ユーザとの関係性、すなわち、第1ユーザのユーザ情報と第2ユーザのユーザ情報とに基づき、優先して表示する第2ユーザを選択する。具体的には、第1ユーザとフレンド関係(所定関係)にある第2ユーザを、第1ユーザとフレンド関係にない第2ユーザよりも優先的に選択する。
(d)第2ユーザの情報に基づき決定
第2ユーザに関連付けられた他のユーザからの第1投票数、ユーザランク、第1ユーザが確認中のレースの成績(例えば、的中数、獲得配当、勝率及び回収率等)、又は、全期間若しくは所定期間の成績(例えば、的中数、獲得配当、勝率及び回収率等)等に基づき、優先して表示する第2ユーザを選択する。第1ユーザが確認中のレースとは、レース結果確認画面G4又は購入履歴確認画面G5にて表示されている投票対象のレース(複数の投票対象レースが表示されている場合は、第1ユーザにより選択されたレースに限定してもよい)をいう。所定期間とは、例えば、同日(例えば、6月1日)又は同開催期間(例えば、6月1日~6月5日)等をいう。また、第2ユーザの成績には、異なる他会場で行われたレース(例えば、6月1日東京会場第1~12レースと6月1日大阪会場第1~12レース等)の成績を組み合わせてもよい。
ここで、優先して表示とは、例えば、以下のような場合を含む。
(a)優先対象となる第2ユーザに関する情報を表示し、他の第2ユーザに関する情報は表示しない。
(b)優先対象となる第2ユーザに関する情報を、他の第2ユーザに関する情報よりも表示順を上位にする(例えば、画面の上方に表示する)。
(c)優先対象となる第2ユーザに関する情報の情報量を、他の第2ユーザに関する情報よりも多くする。
(d)優先対象となる第2ユーザに関する情報を、他の第2ユーザに関する情報よりも相対的に大きく表示する。
(e)優先対象となる第2ユーザに関する情報の文字又は背景等を、他の第2ユーザに関する情報とは異なる色で表示する。
(f)優先対象となる第2ユーザに関する情報に特別な印を付けて表示する。
例えば、第1ユーザとフレンド関係にある第2ユーザを優先して表示する場合、第1ユーザとフレンド関係にある第2ユーザに関する情報を、第1ユーザとフレンド関係にない他の第2ユーザに関する情報とは異なる表示態様で表示してもよいし、フレンド関係にあることを識別可能なマークを付けて第2ユーザに関する情報を表示してもよい。また、決定した表示順にしたがって全ての第2ユーザに関する情報を表示してもよいし、決定した表示順で上位となった所定数(例えば、上位4人)の第2ユーザに関する情報を抽出して表示してもよい。このとき、所定数は、固定であってもよいし、所定の閾値以上の第2ユーザを全員表示できるように変動であってもよい。なお、この場合、表示対象となる所定数の中では、第2ユーザに関する情報の表示順は問わないこととしてもよい。
また、第1ユーザは、レース結果確認画面G4又は購入履歴確認画面G5において、第2ユーザ情報表示領域41又は第2ユーザ情報表示領域51に第2ユーザに関する情報が表示されている第2ユーザの中から、任意の第2ユーザを指定する指定操作を行うことができる。なお、指定操作では、例えば、第2ユーザの画像(アイコン)が表示されている領域をタップ等する。
第1ユーザが指定操作を行うと、レース結果確認画面G4又は購入履歴確認画面G5を起点として図6に示す第2ユーザ詳細画面G6に遷移し、第1ユーザの端末には、指定操作により指定された第2ユーザに関する他の情報が表示される。すなわち、第1ユーザは、端末に表示された第2ユーザ詳細画面G6を通じて、第2ユーザに関する他の情報を閲覧することができる。
第2ユーザに関する他の情報としては、例えば、第2ユーザの名前及び画像(アイコン画像)等の他、フレンドの数、第1価値及び第2価値のそれぞれの所持額、第2ユーザに関連付けられたSNS若しくは動画チャンネル等へのリンクアドレス、並びに、当日及び全期間の投票成績等が挙げられる。また、データをもっと見るボタンをタップ等することにより、第2ユーザに関する他の情報として、さらに詳細なプロフィールを閲覧することができる。また、予想を見るボタンをタップ等することにより、第2ユーザに関する他の情報として、投票可能なレース(投票締切前のレース)に対するその第2ユーザの公開予想を閲覧することができる。なお、このとき、投票可能なレースに対する公開予想が複数存在する場合には、第1ユーザが的中した第1投票に含まれる競技対象を含む予想を、第1ユーザが的中した第1投票に含まれる競技対象を含まない予想よりも優先して表示してもよい。また、その投票可能なレースに対する新たな予想をタップ等すると、そのレースに対して新たに第1投票を行うこともできる。
また、第1ユーザは、第2ユーザ詳細画面G6において、第2ユーザに対して交流申請、すなわち、フレンド申請、非公開情報の閲覧申請、メッセージ(絵文字含む)の送信、第1ユーザの予想の送信等を行うことができる。
また、第1ユーザは、第2ユーザ詳細画面G6において、お気に入りに登録ボタンをタップ等することにより、その第2ユーザをお気に入りユーザとして登録する登録操作を行うことができる。第2ユーザをお気に入りユーザに登録すると、第2ユーザによる他の投票可能なレース(投票締切前のレース)について新たな予想が公開された場合、その旨を示すプッシュ通知が第1ユーザに対してなされる。具体的には、第1ユーザの端末に、「ユーザ○○により○レースの予想が公開されました」等の通知メッセージが表示され、そのメッセージをタップ等することにより、その新たな公開予想を含む予想内容公開画面G3を表示させる。これにより、第1ユーザは、お気に入りに登録した第2ユーザの新しい公開予想を見逃すことなく確認することができる。なお、お気に入りに登録する場合は、フレンド関係とは異なり相手方の承諾は不要とする。
[本実施形態に係る情報処理装置及び周辺機器の構成について]
本実施形態に係る情報処理装置は、コンピュータ、詳しくはサーバコンピュータ10によって構成される。情報処理装置としてのサーバコンピュータ10は、図7に示すように、ユーザがサービス利用のために使用する端末(以下、ユーザ端末12という)、及び、レース結果配信装置14と通信可能に接続されている。装置同士を接続する通信回線網16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット及びイーサネット(登録商標)等を含むものであってもよい。
サーバコンピュータ10は、投票サービスの提供に係る一連の情報処理を実行する。具体的には、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12と通信してユーザの投票を受け付け、レース終了後には各投票の予想が的中したか否かを判定し、的中した投票を行ったユーザに対して配当を付与する。サーバコンピュータ10は、1台のコンピュータでもよく、あるいは、並列分散された複数台のコンピュータでもよい。また、サーバコンピュータ10は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のコンピュータであってもよい。
サーバコンピュータ10は、図7に示すように、ハードウェア機器として、プロセッサ21、メモリ22、通信用インタフェース23及びストレージ24を有し、これらの機器がバス25を介して電気的に接続されている。また、サーバコンピュータ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、投票サービス提供用のプログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当する。
プロセッサ21が上記のプログラムにしたがって動作することで、サーバコンピュータ10が本発明の情報処理装置として機能し、本発明に関する一連の処理を実行する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から読み込むことで取得してもよいし、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して受信(ダウンロード)することで取得してもよい。
プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、TPU(Tensor Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるとよい。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。
通信用インタフェース23は、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース23によるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi-fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G~5G若しくはそれ以降の世代の移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
ストレージ24は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。また、ストレージ24は、情報処理装置をなすサーバコンピュータ10の筐体内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバコンピュータ10に取り付けてもよい。さらに、ストレージ24は、サーバコンピュータ10と通信可能に接続された別のコンピュータ等によって構成されてもよい。なお、各種データを記録する技術としては、不正なデータ改竄等を回避する目的からブロックチェーンのような分散型台帳技術を用いてもよい。
ユーザ端末12は、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、又は通信機能を有するその他の端末等によって構成される。ユーザ端末12は、ユーザが投票サービス利用時に行う各種の操作を受け付け、受け付けた操作に応じたデータを、通信回線網16を介してサーバコンピュータ10に向けて送信する。また、通信回線網16を介してサーバコンピュータ10から配信される情報の出力(表示及び再生等)を行う。ユーザがユーザ端末12にて行う操作には、各種の選択、指定、指示、要求、命令、許可又は拒否、登録及びその他の入力操作等が含まれる。なお、図7には、図示の都合上、3台のユーザ端末12を図示しているが、当然ながら、実際には、ユーザの人数に応じた台数分のユーザ端末12が存在する。
レース結果配信装置14は、レース運営者が利用するコンピュータ等によって構成され、各レースが終了してレース結果が確定した時点で、レース結果、すなわち着順を示す情報をサーバコンピュータ10及びユーザ端末12に向けて配信する。なお、レース結果配信装置14は、レース会場に設置されたIPカメラを有し、IPカメラにてレースの映像を撮影し、その映像データを配信するものであってもよい。また、レース結果配信装置14からレース結果を入手する代わりに、例えば、投票サービスの提供会社がレース終了後にレース結果を入力し、その入力情報をサーバコンピュータ10に伝送してもよい。
[本実施形態に係る情報処理装置の機能について]
本実施形態に係る情報処理装置、すなわちサーバコンピュータ10が有する機能について、図8を参照しながら説明する。
サーバコンピュータ10は、図8に示すように、記憶部30、受付部31、表示制御部32、通知部33、的中判定部34、配当付与部35、及び、特典付与部36を有する。これらの機能部うち、記憶部30は、メモリ22又はストレージ24によって実現され、それ以外の機能部は、サーバコンピュータ10を構成するハードウェア機器と、サーバコンピュータ10にインストールされたプログラムとが協働することで実現される。なお、サーバコンピュータ10が複数台のコンピュータによって構成される場合には、上記の機能を分散させて、複数台のコンピュータの各々が互いに異なる機能を発揮してもよい。
以下、各機能部について、それぞれ詳しく説明する。
(記憶部)
記憶部30は、投票サービスの提供に必要な各種の情報を記憶する。記憶部30が記憶する情報には、図8に示すように、ユーザ情報、レース情報、投票情報、予想利用情報、及びレース結果情報等が含まれる。
ユーザ情報は、投票サービスの利用アカウントを有するユーザに関する情報であり、ユーザ毎に記憶される。ユーザ情報は、図9に示すように、ユーザID及びユーザ名等のような識別情報、プロフィール、投票用価値の所持数、フレンド関係にあるユーザの識別情報、投票履歴、並びに、的中実績等を含む。プロフィールは、ユーザの属性(カテゴリ)に関する情報であり、例えば、性別、年齢、居住地及び職業等が含まれる。投票履歴は、ユーザがこれまでに行った投票について、対象レース及び予想内容等を示す。的中実績は、ユーザがこれまでに行った投票の予想の的中実績であり、具体的には、的中した予想内容及びその配当(払戻金)等が含まれる。なお、的中実績には、当日における的中率、的中数、獲得配当の合計、及び回収率等が含まれてもよい。また、ユーザ情報には、上記以外の情報、例えば、連絡先等のユーザの個人情報、ログイン履歴(ログイン日時及びログイン回数)、並びに、決済履歴及び課金総額の情報等が、ユーザ情報に含まれていてもよい。
レース情報は、投票対象となる競技(レース)に関する情報であり、レース毎に記憶される。レース情報は、図10に示すように、レースID及びレース名等のような識別情報、開催会場、開催日時、競技対象(レース出場者)、投票候補(着順の候補)、並びに、現時点の投票数等を含む。投票候補は、ユーザが投票する際に選択可能な候補(選択肢)に関する情報(投票方式及び競技対象)であり、各投票候補に対して設定された配当倍率(オッズ)を含む。
投票情報は、受付部31が受け付けた各ユーザの投票(投票前の予想を含む)に関する情報であり、投票毎に記憶される。投票情報は、図11に示すように、投票ID等の識別情報、投票対象レース、投票者、予想内容、予想に対する第1価値及び第2価値の各々の投入額、他のユーザの予想を利用したかどうか(すなわち、第1投票か否か)、並びに、予想を公開するか否か等を含む。他のユーザの予想を利用している場合には、利用元のユーザ(すなわち、第2ユーザ)と、利用された予想(すなわち、公開予想)の投票IDとが含まれる。なお、投票前の予想内容、すなわち、実際に投票価値を未だ投じていない場合は、価値投入額の項目にはNULLが入力される。
予想利用情報は、利用された公開予想に関する情報であり、投票毎に記憶される。予想利用情報は、図12に示すように、利用された公開予想に係る投票ID等の識別情報、予想対象レース名、予想者である第2ユーザの識別情報、公開予想の内容、公開予想が利用された回数、及び、その利用者である第1ユーザの識別情報等を含む。また、公開予想が互いに内容(着順)が異なる複数の予想を含む場合、第1ユーザは、前述したように1つ以上の予想を指定し、指定予想を利用した第1投票を行うことができる。この場合、予想利用情報のうち、公開予想の利用回数、及び第1ユーザの識別情報が予想毎に記憶される(図12参照)。
レース結果情報は、レース結果配信装置14によって配信されるレースの確定結果の情報であり、レース毎に記憶される。レース結果情報は、図13に示すように、レースID及びレース名等のような識別情報、レースの開催会場、開催日時、並びに、確定したレース結果(すなわち、投票方式毎の着順)等を含む。
(受付部)
受付部31は、投票サービスを利用するユーザがユーザ端末12を通じて行う操作を、ユーザ端末12と通信することによって受け付け、詳しくは、操作内容を示すデータを取得する。受付部31が受け付ける操作には、例えば、レースに対する投票(予想を含む)、レース結果を確認するレース結果確認操作、購入履歴を確認する購入履歴確認操作、予想を公開する公開設定操作、予想を公開している第2ユーザを選択する選択操作、投票後に第2ユーザを指定する指定操作、第2ユーザをお気に入りに登録する登録操作、及び、他のユーザに対する各種の交流申請操作(なお、メッセージ送信はフレンド関係にあるユーザ間に限る)等が含まれる。また、受付部31によって取得されるデータには、上記以外にも、投票サービス中の各場面でユーザが行う各種の選択、指定、指示、要求、命令、許可又は拒否、登録及びその他の入力操作等に基づくデータが含まれる。
例えば、対象のレースRについて、ユーザXが第2ユーザとして予想を公開し、ユーザYがその公開予想を利用した第1投票を行う場合、受付部31は、レースRに対する予想(第1価値を利用した投票)、及び、その予想に対する公開設定操作をユーザXから受け付ける。換言すると、投票が第1価値を利用して行われた場合、受付部31は、その投票に含まれる予想内容に対する公開設定操作を受け付け可能となる。そして、公開設定操作の受け付けを契機として、ユーザXによる予想内容が他のユーザに対して公開される。なお、レースRを含む各レースには投票の受付期間が設定されており、受付部31は、レースRについての受付期間内に行われた予想を受け付ける。そして、受付部31は、公開された予想を利用した第1投票をユーザYから受け付ける。ユーザYによる第1投票には、利用された予想を公開したユーザXの識別情報、予想内容、並びに、予想に投じる価値の種類及び投入額等が含まれる。
なお、受付部31が、互いに異なる複数の予想(具体的には、予想着順)をユーザXから受け付けた場合、ユーザYは、その予想に含まれる複数の予想の中から1以上の予想を指定し、指定予想を利用した第1投票を行うことができる。この場合には、受付部31は、指定予想に基づく第1投票をユーザYから受け付けることになる。ただし、これに限定されず、公開予想を利用する際には投票単位で利用してもよい。つまり、ユーザYは、公開予想に含まれる複数の予想の全てを一括して利用し、受付部31は、複数の予想の全てを利用した第1投票をユーザYから受け付けてもよい。
(表示制御部)
表示制御部32は、投票サービスをユーザが利用する間において、ユーザ端末12を制御し、ユーザ端末12に所定の操作画面等を表示させる。具体的には、表示制御部32は、受付部31が受け付けたユーザ操作に応じて画面表示用のデータを生成し、生成した表示データをユーザ端末12に向けて送信する。表示制御部32によってユーザ端末12に表示される画面には、図1に示す投票確認画面G1、図2に示す第2ユーザ一覧画面G2、図3に示す予想内容公開画面G3、図4に示すレース結果確認画面G4、図5に示す購入履歴確認画面G5、及び図6に示す第2ユーザ詳細画面G6等が含まれる。また、表示制御部32は、上記ルールにしたがって、レース結果確認画面G4及び購入履歴確認画面G5において表示する第2ユーザに関する情報を制御する。
(通知部)
通知部33は、ユーザのユーザ端末12に向けて通知データを送信し、ユーザ端末12のディスプレイに通知メッセージを表示させる。具体的には、通知部33は、受付部31が第1ユーザから第2ユーザをお気に入りユーザに登録する登録操作を受け付けた後に、その登録されたお気に入りユーザが投票可能なレースについて新たな予想を公開した場合に、その旨に関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。また、通知部33は、受付部31が第1ユーザから公開予想を受け付けた後に、その公開予想を利用した第1投票を他のユーザ(第1ユーザ)から受け付けた場合に、第1投票の受け付けに関するプッシュ通知を第2ユーザに対して行う。このとき、プッシュ通知として表示されるメッセージには、第1投票の受け付けに関する情報、例えば、第1投票を行った他のユーザの氏名等のユーザ情報、第1投票の受付回数、第1投票に用いられた価値の投入額及びその合計値(総額)、並びに、第2ユーザとの間におけるフレンド関係の有無等が含まれてもよい。
なお、プッシュ通知は、メッセージ等の文字情報による通知に限定されず、音声、発光又は振動(バイブレーション)による通知であってもよい。
(的中判定部)
的中判定部34は、対象レースの終了後、対象レースの確定結果をレース結果配信装置14から取得し、取得した確定結果に基づき、対象レースに対して行われた投票の予想(予想着順)が的中したか否かを判定する。また、複数の予想を含む投票について、的中判定部34は、予想毎に的中の有無を判定する。
(配当付与部)
配当付与部35は、予想が的中した投票を行ったユーザに対して、レース結果(詳しくは、確定した着順)及びオッズに応じた配当(払戻金)を付与する。本実施形態において、配当は、投票に用いた価値と同じ種類の価値によって付与される。なお、配当として付与された価値は、配当付与対象のユーザに関連付けて、記憶部30のユーザ情報に記憶される。
(特典付与部)
特典付与部36は、公開予想及びその公開予想を利用した第1投票のそれぞれの予想が的中した場合に、第2ユーザに対して特典を付与する。特典は、公開予想を利用したユーザが獲得した配当、及び、利用したユーザの数(つまり、公開予想を利用した第1投票の受け付け回数)に応じて決められる。なお、付与された特典は、特典付与対象の第2ユーザに関連付けて、記憶部30のユーザ情報に記憶される。
以上、サーバコンピュータ10及びユーザ端末12のそれぞれの構成について説明した。なお、一般的に、サーバコンピュータ10及びユーザ端末12は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、本発明における情報処理システムSにおいて作用効果を奏する特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示及び説明を省略する。
[本実施形態に係る情報処理方法について]
次に、本実施形態に係る情報処理方法の一例として、上記のサーバコンピュータ10を用いた情報処理フローについて、図14乃至図16を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する情報処理フローは、あくまでも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、ステップの実施順序を入れ替えてもよい。
(投票受付処理)
先ず、投票サービスの進行に関する基本的な情報処理フロー(投票用フロー)について説明する。この情報処理フローは、対象レースに関するユーザからの投票の受け付け、及びそれに付随する各種処理に関する情報処理の流れであり、例えば、図14に示す流れに沿って進行する。
図14に示すように、先ず、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、ユーザXから対象レースについての予想(第1価値を利用して行った投票に係る予想)を受け付ける(S101)。
続いて、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、その予想を行ったユーザXから公開設定操作を受け付けると(S102:YES)、第2ユーザ一覧画面G2及び予想内容公開画面G3を、予想を公開したユーザX(以下、第2ユーザX)及び他のユーザのユーザ端末12に表示させ、第2ユーザXによる予想を公開する(S103)。なお、本実施形態では、第2ユーザXの予想内容公開画面G3は、ユーザが第2ユーザXを選択する選択操作を契機として、第2ユーザ一覧画面G2から遷移する。
そして、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、他のユーザ(例えばユーザY)から投票を受け付けると(S104:YES)、続いて、その投票が第2ユーザXにより公開された公開予想に基づく第1投票であるか否かを判断し(S105)、投票が第1投票であると判断すると(S105:YES)、その投票を第1投票として投票内容を確定し、記憶部30に投票情報として記憶する(S106)。一方、サーバコンピュータ10は、投票が第1投票ではない、すなわち、第2ユーザXの公開予想とは関係ないユーザY独自の予想に基づく投票であると判断すると(S105:NO)、その投票を第2投票として投票内容を確定し、記憶部30に投票情報として記憶する(S107)。なお、公開予想に基づく投票を受け付けていない場合は(S104:NO)、サーバコンピュータ10は、そのまま次の処理に移行する。
そして、サーバコンピュータ10は、対象レースについて設定された受付期間が終了して投票が締め切られたか否か判断し(S108)、未だ投票が締め切られていない場合は(S108:NO)、再び公開予想に基づく投票を受け付け可能な状態に戻る。一方、対象レースについての投票が締め切られた場合(S108:YES)、サーバコンピュータ10は、その時点で処理を終了する。なお、投票締切後の的中判定及び配当付与に関する具体的な処理及び処理の流れ等については、公知の内容であるため、説明を省略することとする。
以上が、投票受付処理の一例である。
(第2ユーザ表示処理)
次に、図15に基づいて、第2ユーザ表示処理の一例について説明する。
第2ユーザ表示処理とは、サーバコンピュータ10(主に、表示制御部32等)において実行される処理であり、第1ユーザにより第2ユーザの予想に基づく第1投票が行われた後、に実行される処理である。なお、以下では、レース結果が確定した後、第1投票の予想が的中していた場合に第2ユーザに関する情報を表示することとする。ただし、第2ユーザに関する情報を表示する要件として、第1投票が的中したことは必須要件ではないため、レース結果が確定する前に第2ユーザ表示処理を行ってもよい。
図15に示すように、先ず、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、第1ユーザからレース結果確認操作、又は購入履歴確認操作を受け付けた場合、すなわち、所定条件を満たすと判断した場合(S201:YES)、引き続き、第1投票の予想が的中していたか否かについて判断する(S202)。
次に、サーバコンピュータ10は、第1投票の予想が的中していたと判断すると(S202:YES)、記憶部30に記憶されているユーザ情報及び予想利用情報等から第2ユーザに関連付けられた情報を読み出し、読み出した第2ユーザの情報に基づき、第2ユーザに関する情報の表示対象となる第2ユーザを選択する(S203)。具体的には、上記したように、サーバコンピュータ10は、(a)的中した第1投票に含まれる予想内容に関連付けられたオッズ、(b)的中した第1投票に含まれる予想内容に関連付けられたオッズと、的中した第2投票に含まれる予想内容に関連付けられたオッズとの関連性、(c)所定関係の有無等の第1ユーザと第2ユーザとの関係性、又は、(d)第2ユーザが集めた第1投票数、ユーザランク若しくは成績等の第2ユーザの情報、等に基づいて、優先して表示する第2ユーザ、すなわち、表示する第2ユーザを選択する。
そして、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、選択した第2ユーザに関する情報を第1ユーザのユーザ端末12に表示させる(S204)。具体的には、サーバコンピュータ10は、レース結果確認操作を受け付けている場合は、第2ユーザに関する情報を含むレース結果確認画面G4(図4)を第1ユーザのユーザ端末12に表示させ、購入履歴確認操作を受け付けている場合は、第2ユーザに関する情報を含む購入履歴確認画面G5(図5)を第1ユーザのユーザ端末12に表示させる。
さらに、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、第1ユーザから任意の第2ユーザを指定する指定操作を受け付けると(S205:YES)、ユーザ端末12との通信を通じ、指定操作により指定された第2ユーザに関する他の情報を第1ユーザのユーザ端末12に表示させて(S206)、処理を終了する。具体的には、サーバコンピュータ10は、レース結果確認画面G4又は購入履歴確認画面G5を起点として遷移した、第2ユーザに関する他の情報を含む第2ユーザ詳細画面G6(図6)を第1ユーザのユーザ端末12に表示させる。
なお、サーバコンピュータ10は、所定条件を満たしていないと判断した場合(S201:NO)、第1投票の予想が的中していないと判断した場合(S202:NO)、又は、指定操作を受け付けていないと判断した場合(S205:NO)、そのまま処理を終了する。
以上が、第2ユーザ表示処理の一例である。
(通知処理)
次に、図16に基づいて、通知処理の一例について説明する。
通知処理とは、サーバコンピュータ10(主に、通知部33等)において実行される処理であり、第1ユーザにより第2ユーザがお気に入りユーザに登録された場合に実行される処理である。
図16に示すように、先ず、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12との通信を通じ、第1ユーザから第2ユーザに対する登録操作を受け付けると(S301)、その第2ユーザを第1ユーザのお気に入りユーザとして登録し、記憶部30のユーザ情報に記憶する(S302)。
次に、サーバコンピュータ10は、そのお気に入り登録された第2ユーザにより他の投票可能なレースについて新たな予想が公開されたと判断すると(S303:YES)、ユーザ端末12との通信を通じ、その旨を示すプッシュ通知を第1ユーザのユーザ端末12に送信して(S304)、処理を終了する。一方、サーバコンピュータ10は、新たな予想が公開されていないと判断した場合は(S303:NO)、そのまま処理を終了する。
以上が、通知処理の一例である。
[その他の実施形態]
以上までに、本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関して、具体例を挙げて説明してきたが、上記の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態も考えられ得る。
上記の実施形態では、投票用の情報処理を実行するサーバコンピュータ10が本発明の情報処理装置として機能しているが、これに限定されるものではない。サーバコンピュータ10が有する機能の一部が、第2ユーザ及び第1ユーザの各々のユーザ端末12によって実現されてもよい。例えば、第2ユーザ及び第1ユーザの各々のユーザ端末12がP2P(ピア・ツー・ピア)方式で通信する場合、投票若しくは各種操作を受け付ける受付部31としての機能、又は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザのユーザ端末12に表示させる表示制御部32としての機能が、一方又は両方のユーザのユーザ端末12によって構成されてもよい。
上記の実施形態では、第2ユーザが予想を公開し、第1ユーザが公開された予想を利用して第1投票を行うこととしたが、このようなケースには限定されない。例えば、互いにフレンド関係にある第2ユーザと第1ユーザとがグループを形成し、各ユーザの投票の予想がグループ内で共有される場合に、第2ユーザが行った投票の予想が共有され、共有された予想を利用した第1投票を、第2ユーザと同じグループに属する第1ユーザから受け付けてもよい。
あるいは、第2ユーザがレースの結果を予想して投票を行うとともに、自分の予想内容を動画又はSNS(Social Networking Service)の投稿情報として公衆に向けて配信する場合に、第1ユーザは、配信された動画又は投稿情報を参照することで、投票の予想を利用した第1投票を行うことができてもよい。
上記の実施形態では、プレイヤ情報等は、サーバコンピュータ10に記憶することとしたが、不図示のデータベースサーバを別途設けて、そのデータベースサーバに一括して記憶することとしてもよいし、ユーザ端末12側に記憶することとしてもよい。
上記の実施形態では、プレイヤは、原則として無料で全ての機能を享受することができるが、一部の機能を限定し、所定の料金を支払うことによって、その限定された機能が利用できることとしてもよい。また、所定の料金を支払ったプレイヤに対しては、例えばより多くの情報を得ることができる等、投票するうえで有利になるように各種条件等を設定してもよい。なお、この料金については、従量課金制としてもよいし、一度支払えば一定期間(例えば、一か月間又は一年間等)、そのプレイヤに対して効果を有することとしてもよい(サブスクリプション)。
[まとめ]
以上説明した本実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法及びプログラムの主な特徴は以下の通りである。
[1]本実施形態に係る情報処理装置は、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、受付部が、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる表示制御部と、を有する。
上記の情報処理装置によれば、投票後に、第1ユーザは、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。これにより、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動(特に第1投票に対する投票行動)を促進することができる。また、第1ユーザは、どの第2ユーザの予想を利用した場合に成績が良かった等の結果を分析して今後の投票行動の際に活用することもできる。さらに、第1ユーザと第2ユーザ間でのコミュニケーションを促進することもできる。
[2]上記の情報処理装置において、表示制御部は、第2ユーザに関する情報とともに、第1投票の結果に関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて投票結果とともに確認することができ、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を当たり外れに関連付けて実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[3]上記の情報処理装置において、表示制御部は、第1投票が的中した場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させ、第1投票が的中しなかった場合には、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させない。
これにより、第1ユーザは、投票の予想が的中した場合に、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、予想が的中した投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[4]上記の情報処理装置において、表示制御部は、第1投票が的中した場合に、第1投票に関連付けられたオッズに基づいて決定された第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、投票の予想が的中した場合に、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、特に、オッズの高い予想を的中させた投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[5]上記の情報処理装置において、表示制御部は、第1投票が的中し、且つ、第1投票に関連付けられたオッズが所定基準よりも高い場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、投票の予想が的中した場合に、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、特に、オッズの高い予想を的中させた投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[6]上記の情報処理装置において、受付部が、第2ユーザの予想に対応しない第2投票を第1ユーザから受け付けている場合、表示制御部は、第1投票及び第2投票が的中し、且つ、第1投票に関連付けられたオッズが第2投票に関連付けられたオッズよりも高い場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、自身の予想に基づく第2投票よりもオッズの高い第1投票の予想が的中した場合に、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、特に、オッズの高い予想を的中させた投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[7]上記の情報処理装置において、受付部が、複数の第2ユーザの予想に基づく複数の第1投票を第1ユーザから受け付けている場合、表示制御部は、第1ユーザと所定関係にある第2ユーザに関する情報を、第1ユーザと所定関係にない第2ユーザに関する情報よりも優先して第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、複数の第1投票を行っている場合であっても、所定関係にある第2ユーザの予想を参考にして行った第1投票を優先して確認することができ、自身の投票に貢献した所定関係にある第2ユーザの存在を実感することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその所定関係にある第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[8]上記の情報処理装置において、受付部は、所定関係にある第2ユーザに対するメッセージを第1ユーザから受け付け、所定関係にない第2ユーザに対するメッセージを受け付けない。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献した所定関係にある第2ユーザとのコミュニケーションをより一層促進することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその所定関係にある第2ユーザとの間で行ったコミュニケーションで得た情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[9]上記の情報処理装置において、表示制御部は、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させた後、第2ユーザに関する情報を起点として遷移する第2ユーザに関する他の情報を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができるうえ、その第2ユーザのさらに他の情報についても確認することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する他の情報を参考することもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[10]上記の情報処理装置において、表示制御部は、他の情報として、投票可能な競技に対する第2ユーザの予想を第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができるうえ、今後投票可能な競技に対するその第2ユーザの予想についても確認することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザの予想を参考することもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[11]上記の情報処理装置において、表示制御部は、投票可能な競技に対する第2ユーザの予想が複数ある場合に、的中した第1投票に含まれる競技対象を含む予想を、的中した第1投票に含まれる競技対象を含まない予想よりも優先して第1ユーザの端末に表示させる。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができるうえ、今後投票可能な競技に対するその第2ユーザの予想の中から、的中実績のある競技対象を含む予想を優先的に確認することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザの予想を参考することもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[12]上記の情報処理装置において、受付部は、表示制御部が、他の情報を第1ユーザの端末に表示させた後、第1投票に対応する予想に関連付けられた第2ユーザに対する交流申請を第1ユーザから受け付ける。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献したユーザとのコミュニケーションをより一層促進することができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえでその交流申請を行った第2ユーザとの間で行ったコミュニケーションで得た情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[13]上記の情報処理装置において、受付部は、表示制御部が、他の情報を第1ユーザの端末に表示させた後、第1投票に対応する予想に関連付けられた第2ユーザを登録する登録操作を第1ユーザから受け付け、登録操作により登録された第2ユーザが予想を公開した場合に、予想に関する通知を第1ユーザに対して行う通知部を、さらに有する。
これにより、第1ユーザは、自身の投票に貢献した第2ユーザの中から指定した第2ユーザが新たに予想を公開した場合、通知を受けることができる。そのため、第1ユーザは、今後投票するうえで通知された第2ユーザの予想を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動をより一層促進することができる。
[14]また、本実施形態に係る情報処理方法によれば、コンピュータが、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付け、コンピュータが、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
上記の情報処理方法によれば、投票後に、第1ユーザは、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。これにより、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動(特に第1投票に対する投票行動)を促進することができる。
[15]また、本実施形態に係るプログラムによれば、コンピュータに、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付けさせ、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、第2ユーザに関する情報を第1ユーザの端末に表示させる。
上記のプログラムによれば、投票後に、第1ユーザは、どの第2ユーザの予想を参考にして第1投票を行ったかについて確認することができ、自身の投票に貢献した第2ユーザの存在を実感することができる。これにより、第1ユーザは、今後投票するうえでその第2ユーザに関する情報を参考にすることもでき、第1ユーザの投票行動(特に第1投票に対する投票行動)を促進することができる。
10 サーバ
12 ユーザ端末
14 レース結果配信装置
16 通信回線網
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信用インタフェース
24 ストレージ
25 バス
30 記憶部
31 受付部
32 表示制御部
33 通知部
34 的中判定部
35 配当付与部
36 特典付与部
41 第2ユーザ情報表示領域
51 第2ユーザ情報表示領域
G1 投票確認画面
G2 第2ユーザ一覧画面
G3 予想内容公開画面
G4 レース結果確認画面
G5 購入履歴確認画面
G6 第2ユーザ詳細画面
S 情報処理システム

Claims (15)

  1. 競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、
    前記受付部が、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる表示制御部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記第2ユーザに関する情報とともに、前記第1投票の結果に関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第1投票が的中した場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させ、前記第1投票が的中しなかった場合には、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させない、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記第1投票が的中した場合に、前記第1投票に関連付けられたオッズに基づいて決定された前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1投票が的中し、且つ、前記第1投票に関連付けられたオッズが所定基準よりも高い場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記受付部が、前記第2ユーザの予想に対応しない第2投票を前記第1ユーザから受け付けている場合、
    前記表示制御部は、前記第1投票及び前記第2投票が的中し、且つ、前記第1投票に関連付けられたオッズが前記第2投票に関連付けられたオッズよりも高い場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記受付部が、複数の第2ユーザの予想に基づく複数の第1投票を前記第1ユーザから受け付けている場合、
    前記表示制御部は、前記第1ユーザと所定関係にある前記第2ユーザに関する情報を、前記第1ユーザと前記所定関係にない前記第2ユーザに関する情報よりも優先して前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記受付部は、前記所定関係にある前記第2ユーザに対するメッセージを前記第1ユーザから受け付け、前記所定関係にない前記第2ユーザに対するメッセージを受け付けない、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御部は、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させた後、前記第2ユーザに関する情報を起点として遷移する前記第2ユーザに関する他の情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御部は、前記他の情報として、投票可能な競技に対する前記第2ユーザの予想を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御部は、前記投票可能な競技に対する前記第2ユーザの予想が複数ある場合に、的中した前記第1投票に含まれる競技対象を含む予想を、的中した前記第1投票に含まれる競技対象を含まない予想よりも優先して前記第1ユーザの端末に表示させる、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記受付部は、前記表示制御部が、前記他の情報を前記第1ユーザの端末に表示させた後、前記第1投票に対応する予想に関連付けられた前記第2ユーザに対する交流申請を前記第1ユーザから受け付ける、
    請求項9乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記受付部は、前記表示制御部が、前記他の情報を前記第1ユーザの端末に表示させた後、前記第1投票に対応する予想に関連付けられた前記第2ユーザを登録する登録操作を前記第1ユーザから受け付け、
    前記登録操作により登録された前記第2ユーザが予想を公開した場合に、前記予想に関する通知を前記第1ユーザに対して行う通知部を、さらに有する、
    請求項9乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. コンピュータが、競技の結果を予想した投票をユーザから受け付け、
    コンピュータが、第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    競技の結果を予想した投票をユーザから受け付けさせ、
    第2ユーザの予想に基づく第1投票を第1ユーザから受け付けた後、所定条件を満たした場合に、前記第2ユーザに関する情報を前記第1ユーザの端末に表示させる、
    プログラム。
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