JP6892856B2 - モータ駆動装置および空気調和機 - Google Patents

モータ駆動装置および空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、モータを駆動するモータ駆動装置および空気調和機に関する。
モータ駆動装置を構成するインバータはインバータモジュールを有し、インバータモジュールには複数のスイッチング素子が配置される。複数のスイッチング素子をチップとして実装する際、チップ面積を小さくすることにより、ウェハから取り出すときの歩留まりが向上する。またチップコストが高いワイドバンドギャップ(Wide Band Gap:WBG)半導体をスイッチング素子に用いて、低容量のインバータモジュールを複数個並列に接続して使用することにより、インバータの低コスト化を図ることができる場合がある。
特許文献1にはインバータユニットを分割して小容量のユニットを複数使用して並列駆動する技術が開示されている。
特開2010−161846号公報
しかしながら、同一の基板上に低容量のインバータモジュールを複数個並列に配置する場合、インバータモジュールの配置面積が増加するだけでなく、基板上のパターンの引き回しが複雑化する。基板上のパターンの引き回しが複雑化することにより、相対的にパターン配線長が長くなり、パターン配線のインピーダンスが増加する。そしてパターン配線のインピーダンスの増加に起因したノイズの影響により、スイッチング素子が誤動作し、インバータの信頼性の低下を引き起こすおそれがある。またWBG半導体が用いられたスイッチング素子は、電圧変動率であるdV/dtが高く高速なスイッチができるため、さらにノイズが発生し易くなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コスト低減を図りながら誤動作の発生を抑制できるモータ駆動装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動装置は、モータを駆動するモータ駆動装置であって、3つの同じサイズのインバータモジュールを有し、モータに交流電力を出力するインバータ部を備える。また本発明に係るモータ駆動装置は、3つのインバータモジュールのそれぞれを制御信号によって制御するマイコン周辺部と、第1の主面および第1の主面の逆側の面である第2の主面を有し、第1の主面にマイコン周辺部が配置される第1の基板と、第2の主面に対向する第3の主面および第3の主面の逆側の面である第4の主面を有し、3つのインバータモジュールの各中心線が一直線上に載るように3つのインバータモジュールが第4の主面に並んで配置される第2の基板と、を備え、第2の基板には、3つのインバータモジュールに接続されるパワーライン用のグランドと、3つのインバータモジュールおよびマイコン周辺部に接続される制御信号用のグランドとが別々に設けられ、パワーライン用のグランドは、第1の基板のグランド端子に一点接地され、一直線が伸びる第1方向に関しては、3つのインバータモジュールのうちの中央に位置するインバータモジュールおよびマイコン周辺部を第2の基板と垂直な平行光線で第2の基板上に投影してなる領域のうちの一方に他方が含まれ、第1方向に垂直な方向に関しては、一方の少なくとも一部が他方に重なるように、中央に位置するインバータモジュールが第2の基板に配置されかつマイコン周辺部が第1の基板に配置される。インバータモジュールは、それぞれが第1の基板に接続されて制御信号が入力される複数の制御端子を備え、複数の制御端子は、第2の基板の一対の辺部の一方側に配列される。
本発明に係るモータ駆動装置は、コスト低減を図りながら誤動作の発生を抑制できる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置の構成例を示す図 一般的なインバータを構成するインバータモジュールの内部構成を模式的に示す図 図1に示すインバータを構成する複数のインバータモジュールを模式的に示す図 図2に示すインバータモジュールを配置した基板を模式的に示す図 図3に示す複数のインバータモジュールを配置した基板を模式的に示す図 図5に示す基板上のパターンレイアウトを模式的に示す図 本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を構成する第1の基板および第2の基板を示す図 図7に示す基板上のパターンレイアウトを模式的に示す図 図8に示すパターンレイアウトの第1の変形例を示す図 図8に示すパターンレイアウトの第2の変形例を示す図 図7から図10に示す複数のインバータモジュールを第2の基板へ配置した状態を示す図 図11に示す第2の基板上のパターンレイアウトを示す図 本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を構成する第1の基板および第2の基板を組み合わせた状態を示す図 図13に示すスナバコンデンサの配置位置を変更した例を示す図 図13に示す第1の基板と第2の基板と3つのインバータモジュールとを側面から見た図 本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を搭載した空気調和機の構成図
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置および空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置の構成例を示す図である。
モータ駆動装置100は、交流電源1から出力される交流電力を直流電力に変換する整流回路3と、リアクタ2と、整流回路3から出力される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ4とを備える。
またモータ駆動装置100は、平滑コンデンサ4の両端電圧を検出する電圧検出部8と、直流電力を3相交流電力に変換して3相モータであるモータ6を駆動するインバータ部5とを備える。
またモータ駆動装置100は、モータ6に流れる交流電流であるモータ電流を検出して検出情報を出力する電流検出部9と、交流電源1を短絡する短絡部7と、制御部11に制御用電源を供給する電源回路10と、制御部11とを備える。
正極側電源線12は、整流回路3から出力され正極側電圧が印加される直流給電母線である。
負極側電源線13は、整流回路3から出力され負極側電圧が印加される直流給電母線である。
正極側電源線12および負極側電源線13は整流回路3とインバータ部5との間に配線される。
平滑コンデンサ4は、一端が正極側電源線12に接続され、他端が負極側電源線13に接続される。
制御部11は、電流検出部9から出力される検出情報に基づいて、インバータ部5を制御するためのパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)信号を生成すると共に、短絡部7のオンオフ動作を制御する。
モータ駆動装置100は、空気調和機、冷凍機、洗濯乾燥機、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース、掃除機、ファンモータ、換気扇、手乾燥機、および誘導加熱電磁調理器といった機器において、当該機器に内蔵されるモータを駆動する装置として用いることができる。
図2は一般的なインバータを構成するインバータモジュールの内部構成を模式的に示す図である。
図2に示すインバータ部5Aは、単一のインバータモジュール5A1を備える。
インバータモジュール5A1の正極側端子14は正極側電源線12に接続される。インバータモジュール5A1の負極側端子15は負極側電源線13に接続される。
図2では、インバータモジュール5A1の負極側端子15と負極側電源線13との間にシャント抵抗16が接続される。但しシャント抵抗16の位置は図示例に限定されるものではない。
インバータモジュール5A1は、6つのスイッチング素子50a,50b,50c,50d,50e,50fを備える。
具体的には、インバータモジュール5A1は、直列接続されたスイッチング素子50a,50bと、直列接続されたスイッチング素子50c,50dと、直列接続されたスイッチング素子50e,50fとを備える。
スイッチング素子50a,50bはU相に対応し、スイッチング素子50c,50dはV相に対応し、スイッチング素子50e,50fはW相に対応する。
スイッチング素子50a,50c,50eは上アームを構成し、スイッチング素子50b,50d,50fは下アームを構成する。
スイッチング素子50aとスイッチング素子50bとの接続点、スイッチング素子50cとスイッチング素子50dとの接続点、およびスイッチング素子50eとスイッチング素子50fとの接続点は、それぞれがモータ6に接続される。
正極側電源線12および負極側電源線13から供給される直流電力は、スイッチング素子50a,50b,50c,50d,50e,50fがスイッチング動作することにより交流電力に変換され、変換された交流電力がモータ6に供給される。
図3は図1に示すインバータを構成する複数のインバータモジュールを模式的に示す図である。
インバータ部5は、U相に対応するインバータモジュール51と、V相に対応するインバータモジュール52と、W相に対応するインバータモジュール53とを備える。
インバータモジュール51,52,53のそれぞれの正極側端子14は、正極側電源線12に接続される。
インバータモジュール51〜53のそれぞれの負極側端子15は、負極側電源線13に接続される。
図3では、インバータモジュール51〜53のそれぞれの負極側端子15と負極側電源線13との間にシャント抵抗16−1,16−2,16−3が接続される。但しシャント抵抗16−1〜16−3の位置は図示例に限定されるものではない。
インバータモジュール51は6つのスイッチング素子51a,51b,51c,51d,51e,51fを備える。
具体的には、インバータモジュール51は、直列接続されたスイッチング素子51a,51bと、直列接続されたスイッチング素子51c,51dと、直列接続されたスイッチング素子51e,51fとを備える。
スイッチング素子51a,51c,51eは上アームを構成し、スイッチング素子51b,51d,51fは下アームを構成する。
スイッチング素子51aとスイッチング素子51bとの接続点、スイッチング素子51cとスイッチング素子51dとの接続点、およびスイッチング素子51eとスイッチング素子51fとの接続点は、それぞれが出力端子17を介してモータ6に接続される。
インバータモジュール52はインバータモジュール51と同様に6つのスイッチング素子52a,52b,52c,52d,52e,52fを備える。インバータモジュール53はインバータモジュール51と同様に6つのスイッチング素子53a,53b,53c,53d,53e,53fを備える。インバータモジュール52,53のそれぞれのスイッチング素子の接続構成はインバータモジュール51のスイッチング素子の接続構成と同様である。
以下ではスイッチング素子52a〜52fおよびスイッチング素子53a〜52fの説明を省略するが、スイッチング素子52a〜52fおよびスイッチング素子53a〜52fは、スイッチング素子51a〜51fと同様に構成されているものとする。
スイッチング素子51a〜51fには、ワイドバンドギャップ半導体と呼ばれる炭化ケイ素(Silicon Carbide:SiC)が一例として用いられる。
ワイドバンドギャップ半導体を用いることで耐電圧性が高く、許容電流密度も高くなるため、モジュールの小型化が可能となる。ワイドバンドギャップ半導体は耐熱性も高いため、後述する放熱フィン47の小型化が可能になる。
6個のスイッチング素子を備えたインバータモジュール51〜53は、それぞれが一つのレグを構成する。そのため計18個のスイッチング素子でインバータ部5が構成される。
これに対して前述した図2のインバータ部5Aは計6個のスイッチング素子で構成される。そのため図3に示すスイッチング素子51a〜51fのそれぞれに流れる電流の値は、図2に示すスイッチング素子50a,50b,50c,50d,50e,50fのそれぞれに流れる電流の値の三分の一である。
その結果、スイッチング素子51a〜51fのそれぞれの電流容量を低減することができ、インバータモジュール51〜53のそれぞれのチップ面積を小さくすることができる。そのため、ウェハから取り出す際の歩留まりが向上し、インバータモジュール51〜53の製造コストを低減できる。
図4は図2に示すインバータモジュールを配置した基板を模式的に示す図である。図5は図3に示す複数のインバータモジュールを配置した基板を模式的に示す図である。
図4,5に示す基板20,20−1には、一般的なモータ駆動装置に用いられる機器が配置される。
図4の基板20は、電源入力部21、ノイズフィルタ22、コンバータ回路23、平滑コンデンサ24、インバータモジュール25、検出回路26、およびマイコン周辺部27を備える。
電源入力部21には図1の交流電源1が接続される。コンバータ回路23には図1の整流回路3および短絡部7が含まれる。
平滑コンデンサ24は図1の平滑コンデンサ4に相当する。インバータモジュール25は図2のインバータモジュール5A1に相当する。
検出回路26は図2のシャント抵抗16に相当する。マイコン周辺部27は図1の制御部11に相当する。
ノイズフィルタ22とコンバータ回路23との間には、図1のリアクタ2が接続される。但し図4ではリアクタ2の図示を省略している。
電源入力部21から入力された交流電力はノイズフィルタ22、リアクタ2、コンバータ回路23および平滑コンデンサ24により、直流電力に変換され、この直流電力はインバータモジュール25に入力される。
図5の基板20−1には、図4のインバータモジュール25および検出回路26の代わりに、3つのインバータモジュール25−1,25−2,25−3および3つの検出回路26−1,26−2,26−3が配置される。これら以外の構成要素は基板20と同様であるため説明を省略する。
検出回路26−1〜26−3は図3のシャント抵抗16−1〜16−3に相当する。
インバータモジュール25−1〜25−3は図3のインバータモジュール51〜53に相当する。インバータモジュール25−1〜25−3は、インバータモジュール25−1、インバータモジュール25−2およびインバータモジュール25−3の順で、基板20−1の長手方向に沿って直線状に配列される。
図6は図5に示す基板上のパターンレイアウトを模式的に示す図である。
正極側のパワーパターンP1は、図1の正極側電源線12に相当し、コンバータ回路23、平滑コンデンサ24、およびインバータモジュール25−1〜25−3と電気的に接続している。
負極側のパワーパターンN1は、図1の負極側電源線13に相当し、コンバータ回路23、平滑コンデンサ24、および検出回路26−1〜26−3と電気的に接続している。
パワーパターンP1,N1は、パワーパターンP1,N1に流れる電流の値が大きくなるほど発熱量が大きくなるため、電流の値に応じてパターン幅またはパターン厚を大きくする必要がある。一方、パターン配線同士を接続するためにリード線を用いた場合、リード線を含むパターン配線長が長くなるため、ノイズの影響を受け易い。リード線を用いる事で、基板サイズの大型化を抑制しつつ、インピーダンスの影響も抑制するような設計が可能になる。
図6に示す基板20−1では、3つのインバータモジュール25−1〜25−3が配置されるため、インバータモジュール25−1〜25−3を配置するための面積を確保する必要があると共に、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれに接続されるパワーパターンP1,N1を引き回すための面積も確保する必要がある。
また、基板20−1上に配置されるモジュール数の増加により、マイコン周辺部27とインバータモジュール25−1〜25−3との距離が離れてしまう。特に図6のようにマイコン周辺部27の近くに、3つのインバータモジュール25−1〜25−3がこの順で直線状に配列されている場合、インバータモジュール25−3からマイコン周辺部27までの距離は、インバータモジュール25−1からマイコン周辺部27までの距離よりも長くなる。
このようにインバータモジュール25−3からマイコン周辺部27までの距離が長くなるほど、マイコン周辺部27とインバータモジュール25−1〜25−3との間に配線される制御配線71−1〜71−3の長さが長くなり、ノイズの影響を受け易くなり、検出性が低下するおそれがある。
具体的には、制御配線に伝達されるモータ電流検出信号にノイズが乗ることにより、モータ制御性が低下し、さらに保護回路の誤動作が懸念される。保護回路の誤動作とは、例えば過電流設計値に対して低い値で保護が働くことをいう。
また、制御配線に伝達されるPWM信号であるゲート駆動信号にノイズが乗り、上下アームを構成する各スイッチング素子のオンオフタイミングがずれてしまい、上下アームの短絡が起こるおそれがある。
また、インバータモジュール25−1〜25−3にはSiCのスイッチング素子が用いられているため、スイッチングによるdV/dtが大きく、同一の配線インピーダンスに対する発生ノイズが大きくなる。
また、ゲート駆動電圧のスレッシュホールドVthが1V程度と低いため、ノイズによる誤動作を起こすおそれが高い。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置はこれらの問題点を解消するための構成を有する。以下、この構成例を具体的に説明する。
図7は本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を構成する第1の基板および第2の基板を示す図である。図8は図7に示す基板上のパターンレイアウトを模式的に示す図である。
図6の基板20−1との違いは以下の通りである。
(1)第1の基板30には、制御端子28、GND端子40およびパワー端子41が配置されること。
(2)インバータモジュール25−1〜25−3が第2の基板31に配置されること。
(3)検出回路26−1〜26−3が第2の基板31に配置されること。
第1の基板30には、交流電源1から供給される交流電力を直流電力に変換するための電源入力部21、ノイズフィルタ、およびコンバータ回路23が配置される。
また第1の基板30には、直流電力を平滑化してインバータモジュール25−1〜25−3へ供給するための平滑コンデンサ24が配置される。
さらに第1の基板30には、マイコン周辺部27、制御端子28、GND端子40およびパワー端子41が配置される。
制御端子28は、マイコン周辺部27に接続される。パワー端子41はパワーパターンP1に接続される。GND端子40はパワーパターンN1に接続される。
第2の基板31には、インバータモジュール25−1〜25−3および検出回路26−1〜26−3が配置される。
インバータモジュール25−1〜25−3は、インバータモジュール25−1、インバータモジュール25−2およびインバータモジュール25−3の順で、第2の基板31の長手方向に沿って直線状に配列される。
第2の基板31上における正極側のパワーパターンP2は、図1の正極側電源線12の一部に相当し、インバータモジュール25−1〜25−3を電気的に接続している。
第2の基板31上における負極側のパワーパターンN2は、図1の負極側電源線13の一部に相当し、検出回路26−1〜26−3と電気的に接続し、第2の基板31上における負極側のパワーパターンN3は、インバータモジュール25−1〜25−3と検出回路26−1〜26−3をそれぞれ電気的に接続している。
検出回路26−1〜26−3は、それぞれの一端がパワーパターンN2に接続され、それぞれの他端がパワーパターンN3に接続される。
3つのインバータモジュール25−1〜25−3は、それぞれがパワーパターンP2とパワーパターンN2との間に並列に接続される。
インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの正極側端子14は、パワーパターンP2に接続される。パワーパターンP2は、インバータモジュール25−1〜25−3へ直流電力を供給するパワー配線42を介して、第1の基板30上のパワー端子41に接続される。
これによりインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの正極側端子14と、第1の基板30上のパワーパターンP1との間に電流が流れる。
インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15は、パワーパターンN3に接続される。パワーパターンN3は検出回路26−1〜26−3を介してパワーパターンN2に接続される。パワーパターンN2は、パワー配線43を介して、第1の基板30上のGND端子40およびパワーパターンN1に接続される。
これによりインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15と、第1の基板30上のパワーパターンN1との間に電流が流れる。
なおパワーパターンP2およびパワー配線42は、正極側の金属板リードで構成される。またパワーパターンN2、パワーパターンN3およびパワー配線43は負極側の金属板リードで構成される。金属板リードの詳細は後述する。
インバータモジュール25−1〜25−3は、制御端子28および制御端子44を介して、マイコン周辺部27と電気的に接続されている。制御端子44は、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれに設けられ、第2の基板31の一対の辺部の一方側に配列される。図示例ではそれぞれの制御端子44が第2の基板31の辺部よりも外側に位置する。制御端子44は、制御配線45に接続され、制御配線45は、第1の基板30上の制御端子28に接続される。制御配線45をパワー配線43から遠ざけることにより、ノイズの影響を抑制することができる。このようにインバータモジュール25−1〜25−3は図11に示すような端子配置となっており、第2の基板31の辺部よりも外側に位置する制御端子44群は制御用の低圧端子である。そして第2の基板31上において、パワー配線43と制御配線45とは出来る限り遠ざけた方が望ましいため、制御端子28は第1の基板30に配置されている。ただしインバータモジュール25−1〜25−3の制御端子44の長さが不足する場合もあるため、その場合、図示しない制御端子を第2の基板31上に設けて、当該制御端子をインバータモジュール25−1〜25−3の制御端子44群に接続し、当該制御端子には制御配線45の一端が接続され、制御配線45の他端は第1の基板30上の制御端子28に接続される。
これによりインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15と第1の基板30上のマイコン周辺部27との間に電流が流れる。
図8の第1の基板30と、図6の基板20−1とを比較すると、コンバータ回路23および平滑コンデンサ24の配置位置は互いに同一である。そのため第1の基板30と基板20−1とでは、コンバータ回路23と平滑コンデンサ24の周辺のパワーパターンP1,N1とのレイアウトが同じである。
一方、図8の第1の基板30では、図6のインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれに並列に接続されるパワーパターンが省かれる。そして当該パワーパターンが第1の基板30から省かれる代わりに、第2の基板31上にパワーパターンP2,N2,N3が設けられる。
前述したように第2の基板31上のパワーパターンP2,N2,N3は、金属板リードで構成されているため、金属板リードは基板上のパターン配線とは異なり、その厚みと幅を容易に調整することができる。すなわちパワーパターンP2,N2,N3はパターン幅を変更する際、マスク変更などの工程が発生するが、金属板リードでは容易にパターン幅を調整できる。
従って、パワーパターンP2,N2,N3の厚みは、第1の基板30上のパターンの厚みよりも大きくすることができる。パターンの厚みは、一般的に18um、35um、または70umである。またパワーパターンP2,N2の幅は、第1の基板30上のパターンの幅よりも狭くすることができる。
なお、インバータモジュール25−1〜25−3は、それぞれの内部インピーダンスの差異が小さくなるように設計されている。ところが、一般的に複数のモジュールを並列に基板実装する場合、各モジュールに接続されるパワーパターンの配線インピーダンスの値が異なる。そのため、各モジュールのそれぞれの出力の差異が生じる。
本発明の実施の形態の第2の基板31では、金属板リードの配線長に対する厚さおよび幅を変更することにより、配線インピーダンスの値を調整することができる。
具体例で説明すると、パワー配線43とパワーパターンN2との接続点が、図8に示す検出回路26−3の近くであると仮定した場合、当該接続点から検出回路26−1までの配線インピーダンスと、当該接続点から検出回路26−2までの配線インピーダンスと、当該接続点から検出回路26−3までの配線インピーダンスとが等しくなるように、パワーパターンN2のパターン長またはパターン幅が調整される。
これにより、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの出力の差異を抑制することができる。その結果、モータ制御性の低下が抑制されると共に、電流のアンバランスによるインバータモジュール25−1〜25−3の局所的な発熱を抑制できる。
また、第1の基板30では、パワーパターンP1,N1を第1の基板30の外周側に配置できる。そのため、パワーパターンP1,N1,P2,N2に対して、制御信号用のパターン配線の取り回しが容易になり、パターン間の距離を広げることができる。
なお第2の基板31では、パワーパターンN2のグランドと、制御信号用パターン72−1〜72−3のグランドとが別々に設けられている。そしてパワーパターンN2のグランドは、第1の基板30に接地部に一点接地されている。
これにより、インバータモジュール25−1〜25−3へ入力される電流によるノイズと、インバータモジュール25−1〜25−3から出力される電流によるノイズとが、制御信号用パターン72−1〜72−3のグランドに伝搬し難くなる。
また検出回路26−1〜26−3のそれぞれのグランドは、パワーパターンN2のグランドに接続してもよいが、パワーパターンN2のグランドとは別に接地することで、ノイズの影響を抑制することができる。
図9は図8に示すパターンレイアウトの第1の変形例を示す図である。図8との違いは以下の通りである。
(1)第1の基板30−1には、図8に示す複数の検出回路26−1〜26−3の代わりに1つの検出回路26が配置されること。
(2)第1の基板30−1には、検出回路26とGND端子40とを接続するパワーパターンN3が設けられること。
(3)検出回路26は、一端がパワーパターンN3に接続され、他端がパワーパターンN1に接続されること。
(4)パワー配線43は、第1の基板30−1上の検出回路26に接続されること。
(5)第2の基板31−1上のパワーパターンN2は、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15に直接接続されていること。
図10は図8に示すパターンレイアウトの第2の変形例を示す図である。図8との違いは以下の通りである。
(1)第2の基板31−2には、複数の検出回路26−1〜26−3の代わりに1つの検出回路26が配置されること。
(2)第2の基板31−2にはパワーパターンN3が設けられ、パワーパターンN3は、複数のインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15と検出回路26とを接続すること。
(3)検出回路26は、一端がパワーパターンN3に接続され、他端がパワー配線43に接続されること。
図9,10のように構成した場合でも、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの正極側端子14と第1の基板30上のパワーパターンP1との間に電流が流れる。また、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15と第1の基板30上のパワーパターンN1との間に電流が流れる。これにより図8に示す構成と同様の効果を得ることができる。
図11は図7から図10に示す複数のインバータモジュールを第2の基板へ配置した状態を示す図である。図12は図11に示す第2の基板上のパターンレイアウトを示す図である。
図11において、インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの正極側端子14、負極側端子15および出力端子17は、第2の基板31の短手方向の中央部に配置される。
インバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの制御端子44は、第2の基板31と対向しない位置に配列される。
図12において、パワーパターンP2,N2は第2の基板31の外周側に配置される。パワーパターンN2とインバータモジュール25−1〜25−3のそれぞれの負極側端子15との間には、パワーパターンN3が配置される。
パワーパターンN2とパワーパターンN3との間には、シャント抵抗16−1〜16−3が配置される。
シャント抵抗16−1〜16−3は、それぞれの一端がパワーパターンN2に接続され、それぞれの他端がパワーパターンN3に接続される。
またパワーパターンN3とパワーパターンP2との間には、スナバコンデンサ46−1,46−2,46−3が配置される。スナバコンデンサ46−1〜46−3は、それぞれの一端がパワーパターンN3に接続され、それぞれの他端がパワーパターンP2に接続される。
図13は本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を構成する第1の基板および第2の基板を組み合わせた状態を示す図である。
第1の基板30は、第1の主面30aと、第1の主面30aの反対側の第2の主面30bとを有する。第2の基板31は、第2の主面30bに対向する第3の主面31aと、第3の主面31aの反対側の第4の主面31bとを有する。
第2の基板31と第1の基板30との間に台座60が設けられる。台座60は、第1の基板30から第2の基板31までの間隔を調整するためのものである。
図13には、本発明の実施の形態に係る第2の基板31をリードフレームモールド基板として構成した例を示す。リードフレームモールド基板は、金属板リード37を絶縁性の樹脂49で一体にモールドした基板である。金属板リード37に絶縁性の樹脂49を施すことにより金属板リード37の絶縁性を確保でき、より品質の高いモータ駆動装置100を提供することができる。
図13では1つの金属板リード37が示されるが、金属板リード37は正極側と負極側のそれぞれが設けられているものとする。金属板リード37には、一般的にメッキを施した銅または黄銅が用いられる。金属板リード37は、打ち抜き、折り曲げ、ワイヤカット、レーザ加工、またはエッチングといった方法で設けられる。
金属板リード37を内包する樹脂49には、絶縁を目的としてナイロン、不飽和ポリエステル、またはエポキシ樹脂にフィラーを混合したものが用いられる。
図13の例では、マイコン周辺部27が第1の主面30a側に配置され、平滑コンデンサ24が第2の主面30bに配置される。但しマイコン周辺部27および平滑コンデンサ24の配置位置は、図示例に限定されるものではない。
インバータモジュール25−1〜25−3、シャント抵抗16、およびスナバコンデンサ46−1〜46−3は、第4の主面31b側に配置される。
インバータモジュール25−1〜25−3には放熱フィン47が取付られる。
平滑コンデンサ24は、第2の主面30bの内、第2の基板31が設置されていない箇所に配置される。
第1の基板30の第2の主面30b側には、台座60、第2の基板31、第2の基板31、インバータモジュール25−1〜25−3、および放熱フィン46が積層されており、第1の基板30の第1の主面30a側に比べて、部品全体で構成される厚みが大きくなっている。そのため、図示例のように平滑コンデンサ24を第2の主面30b側に配置した場合、平滑コンデンサ24を第1の主面30a側に配置した場合に比べて、第1の基板30と第2の基板31で構成される部品全体の大きさを小さくすることができる。その結果、第1の基板30および第2の基板31を収納するための図示しない電気品箱を小型化することができる。
金属板リード37には、インバータモジュール25−1〜25−3、シャント抵抗16およびスナバコンデンサ46−1〜46−3が接続される。
金属板リード37の一端部、すなわち樹脂49が施されていない部分は、第1の基板30側に折り曲げられ、第1の基板30上のスルーホールを貫通し、半田により第1の基板30に接続される。
インバータモジュール25−1〜25−3に接続された制御配線45は、第1の基板30側に伸び、第1の基板30上のスルーホールを貫通し、半田により第1の基板30に接続される。
図14は図13に示すスナバコンデンサの配置位置を変更した例を示す図である。図13との違いは以下の通りである。
(1)台座60の高さが異なり、図14の第1の基板30から第2の基板31までの間隔は、図13の第1の基板30から第2の基板31までの間隔よりも広いこと。
(2)スナバコンデンサ46−1〜46−3が第3の主面31a側に配置されていること。
図13に示す位置にスナバコンデンサ46−1〜46−3を配置した場合、第2の基板31の第4の主面31bに配置されている部品が多く、それらの部品を回避しながらパワーパターンP2,N2を引き回す必要があるため、パワーパターンP2,N2の引き回し量が長くなり、パワーパターンP2,N2のインピーダンスが大きくなる。このインピーダンスが大きくなるほどサージ発生時のノイズによる影響が大きくなる。
図14の構成によれば、第2の基板31の端面の内、部品配置が少ない第3の主面31aを利用してスナバコンデンサ46−1〜46−3を配置することにより、部品を回避する引き回しが少ないので、パワーパターンP2,N2の引き回し量が短くなり、サージの発生がより一層抑制される。
図15は図13に示す第1の基板と第2の基板と3つのインバータモジュールとを側面から見た図であり、図13の矢印B方向から見た図である。なお、インバータモジュールに取り付けられている放熱フィンは図示を省略している。
図15の例では、第2の基板31に直列に配列された3つのインバータモジュール25−1〜25−3の内、両側のインバータモジュール25−1,25−3の中央に位置するインバータモジュール25−2がマイコン周辺部27の投影面にあたる領域Aと重なる位置に配置される。すなわち、3つのインバータモジュール25−1〜25−3とマイコン周辺部27との間の距離が最も近くなるように3つのインバータモジュール25−1〜25−3が配列される。領域Aは、マイコン周辺部27を第1の基板30および第2の基板31に向かって投影してなる領域である。
なお各インバータモジュールは図面の奥行き方向の位置も領域Aと重なるように配置されていることが望ましい。奥行き方向とは、第4の主面31bと平行な面に沿う方向であって、各インバータモジュール25−1〜25−3の配列方向と直交する方向である。
図15の構成例によれば、各インバータモジュール25−1〜25−3とマイコン周辺部27との間の距離が近くなるため、各インバータモジュール25−1〜25−3からマイコン周辺部27に伸びる金属板リード37および制御配線45の長さをより一層短くすることができる。従ってパワーパターンP2、パワーパターンN2および制御配線45のそれぞれのインピーダンスが低減され、ノイズの影響をより一層軽減することができる。
なお実施の形態では、SiCをスイッチング素子51a〜51fに用いる構成としたが、SiCの代わりに窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドを用いてもよい。
以上に説明したように本発明の実施の形態のモータ駆動装置は、複数のインバータモジュールを有しモータに交流電力を出力するインバータ部と、複数のインバータモジュールのそれぞれを制御する制御部と、制御部が配置され、第1の主面と第2の主面とを有する第1の基板と、前記第2の主面に対向する第3の主面と、前記複数のインバータモジュールが配置される第4の主面とを有する第2の基板とを備える。
本発明の実施の形態のモータ駆動装置によれば、チップサイズの小さい低容量のWBG半導体をスイッチング素子に用いたため、複数のインバータモジュールそれぞれの出力の差異を抑制することができる。その結果、モータ制御性の低下が抑制されると共に、電流のアンバランスによるインバータモジュールの局所的な発熱を抑制できる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置によれば、パワーパターンのパターン面積、パターン長またはパターン幅の調整により、配線インピーダンスを抑制することができるため、スナバコンデンサの挿入位置とパワーモジュール間の距離を持たせたとしてもインピーダンスを抑制することができ、パターン配線の自由度を高めることができる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置によれば、金属板リードの配線長に対する厚さおよび幅を変更することにより配線インピーダンスの値を調整することにより、パワーモジュール毎のインピーダンスの差異を抑制するようにしているため、スナバコンデンサの容量が同一となり、スナバコンデンサの共通化ができる。同一とは、完全一致を示すものではなく、誤差等による多少のずれを含んでもよい。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置によれば、第2の基板を用いることで各インバータモジュールからマイコン周辺部に伸びる金属板リードおよび制御配線の長さをより一層短くすることができるため配線インピーダンスを抑制することができ、電流レベルによっては複数のパワーモジュールに対して一つのスナバコンデンサを用いることができ、回路構成を簡略化でき、コストの低減と信頼性の向上を図ることができる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置は、上記のようにインピ−ダンスを抑制するとともに、パワーパターンのグランドが第1の基板の接地部に一点接地しグランドに伝搬し難くすることでノイズを低減できるため、dV/dtが高く高速なスイッチが可能なWBG半導体が用いられたスイッチング素子の駆動に好適であり、ノイズの影響によるスイッチング素子の誤動作を防止できるため、品質の向上を図ることができる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置のインバータモジュールは、WBG半導体が用いられたスイッチング素子で構成されるため、スイッチング損失が低減され、効率の向上を図ることができる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置では、複数のインバータモジュールが制御部を含むマイコン周辺部を第1の基板および第2の基板に向かって投影してなる領域と重なる位置に配置される。そのため各インバータモジュールの制御信号とマイコン周辺部との間の距離が近くなり、制御性の低下および誤検出を抑制することができる。
また本発明の実施の形態のモータ駆動装置では、第2の基板に複数のインバータモジュールが配置されるため、第1の基板の基板面積の増加を抑制でき、基板のサイズアップに伴う外郭ケースの大型化を抑制でき、外郭ケースの製造コストの上昇を抑制することができ、またモータ駆動装置の大型化を抑制できる。
図16は本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置を搭載した空気調和機の構成図である。空気調和機300は、室内機304と、室内機304に接続される室外機301とを備える。室内機304および室外機301にはモータ6が設けられている。例えば室外機301では送風ファン303および圧縮機302のそれぞれの駆動源としてモータ6が用いられる。
また室内機304および室外機301には、当該駆動源を制御するためモータ駆動装置100が用いられる。モータ駆動装置100を用いることで、低コストで品質の良い空気調和機300を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2 リアクタ、3 整流回路、4,24 平滑コンデンサ、5,5A インバータ部、5A1,25,25−1,25−2,25−3,51,52,53 インバータモジュール、6 モータ、7 短絡部、8 電圧検出部、9 電流検出部、10 電源回路、11 制御部、12 正極側電源線、13 負極側電源線、14 正極側端子、15 負極側端子、16,16−1,16−2,16−3 シャント抵抗、17 出力端子、20,20−1 基板、21 電源入力部、22 ノイズフィルタ、23 コンバータ回路、26,26−1,26−2,26−3 検出回路、27 マイコン周辺部、28,44 制御端子、30,30−1 第1の基板、30a 第1の主面、30b 第2の主面、31,31−1,31−2 第2の基板、31a 第3の主面、31b 第4の主面、37 金属板リード、40 GND端子、41 パワー端子、42,43 パワー配線、45 制御配線、46−1,46−2,46−3 スナバコンデンサ、47 放熱フィン、50a,50b,50c,50d,50e,50f,51a,51b,51c,51d,51e,51f スイッチング素子、60 台座、71−1,71−2,71−3 制御配線、72−1,72−2,72−3 制御信号用パターン、100 モータ駆動装置、300 空気調和機、301 室外機、302 圧縮機、303 送風ファン、304 室内機。

Claims (3)

  1. モータを駆動するモータ駆動装置であって、
    3つの同じサイズのインバータモジュールを有し、前記モータに交流電力を出力するインバータ部と、
    前記3つのインバータモジュールのそれぞれを制御信号によって制御するマイコン周辺部と、
    第1の主面および前記第1の主面の逆側の面である第2の主面を有し、第1の主面に前記マイコン周辺部が配置される第1の基板と、
    前記第2の主面に対向する第3の主面および前記第3の主面の逆側の面である第4の主面を有し、前記3つのインバータモジュールの各中心線が一直線上に載るように前記3つのインバータモジュールが前記第4の主面に並んで配置される第2の基板と、
    を備え、
    前記第2の基板には、前記3つのインバータモジュールに接続されるパワーライン用のグランドと、前記3つのインバータモジュールおよび前記マイコン周辺部に接続される前記制御信号用のグランドとが別々に設けられ、前記パワーライン用のグランドは、前記第1の基板のグランド端子に一点接地され、
    前記一直線が伸びる第1方向に関しては、前記3つのインバータモジュールのうちの中央に位置するインバータモジュールおよび前記マイコン周辺部を前記第2の基板と垂直な平行光線で前記第2の基板上に投影してなる領域のうちの一方に他方が含まれ、前記第1方向に垂直な方向に関しては、前記一方の少なくとも一部が前記他方に重なるように、前記中央に位置するインバータモジュールが前記第2の基板に配置されかつ前記マイコン周辺部が前記第1の基板に配置され
    前記インバータモジュールは、それぞれが前記第1の基板に接続されて前記制御信号が入力される複数の制御端子を備え、
    前記複数の制御端子は、前記第2の基板の一対の辺部の一方側に配列されるモータ駆動装置。
  2. 前記インバータモジュールはそれぞれが複数のスイッチング素子を有し、
    前記複数のスイッチング素子はそれぞれがワイドバンドギャップ半導体素子であり、
    前記ワイドバンドギャップ半導体素子は、炭化ケイ素、窒化ガリウム系材料、またはダイヤモンドにより形成される請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータ駆動装置を搭載した空気調和機。
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