JP6891020B2 - 液体供給機構および液体吐出装置 - Google Patents
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Description
前記タンクに補給する液体を収容するボトル部と、前記液体注入口に挿入することで前記ボトル部の液体を前記液体収容部に注出するための前記ボトル部から突出した突出部と、を有したボトルと、
を有する液体供給機構であって、
前記ボトルの前記突出部は、第1の外径F1を有し先端にノズル部を有する第1の突出部分と、前記第1の突出部分よりも前記ボトル部側に位置し、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さい外径F2を有する第2の突出部分と、を有しており、
前記タンクの前記液体注入口は、前記タンクの外壁に対して立設して設けられた壁部を備えるとともに、前記ボトルの前記第1の突出部分の外径F1よりも大きい開口幅T1を有し、前記突出部が挿入される突出部挿入部と、該突出部挿入部に隣接して連続的に設けられており、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さく、前記第2の突出部分の外径F2よりも大きい開口幅T2を有しており、さらに前記ボトルの前記第1の突出部分が前記突出部挿入部を通過して前記液体収容部の内部に進入した状態で、前記ボトルを前記壁部に沿ってスライドさせることで前記第2の突出部分が入り込む突出部固定部と、を有しており、
前記ボトルを前記タンクの前記突出部固定部に対して装着した状態では、前記ボトルの前記第2の突出部分と前記タンクの前記突出部固定部の内周とが当接することで装着姿勢が維持されることを特徴とする液体供給機構である。
図1に、本発明の液体収容容器を含む液体吐出装置を概略的に示す。液体吐出装置100の装置本体101には、液体(インク)を吐出する液体吐出ヘッド104と、インクを収容するタンクタイプの液体収容容器(単に「タンク」という)10が取り付けられている。タンク10は、装置本体101に直接固定されている。液体吐出ヘッド104とタンク10は、フレキシブルチューブ102を介して接続されている。タンク10は、図1に示す例では装置本体101の外側に取り付けられている。ただし、装置本体101の内部に取り付けられていてもよい。
次に、図2に示すタンク10の構成について説明する。本実施形態では、吐出するインクの色ごとに分けられた4つのタンク10A〜10Dが設けられており、各タンクにはそれぞれに対応するフレキシブルチューブ102A〜102Dが接続されている。各フレキシブルチューブは、接続されたタンク10に貯留された液体を液体吐出ヘッド104に供給する。尚、個々のタンクおよび個々のフレキシブルチューブを特定する場合には、符号10,102に添字A〜Dを付けて表示している。一例では、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色の液体がタンク10A〜10Dにそれぞれ貯留され、各タンク10A〜10Dにそれぞれ接続された4本のフレキシブルチューブ102A〜102Dが、束ねられた状態で延びている。4つのタンク10A〜10Dはいずれも同様な構成を有している。以下に、1つのタンク10の構成について説明するが、その説明はタンク10A〜10Dのいずれにもあてはまる。
これまで、開口径の大きい突出部挿入部121と開口幅の小さい突出部固定部122を有する液体注入口12に対して、ボトル20の突出部221を固定し、ボトル20をタンク10に固定する例を用いて説明した。本発明は、ボトル20の突出部221を突出部挿入部121に挿入し、その後、突出部固定部122において突出部221を固定することで、ボトル20をタンク10に固定できればよい。
参考例について説明する。図11は参考例のタンク10の斜視図である。図12は図11に示す液体注入口12の11A−11A線断面図である。本参考例の液体注入口12は、ボトル取付部103から外側に突出する円筒部の開口端120からタンクの内奥部に向かって延びる、タンクの一つの面に開口する円孔状の突出部挿入部123と、そのさらに内奥部に位置する突出部固定部124とを含む。突出部固定部124の内周面には雌ねじ部125が形成されている。すなわち、突出部挿入方向(図12の矢印C方向)に沿って、真円状の開口端120と、円孔状の突出部挿入部123と、雌ねじ部125を有する突出部固定部124とが連続して形成されており、これらは実質的に同心である。突出部固定部124は無底であり、液体収容部11に連通している。
11 液体収容部
12 液体注入口
20 ボトル
21 ボトル部
221,222,231 突出部
Claims (10)
- 使用時の姿勢で鉛直方向上方部分に、上方に向かって先細りになる傾斜面を備えた液体を収容する液体収容部と、前記傾斜面に対して設けられ前記液体収容部に液体を注入するための液体注入口と、を有するタンクと、
前記タンクに補給する液体を収容するボトル部と、前記液体注入口に挿入することで前記ボトル部の液体を前記液体収容部に注出するための前記ボトル部から突出した突出部と、を有したボトルと、
を有する液体供給機構であって、
前記ボトルの前記突出部は、第1の外径F1を有し先端にノズル部を有する第1の突出部分と、前記第1の突出部分よりも前記ボトル部側に位置し、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さい外径F2を有する第2の突出部分と、を有しており、
前記タンクの前記液体注入口は、前記タンクの外壁に対して立設して設けられた壁部を備えるとともに、前記ボトルの前記第1の突出部分の外径F1よりも大きい開口幅T1を有し、前記突出部が挿入される突出部挿入部と、該突出部挿入部に隣接して連続的に設けられており、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さく、前記第2の突出部分の外径F2よりも大きい開口幅T2を有しており、さらに前記ボトルの前記第1の突出部分が前記突出部挿入部を通過して前記液体収容部の内部に進入した状態で、前記ボトルを前記壁部に沿ってスライドさせることで前記第2の突出部分が入り込む突出部固定部と、を有しており、
前記ボトルを前記タンクの前記突出部固定部に対して装着した状態では、前記ボトルの前記第2の突出部分と前記タンクの前記突出部固定部の内周とが当接することで装着姿勢が維持されることを特徴とする液体供給機構。 - 前記タンクの内部には、前記突出部挿入部から挿入された前記突出部の前記第1の突出部分と当接する案内傾斜面が設けられており、前記案内傾斜面は、前記タンクを前記液体収容部の内奥部に向けて進入させるにしたがって前記突出部挿入部側から前記突出部固定部側に向かうように傾斜している、請求項1に記載の液体供給機構。
- 前記液体収容部は所定の姿勢に配置されて使用され、
前記使用された状態において、前記突出部固定部の中心点は、前記所定の姿勢の鉛直方向において前記突出部挿入部の中心点と同じ高さの位置にある、請求項1または2に記載の液体供給機構。 - 前記液体収容部は所定の姿勢に配置されて使用され、
前記使用された状態において、前記突出部固定部の中心点は、前記所定の姿勢の鉛直方向において前記突出部挿入部の中心点よりも低い位置にある、請求項1または2に記載の液体供給機構。 - 前記タンクの前記突出部固定部が設けられている面から前記タンクの外側に突出するように設けられている、前記突出部が前記突出部固定部に挿入されている状態の前記ボトルを支持するための支持部をさらに有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体供給機構。
- 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容部を有するタンクと、前記液体吐出ヘッドと前記タンクとを接続しているチューブと、を有する液体吐出装置であって、
前記タンクは、使用時の姿勢で鉛直方向上方部分に、上方に向かって先細りになる傾斜面を備えるとともに、前記傾斜面に対して設けられ、液体を収容するボトル部と前記ボトル部から突出する突出部とを有するボトルの前記突出部が挿入され、前記突出部から前記液体収容部に液体が注入されることが可能な液体注入口を有し、
前記ボトルの前記突出部は、第1の外径F1を有し先端にノズル部を有する第1の突出部分と、前記第1の突出部分よりも前記ボトル部側に位置し、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さい外径F2を有する第2の突出部分と、を有しており、
前記タンクの前記液体注入口は、前記タンクの外壁に対して立設して設けられた壁部を備えるとともに、前記ボトルの前記第1の突出部分の外径F1よりも大きい開口幅T1を有し、前記突出部が挿入される突出部挿入部と、該突出部挿入部に隣接して連続的に設けられており、前記第1の突出部分の外径F1よりも小さく、前記第2の突出部分の外径F2よりも大きい開口幅T2を有しており、さらに前記ボトルの前記第1の突出部分が前記突出部挿入部を通過して前記液体収容部の内部に進入した状態で、前記ボトルを前記壁部に沿ってスライドさせることで前記第2の突出部分が入り込む突出部固定部と、を有しており、
前記ボトルを前記タンクの前記突出部固定部に対して装着した状態では、前記ボトルの前記第2の突出部分と前記タンクの前記突出部固定部の内周とが当接することで前記ボトルは前記タンクに対して斜め下向きの姿勢で保持されることを特徴とする、液体吐出装置。 - 前記液体注入口の前記ボトルの挿入方向奥側には、前記突出部挿入部から挿入された前記ボトルの前記第1の突出部分と当接する案内傾斜面が設けられており、前記案内傾斜面は、前記ボトルの挿入によって前記第1の突出部分の先端が前記案内傾斜面に当接し、さらに前記ボトルを挿入するにしたがって前記第1の突出部分の先端が前記案内傾斜面に沿って摺動して、前記ボトルが前記突出部挿入部から前記突出部固定部に案内されるように傾斜している、請求項6に記載の液体吐出装置。
- 前記液体収容部は所定の姿勢に配置されて使用され、
前記使用された状態において、前記突出部固定部の中心点は、前記所定の姿勢の鉛直方向において前記突出部挿入部の中心点と同じ高さの位置にある、請求項6または7記載の液体吐出装置。 - 前記液体収容部は所定の姿勢に配置されて使用され、
前記使用された状態において、前記突出部固定部の中心点は、前記所定の姿勢の鉛直方向において前記突出部挿入部の中心点よりも低い位置にある、請求項6または7に記載の液体吐出装置。 - 前記タンクの前記突出部固定部が設けられている面から前記タンクの外側に突出するように設けられている、前記突出部が前記突出部固定部に挿入されている状態の前記ボトルを支持するための支持部をさらに有する、請求項6から9のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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