JP6168299B2 - 水洗大便器装置 - Google Patents
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Description
このスロート管106の途中には、開閉膜114とこの開閉膜114の開閉を行うフロート116が取り付けられている。フロート116は水位WLの上下動に連動して上下動するようになっている。
一方、便器本体の洗浄が完了すると、フロート116が下降して開閉膜114が図14に示すようにスロート管106内の流路を閉じ、これにより、スロート管106内の流路が半開き状態となる。この状態で、ノズル104から洗浄水が供給され且つ流入口108からスロート管106内に洗浄水が吸引されるので、これらの合計洗浄水量Q1+Q2(=Q3+Q4)の一部の洗浄水量Q3は、貯水タンク102内に戻され貯水されるが、洗浄水量Q1+Q2の残りの洗浄水量Q4は、開閉膜114を通過して、リム水路112に流れ、補給水として、便器本体に供給されるようになっている。
また、従来の特許文献1の洋便器(水洗大便器装置)において、大洗浄と小洗浄を切換えて洗浄する場合に、大洗浄のときには、洗浄終了後の貯水タンク内への洗浄水の供給量を増加させる必要があるので、この場合には、補給水量も増加する。一方、小洗浄のときには、洗浄終了後の貯水タンク内への洗浄水の供給量を低減させるので、補給水量も低減する。このように、大洗浄のときには、補給水量が多すぎて無駄水となってしまい、小洗浄のときには、補給水量が不足するといった問題が生じる。
このように構成させた本発明においては、ジェットポンプ作用を利用して、ジェットノズルからスロート管内に噴射される洗浄水とスロート管内に流入する貯水タンク内の洗浄水が便器本体に供給されて便器本体のボウル部が洗浄され、このボウル部の洗浄後、貯水タンク内に貯水された洗浄水の一部を補給水供給手段により便器本体の導水路に補給水として供給される。本発明によれば、この補給水供給手段により、貯水タンク内の止水水位の高さ位置と補給水供給口の高さ位置の間にある洗浄水を補給水供給口に流入させ便器本体の導水路に供給するようになっているので、給水源である水道水圧の影響を受け難く、従来技術のように無駄な補給水を供給したり、補給水が不足することがなく、安定した補給水の供給が可能となる。
また、本発明においては、補給水供給手段の位置調整手段により、補給水供給口の高さ位置を調整することができる。その結果、本発明によれば、水洗大便器装置の設置環境(配管条件等)によりボウル部の溜水量が規定値より増減する場合があっても、補給水量を変更することが可能でるので、無駄な補給水を供給したり、補給水が不足するといった問題が生じることもない。
さらに、本発明においては、補給水供給手段の補給水供給口の高さを可撓性の導水管により調整するようにしているので、簡易な構造により、補給水供給手段の補給水供給口の高さを調整することができる。
このように構成された本発明においては、スロート管が上昇管と下降管を備え、補給水供給手段の補給水供給口により、貯水タンク内に貯水された洗浄水の一部を下降管内部に流入させて便器本体へ補給水として供給するようにしたので、簡易な構造により、安定して、補給水を便器本体に供給することができる。
このように構成された本発明においては、スロート管内で最も圧力変動が小さく且つ安定している下降管の下端近傍に導水管の下端が接続されているので、スロート管内に生じるジェットポンプ作用に与える影響を小さくすることができる。
このように構成された本発明においては、大小洗浄切換機構により大洗浄と小洗浄を切換えることにより、使用者の好みに応じて、大洗浄と小洗浄を切換えることができるので、便器の使い勝手が向上すると共に、小洗浄により節水化に貢献できる。
先ず、図1及び図2により、水洗大便器装置の基本構造を説明する。図1は本発明の実施形態による水洗大便器装置を示す平面図であり、図2は図1のII−II線に沿って見た断面図である。
給水管路32の上流端には、外部の給水源から供給される洗浄水を止水するための止水栓40が設けられている。この止水栓40は、水洗大便器装置1の据付時などに給水源からの給水を止水するためのものであり、通常使用時は開状態に保持されている。
2 便器保体
4 給水装置
6 ボウル部
14 排水口
16 導水路
30 貯水タンク
32 給水管路
34 給水弁装置
36 ポンプユニット
38 手動レバー
42 スロート管
44 ジェットノズル
50 主弁座
52 主弁体
54 圧力室
56 第一穴
58 第二穴
60 第一バイロット弁
62 フロート
64 第二パイロット弁
65 駆動軸
66 繰換弁
68 フロート
70 大小洗浄切換機構
72 仕切壁
74 開口
76 開閉弁
78 鎖
80 補給水供給装置
82 補給水供給パイプ
84,90,94,99 補給水供給口
86 可撓性の導水管
88 取付金具
92 ホルダ金具
96 閉鎖部材
97 導水管
98 開閉弁
Claims (4)
- ジェットポンプ作用により洗浄水を便器本体に供給して洗浄する水洗大便器装置であって、
汚物を受けるボウル部と、このボウル部に洗浄水を導くための導水路とを備えた便器本体と、
この便器本体に供給する洗浄水を貯水する貯水タンクと、
少なくともその一部が上記貯水タンク内で水没した状態で配置されたジェットポンプユニットであって、このジェットポンプユニットは、その一端が上記便器本体の導水路の入口に接続され、その他端には吸引口が形成され、この吸引口が貯水タンク内の下部に位置するように配置されたスロート管と、このスロート管の吸引口に向けて洗浄水を噴射してジェットポンプ作用を誘発させるジェットノズルと、を備えた上記ジェットポンプユニットと、
上記ジェットポンプユニットのジェットノズルに給水源から洗浄水を供給するための給水弁装置と、
貯水タンク内に貯水された洗浄水の一部を上記便器本体の導水路に補給水として供給するための補給水供給口を備えた補給水供給手段と、を有し、
上記補給水供給手段は、上記給水弁装置が貯水タンク内の上記補給水供給口の下端の高さ位置よりも上方の止水水位まで貯水タンク内に給水したとき、この止水水位の高さ位置と補給水供給口の下端の高さ位置の間にある洗浄水を補給水供給口に流入させ上記便器本体の導水路に供給するようになっており、
上記補給水供給手段は、補給水供給口の高さ位置を調整可能な高さ位置調整手段を備え、この補給水供給手段の高さ位置調整手段は、その下端が上記スロート管の下降管に接続されその上端に補給水供給口が形成された可撓性の導水管と、この導水管の上部を上記スロート管の下降管の複数の高さ位置に保持可能なホルダ部と、を備えていることを特徴とする水洗大便器装置。 - 上記ジェットポンプユニットのスロート管は、吸引口から上方に延びる上昇管と、この上昇管の上端から下方に延びるその下端が上記便器本体の導水路の入口に接続される下降管と、を備え、
上記スロート管の下降管に、貯水タンク内に貯水された洗浄水の一部を下降管内部に流入させて上記便器本体へ補給水として供給するための上記補給水供給口を備えた上記補給水供給手段が設けられている請求項1に記載の水洗大便器装置。 - 上記補給水供給手段の高さ位置調整手段の導水管の下端は上記スロート管の下降管の下端近傍に接続されている請求項1に記載の水洗大便器装置。
- 更に、大洗浄及び小洗浄に必要な洗浄水量を切り換えるための大小洗浄切換機構であって、この大小洗浄切換機構は、上記貯水タンク内を上記ジェットノズル及びスロート管の吸引口を取り囲む空間と他の空間とを仕切りその上方が開放されている仕切壁と、この仕切壁の所定の高さ位置に形成された開口部と、この開口部を開閉するために上記仕切壁に取り付けられた開閉弁と、を備えている上記大小洗浄切換機構を有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
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JP2013205180A JP6168299B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 水洗大便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013205180A JP6168299B2 (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 水洗大便器装置 |
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Family Applications (1)
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JPS61184777U (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-18 | ||
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-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013205180A patent/JP6168299B2/ja active Active
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