JP6890566B2 - 便器洗浄用給水装置 - Google Patents
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Description
便器102は、立壁面f2に近接した床面f1上に設置されている。便器102の上部には、便座(図示せず)及び便蓋103が回動可能に取り付けられている。
タンクカバー104は、便器102の後方側に取り付けられ、洗浄タンク2の外側を覆う。
図2及び図3に示すように、便器洗浄装置1は、タンクとしての洗浄タンク2と、給水側の設備としてボールタップ給水栓3、フロート4、吐水管5及びオーバーフロー管6と、を有する。
また、便器洗浄装置1は、洗浄タンク2の下部に形成される排水口22に設けられた排水弁7と、排水弁7から上方へ延びる玉鎖71とを有する。
また、便器洗浄装置1は、排水弁7に接続されて、便器102に洗浄水を供給するレバーアーム8及びハンドル9を有する。
玉鎖71は、排水弁7に接続され、玉鎖71が上方に引き上げられると、排水弁7が開き、排水口22から洗浄タンク2に貯留された洗浄水を流すように構成されている。
フロート4は、図4に示すように、洗浄タンク2内の洗浄水の水位に伴って上下に移動する。フロート4は、フロート本体41と、アーム部42と、軸部43と、ガイド部44と、を有する。
フロート本体41は、プラスチック製の円筒体である。
軸部43は、フロート本体41から上下に移動可能に配置される。軸部43は、下端がフロート本体41に接続される。
アーム部42は、下端が軸部43に接続され、フロート本体41の上下移動に伴って縮んだり伸びたりするように屈曲している。アーム部42の先端には、後述するパイロット弁33の一部を構成するシール部332が取り付けられる。アーム部42は、フロート本体41の上下移動に伴って、先端のシール部332が、以下に説明するボールタップ給水栓3の下流端37に配置されるパイロット孔331を開閉するように配置される。
ガイド部44は、軸部43の上部に配置され、内部を軸部43が摺動可能に方形筒状に形成されている。ガイド部44は、ボールタップ給水栓3の端部に接続され、軸部43の洗浄タンク2における幅方向の移動を規制するとともに、軸部43の上下方向の移動を案内する。
図5Aに示すように、ボールタップ給水栓3は、一次側流路31と二次側流路32と、パイロット弁33の一部を構成するパイロット孔331と、ダイヤフラム弁34と、流速規制部35と、を有する。
パイロット孔331は、図4に示すように、ボールタップ給水栓3の下流端37を貫通して形成される管状の貫通孔である。パイロット孔331の周囲には、下流端37から外側に突出する弁座が形成されている。パイロット孔331は、フロート4の昇降に伴って、アーム部42の上端に設けられるシール部332よって開閉される。
ダイヤフラム弁34は、図5Aに示すように、径方向の外側で、以下に説明する一次側流路31に対向する位置に、対向部34aを有する。対向部34aは、ダイヤフラム弁34がボールタップ給水栓3に設置された状態で、洗浄タンク2の後壁2b側で、かつ一次側流路31を構成する管の上下方向の中央部(図4における上下方向の中央部、切断面が異なるため図4には図示されていない)に位置している。
一次側流路31は、図5B〜図5Eに示すように、ボールタップ給水栓3の上流端と下流端37の間の中間部から下流側で徐々に狭まっており、下流側ほど流路幅が狭くなる幅狭部30を有している。
一次側流路31は、曲面形状部30aに対向する側の内壁は直線状に延びるが、曲面形状部30aの下流側、図5Cで示す位置より下流側かつ図5Dに示す位置より上流側で、一次側流路31内における洗浄タンク2の後壁2b側の内壁が拡径し、段差部30bが形成される(図5A参照)。
なお、一次側流路31には、リブ351に直交し、一次側流路の上下方向にのびる強化壁353が、一次側流路31及びリブ351の強度を上げるために配置されている。強化壁353は、一次側流路31における内壁の上下方向の一方から他方まで延びるように形成されている。
一次側流路31は、下流側に位置する曲面形状部30aから徐々に幅狭になる幅狭部30が形成されているので、一次側流路31の流速が早くなる。曲面形状部30aに沿って洗浄水が流れることにより、図5Aに示すように、幅が狭まって移動した一次側流路31の上部の水が、ダイヤフラム弁34の片側で、一次側流路31の下流端に対向する対向部34aに向けて集中的に流れる。しかし、本実施形態では、一次側流路31の下流端側における曲面形状部30aよりも上流側に、曲面形状部30aの膨出方向に延びるリブ351が形成されている。洗浄水は、リブ351の厚み部分351bにぶつかって方向が変わることにより、流速が若干低下する。さらに、厚み部分351bによって分割された流れがリブ351の平面部分351aに沿って流れてダイヤフラム弁34に流れ込むことによっても、流速が若干低下する。ダイヤフラム弁34の対向部34aに向かって流れ込む部分の流速は好適に低下するが、一次側流路31の幅を部分的に狭め、曲面形状部30aを形成することにより、全体としてボールタップ給水栓3内の流量及び流速は向上する。
本実施形態では、便器洗浄装置1を、洗浄水を貯水する洗浄タンク2と、洗浄タンク2の上部に配置され、洗浄タンク2に洗浄水を供給するボールタップ給水栓3と、を含んで構成した。また、ボールタップ給水栓3を、給水管21から洗浄水が供給される一次側流路31と、一次側流路31の下流端に配置されるダイヤフラム弁34と、ダイヤフラム弁34の下流に配置され洗浄タンク2洗浄水を供給する二次側流路32と、を含んで構成した。また、一次側流路31の下流側に、上流側よりも幅の狭い幅狭部30を形成し、幅狭部30を、内側に突出して形成され洗浄水の流速を抑制する流速規制部35を含んで構成した。
一次側流路31の下流側に幅狭部30が形成されているので、幅が狭まった位置での流速が上がり、ボールタップ給水栓3内の流速が上がることで、大流量の洗浄水を迅速に流すことができる。一方、一次側流路31内に、流速規制部35を設けたため、ダイヤフラム弁34に流れ込む位置における洗浄水の流速を抑制することができる。これにより、一次側流路31からダイヤフラム弁34に洗浄水が流れるときに、流れ込む部分の流速を抑えることで、ダイヤフラム弁34が傾くことを防止し、ダイヤフラム弁34を押し上げる力を均して、ダイヤフラム弁34の耐久性を向上させることができる。
例えば、上記実施形態では、流速規制部35をリブにより構成したが、これに限られない。図6は、他の実施形態におけるボールタップ給水栓の部分断面斜視図である。図6に示すように、流速規制部35を、一次側流路31における曲面形状部30aに対向する内壁(洗浄タンク2の後壁2b側の内壁)から内側に向かって突出する凸部352により構成してもよい。あるいは、流速規制部35は、リブ351を含むとともに追加的に凸部352を有してもよい。
2 洗浄タンク(タンク)
3 ボールタップ給水栓
30 幅狭部
30a 曲面形状部
31 一次側流路
32 二次側流路
34 ダイヤフラム弁
35 流速規制部
37 下流端
351 リブ
352 凸部
Claims (7)
- 洗浄水を貯水するタンクと、
前記タンクの上部に配置され、前記タンクに洗浄水を供給するボールタップ給水栓と、を有する便器洗浄装置であって、
前記ボールタップ給水栓は、
給水管から洗浄水が供給される一次側流路と、
前記一次側流路の下流端に配置されるダイヤフラム弁と、
前記ダイヤフラム弁の下流に配置され前記タンクへ洗浄水を供給する二次側流路と、を備え、
前記一次側流路の下流側には、上流側よりも幅の狭い幅狭部が形成され、
前記幅狭部は、内側に突出して形成され洗浄水の流速を抑制する流速規制部を備える便器洗浄装置。 - 前記一次側流路は、前記ボールタップ給水栓の略円筒形状の中空部に形成され、
前記幅狭部は、前記一次側流路における径方向外側に配置され、
前記幅狭部を通過した前記一次側流路を流れる水は、前記ダイヤフラム弁の径方向外側へ向けて流れる、請求項1に記載の便器洗浄装置。 - 前記幅狭部は、内側に膨出する曲面形状部を含んで構成される請求項1又は2に記載の便器洗浄装置。
- 前記流速規制部は、前記曲面形状部が膨出する膨出方向に延びるように配置される板状のリブにより構成される請求項3に記載の便器洗浄装置。
- 前記流速規制部は、前記曲面形状部に対向する内壁から内側に向かって突出する凸部により構成される請求項3に記載の便器洗浄装置。
- 前記一次側流路の上流側に、前記ダイヤフラム弁に対向して定流量弁が配置され、
前記ダイヤフラム弁の下流側の端部及び前記定流量弁の下流側の端部は、略平行に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の便器洗浄装置。 - 便器と、
前記便器の洗浄を行う洗浄水の貯水及び供給を行う請求項1〜6に記載の便器洗浄装置と、を有する便器装置。
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JP2018086999A JP6890566B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 便器洗浄用給水装置 |
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JP2019190220A JP2019190220A (ja) | 2019-10-31 |
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JP2018086999A Active JP6890566B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 便器洗浄用給水装置 |
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2018
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