JP6892010B1 - 合成梁 - Google Patents

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Abstract

上下非対称H形鋼を用いた合成梁において、このような合成梁を建築物の床構造に適用した場合に、床構造の施工過程における上下非対称H形鋼単体のたわみが抑えられ、この結果、床構造の供用時の総たわみが抑えられる、建築物の床構造に好適に使用可能な合成梁を提供する。H形鋼と、該H形鋼の上面に配設されたデッキプレートの上にコンクリートを打設して前記H形鋼と一体の構造を構成するように形成される合成スラブとを有する合成梁において、前記デッキプレートの山側フランジの幅を谷側フランジの幅以上にするとともに、該デッキプレートの高さを25mm以上100mm以下とし、前記H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abを0.7/1.3以上1.0未満とする。

Description

本発明は、H形鋼と、該H形鋼の上面に配設されたデッキプレートの上にコンクリートを打設して前記H形鋼と一体の構造を構成するように形成される合成スラブとを有する合成梁に関する。
H形鋼と、該H形鋼に一体に連結されたスラブとを有する合成梁においては、例えば特許文献1に記載されるように、H形鋼として上下非対称H形鋼を用いることが知られている。
合成梁に自重や積載荷重により曲げ力が作用するとき、合成梁の下側では、H形鋼の下フランジがほぼ単独で引張応力に抵抗するのに対し、合成梁の上側では、比較的大きな断面積をもつスラブとH形鋼の上フランジが圧縮応力に抵抗する。よって、H形鋼の上フランジの断面積を下フランジの断面積より小さくしても、合成梁全体に同レベルの曲げ抵抗力を確保できる。そこで、合成梁においては、H形鋼に上下非対称H形鋼を用いると合理的な構造となり、鋼材の材料費や鋼材重量を抑えられ工学的に有利である。
特開昭49−130862号公報
上記のような、上下非対称H形鋼と、該H形鋼と一体の構造を構成するスラブとを有する合成梁は、合成桁橋梁などの土木構造物だけでなく、鉄骨造等の建築物の床構造に適用しても、同様に、材料節約や鋼材重量抑制等の効果が得られることが期待される。
ただし、建築物の床構造は、構造性能として、床の自重や積載荷重に対する応力抵抗性能に加えて、建築物の居住性の観点から、たわみ制限をも満たす必要がある。具体的には、建築物の床構造では、通常、床またはH形鋼梁のスパンLの1/300〜1/400程度のたわみ制限が設けられる。
また、建築物の架構は多くの場合積層構造であるため、上記のような合成梁を床構造に適用する場合には、有効階高が制約されることのないよう、床構造を構成する合成梁のH形鋼の梁せいを抑えつつ、上記のたわみ制限を満たすことが求められる。
また、上記のような、上下非対称H形鋼と、該H形鋼と一体に連結されたスラブとを有する合成梁を、鉄骨造等の建築物の床構造に適用する場合には、上下非対称H形鋼単体の断面剛性が、同じ断面積を有する上下対称H形鋼の断面剛性よりも小さいことが、使用上の問題となる。
すなわち、上記のような合成梁からなる床構造を有する建築物の施工過程は、まず、複数本のH形鋼を、柱間または大梁間に架け渡し、これら複数本のH形鋼の上にデッキプレートを敷設し、さらにデッキプレート上にコンクリートを打設する手順で行われる。この施工過程の途中では、H形鋼は単体で、上記のたわみ制限を満たしつつ、デッキプレートおよびコンクリートの荷重を支持することが求められる。合成梁からなる床構造の供用時の総たわみの大部分は、このような施工過程で生じるH形鋼単体のたわみに起因する。
図7は、上記施工過程における上下非対称H形鋼単体のたわみδconstと、合成梁供用時の総たわみδtotとの、上下非対称H形鋼の上下フランジの断面積の偏差β(上下非対称H形鋼の上フランジの断面積をAt、下フランジの断面積をAb、上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの平均値をAとするとき、β=(A−At)/A=(Ab−A))/Aに対する関係を、概念的に示すグラフである。
図7に示すように、合成梁からなる床構造において、上下非対称H形鋼を用いると、上下フランジ断面積の偏差βが大きくなるほど、施工過程においてH形鋼単体のたわみを増加させる結果を招いてしまう。よって、上下非対称H形鋼を用いた合成梁は、建築物の床構造には、これまであまり活用されていなかった。
そこで、本発明は、上下非対称H形鋼を用いた合成梁において、このような合成梁を建築物の床構造に適用する場合にも、床構造の施工過程における上下非対称H形鋼単体のたわみが抑えられ、この結果、床構造の供用時の総たわみが抑えられる、建築物の床構造に好適に使用可能な合成梁を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の合成梁は、次の構成を有する。
[1] H形鋼と、該H形鋼の上面に配設されたデッキプレートの上にコンクリートを打設して前記H形鋼と一体の構造を構成するように形成される合成スラブとを有する合成梁において、前記デッキプレートの山側フランジの幅が谷側フランジの幅以上であるとともに、該デッキプレートの高さが25mm以上100mm以下であり、前記合成スラブの厚さが50mm以上150mm以下であり、前記H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abが0.7/1.3以上1.0未満である合成梁。
なお、上記H形鋼は、ロールH形鋼であってもよいし、ビルトH形鋼であってもよい。
[2] 前記H形鋼の降伏強度が235N/mm以上であり、前記H形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/20.9以上である、[1]に記載の合成梁。
[3] 前記H形鋼の降伏強度が325N/mm以上であり、前記H形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/15.1以上である、[1]に記載の合成梁。
本発明の合成梁によれば、上下非対称H形鋼を用いた合成梁を建築物の床構造に適用する場合に、床構造の施工過程における上下非対称H形鋼単体のたわみを、上下対称H形鋼を用いた合成梁からなる床構造のたわみと同レベルまたはこれ以下に抑えることができ、この結果、床構造の供用時の総たわみを抑えることができる。よって、上下非対称H形鋼を用いた合成梁を建築物の床構造に活用して合理的な構造とし、合成梁のH形鋼の材料費やH形鋼の重量を低減することができる。
また、前記H形鋼の降伏強度を235N/mm以上とするとともに、前記H形鋼の外法せいHと梁スパンLの比H/Lを1/20.9以上とする場合には、本発明の合成梁からなる床構造の供用時の総たわみを、建築物の床構造に求められるたわみ制限L/300程度およびこれ以下とする効果がより確実に得られる。
あるいは、H形鋼10の降伏強度を325N/mm以上とし、H形鋼10の外法高さHと梁スパンLの比H/Lを1/15.1以上とすれば、合成梁からなる床構造の供用時の総たわみを、建築物の床構造に求められるたわみ制限L/300程度およびこれ以下とする効果がより確実に得られる。
本発明の合成梁の断面図である。 本発明の合成梁を側方から見た断面図である。 本発明の合成梁におけるH形鋼部分を示す拡大図である。 本発明の合成梁の施工時たわみの例を示すグラフである。 本発明の合成梁の施工時たわみの例を示すグラフである。 本発明の合成梁の施工時たわみの例を示すグラフである。 上下非対称H形鋼を用いた合成梁の施工時たわみと供用時総たわみを概念的に示すグラフである。
以下、本発明の合成梁の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本実施の形態の合成梁1の断面図である。また、図2は、合成梁1を側方から見た断面図である。
図1および図2に示すように、本発明の合成梁1は、H形鋼10と、このH形鋼10の上に配設された合成スラブ20とを有している。H形鋼10は、上フランジ11と下フランジ12の断面積が異なる上下非対称H形鋼であり、このH形鋼10はロール成形によって得られたロールH形鋼であってもよく、上下非対称H形鋼をロール成形品として入手できない場合には、ウェブ13となる鋼板に上フランジ11および下フランジ12となる鋼板を溶接して形成されたビルトH形鋼であってもよい。H形鋼10の上面には、シアスタッド30が所定間隔で溶接されている。
図3に示すように、H形鋼10のサイズは、外法高さがH、上フランジ11の幅と下フランジ12の幅の平均値がB、上フランジ11の幅が(1−β)×B、下フランジ12の幅が(1+β)×B、ウェブ13の厚さがtw、上フランジ11の厚さがttf、下フランジ12の厚さがtbfである。よって、H形鋼10の上フランジ11の断面積Atおよび下フランジ12の断面積Abはそれぞれ、At=(1−β)×B×ttf、Ab=(1+β)×B×tbfとなる。本発明の合成梁1では、H形鋼の上フランジ11の断面積Atと下フランジ12の断面積Abの比At/Abは、0.7/1.3以上1.0未満に設定される。
本実施の形態では、上フランジ11の厚さttf、下フランジ12の厚さtbfは互いに等しく設定されているものとする。よって、上記比At/Abの数値範囲0.7/1.3≦At/Ab<1は、上記パラメータβ(以下では、βを「上下フランジの断面積の偏差」と称する)の数値範囲0<β≦0.3に相当することとなる。
合成スラブ20は、H形鋼10の上面にデッキプレート21を配設し、デッキプレート21の上に、スペーサを介してひび割れ防止筋となる溶接金網または鉄筋を配設し、さらに、デッキプレート21の上に、所定の厚さのコンクリート22を打設して形成される。
図2に示すように、デッキプレート21は、山部と谷部が連続的に設けられた、略上下対称な波型の断面形状を有し、山側フランジ211と谷側フランジ212の幅が略等しい。また、デッキプレート21の溝上寸法が溝下寸法よりも大きく設定されて、山側フランジ211と谷側フランジ212の間のウェブ213が傾斜している。しかし、ウェブ213は垂直であってもよく、あるいは、溝上寸法が溝下寸法よりも小さく設定されて、ウェブの213が逆方向に傾斜していても良い。山側フランジ211には、エンボス加工が施され、コンクリート22とのずれが防止されるようになっている。
本発明の合成梁1では、デッキプレート21の高さhdは、25mm以上100mm以下に設定されるが、広く市場に流通するデッキプレートの高さである50mm程度または75mm程度に設定されることが好ましい。
また、本発明では、デッキプレート21の厚さは特に限定されず、この上にコンクリート22を打設する際の型枠の機能を果たすことができるものであればよく、例えば日本工業規格JIS G3352「デッキプレート」に規定される標準表示厚さから選定することができる。具体的には、1.0mm、1.2mm、1.6mmなどに設定されることが好ましい。
また、本発明では、合成スラブの厚さ、すなわち、コンクリート22の厚さは、50mm以上150mm以下に設定される。
H形鋼10の上面に所定間隔で溶接されるシアスタッド30の頭部は、デッキプレート21の谷側フランジ212に設けられた穴から、デッキプレート21の上方に突出し、デッキプレート21の上に打設されるコンクリート22中に埋設される。このシアスタッド30を介して、合成スラブ20は、H形鋼10と一体の構造を構成するように形成される。
本実施の形態の合成梁1によれば、上下非対称H形鋼を用いた合成梁1を建築物の床構造に適用する場合に、床構造の施工過程における上下非対称H形鋼10単体のたわみを、上下対称H形鋼10を用いた合成梁1からなる床構造のたわみと同レベルまたはこれ以下に抑えることができ、この結果、床構造の供用時の総たわみを抑えることができる。よって、上下非対称H形鋼を用いた合成梁を建築物の床構造に活用して合理的な構造とし、合成梁のH形鋼の材料費やH形鋼の重量を低減することができる。
なお、H形鋼10の降伏強度を235N/mm以上とするとともに、H形鋼10の外法高さHと梁スパンLの比H/Lを1/20.9以上とすれば、合成梁からなる床構造の供用時の総たわみを、建築物の床構造に求められるたわみ制限L/300程度およびこれ以下とする効果がより確実に得られる。
あるいは、H形鋼10の降伏強度を325N/mm以上とし、H形鋼10の外法高さHと梁スパンLの比H/Lを1/15.1以上とすれば、合成梁からなる床構造の供用時の総たわみを、建築物の床構造に求められるたわみ制限L/300程度およびこれ以下とする効果がより確実に得られる。
また、上記実施の形態では、デッキプレート21として、山部と谷部が連続的に設けられた、略上下対称な波型の断面形状を有し、山側フランジ211と谷側フランジ212の幅が略等しい形状を有するものを用いる場合について説明した。これに代えて、デッキプレートとして、山側フランジの幅が谷側フランジの幅よりも大きいものを用いても良い。デッキプレートをこのような形状にすれば、デッキプレートの上に打設されるコンクリートの固定荷重が小さくなるため、上記と同様の効果が得られる。
本発明の合成梁における、上下非対称H型鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abとの比At/Abがとる数値範囲(0.7/1.3≦At/Ab<1.0)によって得られる、合成梁の梁スパン中央部における供用時の総たわみの抑制効果について、数値解析による検証を行った。
本実施例1では、合成梁の梁スパン中央部における供用時の総たわみの数値解析の対象として、表1に示す合成梁の解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aを用意した。解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aは、上下非対称H形鋼のサイズ(H×B×tw×tf(ここで、Bは、上フランジの幅と下フランジの幅の平均値)、デッキプレートの高さhd、合成スラブの厚さTs、および合成梁の等価幅BCB/n(詳しくは後述する)が互いに異なっている。
解析モデルNo.1A〜32Aは、表1に示す解析モデルNo.1〜32において、デッキプレートの高さhdを50mmから75mmに変更したものである。
解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの各々では、上下フランジの厚さttf、ttbが互いに等しい値tfに設定されているものとする。よって、上記比At/Abの数値範囲0.7/1.3≦At/Ab<1は、上下フランジの断面積の偏差βの数値範囲0<β≦0.3に相当する。
以下では、上フランジの断面積Atと下フランジ12の断面積Abの平均値をAとする。よって、H形鋼の上フランジの断面積Atおよび下フランジの断面積Abはそれぞれ、At=(1−β)×A、Ab=(1+β)×Aとなる。
また、上下フランジの中心間距離hは、h=H−(ttf+tbf)/2=H−tfとなる。
Figure 0006892010
解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの各々では、上下非対称H形鋼の形状の基準となる上下対称H形鋼のサイズを、日本工業規格JIS G3192「熱間圧延形鋼の形状、寸法、質量及びその許容差」に規定されるH形鋼のサイズに基づいて、ウェブ比率ξ=(h×tw)/Aが0.67〜4.0となるように設定した。また、H型鋼の外法高さHは400〜1000mmとし、H形鋼の幅B(上下非対称H形鋼における上フランジの幅と下フランジの幅の平均値)はh/4〜h/2とした。H形鋼のウェブ厚比h/twは、設計上使用可能な局部座屈を生じない下限板厚を考慮して、83程度とした。
また、解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aにおけるスラブ厚さTsは、山谷部が略上下対称な形状を有するデッキプレートが用いられる場合の標準的な寸法として、60〜100mmとした。後述するデッキ床厚比γは、γ=(ttf/2+hd)/hと算出される値である。
また、解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aにおける合成梁の等価幅BCB/nは、0.25h〜1.13hの範囲とした。この合成梁の等価幅BCB/nの数値範囲0.25h〜1.05hは、合成梁の梁スパンLを、標準的な値である8h〜21hとし、合成梁の有効幅BCBを、標準的に用いられる評価値L/4とし、鋼コンクリート剛性比(鋼のヤング係数/コンクリートのヤング係数)を5〜8とする条件で算出したものである。
合成梁の上記解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの各々において、上下非対称H型鋼の上下フランジの断面積の偏差βに対して、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)がどのように変化するかを数値解析した。そして、本発明の合成梁の特徴である、上下非対称H型鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abとの比At/Abがとる数値範囲(0.7/1.3≦At/Ab<1.0)、すなわち上下フランジの断面積の偏差βがとる数値範囲(0<β≦0.3)において、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)が、上記偏差βが0のときの供用時総たわみδtot(0)と同レベルまたはこれ以下になっているかどうかを確認した。
合成梁の解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの各々における、梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)は、次の条件に基づいて計算した。
まず、合成梁の解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの各々は、H形鋼と、該H形鋼に連結される合成スラブとが、完全に一体の構造を構成する、完全合成梁であるものと仮定した。
そして、合成梁の供用時荷重(合成梁からなる床構造の供用時に、床構造上に設けられる床、天井、間仕切りなどによってかかる仕上荷重および床上に設置される什器などによってかかる積載荷重の合計、梁床骨組による固定荷重Wconstを除く梁床骨組みが負担する仕上げや、什器、床積載荷重などすべての供用時に床に負荷される荷重)Wsustを、一般的なオフィスや商業・公共施設等の建築物を想定して、相対的に低い値である5kN/mとした。
また、合成梁の施工時の固定荷重Wconstは、上記解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜8Aの各々のH形鋼、デッキプレートおよびコンクリートのサイズ、単位重量、および一本の合成梁が負担するスラブの幅に基づいて設定した。
なお、合成梁の供用時荷重Wsustは、合成梁の施工時の固定荷重Wconstを含まないものとする。
後述する床荷重比αは、合成梁の施工時の固定荷重(合成梁を構成するH形鋼、デッキプレート、コンクリート等の自重によりかかる荷重)をWconstとして、α=Wsust/Wconstと算出される値である。また、後述するスラブ寄与率ηは、η=(Ts×BCB/n)/(h×tw)と算出される値である。
具体的には、合成梁の解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aの梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)を、施工時たわみδconst(β)と、上記供用時荷重Wsustによって生じるたわみδsust(β)とから、下記式(1)により算出した。
Figure 0006892010
ここで、Eは鋼材のヤング係数、IはH形鋼の断面二次モーメント、ICBは合成梁の断面二次モーメントである。H形鋼と合成梁の重心位置(略算値)をそれぞれycg、Ycgとすると、I、ycg、ICB、Ycgはそれぞれ、下記式(2)〜(5)により得られる。
Figure 0006892010
ここで、
Figure 0006892010
また、
Figure 0006892010
ここで、
Figure 0006892010
図4は、上記式(1)〜(5)により算出された、合成梁の解析モデルNo.1〜32の各々の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)を、上下非対称H型鋼の上下フランジの断面積の偏差βに対する関係として示すグラフである。また、図5は、上記式(1)〜(5)により算出された、合成梁の解析モデルNo.1A〜32Aの各々の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)を、上下非対称H型鋼の上下フランジの断面積の偏差βに対する関係として示すグラフである。図6は、合成梁の解析モデルNo.1〜8およびNo.1A〜8Aの各々の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)を、対比して示すグラフである。
図4〜図6では、梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)を、偏差が0のとき(すなわち、H形鋼が上下対称H形鋼のとき)の供用時総たわみδtot(0)に対する相対値であるたわみ指標値δtot(β)/δtot(0)として示している。
図4に示されるとおり、合成梁の解析モデルNo.1〜32のいずれにおいても、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)は、上下フランジの断面積の偏差βが増加するにつれて、最初は1.0から減少していき、その後増加に転じて1.0を超え、その後も増加し続けることが確認された。そして、上下フランジの断面積の偏差βが0.3以下の領域においては、解析モデルNo.1〜32のいずれにおいても、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)は1.0未満に抑えられていることが確認された。
また、図5に示されるとおり、合成梁の解析モデルNo.1A〜32Aにおいても、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)は、上下フランジの断面積の偏差βが増加するにつれて、最初は1.0から減少していき、その後増加に転じて1.0を超え、その後も増加し続けることが確認された。そして、上下フランジの断面積の偏差βが0.25以下の領域においては、解析モデルNo.1A〜32Aのいずれにおいても、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)は1.0未満に抑えられ、偏差βが0.25以上0.3以下の領域においても、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)は1.0をわずかに上回るレベルに抑えられていることが確認された。
そして、図6に示されるとおり、デッキプレートの高さhdが75mmの解析モデルNo.1A〜32Aでは、デッキプレートの高さhdが50mmの解析モデルNo.1〜32に比べて、たわみ指標値δtot(β)/δtot(0)が1.0未満に抑えられるような上記偏差βの範囲の上限値が、相対的に小さいことが確認された。
このように、合成梁の解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aについて数値解析を行った結果から、上下フランジの断面積の偏差βが0.3以下のとき、すなわち本発明に規定されるように、H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abが0.7/1.3≦At/Ab<1.0の範囲内にあることにより、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)が、上記偏差βが0のときの供用時総たわみδtot(0)と同レベルまたはこれ以下に抑えられ、合理的な断面形状であることが確認された。
特に、上下フランジの断面積の偏差βが0.25以下、すなわち、H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abが0.75/1.25≦At/Ab<1.0の範囲内となるようにすれば、デッキプレートの高さhdが75mm程度であっても、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)が、上記偏差βが0のときの供用時総たわみδtot(0)と同レベルまたはこれ以下に確実に抑えることができることが確認された。
なお、上下フランジの断面積の偏差βが大きくなるほど、H形鋼の断面二次モーメントIが小さくなるため、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)中に占める、施工時たわみδconst(β)の比率が大きくなる。
また、H形鋼のウェブの厚さtwが大きくなるほど、ウェブ比率ξ=(h×tw)/Aが大きくなるため、上記偏差βの増加による供用時総たわみδtot(β)増加の影響度は低下する傾向にある。上記解析モデルNo.1〜32およびNo.1A〜32Aでは、ウェブ厚比h/twを83程度としたが、ウェブ厚比h/twがこれよりも小さい断面においては、ウェブ比率ξが小さくなるため、供用時総たわみδtot(β)を抑制できるような上記偏差βの範囲の上限値は、より大きくなる。
また、合成梁の供用時荷重Wsustに対する施工時の固定荷重Wconstの比率である施工時荷重比1/α(上記床荷重比α=Wsust/Wconstの逆数)が大きくなるほど、合成梁の梁スパン中央部の供用時総たわみδtot(β)中に占める、施工時たわみδconst(β)の比率が大きくなり、上記偏差βの増加に伴って供用時総たわみδtot(β)が増加しやすくなる。つまり、倉庫や物流施設などのように、供用時荷重Wsustが大きい場合は、自ずと施工時荷重比1/αが小さくなり、上記偏差βの増加による供用時総たわみδtot(β)の増加傾向が小さくなるため、供用時総たわみδtot(β)の抑制効果がより顕著に得られる。
本実施例2では、本発明の合成梁により、H形鋼の重量の低減効果がどの程度得られるかについて、数値計算による検証を行った。
具体的には、従来例として、サイズがH−450×200×9×14[mm]の上下対称H形鋼を有する合成梁を想定し、この従来例の合成梁と同レベルの曲げ性能(設計耐力および設計たわみ量)を有しつつ本発明の要件を満たすような合成梁の断面を複数計算し、これらを本発明例1〜3とした。そして、本発明例1〜3の合成梁における上下非対称H形鋼の単位長さ重量を、従来例の合成梁における上下対称H形鋼の単位長さ重量と比較した。
本数値計算においては、表2に示すように、本発明例1〜3と従来例の双方において、合成梁の梁スパンLは9.5m、合成梁の間隔は2.25m、デッキプレートの高さhdは50mm、合成スラブの厚さTsは80mmとした。また、H形鋼の降伏強度は、本発明例1、2および従来例の合成梁では235N/mm(日本工業規格JIS G3136「建築構造用圧延鋼板」に規定される鋼種SN400相当、基準強度F=235N/mm)とし、本発明例3では325N/mm(鋼種SN490相当、基準強度F=325N/mm)とした。
H形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lは、本発明例1および従来例の合成梁の断面の計算では1/21.1となるようにし、本発明例2の合成梁の断面の計算では1/19.0となるようにし、本発明例3の合成梁の断面の計算では1/14.6となるようにした。
そして、本発明に規定されるように、H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abが0.7/1.3以上1.0未満となる条件で、従来例の合成梁の設計耐力および設計たわみ量と同レベルの耐力およびたわみ量が得られるように、本発明例1〜3の合成梁の断面を計算した。
そして、表2に示すように、本発明例1〜3の合成梁では、非対称H形鋼の断面形状として、それぞれBH−450×150×255×6×14[mm]、BH−500×125×255×6×14[mm]、BH−650×60×110×9×8[mm]が算出された。
Figure 0006892010
従来例の合成梁における上下対称H形鋼では、単位長さ当たりの重量が73.8kg/mであるのに対し、本発明例1〜3の合成梁における上下非対称H形鋼では、単位長さ当たりの重量が、それぞれ64.4kg/m、59.6kg/m、54.1kg/mとなった。
つまり、本発明例1〜3では、同レベルの曲げ耐力を有する従来例の合成梁に比べて、H形鋼の鋼材重量が、それぞれ約87%、約81%、約73%に削減されており、従来例の上下対称H形鋼を有する合成梁と同等の曲げ性能を確保しつつ、H形鋼について10%を超える重量低減効果が得られることが確認された。
特に、H形鋼の降伏強度が235N/mm以上、およびH形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/20.9以上という要件を満たす本発明例2の合成梁では、本発明例1に比べて更なるH形鋼重量低減効果が得られることが確認された。
また、H形鋼の降伏強度が325N/mm以上、およびH形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/15.1以上という要件を満たす本発明例3の合成梁でも、本発明例1に比べて更なるH形鋼重量低減効果が得られることが確認された。加えて、表2に示すように、本発明例3では、本発明例1、2よりも高い設計耐力が確保されており、高い降伏強度を有するH形鋼を適用するにより、より大きな積載荷重に耐えうる設計耐力を確保できることが確認された。
1 合成梁
10 H形鋼
11 H形鋼の上フランジ
12 H形鋼の下フランジ
13 H形鋼のウェブ
20 合成スラブ
21 デッキプレート
211 デッキプレートの山側フランジ
212 デッキプレートの谷側フランジ
213 デッキプレートのウェブ
22 コンクリート
H H形鋼の外法高さ
At H形鋼の上フランジの断面積
Ab H形鋼の下フランジの断面積
hd デッキプレートの高さ
L 梁スパン

Claims (3)

  1. H形鋼と、該H形鋼の上面に配設されたデッキプレートの上にコンクリートを打設して前記H形鋼と一体の構造を構成するように形成される合成スラブとを有する合成梁において、
    前記デッキプレートの山側フランジの幅が谷側フランジの幅以上であるとともに、該デッキプレートの高さが25mm以上75mm以下であり、
    前記合成スラブの厚さが50mm以上100mm以下であり、
    前記H形鋼の上フランジの断面積Atと下フランジの断面積Abの比At/Abが0.7/1.3以上1.0未満である合成梁。
  2. 前記H形鋼の降伏強度が235N/mm以上であり、
    前記H形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/20.9以上である、請求項1に記載の合成梁。
  3. 前記H形鋼の降伏強度が325N/mm以上であり、
    前記H形鋼の外法高さHと梁スパンLの比H/Lが1/15.1以上である、請求項1に記載の合成梁。
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