JP6890853B2 - 製袋機 - Google Patents

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Description

本発明は、洋式封筒を製作する製袋機に関する。
一般的形態の「洋式封筒」は、横長の長方形を有しており且つ封じ口が長辺に形成されている。洋式封筒を製作する際には、例えば、図23に示されるように、用紙100の後方面部102の両側の折り返した片部103に糊を塗布し、前方面部101を折り返して片部103に圧着させている。
特許第4341504号 特開平1−133867号公報 実公平3−33730号公報 特許第3401237号
しかしながら、従来では、前方面部101を片部103に圧着させる際に、片部103がプレスローラ(図示せず)に沿って曲げられていた。それ故、図24に示されるように、片部103の折り目1031の部分に、しわ109が出来ていた。したがって、得られた洋式封筒は、見映えが悪かった。
本発明は、見映えの良い洋式封筒を製作できる製袋機を提供することを、目的としている。
本発明は、前方面部と後方面部と前記後方面部の両側に張り出した糊代用片部とからなる平面状の用紙を、搬送面に沿って搬送しながら加工することによって、洋式封筒を製作する、製袋機であって、
前記片部を前記搬送面上にて前記後方面部の表面に合わせるように内側に折り返す、第1折り部と、
折り返された前記片部の表面に糊を塗布する、糊塗布部と、
前記前方面部を、前記後方面部及び折り返された前記片部の、表面に、合わせるように、後方へ折り返すとともに、前記前方面部の両縁部を前記片部に接合させる、第2折り部と、
を備えており、
前記第2折り部は、前記第1折り部で折り返された前記片部を、前記第1折り部の前記搬送面と同一平面を構成する搬送面のみに沿って、搬送するように、構成されている、
ことを特徴としている。
本発明の製袋機によれば、折り返された片部を、第2折り部において、第1折り部の搬送面と同一平面を構成する搬送面のみに沿って、搬送するので、折り返された片部が第2折り部において湾曲するのを排除できる。したがって、折り返された片部にしわができるのを防止でき、その結果、見映えの良い洋式封筒を得ることができる。
本発明の一実施形態の製袋機を搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。 図1の製袋機を搬送方向下流且つ上方から見た斜視図である。 図1の製袋機の断面図である。 図1の製袋機で加工される用紙の最初の状態を示す平面図である。 図4の用紙が折り加工された状態を示す平面図である。 図5の用紙が折り加工された状態を示す平面図である。 第1折り部の右側の折り装置の斜視図である。 図7のVIII矢視略図であり、折り返す前の状態を示す図である。 図7の折り装置の内部を図7の反対側から見た斜視図である。 折り装置のフラップ板の回動機構の要部拡大斜視図である。 図10のXI−XI断面図である。 図8に相当する図であり、折り返した後の状態を示す図である。 糊塗布部の右側の塗布装置の斜視図である。 第2折り部を搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。 駆動機構の図示が省略された第2折り部を示す斜視図である。 図15のXVI矢視図であり、切替ゲート板が案内位置にある状態を示す図である。 図16に相当する図であり、切替ゲート板が退避位置にある状態を示す図である。 駆動機構及び搬送ローラ対の図示が省略された第2折り部を示す斜視図である。 第2折り部の近傍に配置された搬送ローラ対を示す側面図である。 第2折り部における用紙の加工の様子を示す図である。 図20に続く用紙の加工の様子を示す図である。 図21に続く用紙の加工の様子を示す図である。 洋式封筒の製作途中の状態を示す斜視図である。 従来の製袋機で製作された洋式封筒の不具合を示す斜視部分図である。
図1〜図3は、本発明の一実施形態の製袋機10を示している。図1は、製袋機10を搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。図2は、製袋機10を搬送方向下流且つ上方から見た斜視図である。図3は、製袋機10の断面図である。製袋機10は、搬送方向上流側から順に、給紙部1、第1クリース加工部2、第1折り部3、第2クリース加工部4、糊塗布部5、第2折り部6、及び排紙部7を、装置本体10Aに備えている。糊塗布部5は、糊タンク50を有している。
製袋機10は、図4に示されている平面状の用紙100を、搬送しながら図5及び図6に示されるように加工することによって、洋式封筒90を製作するようになっている。用紙100は、前方面部101と、後方面部102と、後方面部102の両側に張り出した糊代用片部103と、からなっている。用紙100は、図5に示されるように、後方面部102と片部103との境界線である第1折り目111で、折り加工され、更に、図6に示されるように、前方面部101と後方面部102との境界線である第2折り目112で、折り加工されるようになっている。第1折り目111で折り返された片部103の表面には、糊が塗布される。そして、第2折り目112で折り返された前方面部101は、その両縁部が片部103に接合される。なお、第1折り目111は、搬送方向に沿っている。第2折り目112は、搬送方向に対して直交した方向(すなわち幅方向)に沿っている。
[給紙部1]
給紙部1は、傾斜している給紙トレイ11と、搬送ローラ12と、を有している。搬送ローラ12は、給紙トレイ11上に載置された用紙100を1枚ずつ搬送方向下流へ送り出すようになっている。
なお、製袋機10では、搬送ローラ12の他に、4つの搬送ローラ対81、82、83、84を備えている。4つの搬送ローラ対は、用紙が搬送される搬送面200を構成しており、搬送面200は、搬送ローラ12から搬送ローラ対84に至るまで、同一平面である。
[第1クリース加工部2]
第1クリース加工部2は、用紙100の第1折り目111(図4)にクリースを形成するようになっている。第1クリース加工部2としては、公知の機構を採用できる。
[第1折り部3]
第1折り部3は、幅方向両側に対向して配置された1対の折り装置3A、3Bからなっている。図7は、右側に配置された折り装置3Aを示しており、装置3Aを搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。なお、装置3Aと装置3Bとは、左右対称の構成を有している。
折り装置3Aは、図7に示されるように、搬送方向に沿った軸31の回りを回動するフラップ板32を有している。フラップ板32は、図7のVIII矢視略図である図8に示されるように、水平面上を180度回動するように設けられている。図9は、装置3Aの内部を図7の反対側から見た斜視図であり、フラップ板32の回動機構300を示している。
回動機構300は、モータ301と、第1プーリー302と、伝達ベルト303と、第2プーリー304と、回転ギヤ305と、揺動ギヤ306と、スライド軸307と、スライド受部308と、を有している。伝達ベルト303は、第1プーリー302と第2プーリー304とに掛け渡されている。第2プーリー304及び回転ギヤ305は、回転軸311に支持されている。揺動ギヤ306は、軸312に支持されている。図10は、回動機構300の要部拡大斜視図である。スライド軸307は、揺動ギヤ306の上端部において左右両側に突出している。スライド受部308は、スライド軸307をスライド溝3081で受けている。スライド溝3081は、フラップ板32に対して平行である。図11は、図10のXI−XI断面図である。回動機構300は、次のように作動するようになっている。すなわち、モータ301が作動すると、第1プーリー302、伝達ベルト303、及び第2プーリー304を経て、回転ギヤ305が回転する。回転ギヤ305が回転すると、揺動ギヤ306が揺動し、フラップ板32が回動する。すなわち、図11に示されるように、回転ギヤ305がR1方向に回転すると、揺動ギヤ306がR3方向に揺動し、スライド軸307がスライド受部308内を移動し、その結果、フラップ板32がR5方向に回動する。逆に、回転ギヤ305がR2方向に回転すると、揺動ギヤ306がR4方向に揺動し、スライド軸307がスライド受部308内を移動し、その結果、フラップ板32がR6方向に回動する。したがって、回動機構300によれば、フラップ板32を、図8に示されるように、水平面上で180度回動させることができる。これにより、折り装置3Aによれば、図12に示されるように、幅方向外側に位置している状態のフラップ板32上に載せられた用紙100の片部103を、フラップ板32をR5方向に回動させることによって、後方面部102の表面に合わせるように、内側に折り返すことができる。
[第2クリース加工部4]
第2クリース加工部4は、用紙100の第2折り目112(図5)にクリースを形成するようになっている。第2クリース加工部4としては、公知の機構を採用できる。
[糊塗布部5]
糊塗布部5は、幅方向両側に対向して配置された1対の塗布装置5A、5Bからなっている。図13は、右側に配置された塗布装置5Aを示しており、装置5Aを搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。なお、装置5Aと装置5Bとは、左右対称の構成を有している。
塗布装置5Aは、ノズル部51と、位置設定機構52と、上下駆動機構53と、を有している。
(a)ノズル部51は、糊を塗布できるようになっている。具体的には、ノズル部51は、ノズル511と、本体512と、連結部513と、を有している。ノズル511は、本体512の下端に設けられており、連結部513は、本体512の上端に設けられている。本体512に対するノズル511の上下位置は、ねじ514、515によって調節できるようになっている。連結部513には、糊タンク50に繋がったチューブ501(図1)が連結されている。
(b)位置設定機構52は、ノズル部51の幅方向位置を調節できるようになっている。具体的には、位置設定機構52は、側壁部521と上壁部522とを有している。側壁部521は、上下に配置された2個の貫通孔5211、5212を有している。上の貫通孔5211には、スライド軸523(図2)が貫通しており、下の貫通孔5212にはスライド軸524(図2)が貫通している。スライド軸523、524は、装置本体10Aにおいて幅方向に延びている。上壁部522は、上のスライド軸523に対してねじ止めするための2個のねじ5221、5222を、有している。位置設定機構52は、側壁部521を貫通しているスライド軸523、524に沿って、装置5Aすなわちノズル部51を手動で移動させて、上壁部522のねじ5221、5222によってねじ止めすることにより、装置5Aすなわちノズル部51を所望の幅方向位置で固定できる。
(c)上下駆動機構53は、ノズル部51を上下に移動できるようになっている。具体的には、上下駆動機構53は、次のように作動するようになっている。すなわち、モータ531が作動すると、3つのギヤ532、533、534を経て、垂直軸535が回転する。垂直軸535には螺旋状線体536が外嵌しているので、垂直軸535が回転すると、線体536も回転する。一方、ノズル部5の本体512は、垂直軸537に設けられたスプリング538によって、常時、下方に付勢されているので、本体512の側面から突出している凸部539は、線体536に上方から当接している。したがって、線体536が回転すると、線体536に沿って、凸部539が上下動し、すなわち、ノズル部51が上下動する。
[第2折り部6]
図14は、第2折り部6を搬送方向上流及び上方から見た斜視図である。第2折り部6は、搬送ローラ対83と、プレスローラ対61と、スイッチバックガイド板62と、切替ゲート板63と、を備えている。切替ゲート板63は、駆動機構64に連結されている。図15は、駆動機構64の図示が省略された第2折り部6を示す斜視図である。図16は、図15のXVI矢視図である。
(a)搬送ローラ対83は、スイッチバックガイド板62及び切替ゲート板63よりも搬送方向上流側に位置しており、糊塗布部5よりも搬送方向下流側に位置している。上ローラ831の幅方向長さは、下ローラ832の幅方向長さよりも短くなっており、上ローラ831は、搬送される用紙100の折り返された片部103に接しないようになっている。
(b)プレスローラ対61は、スイッチバックガイド板62の入口及び切替ゲート板63よりも搬送方向下流側に位置している。なお、搬送ローラ対83とプレスローラ対61とで構成される搬送面200は、同一平面である。
(c)スイッチバックガイド板62は、搬送面200から、斜め上方に向けて且つ搬送方向下流に向けて、傾斜している。ガイド板62は、2枚のプレート621、622が隙間を隔てて重ね合わされて構成されている。その隙間は、1枚の用紙100が挿入される間隔である。また、ガイド板62には、隙間に挿入された用紙100の前方面部101が突き当たるストッパ623が、設けられている。ストッパ623は、上側のプレート621の長孔6211に沿って所定距離の範囲内で任意の位置に固定できるように設けられている。プレスローラ対61のニップ部610からストッパ623までの距離L1(図22)は、用紙100の前方面部101の搬送方向長さX1(図5)と同じに設定されている。下側のプレート622の上流側部分6221は、プレスローラ対61の上ローラ611の周面に沿って湾曲している。
(d)切替ゲート板63は、スイッチバックガイド板62の入口に配置されており、支持軸631回りに回動するようになっている。切替ゲート板63は、支持軸631回りに回動することによって、図16に示されるように、搬送されて来た用紙100に干渉して用紙100をガイド板62へ案内する案内位置と、図17に示されるように、搬送されて来た用紙100に干渉しない退避位置と、の間で切り替えられるようになっている。図18は、駆動機構64及び搬送ローラ対83の図示が省略された第2折り部6を示す斜視図である。図18に示されるように、切替ゲート板63は、ガイド板62と略同じ幅方向長さを有している。駆動機構64(図14)は、次のように作動するようになっている。すなわち、モータ641が作動すると、第1プーリー642及び伝達ベルト643を経て、第2プーリー644が回動する。第2プーリー644には、支持軸631が連結されているので、第2プーリー644が回動すると、切替ゲート板63が回動する。
[排紙部7]
排紙部7は、搬送ローラ対84と排紙トレイ71とを有している。搬送ローラ対84は、排出ローラとして作動するように設けられている。具体的には、搬送ローラ対84は、図19に示されるように、第2折り部6のプレスローラ対61の近傍且つ搬送方向下流に、配置されている。排紙トレイ71は、搬送面200よりも下方の位置から斜め上方に向けて且つ搬送方向下流に向けて、傾斜している。
次に、前記構成の製袋機10の作動について説明する。
まず、図4に示されている用紙100を給紙トレイ11上に載置する。このとき、前方面部101は搬送方向下流側に位置している。そして、スイッチ(図示せず)をオンして、作動を開始する。
(1)給紙トレイ11上の用紙100は、搬送ローラ12によって搬送方向下流へ送り出され、第1クリース加工部2を通過する。その際、第1クリース加工部2が作動して、用紙100の第1折り目111にクリースが形成される。これにより、片部103は、内側へ折り返しやすくなる。
(2)クリースが形成された用紙100は、第1折り部3において停止する。このとき、第1折り部3の両装置3A、3Bのフラップ板32は、幅方向外側に位置しており、用紙100の両側の片部103は、フラップ板32上に載っている。次いで、回動機構300が作動して、フラップ板32が内側へ回動し、これにより、片部103が第1折り目111にて内側へ折り返されて後方面部102の表面に合わされる。その後、フラップ板32は、外側に回動する。そして、搬送ローラ対81によって、片部103が折り返された用紙100が搬送方向下流へ搬送される。外側に回動したフラップ板32は、次の用紙100が来るまで、その状態に維持される。なお、フラップ板32が内側に回動した状態で、片部103が折り返された用紙100が搬送方向下流へ搬送され、次の用紙100が搬送されて来る前に、フラップ板32が外側へ回動するように作動してもよい。
(3)搬送ローラ対81によって搬送されて来た用紙100は、第2クリース加工部4において停止する。このとき、用紙100の第2折り目112は、第2クリース加工部4のクリース刃の直下に位置している。そして、第2クリース加工部4が作動して、第2折り目112にクリースが形成される。これにより、前方面部101は、搬送方向上流側へ折り返しやすくなる。
(4)第2折り目112にクリースが形成された用紙100は、搬送ローラ対82によって搬送方向下流へ搬送され、糊塗布部5を通過する。糊塗布部5においては、折り返された片部103の通過が開始する時に、両装置5A、5Bのノズル部51が下方に移動して、片部103の表面にノズル511が当接し、片部103の通過が終了する時に、ノズル部51が上方へ移動して、片部103の表面からノズル511が離れる。これにより、折り返された片部103の表面に糊が塗布される。なお、折り返された片部103は、ノズル511の搬送方向上流に位置している搬送ローラ対82によって、押圧された状態で、又は、押圧された後に、ノズル511を通過する。よって、ノズル511による糊塗布作業を、安定して行うことができる。
(5)片部103に糊が塗布された用紙100は、搬送ローラ対83によって第2折り部6へ搬送される。このとき、切替ゲート板63は、干渉位置(図16)に設定されている。それ故、図20に示されるように、用紙100は、切替ゲート板63によってガイド板62へ案内され、ガイド板62の隙間へ挿入されていき、ストッパ623に突き当たる。なお、プレスローラ対61のニップ部610からストッパ623までの距離L1(図22)が、前方面部101の搬送方向長さX1(図5)と同じに設定されているので、用紙100がストッパ623に突き当たった時における後方面部102は、搬送面200上に位置しており、すなわち、折り返された片部103は、平面である搬送面200上に位置している。
なお、搬送ローラ対83の上ローラ831は、片部103の表面に接触しない幅寸法に設定されているので、片部103に塗布された糊が搬送ローラ対83に付着することはない。
(6)ストッパ623に突き当たった用紙100は、搬送ローラ対83によって、更に搬送方向下流へ搬送されようとする。その結果、図21に示されるように、用紙100は、第2折り目112の部分にて撓んでいき、その撓み部すなわち第2折り目112がプレスローラ対61のニップ部610に挟み込まれて、下流に搬送されて行く。そして、図22に示されるように、前方面部101全体が折り返されて後方面部102の表面に合わされていき、その際、前方面部101の両縁部が片部103に接合される。これにより、洋式封筒が得られる。
なお、糊塗布部5のノズル511がプレスローラ対61のニップ部610から距離L2の位置に配置されており、距離L2は片部103の搬送方向長さX2(図5)より短く設定されている。それ故、折り返された片部103は、ノズル511によって浮き上がりを抑制された状態で、すなわち、安定した状態で、ニップ部610に進入していく。
更に、用紙100が図21及び図22に示されるように折り返される時でも、後方面部102すなわち折り返された片部103は、平面である搬送面200上を搬送されている。
前記構成の製袋機10によれば、次のような効果を発揮できる。
(a)第2折り部6において、用紙100がストッパ623に突き当たるまでの間、及び、用紙100が突き当たった後に前方面部101全体が折り返されて後方面部102の表面に合わされていくまでの間、折り返された片部103を、第1折り部3の搬送面200と同一平面である搬送面200のみに沿って搬送できる。すなわち、折り返された片部103が第2折り部6において湾曲するのを排除できる。したがって、図24に示されるような、しわ109ができるのを防止でき、その結果、見映えの良い洋式封筒90を得ることができる。
(b)プレスローラ対61のニップ部610から糊塗布部5のノズル511までの距離L2が、片部103の搬送方向長さX2より短く設定されているので、糊塗布部5による作業と第2折り部6による作業とを略同時に実行できる。したがって、製袋機10の搬送方向長さを短縮して小型化を図ることができるとともに、製袋機10の作業性を向上できる。
(c)第1クリース加工部2によって第1折り目111にクリースを形成するので、第1折り部3による折り加工を円滑に実行できる。
(d)第1折り部3のフラップ板32の回動によって片部103を折り返すので、片部103を、短時間で且つ確実に且つ均一に、折り返すことができる。
(e)第2クリース加工部4によって第2折り目112にクリースを形成するので、第2折り部6による折り加工を円滑に実行できる。
本発明の製袋機10は、次のような変形構成を1つ以上任意に採用してもよい。
(1)第1クリース加工部2及び/又は第2クリース加工部4は、必須ではない。
(2)第1折り部3が、フラップ板32を回動させる構造以外の構造を、有している。
(3)糊塗布部5が、第2折り部6の近傍ではなく、第2折り部6から大きく離れて位置している。
なお、本発明の製袋機が製作できる洋式封筒は、一般的形態の洋式封筒だけでなく、前方面部101を折り返して後方面部102の折り返された片部103に接着させることによって形成できる形態の封筒であれば、そのような封筒も含んでいる。
本発明の製袋機は、見映えの良い洋式封筒を製作できるので、産業上の利用価値が大である。
1 製袋機 2 第1クリース加工部 3 第1折り部 31 軸 32 フラップ板
4 第2クリース加工部 5 糊塗布部 6 第2折り部 61 プレスローラ対
62 スイッチバックガイド板 63 切替ゲート板 83 搬送ローラ対
90 洋式封筒 100 用紙 101 前方面部 102 後方面部 103 片部
200 搬送面

Claims (5)

  1. 前方面部と後方面部と前記後方面部の両側に張り出した糊代用片部とからなる平面状の用紙を、搬送面に沿って搬送しながら加工することによって、洋式封筒を製作する、製袋機であって、
    前記片部を前記搬送面上にて前記後方面部の表面に合わせるように内側に折り返す、第1折り部と、
    折り返された前記片部の表面に糊を塗布する、糊塗布部と、
    前記前方面部を、前記後方面部及び折り返された前記片部の、表面に、合わせるように、後方へ折り返すとともに、前記前方面部の両縁部を前記片部に接合させる、第2折り部と、
    を備えており、
    前記第2折り部は、搬送方向上流側に配置された搬送ローラ対と、搬送方向下流側に配置されたプレスローラ対と、両ローラ対の間から斜め上方且つ搬送方向下流に延びているスイッチバックガイド板と、前記スイッチバックガイド板の入口に配置された切替ゲート板と、を備えており、
    前記スイッチバックガイド板は、前記搬送ローラ対によって搬送されて来た前記用紙の前記前方面部が、挿入されて突き当たるようになっており、
    前記搬送ローラ対は、前記前方面部が突き当たった状態の前記用紙の、前記後方面部を、更に搬送するようになっており、
    前記プレスローラ対は、前記後方面部が更に搬送されることによって前記前方面部と前記後方面部との境界に生成した撓み部を、挟み込んで搬送し、それによって、前記前方面部を、後方へ折り返すようになっており、
    前記搬送ローラ対と前記プレスローラ対とで構成される搬送面は、同一平面となっており、
    前記切替ゲート板は、前記用紙に干渉して前記用紙を前記スイッチバックガイド板に案内する案内位置と、前記用紙に干渉しない退避位置と、の間で切り替えられるようになっており、
    前記第2折り部は、前記撓み部を前記プレスローラ対に挟み込む際に、前記第1折り部で折り返された前記片部が、前記プレスローラ対よりも搬送方向上流側の前記搬送面上に位置しているように、構成されており、
    前記第2折り部は、前記用紙が前記スイッチバックガイド板において突き当たるまでの間、及び、前記用紙が突き当たった後に前記プレスローラ対が前記前方面部を後方へ折り返して前記後方面部及び折り返された前記片部の、表面に、合わせる間、前記第1折り部で折り返された前記片部を前記搬送面のみに沿って搬送するように、構成されている、
    ことを特徴とする製袋機。
  2. 前記糊塗布部は、前記搬送ローラ対よりも搬送方向上流側に、且つ、前記第1折り部で折り返された前記片部が前記糊塗布部によって浮き上がりを抑制された状態で前記プレスローラ対に挟み込まれる位置に、配置されている、
    請求項記載の製袋機。
  3. 更に、前記第1折り部の搬送方向上流側に第1クリース加工部を備えており、
    前記第1クリース加工部は、前記片部を折り返すための第1折り目にクリースを形成するようになっている、
    請求項1又は2に記載の製袋機。
  4. 更に、前記第2折り部の搬送方向上流側に第2クリース加工部を備えており、
    前記第2クリース加工部は、前記前方面部を折り返すための第2折り目にクリースを形成するようになっている、
    請求項1〜のいずれか一つに記載の製袋機。
  5. 前記第1折り部は、搬送方向に沿って延びた軸の回りを回動するフラップ板を、有しており、前記フラップ板を前記片部に下方から当接させて回動させることによって、前記片部を折り返すようになっている、
    請求項1〜のいずれか一つに記載の製袋機。
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